JP3572315B2 - 探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3572315B2 JP3572315B2 JP16920399A JP16920399A JP3572315B2 JP 3572315 B2 JP3572315 B2 JP 3572315B2 JP 16920399 A JP16920399 A JP 16920399A JP 16920399 A JP16920399 A JP 16920399A JP 3572315 B2 JP3572315 B2 JP 3572315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaluation
- network resource
- evaluation criterion
- unit
- search space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Multi Processors (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の形態で相互接続されたLANおよびWAN上で提供されるネットワークリソースの中から、ユーザの要求と状況に応じてネットワークリソースを探索してサービス実行環境を構成する適応型ネットワーキングサービス環境において、ネットワークリソースの探索に先立ちユーザの満足度を可能な限り高めることが可能なネットワークリソースの探索空間を迅速に設定するために必要な探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ネットワーク上あるいはネットワークを介して利用できる装置、回線、端末等のハードウェアや、プログラム、情報、コンテンツ等のソフトウェアをネットワークリソースと呼んでいる。
従来より、ネットワーク上あるいは相互接続された複数のネットワーク間を移動するユーザに対して、ユーザが希望するネットワークリソースを探索により取得し、サービス環境を構成する方法が提案されている。例えば、本願発明者により出願された特願平9−175380号明細書および図面(適応型ネットワーキングサービス環境構成方式およびその記録媒体)、特願平10−8491号明細書および図面(ネットワークリソース組み合わせ方式)、あるいは特願平10−6539号明細書および図面(適応型ネットワーキングサービス環境構成方式およびその記録媒体)がある。また、本願発明者等により発表された(1)Tomoko Itao,Masato Matsuo,“DANSE:Dynamically Adaptive Networking Service Environment” Globecom 98,Sydney.Australia.pp.785−791,Nov.8−12,1998.ならびに(2)板生知子,松尾真人,“適応型ネットワーキングサービス環境DANSE”,信学論B−1,vol.J82−B,No.5,pp.730−739,May 1999.がある。
【0003】
ただし、上記各方式の場合は、ネットワークリソースの探索空間を予め状況に応じて、ユーザの満足度を高めると予知されるネットワークリソースの集合に絞り、探索空間の中からユーザの要求を満たすネットワークリソースを選択し、組み合わせることによりサービス環境を構成するものである。
一方、ネットワークリソースの名前により管理し、取得する方式としては、例えばDNS(Domain Name Service)や、Sun MicrosystemsのJini技術のlookupサーバ等がある。
ただし、この場合には、予めサーバに登録された全てのネットワークリソースを固定的に探索空間として扱い、その中から指定されたネットワークリソース名を持つネットワークリソースを探索して取得するものである。
【0004】
また、コンテンツのトピックによってネットワークリソースを管理する方式としては、例えばYahoo,AltaVista,gooなどの情報検索サーバがある。
ただし、この場合には、管理の対象となるネットワークリソースをコンテンツに制限し、コンテンツの持つネットワークリソースの属性の1つであるトピックにより、コンテンツをカテゴリごとに分類して管理するものである。所望のコンテンツを探索する場合には、サーバに登録されている全てのコンテンツを探索空間としてトピックを探索する方法と、予めカテゴリを指定して探索空間をあるカテゴリに制限し、その中から所望のトピックを持つコンテンツを探索する方法とがある。前者は、探索空間を全てのコンテンツに固定するのに対して、後者は探索空間をトピックの観点からユーザが明示的に指定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の技術では、以下に述べるような問題点がある。すなわち、
イ)ユーザの状況に応じてユーザの満足度を高めるネットワークリソースの探索空間をその都度変化させたり、あるいは使い分けることは困難である。
ロ)複数の満足度の評価基準(トピック、ユーザの位置、利用頻度など)の中からユーザの目的に応じてネットワークがユーザに代って評価基準を選択・設定して探索空間を構成することは困難である。
ハ)ユーザの満足度を高める要因が複数ある場合に、各要因に対応する評価基準を組み合わせてネットワークリソースを選択することは困難である。
【0006】
そこで、本発明の目的は、これら従来の課題を解決し、1)ユーザの満足度を高めるネットワークリソースを状況に応じて柔軟かつ迅速に抽出し、かつネットワークリソースの評価基準を複数組用意して、探索空間を構成する際には1つ以上の評価基準を選択して設定することができる探索空間設定方法及び探索開間設定プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、2)上記の際に、類似性の高いネットワークリソースをグループに分類して管理することで、探索空間の設定を効率化することができる探索空間設定方法及び探索開間設定プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、3)複数の評価基準を用いる場合には、評価基準に優先度を付けて、優先度の高い順に適用してネットワークリソースを選択し、ユーザの満足度を高める探索空間を設定することができる探索空間設定方法及び探索開間設定プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の探索空間設定方法では、ユーザの満足度を高めるネットワークリソースを状況に応じて柔軟かつ迅速に抽出し、探索空間を構成するために、ユーザの満足度に応じたネットワークリソースの評価基準を複数用意し、評価基準に対応したネットワークリソースの属性に基づいてネットワークリソースを管理しておき、探索空間を構成する際には、1つ以上の評価基準を選択し、設定し、これに基づいてネットワークリソースを抽出できるようにする。
すなわち、本発明の探索空間設定方法では、▲1▼ユーザからの探索空間要求に対して、ネットワークリソースが満たすべき評価基準を選択・設定し、探索空間を設定する。また、▲2▼設定された評価基準に対してネットワークリソースを評価し、基準を満たす程度を判定する。また、▲3▼ネットワークリソースを評価基準に関連するネットワークリソースの属性により管理する。また、▲4▼評価基準ごとに、類似性の高いネットワークリソースをグループに分類し、グループによりネットワークリソースを管理し、グループ単位で探索空間を構成する。さらに、▲5▼複数の評価基準を選択・設定することができるようにし、優先度に基づいてこれらを結合して得られる結合評価基準を満たすネットワークリソースで探索空間を構成する。
【0008】
本発明においては、a)ユーザの状況に応じて評価基準の選択や設定を変えることができるので、探索空間を変化させることが可能になる。
b)グループ単位で探索空間を構成するので、迅速な探索空間の設定が可能となる。c)ユーザの満足度に対する要求が複雑でも、複数の評価基準を結合することができるので、複合的な観点からユーザの満足度を高めることが可能となる。d)上記a)〜c)により、ユーザのより満足度を高める探索空間を構成することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例を示す探索空間設定システムの構成図である。ネットワークリソース群151を除いて、図1に示す各ブロック120、122、140、150、160は、いずれもメモリに格納されたソフトウェアモジュールを示し、これらのソフトウェアは処理装置であるCPUにより読み出されて実行されることにより、それぞれの機能を逐行する。
図1に示すように、本発明の探索空間設定システムは、探索空間の構成要素であるネットワークリソース群151と、ユーザの位置、興味、利用頻度、習慣、履歴、機能、遅延などを含むユーザの満足度の視点からネットワークリソースを評価するための評価基準に関する情報を管理する評価基準情報管理部122とを備えている。また、ネットワークリソース属性管理部150は、管理対象となる全てのネットワークリソースについて、ネットワークリソース情報を参照して、管理指針に基づいてネットワークリソースを登録し、評価基準に関連するネットワークリソース属性によって管理する。
探索空間要求には、評価基準の選択・設定方法などを含む探索空間の構成方法に関する要求を含んでいる。評価基準設定部120は、探索空間要求を受けると、評価基準情報管理部122から評価基準情報を取得し、評価基準を選択・設定する。評価部140は、評価基準に基づいてネットワークリソースを評価し、探索空間生成部160は評価の結果に基づいて探索空間を生成する。
【0010】
以下、各部の詳細説明を行うことにする。
図2は、図1における評価基準設定部の一例を示す詳細構成図である。
図2に示すように、評価基準設定部120は、探索空間要求取得手段1201と、評価階準情報管理部122から評価基準を取得し、探索空間要求に基づいて評価基準を選択する評価基準選択手段1202と、選択した評価基準を設定するための評価基準設定手段1203とから構成される。
また、矢印で示すように、評価基準設定部120には、評価基準情報管理部122からの入力線と、評価部140への出力線が設けられている。
なお、評価基準設定部120を構成するこれらの各手段1201,1202,1203は、それぞれソフトウェアモジュールの一部を構成するサブルーチンである。
【0011】
図3は、図1における評価部の一例を示す詳細構成図である。
図3に示すように、評価部140は、評価基準設定部120によって設定された評価基準を取得するための評価基準取得手段1401と、評価基準に基づいてネットワークリソース属性管理部150にネットワークリソースの取得を要求するためのネットワークリソース要求手段1402と、取得したネットワークリソースを評価基準に対する満足の程度を判定する評価判定部1403と、評価基準を満足すると判定されたネットワークリソースを選択するためのネットワークリソース特定手段1404とから構成される。
また、矢印で示すように、評価部140には、評価基準設定部120からの入力線と、探索空間生成部160への出力線と、ネットワークリソース属性管理部150からの入出力線とが設けられている。
なお、評価部140を構成するこれらの各手段1401〜1404は、それぞれソフトウェアモジュールの一部を構成するサブルーチンである。
【0012】
図4は、図1におけるネットワークリソース属性管理部の一例を示す詳細構成図である。
図4に示すように、ネットワークリソース属性管理部150は、評価基準に関連するネットワークリソース属性によってネットワークリソースを管理するための管理方針を決定する管理指針決定手段1501と、ネットワークリソース情報(属性値)を取得するためのネットワークリソース情報取得手段1502と、管理すべきネットワークリソース属性ごとにネットワークリソースを登録し、管理するネットワークリソース属性管理手段1503と、評価部140から入力されるネットワークリソース要求を取得するためのネットワークリソース要求取得手段1504と、評価部140に要求されたネットワークリソースを提供するためのネットワークリソース提供手段1505とで構成される。
また、矢印で示すように、ネットワークリソース属性管理部150には、評価部140とネットワークリソース群151からの入出力線がそれぞれ設けられる。
なお、ネットワークリソース属性管理部150を構成するこれらの各手段1501〜1505は、それぞれソフトウェアモジュールの一部を構成するサブルーチンである。
【0013】
図5および図6は、本発明の第1の実施例を示す探索空間を生成する処理のフローチャートであって、図5は探索空間要求が入力されてから探索空間を生成するまでの一連の処理を示し、図6はある1つのネットワークリソースを、ネットワークリソース属性管理部150に登録するまでの一連の処理を示している。
以下、図1〜図4を用いて、図5のフローの各ステップを説明する。
探索空間の生成が依頼されると、処理が開始される。評価基準設定部120は、探索空間要求取得手段1201により探索空間要求を取得し(ステップ2010)、評価基準選択手段1202により評価基準管理部122から評価基準情報を取得して、評価基準を選択し(ステップ2011)、評価基準設定手段1203により評価基準を設定し(ステップ2012)、評価部140に評価を依頼する。
【0014】
評価部140は、評価基準取得手段1401により評価基準を取得し、ネットワークリソース要求手段1402により評価基準の評価を対象とすべきネットワークリソースをネットワークリソース属性管理部150からネットワークリソース属性に着目して取得するためのネットワークリソース要求を生成し、ネットワークリソースの取得を要求する(ステップ2013)。ネットワークリソース属性管理部150は、ネットワークリソース要求取得手段1504によりネットワークリソース要求を取得し、ネットワークリソース属性管理手段1503により要求に合ったネットワークリソース群を特定し、ネットワークリソース提供手段1505により評価部140に提供する(ステップ2014)。評価部140は、ネットワークリソースを取得すると、取得した全てのネットワークリソースに対して未評価のネットワークリソースがあるか否かを調べ(ステップ2014a)、評価判定手段1403により基準の満足の程度を判定し(ステップ2015)、判定結果が得られたことを確認する(ステップ2015a)。評価基準を満足すると判定されたネットワークリソースを、ネットワークリソース特定手段1404により抽出する(ステップ2016)。全てのネットワークリソースについて、評価判定が完了したならば、探索空間生成部160が抽出されたネットワークリソースを構成要素として探索空間を生成し(ステップ2017)、処理を終了する。
【0015】
以下、図1〜図4を用いて、図6のフローの各ステップを説明する。
新規に登録するネットワークリソースがあると、ネットワークリソース属性管理部150に登録を依頼することにより、処理が開始される。ネットワークリソース属性管理部150は、登録対象となるネットワークリソースが特定すると、管理指針決定手段1501により管理指針を決定し(ステップ3010)、未管理の属性があるか否かを調べる(ステップ3010a)。そして、ネットワークリソース情報取得手段1502により登録対象となるネットワークリソースの属性値を取得し(ステップ3011)、ネットワークリソース属性管理手段1503により登録する(ステップ3012)。全ての管理すべきネットワークリソース属性について登録が完了したならば、処理を終了する。
【0016】
(第2の実施例)
図7は、本発明の第2の実施例を示す探索空間設定システムの構成図である。
図7から明らかなように、グループによるネットワークリソースの管理機能を追加したシステムとなっている。すなわち、図1におけるネットワークリソース属性管理部150で属性ごとに管理指針情報に基づき管理されているネットワークリソースに対して、管理指針の観点から類似性の高いネットワークリソースをグループに分けて、グループによりネットワークリソースを管理するグループ管理部152を評価部140とネットワークリソース属性管理部150との間に設ける。これにより、グループによるネットワークリソースの属性管理ができるため、整理がし易くなり、効率よく管理・評価が可能になる。
【0017】
図8は、図7におけるグループ管理部の一例を示す詳細構成図である。
図8に示すように、グループ管理部152は、ネットワークリソース属性管理部150の管理対象となるネットワークリソース群151に対して、グループの生成指針を決定し、ネットワークリソース属性管理部150からネットワークリソース情報を取得し、グループを生成するグループ生成手段1521と、生成したグループをグループ管理部152に登録するグループ登録手段1522と、ネットワークリソース情報や、管理指針が変化した場合等にグループの構成を変更し、ネットワークリソースの登録を更新するためのグループ変更手段1523と、不要なグループを判断して削除するためのグループ削除手段1524と、評価部140からのネットワークリソース要求に基づいて要求を満たすグループを選択し、提供するグループ問い合わせ手段1525とから構成される。
また、矢印で示すように、グループ管理部152は、ネットワークリソース属性管理部150と評価部140への入出力線を備える。
なお、グループ管理部152を構成するこれらの各手段1521〜1525は、それぞれソフトウェアモジュールの一部を構成するサブルーチンである。
【0018】
図9は、本発明の第2の実施例を示すネットワークリソースをグループに登録する処理のフローチャートである。
図9では、図6に示すフローにネットワークリソースをグループに登録し、グループにより管理するための処理(ステップ3110〜3112)を追加している。
図7および図8を用いて、図9のフローの各ステップを説明する。
図6で述べたように、管理指針情報と属性値とを取得した後(ステップ3010〜3011)、グループ管理部152では、グループ生成手段1521により所属先のグループを決定し(ステップ3110)、所属先のグループが既存でない場合には(ステップ31110a)、グループ生成手段1521によりグループを生成し(ステップ3111)、グループ登録手段1522により登録を行い(ステップ3112)、グループ変更手段1523によりネットワークリソースをグループのメンバとして登録する(ステップ3102)。未管理の属性があるか否かを調べ(ステップ3010a)、全ての属性についてグループ管理を完了したならば処理を終了する。
【0019】
(第3の実施例)
図10は、本発明の第3の実施例を示す探索空間設定システムの構成図である。
図10は、図7のシステムにおいて、優先度を付けて評価基準を結合する機能を追加したシステムである。図10に示すように、図1および図7における評価基準設定部120で複数の評価基準を設定した場合に、これらの評価基準にネットワークを特定する際の優先度を付け、これらを結合して、結合評価基準を生成する評価基準結合部121を新たに設置する。
なお、この評価基準結合部121はソフトウェアモジュールであり、新たに優先度を付けて評価基準を結合する機能を逐行するプログラムをROMに格納して、CPUでこれを読み出し実行することで、実現できる。
【0020】
図11は、図10における評価基準結合部の一例を示す詳細構成図である。
探索空間要求は、評価基準の選択・設定方法や評価基準の優先度の指定などの探索空間の構成方法に関する要求を含む。図11に示すように、評価基準結合部121は、探索空間要求から評価基準の優先度の指定を取得するための評価基準優先度取得手段1211と、評価基準設定部120で設定された複数の評価基準設定を取得するための評価基準設定取得手段1212と、各評価基準ごとに緩和評価基準を生成するための緩和評価基準生成手段1213と、各評価基準を制限評価基準に変換するための制限評価基準変換手段1214と、各評価基準を制限評価基準に置き換えて、これらの制限評価基準のうち少なくとも1つを満たす基準を結合評価基準とすることで、評価基準を結合する評価基準結合手段1215とから構成される。
また、矢印で示すように、評価結合部121は、評価基準設定部120からの入力線と、評価部140への出力線とを備えている。
なお、評価結合部121を構成するこれらの各手段1211〜1215は、それぞれソフトウェアモジュールの一部を構成するサブルーチンである。
【0021】
図12は、本発明の第3の実施例を示す複数の評価基準を設定して探索空間を生成する処理のフローチャートである。
図12は、図5のフローに複数の評価基準を結合するための処理(ステップ2110〜2115)を追加したものである。以下、図10および図11を用いて、図12に追加された部分のフローの各ステップを説明する。
探索空間要求に基づいて評価基準を設定し(ステップ2010〜2012)、このとき複数の評価基準を設定した場合には、評価基準結合部121が起動される(ステップ2110)。評価基準結合部121は、評価基準取得手段1212により設定された全ての評価基準を取得し(ステップ2111)、評価基準優先度取得手段1211により評価基準ごとの優先度を取得し(ステップ2112)、緩和評価基準生成手段1213により取得した全ての評価基準の緩和評価基準を生成する(ステップ2113)。次に、制限評価基準変換手段1214により取得した全ての評価基準を制限評価基準に変換し(ステップ2114)、評価基準結合手段1215により評価基準に結合し(ステップ2115)、評価部140に入力する。以下、図5で説明したように、評価部140がネットワークリソースの取得を要求することで(ステップ2013)、ネットワークリソース属性管理部150がネットワークリソース要求を取得し(ステップ2014)、以下、順次、評価判定、ネットワークリソースの抽出、探索空間の生成の各処理を行う。
【0022】
なお、第1、第2および第3の実施例では、本発明の探索空間設定システムの各部をソフトモジュールで構成したが、ハードウェアで全て構成することも可能である。
また、図5および図6に示すような探索空間を生成する手順や、図9に示すようなネットワークリソースをグループにより管理する処理手順や、図12に示すような複数の評価基準を設定して探索空間を生成する手順を、それぞれプログラムに変換し、CD−ROMや磁気ディスク等の記録媒体に格納すれば、これらの記録媒体から各プログラムを主メモリにローディングするか、さらにネットワークを介して他のシステムから任意のコンピュータシステムに転送することができる。また、この記録媒体に格納されたプログラムを任意の場所に設置されたコンピュータシステムまで搬送して、ローディングすることにより、本発明を実現することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザの満足度を高めるネットワークリソースを状況に応じて柔軟かつ迅速に抽出し、かつネットワークリソースの評価基準を複数組用意して、探索空間を構成する際には1つ以上の評価基準を選択して設定することができ、また、類似性の高いネットワークリソースをグループに分類して管理することで、探索空間の設定を効率化することができる。さらに、複数の評価基準を用いる場合には、評価基準に優先度を付けて、優先度の高い順に適用してネットワークリソースを選択し、ユーザの満足度を高める探索空間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す探索空間設定システムの構成図である。
【図2】図1における評価基準設定部の一例を示す詳細構成図である。
【図3】図1における評価部の一例を示す詳細構成図である。
【図4】図1におけるネットワークリソース属性管理部の一例を示す詳細構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す探索空間を生成する処理のフローチャートである。
【図6】同じく、第1の実施例を示す探索空間生成後の登録までの処理フローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例を示すグループによるネットワークリソース管理機能を追加した探索空間設定システムの構成図である。
【図8】図7におけるグループ管理部の一例を示す詳細構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例を示すグループによるネットワークリソース管理のフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例を示す優先度をつけて評価基準を結合する探索空間設定システムの構成図である。
【図11】図10における評価基準結合部の一例を示す詳細構成図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す複数の評価基準を設定して探索空間を生成する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
120…評価基準設定部、122…評価基準情報管理部、140…評価部、
150…ネットワークリソース属性管理部、160…探索空間生成部、
151…ネットワークリソース群、1201…探索空間要求取得手段、
1202…評価基準選択手段、1203…評価基準設定手段、
1401…評価基準取得手段、1402…ネットワークリソース要求手段、
1403…評価判定手段、1404…ネットワークリソース特定手段、
1501…管理指針決定手段、152…グループ管理部、
1502…ネットワークリソース情報取得手段、
1503…ネットワークリソース属性管理手段、
1504…ネットワークリソース要求取得手段、
1505…ネットワークリソース提供手段、1521…グループ生成手段、
1522…グループ登録手段、1523…グループ変更手段、
1524…グループ削除手段、1525…グループ問い合わせ手段、
121…評価基準結合部、1211…評価基準優先度取得手段、
1212…評価基準取得手段、1213…緩和評価基準生成手段、
1214…制限評価基準変換手段、1215…評価基準結合手段。
Claims (5)
- 評価基準情報管理手段は、評価基準情報登録要求を受けると、該評価基準情報を読み取ることにより取得し、評価基準情報管理手段の記憶手段にアクセスして該評価基準情報を記憶することにより、登録し、
ネットワークリソース管理指針決定手段は、前記評価基準情報管理手段の記憶手段にアクセスして、該記憶手段に登録されている評価基準情報を読み出し、該評価基準情報において評価の対象となるネットワークリソース属性を抽出し、抽出したネットワークリソース属性ごとにネットワークリソースを分類して管理するための指針を、該ネットワークリソース管理指針決定手段の記憶手段にアクセスして記憶することにより、登録し、
ネットワークリソース属性管理手段は、登録対象となるネットワークリソースが特定されると、前記ネットワークリソース管理指針決定手段により予め定められた管理指針の1つを選択し、
ネットワークリソース情報取得手段は、登録対象となるネットワークリソースの属性値を読み取ることにより取得し、該ネットワークリソース属性管理手段の記憶手段にアクセスして記憶することにより、登録し、
探索空間の生成要求に応じて、評価基準設定手段は探索空間要求取得手段により探索空間要求を受け取り、
該評価基準選択手段は、該評価基準情報管理手段から評価基準情報を読み取ることにより取得して、予め定められた評価基準の1つを選択し、
該評価基準設定手段は選択された評価基準を設定し、評価手段に評価を要求すると、
該評価手段は、評価基準取得手段により該評価基準を読み取ることにより取得し、ネットワークリソース要求手段により評価基準の評価を対象とすべきネットワークリソースを該ネットワークリソース属性管理手段からネットワークリソース属性に基づいて取得するためのネットワークリソース要求を生成して、ネットワークリソースの取得を要求し、
ネットワークリソース供給手段から受け取ったネットワークリソースを該評価手段に提供すると、該評価手段は、ネットワークリソースを受け取ることにより、評価判定手段により基準の満足の程度を判定し、該評価基準を満足すると判定されたネットワークリソースをネットワークリソース特定手段により抽出し、
全てのネットワークリソースについて評価判定が完了したならば、探索空間生成手段が抽出されたネットワークリソースを構成要素として探索空間を生成することを特徴とする探索空間設定方法。 - 請求項1に記載の探索空間設定方法において、
前記ネットワークリソース属性管理手段で属性ごとに前記管理指針の情報に基づき管理されているネットワークリソースに対して、グループ管理手段は前記管理指針の観点から類似性の高いネットワークリソースを1グループに分類して、管理対象となるネットワークリソース群に対してグループごとの生成指針を選択し、該ネットワークリソース属性管理手段の記憶手段にアクセスしてネットワークリソース情報を読み出し、
該グループ管理手段内のグループ生成手段がグループを生成し、生成したグループをグループ管理手段内のグループ登録手段に記憶することにより、登録し、
探索空間生成手段は登録されたグループを構成単位として探索空間を生成することを特徴とする探索空間設定方法。 - 請求項1に記載の探索空間設定方法において、
前記評価基準設定手段で複数の評価基準を設定した場合に、該複数の評価基準にネットワークリソースを特定する際の優先度を付加し、
評価基準結合手段は、前記優先度が付加された評価基準を結合して結合評価基準を生成し、
該結合評価基準を満たすネットワークリソースで探索空間を設定することを特徴とする探索空間設定方法。 - 請求項3に記載の探索空間設定方法において、
前記探索空間の設定要求に基づいて、前記評価基準設定手段は評価基準を設定し、このときに複数の評価基準を設定した場合には、前記評価基準結合手段が評価基準取得手段により設定された全ての評価基準を読み取ることにより取得し、
評価基準優先度取得手段は評価基準ごとの優先度を読み取ることにより取得し、
緩和評価基準生成手段は取得した全ての評価基準を、それぞれ緩やかにした緩和評価基準を生成し、
制限評価基準変換手段は取得した全ての評価基準に対して、制限を加えた制限評価基準に変換し、
前記評価基準結合手段が各制限評価基準を結合して、評価手段に入力し、
該評価手段が評価判定した後、制限評価基準を満足するネットワークリソースで探索空間を設定することを特徴とする探索空間設定方法。 - 評価基準情報管理手段のコンピュータに、評価基準情報登録要求を受ける手順、該評価基準情報を読み取ることにより取得する手順、評価基準情報管理手段の記憶手段にアクセスして該評価基準情報を記憶することにより、登録する手順を、実行させるためのプログラムと、
ネットワークリソース管理指針決定手段のコンピュータに、前記評価基準情報管理手段の記憶手段にアクセスする手順、該記憶手段に登録されている評価基準情報を読み出す手順、該評価基準情報において評価の対象となるネットワークリソース属性を抽出する手順、抽出したネットワークリソース属性ごとにネットワークリソースを分類して管理するための指針を、該ネットワークリソース管理指針決定手段の記憶手段にアクセスして記憶することにより、登録する手順を、実行させるためのプログラムと、
ネットワークリソース属性管理手段のコンピュータに、登録対象となるネットワークリソースが特定されると、前記ネットワークリソース管理指針決定手段により予め定められた管理指針の1つを選択する手順を実行させるためのプログラムと、
ネットワークリソース情報取得手段のコンピュータに、登録対象となるネットワークリソースの属性値を読み取ることにより取得する手順、該ネットワークリソース属性管理手段の記憶手段にアクセスして記憶することにより登録する手順を、実行させるためのプログラムと、
該評価基準選択手段のコンピュータに、該評価基準情報管理手段から評価基準情報を読み取ることにより取得する手順、予め定められた評価基準の1つを選択する手順を実行させるためのプログラムと、
、該評価基準設定手段のコンピュータに、選択された評価基準を設定する手順、評価手段に評価を要求する手順を、実行させるためのプログラムと、
該評価手段のコンピュータに、評価基準取得手段により該評価基準を読み取ることにより取得する手順、ネットワークリソース要求手段により評価基準の評価を対象とすべきネットワークリソースを該ネットワークリソース属性管理手段からネットワークリソース属性に基づいて取得するためのネットワークリソース要求を生成する手順、ネットワークリソースの取得を要求する手順、ネットワークリソース供給手段から受け取ったネットワークリソースを該評価手段に提供する手順を、実行させるためのプログラムと、
該評価手段のコンピュータに、ネットワークリソースを受け取ることにより、評価判定手段により基準の満足の程度を判定する手順、該評価基準を満足すると判定されたネットワークリソースをネットワークリソース特定手段により抽出する手順を、実行させるためのプログラムと、
全てのネットワークリソースについて評価判定が完了したならば、探索空間生成手段のコンピュータに、抽出されたネットワークリソースを構成要素として探索空間を生成する手順を実行させるプログラムとを、それぞれ記録したことを特徴とするコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16920399A JP3572315B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16920399A JP3572315B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000357136A JP2000357136A (ja) | 2000-12-26 |
JP3572315B2 true JP3572315B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=15882127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16920399A Expired - Fee Related JP3572315B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572315B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8443078B2 (en) * | 2010-08-20 | 2013-05-14 | International Business Machines Corporation | Method of determining equivalent subsets of agents to gather information for a fabric |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP16920399A patent/JP3572315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000357136A (ja) | 2000-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2406123C2 (ru) | Система и способ для определения переключения при неоптимальности целевого объекта назад и приоритета целевого объекта для распределенной файловой системы | |
US7383286B2 (en) | File management system with parent directory search functions | |
JP4445509B2 (ja) | 構造化文書検索システム及びプログラム | |
US7882130B2 (en) | Method and apparatus for requestor sensitive role membership lookup | |
US8719253B2 (en) | Method and apparatus for efficiently organizing hierarchical QoS policies | |
KR20070011413A (ko) | 네트워크를 통해 클라이언트로 액세스가능한 파일세트의네임스페이스를 유지하는 방법, 시스템 및 프로그램 | |
WO2020168692A1 (zh) | 海量数据共享方法、开放共享平台及电子设备 | |
US8245291B2 (en) | Techniques for enforcing access rights during directory access | |
MX2007014899A (es) | Mecanismo de concesion para busqueda. | |
US11451629B2 (en) | Distributed metadata management method for distributed file system | |
JP2000276494A (ja) | 個別化ナビゲーション・ツリー構築方法 | |
US20100306162A1 (en) | Proximity data import | |
CN112148678B (zh) | 一种文件访问方法、系统、设备以及介质 | |
US11308066B1 (en) | Optimized database partitioning | |
US20030182262A1 (en) | Apparatus, system, method and computer program product | |
JP3572315B2 (ja) | 探索空間設定方法及び探索空間設定プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2002049637A (ja) | データベース管理方法及び装置並びに記録媒体 | |
JP2006099740A (ja) | 情報提供装置、端末装置、情報提供システム及び情報提供方法 | |
JP2002140194A (ja) | 情報処理方法および情報処理装置およびエージェントシステム | |
CN113837382B (zh) | 图神经网络的训练方法和系统 | |
CN106940715B (zh) | 一种基于索引表的查询的方法及设备 | |
US20070112771A1 (en) | Directory entry locks | |
CN112416576A (zh) | 一种数据库负载均衡的方法及装置 | |
US8307329B2 (en) | Implicit composition of component bindings | |
JP2008225997A (ja) | メタデータ管理方法、メタデータ管理システム、及び、メタデータ管理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040318 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040409 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426 Effective date: 20040409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040422 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |