JP2002140194A - 情報処理方法および情報処理装置およびエージェントシステム - Google Patents

情報処理方法および情報処理装置およびエージェントシステム

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JP2002140194A
JP2002140194A JP2000333973A JP2000333973A JP2002140194A JP 2002140194 A JP2002140194 A JP 2002140194A JP 2000333973 A JP2000333973 A JP 2000333973A JP 2000333973 A JP2000333973 A JP 2000333973A JP 2002140194 A JP2002140194 A JP 2002140194A
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Kenta Cho
健太 長
Naoki Kase
直樹 加瀬
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Toshiba Corp
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
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    • G06F9/4843Task transfer initiation or dispatching by program, e.g. task dispatcher, supervisor, operating system
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ資源やCPUの処理能力等の実行環境の
異なる複数の情報機器のそれぞれで、その各実行環境の
範囲内でその事項環境に合わせてエージェントを柔軟に
動作させることのできる情報処理方法およびそれを用い
た情報処理装置およびエージェントシステムを提供す
る。 【解決手段】ユーザから入力された命題を解決するため
予め作成された、少なくとも1つの処理ステップからな
る複数の解決方法(プラン)を記憶しておき、この記憶
した複数のプランのうち、情報処理装置の実行環境に適
したプランを1つ選択するとともに、この選択されたプ
ランの各処理ステップを前記実行環境の範囲内で処理し
て、前記命題を解決し、前記複数のプランのうちの選択
された1つのプランで前記命題が解決できなかったとき
は、前記実行環境に適したプランから解決可能なプラン
を得るべく未選択の他のプランを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの要求を代
行する知的エージェントを用いた情報処理方法およびそ
れを用いた情報処理装置であって、特に、知的エージェ
ントが資源の限られたPDA(Personal Di
gital Assistant)や携帯電話などの携
帯型の情報機器上での動作を行うためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ユーザの要求を代行し、情報
機器上の情報を処理する技術として、知的エージェント
システムが知られている。エージェントとは、ソフトウ
ェア上の処理単位であって、プログラムとして構成さ
れ、周囲の状況に合わせて自律的に動作するものであ
る。知的エージェントシステムは、このようなエージェ
ントが、ある情報機器上でユーザに代わって情報の処理
を行うシステムである。
【0003】知的エージェントは、エージェントが代行
しているユーザの要求をある表現形式で保持し、ユーザ
の要求を解決するための知的処理を行う。従来、このよ
うな知的処理は情報機器上の大量の資源(例えば、メモ
リ容量、CPUの処理能力等)を必要とするため、資源
の限られた(メモリ容量の小さい、CPUの処理能力の
低い)情報機器上の実行環境で知的エージェントが動作
することは不可能であった。
【0004】ここで、従来例として、知的エージェント
が情報機器上で動作する場合について、図1に示す情報
機器の機能ブロック図を参照して説明する。情報機器に
は、エージェント301と、エージェント301が動作
する環境を提供するプラットフォーム(例えば、コンピ
ュータ等のOS上に構築されたエージェント301が動
作する環境を提供するもの)302があり、プラットフ
ォーム302はいくつかの(ここでは、例えば3つの)
コンポーネント(プログラム)321、322、323
を備える。
【0005】図1において、ユーザの要求は、ゴール
(プラットフォームへの処理の依頼)の列からなるゴー
ル・スクリプトという形式でゴール・スクリプト管理部
311に管理されており、エージェント動作制御部31
2は、ゴール・スクリプト管理部311に管理されてい
るゴール・スクリプトを読み出し、ゴール・スクリプト
内の各ゴールに対応するコンポーネント(プログラム)
321をゴール対応コンポーネント呼び出し部313が
呼び出す。各コンポーネントはゴール解決部324を備
え、エージェント301からの呼び出しに応答し、プラ
ットフォーム302上でゴールを解決するための処理を
実行する。
【0006】また、図1では、ゴール・スクリプトをエ
ージェント301が備えるエージェント知識314を用
いて異なるゴール・スクリプトに変換することができる
プランナコンポーネント322をプラットフォーム30
2内に備える。こうすることで、エージェント301は
エージェント知識314に応じて柔軟に動作を変更する
ことができる。ここで、エージェント知識とは、ユーザ
により指定された、例えば、ゴール・スクリプトを作成
する上での条件等であって、処理時間優先、省資源優先
等や、プラットフォーム上で利用可能な機能、コンポー
ネントに関する情報等である。例えば、処理時間優先と
いう条件の下では、できるだけ処理時間の短いゴール・
スクリプトを作成することになる。
【0007】また、プラットフォーム302内にはエー
ジェント301をネットワークを介して他の情報機器上
のプラットフォーム上に移動させる移動コンポーネント
323を備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラットフ
ォーム上でコンポーネントが利用可能な資源の量には、
プラットフォームが存在する情報機器による制限があ
る。特に、PDAや携帯電話などの携帯型の情報機器の
プラットフォームでは、情報処理のために利用可能なメ
モリ容量が小さく、CPUの処理能力も低い。このよう
な場合であっても、エージェントは、プラットフォーム
上で利用可能な資源の量(主に、メモリ資源)や、各コ
ンポーネントが利用する資源の量、各ゴールを解決する
際に必要となると予想される資源の量などの情報を考慮
せずに動作している。
【0009】そのため、エージェントが大量の資源を消
費するコンポーネントを資源の限られた情報機器上で利
用しようとした結果、資源が枯渇してしまい、エージェ
ントの動作が失敗してしまうことがあった。
【0010】また、ゴール・スクリプトはある単一のユ
ーザの要求の解決方法しか保持することができず、資源
の制約でプランナコンポーネント322が動作できない
プラットフォーム302上でエージェントが動作に失敗
した場合に別の解決方法を取ることができない。
【0011】また、その解決方法を導き出した際に用い
たエージェント知識に関する情報を持たないので、エー
ジェント知識が変更された時に、現在の解決方法がまだ
適切であるかどうかをプランナコンポーネント322を
用いずに判別することができなかった。
【0012】また、エージェントが他のプラットフォー
ムに移動する場合、移動先のプラットフォームの備える
メモリ資源の量などの情報が取得できないため、エージ
ェントがそのプラットフォームに移動し、動作すること
ができるかどうかを判別することができなかった。
【0013】そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、
メモリ資源やCPUの処理能力等の実行環境の異なる複
数の情報機器のそれぞれで、その各実行環境の範囲内で
その事項環境に合わせてエージェントを柔軟に動作させ
ることのできる情報処理方法およびそれを用いた情報処
理装置およびエージェントシステムを提供することを目
的とする。
【0014】特に、メモリ容量が小さく、CPUの処理
能力も低いといった情報処理のための資源が乏しい実行
環境であってもその実行環境の範囲内でエージェントを
動作させる(ゴールを解決する)ためのものである。
【0015】具体的には、エージェントに1つのユーザ
の要求に対し、複数の解決方法を持たせることにより、
たとえ、1つの解決方法にて解決できなかったときでも
その代替案を用いればよく、プランナコンポーネントが
動作できない資源の乏しい実行環境においてもユーザか
らの要求を解決するための情報処理が実行できる。
【0016】また、ユーザの要求に対する複数の解決方
法と、その解決方法を生成する際に用いたエージェント
情報とを対応付けて保持することで、エージェント知識
が変更された場合に、現在保持している解決方法が有効
であるかどうかを、エージェント自身で判別することが
できる。
【0017】さらに、現在エージェントが保持するデー
タを他のプラットフォーム上のエージェントに登録する
ことにより、エージェントを他のプラットフォーム上に
移動する場合に、移動先のプラットフォームにおける実
行環境(メモリ容量、CPUの処理能力等)を考慮し
て、必要に応じて、当該エージェントの保持するデータ
量を削減する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め特定され
た実行環境(メモリ容量、CPUの性能等)を有する情
報処理装置上で前記実行環境を用いて複数の処理を実行
するプラットフォームに、少なくともユーザから入力さ
れた命題を解決するための処理を前記ユーザに代わって
前記プラットフォームに依頼するためのエージェントを
動作させて、前記命題を解決するための情報処理を実行
する情報処理方法であって、前記プラットフォームは、
前記エージェントからの依頼に応じて、前記命題を解決
するための、前記プラットフォームへの少なくとも1つ
の処理の依頼(ゴール)からなる複数の解決方法(プラ
ン)を作成して、それを前記エージェントにプランツリ
ーとして記憶させるとともに、前記複数のプランのそれ
ぞれに、そのプランの処理実行に必要な環境条件を対応
付けて記憶させ、前記エージェントは、記憶した複数の
プランのそれぞれの環境条件を基に、前記複数のプラン
の中から前記実行環境に適したプラン(メモリ容量内で
実行可能プログラムサイズのプラン)を選択して、この
選択されたプランの各処理を該プラットフォームに依頼
し、この依頼を受けたプラットフォームは、前記実行環
境の範囲内で処理可能なときは処理を実行し(例えば、
プログラムのサイズとワークエリアのサイズが実行環境
としてのメモリ容量内に収まるようなコンポーネントを
選択して、処理を実行させ)、処理不可能なときは、前
記エージェントは、未選択の他のプランを選択し直し
て、その選択されたプランの各処理を該プラットフォー
ムに依頼し直すことを特徴とする。
【0019】本発明によれば、メモリ資源やCPUの処
理能力等の実行環境の異なる複数の情報機器のそれぞれ
で、その各実行環境の範囲内でその実行環境に合わせ
て、エージェントを柔軟に動作させることができる。
【0020】特に、メモリ容量が小さく、CPUの処理
能力も低いといった情報処理のための資源が乏しい実行
環境であってもその実行環境の範囲内でエージェントを
動作させる(ゴールを解決する)ことができる。具体的
には、エージェントに1つのユーザの要求に対し、複数
の解決方法(プラン)と、複数のプランのそれぞれに、
各プランの処理実行に必要な環境条件(例えば、プラン
ツリープロファイルとして記述されている内容であっ
て、特に、各プランの処理全体を実行するために用いる
と予想されるコンポーネントを構成するプログラム全体
のサイズ)を対応付けて持たせることにより、プランナ
コンポーネントが動作できない資源の乏しい実行環境に
おいても、その複数のプランの中から、各プランの環境
条件を基に、現在の実行環境に適したプランを選択でき
るとともに、たとえ、この選択されたプランが現在の実
行環境で処理できなかったとしても、その代替えプラン
を選択し直すことができるので、現在の実行環境の範囲
内で、エージェントが動作できるとともに、ユーザから
の要求を解決するための情報処理が実行できる。
【0021】好ましくは、前記プランは、予め記憶され
た前記プランの作成基準としてユーザにより設定された
あるいは前記実行環境に基づき設定された条件(エージ
ェント知識)に基づき作成され、前記条件が変更された
ときは、その変更に伴い、予め選択対象から除外すべき
プランを判断することにより、知識が変更された場合
に、現在保持している解決方法が有効であるかどうか
を、エージェント自身で判別することができるので、メ
モリ容量やCPUの処理能力等の実行環境の異なる複数
の情報機器のそれぞれで、その各実行環境に合わせて、
エージェントを柔軟に動作させることができる。
【0022】好ましくは、前記情報処理装置は複数あ
り、前記複数の情報処理装置のうちの特定の情報処理装
置上のプラットフォームで動作するエージェントの有す
る少なくとも前記プランと前記プランに関するデータを
含む特定データを他の情報処理装置上のプラットフォー
ムで動作するエージェントに登録する際、前記他の情報
処理装置上のプラットフォームの実行環境に適合するよ
う前記特定データのデータ量を削減して、前記他の情報
処理装置上のプラットフォームで動作する前記エージェ
ントに登録することにより、エージェントが保持するデ
ータを他のプラットフォーム上のエージェントに登録す
ることにより、エージェントを他のプラットフォーム上
に移動する場合に、移動先のプラットフォームにおける
実行環境(メモリ容量、CPUの処理能力等)を考慮し
て、必要に応じて、事前に当該エージェントの保持する
データ量を削減することができ、メモリ容量やCPUの
処理能力等の実行環境の異なる複数の情報機器のそれぞ
れで、その各実行環境に合わせたてエージェントを柔軟
に動作させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施形態) (1)情報処理装置の構成 本発明の第1の実施形態として、メモリ容量が小さく、
CPUの処理能力も低いといった情報処理のための資源
が乏しい実行環境であっても、その限られた実行環境の
範囲中で、その実行環境において動作する、ユーザから
の要求を解決するための情報処理を実行可能にするため
のエージェント(エージェントシステム)の機能、プラ
ットホームの機能について説明する。
【0025】図2は、第1の実施形態に係る情報処理装
置の機能構成を示したもので、例えば、本実施形態に係
る情報処理装置としての、パーソナルコンピュータや、
PDA、携帯電話等の携帯情報端末上に構築され、この
情報処理装置の実行環境を用いて動作するプラットフォ
ーム2と、このプラットフォーム2から実行環境を提供
されて、動作し、ユーザからの入力された命題を受け付
けて、その命題を解決するための処理を、ユーザに代行
してプラットフォーム2に依頼するエージェント1とか
ら構成されている。
【0026】プラットフォーム2は、エージェント1か
ら依頼された処理(あるいは、その一部の処理)を実行
するための複数のコンポーネント12を有する。プラッ
トフォーム2は、エージェント1、複数のコンポーネン
ト12に対し、それらが動作するための動作環境を提供
するためのものである。
【0027】コンポーネント12としては、例えば、イ
ンターネットに接続するため処理を実行するコンポーネ
ント、検索エンジンに情報検索を依頼するための文字列
を作成するための処理を実行するコンポーネント、この
作成された文字列を用いて検索エンジンに問い合わせる
(検索させる)ための処理を実行するコンポーネント、
Webページを取得するための処理を実行するコンポー
ネント、取得したWebページを表示可能に加工するた
めの処理を実行するコンポーネント、ユーザへの問い合
わせを行うための処理を実行するコンポーネント等があ
る。コンポーネントは、上記のコンポーネントに限らな
い。例えば、上記のコンポーネントの処理をさらに細分
化して、それぞれを1つのコンポーネントとしたものが
あってもよい。例えば、Webページを取得するために
は、まず、インターネットに接続して、その後、URL
を指定して当該Webページを取得する。この2つの段
階の処理を実行するためのコンポーネントがそれぞれあ
ってもよい。さらに、インターネットに接続するコンポ
ーネントであっても、専用線にてインターネットに接続
するためのコンポーネントと、電話回線を用いてインタ
ーネットに接続するためのコンポーネントがあってもよ
い。
【0028】例えば、パーソナルコンピュータには、数
多くのコンポーネントが存在するが、携帯情報端末に
は、その構成上必要最小限のコンポーネントしか存在し
ない。
【0029】プラットフォーム2は、必要に応じて、例
えば、図10に示すように、コンポーネント12の識別
情報(以下、コンポーネントの識別情報とは、例えば、
そのコンポーネントの処理内容も識別できるような、当
該コンポーネントが有する関数名と引数を含むもの、あ
るいは、関数名そのものであってもよい)をコンポーネ
ント登録部11に登録しておくことができる。
【0030】エージェント1は、ユーザから入力された
命題とその命題を解決するための、、プラットフォーム
に依頼すべき少なくとも1つの処理ステップの処理の依
頼(ゴール)からなる複数の解決方法、すなわち、プラ
ンをプランツリーとして(プランツリー格納部4に)保
持するとともに、その各プランに関する情報をプランツ
リープロファイルとして(プランツリープロファイル格
納部5に)保持する。
【0031】ここで、プラン、プランツリー、プランツ
リープロファイルについて説明する。例えば、ユーザか
ら入力された命題が「「鎌倉幕府」を検索キーとする情
報を検索(せよ)」であったとする。この命題に対し、
作成されたプランツリーを図4に示す。図4において、
当該命題に対し、3つのプラン(プランA、プランB、
プランC)が作成され、それらが、ユーザから入力され
た命題の枝として繋げられて構成されている。
【0032】各プランは、例えば、図5に示した内容の
ものである。図5には、図4のプランAの内容を示して
いるが、このプランAは、当該命題を解決するためにプ
ラットフォーム2に依頼すべき複数の処理ステップの処
理の依頼(ゴール)が並べられている。
【0033】図5において、プランAにて示された当該
命題の解決方法は、まず、複数ある検索エンジンのうち
の1つである第1の検索エンジンへ検索を依頼するため
の文字列を作成するための処理の依頼G1、この作成さ
れた文字列を用いて第1の検索エンジンで検索を実行す
るための処理の依頼G2、検索結果の中の最初に挙げら
れたWebページを取得するための処理の依頼G3、取
得したWebページを表示用に加工するための処理の依
頼G4、…、検索結果の中のn番目に挙げられたWeb
ページを取得するための処理の依頼G5、取得したWe
bページを表示用に加工するための処理の依頼G6、加
工したWebページを表示するための処理の依頼G7か
らなっている。なお、これらゴールは、具体的には、例
えば、各ゴールにより依頼される処理の関数名と引数
(本実施形態では、これをコンポーネント識別情報と呼
ぶ)である。
【0034】以上、プランAの各ゴールをこの順序でプ
ラットフォーム2上の適当なコンポーネント12に解決
(処理)させることにより、「鎌倉幕府」に関する記載
がされたWebページが情報処理装置の表示画面に表示
される。すなわち、命題が解決されたことになる。
【0035】プランBは、プランAとは異なる検索エン
ジン(第2の検索エンジン)を用いた検索を行う場合で
あって、その内容は、図5とほぼ同様である。
【0036】プランCは、ユーザへの問い合わせるため
の処理の依頼G11からなるプランである。例えば、プ
ランAを実行したが、当該命題を解決できなかったとき
は、その代替えとして、次にプランBを実行する。それ
でも当該命題を解決できなかったときは、このプランC
を実行することにより、ユーザに対し、次の動作につい
て指示を請うことができる。
【0037】プランツリープロファイルは、例えば、図
7に示すように、各プランツリー毎に、そのプランツリ
ーを構成する各プランについて、そのプラン全体を実行
するために用いると予想されるコンポーネントを構成す
るプログラム全体のサイズ(何Kバイトか)、そのプラ
ン全体を、現在エージェント1が動作しているプラット
フォーム2で実行する場合の処理時間等が記述され、さ
らに、プランAとプランBのどちらを実行したらより質
のよい検索結果がえられるかを判断基準とした優先度が
記述されてもよい。このプロファイルは、例えば、後述
する本発明の特徴的な部分であるプランナーコンポーネ
ントから提供される情報である。
【0038】図7では、プランAで用いられている第1
の検索エンジンの方がプランBで用いられている第2の
検索エンジンよりも性能がよいので、プランAの方がプ
ランBより優先度が高くなっている。
【0039】プランツリー、プランツリープロファイル
は、プランツリー制御部6により制御される。すなわ
ち、これらのデータを登録、削除、書き換え等が行われ
る。
【0040】プランツリー制御部6は、格納部5に格納
されたプランツリープロファイルと、エージェント1が
現在動作しているプラットフォーム2のプラットフォー
ムプロファイルを参照して、例えば、図4に示したプラ
ンツリーの中からプランを選択し、その選択されたプラ
ンの中から未解決のゴールを取り出して、この未解決の
ゴールをプラットフォーム2に依頼するためののゴール
解決要求を作成する。
【0041】ゴール解決要求により処理の依頼(ゴー
ル)を受けたプラットフォーム2は、このゴールを解決
(処理)するために、1つ(または複数の)コンポーネ
ントを検出して処理を実行させる。
【0042】プラットフォームプロファイルは、プラッ
トフォーム2のプラットフォーム格納部9に格納され、
プラットフォーム2の現在の実行環境に関する情報(少
なくとも、そのプラットフォームが構築されている情報
処理装置の実行環境)を示したもので、例えば、図8に
示すように、現在利用可能なメモリの容量(搭載してい
るメモリ容量(メモリ資源の量))、CPUの性能(例
えば、速度)等が記述されている。
【0043】プランツリー制御部6は、プラットフォー
ム2の図8に示したようなプラットフォームプロファイ
ルと、プランツリープロファイルを参照して、プランツ
リーの複数のプランの中から、現在のプラットフォーム
2の利用可能なメモリ容量内にロード可能なサイズのプ
ランであって、その中でも処理時間が短い、あるいは優
先度の高いプランを選択する。さらに、プランツリー制
御部6は、この選択したプランの中から未解決のゴール
を順次を取り出して、少なくとも、このゴールの内容
(少なくともコンポーネント識別情報)を記述したゴー
ル解決要求を作成する。
【0044】ゴール解決要求はゴール解決要求管理部7
に渡され、そこからプラットフォーム2内のゴール対応
コンポーネント検出部10に渡される。
【0045】プラットフォーム2が有する、当該プラッ
トフォーム2を実行環境として動作する各コンポーネン
ト12は、コンポーネントプロファイルを格納するコン
ポーネントプロファイル格納部13とゴール解決部14
から構成されている。ゴール解決部14は、具体的に
は、例えば、当該コンポーネントとしての処理手順を記
述したプログラムを実行するものである。
【0046】コンポーネントプロファイルは、例えば、
図9に示したように、当該コンポーネントの識別情報
と、そのコンポーネント自体のサイズと当該コンポーネ
ントに特有の処理を実行した際に使用するワークエリア
のサイズ、あるいは、それらの合計値(以下、この合計
値を簡単にコンポーネントのメモリ使用量と呼ぶ)、プ
ラットフォーム2で当該コンポーネントを実行したとき
の処理時間等が記述されたものである。
【0047】プラットフォーム2のゴール対応コンポー
ネント検出部10は、ゴール解決要求に含まれる、ゴー
ルを解決するために適したコンポーネントを検出する。
プランツリー上の各プランの各ゴールにはそれぞれ、そ
れを解決するためのコンポーネントの識別情報、すなわ
ち、関数名と引数とが含まれ、ゴール対応コンポーネン
ト検出部10は、このゴールに含まれている関数名を持
つコンポーネントを検出するわけだが、その際、プラッ
トフォームプロファイルと、コンポーネント登録部11
の図10に示したような登録テーブルに登録されている
コンポーネントの識別情報とを参照して、例えば、当該
ゴールを解決するための(当該ゴールに含まれていた関
数名に一致する)コンポーネントを検索する。そのよう
なコンポーネントが当該登録テーブルに存在するとき
は、そのコンポーネントのコンポーネントプロファイル
を参照して、その中に記述されているコンポーネントの
メモリ使用量がプラットフォーム2の利用可能なメモリ
容量内のコンポーネントを検出する。また、当該ゴール
を解決するためのコンポーネントが複数存在するときは
(同じ関数名を有するコンポーネントが複数存在すると
きは)、その中で、そのコンポーネントのメモリ使用量
がプラットフォーム2の利用可能なメモリ容量内のもの
であって、さらに、処理時間が短いコンポーネントを検
出する。
【0048】なお、登録テーブルに登録されているコン
ポーネントの中に当該ゴールを解決するに適したコンポ
ーネントが存在しないとき、ゴール対応コンポーネント
検出部10は、登録テーブルに登録されていないコンポ
ーネントのプロファイルを直接アクセスして、適当なコ
ンポーネントを探すようにしてもよい。このとき、適当
なコンポーネントが検出できたときは、そのコンポーネ
ントの識別情報をコンポーネント登録部11が登録テー
ブルに登録する。
【0049】なお、コンポーネント登録部11の登録テ
ーブルには、コンポーネントプロファイルそのもが登録
されていてもよい。
【0050】例えば、ゴールが、インターネットに接続
するための処理の依頼であったときには、このゴールを
解決するためのコンポーネントとして、専用線にてイン
ターネットに接続するための処理を実行するコンポーネ
ントと、電話回線を用いてインターネットに接続するた
めの処理を実行するコンポーネントがあったとする。こ
の場合、両者とも、そのメモリ使用量は、プラットフォ
ーム2の利用可能なメモリ容量内に収まるサイズである
場合、前者の方が処理時間が短いとき、この前者のコン
ポーネントを検出する。
【0051】なお、本実施形態に特有なコンポーネント
として、与えられたゴール(ユーザから入力された命題
そのものを含む)を解決するための、プラットフォーム
に依頼すべき少なくとも1つの処理ステップの処理の依
頼(ゴール)からなる複数の解決方法、すなわち、プラ
ンを作成するプランナーコンポーネントがある。プラン
ナーコンポーネントは、検索、スケジューリング、エー
ジェントの移動等のゴールの各種別毎に複数存在する。
ここでは、説明の簡単のため、(Webページの)検索
のプランを複数生成する(検索の)プランナーコンポー
ネントについて説明する。検索のプランネーコンポーネ
ントは、予め複数の検索エンジンを用いた複数のプラン
を例えば、テーブル形式にて記憶している。さらに、各
プランには、そのプラン全体を実行するために用いると
予想されるコンポーネントを構成するプログラム全体の
サイズ(何Kバイトか)、そのプラン全体を、現在エー
ジェント1が動作しているプラットフォーム2で実行す
る場合の処理時間(情報処理装置のCPUの性能、すな
わち、実行環境に依存する)、検索エンジンの性能に基
づく検索結果の質の善し悪しを判断基準とした優先度
が、各プランのプロファイルとして対応付けて登録され
ている。ゴール解決要求を受け取って、処理した結果と
して、複数のプランとその各プランのプロファイルもプ
ラットフォーム2を介してエージェント1に返され、エ
ージェント1にプランツリーが登録されるとともに、そ
のプランツリープロファイルが登録される。
【0052】入出力部3は、例えば、キーボード、マウ
ス等を用いて、ユーザがエージェント1に対する命題を
入力したり、その他、情報処理装置に対し各種要求、指
示を入力したりする。また、コンポーネントの処理結果
を表示画面(表示装置)に表示するためのものである。
【0053】(2)情報処理装置の処理動作 次に、図3に示すフローチャートを参照して、図2の情
報処理装置の処理動作について説明する。例えば、エー
ジェント1に、ユーザが「「鎌倉幕府」を検索キーとす
る情報を検索(せよ)」という命題を入力したとする
(ステップS1)。この命題は、例えば、検索のプラン
を作成するプランナーコンポーネントの関数名と、その
引数としての検索キー「鎌倉幕府」に変換されて、格納
部4に格納されるとともに、プランツリー制御部6は、
この入力された命題を、最初の未解決ゴールとして、ゴ
ール解決要求を作成して、ゴール対応コンポーネント検
出部10に出力する(ステップS2)。
【0054】ゴール対応コンポーネント検出部10は、
受け取ったゴールを解決するためのコンポーネントを検
出するため、まず当該ゴールに含まれている関数名を有
するコンポーネントを登録テーブルに登録されているコ
ンポーネントの中から検索する。この登録テーブルにそ
のようなコンポーネントが登録されていないときは、プ
ラットフォーム2上に存在する他のコンポーネントのコ
ンポーネントプロファイルを直接アクセスして当該関数
名に一致するコンポーネントを検索する(ステップS
3)。
【0055】このようにして、少なくとも1つのコンポ
ーネントが検索できたときは、その中から、さらに、プ
ラットフォーム2の利用可能なメモリ容量内で実行可能
なサイズのコンポーネントを選択し、さらにまだ複数の
コンポーネントが候補として残っているときは、その中
でも処理時間が短いコンポーネントを選択する。
【0056】なお、ここでは、まず、ゴール対応コンポ
ーネント検出部10は、検索のプランを作成するプラン
ナーコンポーネントを検出する(ステップS4、ステッ
プS5)。そして、このプランナーコンポーネントにゴ
ール解決要求を渡す(ステップS6)。その結果、当該
プランナーコンポーネントにて、図4、図5に示したよ
うな複数のプランと、その各プランについてのプロフフ
ァイルが作成され、それが、ゴール対応コンポーネント
検出部10を介してゴール解決要求管理部7、プランツ
リー制御部6に渡され、格納部4に、当該作成された複
数のプランが、当該命題を解決するためのプランツリー
として格納されるとともに、当該複数のプランのプロフ
ァイルが図7に示すようにプランツリープロファイルと
して格納される(ステップS7、ステップS8)。
【0057】次に、エージェント1は、プランツリー制
御部6を用いて、プランツリー内に未選択のプランが存
在するかどうかを調べる(ステップS9)。もし未選択
のプランが無いならば(あるいは、存在する全てのプラ
ンによっても解決ができなかったときも)、エージェン
ト1は動作を終了する。そうでない場合は、プランツリ
ー制御部6は、プラットフォーム2の図8に示したよう
なプラットフォームプロファイルと、図7に示したよう
なプランツリープロファイルを参照して、プランツリー
の複数のプランの中から、現在のプラットフォーム2の
利用可能なメモリ容量内にロード可能なプログラムサイ
ズのプランであって、その中でも処理時間が短い、ある
いは優先度の高いプランを選択する(ステップS9、ス
テップS10)。
【0058】さらに、プランツリー制御部6は、この選
択したプランの中から未解決のゴールを取り出して、少
なくとも、このゴールの内容(少なくともコンポーネン
ト識別情報)を記述したゴール解決要求を作成する(ス
テップS11、ステップS12)。
【0059】ステップS11で、未解決のゴールが存在
しないときは、エージェント1は全てのゴールを解決
し、ユーザの要求を代行し終えているので、エージェン
トは動作を終了する。
【0060】ゴール解決要求は、ゴール解決要求管理部
7を介してプラットフォーム2内のゴール対応コンポー
ネント検出部10に送られる。ゴール対応コンポーネン
ト検出部10は、送られたゴール解決要求と登録テーブ
ルに登録されている各コンポーネント識別情報(例え
ば、関数名)を参照し、まず、ゴール解決要求にあるコ
ンポーネント識別情報(例えば、関数名)と一致するコ
ンポーネントが登録されているかを確認する。登録され
ているならば、そのコンポーネントのコンポーネントプ
ロファイルと、プラットフォームプロファイルを参照
し、プラットフォーム2の利用可能なメモリ容量内で実
行可能なメモリ使用量のコンポーネントを検出する。そ
のようなコンポーネントが複数存在するときは(同じ関
数名を有し、しかも、プラットフォーム2の利用可能な
メモリ容量内で実行可能なメモリ使用量であるコンポー
ネントが複数存在するときは)、その中で、さらに、処
理時間が短いコンポーネントを当該ゴール解決要求に含
まれるゴールを解決するために適したコンポーネントと
して検出する。
【0061】ゴール解決要求に含まれる関数名と同じ関
数名のコンポーネントが登録されていないときは、登録
テーブルに登録されていないコンポーネントのプロファ
イルを直接アクセスして、上記同様、適当なコンポーネ
ントを探す(ステップS13)。
【0062】なお、当該ゴール解決要求に含まれるゴー
ルを解決するために適したコンポーネントとして検出す
る際には、ゴール対応コンポーネント検出部10とゴー
ル解決要求管理部7が相互に情報をやりとりして、判断
を行ってもよい。
【0063】ゴール対応コンポーネント検出部10が、
ゴールを解決するために適したコンポーネントを検出し
た場合は(ステップS14)、そのコンポーネントのゴ
ール解決部14にゴール解決要求を渡し、ゴールを解決
する(ステップS15、ステップS16)。ゴール解決
部14により解決(処理)された結果としてのデータ
は、プラットフォーム2からエージェント1に渡され、
例えば、ゴール解決要求管理部7では、各ゴールの処理
結果のデータを格納部8に格納し(ステップS17)、
プランツリー制御部6は、解決されたゴールを削除した
り(あるいは、「解決済み」を意味するフラグを設定し
たり)、また、選択されたプランの全てのゴールが解決
したときは、そのプランを削除したりする(あるいは、
「解決済み」を意味するフラグを設定する)。その後、
ステップS9へ戻り、当該選択されたプランの各未解決
ゴールについて、上記同様の処理を行う。
【0064】なお、ゴール対応コンポーネント検出部1
0は、受け取ったゴール解決要求に適したコンポーネン
トを検出する際には、ゴール解決要求およびプラットフ
ォームプロファイルから必要とされるコンポーネントの
仕様(例えば、関数名とその処理のプログラムサイズと
ワークエリアのサイズがどのくらいまでかといった情
報)を生成し、その仕様をコンポーネント登録部11に
送信し、コンポーネント登録部11がその仕様を満たす
コンポーネントを検索し、検索されたコンポーネントを
動的に追加するという動作も可能である。
【0065】当該ゴール解決要求に含まれるゴールを解
決するために適したコンポーネントが検出されなかった
り、ゴール解決部14が解決に失敗したりした場合は
(ステップS14)、その旨がエージェント1に通知さ
れ、ステップS9へ戻り、エージェント1内のゴールツ
リー制御部6が、プランツリー内から現在失敗したプラ
ンの代替となる未選択のプラン(代替プラン)を上記同
様にして選択する(ステップS10)。代替プランが選
択された場合は、ステップS11へ進み、当該プランか
ら未解決のゴールを順次取り出し、以下、上記同様に処
理を進める。
【0066】一方、代替プランが無い場合は、エージェ
ントは処理を中止する(ステップS10)。
【0067】(3)第1の実施形態の効果 以上説明したように、上記第1の実施形態によれば、
(1)エージェント1には、予めユーザから入力された
命題を解決するための複数のプランが記憶されている。
(2)エージェント1は、記憶したプランの中から、プ
ラットフォーム2の実行環境(メモリ容量、CPUの性
能)に適したプランを選択して、この選択されたプラン
の各処理を該プラットフォーム2に依頼する。(3)こ
の依頼を受けたプラットフォーム2は、自身の実行環境
で実行可能なコンポーネント(そのコンポーネントのメ
モリ使用量(プログラムのサイズとワークエリアのサイ
ズの合計値)は実行環境としてのメモリ容量の範囲内)
を用いて、依頼された各処理を実行して、命題を解決す
る。
【0068】すなわち、複数のプランを作成するコンポ
ーネントの存在するプラットフォームを有する(メモリ
容量が多く、CPUの処理能力も高いパーソナルコンピ
ュータ等の実行環境のよい)情報処理装置でエージェン
ト1を動作させて、エージェント1に予め複数のプラン
を登録しておくことにより、例え、そのエージェント
が、実行環境が悪く、必要最小限のコンポーネントしか
存在しない(少なくとも、プランを作成するコンポーネ
ント(プランナーコンポーネント)が存在しない)よう
な携帯情報端末に移動した場合でも、記憶したプランの
中からその携帯情報端末上の実行環境の範囲内で実行可
能なプランを選択することができるので、メモリ容量や
CPUの処理能力等の実行環境の異なる複数の情報機器
のそれぞれで、その各実行環境の範囲内でその実行環境
に合わせてエージェントを柔軟に動作させて、ユーザか
ら入力された命題を自律的に処理することができる。
【0069】(第2の実施形態)上記第1の実施形態に
よれば、実行環境の異なる複数の情報処理装置のそれぞ
れに構築されプラットフォーム2のそれぞれでエージェ
ント1を動作させる際、エージェント1は、予め記憶さ
れたプランツリーの中から、その各実行環境上で実行可
能なプランを選択する。
【0070】本発明の第2の実施形態によれば、エージ
ェント1に記憶されたプランツリー上の各プランは、エ
ージェント知識に基づき複数のプランを生成するプラン
ナーコンポーネントにより、エージェント1に予め記憶
されたエージェント知識を用いて生成されていることを
特徴とする。
【0071】図11は、第2の実施形態に係る情報処理
装置の機能構成を示したものである。なお、図2と同一
部分には同一符号を付し、以下、図11の情報処理装置
の構成、処理動作について、第1の実施形態と異なる部
分についてのみ説明する。
【0072】すなわち、エージェント1はエージェント
知識を格納する格納部15を有し、この格納部15に格
納されたエージェント知識が更新された際に、現在記憶
しているプランの有効・無効を判定するためのプラン無
効判定部16を備える。
【0073】エージェント知識とは、ユーザにより設定
されるものもあれば、プラットフォーム2に記憶されて
いるプラットフォーム知識に基づき設定されたものもあ
る。ユーザにより設定されるエージェント知識として
は、例えば、プランを作成する上での条件等であって、
各プランを処理時間に重点をおき(できるだけ処理時間
が短くなるような)プラン作成すること(処理時間優
先)、各プランの各処理をプラットフォーム上の実行環
境の使用量に重点をおき(できるだけメモリ資源を使用
しないような処理手段(プログラム)を用いて実行でき
るような)プランを作成すること(省資源優先)、各プ
ランの処理内容の質に重点をおきプランを作成すること
(質優先)等がある。
【0074】プラットフォーム2には、そのプラットフ
ォーム2が提供可能な資源、機能、ユーザによる設定情
報等の(当該プラットフォーム2の実行環境の一部また
は全部を示した情報の)一覧がプラットフォーム知識と
して格納部17に予め格納されている。このような、プ
ラットフォーム知識をエージェント1が参照して設定す
るエージェント知識としては、例えば、プラットフォー
ム2上で利用可能な機能(例えば、音声処理機能や画像
処理機能の有無)や、各コンポーネントの処理の内容が
細分化されて構成されていること、あるいは、逆に、大
まかな概括化されて構成されていることといった、コン
ポーネントに関するものがある。
【0075】エージェント1は、このようなエージェン
ト知識のそれぞれに対し識別情報を付して、図12に示
すように格納していて、この内容は、ユーザにより随時
更新可能であるとともに、プラットフォーム2のプラッ
トフォーム知識が変更されれば、それに応じて更新され
る。
【0076】第2の実施形態において、さらに特徴的な
プランナコンポーネント12について説明する。このプ
ランナーコンポーネント12の構成は、前述同様である
が、その処理内容は、第1の実施形態のプランナーコン
ポーネント12の処理内容と多少異なり、エージェント
1のエージェント知識を用いて複数のプランを作成する
ものである。すなわち、本実施形態の場合、プランナー
コンポーネントは、自身が記憶する複数のプランのう
ち、各エージェント知識に対応するプランを選択して、
各プランにその選択基準(作成基準)として用いたエー
ジェント知識の識別情報をも付加して、プラットフォー
ム2を介してエージェント1へ返す。
【0077】第1の実施形態で説明したように、本実施
形態のプランネーコンポーネント12は、ゴール解決要
求を受け取ると、図12に示したようなエージェント知
識を参照しながら、与えられたゴール(ここでは、ユー
ザにより入力された命題)を解決するための複数のプラ
ンを作成する。すなわち、例えば、図12の識別情報が
「IT3」、「IT5」のエージェント知識を用いてプ
ランAを作成する。また、図12の識別情報が「IT
1」、「IT5」のエージェント知識を用いてプランB
を作成する。
【0078】このようにして作成された複数のプランと
その各プランのプロファイル情報(サイズ)は、エージ
ェント1に渡されるが、その際、このプロファイル情報
には、前述した、サイズ、処理時間の他に、各プランを
作成する際に用いたエージェント知識の識別情報も含ま
れている。エージェント1に格納されるこのプランツリ
ーのプロファイルの記憶例を図13に示す。例えば、図
12に示したエージェント1のエージェント知識が更新
されていない状態では、エージェント1は、現在記憶し
ているプランは、全て有効であり、選択可能であるの
で、図13に示したプランツリープロフィルでは、全て
「有効」となっている。
【0079】例えば、ユーザにより図12に示したエー
ジェント知識のうち、識別情報が「IT1」のエージェ
ント知識が削除された場合のエージェント1の処理動作
について、図14に示すフローチャートを参照して説明
する。エージェント知識が更新操作を受けて(ステップ
S21)、エージェント1は、プラン無効判定部16
に、このエージェン知識の更新に伴い無効となったプラ
ンがあるか否かを判定させる。すなわち、この場合、削
除されたエージェントと知識を用いて作成されたプラン
があるときは、そのプラン(この場合、プランB)を無
効と判定する(ステップS22)。そして、プランツリ
ープロファイル上で、この無効と判定されたプランには
「無効」と書き換えられる。あるいは、このプランBの
プロファイル自体を削除してもよい。
【0080】プラットフォーム知識が更新され、例え
ば、各コンポーネントの処理の内容が細分化されて構成
されたものから、概括化された構成のものに変更された
とする。
【0081】なお、細分化された構成のコンポーネン
ト、概括化された構成のコンポーネントとは、例えば、
例えば、Webページを取得するためには、まず、イン
ターネットに接続して、その後、URLを指定して当該
Webページを取得する。この2つの段階の処理をまと
めて1つのコンポーネントが実行するような構成が概括
化された構成のコンポーネントであって、この2つの段
階の処理を別個のコンポーネントが実行するような構成
が細分化された構成のコンポーネントである。
【0082】プラットフォーム知識が更新され、各コン
ポーネントの処理の内容が概括化されて構成されたもの
から、細分化された構成のものに変更されたとすると、
この更新内容がエージェント知識にも反映されて、例え
ば、図12に示したエージェント知識において、識別情
報「IT5」のエージェント知識が、識別情報「IT
4」の細分化された構成のコンポーネントに変更され
る。これに伴い、例えば、図13に示したプランツリー
上の各プランは、現在のプラットフォーム上では実行で
きないので、(極端な例ではあるが)全て「無効」とな
り、選択対象から除外される。
【0083】プランナーコンポーネントを有するプラッ
トフォーム2では、プランナーコンポーネントは、エー
ジェント知識が更新された後、すでに作成されたプラン
ツリーのルートとなるゴールのゴール解決要求を受け取
って、更新されたエージェント知識を用いて新たに複数
のプランを作成して、エージェント1に既に記憶された
プランツリーを更新するようにしてもよい。
【0084】例えば、携帯情報端末のようなメモリ資源
の乏しい実行環境に構築されるプランナーコンポーネン
トを有しないプラットフォーム2では、エージェント知
識が更新された際には、プラン無効判定部16にて、既
に記憶されているプランツリー上の各プランを選択対象
として有効か無効かを判定するのみである。無効と判定
されたプランは、図3のステップS9において、選択対
象から除かれる。
【0085】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、プランツリー上の各プランには、それに対応
するエージェント知識の識別情報とともに、プランツリ
ープロファイル上で管理されている。従って、ユーザに
よるプランの作成基準の設定変更、あるいはプラットフ
ォーム2の実行環境の変更により、エージェント知識が
更新されれば、それに伴いエージェント1自体が自律的
に判断して、既に記憶したプランツリーの中から選択対
象として除外(無効に)すべきプランを判断することが
できる。従って、エージェント1は、携帯情報端末のよ
うなメモリ資源の乏しい実行環境に構築されるプランナ
ーコンポーネントを有しないプラットフォーム2上で、
記憶したプランの中からその携帯情報端末上の実行環境
の範囲内で実行可能なプランを選択することができるの
で、メモリ容量やCPUの処理能力等の実行環境の異な
る複数の情報機器のそれぞれで、その各実行環境の範囲
内でエージェントを動作させて、ユーザから入力された
命題を自律的に処理することができる。
【0086】(第3の実施形態)エージェント1は、あ
る1つの情報処理装置(ここでは、情報機器100と呼
ぶ)上に構築されたプラットフォーム上で動作するとと
もに、この情報機器100と所定のネットワークを介し
て接続された他の(1または複数の)情報処理装置(こ
こでは、情報機器101と呼ぶ)に移動して、移動先の
情報機器101上に構築されたプラットフォーム上のエ
ージェントとして動作することもできる。この移動とい
う動作自体は、詳細に説明はしないが、少なくとも、情
報機器100のエージェントに蓄えられた特定のデー
タ、すなわち、プランツリー、プランツリープロファイ
ル、格納部8に蓄えられたゴールの処理結果を、移動先
の情報機器101上のエージェントに登録する必要があ
る。
【0087】そこで、この第3の実施形態では、情報機
器100上で動作していたエージェントの有する特定デ
ータを情報機器101上で動作するエージェントに登録
する際の処理動作について説明する。
【0088】図15は、情報機器100上のエージェン
トの有する特定データを、情報機器100と所定のネッ
トワーク(例えば、Bluetooth、USB、Ethern
et(登録商標)(イーサネット(登録商標))等)を
介して接続する情報機器101上のエージェントへ登録
する場合の、情報機器100、101の機能構成のうち
の要部を示したものである。
【0089】本発明の特徴的な部分は、少なくとも、他
の情報処理装置に登録する特定データを有する側の情報
処理装置上のプラットフォーム2には、移動コンポーネ
ントと称するコンポーネントが存在していることであ
る。
【0090】移動コンポーネントとは、主に、そのプラ
ットフォーム2上で動作するエージェント1の特定デー
タのデータ量を移動先の情報処理装置の実行環境に適し
たサイズに削減する処理を実行するコンポーネントであ
る。
【0091】まず、図16に示すフローチャートを参照
して、情報機器100上の移動コンポーネントの処理動
作について説明する。
【0092】情報機器100上と情報機器101とが所
定のネットワークを介して接続した後、それぞれにおい
て、プラットフォーム2を起動させる。このとき、情報
機器100上の移動コンポーネント62のエージェント
データ量削減部65は、接続された相手情報機器101
から、そのプラットフォームプロファイルを読み込み
(ステップS31)、少なくとも、その中にあるメモリ
資源の量を参照して、特定データのデータ量が情報機器
101のメモリ容量内に収まらないような大きいサイズ
の場合は、自身のデータ削減能力の範囲内で、特定デー
タの一部、具体的には、格納部8に格納されているデー
タを削減する処理を行う(ステップS32)。その結果
としての特定データ全体のデータ量を移動コンポーネン
ト62自身のコンポーネントプロファイル63に自身の
プロファイルとして格納する(ステップS33)。ま
た、移動コンポーネントは、取得した移動先の情報機器
101のメモリ資源の量をプラットフォーム2を介し
て、エージェント1に渡してもよい。
【0093】情報機器100には、データ削減量の異な
る複数の移動コンポーネント62を有していてもよい。
【0094】次に、ユーザにより情報機器100のエー
ジェント1に、「情報機器100から情報機器101へ
移動」という命題が入力されたとする。この命題に対す
る処理は、図3と同様である。すなわち、この場合、当
該命題は、少なくとも、移動コンポーネントの関数名
と、その関数に引数が必要なときは、引数とに変換され
て、格納部4に格納される(ステップS1)。
【0095】あるいは、入力された命題は、例えば、移
動のプランを複数作成するプランナーコンポーネントの
関数名と、その関数に引数が必要であれば、所定の引数
とに変換されて、格納部4に格納されてもよい。この場
合は、まず、図3のステップS1〜ステップS8を経由
して、移動のプランを作成するプランナーコンポーネン
トにより、例えば、少なくとも移動コンポーネントの関
数名とその関数に引数が必要なときは引数とからなる少
なくとも1つのゴールからなる)1つ目のプランと、ユ
ーザに問い合わせるため(あるいは、ユーザに通知する
ための)の1つまたは複数のゴールからなる2つ目のプ
ランとからなるプランツリーが作成される。もちろん3
つ以上のプランを生成してもよい。
【0096】プランツリー制御部6は、当該命題を未解
決ゴールとして、あるいは、上記1つ目のプランを選択
してその1つの目のゴールについてのゴール解決要求を
作成し、ゴール対応コンポーネント検出部10に渡す
(ステップS2)。
【0097】ゴール対応コンポーネント検出部10は、
この場合、移動コンポーネント62を検出するわけだ
が、この場合、当該プラットフォーム2が、データ削減
量の異なる複数の移動コンポーネントを有するときは、
移動先の情報機器101のプラットフォームプロファイ
ル9を読み出して、その中の少なくともメモリ資源の量
と、各移動コンポーネント62のコンポーネントプロフ
ァイル63中の少なくとも特定データの削減処理後デー
タ量とを照合して、プラットフォーム2の利用可能なメ
モリ容量内にロード可能なサイズに特定データを削減し
た移動コンポーネント62を選択する。そのような移動
コンポーネント複数存在する場合は、その中でも、特定
データのデータ量が多い方(あるいは少なく方)を選択
するようにしてもよい。
【0098】このようにして、検出あるいは選択された
移動コンポーネント62に、ゴール解決要求が渡される
と(ステップS3〜ステップS5、ステップS15)、
移動コンポーネント62は、エージェント移動実現部6
4にて、当該移動コンポーネント62にて削減された特
定データを移動先の情報機器101のプラットフォーム
2へ、当該ネットワークを介して送信する(ステップS
16)。以上で、情報機器100の処理動作はほぼ終了
する。
【0099】情報機器100から送られていた特定デー
タは、情報機器101上のプラットフォーム2のエージ
ェント移動受け入れ部71で受け取られ、エージェント
移動受け入れ部71は、この受け取った特定データを、
情報機器101上のプラットフォーム2で動作するエー
ジェント1に登録する。すなわち、特定データのうち、
プランツリー、プランツリープロファイルをそれぞれ、
情報機器101上のエージェント2の格納部4、格納部
5に登録するとともに、削減された情報機器100上の
エージェント1の格納部8に格納されていたデータを、
情報機器101上のエージェント1の格納部8に登録す
る。
【0100】なお、特定データを削減する移動コンポー
ネントを選択する処理動作は、上記の場合に限らず、例
えば、情報機器100上の移動コンポーネントが自身の
プロファイルを更新するために取得した、移動先の情報
機器101のプラットフォームプロファイル(少なくと
も、そのうちのメモリ資源量)を情報機器100上のプ
ラットフォーム2に渡し、プラットフォーム2のゴール
対応コンポーネント検出部10は、ゴール解決要求を受
け取った際、移動先のプラットフォームプロファイル
(メモリ資源量)と移動コンポーネント62のコンポー
ネントプロファイルとを照合して、上記同様、最適な移
動コンポーネントを検出あるいは選択するようにしても
よい。
【0101】上記第3の実施形態では、パーソナルコン
ピュータ等の情報機器100上で動作していたエージェ
ントの有する特定データを、携帯情報端末のようなメモ
リ資源の乏しい実行環境の情報機器101上で動作する
エージェントに登録する際、特定データのデータ量が大
きく、情報機器101には全て登録できないとき、情報
機器100では、移動コンポーネント62が、エージェ
ント1の有する特定データ、すなわち、プランツリー
と、プランツリープロファイルと、格納部8に蓄えられ
たゴールの処理結果のうちの一部(具体的には、格納部
8に蓄積されたゴールの処理結果)とを移動先の情報機
器101の実行環境(より具体的には、メモリ資源の
量)に適合するよう削減する。より具体的には、データ
の削減量が異なる複数の移動コンポーネントを予め用意
しておき、その中から、移動先の情報機器101の実行
環境に最も適したデータの削減処理を行う移動コンポー
ネントを選択する。
【0102】このようにして、情報機器100上のエー
ジェント1が現在有する特定データをそのまま情報機器
101上のエージェント1に登録することができずに、
エージェントの移動が実現できない場合は、移動先の情
報機器101の実行環境に適するように、エージェント
1の有する特定データのうち、エージェント1の主要動
作(例えば、プランの選択等)に関係のない、データ部
分(エージェント1が残された特定データを用いて動作
すれば、再現可能なデータ部分)を予め削減してから、
情報機器101に登録する。
【0103】もし、情報機器101の実行環境に適した
データ削減処理を実行できるような移動コンポーネント
62が存在しないときは、代替プランとしてユーザへ問
い合わせるための、あるいは移動ができない旨を通知す
るためのプランを選択、実行すればよい。
【0104】エージェントの有する特定データが他の情
報処理装置へ正しく登録できるかどうか(エージェント
の移動が実現できるかどうか)を予め知ることができ、
もし移動が実現できない場合は、最終的にゴール解決要
求管理部とゴール対応コンポーネント検出部間で情報を
やりとりすることで、他の代替ゴールを試すような動作
も実現できる。
【0105】以上、第1〜第3の実施形態で説明したよ
うな構成、動作は、次のような場面で有効である。図1
7に示すように、ユーザが会社で使っているパーソナル
コンピュータ201上でエージェント1を動作させて、
当該エージェント1に第1の実施形態で説明したよう
に、「「鎌倉幕府」を検索キーとする情報を検索(せ
よ)」という命題を入力して、そのプランツリーと、プ
ランツリープロファイルと、処理結果とを得たとする。
ユーザは、それら特定データを自身の携帯情報端末(例
えば、PDA、携帯電話等)202に登録して(エージ
ェント1を一旦携帯情報端末202に移動させて)、帰
宅中に、携帯情報端末202でエージェント1を動作さ
せることもでき、また、自宅に持ち帰り、最終的に自宅
のパーソナルコンピュータ203上まで当該エージェン
トを移動させることができる。
【0106】この場合、パーソナルコンピュータ201
が、図15の情報機器100に対応し、携帯情報端末2
02が図15の情報機器101に対応する。
【0107】携帯情報端末202上のプラットフォーム
2は、その機能上、必要最小限のコンポーネント(少な
くとも、プランナーコンポーネントは存在しない場合が
多い)と、少なくとも、図2に示したような構成と、さ
らに、図15に示したようなエージェント移動受け入れ
部71とを有している必要があり、同じく、携帯情報端
末202上のプラットフォーム2で動作するエージェン
トの機能は、図2に示したような構成を有している。
【0108】すなわち、携帯情報端末202において
も、例えば、帰宅途中で、エージェント1は、その実行
環境の範囲内で、記憶したプランツリーを用い、図3に
示したような動作が可能である。
【0109】携帯情報端末202から自宅のパーソナル
コンピュータ203へのエージェント1の移動は、メモ
リ資源の量を考慮する必要はないので、従来と同様、特
定データを削減せずに、そのまま、登録すればよい。
【0110】上記第1〜第3の実施形態に記載した手法
は、コンピュータに実行させることのできるプログラム
として、DVD、CD−ROM、フロッピディスク、個
体メモリ、光ディスクなどの記録媒体に格納して頒布す
ることもできる。
【0111】本発明の実施の形態に記載した本発明の手
法は、コンピュータに実行させることのできるプログラ
ムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−RO
M、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納
して頒布することもできる。
【0112】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記実
施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示され
る複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種
々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明
が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくと
も1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている
効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成
要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリ資源やCPUの処理能力等の実行環境の異なる複
数の情報機器のそれぞれで、その各実行環境に合わせ
て、エージェントを柔軟に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を説明するための図で、エージェントが
動作する情報機器の機能構成例を示した図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の
機能構成例を示した図。
【図3】本発明の情報処理装置の基本的な処理動作を説
明するためのフローチャート。
【図4】プランツリーの一例を示した図。
【図5】プランの一例であって、複数のゴールから構成
されるプランを示した図。
【図6】プランの他の例であって、1つのゴールから構
成されるプランを示した図。
【図7】プランツリープロファイルの記憶例を示した
図。
【図8】プラットフォームプロファイルの記憶例を示し
た図。
【図9】コンポーネントプロファイルの記憶例を示した
図。
【図10】コンポーネントの登録テーブルの一例を示し
た図。
【図11】本発明の第2の実施携帯に係る情報処理装置
の機能構成例を示した図。
【図12】エージェント知識の記憶例を示した図。
【図13】プランツリープロファイルの他の記憶例を示
した図。
【図14】プラン無効判定処理動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置
の要部の機能構成例を示した図。
【図16】移動コンポーネントの処理動作を説明するた
めのフローチャート。
【図17】本発明の利用形態の一例を説明するための
図。
【符号の説明】
1…エージェント 2…プラットフォーム 4…プランツリー格納部 5…プランツリープロファイル格納部 6…プランツリー制御部 7…ゴーリ解決要求管理部 8…(ゴールの処理結果の)格納部 9…プラットフォームプロファイル格納部 10…ゴール対応コンポーネント検出部 11…コンポーネント登録部 12…コンポーネント 13…コンポーネントプロファイル 14…ゴール解決部 15…エージェント知識格納部 16…プラン無効判定部 17…プラットフォーム知識格納部 62…移動コンポーネント 63…コンポーネントプロファイル 64…エージェント移動実現部 65…エージェント知識削減部 71…エージェント移動受け入れ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 GG01 5B075 KK07 KK13 KK33 KK37 ND03 ND20 PQ02 QP01 QP10 QS20 UU40

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め特定された実行環境を有する情報処
    理装置で、少なくともユーザから入力された命題を解決
    するための情報処理を実行するための情報処理方法であ
    って、 前記命題を解決するため予め作成された、少なくとも1
    つの処理ステップからなる複数の解決方法(プラン)を
    記憶しておき、 この記憶した複数のプランのうち、前記実行環境に適し
    たプランを1つ選択して、この選択されたプランの各処
    理ステップを前記実行環境の範囲内で処理可能なときは
    処理し、処理不可能なときは、未選択の他のプランを選
    択し直して、その選択したプランの各処理ステップを処
    理することを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 予め特定された実行環境を有する情報処
    理装置で、少なくともユーザから入力された命題を解決
    するための情報処理を実行するための情報処理方法であ
    って、 前記命題を解決するため予め作成された、少なくとも1
    つの処理ステップからなる複数の解決方法(プラン)を
    記憶するとともに、前記複数のプランのそれぞれに、そ
    のプランの処理実行に必要な環境条件を対応付けて記憶
    しておき、 この記憶した複数のプランのそれぞれの環境条件を基
    に、前記複数のプランの中から前記実行環境に適したプ
    ランを1つ選択して、この選択されたプランの各処理ス
    テップを前記実行環境の範囲内で処理可能なときは処理
    し、処理不可能なときは、未選択の他のプランを選択し
    直して、その選択されたプランの各処理ステップを処理
    することを特徴とする情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記プランは、予め記憶された前記プラ
    ンの作成基準としてユーザにより設定されたあるいは前
    記実行環境に基づき設定された条件に基づき作成され、
    前記条件が変更されたときは、その変更に伴い、予め選
    択対象から除外すべきプランを判断することを特徴とす
    る請求項2または3記載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置が複数あり、前記複数
    の情報処理装置のうちの特定の情報処理装置に記憶され
    た、少なくとも前記プランと前記プランに関するデータ
    を含む特定データを他の情報処理装置に登録する際、 前記他の情報処理装置の実行環境に適合するよう前記特
    定データのデータ量を削減して、前記他の情報処理装置
    に登録することを特徴とする請求項1または2記載の情
    報処理方法。
  5. 【請求項5】 予め特定された実行環境を有する情報処
    理装置上で前記実行環境を用いて複数の処理を実行する
    プラットフォームに、少なくともユーザから入力された
    命題を解決するための処理を前記ユーザに代わって前記
    プラットフォームに依頼するためのエージェントを動作
    させて、前記命題を解決するための情報処理を実行する
    情報処理方法であって、 前記プラットフォームは、前記エージェントからの依頼
    に応じて、前記命題を解決するための、前記プラットフ
    ォームへの少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の
    解決方法(プラン)を作成して、それを前記エージェン
    トに記憶させ、 前記エージェントは、記憶した複数のプランのうち、前
    記実行環境に適したプランを選択して、この選択された
    プランの各処理を該プラットフォームに依頼し、この依
    頼を受けたプラットフォームは、前記実行環境の範囲内
    で処理可能なときは処理し、処理不可能なときは、前記
    エージェントは、未選択の他のプランを該プラットフォ
    ームに依頼すべく選択し直すことを特徴とする情報処理
    方法。
  6. 【請求項6】 予め特定された実行環境を有する情報処
    理装置上で前記実行環境を用いて複数の処理を実行する
    プラットフォームに、少なくともユーザから入力された
    命題を解決するための処理を前記ユーザに代わって前記
    プラットフォームに依頼するためのエージェントを動作
    させて、前記命題を解決するための情報処理を実行する
    情報処理方法であって、 前記プラットフォームは、前記エージェントからの依頼
    に応じて、前記命題を解決するための、前記プラットフ
    ォームへの少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の
    解決方法(プラン)を作成して、それを前記エージェン
    トに記憶させるとともに、前記複数のプランのそれぞれ
    に、そのプランの処理実行に必要な環境条件を対応付け
    て記憶させ、 前記エージェントは、記憶した複数のプランのそれぞれ
    の環境条件を基に、前記複数のプランの中から前記実行
    環境に適したプランを選択して、この選択されたプラン
    の各処理を該プラットフォームに依頼し、この依頼を受
    けたプラットフォームは、前記実行環境の範囲内で処理
    可能なときは処理し、処理不可能なときは、前記エージ
    ェントは、未選択の他のプランを前記プラットフォーム
    に依頼すべく選択し直すことを特徴とする情報処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記プランは、予め記憶された前記プラ
    ンの作成基準としてユーザにより設定されたあるいは前
    記実行環境に基づき設定された条件に基づき作成され、
    前記条件が変更されたときは、その変更に伴い、予め選
    択対象から除外すべきプランを判断することを特徴とす
    る請求項5または6記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は複数あり、前記複数
    の情報処理装置のうちの特定の情報処理装置上のプラッ
    トフォームで動作するエージェントの有する少なくとも
    前記プランと前記プランに関するデータを含む特定デー
    タを他の情報処理装置上のプラットフォームで動作する
    エージェントに登録する際、 前記他の情報処理装置上のプラットフォームの実行環境
    に適合するよう前記特定データのデータ量を削減して、
    前記他の情報処理装置上のプラットフォームで動作する
    前記エージェントに登録することを特徴とする請求項5
    または6記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 予め特定された実行環境を有する情報処
    理装置であって、前記実行環境を用いて複数の処理を実
    行するプラットフォームを有するとともに、このプラッ
    トフォームで、少なくともユーザから入力された命題を
    解決するための処理を前記ユーザに代わって前記プラッ
    トフォームに依頼するためのエージェントを動作させ
    て、前記プラットフォームで前記命題を解決するための
    処理を実行する情報処理装置において、 前記プラットフォームは、前記エージェントからの依頼
    に応じて、前記命題を解決するための、前記プラットフ
    ォームへの少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の
    解決方法(プラン)を作成して、それを前記エージェン
    トに登録する登録手段と、 前記エージェントに登録されたプランのうち、該エージ
    ェントにより選択された前記実行環境に適したプランの
    各処理の依頼を受け付けて、前記実行環境の範囲内で、
    依頼された各処理を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 予め特定された実行環境を有する情報
    処理装置であって、前記実行環境を用いて複数の処理を
    実行するプラットフォームを有するとともに、このプラ
    ットフォームで、少なくともユーザから入力された命題
    を解決するための処理を前記ユーザに代わって前記プラ
    ットフォームに依頼するためのエージェントを動作させ
    て、前記プラットフォームで前記命題を解決するための
    処理を実行する情報処理装置において、 前記プラットフォームは、前記エージェントからの依頼
    に応じて、前記命題を解決するための、前記プラットフ
    ォームへの少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の
    解決方法(プラン)を作成して、それを前記エージェン
    トに登録するとともに、前記複数のプランのそれぞれ
    に、そのプランの処理実行に必要な環境条件を対応付け
    て前記エージェントに登録する登録手段と、 前記エージェントに登録された複数のプランのうち、該
    エージェントが前記複数のプランのそれぞれの環境条件
    を基に選択した前記実行環境に適したプランの各処理の
    依頼を受け付けて、前記実行環境の範囲内で、依頼され
    た各処理を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記プランを、前記エージェントに予
    め記憶された、前記プランの作成基準としてユーザによ
    り設定されたあるいは前記実行環境に基づき設定された
    条件に基づき作成するこを特徴とする請求項9または1
    0記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置は複数あり、前記複
    数の情報処理装置のうちの特定の情報処理装置のプラッ
    トフォームで動作するエージェントの有する少なくとも
    前記プランと前記プランに関するデータを含む特定デー
    タを他の情報処理装置のプラットフォームで動作するエ
    ージェントに登録する際、前記プラットフォームは、 前記他の情報処理装置のプラットフォームの実行環境に
    適合するよう前記特定データのデータ量を削減するデー
    タ削減手段と、 削減された前記特定データを前記他の情報処理装置の前
    記プラットフォームに送信する送信手段と、 をさらに具備したことを特徴とする請求項9または10
    記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記情報処理装置は複数あり、前記複
    数の情報処理装置のうちの自装置以外の他の情報処理装
    置のプラットフォームで動作するエージェントの有する
    少なくとも前記プランと前記プランに関するデータを含
    む特定データを前記他の情報処理装置のプラットフォー
    ムから受け取り、自装置の情報処理装置上のプラットフ
    ォームで動作するエージェントに登録する登録手段をさ
    らに具備したことを特徴とする請求項9または10記載
    の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 予め特定された実行環境を有する情報
    処理装置に、ユーザから入力された命題を解決するため
    の処理を前記ユーザに代わって依頼することにより、前
    記情報処理装置に前記命題を解決するための情報処理を
    実行させるためのエージェントシステムであって、 前記命題を解決するため予め作成された、前記情報処理
    装置への少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の解
    決方法(プラン)を記憶する手段と、 記憶した複数のプランのうち、前記実行環境に適したプ
    ランを選択する手段と、 前記選択したプランの各処理の実行を前記情報処理装置
    に依頼する手段と、 前記複数のプランのうちの選択された1つのプランの処
    理が前記情報処理装置で実行できなかったとき、未選択
    の他のプランを前記情報処理装置に依頼すべく選択し直
    す手段と、 を具備したことを特徴とするエージェントシステム。
  15. 【請求項15】 予め特定された実行環境を有する情報
    処理装置に、ユーザから入力された命題を解決するため
    の処理を前記ユーザに代わって依頼することにより、前
    記情報処理装置に前記命題を解決するための情報処理を
    実行させるためのエージェントシステムであって、 前記命題を解決するため予め作成された、前記情報処理
    装置への少なくとも1つの処理の依頼からなる複数の解
    決方法(プラン)を記憶する手段と、 前記複数のプランのそれぞれに、そのプランの処理実行
    に必要な環境条件を対応付けて記憶する手段と、 記憶した複数のプランのそれぞれの環境条件を基に、前
    記複数のプランの中から前記実行環境に適したプランを
    選択する手段と、 前記選択したプランの各処理の実行を前記情報処理装置
    に依頼する手段と、 前記複数のプランのうちの選択された1つのプランの処
    理が前記情報処理装置で実行できなかったとき、未選択
    の他のプランを前記情報処理装置に依頼すべく選択し直
    す手段と、 を具備したことを特徴とするエージェントシステム。
  16. 【請求項16】 前記プランを作成するための条件であ
    って、前記プランの作成基準としてユーザにより設定さ
    れたあるいは前記実行環境に基づき設定された条件を記
    憶する手段を具備し、 前記記憶した条件が変更されたとき、この変更に伴い、
    前記記憶した条件に基づき作成された複数のプランのう
    ち、予め選択対象から除外すべきプランを判断する判断
    手段と、 をさらに具備したことを特徴とする請求項14または1
    5記載のエージェントシステム。
  17. 【請求項17】 予め特定された実行環境を有するコン
    ピュータに、ユーザから入力された命題を解決するため
    の処理を前記ユーザに代わって依頼することにより、前
    記コンピュータに前記命題を解決するための情報処理を
    実行させるためのプログラムであって、 前記命題を解決するため予め作成された、少なくとも1
    つの処理ステップからなる複数の解決方法(プラン)を
    保持するための処理と、 前記保持した複数のプランのうち、前記実行環境に適し
    たプランを選択するための処理と、 前記選択したプランの各処理ステップの実行を前記コン
    ピュータに実行させるための処理と、 前記複数のプランのうちの選択された1つのプランの処
    理が前記コンピュータで実行できなかったとき、未選択
    の他のプランを前記コンピュータに実行させるべく選択
    し直すための処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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