JP3571862B2 - 情報受配信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報受配信システムに関し、特に、情報の内容に基づいて情報の受信及び配信を統一的に行う情報受配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のコンピュータネットワークの発達に伴い、種々の公開された情報が企業や個人というユーザの個々の壁を越えてこれらの間でコンピュータネットワークを介して受信、配信されている。例えば、新聞社がコンピュータネットワークを介して配信する新聞記事を情報端末から一般の個人が読むことができる。また、ある企業が自社の情報をインターネット等を介して他人が自由に参照できる情報として公開することが行われている。
【0003】
一方、例えば企業等においては、自社内の支店、営業所、工場、研究所等をコンピュータネットワークで接続する企業内ネットワークの構築が行われている。企業内では、一般的に、会社内の情報の管理の必要や端末数が多いこと等から、社員の使用する端末の各々を相互に接続するのではなく、ツリー状の接続形態が採られる。例えば、社員は自己の使用する端末からその営業所のホストコンピュータ(下位サーバ)等を介して本社のホストコンピュータ(上位サーバ)にアクセスして、必要な情報を配信し受信することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、企業内ネットワーク(自ネットワーク又はプライベートネットワーク)を構築する場合、企業内ネットワークとインターネット等の公開された外部のネットワーク(グローバルネットワーク)とを相互に接続することが一般的である。これは投資効率や業務上、管理上の理由等から必須であると考えられ、現実にそのような構成が採られている。従って、例えば、企業内の端末からインターネットにアクセスして種々の情報を受信することができ、また、企業内の端末からインターネットを介して種々の情報を配信できる。
【0005】
このように、現在は、必要なパスワード等が整えば、ネットワーク相互間の接続により種々の情報の受信/配信が各端末から略自由に行ない得る状況にある。しかし、このことが逆に種々の問題を生じる原因となっている。
【0006】
例えば、企業内の端末から外部ネットワークにアクセスして、情報の内容からしてその企業の業務には全く無関係な情報を受信することが考えられる。即ち、その社員が個人的に興味のあるような情報、例えばギャンブルの情報等を受信して個人的に使用する等の場合である。
【0007】
また、利便性が高いが故に、企業内ネットワークで受信/配信される情報量が多過ぎて、本来の重要な情報が埋没してしまうことが考えられる。即ち、情報の内容からして、各端末に必ず配信する必要がある情報、各端末に配信してはならない情報、各端末に配信しなくても良い情報等の区別がなされない等により、端末を使用する社員に情報が確実に伝わらない場合である。
【0008】
そこで、企業内ネットワークにおいては、受信/配信される情報の内容に着目してこれらを管理することが必要となる。また、企業内ネットワークでのみ受信/配信されるべき情報(例えば、社内情報)と外部ネットワークからの情報とを区別しつつ統一的に取り扱うことが必要となる。
【0009】
本発明は、情報の内容に基づいて情報の受信及び配信を統一的に行う情報受配信システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、自ネットワークの情報と外部ネットワークからの情報とを区別しつつ、情報の内容に基づいて情報の受信及び配信を統一的に行う情報受配信システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、自ネットワークの情報を情報の内容に基づいて受信及び配信する情報受配信システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、情報の内容に基づいて情報の受信及び配信を統一的に行うと共に、情報を効率良く受信及び配信する情報受配信システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理構成図であり、本発明による情報受配信システム(又はネットワークオペレーティングシステム)の構成を示す。この情報受配信システムは、自ネットワーク100内の情報であるプライベート情報と、自ネットワーク100に接続された外部ネットワーク200内の情報であるグローバル情報とを受信及び配信する。この情報受配信システムは、自ネットワーク100内の所定の上位サーバ110に、グローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3を備える。グローバルディレクトリ一覧2は、情報の提供元(サーバ)とその情報を受信するための情報である受信情報とからなるディレクトリであって前記グローバル情報を保持する。プライベートディレクトリ一覧3は、情報の提供元とその情報を受信するための情報である受信情報とからなるディレクトリであって前記プライベート情報を保持する。についてのものを管理する。所定の上位サーバ110が、グローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3を用いて、自ネットワーク100内の他のサーバ120等についての情報の受信及び配信を管理する。
【0012】
本発明の情報受配信システムによれば、グローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3により、グローバル情報及びプライベート情報について、予め情報毎にその受信情報を保持することができる。これにより、グローバル情報とプライベート情報とを区別しつつ統一的に管理して、情報毎の受信情報により、その情報自体(本文)の受信及び配信を管理することができる。
【0013】
従って、本発明によれば、企業内ネットワークのようなプライベートネットワークと公開された外部のネットワーク(グローバルネットワーク)とを相互に接続した場合においても、受信/配信される情報の内容(コンテンツ)に着目してこれらを管理することができる。これにより、ネットワークで受信/配信される情報について、企業内ネットワークでのみ受信/配信されるべき情報と外部ネットワークからの情報とを区別しつつ統一的に取り扱うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2乃至図5は本発明の情報受配信システムの構成を示す。特に、図2はネットワークの接続について示し、図3は外部(又は共有)ネットワーク(グローバルネットワーク)200の構成について示し、図4は自ネットワーク(プライベートネットワーク又はLAN)100の構成について示し、図5は自ネットワーク100の端末(クライアント)140の構成について示す。
【0015】
図2に示すように、企業内ネットワークのような自ネットワーク100は、公衆回線又は専用回線のような回線300を介して外部ネットワーク200であるインターネット201に接続され、情報の受信及び配信を行う。インターネット201には他の外部ネットワーク200であるグローバルネットワーク202が接続され、情報の受信及び配信を行う。従って、自ネットワーク100はインターネット201を介してグローバルネットワーク202とも接続され、情報の受信及び配信を行う。なお,グローバルネットワーク202はインターネット201を介して自ネットワーク100から接続できるものであるが,自ネットワーク100は回線300を介して外部ネットワーク200であるグローバルネットワーク203に直接接続され、情報の受信及び配信を行う場合もある。これらの情報は例えば新聞記事等の公開された情報である。
【0016】
従って、自ネットワーク100においては、インターネット201からの情報、グローバルネットワーク202からの情報、グローバルネットワーク203からの情報が受信及び配信される。これらは、自ネットワーク100以外で作成され提供される情報であるので、自ネットワーク100にとってのグローバル情報である。また、自ネットワーク100においては、自ネットワーク100内で作成され提供される情報が受信及び配信される。従って、これらは自ネットワーク100にとってのプライベート情報である。
【0017】
図3に示すように、インターネット201及びグローバルネットワーク202、203等の外部ネットワーク200は、上位サーバであるグローバルディレクトリサーバ210と下位(又は中間)サーバであるグローバルサーバ220とを含む。グローバルディレクトリサーバ210は、外部ネットワーク200におけるディレクトリの管理についての第1の階層(最上位)のサーバである。グローバルサーバ220はディレクトリの管理についての第2の階層のサーバである。なお、図示しないが、グローバルサーバ220の下に、更に下位のサーバ及びクライアントが接続される。
【0018】
グローバルサーバ220の1つであるグローバルサーバA(B及びCも同様である)が「a」なる記事(アーカイブ)からなる情報(グローバル情報)とその内容についての内容情報又は属性情報(コンテンツ)を作成し格納する。この記事を「アーカイブ#a」と表し、表題を「コンテンツ(又はグローバルコンテンツ)a」と表す。従って、グローバルサーバA等は、例えばインターネット201のニュースサーバである。
【0019】
例えば、アーカイブ#aとしては、新聞社が作成して公開する「新聞Aの記事それ自体」が挙げられる。また、そのコンテンツaとしては、アーカイブ#aの内容を端的に表示する「新聞Aの記事」が考えられる。この場合のグローバルサーバAは、その新聞社の有するグローバルサーバ220である。
【0020】
グローバルサーバAのシステム管理者がコンテンツa(即ち、アーカイブ#a)を公開しても良いと考えた場合、その指示入力に応じて、グローバルサーバAが、アーカイブ#aについてのディレクトリ(コンテンツディレクトリ)「#A」を作成して、これをそのコンテンツaと共にグローバルディレクトリサーバ210にアップロードする。ディレクトリは常にそのコンテンツと共にアップロードされダウンロードされる。これは以下においても同様である。アーカイブ#aは依然としてグローバルサーバAに存在する。
【0021】
ディレクトリは、アーカイブ#aについて、その提供元であるグローバルサーバAと、アーカイブ#aを受信するための情報である受信情報とからなる。具体的には、グローバルサーバAのアドレス(ネットワークアドレス又はIPアドレス等を含む)又はID等である。これを「#A」と表す。このディレクトリは、自ネットワーク100から見ると、グローバル情報についてのディレクトリ(グローバルディレクトリ)である。
【0022】
グローバルディレクトリサーバ210は予め定められた形式のディレクトリ一覧(テーブル)1を備える。グローバルディレクトリサーバ210はグローバルサーバAからアップロードされたコンテンツaのディレクトリ「#A」をディレクトリ一覧1に格納する。ディレクトリ「#A」は「コンテンツa」なるコンテンツ名と共に登録される。即ち、ディレクトリ一覧に格納するためのディレクトリ一覧情報(コンテンツaと言う名のディレクトリ#A)が作成され格納される。同様に、グローバルサーバBからアップロードされたディレクトリ#Bについて、及びグローバルサーバCからアップロードされたディレクトリ#Cについても、ディレクトリ一覧1に格納される。なお、グローバルディレクトリサーバ210自体の作成したアーカイブについても、そのディレクトリをディレクトリ一覧1に格納するようにしても良い。
【0023】
グローバルディレクトリサーバ210は作成したディレクトリ一覧1をその作成、更新の都度(又は予め定められた時間間隔で)グローバルサーバA乃至Cに配信する。ディレクトリ一覧1内の情報は公開された情報についてのものであるから、配信しても何ら問題ない。従って、ディレクトリ一覧1を配信されたグローバルサーバA乃至Cは、このディレクトリ一覧1を更に下位のサーバ又は他のネットワークのサーバに配信する。
【0024】
図4に示すように、企業内ネットワークのような自ネットワーク100はツリー(階層)構成を採る。即ち、上位サーバであるプライベートディレクトリサーバ110と、中間サーバであるプライベートサーバ(又はイントラネットサーバ)120と、下位サーバであるプライベートサーバ130と、更にその下位に接続されたクライアント140とを含む。プライベートディレクトリサーバ110は、自ネットワーク100におけるディレクトリの管理についての第1の階層(最上位)のサーバ又は端末(又はホスト)である。プライベートサーバ120及び130は、各々、ディレクトリの管理についての第2及び第3の階層のサーバ又は端末である。クライアント140はディレクトリの管理についての第4の階層(例えば最下位)の端末である。
【0025】
自ネットワーク100の最上位にあるプライベートディレクトリサーバ110は、回線300を介して、前述のようにして外部ネットワーク200の配信するディレクトリ一覧1を受信して、これをグローバルディレクトリ一覧(GD)2にダウンロードする。即ち、自らのグローバルディレクトリ一覧2として獲得する。このために、プライベートディレクトリサーバ110は、予め定められた形式のグローバルディレクトリ一覧2を備える。グローバルディレクトリ一覧2はディレクトリ一覧1と同一の形式とされる。
【0026】
なお、プライベートディレクトリサーバ110がディレクトリ一覧1を受信する相手方は、外部ネットワーク200のいずれのサーバであっても良い。例えば、グローバルディレクトリサーバ210から直接に受信しても、又はグローバルサーバBから受信(図3に示す場合)しても良い。従って、プライベートディレクトリサーバ110は,インターネット201のWWWブラウザでもある。
【0027】
一方、自ネットワーク100において、プライベートサーバ120の1つであるプライベートサーバX(Y及びZも同様である)が「アーカイブ#x」なる記事及び内容情報(コンテンツ)の情報(プライベート情報)を作成し格納する。このコンテンツを「コンテンツ(又はプライベートコンテンツ)x」と表す。プライベートサーバX(又は自ネットワーク100)のシステム管理者がコンテンツx(即ち、アーカイブ#x)を公開しても良いと考えた場合、その指示入力に応じて、プライベートサーバXが、アーカイブ#xについてのディレクトリ「#X」を作成して、これをコンテンツxと共にプライベートディレクトリサーバ110にアップロードする。
【0028】
なお、ディレクトリは、コンテンツxについて、その提供元であるプライベートサーバXと、アーカイブ#xを受信するための情報である受信情報とからなる。具体的には、グローバルサーバXのアドレス又はID等である。これを「#X」と表す。このディレクトリは、自ネットワーク100から見ると、プライベート情報についてのディレクトリ(プライベートディレクトリ)である。
【0029】
プライベートディレクトリサーバ110は予め定められた形式のプライベートディレクトリ一覧(PD)3を備える。プライベートディレクトリ一覧3はグローバルディレクトリ一覧2又はディレクトリ一覧1と同様の形式とされる。従って、ディレクトリ「#X」はディレクトリ「#A」と同様にしてプライベートディレクトリ一覧3に格納される。即ち、この格納のためのディレクトリ一覧情報が作成され格納される。同様に、プライベートサーバYからアップロードされたディレクトリ#Yについても、プライベートディレクトリ一覧3に格納される。なお、プライベートサーバ130又はプライベートディレクトリサーバ110自体の作成したアーカイブについても、そのディレクトリをプライベートディレクトリ一覧3に格納するようにしても良い。
【0030】
プライベートディレクトリサーバ110は、受信したグローバルディレクトリ一覧2及び作成したプライベートディレクトリ一覧3を、その作成、更新、受信の都度(又は予め定められた時間間隔で)、プライベートサーバX乃至Zに配信する。グローバルディレクトリ一覧2内の情報は公開された情報についてのものであるから、配信しても何ら問題ない。プライベートディレクトリ一覧3内の情報は、基本的には、同一企業内において配信する限りは問題ない。従って、グローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3を配信されたプライベートサーバX乃至Zは、これらを更に下位のプライベートサーバ130及びクライアント140に配信する。
【0031】
図5に示すように、クライアント140において、そのユーザが配信されたグローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3を見る。これによりクライアント140のユーザがある情報それ自体(アーカイブ)を見たいと考えた場合、ユーザはグローバルディレクトリ一覧2及び/又はプライベートディレクトリ一覧3内のグローバルディレクトリ及び/又はプライベートディレクトリを指定してアーカイブの獲得を指示する。この指示入力により、クライアント140のダウンローダ10は、指定されたグローバルディレクトリ及び/又はプライベートディレクトリを参照して、当該グローバルサーバ210、220及び/又はプライベートサーバ110、120、130から当該アーカイブ#a等を自端末140の記憶装置11にダウンロードする。
【0032】
クライアント140において、その表示プログラム12が記憶装置11にダウンロードされたアーカイブ#a等を自端末の表示装置14に表示する。これにより、クライアント140のユーザがアーカイブ#a等を見ることができる。
【0033】
ここで、本発明の情報受配信システムにおいては、前述のようにしてプライベートディレクトリサーバ110から配信されるグローバルディレクトリ一覧2及びプライベートディレクトリ一覧3の配信、即ちディレクトリの配信については更に詳細に管理される。また、このディレクトリの詳細な管理を通じてアーカイブの受信も詳細に管理される。
【0034】
図6乃至図11はディレクトリの管理について示す。特に、図6は自ネットワーク100のサーバ例えば中間サーバであるプライベートサーバ(又はイントラネットサーバ)120の構成を示し、図7はイントラネットサーバ120の有するディレクトリ管理テーブルの構成を示し、図8及び図9はディレクトリのアップロードについて示し、図10及び図11はディレクトリのダウンロードについて示す。
【0035】
なお、以下の説明はイントラネットサーバ120の構成についてのものであるが、プライベートディレクトリサーバ110及びプライベートサーバ130も同様の構成とされる。これにより、自ネットワーク100の各階層に応じた情報の管理が可能となる。なお、他のサーバにおいては、このような構成は必要に応じて省略しても良い。
【0036】
図6に示すように、イントラネットサーバ120は、ディレクトリ管理テーブル21、ディレクトリ管理プログラム22、ディレクトリダウンローダ23、ディレクトリ更新プログラム24、ディレクトリアップローダ25を備える。
【0037】
また、図7に示すように、ディレクトリ管理テーブル21はコンテンツ名毎に(情報の各々について)配信許可フラグとアップロード許可フラグとを格納する。配信許可フラグは上位サーバ(プライベートディレクトリサーバ110)からのディレクトリの下位サーバ(プライベートサーバ130)への配信の可否を示す。アップロード許可フラグは下位サーバ(プライベートサーバ130)からのディレクトリの上位サーバ(プライベートディレクトリサーバ110)へのアップロードの可否を示す。従って、ディレクトリ管理テーブル21は、イントラネットサーバ120(又は自ネットワーク100)において、他のサーバに配信可能なコンテンツのディレクトリを一括して管理する。
【0038】
ディレクトリ管理プログラム22は、ディレクトリ管理テーブル21を参照することにより、プライベートディレクトリサーバ110及びプライベートサーバ130についてのディレクトリの受信及び配信を管理する。即ち、ディレクトリ管理プログラム22が、ディレクトリ管理テーブル21を用いて、上位サーバからのディレクトリの下位サーバへの配信と、下位サーバからのディレクトリの上位サーバへのアップロードとを管理する。なお、プライベートディレクトリサーバ110について管理することにより、結果的に、当該ディレクトリに関しては同一階層の他のプライベートサーバ120についても管理する。
【0039】
このために、この受信及び配信に先立って、ディレクトリ管理プログラム22はディレクトリ管理テーブル21に配信許可フラグ及びアップロード許可フラグを設定する。この設定は、当該イントラネットサーバ120のシステム管理者(又は自ネットワーク100の管理者)により、当該ディレクトリ管理プログラム22との対話形式で行われる。
【0040】
例えば、図7に示すように、コンテンツaがインターネット201から配信された「新聞Aの記事」であるとする。このコンテンツaは、社員にとって有益であろうから配信許可フラグは「許可」とされ、一方上位サーバからの配信であるからアップロード許可フラグは「アップロード不可」とされる。また、コンテンツbがインターネット201から配信された「ギャンブルBのニュース」であるとする。このコンテンツbは、企業の業務に無関係であるから配信許可フラグは「不可」とされ、一方上位サーバからの配信であるからアップロード許可フラグも「アップロード不可」とされる。
【0041】
また、コンテンツxが下位サーバ(クライアント140)からアップロードされた「人事通達X」であるとする。このコンテンツxは、社員に周知させるために配信許可フラグは「許可」とされ、同様の理由でアップロード許可フラグは「アップロード可」とされる。また、コンテンツyが下位サーバ(クライアント140)からアップロードされた「総務ニュースY」であるとする。このコンテンツyは、当該総務関係以外の社員には無関係であろうから配信許可フラグは「不可」とされ、同様の理由でアップロード許可フラグは「アップロード不可」とされる。
【0042】
ディレクトリダウンローダ23は、上位サーバ即ちプライベートディレクトリサーバ110に配信されたグローバルディレクトリ及びプライベートディレクトリを当該イントラネットサーバ120にダウンロードし、これに基づいてディレクトリ管理テーブル21の内容を更新する。新しいコンテンツについてのディレクトリであればディレクトリ管理テーブル21に追加され、ディレクトリの変更であればこれに従って既存のディレクトリが変更される。例えば、図6及び図7において、コンテンツa乃至cのディレクトリがディレクトリダウンローダ23によりディレクトリ管理テーブル21にエントリされる。
【0043】
なお、ディレクトリ管理テーブル21において配信許可フラグが「可」であるディレクトリの下位のサーバ(プライベートサーバ130)へのダウンロードは、当該プライベートサーバ130のディレクトリダウンローダ23によって、同様に行われる。例えば、図6及び図7において、コンテンツa、c及びxのディレクトリが、下位サーバのディレクトリダウンローダ23によりダウンロードされる。
【0044】
ディレクトリ更新プログラム24は、下位サーバ即ちプライベートサーバ130からそのディレクトリアップローダ25によりアップロードされたプライベートディレクトリを当該イントラネットサーバ120に保持し、これに基づいてディレクトリ管理テーブル21の内容を前述と同様に更新する。例えば、図6及び図7において、コンテンツx及びyのディレクトリがディレクトリ更新プログラム24によりディレクトリ管理テーブル21にエントリされる。
【0045】
ディレクトリアップローダ25はディレクトリ管理テーブル21にエントリされているコンテンツの中でアップロード許可フラグが「アップロード可」であるコンテンツを抽出して、そのディレクトリを上位サーバであるプライベートディレクトリサーバ110にアップロードする。例えば、図6及び図7において、コンテンツxのディレクトリがディレクトリアップローダ25によりディレクトリ管理テーブル21から上位サーバにアップロードされる。
【0046】
次に、下位サーバから上位サーバへのディレクトリのアップロードの処理について、図8及び図9により詳細に説明する。図8に示すように、新たに、下位サーバであるプライベートサーバ130からイントラネットサーバ120及びプライベートディレクトリサーバ110に新しいコンテンツxのディレクトリをアップロードする場合について説明する。
【0047】
このアップロードに先立って、上位サーバであるプライベートディレクトリサーバ110からイントラネットサーバ120にコンテンツa乃至cのディレクトリがダウンロードされている。これらのディレクトリ管理テーブル21のアップロード許可フラグは、これらが上位サーバからダウンロードされたものであるので、「不可」とされている。
【0048】
この状態で、プライベートサーバ130のディレクトリアップローダ25が、プライベートサーバ130のディレクトリ管理テーブル21にエントリされているコンテンツの中でアップロード許可フラグが「アップロード可」であるコンテンツx及びyのディレクトリをアップロードする。そして、図9(A)に示すように、ディレクトリ更新プログラム24は、ディレクトリ管理テーブル21に新しいコンテンツ名x及びy(及びそのディレクトリ)を追加し、そのアップロード許可フラグを「アップロード不可」に設定する。従って、アップロード許可フラグの初期値は常に「不可」である。これにより、新しいディレクトリをシステム管理者がチェックする前に配信されてしまうことを防止できる。
【0049】
ディレクトリ管理テーブル21が更新されると、これをディレクトリ管理プログラム22がイントラネットサーバ120の表示装置に表示する。これを見たシステム管理者は、コンテンツxが「人事通達X」であり社員に周知させる必要があることを知り、図9(B)に示すように、ディレクトリ管理プログラム22との対話処理によりコンテンツxのアップロード許可フラグを「可」に設定する。一方、コンテンツyが「総務ニュースY」であり他の部署の社員に周知させる必要がないことを知り、ディレクトリ管理プログラム22との対話処理によりコンテンツyのアップロード許可フラグを「不可」に設定する。
【0050】
この結果、図9(C)に示すように、新しいコンテンツxのディレクトリ#X(のみ)がイントラネットサーバ120のディレクトリアップローダ25によって、プライベートディレクトリサーバ110にアップロードされる。
【0051】
次に、上位サーバから下位サーバへのディレクトリのダウンロードの処理について、図10及び図11により詳細に説明する。図10に示すように、新たに、上位サーバであるプライベートディレクトリサーバ110からイントラネットサーバ120及びプライベートサーバ130に新しいコンテンツxのディレクトリをダウンロードする場合について説明する。
【0052】
このダウンロードに先立って、上位サーバであるイントラネットサーバ120からプライベートサーバ130にコンテンツa及びcのディレクトリがダウンロードされている。即ち、ディレクトリ管理テーブル21の配信許可フラグが「許可」であるディレクトリ(従って、コンテンツbのディレクトリを除く)が、プライベートサーバ130のディレクトリダウンローダ23によって、プライベートサーバ130にダウンロードされている。
【0053】
この状態で、イントラネットサーバ120のディレクトリダウンローダ23が、上位サーバであるプライベートディレクトリサーバ110のディレクトリ管理テーブル21において配信許可フラグが「可」であるディレクトリ(コンテンツ名x)をイントラネットサーバ120にダウンロードする。そして、図11(A)に示すように、ディレクトリダウンローダ23は、ディレクトリ管理テーブル21に新しいコンテンツ名xを追加し、その配信許可フラグを「不可」に設定する。従って、配信許可フラグの初期値は常に「不可」である。これにより、新しいディレクトリをシステム管理者がチェックする前に配信されてしまうことを防止できる。
【0054】
ディレクトリ管理テーブル21が更新されると、これをディレクトリ管理プログラム22がイントラネットサーバ120の表示装置に表示する。これを見たシステム管理者は、コンテンツxが「人事通達X」であることを知り、社員に周知させる必要があると判断し、図11(B)に示すように、ディレクトリ管理プログラム22との対話処理によりコンテンツxの配信許可フラグを「可」に設定変更する。
【0055】
この結果、コンテンツa及びcのディレクトリと同様にして、図11(C)に示すように、新しいコンテンツxのディレクトリ#Xがプライベートサーバ130のディレクトリダウンローダ23によって、プライベートサーバ130にダウンロードされる。
【0056】
次に、本発明の情報受配信システムにおいては、前述のようにしてクライアント140において参照されるアーカイブ(情報の内容それ自体)の保持については更に詳細に管理される。例えば、外部ネットワーク200で公開されている情報で頻繁に参照されるものについては、そのアーカイブを自ネットワーク100内の適切なサーバにミラーリング(コピー)しておき、これを参照するようにする。これにより、回線300の専有率(量又は時間)を少なくすることができ、アーカイブの伝送時間を短くしてアーカイブの参照を速やかに行うことができる。
【0057】
図12乃至図16はアーカイブの保持のためのミラーリング処理について示す。特に、図12は自ネットワークのサーバ110、120、130のミラーリング処理のための構成を示し、図13は外部ネットワーク200及び自ネットワークでのアーカイブの保持について示す。図14乃至図16は自ネットワーク100のアーカイブの保持について示し、特に、図14はプライベートディレクトリサーバ110のアーカイブの保持について示し、図15はプライベートサーバ120のアーカイブの保持について示し、図16はクライアント140のアーカイブの保持について示す。
【0058】
図12に示すように、プライベートディレクトリサーバ110は、ディレクトリ管理テーブル31、ディレクトリ一覧32、ミラー制御プログラム33、ミラー管理ツール34、ミラー管理テーブル35、ミラー格納領域36を備える。なお、ディレクトリ管理テーブル31は、便宜上別の符号で表すが、ディレクトリ管理テーブル21と同一のものである。ディレクトリ一覧32はグローバルディレクトリ一覧2とプライベートディレクトリ一覧3とを一体として示したものである。
【0059】
ディレクトリ管理テーブル31はコンテンツ名毎に(情報の各々について)その所在情報とオリジナル所在情報とを格納する。所在情報は、当該サーバの下位サーバにアーカイブを提供するために、当該アーカイブの所在位置を示す情報である。当該アーカイブが当該サーバにミラーリングされている場合には、当該サーバのミラー格納領域36の格納位置が所在情報とされる。従って、所在情報は当該アーカイブの所在位置の内、例えば当該サーバから最も近いものを示す。オリジナル所在情報は、当該アーカイブのオリジナルの提供元であるサーバを示す。従って、オリジナル所在情報は、外部ネットワーク200又は上位サーバから配信された情報である。
【0060】
ディレクトリ一覧32は、ミラーリング処理されたコンテンツについては、本来のディレクトリではなく新たに合成されたディレクトリ(合成ディレクトリ)を格納する。ディレクトリは、前述のように、例えばコンテンツaについて、そのオリジナルの提供元であるグローバルサーバAと、アーカイブ#aを受信するための受信情報とからなる。これに対して、合成ディレクトリは、例えばコンテンツaについて、その当該サーバから最も近い提供元であるサーバと、当該サーバからアーカイブ#aを受信するための受信情報とからなる。即ち、所在情報に対応する。なお、本来のディレクトリはオリジナル所在情報に対応する。
【0061】
ミラー制御プログラム33はミラー管理テーブル35を参照してミラーリング処理を行う。即ち、参照されるアーカイブのファイルの転送処理を行う。この転送処理は、当該アーカイブのファイルの提供元のサーバから、当該ミラー制御プログラム33の存在するサーバのミラー格納領域36の指定された領域へ行われる。また、ミラー制御プログラム33は、ミラーリング処理に伴い、ディレクトリ管理テーブル31及びディレクトリ一覧32の内容を変更する。即ち、ミラーリング処理されたコンテンツについて、所在情報を生成してディレクトリ管理テーブル31に書き込み、合成ディレクトリを生成してディレクトリ一覧32に書き込む。
【0062】
ミラー管理ツール34はミラー管理テーブル35を管理し、その更新等の処理を行う。即ち、ミラー管理ツール34はミラー管理テーブル35へのミラーリング処理の対象、条件、アーカイブの格納位置の登録をシステム管理者との対話形式で行う。この登録により、ミラーリング処理の対象、条件、ミラーリングされたアーカイブの格納位置が設定される。
【0063】
ミラー管理テーブル35はミラーリング処理の対象、条件、アーカイブの格納位置、処理結果等を格納する。ミラーリング処理対象はアーカイブ単位で指定される。ミラーリング処理条件としては例えばミラーリング処理を行う時間間隔があり、処理結果としてはそのアーカイブにつき最後のミラーリング処理をした時刻(最終ミラー時刻)がある。最終ミラー時刻は当該ミラーリング処理を行ったミラー制御プログラム33により格納される。アーカイブの格納位置としてはミラー格納領域36の所定の領域がアーカイブ単位で指定される。
【0064】
ミラー格納領域36は当該サーバの有する記憶装置の所定の領域であり、他のサーバからミラーリングしたアーカイブを格納するための領域であり、例えば複数のアーカイブを格納できるような領域が予め用意される。
【0065】
図13に示すように、外部ネットワーク200において、グローバルサーバAがアーカイブ#a及びそのコンテンツaを作成し格納する。グローバルサーバAがアーカイブ#aのオリジナルの提供元である。グローバルサーバB及びCも同様にアーカイブ#b及び#cを格納する。アーカイブ#a乃至#cは、前述のように、公開されている。グローバルディレクトリサーバ210には、前述のように、そのディレクトリ「#A」等がアップロードされ格納される。しかし、アーカイブ#a等は、依然として、オリジナルの提供元のグローバルサーバA等に存在する。
【0066】
図13に示すように、自ネットワーク100において、プライベートサーバXがアーカイブ#x及びそのコンテンツxを作成し格納する。プライベートサーバXがアーカイブ#xのオリジナルの提供元である。プライベートサーバYも同様にアーカイブ#yを格納する。プライベートディレクトリサーバ110には、前述のように、そのディレクトリ「#X」等がアップロードされ格納される。しかし、アーカイブ#x等は、依然として、オリジナルの提供元のプライベートサーバX等に存在する。
【0067】
なお、以下の説明において、プライベートディレクトリサーバ110をサーバPと表し、プライベートサーバ120の1つ(プライベートサーバX及びYを除く)をサーバQと表す。
この状態で、図14に示すように、サーバPのシステム管理者が、ミラー管理ツール34との対話により、そのディレクトリ管理テーブル31のコンテンツの中で、自サーバPから下位のサーバQ等に配信許可とされているものであって所望のコンテンツを、自サーバPにミラーリング処理する対象として選択して、ミラー管理テーブル35に登録する。この時、システム管理者は、同時にミラーリングしたアーカイブのミラー格納領域36における格納先も当該アーカイブ毎に登録する。例えば、図14に示すように、コンテンツa、b及びxを登録し、その格納先としてアドレスa1、b1及びx1を登録する。
【0068】
ここで、ミラー管理ツール34が実行する対話処理について、具体的に説明する。まず、ディレクトリ管理テーブル31を参照し、1コンテンツ分のレコードを取り出す(ステップ1)。これをシステム管理者に表示し、システム管理者に当該表示されたコンテンツのアーカイブを自サーバにミラーリングするか否かを指示入力させる(ステップ2)。次に、この指示入力においてミラーリングの処理対象とされたコンテンツについて、更にシステム管理者にミラーリングしたアーカイブの格納場所を指定させる(ステップ3)。次に、ミラーリングの処理対象及び格納場所をミラー管理テーブル35に追加(又は更新)する(ステップ4)。以上のステップ1乃至4をディレクトリ管理テーブル31に登録されたコンテンツについて繰り返す。なお、既にミラーリングの処理対象とされたコンテンツについて繰り返すようにしても良い。
【0069】
これとは別に、サーバPのシステム管理者は、ミラーリングの処理時間の間隔をミラー管理テーブル35に登録する。この処理時間の間隔は、ミラーリング処理全体について指定しても良く、各アーカイブ毎に指定しても良い。なお、最終ミラー時刻は、新たに登録されたコンテンツa等については初期値(即ち0)とされる。
【0070】
ミラー制御プログラム33は、ミラー管理テーブル35を参照してミラーリング処理を行う。即ち、ミラー制御プログラム33は、最終ミラー時刻から登録された処理時間の間隔が経過した場合、登録されたコンテンツのアーカイブのファイル転送を行う。例えば、図14に示すように、登録されたコンテンツa、b及びxについてディレクトリ管理テーブル31のオリジナル所在情報を参照して、各々、提供元であるグローバルサーバA、B及びプライベートサーバXからアーカイブ#a、#b及び#xを読み出し、これらをミラー格納領域36におけるアドレスa1、b1及びx1に格納する。
【0071】
この後、ミラー制御プログラム33は、ミラーリングしたコンテンツ毎にディレクトリ管理テーブル31の所在情報を作成(又は更新)して、ディレクトリ管理テーブル31に格納する。例えば、図14に示すように、コンテンツa、b及びxは、サーバPのミラー格納領域36のアドレスa1、b1及びx1にミラーリングされたのであるから、その所在情報が、各々、P/a1、P/b1及びP/x1とされる。なお、ミラーリングされていない他のコンテンツc及びyの所在情報は、オリジナル所在情報に等しくされる。即ち、所在情報の初期値はオリジナル所在情報であり、ミラーリングの都度に更新される。
【0072】
ここで、ミラー制御プログラム33の実行する処理について、具体的に説明する。まず、ミラー管理テーブル35を参照し、1コンテンツ分のレコードを取り出す(ステップ1)。次に、コンテンツ名を用いてディレクトリ管理テーブル31を検索して、ステップ1で取り出したレコードに対応するオリジナル所在情報をディレクトリ管理テーブル31から取り出す(ステップ2)。次に、ステップ2で取り出したレコードのオリジナル所在情報を参照して、当該アーカイブを自サーバの所定の格納領域にダウンロードする(ステップ3)。次に、ダウンロードしたアーカイブをステップ1で取り出したレコードの指定された格納領域に格納する(ステップ4)。次に、当該アーカイブを格納した領域をステップ2で取り出したレコードの所在情報としてディレクトリ管理テーブル31に書き込む(ステップ5)。以上のステップ1乃至4をミラー管理テーブル35に登録されたコンテンツについて繰り返す。
【0073】
次に、ミラー制御プログラム33は、ミラーリングしたコンテンツ毎にディレクトリ一覧32のディレクトリを更新して、ディレクトリ一覧32に格納する。例えば、図14に示すように、コンテンツa、b及びxのディレクトリが、各々、#P/a1、#P/b1及び#P/x1とされる。これにより、下位のサーバに対して当該コンテンツを公開すると共に、そのアーカイブの参照を自サーバPから行わせることができる。なお、ミラーリングされていない他のコンテンツc及びyのディレクトリは元のままとされる。
【0074】
図15に示すように、下位のサーバQのディレクトリダウンローダ23は、上位サーバPのディレクトリ一覧32を参照して、自サーバQのディレクトリ管理テーブル31を作成する。この時点では、サーバQのディレクトリ管理テーブル31のオリジナル所在情報は、サーバPのディレクトリ一覧32の内容に等しい。従って、サーバQのディレクトリ管理テーブル31の所在情報も、サーバPのディレクトリ一覧32の内容に等しい。
【0075】
次に、サーバQのシステム管理者が、前述と同等にして、ミラー管理ツール34との対話により、そのディレクトリ管理テーブル31のコンテンツの中から自サーバにミラーリング処理する対象を選択して、ミラー管理テーブル35に登録する。例えば、図15に示すように、コンテンツa及びxを登録し、その格納先としてアドレスa2及びx2を登録する。
【0076】
そこで、サーバQのミラー制御プログラム33は、図15に示すように、登録されたコンテンツa及びxについてディレクトリ管理テーブル31のオリジナル所在情報P/a1及びP/x1を参照して、ミラーリングしたアーカイブの提供元であるプライベートサーバPからアーカイブ#a及び#xを読み出し、これらをサーバQのミラー格納領域36におけるアドレスa2及びx2に格納する。
【0077】
この後、ミラー制御プログラム33により、図15に示すように、ディレクトリ管理テーブル31におけるコンテンツa及びxの所在情報が、各々、Q/a2及びQ/x2とされる。なお、ミラーリングされていない他のコンテンツb、c及びyの所在情報は、オリジナル所在情報に等しくされる。
【0078】
次に、ミラー制御プログラム33は、図15に示すように、ディレクトリ一覧32におけるコンテンツa及びxのディレクトリを、各々、#Q/a2及び#Q/x2とする。これにより、下位のサーバに対して当該コンテンツを公開すると共に、そのアーカイブの参照を自サーバQから行わせることができる。従って、サーバQ及び更に下位のサーバ(及びクライアント)に対しては、アーカイブ#a及び#xは自サーバQが提供し、アーカイブ#bはサーバPが提供し、アーカイブ#cはグローバルサーバCが提供し、アーカイブ#yはプライベートサーバYが提供する。
【0079】
図16に示すように、クライアント140のユーザがそのダウンローダ37との対話により、上位サーバQのディレクトリ一覧32を参照して、ディレクトリ一覧32のコンテンツの中からクライアント140にダウンロードするアーカイブを選択する。例えば、コンテンツa、b、c、x及びyを選択する。
【0080】
そこで、ダウンローダ37は、サーバQのディレクトリ一覧32を参照して、アーカイブ#a及び#xはサーバQのミラー格納領域36におけるアドレスa2及びx2からダウンロードし、アーカイブ#bはサーバPのミラー格納領域36におけるアドレスb1からダウンロードし、アーカイブ#cはグローバルサーバCからダウンロードし、アーカイブ#yはプライベートサーバYからダウンロードし、アーカイブ格納領域38に格納する。なお、この時、クライアント140のユーザは各アーカイブがいずれのサーバからダウンロードされるかを意識する必要はなく、また知ることはできない。
【0081】
アーカイブ格納領域38にダウンロードされたアーカイブについて、これを表示プログラム39がクライアント140の表示装置40に表示する。これにより、クライアント140のユーザは当該アーカイブを見ることがでる。
【0082】
上記説明において、発明の対象をシステムおよび/または方法として記述したが、当該システムおよび/または方法がフロッピィディスクやCD−ROMなどの記憶媒体中に情報として記述されていてもよく、またダウンロードによってハードディスクなどの記憶媒体にロードされてもよく、いずれも、本願発明の技術的範囲に属するものと解すべきである。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを介して公開された情報についての情報受配信システムにおいて、公開された情報のコンテンツ毎にディレクトリを管理することにより、予めコンテンツ毎にその受信情報を保持することができるので、グローバル情報とプライベート情報とを区別しつつ統一的に管理してそのアーカイブの受信及び配信を管理することができ、従って、プライベートネットワークとグローバルネットワークとを相互に接続した場合においてプライベートネットワークでのみ受信/配信されるべき情報とグローバルネットワークからの情報とを区別しつつ統一的に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】情報受配信システム構成図である。
【図3】情報受配信システム構成図である。
【図4】情報受配信システム構成図である。
【図5】情報受配信システム構成図である。
【図6】ディレクトリ管理説明図である。
【図7】ディレクトリ管理説明図である。
【図8】ディレクトリアップロード説明図である。
【図9】ディレクトリアップロード説明図である。
【図10】ディレクトリダウンロード説明図である。
【図11】ディレクトリダウンロード説明図である。
【図12】ミラーリング処理説明図である。
【図13】ミラーリング処理説明図である。
【図14】ミラーリング処理説明図である。
【図15】ミラーリング処理説明図である。
【図16】ミラーリング処理説明図である。
【符号の説明】
1 ディレクトリ一覧
2、4、6、8 グローバルディレクトリ一覧
3、5、7、9 プライベートディレクトリ一覧
21 ディレクトリ管理テーブル
22 ディレクトリ管理プログラム
23 ディレクトリダウンローダ
24 ディレクトリ更新プログラム
25 ディレクトリアップローダ
31 ディレクトリ管理テーブル
32 ディレクトリ一覧
33 ミラー制御プログラム
34 ミラー管理ツール
35 ミラー管理テーブル
36 ミラー格納領域
100 自ネットワーク
110 プライベートディレクトリサーバ
120 プライベートサーバ(イントラネットサーバ)
130 プライベートサーバ
140 クライアント
200 外部ネットワーク
201 インターネット
202,203 グローバルネットワーク
300 回線

Claims (3)

  1. 自ネットワーク内の情報であるプライベート情報と自ネットワークに接続された外部ネットワーク内の情報であるグローバル情報とを受信及び配信する情報受配信システムであって、自ネットワーク内に存在する少なくとも1つのサーバである自ネットワークのサーバに着目した場合に、当該ネットワークのサーバからみて、自ネットワーク内で上位に位置する自ネットワークの上位サーバと自ネットワーク内で下位に位置する自ネットワークの下位サーバとが存在する情報受配信システムにおいて、
    前記自ネットワークの上位サーバに、
    情報の提供元とその情報を受信するための情報である受信情報とからなるディレクトリであって前記グローバル情報を保持するグローバルディレクトリ一覧と、
    情報の提供元とその情報を受信するための情報である受信情報とからなるディレクトリであって前記プライベート情報を保持するプライベートディレクトリ一覧とを備え、
    前記自ネットワークの上位サーバが、前記グローバルディレクトリ一覧及びプライベートディレクトリ一覧を用いて、前記自ネットワーク内の他のサーバについての情報の受信及び配信を管理すると共に、
    前記自ネットワークのサーバが、
    前記自ネットワークの上位サーバ及び前記自ネットワークの下位サーバについての前記ディレクトリの受信及び配信を管理するディレクトリ管理プログラムと、
    情報の各々について、前記自ネットワークの上位サーバからのディレクトリを前記自ネットワークの下位サーバへ配信することの可否を示す配信許可フラグと、前記自ネットワークの下位サーバからのディレクトリを前記自ネットワークの上位サーバへアップロードすることの可否を示すアップロード許可フラグとを格納するディレクトリ管理テーブルとを少なくとも備え、
    前記ディレクトリ管理プログラムが、前記ディレクトリ管理テーブルを用いて、前記自ネットワークの上位サーバからのディレクトリの前記自ネットワークの下位サーバへの配信と、前記自ネットワークの下位サーバからのディレクトリの前記自ネットワークの上位サーバへのアップロードとを管理する
    ことを特徴とする情報受配信システム。
  2. 前記自ネットワークが更にクライアントを備え、
    前記自ネットワークの何れかのサーバが情報の提供元から当該情報の内容それ自体であるアーカイブを転送して自ネットワークのサーバに格納し、
    前記クライアントが当該アーカイブを当該サーバから参照する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報受配信システム。
  3. 前記自ネットワークのサーバが、
    少なくともミラーリング処理の対象とすべき情報及びミラー格納領域の所定の領域を指定するアーカイブ格納位置を格納するミラー管理テーブルと、
    ミラーリングしたアーカイブを格納するためのミラー格納領域と、
    前記ミラー管理テーブルとを参照して、アーカイブのファイルの提供元のサーバから当該ミラー制御プログラムの存在するサーバの前記ミラー格納領域の指定された領域へ、当該アーカイブのファイルの転送処理を行うことにより、ミラーリング処理を行うミラー制御プログラムとを少なくとも備える
    ことを特徴とする請求項に記載の情報受配信システム。
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