JP3569265B2 - 削蹄用カッター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家畜、特に牛の蹄を短く切ったり削ったりすることができる削蹄用カッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、削蹄とは、家畜の蹄の負重を安定させて蹄の機能をできるだけよく発揮させるために、蹄を短く切ったり削ったりすることである。
その削蹄による護蹄法は、剪鉗や蹄刀による作業であるため、熟練した技術が必要であり、かつ重労働であった。
そのため、蹄を簡単に短く切ったり削ったりすることができる削蹄用カッターが望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、家畜、特に牛の蹄を短く切ったり削ったりすることができる削蹄用カッターを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の削蹄用カッターは、前面板の下部を外側にL字状に折り曲げて下刃を形成し、内部中央に横架した駆動ネジ棒を回転自在に軸支する軸受を前面板および後面板に備えてなる直方体形状のカッター本体と、後枠に前記駆動ネジ棒に螺合する雌ネジ軸受を有すると共に前記カッター本体の外側に延長した前枠に前記下刃との鋏合い位置に上刃を設け、前記カッター本体の側板を案内として摺動する長方形状の可動枠と、前記カッター本体の下刃に近接して爪切り調整板の位置調節自在に形成した爪切り調節部と、前記カッター本体の外側に取付枠により固定され、カッター本体内に横架した駆動ネジ棒を回転駆動する駆動装置とからなるものである。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の削蹄用カッターを斜下方から見た全体斜視図であり、図2は、カッター本体1に可動枠2を収納した状態の正面図であり、図3は、同様にカッター本体1に可動枠2を収納した状態の平面図である。
本発明の削蹄用カッターは、図2に示すように、前面板3の下部を外側にL字状に折り曲げて下刃4を形成し、内部中央に横架した駆動ネジ棒5を回転自在に軸支する軸受6を前面板3および後面板7に備えてなる直方体形状のカッター本体1と、後枠8に前記駆動ネジ棒5に螺合する雌ネジ軸受9を有すると共に前記カッター本体1の外側に延長した前枠10に前記下刃4との鋏合い位置に上刃11を設け、前記カッター本体1の側板12を案内として摺動する長方形状の可動枠2と、前記カッター本体1の下刃4に近接して爪切り調節板13の位置調節自在に形成した爪切り調節部14と、図1に示すように、前記カッター本体1の外側に取付枠15により固定され、カッター本体1内に横架した駆動ネジ棒5を回転駆動する駆動装置16とからなる。
【0006】
前記カッター本体1は、図3に示すように、前面板3、側板12、後面板7、側板12、底板17からなる直方体であり、前面板3及び後面板7のそれぞれの中央には水平方向に駆動ネジ棒5を回転自在に軸支する軸受6が設けられる。
また、図2に示すように、前面板3の下部を外側にL字状に折り曲げて先端部に刃先を有する下刃4を形成する。
そして、図1に示すように、後面板7側には、前記駆動装置16を支持する取付枠15が固定されて、例えば電動モータ18等を支持するようになっており、さらに後面板7側の下方には略L字形の支えアーム19を設けて爪切り作業時のカッター支えとする。
なお、本実施例ではカッター本体1の上方を開放としているが、天板を設けて見えないように閉鎖しても良い。
【0007】
前記可動枠2は、図3に示すように、前記カッター本体1の内側に配置され、後枠8、ガイド枠20、前枠10、ガイド枠20からなるロ字状の枠体であり、前記カッター本体1の外側に延長した前枠10には前記下刃4に刃先を向けた上刃11を上刃固定ピン37により固定してなり、後枠8には駆動ネジ棒5に螺合する雌ネジ軸受9を中央に取付け固定してなり、前記駆動ネジ棒5の回転に伴って雌ネジ軸受9、すなわち可動枠2全体が移動するようになっている。
なお、上刃11は可動枠2側方の挿入孔(図5の上刃11で示す個所)から挿入され、前枠10に上刃11背面を当接して支持され、前記上刃固定ピン37を上方から上刃11に差し込むことにより可動枠2に交換自在に固定される。
左右のガイド枠20は、図4に示すように、前面板3の左右に形成した開口部21を挿通し、該開口部21をガイドにして移動するように前記カッター本体1の側板12より長く形成し、図2、3に示すように、可動枠2がカッター本体1に完全に引き込まれた状態で、下刃4と上刃11とが鋏合うような長さになっている。
【0008】
前記爪切り調節部14は、図5に示すように、前記カッター本体1の側板12に左右のアーム22の枢支部23を回動自在に枢支し、前記カッター本体1を跨ぐように左右のアーム22の先端を把手24により連結して門型に形成し、一方アーム22の下端は回動に支障がないようにカッター本体1の底板17より突出し、アーム22下端同士を連結する連結バー25を設ける。
また、前記連結バー25を前後から挟む支承枠26を後端に有し、前下方に傾斜する爪切り調節板13を前端に有する可動板27(図4を参照)を設け、該可動板27はカッター本体1の底部を摺動できるように押さえ板28により押さえ保持されている。
したがって、前記把手24を動かしアーム22の回動により枢支部23を支点にしてアーム22が回転し、それに伴って前記連結バー25が前記支承枠26を押すことによって回転運動を直線運動に変換し、可動板27が摺動して爪切り調節板13を進退させることができる。
さらに、図6のB−B矢視断面図に示すように、断面L字形のアーム22の一方には、側板12の邪魔にならない位置に爪部29を固定し、図5に示すように、該爪部29に係合する鋸歯部30を下方に備える細長板状のストッパー31を前記カッター本体1の側板12に取付板32を介して回転自在に設ける。
爪切り調節部14は、上記実施例に限らず、図7に示すように、爪切り調節板13が前記カッター本体1の底部に固定された支持枠33の長孔を上下調節自在とし、蝶ネジ34で締め付け固定したり、図8に示すように、前記カッター本体1の底部に固定された支持枠33の円弧孔を角度調節自在とし、蝶ネジ34で締め付け固定して位置調節することができる。
【0009】
前記駆動装置16は、図1に示すように、前記カッター本体1の取付枠15に固定された電動モータ18に減速器、軸継ぎ手を介して連結された駆動ネジ棒5を回転駆動する。
なお、前記駆動装置16は、電動モータ18に限らず、油圧式や空気圧式であっても良い。
【0010】
次に、本発明の削蹄用カッターの操作動作について図面に基づいて説明する。まず、図1に示すように、電動モータ18を駆動し駆動ネジ棒5を正回転させ、駆動ネジ棒5に螺合している雌ネジ軸受9を移動させて可動枠2が繰り出された状態、すなわち下刃4と上刃11とが離間した状態で、図7に示すように、家畜の蹄35を爪切り調節板13に当てる。
この時、蹄35の切除部分(斜線部分)36の厚さが不適当であれば、図5に示すように、ストッパー31を持ち上げて鋸歯部30と爪部29とのロックを解除した後、把手24を動かして爪切り調節板13の位置を移動して蹄35の切除部分36の厚さを調整し、ストッパー31を下ろして鋸歯部30を爪部29に係合させてロックする。
そして、電動モータ18の作動スイッチ(図示せず)を押して電動モータ18を駆動し、駆動ネジ棒5を逆回転させる。
前記駆動ネジ棒5が逆回転すると、駆動ネジ棒5に螺合している雌ネジ軸受9が電動モータ18側へ移動して可動枠2をカッター本体1側へ引き戻す。
これによって、上刃11が下刃4に向かって家畜の蹄35を切除しながら移動し、切除された蹄は前枠10上から排出される。
このようにして、簡単に削蹄ができ、切除が完了した状態では、図2に示すように、下刃4と上刃11とは鋏合っている。
引き続き、削蹄を行う場合には、先程と同様に下刃4と上刃11とを離間状態にして同様な操作を行う。
【0011】
【効果】
本発明の削蹄用カッターは、爪切り調節部を有することによって、簡単に切除部分の厚さを調整することができると共に、駆動装置を備えるので、下刃と上刃とを機械動作により人力を必要とすることなく、簡単に削蹄作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の削蹄用カッターの斜視図である。
【図2】本発明の削蹄用カッターの一部省略正面図である。
【図3】本発明の削蹄用カッターの要部平面図である。
【図4】図2におけるA−A矢視断面図である。
【図5】本発明の削蹄用カッターの要部正面図である。
【図6】図5におけるB−B矢視断面図である。
【図7】本発明の爪切り調節板の他の実施例の要部正面図である。
【図8】本発明の爪切り調節板の他の実施例の要部正面図である。
【符号の説明】
1 カッター本体
2 可動枠
3 前面板
4 下刃
5 駆動ネジ棒
6 軸受
7 後面板
8 後枠
9 雌ネジ軸受
10前枠
11上刃
12側板
13爪切り調節板
14爪切り調節部
15取付枠
16駆動装置
17底板
18電動モータ
19支えアーム
20ガイド枠
21開口部
22アーム
23枢支部
24把手
25連結バー
26支承枠
27可動板
28押さえ板
29爪部
30鋸歯部
31ストッパー
32取付板
33支持枠
34蝶ネジ
35蹄
36切除部分
37上刃固定ピン
Claims (1)
- 前面板の下部を外側にL字状に折り曲げて下刃を形成し、内部中央に横架した駆動ネジ棒を回転自在に軸支する軸受を前面板および後面板に備えてなる直方体形状のカッター本体と、後枠に前記駆動ネジ棒に螺合する雌ネジ軸受を有すると共に前記カッター本体の外側に延長した前枠に前記下刃との鋏合い位置に上刃を設け、前記カッター本体の側板を案内として摺動する長方形状の可動枠と、前記カッター本体の下刃に近接して爪切り調節板の位置調節自在に形成した爪切り調節部と、前記カッター本体の外側に取付枠により固定され、カッター本体内に横架した駆動ネジ棒を回転駆動する駆動装置とからなることを特徴とする削蹄用カッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002045553A JP3569265B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 削蹄用カッター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002045553A JP3569265B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 削蹄用カッター |
Publications (2)
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JP2003235383A JP2003235383A (ja) | 2003-08-26 |
JP3569265B2 true JP3569265B2 (ja) | 2004-09-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002045553A Expired - Fee Related JP3569265B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 削蹄用カッター |
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2002
- 2002-02-22 JP JP2002045553A patent/JP3569265B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003235383A (ja) | 2003-08-26 |
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