JP3568928B2

JP3568928B2 - Belt conveyor

Info

Publication number: JP3568928B2
Application number: JP2001364304A
Authority: JP
Inventors: 正典石井; 光治向田; 誠横関
Original assignee: Nishimatsu Construction Co Ltd
Current assignee: Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority date: 2001-11-29
Filing date: 2001-11-29
Publication date: 2004-09-22
Anticipated expiration: 2021-11-29
Also published as: JP2003165613A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル掘削時の掘削土（ずり）の搬送などに用いるベルトコンベヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
トンネルボーリングマシン等の掘削機によってトンネルを掘削する際に掘削土（ずり）を連続ベルトコンベヤで搬送してトンネル坑外に搬出する場合がある。連続ベルトコンベヤとは、例えば、特開平１１−１４７６０６号公報にも記載されているように、トンネル坑外に設置されるコンベヤヘッド部と、掘削機の後方に設置されるコンベヤテール部と、これらの間に備えられて延伸用のコンベアベルトを格納するストレージカセット部とに亘ってコンベヤベルトを巻き掛けたものであり、コンベヤテール部からコンベヤヘッド部へずりが運搬されて坑外に搬出される。このような連続ベルトコンベヤでは、掘削面の前進とともにコンベヤテール部が掘削方向に移動し、それに伴って前記ストレージカセット部から延伸用のコンベヤベルトが引き出されることで、ベルトコンベヤの全長が延伸するようになっている。
【０００３】
ところで、ずりは水分を多く含み、地山によっては粘土質分をも含む場合がある。このようなずりを連続ベルトコンベヤで搬送すると、コンベヤベルトがコンベヤヘッド部からコンベヤテール部へ戻る際に、ずりがローラ類に付着し、コンベヤベルトが大きく蛇行する原因となっていた。このため、従来は、ヘッドプーリに巻き掛けられたコンベヤベルトを押圧するように設けられたスクレーパで、コンベヤベルトに付着したずりを掻き取って除去していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように設けられたスクレーパは摩耗によってコンベアベルトとの間にすぐに隙間が生じていた。このため、完全にずりを除去するのは困難であり、頻繁にスクレーパの押圧力および間隙を調整しなければならず、さらに定期的にスクレーパを交換しなければならなかった。
さらに、蛇行の原因となるキャリアローラ（約１１００個／ｋｍ）やリターンローラ（約５５５個／ｋｍ）に付着したずりを定期的に除去しなければならず、コンベアベルトを折り返して格納するストレージカセットの下部に集積するずりの清掃をも行わなければならず、連続ベルトコンベヤのメンテナンスは非常に手間のかかるものとなっていた。
本発明の課題は、コンベアベルトへのずりの付着を完全に除去することで蛇行を防ぐとともにメンテナンスが容易なベルトコンベヤを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１記載の発明は、例えば図１〜図４に示すようにコンベヤヘッド部１１と、コンベヤテール部１２と、これらの間に複数設けられたローラ（キャリアローラ１３、リターンローラ）とに亘ってコンベヤベルト２が巻掛けられて、このコンベヤベルト２によって、コンベヤテール部１２からコンベヤヘッド部１１に掘削ずりを搬送するベルトコンベヤ（連続ベルトコンベヤ）１において、少なくとも１つのスクレーパ装置４がコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２に戻るコンベヤベルト２の長手方向の所要の位置においてコンベヤベルト２の下方に設けられており、前記スクレーパ装置４は、コンベヤフレーム５に固定された支持部４１と、この支持部４１に中央部が回動自在に支持されることで、コンベヤベルト２の移動方向と交差する軸を支点として揺動可能な揺動フレーム４２と、この揺動フレーム４２の一端部４２ａに設けられて、前記コンベヤベルト２の表面を下方から押圧することで前記コンベヤベルト２に一定の張力を付与する圧ローラ４３と、前記フレーム４２の他端部４２ｂに着脱自在に取り付けられて、前記押圧ローラに対する前記コンベヤベルトの押し下げ力の作用により前記コンベヤベルトに一定の押圧力で圧接して、その表面に付着した付着物を掻き取るスクレーパ４４とを備えていることを特徴とする。
【０００６】
請求項１記載の発明によれば、ベルトコンベヤにおいて、少なくとも１つのスクレーパ装置が所要の位置に設けられており、このスクレーパ装置に備えられた押圧ローラがコンベヤヘッド部からコンベヤテール部へ戻るコンベヤベルトを下方から押圧し、これによってコンベヤベルトには一定の張力が作用する。このため、コンベヤベルトには前記揺動フレームの他端部に設けられたスクレーパを押圧するような応力が働く。したがって、前記スクレーパは前記コンベヤベルトに圧接することになり、コンベヤベルトの移動に伴ってコンベヤベルトに付着した付着物を完全に掻き取ることができる。
【０００７】
このように、スクレーパ装置によってコンベヤヘッド部からコンベヤテール部に戻るコンベヤベルトに付着した掘削ずり等の付着物は完全に掻き取られているので、ベルトコンベヤに設けられた複数のローラ等にずり等が付着するのを避けることができる。
また、連続ベルトコンベヤの場合、コンベヤベルトが折り返されて格納されるストレージカセットがコンベヤヘッド部とコンベヤテール部との間に設けられるが、コンベヤヘッド部からコンベヤテール部に戻るコンベヤベルトにずりが付着していないので、ベルトが折り返されてもずりがこぼれることがなく、ストレージカセット下部にずりが集積するのを防ぐことができる。
以上より、蛇行の原因となるローラ類へのずりの付着が無くなると同時に、ローラ類やストレージカセット下部の清掃の手間を大幅に削減することができる。
【０００８】
また、押圧ローラによってコンベヤベルトには一定の張力が作用しているので、このコンベヤベルトによって押圧ローラには、これを押し下げられるような力が作用している。一方、一端部に押圧ローラが設けられた揺動フレームの他端部にはスクレーパが取り付けられている。したがって、スクレーパがある程度摩耗しても、その摩耗領分だけスクレーパが押し上げられて、このスクレーパはコンベヤベルトに一定の押圧力で圧接することになるので、従来と異なりスクレーパのコンベヤベルトへの押圧力を調整する必要がない。
【０００９】
さらに、スクレーパは揺動フレームの他端部に着脱自在に取り付けられているので、スクレーパの摩耗量が限界に達した時には、スクレーパを容易に交換することができる。したがって、従来に比してメンテナンスが極めて容易となる。
また、スクレーパの摩耗量が限界に達しても、スクレーパ装置全体を取り替える必要がなくスクレーパのみを交換すればよいのでコストを低く抑えることができる。
【００１０】
請求項２記載の発明は、請求項１記載のベルトコンベヤ１において、前記スクレーパ装置４はコンベヤヘッド部１１の近傍に設けられていることを特徴とする。
【００１１】
請求項２記載の発明によれば、前記スクレーパ装置はコンベヤヘッド部の近傍に設けられているので、コンベヤテール部からコンベヤヘッド部へずりを搬出した直後において、コンベヤテール部へ戻るコンベヤベルトに付着したずり等の付着物が乾燥してコンベヤベルトにこびり付く前に掻き取ることができる。
【００１２】
請求項３記載の発明は、請求項１または２記載のベルトコンベヤ１において、前記コンベヤフレーム５には、前記揺動フレーム４２の他端部４２ｂの、コンベヤベルト２側への揺動量を規制することで前記スクレーパ４４の摩耗限界を調整する摩耗限界調整手段６が設けられていることを特徴とする。
【００１３】
請求項３記載の発明によれば、前記コンベヤフレームには、摩耗限界調整手段が設けられているので、前記スクレーパがコンベヤベルトに付着した付着物を掻き取ることで摩耗して限界に達した時に、前記揺動フレームのコンベヤベルト側への揺動量が規制されるので、摩耗限界に達したスクレーパはコンベヤベルトへ当接することがなくなる。したがって、スクレーパの交換時期を容易に把握することができ、かつ摩耗量以上にスクレーパがコンベヤベルトに当接して揺動フレーム自体がコンベヤベルトに当接するのを防ぐことができる。
【００１４】
請求項４記載の発明は、請求項１〜３のいずれかに記載のベルトコンベヤ１において、前記押圧ローラ４３には、この押圧ローラ４３に付着した付着物を掻き取る押圧ローラ用スクレーパ４５が設けられていることを特徴とする。
【００１５】
請求項４記載の発明によれば、前記押圧ローラには押圧ローラ用スクレーパが設けられているので、押圧ローラに付着した付着物を掻き取ることができる。このため、押圧ローラに付着したずりによってコンベヤベルトが蛇行するのを防ぐことができる。
【００１６】
請求項５記載の発明は、請求項１〜４のいずれかに記載のベルトコンベヤ１において、少なくとも前記コンベヤヘッド部１１、コンベヤテール部１２、およびコンベヤベルト２の変角点１５に、コンベヤベルト２を湿潤させる散水手段７が設けられていることを特徴とする。
【００１７】
請求項５記載の発明によれば、前記ベルトコンベヤにおいて、少なくともコンベヤヘッド部、コンベヤテール部、およびコンベヤベルトの変角点に前記散水手段が設けられているので、コンベヤベルトに付着したずりが乾燥してベルトにこびり付かないようにすることができる。
また、特にコンベヤベルトの変角点においては、乾燥したずりがベルトやローラ類にこびり付くように付着していると、起動時の負荷が高くなり、起動できない場合もある。しかし、本願においては、散水手段が設けられているので、常にコンベヤベルトは湿潤に保たれてローラ類へのずりのこびり付きを防ぐことができる。
また、このように散水手段を設けることによって、ローラ類へのずりの付着を防ぐと同時に、作業終了時の清掃の手間も省くことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、図１〜４を参照して本発明の実施の形態の連続ベルトコンベヤ（ベルトコンベヤ）１を詳細に説明する。
なお、本実施の形態においては、連続ベルトコンベヤ１をトンネルボーリングマシン（ＴＢＭ）によって地山を掘削する時に生じする掘削土（ずり）の搬出のために用いるものとして説明する。
【００１９】
図４に示すように、連続ベルトコンベヤ１は、トンネル１００の坑外に設けられたコンベヤヘッド部１１と、トンネル１００の坑内に設けられたコンベヤテール部１２と、これらの間に複数設けられたキャリアローラ１３（図２参照）と図示しないリターンローラ等に亘ってコンベヤベルト２（無端ベルト）が巻き掛けられたもので、コンベヤヘッド部１１とコンベヤテール部１２との間には延伸用のコンベヤベルト２が格納されたストレージカセット１４が設けられている。
【００２０】
コンベヤベルト２はコンベヤテール部１２に設けられたテールプーリ（図示略）と、コンベヤヘッド部１１に設けられたヘッドプーリ３（図１参照）等によって駆動されている。
また、図２に示すように、コンベヤテール部１２からコンベヤヘッド部１１へ向かうコンベヤベルト２は、下方に向けて傾斜する左右一対のキャリアローラ１３によって支持されており、これによって前記コンベヤベルト２は、横断面が略Ｖ字状となるように移動するので、ずりをコンベヤベルト２の両脇からこぼすことなく搬送することができる。また、その他に、コンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２へ向かうコンベヤベルト２の移動を補助するためのリターンローラ（図示略）が複数設けられている。
【００２１】
前記ストレージカセット１４には、延伸用のコンベヤベルト２が幾層にも折り返されて収納されている。コンベヤテール部１２がＴＢＭとともにトンネル掘削方向に移動するに従って、このストレージカセット１４から延伸用のコンベヤベルト２が引き出されて、連続ベルトコンベヤ１の全長が延伸されるようになっている。
【００２２】
図１および図２に示すように、前記ヘッドプーリ３の近傍には、スクレーパ装置４がコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２に戻るコンベヤベルト２の下方に設けられている。
このスクレーパ装置４は、コンベヤフレーム５に固定された支持部４１と、この支持部４１に中央部が回動自在に支持されることで、コンベヤベルト２の移動方向と直交する軸を支点として揺動可能な揺動フレーム４２を備えている。
前記揺動フレーム４２は、方形の枠状に形成されており、一端部４２ａ（ヘッドプーリ３に近い側の端部）には押圧ローラ４３が設けられており、他端部４２ｂにはスクレーパ４４が設けられている。
【００２３】
前記押圧ローラ４３の回転軸は、揺動フレーム４２に形成された軸受け４３ａに回転可能に支持されている。また、揺動フレーム４２の一端部４２ａには押圧ローラ４３に付着したずりを掻き取るための押圧ローラ用スクレーパ４５が設けられている。
【００２４】
前記スクレーパ４４は、前記揺動フレーム４２の他端部４２ｂに着脱可能に取り付けられた鉄板からなり、コンベヤベルト２の表面にコンベヤベルト２の移動方向と直交して当接するように設けられている。前記押圧ローラ４３がコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２へ戻るコンベヤベルト２を下方から押圧し、これによってコンベヤベルト２には一定の張力が作用する。このため、コンベヤベルト２にはスクレーパ４４を押圧するような力が働く。その結果、スクレーパ４４はコンベヤベルト２の表面に圧接され、コンベヤベルト２がコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２へ向かって移動するのに伴って、コンベヤベルト２の表面に付着した付着物を完全に掻き取るようになっている。
【００２５】
また、前記コンベヤフレーム５には、前記揺動フレーム４２の他端部４２ｂのコンベヤベルト２側の揺動量を規制することで前記スクレーパ４４の摩耗限界を調整する摩耗限界調整手段６が設けられている。以下に摩耗限界調整手段６の詳細な構成および機能について説明する。
摩耗限界調整手段６は、摩耗限界調整ボルト取り付け台６１と摩耗限界調整ボルト６２を備えており、揺動フレーム４２の他端部４２ｂと中央部との中間に位置するようにコンベヤフレーム５に設けられている。
【００２６】
摩耗限界調整ボルト取り付け台６１は、コンベヤフレーム５に立設するように固定された固定部６１ａと、この固定部６１ａの先端から垂直に揺動フレーム４２側に突出するように設けられた摩耗限界調整ボルト取付部６１ｂとからなっている。
前記固定部６１ａの先端は揺動フレーム４２の上部よりも上方に位置している。また、摩耗限界調整ボルト６２はボルト６２ａの両端にナット６２ｂが螺合されたもので、前記摩耗限界調整ボルト取付部６１ｂに螺合されて取り付けられている。この摩耗限界調整ボルト６２は前記揺動フレーム４２に当接することで、揺動フレーム４２が規定の揺動量を超えてコンベヤベルト２側に揺動しないように規制するようになっている。
【００２７】
また、コンベヤヘッド部１１、コンベヤテール部１２、コンベヤベルト２の変角点１５および坑内のコンベヤベルト２の途中部には、散水角度の異なる２つの散水口７１が設けられた散水ノズル７（散水手段）（図３参照）が設置されており、コンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２へ戻るコンベヤベルト２の表面に下方から水が噴射されることでコンベヤベルト２を湿潤させることができるようになっている。
【００２８】
本実施の形態によれば、連続ベルトコンベヤ１において、ヘッドプーリ３の近傍にスクレーパ装置４が設けられており、このスクレーパ装置４に備えられた揺動フレーム４２の一端部４２ａに設けられた押圧ローラ４３がコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２へ戻るコンベヤベルト２の表面を下方から押圧し、これによってコンベヤベルトには一定の張力が作用する。このため、コンベヤベルト２には前記揺動フレーム４２の他端部４２ｂに設けられたスクレーパ４４を押圧するような応力が働く。したがって、前記スクレーパ４４は前記コンベヤベルト２に圧接することになり、コンベヤベルト２が移動するのに伴って、コンベヤベルト２に付着した付着物を完全に掻き取ることができる。
【００２９】
また、前記スクレーパ装置はヘッドプーリ３の近傍に設けられているので、コンベヤテール部１２からコンベヤヘッド部１１へずりを搬出した直後において、コンベヤテール部１２へ戻るコンベヤベルト２に付着したずりが乾燥してコンベヤベルトにこびり付く前に掻き取ることができる。
【００３０】
また、スクレーパ４４は揺動フレーム４２の他端部４２ｂに着脱自在に取り付けられているので、スクレーパ４４の摩耗量が限界に達した時には、スクレーパ４４を容易に交換することができる。また、スクレーパ装置４全体を取り替える必要がなくスクレーパ４４のみを交換すればよいのでコストを低く抑えることができる。
【００３１】
また、コンベヤベルト２には押圧ローラ４３によって一定の張力が作用しているので、このコンベヤベルト２によって押圧ローラ４３には、これを押し下げられるような力が作用している。一方、一端部４２ａに押圧ローラ４３が設けられた揺動フレームの他端部４２ｂにはスクレーパ４４が取り付けられている。したがって、スクレーパ４４がある程度摩耗しても、その摩耗量分だけスクレーパ４４が押し上げられて、このスクレーパ４４はコンベヤベルト２に一定の押圧力で圧接することになるので、従来と異なりスクレーパ４４のコンベヤベルト２への押圧力を調整する必要がない。
【００３２】
さらに、スクレーパ４４は揺動フレーム４２の他端部４２ｂに着脱自在に取り付けられているので、スクレーパ４４の摩耗量が限界に達した時には、スクレーパ４４を容易に交換することができる。したがって、従来に比してメンテナンスが極めて容易となる。
また、スクレーパ装置４全体を取り替える必要がなく、スクレーパ４４のみを交換すればよいので、コストを低く抑えることができる。
【００３３】
このように、スクレーパ装置４によってコンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２に戻るコンベヤベルト２に付着した掘削ずり等の付着物は完全に掻き取られているので、連続ベルトコンベヤ１に設けられたキャリアローラ１３やリターンローラ等の複数のローラにずり等が付着するのを避けることができる。
また、コンベヤヘッド部１１からコンベヤテール部１２に戻るコンベヤベルト２にずりが付着していないので、コンベヤベルト２が折り返されて格納されているストレージカセット１４の下部にずりが集積するのを防ぐことができる。よって、蛇行の原因となるローラ１３類へのずりの付着が無くなると同時に、ローラ１３類やストレージカセット１４の下部の清掃の手間を大幅に削減することができる。
【００３４】
また、前記コンベヤフレーム５には、摩耗限界調整手段６が設けられているので、スクレーパ４４が取り付けられた揺動フレーム４２の他端部４２ｂがコンベヤベルト２側へ揺動する揺動量が規制されて、常に一定に押圧力でスクレーパ４４がコンベヤベルト２の表面に当接するように調整されている。
また、前記スクレーパ４４がコンベヤベルト２に付着した付着物を掻き取ることで摩耗して限界に達した時に、前記揺動フレーム４２のコンベヤベルト２側への揺動量が規制されているので、摩耗限界に達したスクレーパ４４は摩耗限界量を超えてコンベヤベルト２へ当接することがなくなる。したがって、スクレーパ４４の交換時期を容易に把握することができ、かつ摩耗量以上にスクレーパ４４がコンベヤベルト２に当接して揺動フレーム４２自体がコンベヤベルト２に当接するのを防ぐことができる。
【００３５】
また、前記連続ベルトにはコンベヤヘッド部１１、コンベヤテール部１２、コンベヤベルト２の変角点１５、およびコンベヤベルト２の途中部に複数の散水手段７が設けられているので、コンベヤベルト２に付着したずりが乾燥してベルト２にこびり付かないようにすることができる。
また、特にコンベヤベルト２の変角点１５においては、乾燥したずりがベルト２やローラ１３類にこびり付くように付着していると、起動時の負荷が高くなり、起動できない場合もある。しかし、本実施の形態によれば複数の散水手段７が設けられているので、常にコンベヤベルト２は湿潤に保たれてローラ１３類へのずりのこびり付きを防ぐことができる。
また、このように散水手段７を設けることによって、ローラ１３類へのずりの付着を防ぐと同時に、作業終了時の清掃の手間も省くことができる。
【００３６】
また、前記押圧ローラ４３には、押圧ローラ用スクレーパ４５が設けられているので、押圧ローラ４３に付着した付着物を掻き取ることができる。このため、押圧ローラ４３に付着したずりによってコンベヤベルト２が蛇行するのを防ぐことができる。
【００３７】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施の形態においては、スクレーパ装置４をヘッドプーリ３の近傍に設けるものとしたが、これに限定されるものではない。スクレーパ装置４は、コンベヤヘッド部１１とコンベヤテール部１２との中間部に設けてもよく、また、複数のスクレーパ装置を設けるものとしてもよい。
また、本実施の形態においては、スクレーパ装置４がストレージカセット１４を備えた連続ベルトコンベヤ１に設けられているものとしたがこれに限定されるものではなく、コンベヤベルト２が延伸されない所定長のベルトコンベヤにスクレーパ装置４を設けられるものとしてもよい。
【００３８】
また、スクレーパ４４は鉄板からなるものとしたがこれに限定されるものではなく、ずりを完全に掻き取ることができれば硬質ゴム板であってもよいし、適宜所望の素材からなるものを使用することができる。
また、スクレーパ４４はコンベヤベルト２の移動方向に対して直交するようにコンベヤベルト２の表面に下方から当接するように設けられるものとしたがこれに限定されるものではない。コンベヤベルト２の幅方向に対してスクレーパ４４が隙間無く当接するように設けられていれば、コンベヤベルト２の移動方向に対して斜めに交差するように設けられていてもよい。また、スクレーパ４４は、前記揺動フレーム４２の他端部４２ｂに複数設けるものとしてもよい。
また、押圧ローラ用スクレーパ４５は着脱自在に設けるものとしてよいことは勿論である。
【００３９】
また、摩耗限界調整手段６は摩耗限界ボルト６２とその取り付け台６１を備えるものとし、揺動フレーム４２の上方から揺動フレーム４２に当接するように摩耗限界ボルト６２を設けることで、揺動フレーム４２のコンベヤベルト２側への揺動量を規制するものとしたがこれに限定されるものではない。揺動フレーム４２のコンベヤベルト２側への揺動量を規制することができるものであればどのような構成になっていてもよい。
【００４０】
また、散水手段７は、少なくともコンベヤヘッド部１１、コンベヤテール部１２、コンベヤベルト２の変角点１５に設けられていると望ましいが、適宜適当な箇所に設けるものとすればよい。また、散水ノズル７からコンベヤベルト２への散水は、常時行ってもよいし、一定の時間間隔をおいて散水するものとしてもよく、制御装置などによって適宜制御してもよいものである。
【００４１】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、揺動フレームの一端部に設けられた押圧ローラがコンベヤヘッド部からコンベヤテール部へ戻るコンベヤベルトを下方から押圧し、これによってコンベヤベルトには一定の張力が作用する。このため、コンベヤベルトには前記揺動フレームの他端部に設けられたスクレーパを押圧するような応力が働く。したがって、前記スクレーパは前記コンベヤベルトに圧接し、コンベヤベルトに付着した付着物を完全に掻き取ることができる。
【００４２】
また、このように、スクレーパ装置によって、コンベヤベルトに付着した掘削ずり等の付着物は完全に掻き取られているので、ベルトコンベヤに設けられた複数のローラ等にずり等が付着するのを避けることができ、また、ストレージカセット下部にずりが集積するのを防ぐことができる。したがって、蛇行の原因となるローラ類へのずりの付着が無くなると同時に、ローラ類やストレージカセット下部の清掃の手間を大幅に削減することができる。
【００４３】
さらに、コンベヤベルトには一定の張力が作用しているので、このコンベヤベルトによって押圧ローラには、これを押し下げるような力が作用している。一方、一端部に押圧ローラが設けられた揺動フレームの他端部にはスクレーパが取り付けられている。したがって、スクレーパがある程度摩耗しても、その摩耗量分だけスクレーパが押し上げられて、このスクレーパはコンベヤベルトに一定の押圧力で圧接することになるので、従来と異なるスクレーパのコンベヤベルトへの押圧力を調整する必要がない。
【００４４】
さらに、スクレーパは揺動フレームの他端部に着脱自在に取り付けられているので、スクレーパの摩耗量が限界に達した時には、スクレーパを容易に交換することができる。したがって、従来に比してメンテナンスが極めて容易となる。
また、スクレーパ装置全体を取り替える必要がなくスクレーパのみを交換すればよいのでコストを低く抑えることができる。
【００４５】
請求項２記載の発明によれば、請求項１と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記スクレーパ装置はコンベヤヘッド部の近傍に設けられているので、コンベヤテール部からコンベヤヘッド部へずりを搬出した直後において、コンベヤヘッド部へ戻るコンベヤベルトに付着したずり等の付着物が乾燥してコンベヤベルトにこびり付く前に掻き取ることができる。
【００４６】
請求項３記載の発明によれば、請求項１または２と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記コンベヤフレームには、摩耗限界調整手段が設けられているので、スクレーパが摩耗限界量に達すると、コンベヤベルトへスクレーパが当接することがなくなる。したがって、スクレーパの交換時期を容易に把握することができ、かつ摩耗量以上にスクレーパがコンベヤベルトに当接して揺動フレーム自体がコンベヤベルトに当接するのを防ぐことができる。
【００４７】
請求項４記載の発明によれば、請求項１〜３のいずれかと同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記押圧ローラには押圧ローラ用スクレーパが設けられているので、押圧ローラに付着した付着物を掻き取ることができる。このため、押圧ローラに付着したずりによってコンベヤベルトが蛇行するのを防ぐことができる。
【００４８】
請求項５記載の発明によれば、請求項１〜４のいずれかと同様の効果阿ｇ得られるのは勿論のこと、前記連続ベルトにおいて、少なくともコンベヤヘッド部、コンベヤテール部、およびコンベヤベルトの変角点に前記散水手段が設けられているので、コンベヤベルトに付着したずりが乾燥してベルトにこびり付かないようにすることができる。
また、このように散水手段を設けることによって、ローラ類へのずりの付着を防ぐと同時に、作業終了時の清掃の手間も省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一例のベルトコンベヤに設けられたスクレーパ装置を示す模式図である。
【図２】本発明の一例のベルトコンベヤに設けられたスクレーパ装置を示す斜視図である。
【図３】本発明の一例のベルトコンベヤに設けられた散水手段を示す斜視図である。
【図４】本発明の一例のベルトコンベヤを示す模式図である。
【符号の説明】
１ベルトコンベヤ（連続ベルトコンベヤ）
１１コンベヤヘッド部
１２コンベヤテール部
１３ローラ（キャリアローラ）
１５変角点
２コンベヤベルト
４スクレーパ装置
４１支持部
４２揺動フレーム
４２ａ一端部
４２ｂ他端部
４３押圧ローラ
４４スクレーパ
４５押圧ローラ用スクレーパ
５コンベヤフレーム
６摩耗限界調整手段
７散水手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a belt conveyor used for transporting excavated soil (shear) during tunnel excavation.
[0002]
[Prior art]
When excavating a tunnel with an excavator such as a tunnel boring machine, there is a case where excavated soil (shear) is transported by a continuous belt conveyor and carried out of the tunnel pit. The continuous belt conveyor includes, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-147606, a conveyor head installed outside the tunnel pit, a conveyor tail installed behind the excavator, The conveyor belt is wrapped around a storage cassette section that stores a conveyor belt for stretching provided between the conveyor belt section, and the slip is transported from the conveyor tail section to the conveyor head section and taken out of the mine. . In such a continuous belt conveyor, the conveyor tail moves in the digging direction with the advance of the digging surface, and the conveyor belt for drawing is drawn out from the storage cassette along with it, so that the entire length of the belt conveyor is drawn. It has become.
[0003]
By the way, the shear contains a lot of moisture, and depending on the ground, may contain clay. When such a shear is conveyed by a continuous belt conveyor, when the conveyor belt returns from the conveyor head to the conveyor tail, the shear adheres to rollers and causes a large meandering of the conveyor belt. For this reason, conventionally, scraps attached to the conveyor belt have been scraped and removed by a scraper provided to press the conveyor belt wound around the head pulley.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the scraper provided as described above has a gap immediately formed between the scraper and the conveyor belt due to wear. For this reason, it is difficult to completely remove the shear, the pressing force and the gap of the scraper must be frequently adjusted, and the scraper must be replaced periodically.
Further, it is necessary to periodically remove the debris adhered to the carrier roller (about 1100 pieces / km) and the return roller (about 555 pieces / km) that cause the meandering, and the storage cassette for folding and storing the conveyor belt. Cleaning of the waste accumulated in the lower part of the conveyor must be performed, and maintenance of the continuous belt conveyor is very troublesome.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a belt conveyor that prevents meandering by easily removing adhesion of a shear to a conveyor belt and that is easy to maintain.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is, for example, as shown in FIGS. 1 to 4, a conveyor head 11, a conveyor tail 12, and a plurality of rollers (carrier roller 13, a return roller), and at least a belt conveyor (continuous belt conveyor) 1 that transports excavated waste from the conveyor tail portion 12 to the conveyor head portion 11 by the conveyor belt 2. One scraper device 4 is provided below the conveyor belt 2 at a required position in the longitudinal direction of the conveyor belt 2 returning from the conveyor head portion 11 to the conveyor tail portion 12, and the scraper device 4 is fixed to the conveyor frame 5. The support portion 41 and the center portion are rotatably supported by the support portion 41. A swing frame 42 that can swing with an axis intersecting the moving direction of the conveyor belt 2 as a fulcrum, and is provided at one end 42a of the swing frame 42 to press the surface of the conveyor belt 2 from below. A pressure roller 43 that applies a constant tension to the conveyor belt 2 and is detachably attached to the other end 42b of the frame 42, and is fixed to the conveyor belt by the action of a pressing force of the conveyor belt on the pressing roller. And a scraper 44 which presses against the surface with a pressing force to scrape off the adhered matter on the surface.
[0006]
According to the first aspect of the present invention, in the belt conveyor, at least one scraper device is provided at a required position, and the pressing roller provided in the scraper device returns from the conveyor head to the conveyor tail. From below, which exerts a constant tension on the conveyor belt. Therefore, a stress acts on the conveyor belt so as to press a scraper provided at the other end of the swing frame. Therefore, the scraper comes into pressure contact with the conveyor belt, and it is possible to completely scrape off the deposits adhering to the conveyor belt as the conveyor belt moves.
[0007]
As described above, the scraping device returns to the conveyor tail portion from the conveyor head portion, and the adhered material such as the excavated scrap attached to the conveyor belt is completely scraped off. Therefore, the scraping is performed by a plurality of rollers provided on the belt conveyor. Can be prevented from adhering.
In the case of a continuous belt conveyor, a storage cassette in which the conveyor belt is folded back and stored is provided between the conveyor head and the conveyor tail, but slippage is attached to the conveyor belt returning from the conveyor head to the conveyor tail. Since the belt is not folded, the slip does not spill out, and it is possible to prevent the slip from accumulating under the storage cassette.
As described above, it is possible to eliminate the adhesion of the shears to the rollers that cause the meandering, and to greatly reduce the labor for cleaning the rollers and the lower part of the storage cassette.
[0008]
Further, since a constant tension acts on the conveyor belt by the pressing roller, a force is applied to the pressing roller by the conveyor belt so as to push down the pressing roller. On the other hand, a scraper is attached to the other end of the swing frame having a pressing roller provided at one end. Therefore, even if the scraper is worn to some extent, the scraper is pushed up by the wear amount, and this scraper comes into pressure contact with the conveyor belt with a constant pressing force. No need to adjust.
[0009]
Furthermore, since the scraper is detachably attached to the other end of the swing frame, when the wear amount of the scraper reaches the limit, the scraper can be easily replaced. Therefore, maintenance becomes extremely easy as compared with the related art.
Further, even when the wear amount of the scraper reaches the limit, it is not necessary to replace the entire scraper device and only the scraper needs to be replaced, so that the cost can be reduced.
[0010]
The invention according to claim 2 is characterized in that, in the belt conveyor 1 according to claim 1, the scraper device 4 is provided near the conveyor head 11.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, since the scraper device is provided in the vicinity of the conveyor head portion, the scraper device adheres to the conveyor belt returning to the conveyor tail portion immediately after carrying out the slip from the conveyor tail portion to the conveyor head portion. Deposits such as dripping can be scraped off before drying and sticking to the conveyor belt.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the belt conveyor 1 according to the first or second aspect, the conveyor frame 5 regulates a swing amount of the other end 42b of the swing frame 42 toward the conveyor belt 2. Therefore, a wear limit adjusting means 6 for adjusting the wear limit of the scraper 44 is provided.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, since the conveyor frame is provided with a wear limit adjusting means, when the scraper is worn by scraping off the deposits attached to the conveyor belt and reaches the limit. Since the swing amount of the swing frame toward the conveyor belt is regulated, the scraper which has reached the wear limit does not contact the conveyor belt. Therefore, the replacement time of the scraper can be easily grasped, and it is possible to prevent the scraper from contacting the conveyor belt more than the amount of wear and the swing frame itself from contacting the conveyor belt.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in the belt conveyor 1 according to any one of the first to third aspects, the pressing roller 43 is provided with a pressing roller scraper 45 for scraping off the adhered matter attached to the pressing roller 43. It is characterized by having been done.
[0015]
According to the fourth aspect of the present invention, since the pressing roller is provided with the pressing roller scraper, it is possible to scrape off the adhering substances attached to the pressing roller. For this reason, it is possible to prevent the conveyor belt from meandering due to shear attached to the pressing roller.
[0016]
According to a fifth aspect of the present invention, in the belt conveyor 1 according to any one of the first to fourth aspects, at least the conveyor head portion 11, the conveyor tail portion 12, and the bending point 15 of the conveyor belt 2 are provided with the conveyor belt 2 Is provided with a sprinkling means 7 for wetting.
[0017]
According to the fifth aspect of the present invention, in the belt conveyor, since the water sprinkling means is provided at least at the bending point of the conveyor head, the conveyor tail, and the conveyor belt, the slip attached to the conveyor belt is dried. To avoid sticking to the belt.
In addition, particularly at the bending point of the conveyor belt, if the dried shear is stuck to the belts and rollers, the load at the time of startup becomes high, and the startup may not be performed in some cases. However, in the present application, since the water sprinkling means is provided, the conveyor belt is always kept moist, so that the sticking of the rollers to the rollers can be prevented.
Further, by providing the water sprinkling means in this way, it is possible to prevent the adhesion of the shear to the rollers and to save the trouble of cleaning at the end of the work.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a continuous belt conveyor (belt conveyor) 1 according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
In the present embodiment, the continuous belt conveyor 1 will be described as being used for carrying out excavated soil (shear) generated when excavating a ground by a tunnel boring machine (TBM).
[0019]
As shown in FIG. 4, the continuous belt conveyor 1 has a plurality of conveyor heads 11 provided outside the tunnel of the tunnel 100, a plurality of conveyor tails 12 provided inside the tunnel of the tunnel 100, and a plurality thereof. The conveyor belt 2 (endless belt) is wound around a carrier roller 13 (see FIG. 2) and a return roller (not shown). A stretching conveyor is provided between the conveyor head 11 and the conveyor tail 12. A storage cassette 14 in which the belt 2 is stored is provided.
[0020]
The conveyor belt 2 is driven by a tail pulley (not shown) provided on a conveyor tail section 12, a head pulley 3 (see FIG. 1) provided on a conveyor head section 11, and the like.
As shown in FIG. 2, the conveyor belt 2 from the conveyor tail 12 to the conveyor head 11 is supported by a pair of left and right carrier rollers 13 inclined downward, whereby the conveyor belt 2 Since the cross section moves so as to be substantially V-shaped, the shear can be conveyed without spilling from both sides of the conveyor belt 2. In addition, a plurality of return rollers (not shown) for assisting the movement of the conveyor belt 2 from the conveyor head 11 to the conveyor tail 12 are provided.
[0021]
In the storage cassette 14, the conveyor belt 2 for stretching is folded back and stored in several layers. As the conveyor tail 12 moves in the tunnel excavation direction together with the TBM, the conveyor belt 2 for drawing is drawn from the storage cassette 14 so that the entire length of the continuous belt conveyor 1 is drawn.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, in the vicinity of the head pulley 3, a scraper device 4 is provided below a conveyor belt 2 that returns from a conveyor head 11 to a conveyor tail 12.
The scraper device 4 includes a support portion 41 fixed to the conveyor frame 5 and a central portion rotatably supported by the support portion 41, so that the scraper device 4 swings about an axis orthogonal to the moving direction of the conveyor belt 2 as a fulcrum. A movable swing frame 42 is provided.
The swing frame 42 is formed in a rectangular frame shape, and a pressing roller 43 is provided at one end 42a (an end near the head pulley 3), and a scraper 44 is provided at the other end 42b. Is provided.
[0023]
The rotation shaft of the pressing roller 43 is rotatably supported by a bearing 43 a formed on the swing frame 42. A pressing roller scraper 45 is provided at one end 42a of the swing frame 42 for scraping off the shearing adhered to the pressing roller 43.
[0024]
The scraper 44 is made of an iron plate detachably attached to the other end 42 b of the swing frame 42, and is provided on the surface of the conveyor belt 2 so as to abut on the surface of the conveyor belt 2 at right angles to the moving direction of the conveyor belt 2. . The pressing roller 43 presses the conveyor belt 2 returning from the conveyor head 11 to the conveyor tail 12 from below, whereby a constant tension acts on the conveyor belt 2. For this reason, a force that presses the scraper 44 acts on the conveyor belt 2. As a result, the scraper 44 is pressed against the surface of the conveyor belt 2, and as the conveyor belt 2 moves from the conveyor head 11 to the conveyor tail 12, the adhering substances adhering to the surface of the conveyor belt 2 are completely removed. To be scraped.
[0025]
Further, the conveyor frame 5 is provided with wear limit adjusting means 6 for adjusting the wear limit of the scraper 44 by regulating the swing amount of the other end 42b of the swing frame 42 on the conveyor belt 2 side. I have. Hereinafter, the detailed configuration and function of the wear limit adjusting means 6 will be described.
The wear limit adjusting means 6 includes a wear limit adjustment bolt mounting base 61 and a wear limit adjustment bolt 62, and is provided on the conveyor frame 5 so as to be located between the other end 42b of the swing frame 42 and the center. Has been.
[0026]
The wear limit adjusting bolt mounting base 61 is provided with a fixed portion 61 a fixed to the conveyor frame 5 so as to stand upright, and a wear limit provided so as to protrude vertically from the tip of the fixed portion 61 a toward the swing frame 42. And an adjusting bolt mounting portion 61b.
The tip of the fixing portion 61a is located above the upper part of the swing frame 42. The wear limit adjusting bolt 62 is formed by screwing a nut 62b to both ends of the bolt 62a, and is screwed and attached to the wear limit adjusting bolt attaching portion 61b. The abrasion limit adjusting bolt 62 abuts on the swing frame 42 to regulate the swing frame 42 from swinging toward the conveyor belt 2 beyond a predetermined swing amount.
[0027]
In addition, the water spray nozzle 7 (water spray nozzle) provided with two water spray ports 71 having different water spray angles is provided at the conveyor head 11, the conveyor tail 12, the bending point 15 of the conveyor belt 2, and the middle of the conveyor belt 2 in the pit. (See FIG. 3) so that water can be sprayed from below onto the surface of the conveyor belt 2 returning from the conveyor head 11 to the conveyor tail 12 so that the conveyor belt 2 can be wetted. Has become.
[0028]
According to the present embodiment, the scraper device 4 is provided near the head pulley 3 in the continuous belt conveyor 1, and the pressing device provided at one end 42a of the oscillating frame 42 provided in the scraper device 4 is provided. The rollers 43 press the surface of the conveyor belt 2 returning from the conveyor head 11 to the conveyor tail 12 from below, whereby a constant tension acts on the conveyor belt. Therefore, a stress acts on the conveyor belt 2 so as to press the scraper 44 provided at the other end 42b of the swing frame 42. Therefore, the scraper 44 comes into pressure contact with the conveyor belt 2, and as the conveyor belt 2 moves, it is possible to completely scrape off the deposits adhered to the conveyor belt 2.
[0029]
In addition, since the scraper device is provided near the head pulley 3, immediately after carrying out the slip from the conveyor tail portion 12 to the conveyor head portion 11, the slip attached to the conveyor belt 2 returning to the conveyor tail portion 12 is dried. And can be scraped off before sticking to the conveyor belt.
[0030]
Further, since the scraper 44 is detachably attached to the other end 42b of the swing frame 42, when the wear amount of the scraper 44 reaches the limit, the scraper 44 can be easily replaced. Further, since it is not necessary to replace the entire scraper device 4 and only the scraper 44 needs to be replaced, the cost can be reduced.
[0031]
Further, since a constant tension is applied to the conveyor belt 2 by the pressing roller 43, a force is applied to the pressing roller 43 by the conveyor belt 2 so that the pressing roller 43 can be pressed down. On the other hand, a scraper 44 is attached to the other end 42b of the swing frame in which the pressing roller 43 is provided at one end 42a. Therefore, even if the scraper 44 is worn to some extent, the scraper 44 is pushed up by the amount of wear, and the scraper 44 is pressed against the conveyor belt 2 with a constant pressing force. There is no need to adjust the pressing force on the belt 2.
[0032]
Further, since the scraper 44 is detachably attached to the other end 42b of the swing frame 42, when the wear amount of the scraper 44 reaches the limit, the scraper 44 can be easily replaced. Therefore, maintenance becomes extremely easy as compared with the related art.
Further, since it is not necessary to replace the entire scraper device 4 and only the scraper 44 needs to be replaced, the cost can be reduced.
[0033]
In this way, the scraper device 4 returns to the conveyor tail section 12 from the conveyor head section 11 and returns to the conveyor belt section 2. The deposits such as digging scraps adhered to the conveyor belt 2 are completely scraped off, and therefore the carrier provided on the continuous belt conveyor 1 is removed. It is possible to prevent a shear or the like from adhering to a plurality of rollers such as the roller 13 and the return roller.
Further, since the conveyor belt 2 returning from the conveyor head section 11 to the conveyor tail section 12 does not have any slips, it is possible to prevent the stacks of the conveyor belts 2 from being folded and stored at the lower portion of the storage cassette 14 where they are stored. Can be. Therefore, it is possible to eliminate the adhesion of the shears to the rollers 13 which cause the meandering, and to greatly reduce the trouble of cleaning the rollers 13 and the lower portion of the storage cassette 14.
[0034]
Further, since the conveyor frame 5 is provided with the wear limit adjusting means 6, the amount of swing of the other end 42b of the swing frame 42 to which the scraper 44 is attached swings toward the conveyor belt 2 is restricted. Thus, the scraper 44 is adjusted so as to always contact the surface of the conveyor belt 2 with a constant pressing force.
Further, when the scraper 44 reaches the limit by abrasion by scraping off the deposits adhered to the conveyor belt 2, the amount of swing of the swing frame 42 toward the conveyor belt 2 is regulated. The scraper 44 which has reached the limit will not contact the conveyor belt 2 beyond the wear limit. Therefore, the replacement time of the scraper 44 can be easily grasped, and it is possible to prevent the scraper 44 from contacting the conveyor belt 2 more than the amount of wear and the swing frame 42 itself from contacting the conveyor belt 2.
[0035]
Further, the continuous belt is provided with a conveyor head 11, a conveyor tail 12, a bending point 15 of the conveyor belt 2, and a plurality of water spraying means 7 in the middle of the conveyor belt 2, so that the conveyor belt 2 The attached debris can be prevented from drying and sticking to the belt 2.
In addition, particularly at the bending point 15 of the conveyor belt 2, if the dried shear is stuck to the belt 2 and the rollers 13 and the like, the load at the time of startup increases, and the startup may not be performed in some cases. However, according to the present embodiment, since the plurality of water sprinkling means 7 are provided, the conveyor belt 2 is always kept moist, so that the sticking of the rollers 13 can be prevented.
Further, by providing the water spraying means 7 in this way, it is possible to prevent the adhesion of the shear to the rollers 13 and to save the trouble of cleaning at the end of the work.
[0036]
Further, since the pressing roller 43 is provided with the pressing roller scraper 45, it is possible to scrape off the adhering substances adhered to the pressing roller 43. Therefore, it is possible to prevent the conveyor belt 2 from meandering due to shear attached to the pressing roller 43.
[0037]
It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiment, and it is needless to say that the present invention can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention.
For example, in the present embodiment, the scraper device 4 is provided in the vicinity of the head pulley 3, but is not limited to this. The scraper device 4 may be provided at an intermediate portion between the conveyor head 11 and the conveyor tail 12, or a plurality of scraper devices may be provided.
In the present embodiment, the scraper device 4 is provided on the continuous belt conveyor 1 provided with the storage cassette 14. However, the present invention is not limited to this, and the scraper device 4 has a predetermined length that does not extend the conveyor belt 2. The scraper device 4 may be provided on the belt conveyor.
[0038]
The scraper 44 is made of an iron plate. However, the present invention is not limited to this. A hard rubber plate may be used as long as the scrap can be completely removed, or a scraper made of a desired material may be used. be able to.
In addition, the scraper 44 is provided so as to be in contact with the surface of the conveyor belt 2 from below so as to be orthogonal to the moving direction of the conveyor belt 2, but is not limited thereto. The scraper 44 may be provided so as to obliquely intersect with the moving direction of the conveyor belt 2 as long as the scraper 44 is provided so as to contact the width direction of the conveyor belt 2 without any gap. Further, a plurality of scrapers 44 may be provided on the other end 42b of the swing frame 42.
Further, it goes without saying that the pressing roller scraper 45 may be provided detachably.
[0039]
The wear limit adjusting means 6 is provided with a wear limit bolt 62 and a mounting table 61 for the wear limit. The wear limit bolt 62 is provided so as to contact the swing frame 42 from above the swing frame 42, whereby the swing frame Although the swing amount of the belt 42 toward the conveyor belt 2 is regulated, the present invention is not limited to this. Any configuration may be used as long as the amount of swing of the swing frame 42 toward the conveyor belt 2 can be regulated.
[0040]
The water spraying means 7 is desirably provided at least at the bending point 15 of the conveyor head 11, the conveyor tail 12, and the conveyor belt 2, but may be provided at an appropriate position as appropriate. Watering from the watering nozzle 7 to the conveyor belt 2 may be performed at all times, may be performed at regular time intervals, or may be appropriately controlled by a control device or the like.
[0041]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the invention, the pressing roller provided at one end of the swing frame presses the conveyor belt returning from the conveyor head to the conveyor tail from below, whereby a constant tension is applied to the conveyor belt. Works. Therefore, a stress acts on the conveyor belt so as to press a scraper provided at the other end of the swing frame. Therefore, the scraper is in pressure contact with the conveyor belt, and can completely scrape off the deposits adhered to the conveyor belt.
[0042]
Further, as described above, since the attached matter such as the excavated scraps adhered to the conveyor belt is completely scraped off by the scraper device, it is possible to prevent the scraps and the like from adhering to a plurality of rollers provided on the belt conveyor. In addition, it is possible to prevent the accumulation of shear at the lower portion of the storage cassette. Therefore, it is possible to eliminate the adhesion of the shears to the rollers that cause the meandering, and to greatly reduce the labor for cleaning the rollers and the lower part of the storage cassette.
[0043]
Further, since a constant tension acts on the conveyor belt, a force is applied to the pressing roller by the conveyor belt so as to push down the pressing roller. On the other hand, a scraper is attached to the other end of the swing frame having a pressing roller provided at one end. Therefore, even if the scraper is worn to some extent, the scraper is pushed up by the amount of wear, and the scraper comes into pressure contact with the conveyor belt with a constant pressing force. There is no need to adjust.
[0044]
Furthermore, since the scraper is detachably attached to the other end of the swing frame, when the wear amount of the scraper reaches the limit, the scraper can be easily replaced. Therefore, maintenance becomes extremely easy as compared with the related art.
Further, since it is not necessary to replace the entire scraper device and only the scraper needs to be replaced, the cost can be reduced.
[0045]
According to the second aspect of the invention, the same effect as that of the first aspect can be obtained, and the scraper device is provided near the conveyor head, so that the conveyor tail can be moved from the conveyor tail to the conveyor head. Immediately after carrying out the waste, the attached matter such as the waste attached to the conveyor belt returning to the conveyor head portion can be scraped off before drying and sticking to the conveyor belt.
[0046]
According to the third aspect of the invention, the same effect as that of the first or second aspect can be obtained, and since the conveyor frame is provided with the wear limit adjusting means, the scraper can reduce the wear limit amount. Is reached, the scraper will not contact the conveyor belt. Therefore, the replacement time of the scraper can be easily grasped, and it is possible to prevent the scraper from contacting the conveyor belt more than the amount of wear and the swing frame itself from contacting the conveyor belt.
[0047]
According to the fourth aspect of the invention, the same effect as any one of the first to third aspects is obtained, and the pressing roller is provided with the pressing roller scraper. The adhered substances can be scraped off. For this reason, it is possible to prevent the conveyor belt from meandering due to shear attached to the pressing roller.
[0048]
According to the fifth aspect of the present invention, not only the same effects as those of any of the first to fourth aspects are obtained, but also in the continuous belt, at least the change of the conveyor head, the conveyor tail, and the conveyor belt. Since the water sprinkling means is provided at the corner points, it is possible to prevent the waste attached to the conveyor belt from drying and sticking to the belt.
Further, by providing the water sprinkling means in this way, it is possible to prevent the adhesion of the shear to the rollers and to save the trouble of cleaning at the end of the work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a scraper device provided on a belt conveyor according to an example of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a scraper device provided on a belt conveyor according to an example of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a water sprinkling means provided on a belt conveyor according to an example of the present invention.
FIG. 4 is a schematic view showing a belt conveyor according to an example of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 belt conveyor (continuous belt conveyor)
11 Conveyor head
12 Conveyor tail
13 roller (carrier roller)
15 Inflection point
2 Conveyor belt
4 Scraper device
41 Support
42 swing frame
42a one end
42b other end
43 Press roller
44 Scraper
45 Scraper for pressing roller
5 Conveyor frame
6 Wear limit adjusting means
7 Watering means

Claims

A conveyor belt is wound around a conveyor head, a conveyor tail, and a plurality of rollers provided therebetween, and the conveyor belt conveys excavated shear from the conveyor tail to the conveyor head. On the conveyor,
At least one scraper device is provided below the belt conveyor at a required position in the longitudinal direction of the conveyor belt returning from the conveyor head portion to the conveyor tail portion,
The scraper device includes a support portion fixed to a conveyor frame, and a central portion rotatably supported by the support portion, so that a swingable rocking motion can be performed about an axis intersecting the moving direction of the conveyor belt. Frame and
A pressure roller provided at one end of the swing frame to apply a constant tension to the conveyor belt by pressing the surface of the conveyor belt from below,
The conveyor belt is detachably attached to the other end of the frame, and is pressed against the conveyor belt with a constant pressing force by the action of a pressing force of the conveyor belt on the pressing roller to scrape off the attached matter on its surface. A belt conveyor comprising a scraper.

The belt conveyor according to claim 1,
A belt conveyor, wherein the scraper device is provided near a conveyor head.

The belt conveyor according to claim 1 or 2,
The conveyor frame is provided with wear limit adjusting means for adjusting the wear limit of the scraper by regulating the swing amount of the other end of the swing frame toward the conveyor belt. Belt conveyor.

In the belt conveyor according to any one of claims 1 to 3,
A belt conveyor, characterized in that the pressing roller is provided with a pressing roller scraper for scraping off the adhering matter attached to the pressing roller.

In the belt conveyor according to any one of claims 1 to 4,
A belt conveyor, characterized in that at least the conveyor head portion, the conveyor tail portion, and the bending point of the conveyor belt are provided with water spray means for wetting the conveyor belt.