JP3567965B2 - インクカートリッジの検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットプリンタのキャリッジに設けるインクカートリッジの検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャリッジにインクカートリッジを搭載する形式のインクジェットプリンタでは、インクカートリッジを装着することなくキャリッジを走査すると、記録ヘッド内のインクが垂れて用紙を汚すといった不都合をもたらし、またインクカートリッジを装着することなく長期間放置した場合には、特別な回復操作が必要になるといった不都合が生じるため、この種のインクジェットプリンタには、インクカートリッジの装着の有無を検出する専用のセンサが必要になる。
【0003】
他方、インクカートリッジを挿脱させるための専用の着脱カバーを設けた場合には、キャリッジの走行中にインクカートリッジが不必要なガタつきを起こさないように着脱カバーによって抑えてやる必要があり、またこの着脱カバーが完全に閉じた状態でなければプリンタを動作させないようにする必要もある。
【0004】
しかし、ガタつきが起きないようにするにはカートリッジケースと着脱カバー相互の成形精度のほかに、プリンタ本体とカートリッジケースとの間の組付け精度が要求され、これが着脱カバーやカートリッジケースのデザインを決める上で大きな制約になるといった問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、プリンタ本体をはじめとする構成部品相互の成形精度や組み付け精度を必要とすることなく、インクカートリッジ等の装着の有無や異常を確実に検出することのできる新たなインクカートリッジの検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するためのインクカートリッジの検出装置として、カートリッジ収容部と、インクカートリッジを前記カートリッジ収容部に装填するカバーと、前記カートリッジ収容部に装着されたインクカートリッジの一部と当接して該カートリッジ収容部外に移動するカム部材と、前記カム部材の移動により操作されるスイッチと、からなり、前記カム部材は、前記インクカートリッジが前記カートリッジ収容部に収容された状態で前記カバーが装着された場合に、該カバーの一部と当接して前記カートリッジ収容部の前記カム部材と対向する側との間で前記インクカートリッジを挟持すベく変位し、かつ前記スイッチを操作して前記インクカートリッジが完全に装填されたことを電気的に検出するように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図面はカラーのインクジェットプリンタに適用した本発明の一実施例を示したものである。
はじめに図1をもとにこの実施例の概要構成について説明する。
【0008】
図において符号1は、ガイドロッド2に沿って主走査方向に往復動するキャリッジ本体で、このキャリッジ本体1には、黒及びカラーの各インクカートリッジ30を収容する2つのカートリッジ収容室3、3が画壁を介して設けられ、また、これらのカートリッジ収容室3、3の開口部には、空のインクカートリッジ30を引出したり新たなインクカートリッジ30を装填するリフタ21を備えた着脱用のカバー20が支軸22回りに回動自在に枢支されている。
【0009】
このキャリッジ本体1には、カートリッジ収容室3、3と対応する部分に記録ヘッドの傾きを独自に調整する2つの角度調整レバー4、4がキャリッジ本体1の前面から操作し得るよう回動自在に配設され、また、一方のインクカートリッジ30を収容するカートリッジ収容室3側の側壁5には、他方の記録ヘッドを基準として一方の記録ヘッドを紙送り方向に位置調整するノズル孔位置調整レバー6が回動操作可能に設けられている。
【0010】
ところで、図2乃至図4はインクカートリッジ30の装着と、着脱用のカバー20の開閉に伴って変位する検出部材10について示したもので、この検出部材10は、弾性を有する軟質の樹脂材により形成され、かつ着脱用のレバー20の自由端に設けた係止突片23によって操作されるよう、カートリッジ収容室3の係止凹部7内に支点ピン11を支点として回動自在に枢支されている。
【0011】
この検出部材10は、押圧用の脚片13と検出用の脚片14とからなるV字形のカム15と、このカム15とは軸方向に位置を違えて一体的に形成したスイッチ押圧片16とによって構成され、かつ、常時は図示しないバネに付勢されて2つの脚片13、14を上向きに開いた状態で保持されている。
【0012】
V字形のカム15を構成する一方の押圧用脚片13は、着脱用カバー20の係止突片23に押圧されて図中時計方向に回動した際には、図3に示したように、その先端でインクカートリッジ30を不動に押圧し、他方の検出用脚片14は、インクカートリッジ30が装着されない状態のもとでは、図4に示したように、カートリッジ収容室3内に突出し、インクカートリッジ30を装着することによりその一部と当接して図中時計方向に回動回避するように構成され、さらに、このカム15と一体をなすスイッチ押圧片16は、V字形カム15が着脱用カバー20の係止突片23に押圧されて図中時計方向に回動した際には一緒に回動して、スイッチ18の接片19を閉成すベく押圧操作するように構成されている。
【0013】
このように構成された装置において、いまインクカートリッジ30をリフタ21上に載置し、その上で着脱用カバー20を閉止方向に回動してインクカートリッジ30をカートリッジ収容室3内に装填すると、図2に示したように、検出部材10は、カートリッジ収容室3内に突出していた検出用脚片14をインクカートリッジ30により装填領域外へ退避されるようにして図中時計方向に回動する。
【0014】
そして、この状態から着脱用カバー2をさらに押込んで、その係止突片23を係止凹部7に設けた係止部8に係止すると、係止突片23により押圧されてさらに図中時計方向に回動した押圧用脚片13は、図3に示したように、その先端部によりインクカートリッジ30をカートリッジ収容室3の内壁に押付けるようにして強固に固定し、同時に、V字形カム15とともに図中時計方向に回動したスイッチ押圧片16は、スイッチ28の接片19を押圧してインクカートリッジ30が完全に装填されたことを電気的に検出させる。
【0015】
これに対して、インクカートリッジ30が装填されない場合には、図4に示したように、検出部材10は図示しないバネにより反時計方向に回動変位し、V字形開口部を上にして検出用脚片14をカートリッジ収容室3内に突出させている。
【0016】
したがって、この状態のもとで着脱用カバー20を閉止すると、その係止突片23はV字形カム15及びスイッチ押圧片16を回動することなくV字形開口部内に入り込んで、スイッチ18を閉成することなく係止凹部7に設けた係止部8に係止されるため、インクカートリッジ30を装填したのと同様の外観を呈するにも拘りなく、キャリッジ1の走行は阻止されることになる。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、インクカートリッジの装着とカバーの装着とを単一のカム部材によって検出することができるばかりでなく、このカム部材をカートリッジ収容部とインクカートリッジとの間に介在させた状態で変位させることにより、インクカートリッジの固定及び検出を部材相互の形成精度や組付け精度の如何に拘わりなく確実に行なわすことができる。
【0018】
しかも、カム部材を弾性材により形成することにより、部材間に有する公差をも吸収してインクカートリッジの固定及び検出をさらに確実に行なわすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検出装置を適用したキャリッジの一例を示す斜視図である。
【図2】インクカートリッジを装着した状態での本発明の一実施例を示す装置の側面図である。
【図3】着脱カバーを装着した状態での同上装置の側面図である。
【図4】インクカートリッジの未装着状態での同上装置の側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
3 カートリッジ収容室
13 押圧用脚片
14 検出用脚片
15 V字形カム
16 スイッチ押圧片
18 スイッチ
20 着脱用カバー
23 係止突片
30 インクカートリッジ
Claims (2)
- カートリッジ収容部と、インクカートリッジを前記カートリッジ収容部に装填するカバーと、
前記カートリッジ収容部に装着されたインクカートリッジの一部と当接して該カートリッジ収容部外に移動するカム部材と、
前記カム部材の移動により操作されるスイッチと、
からなり、
前記カム部材は、前記インクカートリッジが前記カートリッジ収容部に収容された状態で前記カバーが装着された場合に、該カバーの一部と当接して前記カートリッジ収容部の前記カム部材と対向する側との間で前記インクカートリッジを挟持すベく変位し、かつ前記スイッチを操作して前記インクカートリッジが完全に装填されたことを電気的に検出するインクカートリッジの検出装置。 - 前記カム部材を弾性材により形成したことを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジの検出装置。
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JP1210098A JP3567965B2 (ja) | 1998-01-05 | 1998-01-05 | インクカートリッジの検出装置 |
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ID=11796161
Family Applications (1)
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JP1210098A Expired - Fee Related JP3567965B2 (ja) | 1998-01-05 | 1998-01-05 | インクカートリッジの検出装置 |
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1998
- 1998-01-05 JP JP1210098A patent/JP3567965B2/ja not_active Expired - Fee Related
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