JP3567698B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコードレス電動工具(以下単に電動工具という)に使用可能な直流電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動工具は電源ケーブルによる作業上の制約が無く、どのような場所においても作業できるというメリットを有しているが、蓄電池の容量が低下すると蓄電池を充電するか別の充電済み蓄電池と交換しなければならないと共に、電池電圧が放電により減少してしまうので、作業効率が一定でないという問題があった。
そこで、作業場所と交流電源設置場所が近く作業中の移動が少ない場合には、図9、図10に示すような直流電源装置を用いて、交流電源からの交流電流を直流電流に変換して電動工具を使用するようにしていた。これにより、蓄電池を充電しなくとも電動工具を連続的に使用することができると共に作業効率を一定とすることができるようになる。
【0003】
図9、図10に示す従来の直流電源装置は、100Vを10数Vに降圧するトランス51、整流回路52、平滑用コンデンサ53等を内蔵した本体50と、一端に交流電源に接続可能なプラグ56が設けられた入力ケーブル57と、一端に電動工具に着脱可能なアダプタプラグ55を設けた出力ケーブル54とから構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電動工具は、蓄電池により駆動する場合、蓄電池の容量内でしか駆動することができないので、モータの温度上昇が低く、モータ冷却用のファンが設けられていない、あるいは小型の冷却用ファンが設けられた構成であった。しかし、上記したような従来の直流電源装置を用いて電動工具を駆動させる場合には、連続的に電動工具を駆動させることが可能であり、連続的に駆動させた時にはモータの温度が極度に上昇し、モータ及び電動工具の寿命が低下してしまうという欠点があった。
上記欠点を解消するために、電動工具内に大型なモータ冷却用ファンを設ける、電動工具内に温度センサー等を設けて、電動工具内の温度を監視し温度が上昇しないように通電を制御する等の手段が考えられるが、前者は電動工具を大型にしてしまう、後者は電動工具内部を複雑としてしまう欠点があると共にいずれの手段も既存の電動工具に新たに追加することができないという欠点がある。
本発明の目的は、上記欠点を解消し、モータ及び電動工具の寿命低下を抑制する直流電源装置を提供することである。
【0005】
【発明が解決するための手段】
上記目的は、電動工具に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出電流値を所定時間毎に取り込み、電動工具に供給される電気量を演算する制御手段とを備え、前記電気量の累計値が所定値以上となった時に警告するようにすることにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明直流電源装置の一実施例を図1、図2を用いて説明する。図1は本発明直流電源装置の一実施例を示す回路図、図2は本発明直流電源装置の一実施例及び携帯用電気ドリルの一例を示す斜視図である。以下、電動工具を電気ドリルとして説明する。
図2に示すように、直流電源装置は、本体11と、一端にAC100Vの商用交流電源に接続されるプラグ18が設けられた入力ケーブル10と、一端にアダプタプラグ13が設けられた出力ケーブル12とから構成されている。アダプタプラグ13は、上部が蓄電池1の嵌合部と同じ形状をしており、電気ドリル40に着脱可能となっている。また、本体11にはスピーカ15、ブザー16及びランプ17からなるアラーム部25が設けられている。
プラグ18及び入力ケーブル10を介して本体11に供給された交流電流は、直流電源回路20により直流電流に変換され、マイクロコンピュータ(以下マイコンという)23に接続された制御部22及び検出回路21を介して出力ケーブル12及びアダプタプラグ13に出力される。検出回路21は抵抗体21aと、抵抗体21aの両端の電流による電圧降下を増幅し、マイコン23の入力ポート23aに送るオペアンプ21bとにより構成されている。また、制御部22にはマイコン23の出力ポート23eからの出力により電流を遮断するFET22aが設けられている。スピーカ15、ブザー16及びランプ17はそれぞれ出力ポート23b、23c、23dを介してマイコン23に接続されている。
【0007】
上記した直流電源装置の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
マイコン23は、プラグ18が商用交流電源に接続されると同時にプログラムがスタートし(ステップ100)、各ポートの状態や累計電気量Mのリセット、規定値Mmax等を初期設定し(ステップ101)、10msecカウンタをアップする(ステップ102)。次にステップ103で10msec経過したか否かを判断し、10msec経過したと判断したならばステップ104に進んで入力ポート23aの電流をA/D変換し、電流値をデジタル量として読み込み、ステップ105でこの値に時間(10msec)を乗じて10msecカウンタの時間内に消費した電気量、すなわち電気ドリル40に供給された電気量ΔMを算出する(電気量ΔMは電流の時間積分値で、単位はAhである)。次に、記憶している累計電気量Mに電気量ΔMを加えて、現在の累計電気量Mを求め(ステップ106)、10msecカウンタをクリアする(ステップ107)。
ステップ108で、累計電気量Mとステップ102の初期設定時に設定された規定値Mmax(Mmaxは電気ドリル40のモータの発熱量やファンの冷却能力から決定される使用限界値である。)の90%の値とを比較し、M<0.9×Mmaxならばステップ102に戻り、M≧0.9×Mmaxならばステップ109に進む。ステップ109でMとMmaxとを比較し、M<Mmaxならばステップ110に進んで出力ポート23b、23c、23dに電流を供給してスピーカ15、ブザー16及びランプ17からなるアラーム部25をオンさせ、その後ステップ102に戻る。アラーム部25がオンすると、スピーカ15からアナウンス音、ブザー16からブザー音が発生し、ランプ17が点灯する。なお、スピーカ15からは「発熱しました。少し冷えるまで電動工具を休ませてください。」等のアナウンス音が発生することが望ましい。
【0008】
アラーム部25がオンしている状態で電気ドリル40の使用を続行し、ステップ109においてM≧Mmaxとなったならば、出力ポート23eから信号が出力されFET22aがオフになり、電気ドリル40への給電が遮断される(ステップ111)。その後、ステップ112においてリセットスイッチ19がオンとなったことを判別するとステップ113に進みステップ100のスタートに戻る。
なお、上記実施例でマイコン23により制御され、電流の通電、遮断を行うものをFET22aとしたが、リレー等の素子でも良く、例えば直流電源回路20内に設けた構成としても良い。
【0009】
本実施例によれば、直流電源装置11を用いて電気ドリル40を駆動させ、電気ドリル40を連続的に使用したとしても、モータの温度が極度に上昇する前に、電気ドリル40への給電を遮断することができるため、モータ及び電気ドリル40の寿命低下を抑制することができる。また、電気ドリル40への給電が遮断されることをアラーム部25により事前に知らせるようにしたので、電気ドリル40が作業中に突然停止してしまうことを回避できる。
【0010】
図6は電気ドリル40に流れる電流iとモータ温度及びマイコン23が記憶している累計電気量Mを示すグラフであり、実線で示すように累計電気量Mは電流iが流れている間は上昇し、停止中は一定値を維持し、電流iが流れると再度上昇する。このように上記実施例では、電気ドリル40に電流iが流れていない、すなわち電動ドリル40を駆動させていない時に自然冷却によりモータの温度が低下することを考慮していないものであるため、実際のモータ温度が問題となる程上昇していなくとも電気ドリル40への給電を遮断してしまうという欠点がある。
【0011】
上記欠点を解消する本発明直流電源装置の他の実施例の動作を表すフローチャートを図4に示す。図に示すステップ100〜ステップ106は上記実施例と同様であるため説明を省略する。ステップ201では、ステップ106で求めた累計電気量MからMhを減じる動作を行う。これにより、電気ドリル40が動作しているか否かにかかわらず、10msec毎に累計電気量MからMhが減じられることになる。本実施例ではMhを0.0111mAhと非常に小さい値としたので、電気ドリル40を駆動させている時には累計電気量Mに影響がほとんどなく、電気ドリル40を駆動させていない時、すなわち自然冷却によりモータの温度が低下している時には累計電気量Mは徐々に小さくなっていく。これにより、図6に点線で示すように累計電気量Mはモータの温度特性と相似な波形となるので、最適な制御を行うことができるようになる。
電気ドリル40を駆動させていない状態が1時間程度続くと、モータは極度に上昇した状態にあったとしても自然冷却により常温に復帰する。Mhの0.0111mAhという値は電気ドリル40を駆動させていない状態が1時間続いた時に、累計電気量Mが4000Ahから0Ah付近になるように設定された値である。ただし、累計電気量MはMhにより減じられることで0以下となることがないようにする必要がある。
【0012】
次に、ステップ203、204について説明する。電気ドリル40に大電流が20秒程度流れるとモータのコンミテータ、カーボンブラシ及び周辺の巻線等の温度が極度に上昇し焼損してしまう恐れが高い。ステップ203、204は、何らかの原因により電気ドリル40に大電流が連続して流れた場合に、アラーム部25をオンにして、モータの寿命低下を抑制することができるようにしたものである。
ステップ203では電流iを監視し、電流iが50A以上である場合にはカウンタNに1を加算し、50Aより小さい場合にはカウンタNから1を減じ、ステップ204ではN≧500であるか否か判別する。ステップ204においてN≧500と判別したならば、ステップ205を介してステップ206に進みアラーム部25をオンする。なお、カウンタNは0以下となることがないようになっている。また、N≧500となったらアラーム部25をオンにするとしたが、電気ドリル40への給電を遮断するようにしても良い。
【0013】
上記した実施例の直流電源装置の動作を下記に示す計算例により具体的に説明する。なお、ΔM≦0の場合はΔM=0とすると共に作業開始時点の累計電気量ΔMは0であると仮定する。
【0014】
(計算例1)
電気ドリル40で20Aの負荷電流が流れる穴開け作業を連続的に行った場合に、作業開始から累計電気量Mが規定値Mmax以上となり電気ドリル40への給電が遮断されるまでの時間、すなわちどれだけの時間連続的に電気ドリル40を駆動させることができるのかを求める。
10msec毎に累計電気量Mに加算される電気量ΔMは(I×10msec)−Mhで、(20A×0.01秒/3600)−0.0111mAh=0.0444mAhである。
作業開始時点に0であった累計電気量ΔMが規定値Mmax(4000mAh)以上となるまでに10msecカウンタがカウントする回数nは、Mmax/ΔMであり、4000/0.0444=90090回である。
従って、作業開始から10msec×90090=900.9秒=約15分後に累計電気量Mが規定値Mmax以上となり電気ドリル40への給電は遮断される。すなわち、電気ドリル40を約15分間連続的に駆動させると、モータの温度が極度に上昇してモータ及び電気ドリル40の寿命が低下するのを防止するために、直流電源装置は電気ドリル40への給電を遮断する。
【0015】
(計算例2)
電気ドリル40で20Aの負荷電流が流れる穴開け作業を10秒間行い、20秒間駆動停止させる作業を繰り返した場合に、作業開始から電気ドリル40への給電が遮断されるまでの時間を求める。
電気ドリル40を駆動させる10秒間中に10msec毎に加算される電気量ΔM1は、(20A×0.01秒/3600)−0.0111mAh=0.0444mAhであり、10msecカウンタがカウントする回数n1は、10/0.01=1000回である。
一方、20秒間の駆動停止中に10msec毎に加算される電気量ΔM2はMhが減じられるのみであるため、−0.0111mAhであり、10msecカウンタがカウントする回数n2は20/0.01=2000回である。
従って、30秒間で加算される電気量は、ΔM1×n1+ΔM2×n2=44.4−22.2=22.2mAhとなり、MがMmax以上となるまでに30秒間の1サイクル作業が繰り返される回数は4000/22.2=180回となる。
すなわち、20Aの負荷電流が流れる穴開け作業を10秒間行い、20秒間駆動停止させる作業を繰り返した場合には、作業開始から30秒×180回=約90分後に電気ドリル40への給電が遮断される。
【0016】
(計算例3)
電気ドリル40で20Aの負荷電流が流れる穴開け作業を10秒間行い、40秒間駆動停止させる作業を繰り返した場合に、作業開始から電気ドリル40への給電が遮断されるまでの時間を求める。
電気ドリル40を駆動させる10秒間中に10msec毎に加算される電気量ΔM1は、(20A×0.01秒/3600)−0.0111mAh=0.0444mAhであり、10msecカウンタがカウントする回数n1は10/0.01=1000回である。
一方40秒間の駆動停止中に10msec毎に加算される電気量ΔM2はMhが減じられるのみであるため、−0.0111mAhであり、10msecカウンタがカウントする回数n2は40/0.01=4000回である。
従って、50秒間で加算される電気量は、ΔM1×n1+ΔM2×n2=44.4−44.4=0mAhであり、20Aの負荷電流が流れる穴開け作業を10秒間行い、40秒間駆動停止させる作業を繰り返した場合には、無限に電気ドリル40を駆動させることができる。これは、電気ドリル40を駆動させた時に上昇するモータの温度が駆動停止中に自然冷却され、常温に復帰するためである。
(計算例4)
電気ドリル40で10Aの負荷電流が流れる穴開け作業を連続的に行った場合に、作業開始から電気ドリル40への給電が遮断されるまでの時間を求める。
10msec毎に加算される電気量ΔMは、(10A×0.01秒/3600)−0.0111mAh=0.01667mAhであり、累計電気量Mが規定値Mmax以上となるまでに10msecカウンタがカウントする回数nは、4000/0.01667=239952回である。
従って、10Aの負荷電流が流れる穴開け作業を連続的に行った場合には、作業開始から10msec×239952=2400秒=約40分後に電気ドリル40への給電が遮断される。
【0017】
(計算例5)
例えば作業中に電気ドリル40がロックし、100Aの負荷電流が連続的に流れた場合には、10msec毎にカウンタNに1が加算されることになる。すなわち、カウンタN≧500となる500×10msec=5秒後にはアラーム部25がオンになるか、あるいは電気ドリル40への給電が遮断される。
【0018】
上記実施例では10msec毎にMhを減算し、これによりモータが自然冷却することを考慮するようにしたが、実際にはモータが自然冷却する熱量は周囲との温度差が大きいほど大きくなる傾向にあり一定ではない。自然冷却される熱量は温度のα乗に比例し、温度は累計電気量Mのβ乗、Mhは自然冷却される熱量に比例すると考えると、
Mh=β*(累計電気量M)α乗
の関係にあるとみなせる(α、βは形状や材質、放熱の形態で決定される定数である)。
上記のような関係式あるいは表等をマイコン23に記憶させて、Mhを累計電気量Mによって常時可変させるようにすれば、モータの温度をより正確に推定することができ、より最適な制御を行うことができるようになる。
【0019】
なお、図5に示すようにスピーカ15、ブザー16及びランプ17からなるアラーム部25をアダプタプラグ13に設けた構成とすると、アラーム部25がオンとなったことを容易に認識することができるようになる。
【0020】
上記実施例の直流電源装置は、電気ドリル40の温度上昇を通電する電気量ΔMにより推定し、累計電気量Mを記憶し、累計電気量Mと規定値Mmaxとを比較してアラーム部25をオンとする、あるいは電気ドリル40への給電を遮断するというものであったが、例えば停電したり、プラグ18が外れてしまうと累計電気量Mが失われてしまい、最適な制御を行うことができなくなってしまうという欠点があった。
上記した欠点を解消する直流電源装置の他の実施例を図7、図8を用いて説明する。図に示すように直流電源回路22と出力ケーブル12との間には、発熱体31a、発熱体31aの表面温度を電気信号に変換するサーミスタ31b、サーミスタ31bの電気信号を増幅し、入力ポート23aを介してマイコン23に送るオペアンプ31fからなる温度検出回路31が設けられている。発熱体31aは、図8に示すように抵抗体をセラミックで封入したセラミック31cをグラスウール等の断熱材31dで覆い、断熱材31d内にサーミスタ31bを取付けた構成をしており、電気ドリル40のモータと同じように温度上昇、自然冷却するものである。
常時発熱体31aの温度と予め設定した規定温度とを比較し、比較結果によって警告する、あるいは電気ドリル40への給電を遮断するという構成とすることにより、停電やプラグ18が外れてしまったとしても、最適な制御を行うことができるようになる。なお、発熱体31aは電気ドリル40のモータと近似な温度特性を持つものであれば良く、形状及び構成は問わない。
【0021】
上記した直流電源装置は、累計電気量Mが規定値Mmax以上、あるいは発熱体31aの温度が規定温度以上となったならば電気ドリル40への給電を遮断する構成としたが、電気ドリル40への給電を一定時間だけ停止する構成としても良く、この場合リセットスイッチ19を操作する必要がなくなると共に一定時間後には累計電気量Mが減少し電気ドリル40を駆動させることができるので、操作性が向上する。また、この一時停止が所定時間内に所定回数発生した時には、電気ドリル40への給電を遮断する構成とすると、電気ドリル40の負担を軽減させることができ、寿命低下を抑制することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、電動工具に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出電流値を所定時間毎に取り込み、電動工具に供給される電気量を演算する制御手段とを備え、前記電気量の累計値が所定値を超えた時に警告するようにしたので、モータ及び電動工具の寿命低下を抑制する直流電源装置を提供することができるようになる。
また、電動工具に直列に接続され、電動工具のモータと近似な温度特性を有する発熱体を設けると共に、発熱体の温度を計測する検出回路とを備え、発熱体の温度が所定温度を以上となった時に警告するようにしたので、モータ及び電動工具の寿命低下を抑制する直流電源装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明直流電源装置の一実施例を示す回路図。
【図2】本発明直流電源装置の一実施例及び携帯用電気ドリルの一例を示す斜視図。
【図3】本発明直流電源装置の一実施例の動作を表すフローチャート。
【図4】本発明直流電源装置の他の実施例の動作を表すフローチャート。
【図5】本発明直流電源装置の他の実施例を示す回路図。
【図6】直流電源装置が記憶している累計電気量、電動工具に流れる電流及びモータ温度の関係を示すグラフ。
【図7】本発明直流電源装置の他の実施例を示す回路図。
【図8】図7の直流電源装置を構成する発熱体の一実施例を示す要部断面斜視図。
【図9】従来の直流電源装置の一例を示す斜視図。
【図10】従来の直流電源装置の一例を示す回路図。
【符号の説明】
11は直流電源装置、12は出力ケーブル、13はアダプタプラグ、20は直流電源回路、21は検出回路、23はマイコン、25はアラーム部、31は温度検出回路である。

Claims (9)

  1. 着脱可能な蓄電池を電源とするコードレス電動工具に着脱可能なアダプタを介して直流電圧を供給する直流電源装置であって、
    電動工具に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出電流値を所定時間毎に取り込み、電動工具に供給される電気量を演算する制御手段とを備え、前記電気量の累計値が所定値以上となった時に警告することを特徴とした直流電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記演算毎に自然冷却分に相当する電気量を減算することを特徴とする請求項1記載の直流電源装置。
  3. 前記電気量の累計値が前記所定値より大きい規定値以上となった時、電動工具への給電を停止することを特徴とした請求項1記載の直流電源装置。
  4. 前記電気量の累計値が前記所定値より大きい規定値以上となった時、電動工具への給電を一時停止することを特徴とした請求項2記載の直流電源装置。
  5. 前記一時停止が所定時間内に所定回数発生した時、電動工具への給電を遮断することを特徴とした請求項4記載の直流電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記演算毎に電流検出手段の検出電流値が所定値以上か否かを判断し、所定値以上の電流が所定回数以上となった時に警告することを特徴とした請求項1記載の直流電源装置。
  7. 着脱可能な蓄電池を電源とするコードレス電動工具に着脱可能なアダプタを介して直流電圧を供給する直流電源装置であって、
    電動工具に直列に接続され、電動工具のモータと近似な温度特性を有する発熱体と、発熱体の温度を計測する検出回路とを備え、発熱体の温度が所定温度を超えた時に警告することを特徴とした直流電源装置。
  8. 前記発熱体の温度が所定温度よりも大きい規定値以上となった時に電動工具への給電を停止することを特徴とした請求項7記載の直流電源装置。
  9. 前記警告を行うアラーム部をアダプタプラグ内に設けたことを特徴とする請求項1、請求項6、請求項7のうちいずれか1項記載の直流電源装置。
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