JP3566471B2 - 光走査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光源からの光束をカップリングレンズでカップリングし、カップリングされた光束を第1結像光学系により主走査対応方向に長い線像として結像させ、この線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器で等角速度的に偏向させ、偏向された光束を第2結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して被走査面の光走査を行なう光走査装置は、デジタル複写機や光プリンタ等に関連して広く知られている。
【0003】
このような光走査装置は、所望の記録密度を実現するために被走査面上に形成される光スポットは主・副走査方向とも所望のスポット径を持たねばならない。この目的のため通常、カップリングレンズと第1結像光学系との間の光路上にアパーチュアを配し、カップリングされた光束の周辺部分を遮断することが行なわれている(特開昭63−51687号公報等)。
【0004】
アパーチュアにおける開口部の主走査対応方向(光源から被走査面までの光路を光軸に沿って直線的に展開した仮想的な光路上で主走査方向と平行的に対応する方向)の開口径および副走査対応方向(上記仮想的な光路上で副走査方向と平行的に対応する方向)の開口径により、光スポットの主・副走査方向のスポット径を調整でき、且つ、このようなアパーチュアを使用することにより被走査面上のスポット径を安定させることができる。
【0005】
このように、アパーチュアの使用は光走査に有用であるが、アパーチュアが独立部品であるため、光走査装置構成のための部品点数の増加、組付け工程の増加やコスト高等の不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、独立部品としてのアパーチュアを不要にした光走査装置の実現を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の光走査装置は「光源からの光束をカップリングレンズでカップリングし、カップリングされた光束を第1結像光学系により主走査対応方向に長い線像として結像させ、この線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器で等角速度的に偏向させ、偏向された光束を第2結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して被走査面の光走査を行なう光走査装置」である。
【0008】
「光源」としては半導体レーザや発光ダイオードを有効に利用できる。
【0009】
「カップリングレンズ」のカップリング作用は、光源からの光束を平行光束にするコリメート作用でもよいし、弱い発散性の光束にする作用でもよく、弱い収束性の光束にする作用でもよい。
【0010】
「第2結像光学系」は、光スポットによる被走査面の主走査を等速化するfθ機能等の等速化機能を有してもよいし、光源における変調速度を電気的に調整することにより、画素密度が主走査方向に一定になるようにしてもよい。
【0011】
請求項1記載の発明の光走査装置は以下の如き特徴を有する。
即ち、第1結像光学系は「カップリングされた光束の光束断面を規制するアパーチュア機能」を有し、第1結像光学系の少なくとも1面は「カップリングされた光束の主光線を含み光スポットを形成する主光束部分を通過させ、記主光束部分の(光束断面における)外側の周辺光束部分を主光束部分とは異なる方向へ反射もしくは屈折させる面形状」を有する。
【0012】
第1結像光学系は、例えば、凹シリンダミラー、1枚あるいは2枚以上のシリンダレンズ、さらには、シリンダミラーとシリンダレンズの組合せ等として構成することができる。
第1結像光学系は、上記のように「カップリングされた光束を主走査対応方向に長い線像として結像させる」機能を持つから、副走査対応方向に関して正のパワーを持つ必要があるが、主走査対応方向に関しては、弱い正のパワーあるいは弱い負のパワーを有しても良い。
【0013】
第1結像光学系を「副走査対応方向にのみ正のパワーを有するシリンダレンズとして構成」する場合、その主光束部分を通過させる部分の周囲に、周辺光束部分を主光束部分と異なる方向へ屈折させる「周辺光束部分用の屈折面部分」を有するように構成してもよいし(請求項2)、主光束部分を通過させる部分の周囲に、周辺光束部分を主光束部分と異なる方向へ反射させる「反射面」を形成するように構成しても良い(請求項3)。請求項3記載の発明の光走査装置の場合には、上記「反射面」による反射が「全反射」であるようにすることができる(請求項4)。
【0014】
上記請求項1〜4の任意の1に記載の発明の光走査装置においては、第1結像光学系の「周辺光束部分を屈折もしくは反射させる面」を、周辺光束部分を主光束部分から離れる向きに屈折もしくは反射させるように形成し、周辺光束部分を屈折もしくは反射させる面の外側の部分に「周辺光束部分を遮光するための遮光部」を印刷もしくはコーティングにより形成することができる(請求項5)。
【0015】
この発明の光走査装置と同様の技術的効果を奏しうる参考技術を以下に説明する。
参考技術1の光走査装置は以下の如き特徴を有する。
即ち、第1結像光学系が、カップリングされた光束の光束断面を規制するアパーチュア機能を有し、第1結像光学系の少なくとも1面が、カップリングされた光束の主光線を含み、光スポットを形成する主光束部分を通過させる部分と、この部分の周囲において、主光束部分の外側の周辺光束部分を遮断する周辺光束遮光部とを有し、この周辺光束遮光部は印刷もしくはコーティングにより形成され、主光束部分を通過させる部分は「周辺光束遮光部に対して窪ん」でいる。
【0016】
この参考技術1の光走査装置においても、第1結像光学系は、副走査対応方向にのみパワーを持つシリンダレンズとして構成できるが、それ以外に、凹シリンダミラーや2枚以上のシリンダレンズ、さらには、シリンダミラーとシリンダレンズの組合せ等として構成することができ、主走査対応方向に関しては弱い正のパワーあるいは弱い負のパワーを有しても良い。
【0017】
上記請求項1〜5の任意の1に記載の光走査装置において、第1結像光学系の、少なくともアパーチュア機能を有する部分は「プラスチックによる成形加工」で形成することができる(請求項6)。
【0018】
参考技術2の光走査装置は以下の如き特徴を有する。
即ち、光学系を配備されるハウジングは「金型により成形されるもの」であって、「カップリングされた光束の主光線を含み、光スポットを形成する主光束部分」を通過させ、主光束部分の外側の周辺光束部分を遮断する周辺光束遮光用部分が、ハウジングに一体として形成される。この場合において、周辺光束遮光用部分を「光路上の異なる位置に配備された複数の構成部分」で構成することができる。この参考技術2の光走査装置においても、第1結像光学系として、上記請求項1または2または3または4記載のものを用いることができる。
【0019】
請求項7記載の発明の光走査装置は以下の如き特徴を有する。
即ち、光学系を配備されるハウジングは「金型により成形されるもの」であり、第1結像光学系は請求項1または2または3または4記載のものであって、「主光束部分とは異なる方向へ反射もしくは屈折された周辺光束部分を遮光する遮光部」がハウジングに一体として形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1(a)において、「光源」である半導体レーザ10から放射された光束はカップリングレンズ12によりカップリングされる。カップリングされた光束は前述のように「弱い発散性の光束や弱い収束性の光束」となることもできるが、この実施の形態においては「平行光束」になるものとする。即ち、カップリングレンズ12の作用はコリメート作用である。
【0021】
カップリングレンズ12でカップリングされた光束は「第1結像光学系」をなすシリンダレンズ14に入射する。シリンダレンズ14は入射する平行光束を副走査対応方向(図1(a)において図面に直交する方向)にのみ収束させ「光偏向器」であるポリゴンミラー16の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像に結像させる。
【0022】
ポリゴンミラー16が矢印方向へ等速回転すると、偏向反射面による反射光束は等角速度的に偏向する偏向光束となり、「第2結像光学系」であるfθレンズ18により被走査面上に光スポットとして集光する。被走査面に周面を接するようにして光導電性の感光体20が配備されており、従って光スポットは実体的には感光体20の周面をその母線方向へ等速的に走査することになる。
【0023】
図1において、第2結像光学系(fθレンズ18)は模式的に1枚のレンズとして描かれているが、実際に光走査装置を構成するに当っては、第2結像光学系を2枚以上のレンズで構成することができることは言うまでもなく、第2結像光学系中に、長尺のシリンダレンズやトロイダルレンズ等、従来から面倒れや像面湾曲を補正するための光学系として知られる種々の光学素子を含んで良いことは言うまでもない。
【0024】
さて、「第1結像光学系」としてのシリンダレンズ14は平凸のシリンダレンズであり、その凸面は入射側に向けられて「副走査対応方向にのみ正のパワー」を持つ。射出側、即ちポリゴンミラー16側に向いた平レンズ面には「窪み」が形成されている。
【0025】
即ち、図1(b)における(b−1)は、シリンダレンズ14を主走査対応方向からみた状態であり、右側、即ち凸面の側が「光入射側」である。(b−2)はシリンダレンズ14を射出側からみた図、(b−3)はシリンダレンズ14を副走査対応方向から見た図である。
【0026】
図1(b)の(b−2)に示すように「窪み」の部分は、その底部に当る長方形状部分14Aと、その回りを囲む斜面部分14Bとにより構成されており、長方形状部分14Aは平面で、シリンダレンズ14の射出面の平面と平行である。
【0027】
図1(c)において、シリンダレンズ14は「光軸AXを含む主走査対応方向に平行な面」により仮想的に切断されている。カップリングレンズ12により平行光束にカップリングされた光束は、シリンダレンズ14に入射すると、入射面をなす凸シリンダ面により、副走査対応方向(図1(c)において図面に直交する方向)にのみ収束されつつシリンダレンズ14を透過する。
【0028】
シリンダレンズ14の射出側面に形成された窪みにおける長方形状部分14A(図1(b)の(b−2)において破線でハッチを施した部分)は、図1(c)に示すように、カップリングされた光束の主光線を含み光スポットを形成する主光束部分LAを通過させ、斜面部分14Bは、主光束部分LAの周辺の周辺光束部分LBを主光束部分LAとは異なる方向(主光束部分LAから離れる方向)へ屈折させる。
【0029】
このようにして、シリンダレンズ14に入射する光束のうち、光スポットの形成に供される主光束部分LAのみが「被走査面に至る光路」を進行することに成り、周辺光束部分LBは被走査面に至る光路から分離される。換言すれば、第1結像光学系であるシリンダレンズ14は「カップリングされた光束の光束断面を規制するアパーチュア機能」を有する。
【0030】
上に説明したように、図1に示す実施の形態において、第1結像光学系であるシリンダレンズ14は、副走査対応方向にのみ正のパワーを有し、主光束部分LAを通過させる部分14Aの周囲に、周辺光束部分LBを主光束部分と異なる方向へ屈折させる周辺光束部分用の斜面部分14Bを「屈折面部分」として有する(請求項2)。
【0031】
上記主光束部分LAを通過させる部分14Aの長方形形状(図1(b)の(b−2)参照)における長辺の長さにより光スポットの主走査方向のスポット径を、また短辺の長さにより副走査方向のスポット径を調整できる。
【0032】
図1(c)において、屈折面部分としての斜面部分14Bの傾斜角をθ、周辺光束部分LBが主光線となす角をθ’とすると、これらの角:θ,θ’は、シリンダレンズ14の材質の屈折率をNとして、関係「θ’=sin ̄1(N×sinθ)−θ」を満足する。例えば、θ=30度、N=1.52とすると、θ’は略19.5度となり、主光束部分LAと周辺光束部分LBの分離には十分である。
【0033】
斜面部分14Bの傾斜角:θが大きくなれば、角:θ’も大きくなるが、図2に示すシリンダレンズ140のように、斜面部分14B1の傾斜角:θがさらに大きくなって不等式「θ>sin ̄1(1/N)」が成り立つようになると、カップリングされてシリンダレンズ140に入射する光束の周辺光束部分LBは、斜面部分14B1によりシリンダレンズ14の内部で全反射され、窪みの底部の長方形状部分14A1を通過する主光束部分LAと分離することになる。
【0034】
即ち、図2に示す実施の形態においては、第1結像光学系である副走査対応方向にのみ正のパワーを有するシリンダレンズ140の、主光束部分を通過させる部分である長方形状部分14A1の周囲に、周辺光束部分LBを主光束部分と異なる方向へ反射させる反射面として斜面部分14B1が形成され(請求項3)、しかも反射面である斜面部分14B1は「全反射面」である(請求項4)。
【0035】
斜面部分に「全反射を起こさせるほどの傾斜角」が無い場合でも、斜面部分に「反射膜」を形成することにより、周辺光束部分LBをシリンダレンズの内部で反射させることにより主光束部分LAから分離させるようにしても良いことは言うまでもない。
【0036】
ところで、主光束部分LAから分離される周辺光束部分LBの分離角を大きくするために斜面部分の傾斜角:θを大きくしていくと、斜面部分の「光軸に直交する平面への射影面積」は小さくなる。このため、図3に示すように、カップリングされてシリンダレンズ145に入射する光束の光束径が大きい場合には、長方形状部分14A2を通過する主光束部分LAに対し、そのすぐ外側にある周辺光束部LBは斜面部分14B2により主光束部分LAから分離するが、さらにその外側の最外光束部分LCが、シリンダレンズ145を透過して被走査面に至り、光スポットの形成に参与し、光スポット形状を乱す原因となる。
【0037】
このような問題を有効に除去するためには、図4に示すように、シリンダレンズ147の射出面側における長方形状部分14A3の外側の、周辺光束部分を屈折もしくは反射させる面である斜面部分14B3の更に外側の部分に、周辺光束部分(前記図3のLAまたはLAとLC)を遮光するための遮光部15を形成すればよい。
【0038】
遮光部15の内の、遮光部分15aは、入射光束のうち、斜面部分14Bにより全反射されない光束(図3の最外光束部分LC)の射出を遮断するための部分であり、遮光部分15bは斜面部分14Bにより全反射された光束部分を遮断するための部分である。遮光部分15bは必ずしも必要では無いが、斜面部分14Bにより主光束部分から分離された周辺部光束がシリンダレンズから射出して迷光として光走査に影響を与える虞れを除く上で設けたほうが良い。
【0039】
遮光部15は印刷もしくはコーティングにより容易且つ確実に形成できる。
【0040】
ところで、光走査装置に設けられている従来のアパーチュアの機能は、カップリングされた光束の周辺光束部を遮断して、光スポットの形状およびスポット径を安定させることであるから、基本的には、図5に示すようにアパーチュア150をシリンダレンズ148のレンズ面に直接、印刷あるいはコーティングにより形成してもアパーチュアを設ける目的は達成できる。
【0041】
しかし、図5に示すようにアパーチュア150をシリンダレンズ148のレンズ面に直接、印刷等により形成する場合、形成されるアパーチュア150とシリンダレンズ148との正確な位置合わせは必ずしも容易でない。
【0042】
前述の参考技術1の光走査装置では、図6に示すように、第1結像光学系としてのシリンダレンズ149の射出側の面に「カップリングされた光束の主光線を含み、光スポットを形成する主光束部分を通過させる部分」を窪み141として形成し、窪み141の周囲の部分に周辺光束遮光部150を印刷もしくはコーティングにより形成する。
【0043】
シリンダレンズ149は、プラスチックによる成形加工で作成するのが実際的であり、窪み141は、金型を用いれば容易かつ確実にシリンダレンズ149に対する位置精度良く形成でき、窪み141の形成された面に均一に周辺光束遮光部150を印刷により形成すれば、窪み141の内部は自動的に印刷されずにのこるから周辺光束遮光部150の形成は容易である。周辺光束遮光部150をコーティングにより形成する場合には、窪み141に詰物をしてコーティングを行い、コーティング後に詰物を除去すればよい。
【0044】
窪み141を有するシリンダレンズ149を金型で形成する場合に、金型の抜きを容易にするように、窪み141の側壁部分に若干のテーパを付けるのが良い。このようにすると、テーパの付いた側壁部分は、主光束部分のすぐ外側にある周辺光束部分に対しては全反射面として作用するが、この部分で全反射された周辺光束部分は周辺光束遮光部150により遮光されるので問題ない。
【0045】
上に説明した請求項1〜5記載の発明の実施の形態においては、第1結像光学系としてのシリンダレンズがアパーチュア機能を有しているが、光学系を配備されるハウジングを金型により成形する場合には「カップリングされた光束の主光線を含み、光スポットを形成する主光束部分を通過させ、主光束部分の外側の周辺光束部分を遮断する周辺光束遮光用部分」をハウジングに一体として形成することもできる(参考技術2)。
【0046】
参考技術2の光走査装置を説明する図である図7(a)において、符号20はハウジングを示す。ハウジング20には、図のように光源10、コリメートレンズ12、第1結像光学系としてのシリンダレンズ14a、ポリゴンミラー16や第2結像光学系であるfθレンズ18等の光学系が配備されるとともに、カップリングされた光束の主光線を含み光スポットを形成する主光束部分を通過させ、主光束部分の外側の周辺光束部分を遮断する周辺光束遮光用部分17がハウジング20と一体に形成されている。
【0047】
図7(b)は、周辺光束遮光用部分17を有するハウジング17を金型で成形する状態を示している。4つの金型31,32,33,34が図の如く組み合わせられ、プラスチックの注入により、ハウジング17を成形加工する。
【0048】
図7(c)は、金型31,32,33,34を外した状態を示している。
金型31はハウジング20の底面を形成する。金型33,34は互いに斜面で接し、先ず金型34が金型33の斜面に沿ってスライドされて取り外される。続いて、金型32,33が上方への移動で取り外される。最後に、金型31からハウジング17が取り外される。
【0049】
金型34を斜めにスライドさせて型抜きを行なうので、周辺光束遮光用部分17における「カップリングされた光束の主光線を含み、光スポットを形成する主光束部分」を通過させる開口部分には、図7(c)に示すようにテーパーが形成されることになる。
【0050】
図8は、参考技術2の光走査装置の別の例を説明する図であり、周辺光束遮光用部分が2つの構成部分171,172により形成されている。構成部分171,172は光路上の互いに異なる部分に設けられている。構成部分171は主走査対応方向に関して両側の光束部分を遮光し、副走査対応方向に関して下側の光束部分を遮光する。また構成部分1712は副走査対応方向に関して上側の光束部分を遮光する。従って、周辺光束遮光用部分をなす2つの構成部分171,172を光源10側から光軸方向に見ると、互いに重なりあって長方形形状の開口として「カップリングされた光束の主光線を含み光スポットを形成する主光束部分を通過させる開口部分」を形成する。そして、周辺光束部分は構成部分171,172によりシリンダレンズ14a側に対して遮光される。
【0051】
図8(a)に示すようなハウジング21は、図8(b)に示す如き2つの金型35,36で成形でき、金型35,36を図8(b)における上下方向へのスライドのみで型抜きを行なうことができ、コストアップを招かない。必要に応じて、周辺光束遮光用部分を3以上の構成部分で構成することも可能である。
【0052】
図7、図8に示した参考技術2の光走査装置の実施形態では、第1結像光学素子であるシリンダレンズ14aは通常のシリンダレンズであってアパーチュア機能を有していない。従って、周辺光束部分を遮光するアパーチュア機能は、周辺光束遮光用部分17あるいは171,172により実現されることになるが、周辺光束遮光用部分を有するハウジングに、前記請求項1または2または3または4記載の第1結像光学系を用いることもできる。
【0053】
図9は、図7(a)に示すハウジングに、図3に即して説明したシリンダレンズ145を設けた例を示す。図9(a)は、シリンダレンズ145を、周辺光束遮光用部分17よりもポリゴンミラー側に配備した形態であり、カップリングレンズ12によりカップリングされた光束は、周辺光束遮光用部分17により周辺光束部分の外側部分を遮断されてシリンダレンズ145に入射する。
【0054】
そして、主光束部分LAはシリンダレンズ145を通過し、主光束部分LAのすぐ外側にある周辺光束部分LBは、全反射されて主光束部分LAから分離される。
【0055】
図9(b)は、シリンダレンズ145を周辺光束遮光用部分17よりもコリメートレンズ12側に配備した形態である。カップリングレンズ12によりカップリングされた光束は、シリンダレンズ145に入射すると主光束部分LAのすぐ外側の周辺光束部分LAが全反射されて主光束部分LAと分離し、周辺光束部分LBよりも外側の最外周辺光束部分LCと主光束部分LAとはシリンダレンズ145を通過する。これらのうち、最外周辺光束部分LCが周辺光束遮光用部分17により遮断される。かくして、主光束部分LAのみがポリゴンミラー側へ進行する。
【0056】
光学系を配備されるハウジングが金型により成形されるものである場合には、第1結像光学系の有するアパーチュア機能により、主光束部分とは異なる方向へ反射もしくは屈折された周辺光束部分を遮光する遮光部を、ハウジングに一体として形成することもできる(請求項7)。
【0057】
図10(a)に示す実施の形態では、図1に即して説明したシリンダレンズ14において、屈折により主光束部分LAと分離した周辺光束部分LBを遮光する遮光部191がハウジングと一体に形成されている。また、図10(b)に示す実施の形態では、図2に即して説明したシリンダレンズ140において、全反射により主光束部分LAと分離した周辺光束部分LBを遮光する遮光部192がハウジングと一体に形成されている。
【0058】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば新規な光走査装置を実現できる。
【0059】
この発明の光走査装置においては、従来独立した部品として必要であったアパーチュアを省略できるので、光走査装置の部品点数を低減でき、組付け工程が簡単化され、コストの低減を実現できる。
【0060】
請求項5記載の発明では、第1結像光学系のアパーチュア機能により主光束部分と分離した周辺光束部分が迷光として作用するのを有効に防止できる。
【0061】
また、参考技術1のごとく構成することによってもこの発明と同様の効果を奏することができる。
【0062】
参考技術2において、請求項1〜4の光走査装置に用いられると同様の第1結像光学系を用いることにより、第1結像光学系における周辺光束部分を反射もしくは屈折させる部分の、光軸に直交する面への投影面積を小さくでき、またハウジングに一体成形される周辺光束遮光用部分の精度をラフにできるので、ハウジングの歩留まりが向上し、ハウジングのコストの低減化を実現できる。
【0063】
請求項7記載の発明では、第1結像光学系のアパーチュア機能により主光束部分と分離した周辺光束部分が迷光として作用するのを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の発明の実施の1形態を説明するための図である。
【図2】請求項4記載の発明の実施の1形態を説明するための図である。
【図3】請求項5記載の発明の課題を説明するための図である。
【図4】請求項5記載の発明の実施の1形態を説明するための図である。
【図5】参考技術1における課題を説明するための図である。
【図6】参考技術1の1実施形態を説明するための図である。
【図7】参考技術2の1実施形態を説明するための図である。
【図8】参考技術2の別の実施形態を説明するための図である。
【図9】参考技術2の他の実施形態を説明するための図である。
【図10】請求項7記載の発明の実施の1形態を説明するための図である。
【符号の説明】
14 第1結像光学系としてのシリンダレンズ
14A 長方形状部分(主光束部分LAを通過させる部分)
14B 斜面部分(周辺光束部分LBを屈折させる部分)
Claims (7)
- 光源からの光束をカップリングレンズでカップリングし、カップリングされた光束を第1結像光学系により主走査対応方向に長い線像として結像させ、この線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器で等角速度的に偏向させ、偏向された光束を第2結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して上記被走査面の光走査を行なう光走査装置において、
第1結像光学系が、カップリングされた光束の光束断面を規制するアパーチュア機能を有し、
第1結像光学系の少なくとも1面が、カップリングされた光束の主光線を含み光スポットを形成する主光束部分を通過させ、上記主光束部分の外側の周辺光束部分を上記主光束部分とは異なる方向へ反射もしくは屈折させる面形状を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、
第1結像光学系が、副走査対応方向にのみ正のパワーを有するシリンダレンズであって、主光束部分を通過させる部分の周囲に、周辺光束部分を主光束部分と異なる方向へ屈折させる周辺光束部分用の屈折面部分を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、
第1結像光学系が、副走査対応方向にのみ正のパワーを有するシリンダレンズであって、主光束部分を通過させる部分の周囲に、周辺光束部分を主光束部分と異なる方向へ反射させる反射面が形成されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項3記載の光走査装置において、
第1結像光学系における反射面は、全反射面であることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1または2または3または4記載の光走査装置において、
第1結像光学系において、周辺光束部分を屈折もしくは反射させる面は、周辺光束部分を主光束部分から離れる向きに屈折もしくは反射させるように形成され、上記周辺光束部分を屈折もしくは反射させる面の外側の部分に、周辺光束部分を遮光するための遮光部が印刷もしくはコーティングにより形成されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜5の任意の1に記載の光走査装置において、
第1結像光学系の、少なくともアパーチュア機能を有する部分がプラスチックにより成形加工されることを特徴とする光走査装置。 - 光源からの光束をカップリングレンズでカップリングし、カップリングされた光束を第1結像光学系により主走査対応方向に長い線像として結像させ、この線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器で等角速度的に偏向させ、偏向された光束を第2結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して上記被走査面の光走査を行なう光走査装置において、
光学系を配備されるハウジングが金型により成形されるものであり、
第1結像光学系が請求項1または2または3または4記載のものであって、
主光束部分とは異なる方向へ反射もしくは屈折された周辺光束部分を遮光する遮光部が、上記ハウジングに一体として形成されていることを特徴とする光走査装置。
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