JP3565948B2 - プラズマcvd装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はプラズマCVD装置に関するものであり、更に詳しくは、シャワープレートの交換を容易にするための、シャワープレート固定機構を有するプラズマCVD装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
反応ガスを例えば1000℃の高温で熱分解させる熱CVDに比して、プラズマCVD(化学的気相蒸着)は比較的低温(200〜400℃)で成膜が可能であるため、近年になって超LSIの保護膜としてのシリコン窒化物膜や、層間絶縁膜としてのシリコン酸化物膜の形成、その他に広く採用され始めたが、生産技術的にはなお改善されるべき問題点が残されている。
【0003】
図5は従来例の縦型インライン式のプラズマCVD装置20における1ユニットの概略縦断面図である。この成膜ユニットは紙面の裏側にある上流側のユニットとゲートバルブを介して接続されており、同じく紙面の表側にある下流側の ユニットともゲートバルブを介して接続されている。そして、被処理体Sをセットした後述するキャリヤ37が各ユニットで所定の処理操作を済ませて上流側のユニットから下流側のユニットへ搬送されるようになっている。
【0004】
真空チャンバ39は枠構造部材36の両面に電極フランジ31、31’が絶縁フランジ35、35’を挟んで取り付けられ、左右対称に構成されている。従って以降は、主として一方の電極フランジ31側について説明する。絶縁フランジ35は、枠構造部材36側と電極フランジ31側とにシールリング46、47を介在させて気密にシールされる。高周波電力の印加時にカソードとなる電極フランジ31の外面中央部には真空チャンバ39内へ反応ガスを導入するためのガス導入パイプ44がシールリング45を介して気密に取り付けられており、電極フランジ31内面側の環状隆起部32には、シャワープレート33が多数本の固定ねじ34で固定されている。固定ねじ34は電極フランジ31とシャワープレート33との接触を電気的に良好なものとするために、シャワープレート33の大きさに比例する本数が使用される。またシャワープレート33には導入される反応ガスを被処理体Sへ均等に流し込むために多数の開孔33hが形成されている。
【0005】
真空チャンバ39内において、シャワープレート33を挟んで電極フランジ31と対向する位置に、アノードとなるキャリヤ37が懸架され、被処理体Sはシャワープレート33に面してセットされる。以上のことは他方の電極フランジ31’側についても同様であるので、対応する構成要素には(’)付きの同一の符号を付している。そして、対称中心の位置に被処理体Sを加熱するためのヒータ38が設けられている。
【0006】
なお、電極フランジ31、31’は図示されていないヒンジによって枠構造部材36に開閉可能に取り付けられており、図5において一点鎖線で示すように、電極フランジ31’が開放されて、シャワープレート33’の交換や真空チャンバ39内のクリーニングが行われる。また、カソードとしての電極フランジ31、31’にはガス導入パイプ44、44’を介して図示しないRF電源が接続されており、アノードとなるキャリヤ37、37’は枠構造部材36と共にアースされている。更には、真空チャンバ39は枠構造部材36に設けた図示しない排気管を通じて真空排気系に接続されている。
【0007】
このプラズマCVD装置20による成膜は次のようにして行われる。すなわち被処理体Sのセットされたキャリヤ37が懸架されて真空チャンバ39内が真空排気系によって排気され所定の真空度に維持される。同時に、ヒータ38でキャリヤ37上の被処理体Sが加熱され、所定の温度に維持される。次いで、ガス導入パイプ44から反応ガスが導入され、シャワープレート33の多数の開孔33hを経由してキャリヤ板37上の被処理体Sへ均等に流し込まれる。真空チャンバ39内の圧力が安定するのを待って、RF電源により高周波電力を印加し、電極フランジ31、31’と一体的なシャワープレート33、33’とキャリヤ37との間にプラズマを励起させることにより、被処理体S上に薄膜が形成される。
【0008】
従来のプラズマCVD装置20は以上のように作用するが、キャリヤ37が順次送られてこのような成膜が繰り返されるうちに、シャワープレート33はプラズマの熱、ヒータ38の熱を受けて変形し、反応ガスの均等な流し込みが乱されて、形成される薄膜が膜厚均一性を失うようになるのである。従って、シャワープレート33は所定の時間間隔で交換されねばならない。従来例のプラズマCVD装置20においては、シャワープレート33の交換は、図5の左側の電極フランジ31’に示すように、電極フランジ31’を枠構造部材36から開いた状態で作業員が工具で直接に固定ねじ34を緩めて交換時期に達したシャワープレート33を取り外し、新品のシャワープレート33を取り付け固定ねじ34で締め付けることによって行われている。そのため、作業の安全を確保する上で、シャワープレート33の温度がある程度低下していないと交換作業に入れないほか、多数本の固定ねじ34が使用されているので、シャワープレートの交換には長時間を要し、その結果、プラズマCVD装置20の稼動率を大巾に低下させているという問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、シャワープレートを短時間で容易に交換し得るプラズマCVD装置を提供することを目的とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、請求項1に係るプラズマCVD装置、すなわち、
真空チャンバを形成する枠構造部材の両面のそれぞれに前記枠構造部材の一辺側のヒンジで開閉可能とされたカソードとしての電極フランジが前記枠構造部材の全周に絶縁フランジを介して密接された前記枠構造部材と、前記真空チャンバ内で前記電極フランジに取り付けられ大気側から供給される反応ガスを多数の開孔によって均等に前記真空チャンバ内へ流し込むシャワープレートと、被処理体を前記電極フランジに向けてセットして前記真空チャンバ内を搬送されるアノードとしてのキャリヤ板とからなり、前記カソードと前記アノードとの間にプラズマを励起させて前記被処理体の一面に前記反応ガスによる薄膜を形成させるプラズマCVD装置において、
前記電極フランジの大気側に取り付けられたエアシリンダと、大気側から前記電極フランジを気密に挿通され前記真空チャンバ内で先端部が前記シャワープレートと係合される前記エヤシリンダのロッドとからなるシャワープレート固定機構が設けられており、
前記エヤシリンダによって前記ロッドが後退され、係合されている前記シャワープレートが前記電極フランジに固定されて前記薄膜を形成させる時の位置となり、前記ロッドが前進され、前記シャワープレートを前記電極フランジから離隔させ前記ロッドとの係合を解いて交換させる位置となり、かつ、前記ロッドの先端部における前記シャワープレートの交換は、前記電極フランジが前記ヒンジによって前記枠構造部材から開かれた状態で行われるように構成されている
ことを特徴とするプラズマCVD装置、によって達成される。
【0011】
【作用】
電極フランジの大気側のエアシリンダによって、電極フランジの真空側において、ロッドを後退させてロッドに係合されているシャワープレートを電極フランジに固定することができ、ロッドを前進させてシャワープレートを電極フランジから離隔させ、ロッドに係合されているシャワープレートを取り外すことができるので、電極フランジをヒンジによって枠構造部材から開いた状態で、ロッドを前進させてロッドに係合されているシャワープレートを新品のシャワープレートと交換し、ロッドを後退させて電極フランジに新品のシャワープレート取り付けることができる。従って従来のように、人手によって多数本の固定ねじを緩めてシャワープレートを電極フランジから取り外し、新品のシャワープレートを多数本の固定ねじで締め付けて電極フランジに取り付けるような煩瑣な作業を必要とせず、シャワープレートを短時間で容易に交換することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例によるプラズマCVD装置について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、実施例の縦型インライン式のプラズマCVD装置10における成膜ユニットの概略縦断面図である。プラズマCVD用の装置としては基本的には図5に示した従来例のプラズマCVD装置20と同様に構成され同様に作用するが、シャワープレート13の交換方法が全く異なったものとなっている。従って、以降は、実施例のプラズマCVD装置10の構成要素については簡単に触れ、説明は主としてシャワープレート13の交換方法を異ならしめているシャワープレート固定機構1について行う。
【0014】
図1において、真空チャンバ19は額縁状の枠構造部材16の両面にカソードとなる電極フランジ11、11’が絶縁フランジ15、15’を挟んで取り付けられ、左右対称に構成されている。故に、以降は主として一方の電極フランジ11側について述べる。絶縁フランジ15は枠構造部材16側と電極フランジ11側とにシールリング26、27を介在させ気密にシールさせる。高周波電力の印加時にカソードとなる電極フランジ11の外面中央部には真空チャンバ19内へ反応ガスを導入するためのガス導入パイプ24がシールリング25を介して気密に取り付けられている。電極フランジ11内面側の環状隆起部12にはシャワープレート13が取り付けられているが、この取り付け方法については後述する。シャワープレート13には導入される反応ガスを被処理体Sへ均等に流し込むために多数の開孔13hが形成されている。
【0015】
真空チャンバ19内において、シャワープレート13を挟んで電極フランジ11と対向する位置に被処置体Sをセットしたキャリヤ17が懸架される。なお、キャリヤ17はアノードとなる。以上のことは他方の電極フランジ11’側についても同様であるので、対応する構成要素には(’)付きの同一符号を付している。そして、対称中心の位置に被処理体Sを加熱するためのヒータ18が設けられている。
【0016】
カソードとしての電極フランジ11、11’にはガス導入パイプ24、24’を介して図示しないRF電源が接続されており、アノードとなるキャリヤ17、17’は枠構造部材16と共にアースされている。更には、真空チャンバ19は枠構造部材16に設けた図示しない排気管を通じて真空排気系に接続されている。また電極フランジ11、11’はヒンジ23、23’によって枠構造部材16に開閉可能に取り付けられており図1にはヒンジ23、23’は図示されていないが、後述の図2には一方のヒンジ23’のみが示されている。以上の構成は従来例のプラズマCVD装置20と同様である。
【0017】
本実施例における電極フランジ11へのシャワープレート13の取り付けと取り外しが従来例と異なるところは、人手によって多数本の固定ねじ34を緩め、締め付けてシャワープレート33を取り付け、取り外すのではなく、シャワープレート固定機構によって行われることにある。すなわち、シャワープレート固定機構1は、電極フランジ11の大気側の四隅部に取り付けた4基のエアシリンダ2と、そのピストンに直結されたロッド3からなっている。ロッド3は電極フランジ11とその環状隆起部12を挿通して電極フランジ11の真空側のシャワープレート13の外縁部に達し、その先端には係合用の厚肉丸板状の頭部4が設けられている。そして、ロッド3はエアシリンダ2によって前進、後退される。すなわち、ロッド3は係合されたシャワープレート13を電極フランジ11へ引き寄せて固定する後退位置と、シャワープレート13を電極フランジ11から離隔させて、当該シャワープレート13との係合を解いて取り外し、新しいシャワープレート13を係合させるための前進位置との間を往復する。また、電極フランジ11を挿通して前進、後退するロッド3と電極フランジ11との間を真空シールするために、エアシリンダ2と電極フランジ11との間にはロッド3を囲むようにフランジ付き金属ベローズ5が設けられており、金属ベローズ5のフランジと電極フランジ11との間にはシールリング6が介在されている。
【0018】
一方、シャワープレート13の電極フランジ11側の外縁部には、図4のAの斜視図も参照して、エアシリンダ2のロッド3の頭部4に対し、図3に示すように、シャワープレート13をそれ自体の面に沿って矢印で示す上下方向に移動(スライド)させて着脱可能に係合することができる切欠14が四隅の4箇所に設けられている。そのために切欠14は、図4のAに示すように、開口が何れも下方へ向いている。そして上記ロッド3の後退位置は電極フランジ11に対するシャワープレート13の固定位置であり、ロッド3の前進位置はシャワープレート13の交換位置でもある。これらのことは反対側の電極フランジ11’についても同様である。
【0019】
シャワープレート固定機構1は、以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。
【0020】
図1はエアシリンダ2によってロッド3が、その先端側の頭部4にシャワープレート13の切欠14が係合された状態で、電極フランジ11の環状隆起部12へ引き寄せられて後退位置にあり、シャワープレート13が電極フランジ11に固定されている状態を示している。また、図2の右側の電極フランジ11側は、図1の状態からエアシリンダ2によってロッド3が押し出されて前進位置にあり、シャワープレート13が環状隆起部12から離隔されて交換位置にある状態を示している。図2の左側の電極フランジ11’側は、ヒンジ23’によって電極フランジ11’がシャワープレート13’と共に枠構造部材16から開かれた状態を示している。ロッド3に係合されたシャワープレート13、13’の交換は電極フランジ11、11’が枠構造部材16から開かれた状態で行われる。図3は図2の電極フランジ11’が開かれた状態において、交換時期に達したシャワープレート13’が適切な手段によって上方へ持ち上げられ、ロッド3’との係合を解かれてロッド3’から取り外された状態を示す。そして、新品のシャワープレート13’が全く逆の手順でロッド3’に係合されて電極フランジ11’に固定される。
【0021】
このようにロッド3’を後退位置へ引き戻すことによって、ロッド3’に係合されたシャワープレート13’が電極フランジ11’に固定され、ロッド3’を前進位置へ押し出すことによってシャワープレート13’が電極フランジ11’から離隔され、ロッド3’の先端部において新しいシャワープレート13’と交換され、ロッド3’が後退されて新しいシャワープレート13’が電極フランジ11’に固定される。このことは右側のシャワープレート13についても同様である。すなわち、ロッド3、3’の前進による電極フランジ11、11’からのシャワープレート13、13’の隔離と、ロッド3、3’の後退による電極フランジ11、11’へのシャワープレート13、13’の固定は、従来のように人手によって多数本の固定ねじ34、34’を緩めてシャワープレート13、13’を電極フランジ11、11’から取り外し、新しいシャワープレート13、13’を電極フランジ11、11’に多数本の固定ねじ34、34’で締め付け取り付けるという作業を必要とせず、かつシャワープレート13、13’の温度低下を待つ必要がないので、シャワープレート13、13’の交換の所要時間が極めて短縮され、プラズマCVD装置10の稼動率を著しく高めるのである。
【0022】
以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0023】
例えば、本実施例においては、シャワープレート固定機構1において、シャワープレート13を引き寄せ、または離隔させるロッド3の前進、後退の駆動源としてエアシリンダ2を採用したが、これ以外の駆動源、例えば、油圧シリンダとしてもよく、また、ねじ付きロッドを用い、これを回転または逆回転させて前進、後退させるモータを駆動源とすることもできる。
【0024】、
また、本実施例においてはシャワープレート固定機構1のロッド3の先端の頭部4と、シャワープレート13の切欠14とによって、ロッド3とシャワープレート13を係合し、ロッド3の前進と後退によって、シャワープレート13を電極フランジ13に固定し、固定を緩めるようにしたが、これ以外の手段によって固定し固定を緩めるようにしてもよい。
【0025】
また、本実施例においては、ロッド3の先端に係合部材として厚肉丸板状の頭部4を設けたが、係合部材はこれに限らず、各種の形状とし得る。
【0026】
また、本実施例においては、一方のシャワープレート13についてシャワープレート固定機構1を4基設けたが、シャワープレート13の大きさに応じて各辺の中間に各1基、またはそれ以上設けて固定を一層確実なものとすることはより好ましい。この場合、シャワープレート固定機構1の数に応じてシャワープレート13の切欠14の数を一致させることは言うまでもないが、シャワープレート固定機構1の一部を固定ねじに代えてもよい。
【0027】
また、本実施例においては、ロッド3の頭部4に係合させ、係合を解くシャワープレート13の移動を上下方向とするために切欠14を設けたが、図4のAの斜視図に示すシャワープレート13を90度回転させて水平状態に保持し、シャワープレート13の動きを水平方向とすることも可能である。更に、切欠14はこれらに限らず着脱容易な係合である限りにおいて、例えば図4のBの斜視図に示すような穿孔44であってもよい。
【0028】
また、本実施例においては、電極フランジ11を真空チャンバ19の壁部材として兼用したが、壁部材とは別にプラズマ励起用のカソード電極を設けてもよい。
【0029】
また、本実施例においては、縦型インライン式のプラズマCVD装置10について説明したが、シャワープレート固定機構を備えた独立した単体のプラズマCVD装置も本発明の請求範囲に含まれる。
【0030】
また、本実施例においては、プラズマの励起にRF電源を用いて高周波電力を印加するプラズマCVD装置10について説明したが、シャワープレート固定機構を具備する限りにおいて、これ以外の励起方法、例えば直流高電圧を印加する方法、マイクロ波を印加する方法によるプラズマCVD装置も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のプラズマCVD装置によれば、シャワープレートの交換に際し、シャワープレートの温度低下を待つ必要がなく、また、人手によって直接に工具で多数本の固定ねじを緩めてシャワープレートを電極フランジから取り外し、電極フランジに新品のシャワープレートを多数本の固定ねじで締め付けて取り付けるのではなく、シャワープレート固定機構のロッドの前進によってシャワープレートを電極フランジから離隔させ、適切な手段でロッド上のシャワープレートを新品と交換した後、ロッドの後退によって新品のシャワープレートを電極フランジに固定することができるので、シャワープレート交換の所要時間が大巾に短縮され、プラズマCVD装置の稼動率を著しく高める。また、温度の高いシャワープレートに人手が触れることもないので、安全衛生上のトラブルを未然に防ぎ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦型インライン式のプラズマCVD装置における1ユニットの概略縦断面図であり、シャワープレートが電極フランジに固定されている状態を示す。
【図2】図1と同様な断面図であり、一方のシャワープレートが電極フランジから離隔され、他方のシャワープレートは、電極フランジと共に枠状構造部材から開かれた状態を示す。
【図3】シャワープレートがシャワープレート固定機構のロッドとの係合を解かれた状態を示す断面図である。
【図4】シャワープレートの部分の斜視図であり、Aは実施例の部分、Bは変形例の斜視図を示す。
【図5】従来例の縦型インライン式のプラズマCVD装置における1ユニットの概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 シャワープレート固定機構
2 エアシリンダ
3 ロッド
5 フランジ付き金属ベローズ
10 実施例のプラズマCVD装置
11 電極フランジ
13 シャワープレート
13h 開孔
14 フック
15 絶縁フランジ
16 枠構造部材
17 キャリヤ
18 ヒータ
19 真空チャンバ
24 ガス導入パイプ
S 被処理体
Claims (3)
- 真空チャンバを形成する枠構造部材の両面のそれぞれに前記枠構造部材の一辺側のヒンジで開閉可能とされたカソードとしての電極フランジが前記枠構造部材の全周に絶縁フランジを介して密接された前記枠構造部材と、前記真空チャンバ内で前記電極フランジに取り付けられ大気側から供給される反応ガスを多数の開孔によって均等に前記真空チャンバ内へ流し込むシャワープレートと、被処理体を前記電極フランジに向けてセットして前記真空チャンバ内を搬送されるアノードとしてのキャリヤ板とからなり、前記カソードと前記アノードとの間にプラズマを励起させて前記被処理体の一面に前記反応ガスによる薄膜を形成させるプラズマCVD装置において、
前記電極フランジの大気側に取り付けられたエアシリンダと、大気側から前記電極フランジを気密に挿通され前記真空チャンバ内で先端部が前記シャワープレートと係合される前記エヤシリンダのロッドとからなるシャワープレート固定機構が設けられており、
前記エヤシリンダによって前記ロッドが後退され、係合されている前記シャワープレートが前記電極フランジに固定されて前記薄膜を形成させる時の位置となり、前記ロッドが前進され、前記シャワープレートを前記電極フランジから離隔させ前記ロッドとの係合を解いて交換させる位置となり、かつ、前記ロッドの先端部における前記シャワープレートの交換は、前記電極フランジが前記ヒンジによって前記枠構造部材から開かれた状態で行われるように構成されている
ことを特徴とするプラズマCVD装置。 - 前記電極フランジが前記ヒンジによって前記枠構造部材から開かれた状態において、前記ロッドを前進させた位置で前記シャワープレートを上方へ引き上げて前記ロッドの先端部の係合を解き、交換用のシャワープレートを上方から下降させて前記ロッドの先端部に係合させるように構成されている請求項1に記載のプラズマCVD装置。
- 前記ロッドを、前記エアシリンダと前記電極フランジとの間において、一端側を前記エアシリンダに取り付けられ他端側を前記電極フランジに取り付けられた金属性ベローズで囲うことによって、前記ロッドが前記電極フランジを挿通している箇所の真空シールがなされている請求項1または請求項2に記載のプラズマCVD装置。
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JP14824995A JP3565948B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | プラズマcvd装置 |
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JP14824995A Expired - Lifetime JP3565948B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | プラズマcvd装置 |
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-
1995
- 1995-05-22 JP JP14824995A patent/JP3565948B2/ja not_active Expired - Lifetime
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