JP3565555B2 - Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body - Google Patents

Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body Download PDF

Info

Publication number
JP3565555B2
JP3565555B2 JP2000284081A JP2000284081A JP3565555B2 JP 3565555 B2 JP3565555 B2 JP 3565555B2 JP 2000284081 A JP2000284081 A JP 2000284081A JP 2000284081 A JP2000284081 A JP 2000284081A JP 3565555 B2 JP3565555 B2 JP 3565555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culvert
box
plate portion
box culvert
repair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000284081A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2001200573A (en
Inventor
郁夫 杉本
Original Assignee
鶴見コンクリート株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鶴見コンクリート株式会社 filed Critical 鶴見コンクリート株式会社
Priority to JP2000284081A priority Critical patent/JP3565555B2/en
Publication of JP2001200573A publication Critical patent/JP2001200573A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3565555B2 publication Critical patent/JP3565555B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に既設された函渠を補修する函渠補修体、その施工方法および端函渠補修体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、地中に既設された函渠を補修する方法としては、例えば、更正管工法などが知られている。
【０００３】
そして、この更正管工法は、既設された函渠の強度が破損、負傷、磨耗などにより極度に低下したり、蛇行、逆勾配、変形、断面不足などにより下水の流下能力が低下するなど、既設の函渠を新設しなければならない場合がある。この場合、既設された函渠を取り替えることなく、この函渠内に新しい管を取り付け、函渠を再生する工法である。
【０００４】
さらに、この更正管工法としては、例えば、さや管工法、反転工法、製管工法、形成工法などが知られている。
【０００５】
そして、さや管工法は、工場などで生産されたプラスチック材質の管体を接合しながら既設された函渠内に引き込み、または押し込み、この管体を函渠内に配設する工法である。この場合、函渠とこの函渠内に挿入された管体との間に間隙が形成されるため、この間隙にモルタルなどを充填硬化させて函渠と管体とを一体化させ、この函渠を補修している。
【０００６】
ところが、このさや管工法では、プラスチック材質などの管体を接合しながら既設された函渠内に引き込み、または押し込み、この管体を函渠内に配設する工法であるため、管体を函渠内に引き込み、または押し込む作業に手間が掛かり、函渠の補修作業が容易ではない。また、この管体は、プラスチック材質で形成されているため、この管体を函渠内に配設しただけでは、函渠の内部強度を十分に確保できない。
【０００７】
また、反転工法は、例えば６ないし１０時間程度で硬化する熱硬化性または光硬化性などを有する硬化性樹脂を繊維質材料に含浸した材料を、空気圧または水圧で既設された函渠内に反転挿入した後に、加圧状態のまま、熱または光で硬化性樹脂を硬化させて、この材料を函渠内に密着させ、函渠を補修する工法である。
【０００８】
ところが、この反転工法では、熱硬化性または光硬化性などを有する硬化性樹脂が繊維質材料に含浸された材料を、函渠内に反転挿入した後に、この材料を加圧状態のまま硬化させて函渠を補修しているが、硬化性樹脂が繊維質材料に含浸された材料を函渠内に配設するだけでは、函渠の内部強度を十分に確保できない。
【０００９】
さらに、製管工法は、塩化ビニルプロファイルを製管しながら既設された函渠内に押し込んだ後、函渠内との間にモルタルなどを充填硬化させて管体を形成し、この管体で函渠を補修する工法である。
【００１０】
ところが、この製管工法では、塩化ビニルプロファイルを製管しながら函渠内に配設し、この函渠内との間にモルタルなどを充填硬化させて函渠内を補修しているが、この工法では実質的にモルタルの強度のみで函渠を補修しているため、函渠の内部強度を十分に確保できない。
【００１１】
そして、形成工法は、熱硬化性、光硬化性または常温硬化性などを有する硬化性樹脂を繊維質材料に含浸した材料、または、常温硬化性を有するプラスチック材質の管体を既設された函渠内に引き込み、この管体を空気圧または水圧で加圧膨張させた状態で硬化させて函渠内に密着させ、この函渠を補修する工法である。
【００１２】
ところが、この形成工法では、反転工法と同様に、熱硬化性、光硬化性または常温硬化性を有する硬化性樹脂を繊維質材料に含浸した材料、または常温硬化性を有するプラスチック材質の管体を函渠内に引き込み、この管体を空気圧または水圧で加圧膨張させて硬化させて函渠を補修しているが、硬化性樹脂を繊維質材料に含浸した材料、または、プラスチック材質の管体では、函渠の内部強度を十分に確保できない。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記更正管工法のさや管工法では、管体を函渠内に配設する際に手間が掛かり、函渠の補修作業が容易ではない。また、上記それぞれの更正管工法では、函渠を補修する部材が、プラスチック、塩化ビニルプロファイル、または、熱硬化性、光硬化性または常温硬化性などを有する硬化性樹脂を繊維質材料に含浸した材料などにて成形されているため、函渠の内部強度を十分に確保できないという問題を有している。
【００１４】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、函渠の補修作業が容易で内部強度が確保できる函渠補修体、その施工方法および端函渠補修体を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の函渠補修体は、底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠内に配設され、コンクリートで成形された函渠補修体であって、前記函渠内の底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部と、これら側板部の上辺間に設けられ、これら側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の前記短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、前記短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ前記函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部とを具備しているものである。
【００１６】
そして、この構成では、函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けてこの函渠内に函渠補修体を配設すると、この函渠補修体は、函渠内の底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部の上辺間に、この側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部を設けた函渠内の縦断面形状より小さい形状であるため、函渠内で搬送可能であるとともに、函渠内の適宜な位置に函渠補修体が搬送された際に、この函渠補修体の側板部がそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接する方向に向けて回転可能である。このため、この函渠補修体を函渠内に挿入した後に、函渠内の適宜な位置にこの函渠補修体を搬送し、さらに、この函渠補修体を回転して函渠内の適宜な位置に配設することにより、函渠が補修される。よって、函渠の補修作業が容易になる。また、コンクリート製の函渠補修体で函渠が補修されるため、函渠の内部強度が十分に確保される。
【００１７】
請求項２記載の函渠補修体は、請求項１記載の函渠補修体において、側板部の上板部が設けられた側と反対の下辺間に設けられ、前記上板部とほぼ合同の平行四辺形略平板状のコンクリートで成形された底板部を具備しているものである。
【００１８】
そして、この構成では、側板部および上板部が函渠内に複数配設された状態で、底板部の短辺をほぼ函渠の長手方向に向けてこの函渠内に底板部を挿入すると、底板部は、上板部とほぼ合同であるとともに、函渠内の縦断面形状より小さい形状の平行四辺形略平板状であるため、函渠内で搬送可能である。このため、この底板部が函渠内の適宜な位置に搬送された際には、この底板部の短辺がそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接する方向に向けて底板部を回転すると、側板部の下辺間に底板部が設けられる。よって、函渠内に配設された側板部間に底板部を設ける作業が容易であり、さらには、函渠の内部強度がさらに十分に確保される。
【００１９】
請求項３記載の函渠補修体は、請求項２記載の函渠補修体において、底板部は、側板部に一体成形されているものである。
【００２０】
そして、この構成では、側板部に底板部が一体成形された函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けてこの函渠内に函渠補修体を挿入すると、この函渠補修体は函渠内で搬送可能である。さらに、この函渠補修体が函渠内の適宜な位置に搬送された際には、この函渠補修体の側板部をそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接する方向に向けて回転し、この函渠補修体を函渠内に配設すると、この函渠補修体で函渠が補修される。よって、この函渠補修体で函渠を補修した場合には、上板部および側板部と底板部とが別体に成形されている場合に比べると、函渠の内部強度がさらに十分に確保される。
【００２１】
請求項４記載の函渠補修体は、請求項３記載の函渠補修体において、側板部は、これら側板部の長手方向の略中間部で幅方向に沿って分割形成されているものである。
【００２２】
そして、この構成では、函渠補修体は、側板部の下辺間に底板部が一体成形された側板部の長手方向の略中間部で幅方向に沿って分割形成されている。このため、この函渠補修体を函渠内に配設し、この函渠補修体で函渠を補修する際には、まず、函渠補修体の底板部側を函渠内に配設する。次いで、函渠補修体の上板部側を函渠内に挿入し、函渠補修体の底板部側上に函渠補修体の上板部側を配設する。よって、函渠補修体の側板部が分割形成されていない場合に比べると、分割形成後の函渠補修体の各補修体が小型化および軽量化されるため、函渠内に挿入された函渠補修体の搬送および回転が容易になる。このため、函渠の補修作業がさらに容易になる。
【００２３】
請求項５記載の函渠補修体は、請求項１ないし４いずれかに記載の函渠補修体において、一方の側板部の幅方向の一側辺部、およびこの一方の側板部の一側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の幅方向の一側辺部には、幅方向に向けて突出する嵌合凸部がそれぞれ形成され、前記一方の側板部の幅方向の他側辺部、およびこの一方の側板部の他側辺部と前記上板部の対角線で対向する前記他方の側板部の幅方向の他側辺部には、前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部がそれぞれ形成されているものである。
【００２４】
そして、この構成では、一方の側板部の幅方向の一側辺部と、この側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の幅方向の一側辺部とに、幅方向に向けて突出する嵌合凸部がそれぞれ形成され、かつ一方の側板部の幅方向の他側辺部と、この他側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の幅方向の他側辺部とに、嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部が形成された複数の函渠補修体を順次、函渠内に配設し、これら函渠補修体で函渠を補修した際には、各函渠補修体間の一側板部間および各他側板部間それぞれの嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌合する。よって、各函渠補修体の嵌合凸部およ嵌合凹部で、隣接する各函渠補修体同士が位置決め固定される。このため、函渠の補修作業がさらに容易になるとともに、函渠の内部強度がさらに十分に確保される。
【００２５】
請求項６記載の函渠補修体は、請求項１ないし５いずれかに記載の函渠補修体において、側板部の各下辺端には、この側板部の各下辺端の高さ位置が調節可能な高さ調節手段が設けられているものである。
【００２６】
そして、この構成では、側板部の各下辺端の高さ位置が調節可能な高さ調節手段を側板部の各下辺端に設けたため、函渠内の所定位置に配設した後、各高さ調節手段で側板部の各下辺端の高さ位置が適宜に調節可能となる。このため、函渠の底部が傾斜している場合などであっても、各側板部の各下辺端を水平等に設定可能となり、函渠が的確に補修可能となる。
【００２７】
請求項７記載の函渠補修体の施工方法は、底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠に形成された立て坑からこの函渠内に配設し、この函渠を補修する函渠補修体の施工方法であって、前記函渠内の底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部と、これら側板部の上辺間に設けられ、これら側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の前記短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、前記短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ前記函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部とを備え、コンクリートで成形された前記函渠補修体の側板部を、ほぼ前記函渠の長手方向に向けて、前記立て坑から前記函渠内に挿入し、この函渠補修体を前記函渠内の適宜な位置に搬送した後、この函渠補修体の側板部が前記函渠の側壁部に互いに近接される方向に向けてこの函渠補修体を回転してこの函渠補修体を前記函渠内に配設し、前記函渠と前記函渠補修体との間に充填剤を充填して前記函渠を補修するものである。
【００２８】
そして、この構成では、函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けて、この函渠の立て坑からこの函渠内に函渠補修体を挿入する。このとき、函渠補修体は、底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部の上辺間に、これら側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部が設けられたコンクリート製の縦断面略コの字状であるため、函渠内で搬送可能である。次いで、この函渠補修体が函渠内の適宜な位置に搬送された際には、この函渠補修体の側板部がそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接する方向に向けてこの函渠補修体を回転し、この函渠補修体を函渠内に配設する。さらに、この函渠補修体と函渠との間に充填剤を充填してこの函渠補修体で函渠を補修する。よって、函渠の補修作業が容易になる。また、コンクリート製の函渠補修体で函渠を補修しているため、函渠の内部強度が十分に確保される。
【００２９】
請求項８記載の端函渠補修体は、底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠内に配設された請求項１ないし６いずれかに記載の複数の函渠補修体の端部に位置し、この函渠補修体の側板部と略同一な高さの一対の端側板部と、これら一対の端側板部と前記函渠補修体の各側板部とを直線的に配設した際に、隣り合う前記函渠補修体の上板部と合致する略台形状の端上板部とを具備しているものである。
【００３０】
そして、この構成では、請求項１ないし６いずれかに記載の函渠補修体の側板部と略同一な高さの一対の端側板部間に、この函渠補修体の各側板部とを直線的に配設した際に隣り合う函渠補修体の上板部と合致する略台形状の端上板部を設けたため、函渠補修体を函渠内に配設する以前に、隣り合う函渠補修体の上板部と合致する側を補修区間の内方に向けて函渠内に配設した後に、この側に函渠補修体の上板部を合致させることにより、函渠内での各函渠補修体の位置合わせが容易になる。このため、補修する際における函渠の端部の処理が容易になり、函渠補修体による函渠の補修作業がより容易になる。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１の実施の形態の構成を図１ないし図９を参照して説明する。
【００３２】
図１ないし図９において、１は函渠補修体としてのボックスカルバートで、このボックスカルバート１は、地中に既設されている縦断面略方形細長筒状の函渠２の一部に形成されているとともに地上が開口され、かつボックスカルバート１が挿入可能な立て坑３からこの函渠２内に配設され、この函渠２を補修さらには補強し、鉄筋コンクリートやプレストレスコンクリート等のコンクリートなどで縦断面略方形筒状に成形されている。また、このボックスカルバート１の外部形状は、函渠２の内部形状とほぼ同形に成形されている。
【００３３】
なお、ボックスカルバート１は、断面口字状のものに限らず、下面を有さない門型ブロックあるいは下面に耐力梁を有する門型ブロックが含まれる。
【００３４】
さらに、函渠２には、この函渠２の底面を形成する細長矩形平板状の底部４の長手方向に沿って対向して細長矩形平板状の側壁部５が形成されており、さらに、この側壁部５の上部には、細長矩形平板状の天上部６が形成されている。
【００３５】
そして、ボックスカルバート１は、図３に示すように、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａよりやや短い高さＢの対向する矩形略平板状の一対の一方および他方の側板部7a，7bを備えている。さらに、ボックスカルバート１を函渠２内で搬送するためには、ある程度のクリアランスを設けておく必要があるが、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａに、側板部7a，7bそれぞれの高さＢをより近づけることにより、ボックスカルバート１で函渠２を補修さらには補強した際に、この函渠２の内部空間がより大きく確保されるので、側板部7a，7bの高さＢは、内のり距離Ａにできるだけ近づけられている。
【００３６】
また、図１から明らかなように、側板部7a，7bの上辺間には、これら側板部7a，7bを対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の短辺の他端との間である平面上の高さ距離Ｃが、各短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ函渠２の側壁部５間の距離Ｄよりやや短い平行四辺形略平板状の上板部８が一体成形されている。さらに、ボックスカルバート１を函渠２内で搬送した後に回転させ、このボックスカルバート１を函渠２内に配設して函渠２を補修さらには補強するためには、ある程度のクリアランスを設けておく必要があるが、函渠２の側壁部５間の距離Ｄに、上板部８の短辺間の平面上の高さ距離Ｃをより近づけることにより、ボックスカルバート１で函渠２を補修さらには補強した際に、この函渠２の内部空間がより大きく確保されるので、上板部８の高さ距離Ｃは、距離Ｄにできるだけ近づけられている。そして、側板部7a，7bの上板部８が設けられた側と反対の下辺間には、この上板部８とほぼ合同の平行四辺形略平板状の鉄筋コンクリートやプレストレスコンクリート等のコンクリートなどで成形された底板部９が一体成形されている。
【００３７】
さらに、縦断面略矩形筒状のボックスカルバート１の各内角部10には、ボックスカルバート１の軸方向に沿ったテーパ部11がそれぞれ形成されている。このテーパ部11は、ボックスカルバート１の強度を確保するために形成されている。
【００３８】
また、一方の側板部7aの幅方向の一側辺部12の長手方向における略中央部、および、この一方の側板部7aの一側辺部12と上板部８の対角線Ｅで対向する他方の側板部7bの幅方向の一側辺部13の長手方向における略中央部には、それぞれの側板部7a，7bの幅方向に向けて突出する嵌合凸部14がそれぞれ一体に形成されている。そして、この嵌合凸部14は、先端に向けて細くなるテーパ状に形成されている。
【００３９】
さらに、一方の側板部7aの幅方向の他側辺部15の長手方向における略中央部、および、この一方の側板部7aの他側辺部15と上板部８の対角線Ｅで対向する他方の側板部7bの幅方向の他側辺部16の長手方向における略中央部には、嵌合凸部14と嵌合する形状に成形された嵌合凹部17がそれぞれ一体に形成されている。
【００４０】
また、側板部7a，7bそれぞれの一側辺部12および他側辺部15それぞれの長手方向における略中央部、すなわち、各嵌合凸部14および各嵌合凹部17の基部には、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設させ、これらボックスカルバート１で函渠２を補修さらには補強した際に、各嵌合凸部14と各嵌合凹部17との嵌合を接合する接合部18がそれぞれ形成されている。
【００４１】
そして、これら接合部18は、図４に示すように、側板部7a，7bそれぞれの内方側に位置する側面の各嵌合凸部14および各嵌合凹部17の基部に設けられ、内方に向けて開口された取付口19をそれぞれ備えている。
【００４２】
また、これら取付口19の内部には、これら取付口19に近接する一方の側板部7aの一側辺部12および他側辺部15、または他方の側板部7bの一側辺部13および他側辺部16に向けて連通された縦断面長穴状のボルト孔としての挿入孔20がそれぞれ開口形成されている。
【００４３】
さらに、これら挿入孔20は、複数のボックスカルバート１が函渠２内に配設され、これらボックスカルバート１で函渠２が補修さらには補強された際に、各嵌合凸部14の基部に形成されている挿入孔20と、嵌合凹部17の基部に形成されている挿入孔20とが連通するようにそれぞれ形成されている。また、これら挿入孔20は、連通された挿入孔20のいずれか一方から接合具としてのボルト21の先端部22が挿入され、さらにこれら挿入孔20のいずれか他方にボルト21の先端部22が挿通され、このボルト21の先端部22に接合具としてのナット23が螺着されて嵌合凸部14と嵌合凹部17との嵌合が固定され、各ボックスカルバート１が接合される。
【００４４】
そして、ボックスカルバート１は、図１、図２および図５に示すように、例えば、ワイヤーＷを介してクレーンC1などで吊り上げられ、函渠２の立て坑３からこの函渠２内に挿入される。さらに、このボックスカルバート１が函渠２内に挿入された際には、図１、図２および図６に示すように、このボックスカルバート１の側板部7a，7bをほぼ函渠２の長手方向に向けて、このボックスカルバート１の底板部９の外側面が、函渠２内に予め配設された搬送装置30上に載置される。
【００４５】
このとき、このボックスカルバート１は、このボックスカルバート１の底板部９の中心部と、搬送装置30上の中心部とがほぼ一致するようにこの搬送装置30上に載置されている。そして、このボックスカルバート１は、搬送装置30で函渠２内を搬送されるとともに、この搬送装置30を約９０度回転させて、ボックスカルバート１の軸方向と函渠２の長手方向とが一致するようにボックスカルバート１の向きが変えられ、図１、図２および図７に示すように、函渠２内の適宜な位置に配設される。
【００４６】
さらに、ボックスカルバート１の底板部９および側板部7a，7bそれぞれの幅方向の略中心部には、図８に示すように、このボックスカルバート１を函渠２内に配設した際に、このボックスカルバート１と函渠２との間に形成される間隙Ｇに例えばグラウトなどの充填剤31を充填するための充填孔32が開口形成されている。
【００４７】
そして、図９に示すように、これら充填孔32から充填剤31が注入され、この充填剤31で間隙Ｇが充填された際には、この充填剤31が間隙Ｇ内で硬化し、この充填剤31およびボックスカルバート１で函渠２が補修される。
【００４８】
次に、上記第１の実施の形態の作用を説明する。
【００４９】
まず、図１または図２に示すように、既設された函渠２の補修さらには補強が必要な場合には、この函渠２の立て坑３に近接する位置に、クレーンC1を設置するとともに、この函渠２の上流側に、例えば、図示しないポンプの吸入口を配設するとともに、このポンプの排出口を函渠２の下流側に配設し、この函渠２内を流れる下水のバイパスを設ける。
【００５０】
そして、函渠２内の汚泥および下水などを除去し、図５に示すように、ボックスカルバート１を搬送装置30で搬送する際の搬送道となる搬送溝33を函渠２の底部４上にこの底部４の長手方向に沿って形成する。その後、函渠２内の搬送溝33に搬送装置30を配設する。
【００５１】
次いで、ボックスカルバート１にワイヤーＷを架けるとともに、このワイヤーＷの両端部をクレーンC1に接続し、このクレーンC1でボックスカルバート１を函渠２内に挿入するとともに、搬送装置30上に載置させる。このとき、ボックスカルバート１のそれぞれの側板部7a，7bがほぼ函渠２の長手方向に向かうとともに、このボックスカルバート１の底板部９の外側面の略中心部が搬送装置30上の略中心部にほぼ一致するように、このボックスカルバート１を搬送装置30上に載置させる。すると、図６に示すように、この搬送装置30でボックスカルバート１が函渠２内で搬送可能となる。
【００５２】
そして、補修が必要な函渠２内の適宜な位置に、この搬送装置30を用いてボックスカルバート１を搬送する。次いで、搬送装置30を約９０度回転させて、ボックスカルバート１の側板部7a，7bがそれぞれ函渠２の側壁部５に互いに近接する方向に向けて向きを変える。その後、図７に示すように、このボックスカルバート１を函渠２内に配設する。
【００５３】
さらに、別のボックスカルバート１をクレーンC1を用いて搬送装置30上に載置させ、この搬送装置30でボックスカルバート１を搬送し、さらに、すでに函渠２内に配設されたボックスカルバート１にこのボックスカルバート１を嵌合する。このとき、このボックスカルバート１の嵌合凸部14および嵌合凹部17と、すでに配設されたボックスカルバート１の嵌合凹部17および嵌合凸部14とがそれぞれ嵌合し、これら各ボックスカルバート１の挿入孔20がそれぞれ連通する。
【００５４】
次いで、図４示すように、連通した挿入孔20の取付口19のいずれか一方にボルト21を挿入し、このボルト21の先端部22を一方の挿入孔20に挿入するとともに、他方の挿入孔20に挿通させ、さらに、このボルト21の先端部22にナット23を螺着して、各嵌合凸部14と嵌合凹部17との嵌合を接合し、隣接するボックスカルバート１同士を位置決め固定する。
【００５５】
そして、補修が必要な函渠２内に、順次、複数のボックスカルバート１を配設するとともに、これらボックスカルバート１間を嵌合させて接合する。さらに、図８に示すように、各ボックスカルバート１それぞれの各充填孔32から、図９に示すように、これらボックスカルバート１と函渠２との間隙Ｇに充填剤31を充填する。そして、この充填剤31を硬化させ、この充填剤31およびボックスカルバート１で函渠２を補修さらには補強する。
【００５６】
上述したように、上記第１の実施の形態によれば、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａよりやや短い高さＢの対向する矩形略平板状の一対の側板部7a，7bの上辺間に、これら側板部7a，7bを対向する短辺とし、これら短辺間である平面上の高さ距離Ｃが函渠２の側壁部５間の距離Ｄよりやや短い平行四辺形略平板状の上板部８が一体成形され、さらに、側板部7a，7bの下辺間に、上板部８とほぼ合同の平行四辺形略平板状の底板部９が一体成形されたボックスカルバート１である。
【００５７】
このため、ボックスカルバート１の側板部7a，7bそれぞれをほぼ函渠２の長手方向に向け、かつこのボックスカルバート１の底板部９の外方に位置する側面の中心部と、搬送装置30上の中心部とがほぼ一致するように搬送装置30上にこのボックスカルバート１を載置させることにより、この搬送装置30を用いて函渠２内でボックスカルバート１が容易に搬送できるとともに、この搬送装置30を回転させることにより函渠２内でボックスカルバート１の向きを変えることができる。
【００５８】
よって、ボックスカルバート１を函渠２の立て坑３から挿入し、さらに、函渠２内の適宜な位置にこのボックスカルバート１を配設する作業が容易であるので、函渠２の補修さらには補強作業が容易にできる。
【００５９】
さらに、函渠２内で搬送装置30上に載置されたボックスカルバート１は、この搬送装置30で函渠２内で搬送できるとともに、この搬送装置30の回転で向きを変えることができ、函渠２内の適宜な位置に配設できる。よって、このボックスカルバート１は、函渠２内の内壁に接触することなく搬送装置30でこの函渠２内の適宜な位置に搬送される。このため、ボックスカルバート１を函渠２内に配設する際のボックスカルバート１および函渠２内の破損が防止できる。
【００６０】
また、ボックスカルバート１の側板部7a，7bは、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａよりやや短い高さＢの矩形略平板状にそれぞれ成形され、さらに、ボックスカルバート１の上板部８および底板部９は、側板部7a，7bを対向する短辺とし、これら短辺間である平面上の高さ距離Ｃが函渠２の側壁部５間の距離Ｄよりやや短い平行四辺形略平板状にそれぞれ形成され、側板部7a，7b間に一体成形されている。
【００６１】
このため、ボックスカルバート１を函渠２内に配設し、このボックスカルバート１で函渠２を補修した場合であっても、函渠２内の内部空間を極力確保できる。
【００６２】
さらに、ボックスカルバート１の上板部８および底板部９の高さ距離Ｃを、函渠２の側壁部５間の距離Ｄよりやや短いできるだけ最大のものとし、さらに、ボックスカルバート１の側板部7a，7bの高さＢを、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａよりやや短いできるだけ最大のものとすることにより、函渠２の内部空間をさらに極力確保することができる。
【００６３】
また、ボックスカルバート１の側板部7a，7b、上板部８および底板部９それぞれの厚さをより肉薄にすることにより、函渠２の内部空間をより確保できるが、このボックスカルバート１を函渠２内に配設した際にこの函渠２が補修さらには補強できる程度の厚さを有するように、ボックスカルバート１の側板部7a，7b、上板部８および底板部９をそれぞれ形成する必要もある。このため、ボックスカルバート１の側板部7a，7b、上板部８および底板部９それぞれの厚さは、函渠２の内部空間の広さ、および、函渠２の補修さらには補強の程度を考慮したものが好ましい。
【００６４】
そして、ボックスカルバート１は、上板部８、底板部９、および側板部7a，7bそれぞれが一体成形された筒状に形成されている。このため、ボックスカルバート１が分割形成されている場合に比べると、ボックスカルバート１の製造性を向上できる。
【００６５】
また、ボックスカルバート１の一方の側板部7aの一側辺部12および他方の側板部7bの一側辺部13それぞれに形成された各嵌合凸部14と、一方の側板部7aの他側辺部15および他方の側板部7bの他側辺部16それぞれに形成された各嵌合凹部17とは、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設し、これらボックスカルバート１で函渠２を補修さらには補強した際に、隣接したもの同士が嵌合する。よって、各ボックスカルバート１それぞれを容易に位置決め固定できる。このため、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設してこの函渠２を補修さらには補強する際の作業をさらに容易にできる。
【００６６】
また、各ボックスカルバート１の嵌合凸部14は、先端に向けて細くなるテーパ状に形成されているので、各ボックスカルバート１の嵌合凹部17に嵌合させ易い。よって、各ボックスカルバート１の嵌合凸部14を各ボックスカルバート１の嵌合凹部17に嵌合させる際の作業が容易にできる。このため、隣接したボックスカルバート１同士の位置合わせが容易にできる。
【００６７】
さらに、ボックスカルバート１の嵌合凸部14および嵌合凹部17は、上板部８の対角線Ｅで対向する位置にそれぞれ形成されている。このため、左右を反転させて函渠２内にボックスカルバート１を配設した場合であっても、各ボックスカルバート１間の嵌合凸部14と嵌合凹部17とが嵌合し、隣接する各ボックスカルバート１同士が位置決め固定できるので、函渠２の補修さらには補強作業がさらに容易にできる。
【００６８】
また、コンクリート製のボックスカルバート１を函渠２内に配設した際には、このボックスカルバート１の充填孔32からこのボックスカルバート１と函渠２との間の間隙Ｇに充填剤31が充填される。このため、この充填剤31およびボックスカルバート１でさらに確実に函渠２を補修さらには補強できるとともに、函渠２の内部強度を十分に確保できる。
【００６９】
さらに、ボックスカルバート１の嵌合凸部14および嵌合凹部17それぞれの基部に形成されている接合部18の挿入孔20は、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設した際にそれぞれ連通する。このため、連通した挿入孔20間をボルト21およびナット23を用いてボルト接合することにより、函渠２の内部強度をさらに確実に確保でき、さらには、各ボックスカルバート１間の接合作業が容易にできるので、函渠２の補修さらには補強作業がさらに容易にできる。
【００７０】
なお、上記第１の実施の形態では、ボックスカルバート１の一方の側板部7aの一側辺部12および他方の側板部7bの一側辺部13に嵌合凸部14が形成され、かつ一方の側板部7aの他側辺部15および他方の側板部7bの他側辺部16に嵌合凹部17が形成され、さらに、各嵌合凸部14および各嵌合凹部17の基部に接合部18がそれぞれ形成され、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設した際に各嵌合凸部14と嵌合凹部17とが嵌合し隣接した各ボックスカルバート１同士が位置決め固定され、各接合部18で各ボックスカルバート１が接合される構成について説明したが、このような構成に限定されることはなく、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設した際に、これらボックスカルバート１間が位置決め固定され、さらに接合できる構成であればどのような構成であってもよい。
【００７１】
次に、本発明の第２の実施の形態の構成について図１０ないし図１２を参照して説明する。
【００７２】
この図１０ないし図１２に示すボックスカルバート１は、基本的には図１ないし図９に示すボックスカルバート１と同一であるが、底板部９を有さないものである。
【００７３】
そして、このボックスカルバート１は、図１１に示すように、上板部８が側板部7a，7bの上辺間に一体に設けられた縦断面略コの字状に成形されている。
【００７４】
さらに、側板部7a，7bの内方側の下辺部それぞれには、これら側板部7a，7bの幅方向に沿って互いの側板部7a，7bに向けて突出する脚状の脚部41がそれぞれ形成されている。これら脚部41は、ボックスカルバート１が函渠２内に配設された際に、このボックスカルバート１の安定性を確保するために形成されている。また、これら側板部7a，7bと脚部41との各内角部10それぞれには、側板部7a，7bの幅方向に沿ったテーパ部11がそれぞれ形成されている。
【００７５】
また、ボックスカルバート１の側板部7a，7bには、図１２に示すように、これら側板部7a，7bそれぞれの嵌合凸部14から嵌合凹部17まで幅方向に沿って貫通された接合部18としての挿通孔42が開口形成されている。この挿通孔42は、複数のボックスカルバート１が函渠２内に配設された際に、金属で成形された縦断面円形棒状のＰＣ鋼棒、または、複数のＰＣ鋼棒が縒り合わされたＰＣ鋼棒縒り線などの鋼棒43が挿通されるように形成されている。
【００７６】
さらに、ボックスカルバート１は、図１０に示すように、函渠２内に挿入された際に、予めこの函渠２内に配設されている搬送装置30上にこのボックスカルバート１の上板部８の内側面側が載置され、この搬送装置30で函渠２内を搬送される。
【００７７】
そして、この搬送装置30は、例えば４個の車輪の駆動でボックスカルバート１を搬送する搬送部44を備えている。また、この搬送部44の上部には、載置されたボックスカルバート１の向きを回転で変えるテーブル状の回転部45が周方向に沿って回転可能に設けられている。さらに、この回転部45の基部には、この回転部45上に載置されたボックスカルバート１を昇降させる昇降部46が昇降可能に設けられている。この昇降部46は、函渠２内の底部４に対してボックスカルバート１を持ち上げ、さらに、このボックスカルバート１を函渠２内の適宜な位置に配設する。
【００７８】
次に、上記第２の実施の形態の作用を説明する。
【００７９】
この図１０ないし図１２に示すボックスカルバート１は、基本的には図１ないし図９に示すボックスカルバート１の作用と同様である。
【００８０】
立て坑３に近接する位置にクレーンC1を設置し、この函渠２内を流れる下水のバイパスを図示しないポンプなどで形成し、さらに、この函渠２内に搬送装置30を配設する。
【００８１】
その後、図１０に示すように、クレーンC1を用いて函渠２内にボックスカルバート１を挿入するとともに、搬送装置30の回転部45上にこのボックスカルバート１を載置させる。
【００８２】
このとき、ボックスカルバート１の上板部８の内側面の略中心部が搬送装置30の回転部45上の略中心部にほぼ一致するように載置されている。
【００８３】
次いで、搬送装置30の昇降部46でボックスカルバート１を持ち上げ、この搬送装置30の搬送部44の駆動でボックスカルバート１を函渠２内の適宜な位置に搬送する。
【００８４】
そして、搬送装置30の回転部45を約９０度回転させて、ボックスカルバート１の向きを変える。さらに、搬送装置30の昇降部46の昇降でボックスカルバート１を函渠２内に配設し、この函渠２内の側板部7a，7bおよび上板部８を覆う。
【００８５】
さらに、複数のボックスカルバート１を順次、函渠２内に配設し、各ボックスカルバート１の嵌合凸部14と嵌合凹部17とを嵌合する。
【００８６】
このとき、各ボックスカルバート１の挿通孔42が連通し、この連通した挿通孔42に鋼棒43を挿通し、隣接した各ボックスカルバート１同士を位置決め固定する。
【００８７】
上述したように、上記第２の実施の形態によれば、ボックスカルバート１を函渠２内に配設すると、この函渠２が補修さらには補強できるので、図１ないし図９に示すボックスカルバート１と同様の効果を奏することができる。
【００８８】
そして、ボックスカルバート１は、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体成形された縦断面略コの字状であるので、側板部7a，7bの下辺間に底板部９が一体成形されたボックスカルバート１と比べると、このボックスカルバート１を函渠２内に配設する際の作業が容易になるので、函渠２の補修さらには補強作業がさらに容易にできる。
【００８９】
また、複数のボックスカルバート１を函渠２内に配設し、隣接した各ボックスカルバート１の嵌合凸部14と嵌合凹部17とを嵌合すると、各ボックスカルバート１の挿通孔42が連通する。そして、連通した挿通孔42に鋼棒43をそれぞれ挿通させると、隣接したボックスカルバート１同士が位置決め固定できるとともに接合できる。このため、各ボックスカルバート１間の接合作業がさらに容易にでき、さらには、函渠２の補修さらには補強作業がさらに容易にできる。
【００９０】
さらに、函渠２内に挿入されたボックスカルバート１は、函渠２に配設された搬送装置30にて搬送されるとともに、函渠２内の適宜な位置に配設される。このため、ボックスカルバート１を函渠２内に配設する際の作業がさらに容易にできるので、函渠２の補修さらには補強作業がさらに容易にできる。
【００９１】
なお、上記第２の実施の形態では、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体成形されたボックスカルバート１を函渠２内に配設して、この函渠２を補修さらには補強する構成について説明したが、このような構成に限定されることはなく、函渠２内に配設されたボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺間にコンクリートを打設し、このコンクリートでボックスカルバート１の底板部９を形成してもよい。
【００９２】
このとき、ボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺間には、コンクリートにて成形された底板部９が一体に接合されるので、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体成形されたボックスカルバート１に比べると、函渠２の内部強度をさらに確保できる。
【００９３】
また、図１３ないし図１５に示すように、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体成形されたボックスカルバート１を函渠２内に配設した後に、このボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺間に嵌合される形状であるとともに、上板部８と対称なコンクリートで成形された底板部９を、側板部7a，7bの下辺間に配設してもよい。
【００９４】
ここで、この底板部９は、ボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺部に形成された脚部41およびテーパ部11により、平行四辺形平板状に成形されている。このため、底板部９の成形が容易にできる。
【００９５】
そして、図１４および図１５に示すように、複数のボックスカルバート１が配設された函渠２内に、底板部９搬送用の底板搬送装置50を配設した場合には、クレーンC1を用いて底板部９を函渠２内に挿入する。このとき、この底板部９の短辺それぞれがほぼ函渠２の長手方向に向かうとともに、底板搬送装置50上の略中心部にこの底板部９の略中心部をほぼ一致させてこの底板部９を底板搬送装置50上に載置させる。次いで、この底板搬送装置50を用いて底板部９を函渠２内の適宜な位置に搬送する。
【００９６】
さらに、ボックスカルバート１の上板部８の内側面に図示しない小型クレーンを取り付け、この小型クレーンにてワイヤーＷを介して底板部９を吊り上げるとともに、この底板部９の短辺がそれぞれボックスカルバート１の側板部7a，7bに互いに近接する方向に向けて、この底板部９の向きを約９０度変える。次いで、この小型クレーンで底板部９を降下させ、この底板部９をボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺間に嵌合させる。
【００９７】
この結果、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体に成形されたボックスカルバート１に比べると、ボックスカルバート１の側板部7a，7bの下辺間に底板部９を嵌合させることにより、函渠２の内部強度をさらに確保できる。
【００９８】
次に、本発明の第３の実施の形態の構成について図１６を参照して説明する。
【００９９】
この図１６に示すボックスカルバート１は、基本的には図１０ないし図１２に示すボックスカルバート１と同一であるが、側板部7a，7bの上辺間に上板部８が一体成形され、これら側板部7a，7bの下辺間に底板部９が一体成形された縦断面略矩形筒状のボックスカルバート１の側板部7a，7bを、これら側板部7a，7bそれぞれの長手方向の略中間部で幅方向に沿ってそれぞれ分割したものである。
【０１００】
そして、このボックスカルバート１は、断面コの字状の底板部９側に位置する第１のボックスカルバート61と、断面コの字状の上板部８側に位置する第２のボックスカルバート62とを有している。
【０１０１】
さらに、これら第１のボックスカルバート61および第２のボックスカルバート62それぞれの一方の側板部7aの幅方向の一側辺部12の長手方向における略中央部、および、この一方の側板部7aの一側辺部12と上板部８の対角線Ｅで対向する他方の側板部7bの幅方向の一側辺部13の長手方向における略中央部には、それぞれの側板部7a，7bの幅方向に向けて突出する嵌合凸部14がそれぞれ一体に形成されている。
【０１０２】
また、これら第１のボックスカルバート61および第２のボックスカルバート62それぞれの一方の側板部7aの幅方向の他側辺部15の長手方向における略中央部、および、この一方の側板部7aの他側辺部15と上板部８の対角線Ｅで対向する他方の側板部7bの幅方向の他側辺部16の長手方向における略中央部には、嵌合凹部17がそれぞれ一体に形成されている。
【０１０３】
次に、上記第３の実施の形態の作用を説明する。
【０１０４】
この図１６に示すボックスカルバートは、基本的には図１０ないし図１２に示すボックスカルバート１の作用と同様である。
【０１０５】
上述したように、上記第３の実施の形態によれば、第１のボックスカルバート61を函渠２内に配設し、この後、第２のボックスカルバート62を函渠２内に挿入し、この第２のボックスカルバート62を第１のボックスカルバート61上に配設することにより、図１０ないし図１２に示すボックスカルバート１と同様の効果を奏することができる。
【０１０６】
さらに、ボックスカルバート１を第１のボックスカルバート61と第２のボックスカルバート62とに分割形成したことにより、ボックスカルバート１が一体成形されている場合に比べ、第１のボックスカルバート61および第２のボックスカルバート62を小型化および軽量化できるため、函渠２内に挿入された第１のボックスカルバート61および第２のボックスカルバート62の搬送および回転を容易にできる。このため、函渠２の補修さらには補強作業をより容易にできる。
【０１０７】
次に、本発明の第４の実施の形態の構成について図１７を参照して説明する。
【０１０８】
この図１７に示すボックスカルバート１は、基本的には図１６に示すボックスカルバート１と同一であるが、第２のボックスカルバート62の各側板部7a，7bの各下辺端である底板部９の各角部に、高さ位置が調節可能な高さ調節手段としての高さ調節用ボルト71を設けたものである。
【０１０９】
そして、この高さ調節用ボルト71は、函渠２内に第２のボックスカルバート62を適正位置に配設した後、この第２のボックスカルバート62の底板部９の各角部の高さを函渠２の底部４に対して適宜に調節し、この底板部９の高さを隣接する第２のボックスカルバート62の底板部９の高さに合致させる。
【０１１０】
また、この高さ調整用ボルト71は、ＰＣ鉄棒で形成された細長円柱状のボルト本体72を備えており、第２のボックスカルバート62の側板部７の長手方向に沿って、この側板部７を貫通した状態で周方向に向けて回転可能に埋設されている。さらに、このボルト本体72の先端には外周にねじ溝部73が形成されており、このねじ溝部73先端は、尖形に形成されている。そして、側板部９から突出したボルト本体72の基端には、ナット74が螺合されている。
【０１１１】
次に、上記第４の実施の形態の作用を説明する。
【０１１２】
この図１７に示すボックスカルバート１は、基本的には図１６に示すボックスカルバート１の作用と同様である。
【０１１３】
そして、函渠２内の所定位置にすでに配設した第２のボックスカルバート62に隣接させて、別の第２のボックスカルバート62を配設する。この状態で、第２のボックスカルバート62の各高さ調節用ボルト71を用いて、この第２のボックスカルバート62の底板部９の各角部の高さ位置を、隣接する第２のボックスカルバート62の高さ位置に合致する。
【０１１４】
上述したように、上記第４の実施の形態によれば、第１のボックスカルバート61と第２のボックスカルバート62とを函渠２内に配設することにより、この函渠２が補修できるので、図１６に示すボックスカルバート１と同様の効果を奏することができる。
【０１１５】
さらに、第２のボックスカルバート62の各角部に高さ調節用ボルト71を設けたため、函渠２内にすでに配設した第２のボックスカルバート62に隣接して配設した別の第２のボックスカルバート62を、隣接する第２のボックスカルバート62の高さに合致させることができる。
【０１１６】
また、函渠２の底部４が傾斜している場合などであっても、各高さ調節用ボルト71を用いることにより、底板部９を水平に設定できる。この結果、これら第１のボックスカルバート61および第２のボックスカルバート62により函渠２をより的確に補修できる。
【０１１７】
【実施例】
以下、本発明の第１の実施例を図１８ないし図３２を参照して説明する。
【０１１８】
図１８ないし図３２に示すボックスカルバート１は、図１８に示す函渠２内に配設されるものであり、この函渠２は側壁部５の上端間が１６３０〜１６５０ｍｍであるとともに下端間が１４５０〜１５６０ｍｍを有している。また、この函渠２の底部４には、幅方向に沿った凹弧状のインバート部81が形成されており、このインバート部81の略中央から天上部６までの高さが１６６０〜１８６０ｍｍであり、さらにこのインバート部81の幅方向における一側部から天上部６までの高さが１７１０〜１８２０ｍｍである。
【０１１９】
また、ボックスカルバート１は、図１９に示すように、上板部８および底板部９がともに平行四辺形の標準的な標準部材82と、図２０に示すように、端上板部96および端底板部97がともに略台形の端函渠補修体としての始点部材83と、図２１に示すように、上板部８および底板部９がともに幅寸法より長手寸法が長い長方形の会合点部材84とにより構成されている。
【０１２０】
そして、標準部材82は、図１７に示すボックスカルバート１と同一であり、図１９に示すように、側板部７の幅方向が１０００ｍｍであり、底板部９から上板部８までが１５９０ｍｍである。また、この標準部材82は、側板部７が１２０ｍｍ、上板部８が１５０ｍｍ、底板部９が１４０ｍｍの厚さに形成されている。
【０１２１】
さらに、この標準部材82の各側板部7a，7bは、底板部の下端から６４０ｍｍで長手方向に沿って分割され、第１のボックスカルバート61としての頂版側ブロック85と、第２のボックスカルバート62としての底版側ブロック86とで構成されている。
【０１２２】
さらに、標準部材82の内部空間は、高さ１３００ｍｍ、幅１１００ｍｍであり、側板部７、上板部８および底板部９それぞれの各テーパ部11は、各接合部分から１２０ｍｍ離間した位置に形成されている。
【０１２３】
次いで、始点部材83は、標準部材82と同一の内部空間を有しており、この始点部材83の端上板部96および端底板部97は、図２０に示すように、各端側板部98に接合される各辺が互いに平行であり、これら各端側板部98の長手方向における各辺の一端間が直角に交わる略台形状に形成されている。さらに、この始点部材83の端上板部96および端底板部97は、幅方向における短辺である一側辺が４９５ｍｍであり、長辺である他側辺が１４９５ｍｍである。
【０１２４】
そして、始点部材83の対向する一対の端側板部98は、標準部材82の側板部7a，7bと略同一な高さであるとともに、函渠２内の底部４から天上部６までの内のり距離Ａよりやや短い高さである。また、この始点部材83の端上板部96および端底板部97は、端側板部98の上辺間に設けられており、これら各端側板部98を対向する辺とし、他の対向する両辺のいずれか一辺が標準部材82の上板部８の長辺に略等しい略矩形状に形成されている。さらに、これら端上板部96および端底板部97の隣り合う標準部材82の上板部８と接する辺の角度は、この標準部材82の上板部８の接する角度と略同一であり、これら端側板部98および端底板部97を標準部材82の各側板部7a，7bに対して直線的に配設した際に、隣り合う標準部材82の上板部８および底板部９とが合致する。
【０１２５】
また、始点部材83の各端側板部98は、標準部材82と同様の位置で上下に分割形成されており、第１のボックスカルバート61としての頂版側始点ブロック87と、第２のボックスカルバート62としての底版側始点ブロック88とにより構成されている。
【０１２６】
よって、標準部材82を函渠２内に配設する以前に、隣り合う標準部材82の上板部８と合致する側を補修区間の内方に向けて函渠２の補修区間の端部に始点部材83を配設した後、この側に標準部材82の上板部８を合致させることにより、函渠２内での各標準部材82の位置合わせが容易になる。このため、補修する際における函渠２の端部の処理が容易になり、標準部材82による函渠２の補修作業がより容易になる。
【０１２７】
さらに、会合点部材84もまた標準部材82と同一の内部空間を有しており、図２１に示すように、この会合点部材84の上板部８および底板部９はそれぞれ長手方向が２０００ｍｍである。また、この会合点部材84の一方の側板部7aは６５０ｍｍの幅寸法を有しており、他方の側板部7bは２０００ｍｍの幅寸法を有している。
【０１２８】
次に、上記第１の実施例の施工方法を図２２に添って説明する。
【０１２９】
まず、函渠２内の付着物や堆積物などを除去してこの函渠２内の清掃をする。この後、この函渠２の補修を計画的かつ効率的にするため、この函渠２の内部形状などを測量して事前調査し、さらに問題となる現象を処理して準備工を行う（ステップ１）。
【０１３０】
このとき、函渠２の変形に伴う破損またはクラックなどを調査した結果、これら破損またはクラックなどを発見した場合には、函渠２の内部断面形状を確保するため、該当箇所をはつる。
【０１３１】
また、函渠２内から内方へ突出する取付管などを発見した場合には、この取付管をカッターなどで切断する。この取付管は、別途の工事の際に更正する。
【０１３２】
さらに、函渠２内に水が浸入している場合には、函渠２とボックスカルバート１と間に形成される間隙Ｇにグラウトや気泡モルタルなどを充填する場合に問題が生じるため、吹出しまたは流れ出る箇所に、薬液注入などを施して一次的に止水する。
【０１３３】
また、標準部材82、始点部材83および会合点部材84を函渠２内で搬送する際に支障となる突出物などを発見した場合には、この突出物を撤去する。
【０１３４】
次いで、図２３および図２４に示すように、函渠２の施工対象区間の下流側の会合部分近傍の位置に立て坑３を設置する（ステップ２）。この際、この函渠２の底部４および側壁部５を土留めとして使用し、この函渠２の天上部６のみを撤去する。このとき、取り壊さない部分の舗装を破壊しないよう注意する。また、緊急時の上部交通の復旧を考慮して、覆工板の設置が可能となるように立て坑３を設ける。
【０１３５】
さらに、図２５に示すように、据え付け現場の立て坑３の脇の所定位置にクレーンC1としてのクレーン車89を設置する。このとき、アウトリガの張り出し幅以上を確保してこのクレーン車89の作業帯を設けるとともに、このクレーン車89が十分に安定するように注意して、このクレーン車89のクレーン旋回位置、およびこのクレーン旋回位置の上空に障害物が存在しないかなどを確認する。ここで、必要となる作業スペースの各寸法を図２５に示す。
【０１３６】
この後、ボックスカルバート１を搬送するための搬送用台車90をクレーン車89で吊り上げて、この搬送用台車90を立て坑３から函渠２内に設置する。さらに、この搬送用台車90が函渠２内で適正に走行できるかどうか確認するとともに、ボックスカルバート１の据え付け手順を確認する（ステップ３）。
【０１３７】
次いで、図２５に示すように、トラック91で複数の底版側ブロック86を運搬して、このトラック91を立て坑３の近傍に搬入する（ステップ４）。
【０１３８】
この状態で、図２６に示すように、底版側ブロック86を函渠２の最上流側から据え付けを開始する。このとき、施工対象区間の約１００ｍに底版側ブロック86を先行して据え付ける。具体的には、斜めに回転させた状態で底版側ブロック86をクレーン車89で吊り上げた後、このクレーン車89で底版側ブロック86を立て坑３から函渠２内の搬送用台車90上に設置する。このとき、作業の安全性を確保するため、この底版側ブロック86を搬送用台車90に固定する。
【０１３９】
次いで、この底版側ブロック86を設置位置の手前で回転させた後、搬送用台車90で函渠２内の所定の位置に搬送し、図示しないジャッキを用いて所定の高さに設置して、底版側ブロック86の据付工を行う（ステップ５）。ここで、底版側ブロック86の高さ設定は、この底版側ブロック86に設けた高さ調節用ボルト71で調節する。
【０１４０】
また、すでに据え付けた底版側ブロック86に隣接して、別の底版側ブロック86を据え付ける際には、隣接する底版側ブロック86に衝撃などを与えないように注意する。さらに、函渠２の側壁部５に対する底版側ブロック86のずれなどは、この底版側ブロック86の内側などから図示しないバールなどで調整する。
【０１４１】
この後、隣接する底版側ブロック86間の縦方向の連結は、図２７に示すように、これら底版側ブロック86の連通した各挿入孔20、およびボルト21としての高力ボルト92の錆びや土砂などを除去した後、この高力ボルト92で挿入孔20間を連結する。このとき、底版側ブロック86の挿入孔20間に挿通した高力ボルト92を図示しないボックスレンチなどで十分に締め付ける。さらに、これら底版側ブロック86それぞれの取付口19にモルタル（１：２）などを詰め、これら底版側ブロック86内の鋼材などを保護し、底版側ブロック86の縦方向連結工を行う（ステップ６）。
【０１４２】
次いで、ステップ４ないしステップ６を順次繰り返して、底版側ブロック86を函渠２内の施工区間全てに据え付けた後、図２８に示すように、函渠２のインバート部81に貯溜している水Ｌを底版側ブロック86内へと水替えし、このインバート部81と底版側ブロック86との隙間に、グラウト注入時の漏れ止めとしての発泡スチロール93を挟み込むとともに、底版側ブロック86間の断面に図示しないジョイントパッキンを貼り付ける。この後、インバート部81と底版側ブロック86との隙間にグラウトを充填して、函渠２のインバート部81のグラウト工を行う（ステップ７）。
【０１４３】
この後、函渠２内に搬送した搬送用台車90をクレーン車89で吊り上げて函渠２内から撤去する（ステップ８）。
【０１４４】
次いで、図２９に示すように、函渠２のインバート部81に図示しないガイドレールを取り付け、クレーン車89で吊り上げてガイドレール上に設置した会合点部材84を滑らせて函渠２の下流側に押し込む。このとき、すでに函渠２の上流側に据え付けた底版側ブロック86を反力として油圧ジャッキ94で下流側に押し込む。 この後、会合点部材84の底板部９の４隅に設けた高さ調節用ボルト71で、この会合点部材84の高さを調整し、立て坑３の下流側への会合点部材84の引込工を行う（ステップ９）。
【０１４５】
さらに、図３０に示すように、クレーン車89で吊り上げて底版側始点ブロック88を会合点部材84に隣接して落とし込む形で据え付けた後、このクレーン車89で底版側ブロック86を吊り上げて、既設した底版側ブロック86と底版側始点ブロック88との間に落とし込む形で据え付けて、立て坑３部分の底版側ブロック86の据付工を行う（ステップ10）。
【０１４６】
この後、立て坑３内に据え付けた底版側始点ブロック88および底版側ブロック86と函渠２のインバート部81との隙間、およびこの立て坑３より下流側に位置する会合点部材84と函渠２のインバート部81との間隙に充填剤31としてのグラウトをそれぞれ充填して、函渠２のインバート部81のグラウト工を行う（ステップ11）。
【０１４７】
次いで、クレーン車89で吊り上げた搬送用台車90を立て坑３から函渠２内に搬入して、この搬送用台車90を函渠２内の底版側ブロック86の底板部９上に設置する（ステップ12）。
【０１４８】
さらに、図２５に示すように、トラック91で複数の頂版側ブロック85を運搬して、このトラック91を立て坑３の近傍に搬入する（ステップ13）。
【０１４９】
この後、図３１に示すように、クレーン車89で吊り上げた頂版側ブロック85をトラック91から函渠２内の搬送用台車90上に搬送した後、この搬送用台車90で頂版側ブロック85を函渠２の最上流側から据え付けて、頂版側ブロック85の据付工を行う（ステップ14）。
【０１５０】
次いで、底版側ブロック86の場合と同様に、互いに隣接する頂版側ブロック85の挿入孔20間を高力ボルト92で連結した後、これら隣接する頂版側ブロック85それぞれの取付口19にモルタルなどの充填剤31を詰めて、頂版側ブロック85の縦方向の連結工を行う（ステップ15）。
【０１５１】
さらに、ステップ13ないしステップ15を順次繰り返して、頂版側ブロック85の上板部８に設けた図示しない確認孔から流れ出るまで、この頂版側ブロック85の側板部に設けた充填孔32から気泡モルタルなどの充填剤31を注入して、気泡モルタル工を行う（ステップ16）。このとき、注入作業が終わるまで良好な流動性および確実な填充性を有する気泡モルタルを使用する。
【０１５２】
この後、クレーン車89で吊り上げて搬送用台車90を函渠２内から撤去する（ステップ17）。
【０１５３】
次いで、クレーン車89で頂版側ブロック85を吊り上げて、この頂版側ブロック85を立て坑３内に据え付け、立て坑３内の頂版側ブロック85の据付工を行う（ステップ18）。
【０１５４】
この後、図３２に示すように、立て坑３を埋め戻した後（ステップ19）、この立て坑３上を舗装する（ステップ20）。
【０１５５】
さらに、その他の作業として、頂版側ブロック85または底版側ブロック86に設けた図示しない開口に図示しない塩ビ管を挿入して、この塩ビ管を函渠２に既設された取付管に接続して一時的に繋ぎ、この塩ビ管の外周部と函渠２の開口との間に気泡モルタルなどの充填剤31を充填して、函渠２内に既設されていた取付管をこの函渠２に連通する。
【０１５６】
次に、本発明の第２の実施例の構成について図３３を参照して説明する。
【０１５７】
この図３３に示すボックスカルバート１は、基本的には図１８ないし図３２に示すボックスカルバート１と同一であるが、函渠２内に始点部材83を配設した後、この函渠２内に標準部材82を配設する以前に、始点部材83と標準部材82との間に配設されるボックスカルバート１である中間部材99を配設する。
【０１５８】
そして、始端部材83は、この始点部材83の端上板部96および端底板部97のそれぞれの傾斜角が標準部材82の上板部８および底板部９それぞれの傾斜角より鈍角である。
【０１５９】
また、中間部材99は、この中間部材99の上板部８および底板部９それぞれの一側側の傾斜角は、始点部材83の端上板部96および端底板部97それぞれの傾斜角と一致しており、また、この中間部材99の上板部８および底板部９それぞれの他側側の傾斜角は、標準部材82の上板部８および底板部９それぞれの傾斜角に一致している。
【０１６０】
次に、上記第２の実施例の施工方法を説明する。
【０１６１】
この図３３に示すボックスカルバート１は、基本的には、図１８ないし図３２に示すボックスカルバート１の作用と同様である。
【０１６２】
そして、函渠２に始点部材83を所定位置に配設した後、この函渠２の立て坑３から中間部材99を函渠２内に搬入し、この中間部材99を始点部材83に隣接した位置に配設する。
【０１６３】
次いで、立て坑３から標準部材82を函渠２内に搬入し、この標準部材82を既に函渠２内に配設済みの中間部材99に隣接した位置に配設する。
【０１６４】
上述したように、上記第２の実施例によれば、始点部材83、中間部材99および標準部材82を順次函渠２内に配設することにより、この函渠２が補修できるので、図１８ないし図３２に示すボックスカルバート１と同様の効果を奏することができる。
【０１６５】
さらに、始点部材83と標準部材82との間に中間部材99を配設して函渠２を補修しているため、始点部材83の傾斜角をより鈍角にできるので、函渠２内での始点部材83の搬送作業が容易になり、函渠２の補修作業を容易にできる。
【０１６６】
【発明の効果】
請求項１記載の函渠補修体によれば、函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けてこの函渠内に配設すると、この函渠補修体が函渠内で搬送でき、さらに、この函渠補修体の側板部をそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接させる方向に向けて回転すると、この函渠補修体で函渠が補修できるので、函渠の補修作業を容易できるとともに、函渠の内部強度を十分に確保できる。
【０１６７】
請求項２記載の函渠補修体によれば、請求項１記載の函渠補修体の効果に加え、側板部および上板部が函渠内に配設された後、底板部の短辺をほぼ函渠の長手方向に向けて函渠内に配設すると、この底板部は函渠内で搬送でき、また、この底板部の短辺をそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接させる方向に向けて回転すると、側板部の下辺間に底板部を設けることができるので、函渠内の側板部間に底板部を設ける作業が容易にでき、函渠の内部強度をさらに十分に確保できる。
【０１６８】
請求項３記載の函渠補修体によれば、請求項２記載の函渠補修体の効果に加え、底板部が一体成形された函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けて函渠内に配設すると、函渠補修体は函渠内で搬送でき、また、函渠補修体の側板部をそれぞれ函渠の側壁部に互いに近接される方向に向けて回転すると、この函渠補修体で函渠が補修できるので、上板部および側板部と、底板部とが別体の場合に比べると、函渠の内部強度をさらに十分に確保できる。
【０１６９】
請求項４記載の函渠補修体によれば、請求項３記載の函渠補修体の効果に加え、底板部が一体成形された側板部を分割形成した函渠補修体の底板部側を函渠内に配設し、函渠補修体の上板部側を函渠内に挿入して函渠補修体の底板部側上に配設すると、この函渠補修体で函渠が補修できるので、函渠補修体の側板部が分割形成されていない場合に比べると、函渠内に挿入された函渠補修体の搬送および回転が容易にできるため、函渠の補修作業がさらに容易にできる。
【０１７０】
請求項５記載の函渠補修体によれば、請求項１ないし４いずれかに記載の函渠補修体の効果に加え、一方の側板部の一側辺部と、この一側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の一側辺部とに嵌合凸部がそれぞれ形成され、かつ一方の側板部の他側辺部と、この他側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の他側辺部とに嵌合凹部がそれぞれ形成された複数の函渠補修体で函渠を補修すると、各嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌合するので、隣接した各函渠補修体同士の位置決め固定が容易にできるため、函渠の補修作業がさらに容易にできるとともに、函渠の内部強度をさらに十分に確保できる。
【０１７１】
請求項６記載の函渠補修体によれば、請求項１ないし５いずれかに記載の函渠補修体の効果に加え、函渠内の所定位置に配設した後、高さ調節手段で側板部の各下辺端の高さ位置を適宜に調節することにより、函渠の底部が傾斜などしていても、各側板部の各下辺端を水平等に設定できるので、函渠をより的確に補修できる。
【０１７２】
請求項７記載の函渠補修体の施工方法によれば、函渠補修体の側板部をほぼ函渠の長手方向に向けてこの函渠補修体を函渠内に挿入すると、函渠内で函渠補修体が搬送でき、かつ側板部がそれぞれ側壁部に互いに近接する方向に向けて函渠補修体を回転すると、函渠補修体が函渠内に配設でき、さらに、この函渠補修体と函渠との間に充填剤を充填すると、函渠が補修できるので、函渠の補修作業が容易にできるとともに、函渠の内部強度を十分に確保できる。
【０１７３】
請求項８記載の端函渠補修体によれば、請求項１ないし６いずれかに記載の函渠補修体を函渠内に配設する前に、隣り合う函渠補修体の上板部と合致する側を内方に向けて函渠内に配設した後、この側に函渠補修体の上板部を合致させることにより、函渠内での各函渠補修体の位置合わせが容易になり、補修する際における函渠の端部の処理を容易にでき、函渠補修体による函渠の補修作業をより容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の函渠補修体の第１の実施の形態の施工方法を示す説明図である。
【図２】同上函渠補修体の施工状態を示す一部を切り欠いた説明図である。
【図３】同上函渠補修体を示す斜視図である。
【図４】同上函渠補修体の嵌合凸部および嵌合凹部の嵌合状態を示す斜視図である。
【図５】同上函渠補修体を函渠内に配設する施工状態を示す説明図である。
【図６】同上函渠補修体を函渠内で回転する施工状態を示す説明図である。
【図７】同上函渠補修体の函渠内の配設状態を示す説明図である。
【図８】同上函渠補修体の函渠内の配設状態を示す断面図である。
【図９】同上函渠補修体による函渠の補修状態を示す断面図である。
【図１０】本発明の第２の実施の形態の施工状態を示す一部を切り欠いた説明図である。
【図１１】同上函渠補修体の函渠補修部材を示す斜視図である。
【図１２】同上函渠補修部材の嵌合凸部および嵌合凹部の嵌合状態を示す斜視図である。
【図１３】本発明の他の実施の形態の施工方法を示す断面図である。
【図１４】同上底板部の施工方法を示す説明図である。
【図１５】同上底板部の施工方法を示す説明図である。
【図１６】本発明の第３の実施の形態を示す斜視図である。
【図１７】本発明の第４の実施の形態の一部を示す断面図である。
【図１８】本発明の第１の実施例での函渠を示す横断面図である。
（ａ）函渠の最小高さ寸法を示す横断面図
（ｂ）函渠の最小幅寸法を示す横断面図
【図１９】同上標準部材を示す平面図である。
（ａ）標準部材の上面図
（ｂ）標準部材の正面図
（ｃ）標準部材の側面図
【図２０】同上標準部材に接合される始点部材を示す平面図である。
（ａ）始点部材の上面図
（ｂ）始点部材の正面図
（ｃ）始点部材の側面図
【図２１】同上標準部材が接合される会合点部材を示す平面図である。
（ａ）会合点部材の上面図
（ｂ）会合点部材の正面図
（ｃ）会合点部材の側面図
【図２２】同上施工方法を示すフローチャートである。
【図２３】同上施工方法を示す上面図である。
【図２４】同上施工方法を示す上面図である。
【図２５】同上施工方法を示す上面図である。
【図２６】同上函渠補修体の施工方法を示す一部を切り欠いた側面図である。
【図２７】同上施工方法を示す説明図である。
（ａ）接合部の側面図
（ｂ）接合部の正面図
【図２８】同上施工方法を示す断面図である。
（ａ）底版側ブロック据え付け前の断面図
（ｂ）底版側ブロック内へ水替えした断面図
（ｃ）インバート部と底版側ブロックとの間隙を充填した断面図
【図２９】同上施工方法を示す説明図である。
【図３０】同上施工方法を示す説明図である。
【図３１】同上施工方法を示す説明図である。
【図３２】同上施工方法を示す説明図である。
（ａ）補修後の函渠内の横断面図
（ｂ）補修後の函渠内の縦断面図
【図３３】本発明の第２の実施例のボックスカルバートの施工状態を示す上面図である。
【符号の説明】
１ 函渠補修体としてのボックスカルバート
２ 函渠
３ 立て坑
４ 底部
５ 側壁部
６ 天上部
7a，7b 側板部
８ 上板部
９ 底板部
12 一側辺部
13 一側辺部
14 嵌合凸部
15 他側辺部
16 他側辺部
17 嵌合凹部
31 充填剤
71 高さ調節手段としての高さ調節用ボルト
83 端函渠補修体としての始点部材
96 端上板部
98 端側板部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a culvert repair body for repairing an existing culvert installed in the ground, a construction method thereof, and an end culvert repair body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a method for repairing an existing underground culvert, for example, a rectification pipe method is known.
[0003]
In addition, this rehabilitation pipe method has the disadvantage that the strength of the existing box ditch is extremely reduced due to breakage, injury, abrasion, etc., and the ability of sewage to flow down due to meandering, reverse slope, deformation, lack of cross section, etc. It may be necessary to construct a new culvert. In this case, a new pipe is installed in this box without replacing the existing box, and the box is regenerated.
[0004]
Further, as the rehabilitation pipe method, for example, a sheath pipe method, an inversion method, a pipe manufacturing method, a forming method, and the like are known.
[0005]
The sheath pipe method is a method in which a pipe made of a plastic material produced in a factory or the like is joined or drawn into or pushed into an existing box culvert, and the pipe is disposed in the box culvert. In this case, a gap is formed between the culvert and the pipe inserted into the culvert, and the mortar or the like is filled and hardened in the gap to integrate the culvert and the pipe. The culvert is being repaired.
[0006]
However, in this sheathing method, a pipe made of plastic material or the like is joined or drawn into or pushed into an existing box, and this pipe is placed in the box. It takes time and effort to pull or push the inside of the culvert, and repairing the culvert is not easy. Further, since this pipe is formed of a plastic material, it is not possible to sufficiently secure the internal strength of the box only by disposing this pipe in the box.
[0007]
In addition, the reversing method is, for example, a method in which a material obtained by impregnating a fibrous material with a thermosetting or photo-curing resin that cures in about 6 to 10 hours into a fibrous material is pneumatically or water-pressured into an existing culvert. After the insertion, the curable resin is cured by heat or light while maintaining the pressurized state, and this material is adhered to the inside of the box to repair the box.
[0008]
However, in this reversing method, a material in which a fibrous material is impregnated with a curable resin having a thermosetting property or a photocuring property, is inverted and inserted into a box, and the material is cured in a pressurized state. Although the culvert is repaired, simply arranging the material impregnated in the fibrous material with the curable resin in the culvert cannot sufficiently secure the internal strength of the culvert.
[0009]
Furthermore, in the pipe making method, after pushing a vinyl chloride profile into the existing box culvert while forming the pipe, the mortar and the like are filled and hardened between the inside of the box culvert to form a tube, and this tube is used. This is a method of repairing the culvert.
[0010]
However, in this pipe making method, a vinyl chloride profile is formed while being disposed in a casing, and mortar and the like are filled and hardened between the casing and the inside to repair the inside of the casing. In the construction method, the culvert is repaired with substantially only the strength of the mortar, so that the internal strength of the culvert cannot be sufficiently secured.
[0011]
The forming method is a method in which a tube made of a material obtained by impregnating a fibrous material with a curable resin having a thermosetting property, a photosetting property, or a room temperature setting property, or a plastic body having a room temperature setting property is provided. In this method, the pipe body is hardened in a state where the pipe body is pressurized and expanded by air pressure or water pressure and is brought into close contact with the inside of the box to repair the box.
[0012]
However, in this forming method, as in the case of the inversion method, a thermosetting, light-curing or room-temperature curable resin is impregnated into a fibrous material, or a room-temperature curable plastic material tube is used. The tube is drawn into the culvert, and the tub is repaired by pressurizing and expanding it with air pressure or water pressure to cure the culvert. A tube made of a material impregnated with a fibrous material or a plastic material Then, the internal strength of the culvert cannot be secured sufficiently.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the sheath pipe method of the above-mentioned rehabilitation pipe method, it takes time and effort to dispose the pipe body in the case, and the repair work of the case is not easy. Further, in each of the above rehabilitation pipe method, the member for repairing the culvert, the plastic material, a vinyl chloride profile, or a thermosetting, light-curing or curable resin having room-temperature curability or the like is impregnated with a fibrous material. There is a problem that the internal strength of the box can not be sufficiently secured because it is formed of a material or the like.
[0014]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a repair method for a culvert, in which repair work of the culvert can be easily performed and the internal strength can be ensured, a construction method thereof, and a repair method for the end culvert. .
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The box body repair body according to claim 1 has a bottom portion, a side wall portion formed so as to oppose along the longitudinal direction of the bottom portion, and a top portion formed on an upper portion of the side wall portion. Is disposed in the culvert, and is a rectifier body molded from concrete, and a pair of opposed rectangular substantially flat plates having a height slightly shorter than the inward distance from the bottom to the top of the culvert. Of the side plate portion, provided between the upper sides of these side plate portions, these side plate portions as opposed short sides,Between one end of one short side and the other end of the other short side opposite to the one end.The height distance on the plane betweenIs substantially perpendicular to each of the short sides, andAnd a parallelogram substantially flat upper plate portion which is slightly shorter than the distance between the side walls of the box culvert.
[0016]
And, in this configuration, when the side plate part of the culvert repair body is oriented substantially in the longitudinal direction of the culvert, and the culvert repair body is disposed in the culvert, the culvert repair body is disposed from the bottom in the culvert. Between the upper sides of a pair of opposing rectangular substantially flat plate-shaped side plates having a height slightly shorter than the inner distance to the top, this side plate is a short side opposed to the upper side,Between one end of one short side and the other end of the other short side opposite the one end.The height distance on the plane between, Substantially perpendicular to each of the short sides, andSince the shape is smaller than the vertical cross-section inside the box with a parallelogram substantially flat upper plate that is slightly shorter than the distance between the side walls of the box, it can be transported inside the box and When the box body repair body is conveyed to an appropriate position in the inside, the side plate portions of this box body repair body can rotate in the directions approaching each other to the side wall portions of the case wall. For this reason, after inserting this reclaimed body of the culvert into the culvert, it is transported to an appropriate position in the culvert, and the refurbished body for the culvert is rotated and the reclaimed body of the culvert is rotated appropriately. The culvert is repaired by arranging it in an appropriate position. Therefore, repair work of the culvert becomes easy. In addition, since the culvert is repaired by the concrete mortar repair body, the internal strength of the culvert is sufficiently secured.
[0017]
The hood repair body according to claim 2 is provided between the lower side opposite to the side on which the upper plate part is provided in the hood repair body according to claim 1, and is substantially congruent with the upper plate part. It has a bottom plate portion formed of a parallelogram substantially flat plate-like concrete.
[0018]
And, in this configuration, when the side plate portion and the upper plate portion are arranged in a plurality of the inside of the ditch, and the bottom plate portion is inserted into this ditch with the short side of the bottom plate portion directed substantially in the longitudinal direction of the ditch. The bottom plate portion is substantially congruent with the upper plate portion, and is substantially a parallelogram-shaped flat plate having a shape smaller than the vertical cross-sectional shape of the inside of the box. For this reason, when the bottom plate is conveyed to an appropriate position in the culvert, when the short sides of the bottom plate are rotated in the directions approaching each other to the side wall of the culvert, the side plate is rotated. A bottom plate portion is provided between lower sides of the portion. Therefore, the work of providing the bottom plate portion between the side plate portions provided in the box ditch is easy, and further, the internal strength of the box ditch is more sufficiently ensured.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a case repair body according to the second aspect, wherein the bottom plate portion is formed integrally with the side plate portion.
[0020]
And, in this configuration, when the side plate part of the culvert repair body in which the bottom plate part is integrally formed with the side plate part is directed substantially in the longitudinal direction of the culvert and the culvert repair body is inserted into this culvert, the culvert repair is performed. The body can be transported inside the box. Furthermore, when the repaired body of the culvert is conveyed to an appropriate position in the culvert, the side plates of the repaired body for the culvert rotate in the directions approaching to the side wall portions of the culvert, respectively. When the body for repairing the culvert is disposed in the box culvert, the culvert is repaired with the body for repairing the culvert. Therefore, when the culvert is repaired with this culvert repair body, the internal strength of the culvert is more sufficiently secured than when the top plate, side plate and bottom plate are formed separately. Is done.
[0021]
According to a fourth aspect of the present invention, the side wall portion is formed so as to be divided along the width direction at a substantially middle portion of the side wall portion in the longitudinal direction. .
[0022]
In this configuration, the case repair body is divided along the width direction at a substantially middle portion in the longitudinal direction of the side plate portion in which the bottom plate portion is integrally formed between the lower sides of the side plate portion. For this reason, the repair body for the culvert is disposed in the culvert, and when repairing the culvert with the repair body for the culvert, first, the bottom plate side of the repair body for the culvert is disposed in the culvert. . Next, the upper plate side of the culvert repair body is inserted into the culvert, and the upper plate side of the culvert repair body is disposed on the bottom plate side of the culvert repair body. Therefore, compared with the case in which the side plate portion of the culvert repair body is not divided and formed, each repaired body of the culvert repair body after the division is formed is reduced in size and weight. The conveyance and rotation of the culvert repair body are facilitated. For this reason, the repair work of the culvert becomes easier.
[0023]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a case repair device according to any one of the first to fourth aspects, wherein one side portion of the one side plate portion in the width direction and one side portion of the one side plate portion. On one side portion in the width direction of the other side plate portion facing the diagonal line of the portion and the upper plate portion, fitting protrusions protruding in the width direction are formed, respectively, and the one side plate portion in the width direction is formed. The other side edge portion and the other side edge portion of the other side edge portion facing the other side edge portion of the one side edge portion in a diagonal line of the upper edge portion are fitted with the fitting protrusion. Are formed respectively.
[0024]
In this configuration, the width direction of one side plate portion in the width direction and the one side portion of the width direction of the other side plate portion facing the diagonal line of the side plate portion and the upper plate portion in the width direction are added. Are formed respectively, and the other side portion in the width direction of one side plate portion, and the width direction of the other side plate portion facing the other side portion and the diagonal line of the upper plate portion. On the other side, a plurality of culvert repair bodies having fitting recesses that fit with the fitting protrusions are sequentially arranged in the culvert, and these culvert repair bodies repair the culvert. When this is done, the fitting projections and the fitting recesses between the one side plate portions between the box culvert repair bodies and between the other side plate portions are fitted. Therefore, adjacent box culvert repair bodies are positioned and fixed by the fitting convex part and the fitting concave part of each box culvert repair body. For this reason, the repair work of the culvert becomes easier, and the internal strength of the culvert is more sufficiently secured.
[0025]
According to a sixth aspect of the present invention, the height of each lower edge of the side plate is adjustable at each lower edge of the side plate. Height adjusting means is provided.
[0026]
And, in this configuration, since the height adjusting means for adjusting the height position of each lower side end of the side plate portion is provided at each lower side end of the side plate portion, after being arranged at a predetermined position in the box culvert, each height is adjusted. The height position of each lower edge of the side plate portion can be appropriately adjusted by the adjusting means. For this reason, even when the bottom of the culvert is inclined, the lower edge of each side plate can be set horizontally or the like, and the culvert can be repaired accurately.
[0027]
A method for constructing a repair system for a culvert according to claim 7 includes a bottom portion, a side wall portion formed to face the longitudinal direction of the bottom portion, and a top portion formed on an upper portion of the side wall portion. It is a method of constructing a culvert repair body that is arranged in this culvert from a vertical shaft formed in an existing culvert, and repairs this culvert, from the bottom to the top of the culvert. A pair of side plates in the form of opposed rectangular substantially flat plates having a height slightly shorter than the inner distance, and provided between the upper sides of these side plates, and these side plates as short sides facing each other,Between one end of one short side and the other end of the other short side opposite to the one end.The height distance on the plane betweenIs substantially perpendicular to each of the short sides, andA parallelogram substantially flat upper plate portion which is slightly shorter than the distance between the side walls of the culvert, and the side plate portion of the culvert repair body formed of concrete is directed substantially in the longitudinal direction of the culvert. Then, after being inserted from the pit into the culvert and transporting the culvert repair body to an appropriate position in the culvert, the side plates of the culvert repair body are attached to the side wall portion of the culvert. Rotate this casing repair body toward the approaching direction, arrange this casing repair body in the casing, and fill the space between the casing and the casing repair body with a filler. This is to repair the culvert.
[0028]
Then, in this configuration, the side plate portion of the culvert repair body is directed substantially in the longitudinal direction of the culvert, and the culvert repair body is inserted into the culvert from the vertical shaft of the culvert. At this time, the box culvert repair body, between the upper side of a pair of opposing rectangular substantially flat plate-like side plate portions having a height slightly shorter than the inner distance from the bottom to the top, these side plate portions as short sides facing each other,Between one end of one short side and the other end of the other short side opposite the one end.The height distance on the plane between, Approximately perpendicular to each of the short sides, andSince it has a substantially U-shaped vertical section made of concrete and provided with a parallelogram-shaped substantially flat upper plate that is slightly shorter than the distance between the side walls, it can be conveyed in a culvert. Next, when the body for repairing the culvert is conveyed to an appropriate position in the culvert, the side plates of the body for repairing the culvert are repaired in such a manner that the side plates of the body are closer to the side walls of the culvert. The body is rotated, and the rehabilitation body for the culvert is disposed in the culvert. Further, a filler is filled between the repair part of the culvert and the culvert to repair the culvert with the repair body for the culvert. Therefore, repair work of the culvert becomes easy. In addition, since the case is repaired with a concrete case repair body, the internal strength of the case is sufficiently secured.
[0029]
The repairing body for an end box according to claim 8 has a bottom portion, a side wall portion formed so as to face along the longitudinal direction of the bottom portion, and a top portion formed at an upper portion of the side wall portion, and is provided underground. 7. The method according to claim 1, which is disposed in an existing culvert.pluralRepair body for culvertAt the end ofWhen a pair of end side plates having substantially the same height as the side plates of the culvert repair body are located, and the pair of end side plates and the respective side plates of the culvert repair body are linearly arranged. And a substantially trapezoidal end upper plate portion that matches the upper plate portion of the adjacent box culvert repair body.
[0030]
In this configuration, a straight line is formed between each side plate portion of the case repair body between a pair of end side plates having substantially the same height as the side plate portion of the case repair body according to any one of claims 1 to 6. Before installing the culvert repair body in the culvert, a substantially trapezoidal end top plate that matches the upper plate of the adjacent culvert repair body when the After arranging the inside of the culvert with the side that matches the upper plate of the culvert repair body facing the inside of the repair section, by matching the upper plate of the culvert repair body to this side, It becomes easy to position each of the repair parts of the culvert. For this reason, the treatment of the end of the culvert during repair is facilitated, and the repair work of the culvert using the culvert repair body becomes easier..
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the first exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0032]
1 to 9, reference numeral 1 denotes a box culvert as a box culvert repair body. The box culvert 1 is formed on a part of a box culvert 2 having a substantially rectangular cross section having a substantially rectangular cross section and existing in the ground. It is located inside the culvert 2 from a shaft 3 into which a box culvert 1 can be inserted and the box culvert 1 can be inserted. The culvert 2 is repaired and reinforced by concrete such as reinforced concrete or prestressed concrete. It is formed in a substantially rectangular cylindrical shape with a vertical cross section. The outer shape of the box culvert 1 is formed substantially the same as the inner shape of the box culvert 2.
[0033]
The box culvert 1 is not limited to a square-shaped cross section, but includes a portal block having no lower surface or a portal block having a load-bearing beam on the lower surface.
[0034]
Further, in the culvert 2, an elongated rectangular flat plate-like side wall portion 5 is formed to oppose along the longitudinal direction of the elongated rectangular flat plate-shaped bottom portion 4 forming the bottom surface of the culvert 2. On the upper part of the side wall part 5, a top part 6 in the form of an elongated rectangular flat plate is formed.
[0035]
Then, as shown in FIG. 3, the box culvert 1 has a pair of one and the other of a pair of opposing rectangular substantially flat plates having a height B slightly shorter than the inner distance A from the bottom 4 to the top 6 in the box ditch 2. Side plates 7a and 7b are provided. Further, in order to transport the box culvert 1 in the box ditch 2, it is necessary to provide a certain amount of clearance. However, the side plate 7 a is provided at a distance A between the bottom 4 and the top 6 in the box ditch 2. When the box culvert 1 repairs or reinforces the culvert 2 by making the heights B of the side plates 7a and 7b closer to each other, a larger internal space of the culvert 2 is secured. The height B is as close as possible to the inner distance A.
[0036]
Also,As is clear from FIG.Between the upper sides of the side plates 7a, 7b, these side plates 7a, 7b are short sides facing each other,Between one end of one short side and the other end of the other short side opposite the one end.The height distance C on the plane betweenIs substantially perpendicular to each of the short sides, andAn upper plate portion 8 of a substantially parallelogram substantially flat plate slightly shorter than the distance D between the side wall portions 5 of the box culvert 2 is integrally formed. Further, after the box culvert 1 is transported in the box culvert 2 and then rotated, the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2 to repair and reinforce the box culvert 2, so that a certain amount of clearance is provided. The box culvert 1 repairs the culvert 2 by making the height D on the plane between the short sides of the upper plate 8 closer to the distance D between the side walls 5 of the culvert 2 Further, when the reinforcing member is reinforced, a larger internal space of the box ditch 2 is secured, so that the height distance C of the upper plate portion 8 is as close to the distance D as possible. And, between the lower side opposite to the side where the upper plate 8 is provided, the concrete such as a parallelogram substantially flat plate reinforced concrete or prestressed concrete which is almost the same as the upper plate 8 is provided. The bottom plate 9 formed by the above is integrally formed.
[0037]
Further, a tapered portion 11 is formed in each of the inner corners 10 of the box culvert 1 having a substantially rectangular tubular shape in longitudinal section, along the axial direction of the box culvert 1. The tapered portion 11 is formed to secure the strength of the box culvert 1.
[0038]
In addition, a substantially central portion in the longitudinal direction of one side edge portion 12 in the width direction of one side plate portion 7a, and the other side opposite to one side edge portion 12 of the one side plate portion 7a and a diagonal line E of the upper plate portion 8 At a substantially central portion in the longitudinal direction of one side portion 13 in the width direction of the side plate portion 7b, a fitting convex portion 14 protruding toward the width direction of each side plate portion 7a, 7b is integrally formed. I have. And this fitting convex part 14 is formed in the taper shape which becomes thin toward a front-end | tip.
[0039]
Further, a substantially central portion in the longitudinal direction of the other side portion 15 in the width direction of the one side plate portion 7a, and the other side of the other side portion 15 of the one side plate portion 7a facing the diagonal line E of the upper plate portion 8 At a substantially central portion in the longitudinal direction of the other side portion 16 in the width direction of the side plate portion 7b, a fitting concave portion 17 formed into a shape to fit with the fitting convex portion 14 is integrally formed.
[0040]
In addition, the substantially central portion in the longitudinal direction of each of the one side portion 12 and the other side portion 15 of each of the side plate portions 7a and 7b, that is, the base of each of the fitting protrusions 14 and each of the fitting recesses 17, When the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2 and the box culvert 1 is repaired or reinforced by these box culverts 1, the joint for joining the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 is joined. Portions 18 are respectively formed.
[0041]
As shown in FIG. 4, the joints 18 are provided on the bases of the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 on the side surfaces located on the inner sides of the side plates 7a and 7b, respectively. Each has a mounting port 19 opened toward the.
[0042]
Further, inside these mounting holes 19, one side 12 and the other side 15 of one side plate 7a adjacent to the mounting holes 19, or one side 13 and the other side 13 of the other side plate 7b are provided. Insertion holes 20 are formed as bolt holes each having a longitudinal cross-section elongated hole shape communicating with the side portion 16.
[0043]
Further, these insertion holes 20 are provided at the bases of the fitting projections 14 when a plurality of box culverts 1 are disposed in the box culvert 2 and the box culverts 1 are repaired or reinforced by the box culverts 1. The formed insertion hole 20 and the insertion hole 20 formed at the base of the fitting recess 17 are formed so as to communicate with each other. In addition, in these insertion holes 20, the tip 22 of the bolt 21 as a connector is inserted from any one of the inserted insertion holes 20, and the tip 22 of the bolt 21 is inserted into the other of the insertion holes 20. The nut 23 is screwed onto the tip 22 of the bolt 21 to fix the fitting of the fitting projection 14 and the fitting recess 17, and the box culverts 1 are joined.
[0044]
The box culvert 1 is lifted by a crane C1 or the like via a wire W, for example, as shown in FIGS. 1, 2 and 5, and inserted into the culvert 2 from the pit 3 of the culvert 2. You. Further, when the box culvert 1 is inserted into the box culvert 2, the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 are moved substantially in the longitudinal direction of the box culvert 2, as shown in FIGS. The outer surface of the bottom plate portion 9 of the box culvert 1 is placed on a transport device 30 previously disposed in the box culvert 2.
[0045]
At this time, the box culvert 1 is placed on the transfer device 30 such that the center of the bottom plate 9 of the box culvert 1 and the center of the transfer device 30 substantially coincide with each other. Then, the box culvert 1 is conveyed in the culvert 2 by the conveyance device 30, and the conveyance device 30 is rotated by about 90 degrees so that the axial direction of the box culvert 1 and the longitudinal direction of the culvert 2 match. The direction of the box culvert 1 is changed so that the box culvert 1 is disposed at an appropriate position in the box culvert 2 as shown in FIG. 1, FIG. 2 and FIG.
[0046]
Further, as shown in FIG. 8, when the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2 at substantially the center in the width direction of each of the bottom plate 9 and the side plates 7a and 7b of the box culvert 1, A gap G formed between the box culvert 1 and the culvert 2 is provided with a filling hole 32 for filling a filler 31 such as grout, for example.
[0047]
Then, as shown in FIG. 9, the filler 31 is injected from these filling holes 32, and when the gap G is filled with the filler 31, the filler 31 is hardened in the gap G, The culvert 2 is repaired with the agent 31 and the box culvert 1.
[0048]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
[0049]
First, as shown in FIG. 1 or FIG. 2, when repair or further reinforcement of the existing culvert 2 is required, a crane C1 is installed at a position close to the pit 3 of the culvert 2 and For example, a suction port of a pump (not shown) is disposed on the upstream side of the culvert 2, and a discharge port of the pump is disposed on the downstream side of the culvert 2. Provide a bypass.
[0050]
Then, sludge and sewage in the culvert 2 are removed, and as shown in FIG. 5, a conveyance groove 33 serving as a conveyance path when the box culvert 1 is conveyed by the conveyance device 30 is formed on the bottom 4 of the culvert 2. The bottom 4 is formed along the longitudinal direction. After that, the transport device 30 is disposed in the transport groove 33 in the culvert 2.
[0051]
Next, a wire W is hung over the box culvert 1, and both ends of the wire W are connected to a crane C1, and the box culvert 1 is inserted into the box culvert 2 by the crane C1, and is placed on the transfer device 30. . At this time, the respective side plates 7a and 7b of the box culvert 1 substantially extend in the longitudinal direction of the box culvert 2, and the substantially central portion of the outer surface of the bottom plate 9 of the box culvert 1 is substantially the central portion of the transport device 30. The box culvert 1 is placed on the transport device 30 so that the box culvert 1 substantially matches the above. Then, as shown in FIG. 6, the box culvert 1 can be transported in the box culvert 2 by the transport device 30.
[0052]
Then, the box culvert 1 is transported by using the transport device 30 to an appropriate position in the culvert 2 requiring repair. Next, the transporting device 30 is rotated by about 90 degrees, and the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 are turned in the directions approaching to the side wall 5 of the box culvert 2, respectively. Thereafter, as shown in FIG. 7, the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2.
[0053]
Further, another box culvert 1 is placed on the transport device 30 by using the crane C1, and the box culvert 1 is transported by the transport device 30, and is further transferred to the box culvert 1 already disposed in the box culvert 2. The box culvert 1 is fitted. At this time, the fitting convex portion 14 and the fitting concave portion 17 of the box culvert 1 are fitted with the fitting concave portion 17 and the fitting convex portion 14 of the already provided box culvert 1, respectively. One insertion hole 20 communicates with each other.
[0054]
Next, as shown in FIG. 4, a bolt 21 is inserted into one of the mounting holes 19 of the communicating insertion hole 20, and the tip 22 of the bolt 21 is inserted into one of the insertion holes 20 while the other insertion hole is inserted. 20, and a nut 23 is screwed onto the tip end 22 of the bolt 21 to join the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 to position the adjacent box culverts 1. Fix it.
[0055]
Then, a plurality of box culverts 1 are sequentially arranged in the box culvert 2 requiring repair, and these box culverts 1 are fitted and joined. Further, as shown in FIG. 8, a filler 31 is filled into the gap G between the box culvert 1 and the box culvert 2 from each filling hole 32 of each box culvert 1 as shown in FIG. Then, the filler 31 is cured, and the box culvert 2 is repaired and reinforced by the filler 31 and the box culvert 1.
[0056]
As described above, according to the first embodiment, a pair of opposing rectangular substantially flat plate-like side plates having a height B slightly shorter than the inner distance A from the bottom 4 to the top 6 in the box 2. Between the upper sides of 7a and 7b, these side plates 7a and 7b are short sides opposed to each other, and the height distance C on the plane between these short sides is slightly shorter than the distance D between the side wall parts 5 of the culvert 2. A quadrilateral substantially flat upper plate portion 8 was integrally formed, and a parallelogram substantially flat bottom plate portion 9 substantially congruent with the upper plate portion 8 was integrally formed between lower sides of the side plate portions 7a and 7b. Box culvert 1.
[0057]
For this reason, each of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 is directed substantially in the longitudinal direction of the box culvert 2, and the center of the side surface located outside the bottom plate 9 of the box culvert 1 and the transfer device 30 By placing the box culvert 1 on the transport device 30 so that the center thereof substantially coincides with the central portion, the box culvert 1 can be easily transported in the box culvert 2 using the transport device 30, and the transport device 30 By rotating 30, the direction of the box culvert 1 can be changed in the culvert 2.
[0058]
Therefore, it is easy to insert the box culvert 1 from the shaft 3 of the culvert 2 and to dispose the box culvert 1 at an appropriate position in the culvert 2. Reinforcement work can be done easily.
[0059]
Further, the box culvert 1 placed on the transfer device 30 in the box ditch 2 can be transferred in the box ditch 2 by the transfer device 30 and can be turned by the rotation of the transfer device 30. It can be arranged at an appropriate position in the culvert 2. Therefore, the box culvert 1 is transported to an appropriate position in the culvert 2 by the transport device 30 without contacting the inner wall in the culvert 2. For this reason, breakage in box culvert 1 and box culvert 2 when disposing box culvert 1 in box culvert 2 can be prevented.
[0060]
Further, the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 are each formed into a rectangular substantially flat plate having a height B slightly shorter than the inner distance A from the bottom 4 to the top 6 in the box culvert 2. The upper plate 8 and the bottom plate 9 have side plates 7a and 7b as opposed short sides, and the height distance C between the short sides on the plane is slightly larger than the distance D between the side walls 5 of the box culvert 2. Each is formed in a short parallelogram substantially flat plate shape, and is integrally formed between the side plate portions 7a and 7b.
[0061]
Therefore, even when the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2 and the box culvert 1 is repaired with the box culvert 1, the internal space in the box culvert 2 can be secured as much as possible.
[0062]
Further, the height distance C between the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 of the box culvert 1 is set to be as short as possible and slightly shorter than the distance D between the side wall portions 5 of the box culvert 2. , 7b is set to be as large as possible, which is slightly shorter than the inner distance A from the bottom 4 to the top 6 in the casing 2 so that the internal space of the casing 2 can be further secured as much as possible. .
[0063]
Further, by making the side plates 7a and 7b, the upper plate 8 and the bottom plate 9 of the box culvert 1 thinner, the internal space of the box culvert 2 can be more secured. The side plates 7a and 7b, the upper plate 8 and the bottom plate 9 of the box culvert 1 are formed so that the box culvert 2 has such a thickness that it can be repaired or reinforced when installed in the culvert 2. You also need. For this reason, the thickness of each of the side plates 7a and 7b, the upper plate 8 and the bottom plate 9 of the box culvert 1 depends on the size of the internal space of the culvert 2 and the degree of repair and reinforcement of the culvert 2. Those considered are preferred.
[0064]
The box culvert 1 is formed in a cylindrical shape in which the upper plate 8, the bottom plate 9, and the side plates 7a and 7b are integrally formed. For this reason, the productivity of the box culvert 1 can be improved as compared with the case where the box culvert 1 is divided and formed.
[0065]
Also, each fitting projection 14 formed on one side 12 of one side plate 7a and one side 13 of the other side plate 7b of the box culvert 1 and the other side of the one side plate 7a A plurality of box culverts 1 are arranged in the box culvert 2 with the fitting recesses 17 formed on the side 15 and the other side 16 of the other side plate 7b, respectively. When repairing or reinforcing 2, the adjacent ones fit together. Therefore, each box culvert 1 can be easily positioned and fixed. For this reason, a plurality of box culverts 1 can be arranged in the culvert 2 to repair or reinforce the culvert 2 more easily.
[0066]
Further, since the fitting convex portion 14 of each box culvert 1 is formed in a tapered shape tapering toward the tip, it is easy to fit into the fitting concave portion 17 of each box culvert 1. Therefore, the work of fitting the fitting projection 14 of each box culvert 1 to the fitting recess 17 of each box culvert 1 can be facilitated. For this reason, the positioning between the adjacent box culverts 1 can be easily performed.
[0067]
Further, the fitting convex portion 14 and the fitting concave portion 17 of the box culvert 1 are formed at positions facing the diagonal line E of the upper plate portion 8, respectively. For this reason, even when the box culverts 1 are disposed inside the box culvert 2 with the left and right reversed, the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 between the box culverts 1 fit and are adjacent to each other. Since the box culverts 1 can be positioned and fixed to each other, repair and reinforcement work of the box culvert 2 can be further facilitated.
[0068]
When the box culvert 1 made of concrete is disposed in the box culvert 2, the filler 31 fills the gap G between the box culvert 1 and the box culvert 2 from the filling hole 32 of the box culvert 1. Is done. Therefore, the filler 31 and the box culvert 1 can repair and reinforce the culvert 2 more reliably, and the internal strength of the culvert 2 can be sufficiently ensured.
[0069]
Further, the insertion holes 20 of the joints 18 formed at the bases of the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 of the box culvert 1 are respectively provided when a plurality of box culverts 1 are disposed in the box culvert 2. Communicate. Therefore, the internal strength of the box culvert 2 can be more reliably secured by connecting the communicating insertion holes 20 with each other by using the bolts 21 and the nuts 23, and the joining work between the box culverts 1 is facilitated. Therefore, repair and reinforcement work of the culvert 2 can be further facilitated.
[0070]
In the first embodiment, fitting protrusions 14 are formed on one side 12 of one side plate 7a and one side 13 of the other side plate 7b of the box culvert 1. A fitting recess 17 is formed in the other side portion 15 of the side plate portion 7a and the other side portion 16 of the other side plate portion 7b, and a joining portion is formed at the base of each fitting protrusion 14 and each fitting recess 17. When each of the box culverts 18 is formed and the plurality of box culverts 1 are arranged in the box culvert 2, the fitting protrusions 14 and the fitting recesses 17 are fitted and the adjacent box culverts 1 are positioned and fixed, The configuration in which each box culvert 1 is joined at each joint 18 has been described. However, the present invention is not limited to such a configuration, and when a plurality of box culverts 1 are arranged in the What if the culverts 1 are positioned and fixed and can be joined together? It may be a Do configuration.
[0071]
Next, a configuration of the second exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0072]
The box culvert 1 shown in FIGS. 10 to 12 is basically the same as the box culvert 1 shown in FIGS. 1 to 9, but does not have the bottom plate 9.
[0073]
As shown in FIG. 11, the box culvert 1 is formed in a substantially U-shape in vertical section in which an upper plate 8 is integrally provided between upper sides of the side plates 7a and 7b.
[0074]
Further, leg-shaped legs 41 projecting toward the side plates 7a, 7b along the width direction of the side plates 7a, 7b are respectively provided on the lower sides of the inner sides of the side plates 7a, 7b. Is formed. These leg portions 41 are formed to secure the stability of the box culvert 1 when the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2. Each of the inner corners 10 of the side plates 7a, 7b and the leg 41 is formed with a tapered portion 11 along the width direction of the side plates 7a, 7b.
[0075]
As shown in FIG. 12, the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 have joints penetrated along the width direction from the fitting projections 14 to the fitting recesses 17 of the side plates 7a and 7b. An insertion hole 42 as 18 is formed. When the plurality of box culverts 1 are disposed in the box culvert 2, the insertion holes 42 are formed of a PC steel rod formed of metal and having a circular shape in a vertical cross section or a PC steel rod in which a plurality of PC steel rods are twisted. It is formed so that a steel rod 43 such as a steel rod stranded wire is inserted therethrough.
[0076]
Further, as shown in FIG. 10, when the box culvert 1 is inserted into the box culvert 2, the upper plate portion of the box culvert 1 is placed on a transporting device 30 previously disposed in the box culvert 2. 8 is placed on the inside surface side, and is conveyed in the culvert 2 by this conveying device 30.
[0077]
The transport device 30 includes a transport unit 44 that transports the box culvert 1 by driving, for example, four wheels. In addition, a table-shaped rotating unit 45 that changes the direction of the placed box culvert 1 by rotation is provided on the upper part of the transport unit 44 so as to be rotatable along the circumferential direction. Further, an elevating unit 46 that elevates and lowers the box culvert 1 placed on the rotating unit 45 is provided at the base of the rotating unit 45 so as to be able to move up and down. The lifting unit 46 lifts the box culvert 1 with respect to the bottom 4 in the box culvert 2, and further arranges the box culvert 1 in an appropriate position in the box culvert 2.
[0078]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
[0079]
The box culvert 1 shown in FIGS. 10 to 12 is basically the same as the box culvert 1 shown in FIGS. 1 to 9.
[0080]
A crane C1 is installed at a position close to the pit 3, a bypass for sewage flowing in the culvert 2 is formed by a pump or the like (not shown), and a transport device 30 is disposed in the culvert 2.
[0081]
Thereafter, as shown in FIG. 10, the box culvert 1 is inserted into the culvert 2 using the crane C <b> 1, and the box culvert 1 is placed on the rotating part 45 of the transport device 30.
[0082]
At this time, the box culvert 1 is placed such that the substantially central portion of the inner surface of the upper plate portion 8 substantially coincides with the substantially central portion of the rotating unit 45 of the transport device 30.
[0083]
Next, the box culvert 1 is lifted by the raising / lowering portion 46 of the transport device 30, and the box culvert 1 is transported to an appropriate position in the box culvert 2 by driving the transport portion 44 of the transport device 30.
[0084]
Then, the rotating unit 45 of the transport device 30 is rotated by about 90 degrees to change the direction of the box culvert 1. Further, the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2 by raising and lowering the raising and lowering section 46 of the transport device 30, and covers the side plates 7 a and 7 b and the upper plate 8 in the box culvert 2.
[0085]
Further, the plurality of box culverts 1 are sequentially arranged in the box culvert 2, and the fitting convex portion 14 and the fitting concave portion 17 of each box culvert 1 are fitted.
[0086]
At this time, the insertion holes 42 of the respective box culverts 1 communicate with each other, the steel rod 43 is inserted into the inserted insertion holes 42, and the adjacent box culverts 1 are positioned and fixed.
[0087]
As described above, according to the second embodiment, if the box culvert 1 is disposed in the box culvert 2, the box culvert 2 can be repaired and further reinforced, so that the box culvert shown in FIGS. The same effect as that of No. 1 can be obtained.
[0088]
Since the box culvert 1 has a substantially U-shaped vertical cross-section in which an upper plate 8 is integrally formed between upper sides of the side plates 7a and 7b, a bottom plate 9 is integrally formed between lower sides of the side plates 7a and 7b. Compared with the molded box culvert 1, the work of disposing the box culvert 1 in the box culvert 2 becomes easier, so that the repair and reinforcement work of the box culvert 2 can be further facilitated.
[0089]
Further, when a plurality of box culverts 1 are arranged in the culvert 2 and the fitting projections 14 and the fitting recesses 17 of the adjacent box culverts 1 are fitted, the insertion holes 42 of the box culverts 1 communicate with each other. I do. When the steel rods 43 are inserted into the communicating holes 42, the adjacent box culverts 1 can be positioned and fixed, and can be joined. For this reason, the joining work between the box culverts 1 can be further facilitated, and the repair and reinforcement work of the box culvert 2 can be further facilitated.
[0090]
Further, the box culvert 1 inserted into the culvert 2 is conveyed by a conveying device 30 disposed on the culvert 2, and is disposed at an appropriate position in the culvert 2. For this reason, since the work at the time of disposing the box culvert 1 in the box culvert 2 can be further facilitated, the repair and reinforcement work of the box culvert 2 can be further facilitated.
[0091]
In the second embodiment, the box culvert 1 in which the upper plate 8 is integrally formed between the upper sides of the side plates 7a and 7b is disposed in the box culvert 2, and the box culvert 2 is repaired. Has described the configuration for reinforcement. However, the present invention is not limited to such a configuration, and concrete is cast between lower sides of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 disposed in the box culvert 2. The bottom plate 9 of the box culvert 1 may be formed of concrete.
[0092]
At this time, since the bottom plate 9 made of concrete is integrally joined between the lower sides of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1, the upper plate 8 is integrally formed between the upper sides of the side plates 7a and 7b. As compared with the molded box culvert 1, the internal strength of the box culvert 2 can be further secured.
[0093]
Further, as shown in FIGS. 13 to 15, after the box culvert 1 in which the upper plate 8 is integrally formed between the upper sides of the side plates 7a and 7b is disposed in the box culvert 2, the side plates of the box culvert 1 are arranged. A bottom plate 9 formed of concrete symmetrical to the upper plate 8 and having a shape fitted between the lower sides of the portions 7a and 7b may be disposed between the lower sides of the side plates 7a and 7b.
[0094]
Here, the bottom plate 9 is formed into a parallelogram flat plate shape by the legs 41 and the tapered portion 11 formed on the lower sides of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1. Therefore, the bottom plate 9 can be easily formed.
[0095]
As shown in FIGS. 14 and 15, when the bottom plate transporting device 50 for transporting the bottom plate 9 is disposed in the culvert 2 in which the plurality of box culverts 1 are disposed, the crane C1 is used. The bottom plate 9 is inserted into the culvert 2. At this time, each of the short sides of the bottom plate portion 9 is directed substantially in the longitudinal direction of the box culvert 2, and the substantially central portion of the bottom plate portion 9 is made to substantially coincide with the substantially central portion of the bottom plate transfer device 50. Is placed on the bottom plate transfer device 50. Next, the bottom plate 9 is transferred to an appropriate position in the box 2 using the bottom plate transfer device 50.
[0096]
Further, a small crane (not shown) is attached to the inner surface of the upper plate portion 8 of the box culvert 1, and the small plate crane lifts the bottom plate portion 9 via the wire W. The direction of the bottom plate 9 is changed by about 90 degrees so as to approach the side plates 7a and 7b. Next, the bottom plate 9 is lowered by the small crane, and the bottom plate 9 is fitted between the lower sides of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1.
[0097]
As a result, the bottom plate 9 is fitted between the lower sides of the side plates 7a and 7b of the box culvert 1 as compared with the box culvert 1 in which the upper plate 8 is integrally formed between the upper sides of the side plates 7a and 7b. Thereby, the internal strength of the culvert 2 can be further secured.
[0098]
Next, a configuration of the third exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0099]
The box culvert 1 shown in FIG. 16 is basically the same as the box culvert 1 shown in FIGS. 10 to 12, except that an upper plate 8 is integrally formed between the upper sides of the side plates 7a and 7b. The side plates 7a and 7b of the box culvert 1 having a substantially rectangular tubular shape with a vertical cross-section in which the bottom plate 9 is integrally formed between the lower sides of the portions 7a and 7b are formed at a substantially middle portion in the longitudinal direction of each of these side plates 7a and 7b. Each is divided along the direction.
[0100]
The box culvert 1 includes a first box culvert 61 located on the side of the bottom plate 9 having a U-shaped cross section, and a second box culvert 62 located on the side of the upper plate 8 having a U-shaped cross section. have.
[0101]
Further, the first box culvert 61 and the second box culvert 62 each have a substantially central portion in the longitudinal direction of one side portion 12 in the width direction of one side plate portion 7a and one portion of the one side plate portion 7a. A substantially central portion in the longitudinal direction of one side portion 13 in the width direction of the other side plate portion 7b opposed to the side edge portion 12 and the diagonal line E of the upper plate portion 8 corresponds to the width direction of each side plate portion 7a, 7b. The fitting projections 14 protruding toward each other are integrally formed.
[0102]
In addition, each of the first box culvert 61 and the second box culvert 62 has a substantially central portion in the longitudinal direction of the other side portion 15 in the width direction of one side plate portion 7a, and another portion of the other side plate portion 7a. Fitting recesses 17 are formed integrally with each other at a substantially central portion in the longitudinal direction of the other side portion 16 in the width direction of the other side plate portion 7b facing the side portion 15 and the diagonal line E of the upper plate portion 8 respectively. I have.
[0103]
Next, the operation of the third embodiment will be described.
[0104]
The box culvert shown in FIG. 16 is basically the same as the operation of the box culvert 1 shown in FIGS.
[0105]
As described above, according to the third embodiment, the first box culvert 61 is arranged in the culvert 2, and then the second box culvert 62 is inserted into the culvert 2, By arranging the second box culvert 62 on the first box culvert 61, the same effect as the box culvert 1 shown in FIGS. 10 to 12 can be obtained.
[0106]
Further, by forming the box culvert 1 into the first box culvert 61 and the second box culvert 62 separately, the first box culvert 61 and the second box culvert 1 Since the box culvert 62 can be reduced in size and weight, the transport and rotation of the first box culvert 61 and the second box culvert 62 inserted in the box culvert 2 can be facilitated. For this reason, repair of the culvert 2 and further reinforcement work can be more easily performed.
[0107]
Next, a configuration of the fourth exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0108]
The box culvert 1 shown in FIG. 17 is basically the same as the box culvert 1 shown in FIG. 16, except that the bottom plate 9 which is the lower edge of each of the side plates 7a and 7b of the second box culvert 62 is formed. Each corner is provided with a height adjusting bolt 71 as height adjusting means capable of adjusting the height position.
[0109]
After the second box culvert 62 is disposed at an appropriate position in the culvert 2, the height adjusting bolt 71 adjusts the height of each corner of the bottom plate 9 of the second box culvert 62. The height of the bottom plate 9 is adjusted to the height of the bottom plate 9 of the adjacent second box culvert 62 by appropriately adjusting the bottom 4 of the box ditch 2.
[0110]
The height adjusting bolt 71 includes an elongated cylindrical bolt body 72 formed of a PC iron bar, and extends along the longitudinal direction of the side plate portion 7 of the second box culvert 62. Are embedded so as to be rotatable in the circumferential direction while penetrating through. Further, a thread groove 73 is formed on the outer periphery of the tip of the bolt main body 72, and the tip of the thread groove 73 is formed in a pointed shape. A nut 74 is screwed into the base end of the bolt body 72 protruding from the side plate portion 9.
[0111]
Next, the operation of the fourth embodiment will be described.
[0112]
The box culvert 1 shown in FIG. 17 is basically the same as the operation of the box culvert 1 shown in FIG.
[0113]
Then, another second box culvert 62 is arranged adjacent to the second box culvert 62 already arranged at a predetermined position in the box culvert 2. In this state, the height position of each corner of the bottom plate portion 9 of the second box culvert 62 is adjusted using the height adjusting bolts 71 of the second box culvert 62 to the adjacent second box culvert 62. It matches 62 height positions.
[0114]
As described above, according to the fourth embodiment, by disposing the first box culvert 61 and the second box culvert 62 in the culvert 2, the culvert 2 can be repaired. The same effect as the box culvert 1 shown in FIG.
[0115]
Further, since the height adjusting bolts 71 are provided at each corner of the second box culvert 62, another second box culvert 62 disposed adjacent to the second box culvert 62 already disposed in the The box culvert 62 can be matched to the height of an adjacent second box culvert 62.
[0116]
Further, even when the bottom 4 of the culvert 2 is inclined, the bottom plate 9 can be set horizontally by using the height adjusting bolts 71. As a result, the box culvert 2 can be more accurately repaired by the first box culvert 61 and the second box culvert 62.
[0117]
【Example】
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0118]
The box culvert 1 shown in FIG. 18 to FIG. 32 is disposed in the culvert 2 shown in FIG. 18, and the culvert 2 has an upper end between the side walls 5 of 1630 to 1650 mm and a lower end between them. It has 1450-1560 mm. In addition, a concave arc-shaped invert portion 81 is formed on the bottom portion 4 of the case 2 along the width direction, and the height from the approximate center of the invert portion 81 to the top 6 is 1660 to 1860 mm. The height from one side in the width direction of the invert portion 81 to the top 6 is 1710 to 1820 mm.
[0119]
As shown in FIG. 19, the box culvert 1 has a standard standard member 82 in which both the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 have a parallelogram shape, and as shown in FIG. As shown in FIG. 21, a starting point member 83 having a substantially trapezoidal bottom plate portion 97 as an end box culvert, and a rectangular meeting point member 84 in which both the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 have a longer longitudinal dimension than the width dimension. It consists of:
[0120]
The standard member 82 is the same as the box culvert 1 shown in FIG. 17. As shown in FIG. 19, the width direction of the side plate 7 is 1000 mm, and the length from the bottom plate 9 to the top plate 8 is 1590 mm. . The standard member 82 has a side plate portion 7 having a thickness of 120 mm, an upper plate portion 8 having a thickness of 150 mm, and a bottom plate portion 9 having a thickness of 140 mm.
[0121]
Further, each side plate portion 7a, 7b of this standard member 82 is divided along the longitudinal direction at 640 mm from the lower end of the bottom plate portion, and a top plate side block 85 as a first box culvert 61 and a second box culvert And a bottom plate side block 86 as 62.
[0122]
Further, the internal space of the standard member 82 has a height of 1300 mm and a width of 1100 mm, and the respective tapered portions 11 of the side plate portion 7, the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 are formed at positions separated by 120 mm from the respective joint portions. ing.
[0123]
Next, the starting point member 83 has the same internal space as the standard member 82, and the end upper plate portion 96 and the end bottom plate portion 97 of the starting point member 83 have, as shown in FIG. Are formed in a substantially trapezoidal shape in which one end of each side in the longitudinal direction of each end side plate portion 98 intersects at right angles. Further, in the end upper plate portion 96 and the end bottom plate portion 97 of the start point member 83, one short side in the width direction is 495 mm, and the other long side is 1495 mm.
[0124]
The pair of end side plates 98 of the starting member 83 are substantially the same height as the side plates 7a and 7b of the standard member 82, and have an inner distance from the bottom 4 to the top 6 in the box culvert 2. The height is slightly shorter than A. Further, the upper end plate portion 96 and the lower end plate portion 97 of the starting point member 83 are provided between the upper sides of the end side plate portion 98, and these end side plate portions 98 are set as opposing sides, and the other opposing side sides are formed. One of the sides is formed in a substantially rectangular shape substantially equal to the long side of the upper plate portion 8 of the standard member 82. Further, the angle of the side of the end upper plate portion 96 and the end bottom plate portion 97 that is in contact with the adjacent upper plate portion 8 of the standard member 82 is substantially the same as the angle that the upper plate portion 8 of this standard member 82 contacts. When the end side plate portion 98 and the end bottom plate portion 97 are linearly disposed with respect to the side plate portions 7a and 7b of the standard member 82, the adjacent standard member82And the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 are aligned.
[0125]
Further, each end side plate portion 98 of the starting point member 83 is vertically formed at the same position as the standard member 82, and a top plate side starting point block 87 as the first box culvert 61 and a second box culvert And a bottom slab side starting point block 88 as 62.
[0126]
Therefore, before disposing the standard member 82 in the box 2, the side that matches the upper plate 8 of the adjacent standard member 82 is directed toward the inside of the section to be repaired at the end of the repair section of the box 2. After the start point member 83 is provided, by aligning the upper plate portion 8 of the standard member 82 with this side, the positioning of each standard member 82 in the box culvert 2 becomes easy. For this reason, processing of the end of the culvert 2 at the time of repair becomes easy, and repair work of the culvert 2 by the standard member 82 becomes easier.
[0127]
Furthermore, the meeting point member 84 also has the same internal space as the standard member 82. As shown in FIG. 21, the top plate 8 and the bottom plate 9 of the meeting point member 84 each have a longitudinal direction of 2000 mm. is there. One side plate 7a of the meeting point member 84 has a width of 650 mm, and the other side plate 7b has a width of 2000 mm.
[0128]
Next, the construction method of the first embodiment will be described with reference to FIG.
[0129]
First, the inside of the case 2 is cleaned by removing the deposits and deposits in the case 2. Thereafter, in order to make the repair of the culvert 2 planned and efficient, the internal shape and the like of the culvert 2 are surveyed and pre-investigated, and the problematic phenomena are processed and preparatory work is performed (step 1).
[0130]
At this time, as a result of investigating breakage or cracks due to deformation of the culvert 2, if these breakages or cracks are found, the corresponding portions are removed in order to secure the internal cross-sectional shape of the culvert 2.
[0131]
Further, when a mounting pipe or the like protruding inward from the inside of the culvert 2 is found, this mounting pipe is cut by a cutter or the like. This mounting pipe will be refurbished at the time of separate construction.
[0132]
Furthermore, if water has penetrated into the culvert 2, the gap formed between the culvert 2 and the box culvert 1GSince a problem occurs when grouting or foam mortar is filled in the inside, a chemical solution injection or the like is applied to a portion where the air blows or flows out to temporarily stop water.
[0133]
If a protruding object or the like that hinders the transfer of the standard member 82, the starting point member 83, and the meeting point member 84 in the box ditch 2 is found, the protruding object is removed.
[0134]
Next, as shown in FIGS. 23 and 24, the shaft 3 is installed at a position near the meeting portion on the downstream side of the construction target section of the box culvert 2 (step 2). At this time, the bottom part 4 and the side wall part 5 of this culvert 2 are used as earth retaining, and only the top part 6 of this culvert 2 is removed. At this time, be careful not to destroy the part of the pavement that will not be demolished. In addition, in consideration of restoration of upper traffic in an emergency, the shaft 3 is provided so that a lining plate can be installed.
[0135]
Further, as shown in FIG. 25, a crane truck 89 as a crane C1 is installed at a predetermined position beside the shaft 3 at the installation site. At this time, the working band of the crane truck 89 is provided by securing the overhang width of the outrigger or more, and care is taken so that the crane truck 89 is sufficiently stabilized. Check if there is any obstacle above the turning position. Here, each dimension of the required working space is shown in FIG.
[0136]
Thereafter, the transporting trolley 90 for transporting the box culvert 1 is lifted by the crane truck 89, and the transporting trolley 90 is installed from the shaft 3 to the inside of the culvert 2. Further, it is checked whether the transporting trolley 90 can run properly in the box culvert 2 and the installation procedure of the box culvert 1 is checked (step 3).
[0137]
Next, as shown in FIG. 25, the plurality of bottom plate side blocks 86 are transported by the truck 91, and the truck 91 is carried into the vicinity of the shaft 3 (step 4).
[0138]
In this state, as shown in FIG. 26, installation of the bottom slab side block 86 is started from the most upstream side of the box culvert 2. At this time, the bottom slab side block 86 is installed in advance at about 100 m of the construction target section. Specifically, after the bottom plate-side block 86 is lifted with a crane truck 89 while being rotated obliquely, the bottom plate-side block 86 is lifted by the crane truck 89 from the shaft 3 to the transporting truck 90 in the box culvert 2. Install. At this time, the bottom plate-side block 86 is fixed to the transport trolley 90 to ensure the safety of the operation.
[0139]
Next, after rotating the bottom block side block 86 in front of the installation position, the bottom slab side block 86 is transported to a predetermined position in the culvert 2 by the transport trolley 90, and is installed at a predetermined height using a jack (not shown), The installation work of the bottom block 86 is performed (step 5). Here, the height setting of the bottom plate side block 86 is adjusted by the height adjusting bolt 71 provided on the bottom plate side block 86.
[0140]
Also, when installing another bottom plate side block 86 adjacent to the already installed bottom plate side block 86, care should be taken not to give an impact to the adjacent bottom plate side block 86. Further, the displacement of the bottom plate side block 86 with respect to the side wall portion 5 of the box culvert 2 is adjusted with a bar or the like (not shown) from the inside of the bottom plate side block 86.
[0141]
Thereafter, as shown in FIG. 27, the vertical connection between the adjacent bottom slab blocks 86 is performed by rusting and soiling of the insertion holes 20 of the bottom slab blocks 86 and the high-strength bolts 92 serving as the bolts 21. After removing the parts, the high-strength bolts 92 connect the insertion holes 20 to each other. At this time, the high-strength bolt 92 inserted between the insertion holes 20 of the bottom block 86 is sufficiently tightened with a box wrench (not shown). Further, mortar (1: 2) or the like is filled in the mounting opening 19 of each of the bottom plate side blocks 86 to protect the steel material and the like in these bottom plate side blocks 86, and the vertical connection of the bottom plate side blocks 86 is performed (step 6). ).
[0142]
Next, Steps 4 to 6 are sequentially repeated to install the bottom slab side blocks 86 in all the construction sections in the culvert 2, and as shown in FIG. L is re-watered into the bottom plate side block 86, and a styrene foam 93 as a leak stop at the time of grout injection is sandwiched in a gap between the invert portion 81 and the bottom plate side block 86, and is shown in a cross section between the bottom plate side blocks 86. Do not paste joint packing. Thereafter, grout is filled in the gap between the inverting section 81 and the bottom slab block 86 to grout the inverting section 81 of the culvert 2 (step 7).
[0143]
Thereafter, the transport carriage 90 transported into the culvert 2 is lifted by the crane truck 89 and removed from the culvert 2 (step 8).
[0144]
Next, as shown in FIG. 29, a guide rail (not shown) is attached to the invert portion 81 of the culvert 2, and the meeting point member 84 lifted by the crane truck 89 and set on the guide rail is slid to the downstream side of the culvert 2. Press At this time, the bottom slab side block 86 already installed on the upstream side of the culvert 2 is pushed to the downstream side by the hydraulic jack 94 as a reaction force. Thereafter, the height of the meeting point member 84 is adjusted by height adjusting bolts 71 provided at the four corners of the bottom plate 9 of the meeting point member 84, and the height of the meeting point member 84 to the downstream side of the shaft 3 is adjusted. A refill is performed (step 9).
[0145]
Further, as shown in FIG. 30, the bottom slab side block 86 is lifted up with the crane truck 89 and the bottom slab side block 86 is lifted with the crane truck 89 after the bottom plate side starting point block 88 is installed adjacent to the meeting point member 84 so as to be dropped. The bottom plate-side block 86 is installed between the bottom plate-side block 86 and the bottom plate-side starting point block 88, and the bottom plate-side block 86 of the three shafts is installed (step 10).
[0146]
Thereafter, the gap between the bottom slab side starting point block 88 and the bottom slab side block 86 installed in the shaft 3 and the inverting portion 81 of the culvert 2, and the meeting point member 84 located downstream from the shaft 3 and the culvert The grout as the filler 31 is filled into the gap between the inverting portion 81 and the inverting portion 81, and grouting of the inverting portion 81 of the culvert 2 is performed (step 11).
[0147]
Next, the transporting trolley 90 lifted by the crane truck 89 is carried into the culvert 2 from the shaft 3, and the transporting trolley 90 is set on the bottom plate 9 of the bottom plate side block 86 in the culvert 2 ( Step 12).
[0148]
Further, as shown in FIG. 25, a plurality of top plate side blocks 85 are transported by the truck 91, and the truck 91 is carried into the vicinity of the shaft 3 (step 13).
[0149]
Thereafter, as shown in FIG. 31, the top plate-side block 85 lifted by the crane truck 89 is transferred from the truck 91 onto the transfer truck 90 in the box culvert 2, and then the top plate-side block 85 is moved by the transfer truck 90. 85 is installed from the uppermost stream side of the culvert 2, and the block 85 on the top plate side is installed (step 14).
[0150]
Next, similarly to the case of the bottom plate side block 86, the insertion of the top plate side blocks 85 adjacent to each other is performed.EnteringAfter connecting the holes 20 with the high-strength bolts 92, the fillers 31 such as mortar are filled in the respective mounting openings 19 of the adjacent top plate side blocks 85, and the vertical connection of the top plate side blocks 85 is performed. (Step 15).
[0151]
Further, Steps 13 to 15 are sequentially repeated until bubbles flow out of the filling holes 32 provided in the side plate portion of the top plate side block 85 until they flow out of the confirmation holes (not shown) provided in the upper plate portion 8 of the top plate side block 85. Filler 31 such as mortar is injected to perform bubble mortar work (step 16). At this time, a foam mortar having good fluidity and reliable filling is used until the pouring operation is completed.
[0152]
Thereafter, the transporting trolley 90 is lifted off by the crane truck 89 and removed from the inside of the culvert 2 (step 17).
[0153]
Next, the top block 85 is lifted by the crane truck 89, the top block 85 is installed in the shaft 3, and the top block 85 in the shaft 3 is installed (step 18).
[0154]
Thereafter, as shown in FIG. 32, after the shaft 3 is backfilled (Step 19), the shaft 3 is paved (Step 20).
[0155]
Further, as other work, a PVC pipe (not shown) is inserted into an opening (not shown) provided in the top block 85 or the bottom block 86, and this PVC pipe is connected to an existing pipe in the box 2. A temporary connection is made, and a filler 31 such as foam mortar is filled between the outer peripheral portion of the PVC pipe and the opening of the box culvert 2. Communicate.
[0156]
Next, a configuration of a second exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0157]
The box culvert 1 shown in FIG. 33 is basically the same as the box culvert 1 shown in FIGS. 18 to 32, but after the starting point member 83 is provided in the box 2 Before disposing the standard member 82, the intermediate member 99, which is the box culvert 1 disposed between the starting point member 83 and the standard member 82, is disposed.
[0158]
In the start end member 83, the inclination angles of the upper end plate portion 96 and the end bottom plate portion 97 of the start point member 83 are smaller than the inclination angles of the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 of the standard member 82, respectively.
[0159]
The intermediate member 99 has an inclination angle on one side of each of the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 of the intermediate member 99 which is equal to an inclination angle of each of the end upper plate portion 96 and the end bottom plate portion 97 of the starting member 83. Also, the inclination angles of the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 on the other side of the intermediate member 99 match the respective inclination angles of the upper plate portion 8 and the bottom plate portion 9 of the standard member 82. .
[0160]
Next, the construction method of the second embodiment will be described.
[0161]
The operation of the box culvert 1 shown in FIG. 33 is basically the same as the operation of the box culvert 1 shown in FIGS.
[0162]
Then, after disposing the starting member 83 at a predetermined position in the culvert 2, the intermediate member 99 is carried into the culvert 2 from the shaft 3 of the culvert 2, and the intermediate member 99 is adjacent to the starting member 83. It is arranged in the position.
[0163]
Next, the standard member 82 is carried into the culvert 2 from the shaft 3, and the standard member 82 is disposed at a position adjacent to the intermediate member 99 already disposed in the culvert 2.
[0164]
As described above, according to the second embodiment, since the starting point member 83, the intermediate member 99, and the standard member 82 are sequentially disposed in the box ditch 2, the box ditch 2 can be repaired. The same effect as the box culvert 1 shown in FIG. 32 can be obtained.
[0165]
Further, the intermediate member 99 is disposed between the starting point member 83 and the standard member 82 to repair the culvert 2, so that the inclination angle of the starting point member 83 can be made more obtuse. The transfer operation of the starting point member 83 is facilitated, and the repair work of the box culvert 2 can be facilitated.
[0166]
【The invention's effect】
According to the rehabilitating body for culvert according to claim 1, when the side plate portion of the rehabilitating culvert is disposed in the culvert so as to be directed substantially in the longitudinal direction of the culvert, the rehabilitating body for culvert is transported in the culvert. It is possible to repair the culvert by rotating the side plates of the culvert repair body in the direction to bring them closer to the side wall of the culvert. As well as being able to secure sufficient internal strength of the culvert.
[0167]
According to the rehabilitating body for culvert according to claim 2, in addition to the effect of the rehabilitating body for culvert according to claim 1, after the side plate portion and the upper plate portion are arranged in the culvert, the short side of the bottom plate portion is removed. If the bottom plate can be transported inside the culvert when placed in the culvert approximately in the longitudinal direction of the culvert, the short sides of this bottom plate should be oriented so that the short sides of each bottom plate are close to the side wall of the culvert. When rotated, the bottom plate can be provided between the lower sides of the side plates, so that the work of providing the bottom plate between the side plates in the box can be easily performed, and the internal strength of the box can be more sufficiently secured.
[0168]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect of the present invention, the side plate portion of the first case having the bottom plate integrally formed is directed substantially in the longitudinal direction of the first case. When installed in a culvert, the culvert repair body can be transported in the culvert, and when the side plates of the culvert repair body are rotated in the directions approaching each other to the side wall of the culvert, Since the culvert can be repaired with the culvert repair body, the inner strength of the culvert can be more sufficiently secured than when the upper plate, the side plate, and the bottom plate are separate bodies.
[0169]
According to the case repairing body according to claim 4, in addition to the effect of the case repairing body according to claim 3, the bottom plate side of the case repairing body formed by dividing the side plate portion in which the bottom plate portion is integrally formed is formed. If it is installed in the culvert, the upper plate side of the culvert repair body is inserted into the culvert and arranged on the bottom plate side of the culvert repair body, the culvert can be repaired with this culvert repair body. Compared to the case where the side plate portion of the culvert repair body is not divided and formed, it is easier to transport and rotate the culvert repair body inserted in the culvert, so that the repair work of the culvert can be further facilitated. .
[0170]
According to the case repairing body according to claim 5, in addition to the effect of the case repairing body according to any one of claims 1 to 4, one side portion of one side plate portion, the one side portion and the upper side A fitting projection is formed on one side of the other side plate facing the diagonal line of the plate, and the other side of the one side plate, and a diagonal line of the other side and the upper plate. When repairing the culvert with a plurality of culvert repair bodies each having a fitting recess formed on the other side portion of the other side plate portion opposed to each other, since each fitting protrusion and the fitting recess are fitted. In addition, since it is possible to easily position and fix the adjacent repair parts of the culvert, the repair work of the culvert can be further facilitated and the internal strength of the culvert can be more sufficiently secured.
[0171]
According to the case repairing body according to claim 6, in addition to the effect of the case repairing body according to any one of claims 1 to 5, after being disposed at a predetermined position in the caseware, the side plate is adjusted by height adjusting means. By adjusting the height position of the lower edge of each section appropriately, the lower edge of each side plate can be set horizontally even if the bottom of the case is inclined.SetIt is possible to repair the culvert more accurately.
[0172]
According to the method for constructing a repair system for a culvert according to claim 7, when the side plate portion of the repair system for a culvert is inserted substantially in the longitudinal direction of the culvert, the repair device for a culvert is inserted into the culvert. When the body for repairing the culvert can be transported and the side plate part is rotated in the direction in which the side plates approach each other to the side wall part, the body for repairing the culvert can be disposed in the culvert. When the filler is filled between the body and the culvert, the culvert can be repaired, so that the repair work of the culvert can be facilitated and the internal strength of the culvert can be sufficiently secured.
[0173]
According to the end box culvert repair body of claim 8, before disposing the box culvert repair body of any one of claims 1 to 6 in the box culvert, the upper plate portion of the adjacent box culvert repair body After arranging the inside of the culvert with the matching side facing inward, by aligning the upper plate of the culvert repair body with this side, it is easy to position each culvert repair body in the culvert. It is easy to treat the end of the culvert when repairing it, and it is easier to repair the culvert with the culvert repair body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a construction method according to a first embodiment of a box body repair body of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view, partially cut away, showing a state of construction of the above box canal repair body.
FIG. 3 is a perspective view showing the box body repairing body.
FIG. 4 is a perspective view showing a fitting state of a fitting convex part and a fitting concave part of the above-mentioned case repairing body.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a construction state in which the above-mentioned case repairing body is disposed in the case.
FIG. 6 is an explanatory view showing a construction state in which the box body repair body is rotated in the case wall.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a state in which the above-described case repairing body is disposed in the case.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which the above-mentioned case repairing body is disposed in the case.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state of repairing the box culvert by the above-mentioned box culvert repair body.
FIG. 10 is a partially cutaway explanatory view showing a construction state according to the second embodiment of the present invention..
FIG. 11 is a perspective view showing a case repair member of the case repair body.
FIG. 12 is a perspective view showing a fitting state of a fitting convex part and a fitting concave part of the above-mentioned case repairing member.
FIG. 13 is a sectional view showing a construction method according to another embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an explanatory view showing a method of constructing the bottom plate portion.
FIG. 15 is an explanatory view showing a method of constructing the upper bottom plate.
FIG. 16 is a perspective view showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a sectional view showing a part of the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a transverse sectional view showing a box culvert according to the first embodiment of the present invention.
(A) Cross-sectional view showing the minimum height of a box culvert
(B) Cross-sectional view showing the minimum width of the culvert
FIG. 19 is a plan view showing the standard member.
(A) Top view of standard member
(B) Front view of standard member
(C) Side view of standard member
FIG. 20 is a plan view showing a starting point member joined to the standard member.
(A) Top view of starting member
(B) Front view of starting point member
(C) Side view of starting member
FIG. 21 is a plan view showing an association point member to which the standard member is joined.
(A) Top view of the meeting point member
(B) Front view of the meeting point member
(C) Side view of the meeting point member
FIG. 22 is a flowchart showing a construction method of the above.
FIG. 23 is a top view showing the construction method.
FIG. 24 is a top view showing the construction method.
FIG. 25 is a top view showing the same construction method.
FIG. 26 is a partially cut-away side view showing the method of constructing the above-mentioned box body repair body.
FIG. 27 is an explanatory diagram showing the same construction method.
(A) Side view of the joint
(B) Front view of the joint
FIG. 28 is a cross-sectional view showing the same construction method.
(A) Cross-sectional view before installing the bottom block
(B) Sectional view with water changed into bottom block side block
(C) Cross-sectional view in which the gap between the invert portion and the bottom block is filled.
FIG. 29 is an explanatory diagram showing the same construction method as above.
FIG. 30 is an explanatory diagram showing the same construction method.
FIG. 31 is an explanatory diagram showing the same construction method.
FIG. 32 is an explanatory view showing the construction method.
(A) Cross-sectional view of the inside of a culvert after repair
(B) Longitudinal cross-section inside the canal after repair
FIG. 33 is a top view showing the state of construction of the box culvert according to the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Box culvert as repairing body of culvert
2 Box culvert
3 vertical shaft
4 bottom
5 Side wall
6 Top
7a, 7b Side plate
8 Upper plate
9 Bottom plate
12    One side
13    One side
14 Mating protrusion
15    Other side
16    Other side
17 Mating recess
31 Filler
71 Height adjustment bolts as height adjustment means
83 Starting point member as repair body for tail box
96 End plate
98 End side plate

Claims (8)

底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠内に配設され、コンクリートで成形された函渠補修体であって、
前記函渠内の底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部と、
これら側板部の上辺間に設けられ、これら側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の前記短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、前記短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ前記函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部と
を具備していることを特徴とした函渠補修体。It has a bottom part, a side wall part formed facing the longitudinal direction of the bottom part, and a ceiling part formed on the upper part of the side wall part. It is a repair body of the culvert molded in,
A pair of side plates in the form of opposed rectangular substantially flat plates having a height slightly shorter than the inner distance from the bottom to the top in the box,
Provided between the upper sides of these side plate portions, these side plate portions are short sides facing each other, and on a plane between one end of one short side and the other end of the other short side located on the opposite side of this one end. Height distance is substantially perpendicular to each of the short sides, and is provided with a parallelogram substantially flat plate-like upper plate portion slightly shorter than the distance between the side walls of the box. The repaired body of the culvert which was characterized. 側板部の上板部が設けられた側と反対の下辺間に設けられ、前記上板部とほぼ合同の平行四辺形略平板状のコンクリートで成形された底板部を具備している
ことを特徴とした請求項１記載の函渠補修体。It is provided between the lower side opposite to the side on which the upper plate portion of the side plate portion is provided, and has a bottom plate portion formed of a parallelogram substantially flat plate-like concrete substantially congruent with the upper plate portion. The repair body for a culvert according to claim 1, wherein 底板部は、側板部に一体成形されている
ことを特徴とした請求項２記載の函渠補修体。3. The repair system according to claim 2, wherein the bottom plate is formed integrally with the side plate. 側板部は、これら側板部の長手方向の略中間部で幅方向に沿って分割形成されている
ことを特徴とした請求項３記載の函渠補修体。4. The box culvert repair body according to claim 3, wherein the side plate portion is formed so as to be divided along a width direction at a substantially middle portion in a longitudinal direction of the side plate portion. 一方の側板部の幅方向の一側辺部、およびこの一方の側板部の一側辺部と上板部の対角線で対向する他方の側板部の幅方向の一側辺部には、幅方向に向けて突出する嵌合凸部がそれぞれ形成され、
前記一方の側板部の幅方向の他側辺部、およびこの一方の側板部の他側辺部と前記上板部の対角線で対向する前記他方の側板部の幅方向の他側辺部には、前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部がそれぞれ形成されている
ことを特徴とした請求項１ないし４いずれかに記載の函渠補修体。One side portion in the width direction of one side plate portion, and one side portion in the width direction of the other side plate portion facing the one side portion of the one side plate portion and the diagonal line of the upper plate portion have a width direction. The fitting protrusions protruding toward are respectively formed,
The other side portion in the width direction of the one side plate portion, and the other side portion in the width direction of the other side plate portion facing the other side portion of the one side plate portion and a diagonal line of the upper plate portion. 5. The case repairing body according to claim 1, wherein a fitting recess is fitted to the fitting projection. 側板部の各下辺端には、この側板部の各下辺端の高さ位置が調節可能な高さ調節手段が設けられている
ことを特徴とした請求項１ないし５いずれかに記載の函渠補修体。A box culvert according to any one of claims 1 to 5, wherein a height adjusting means for adjusting a height position of each lower side end of the side plate portion is provided at each lower side end of the side plate portion. Repair body. 底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠に形成された立て坑からこの函渠内に配設し、この函渠を補修する函渠補修体の施工方法であって、
前記函渠内の底部から天上部までの内のり距離よりやや短い高さの対向する矩形略平板状の一対の側板部と、これら側板部の上辺間に設けられ、これら側板部を対向する短辺とし、一方の短辺の一端とこの一端の反対側に位置する他方の前記短辺の他端との間である平面上の高さ距離が、前記短辺のそれぞれに対して略直角であり、かつ前記函渠の側壁部間の距離よりやや短い平行四辺形略平板状の上板部とを備え、コンクリートで成形された前記函渠補修体の側板部を、ほぼ前記函渠の長手方向に向けて、前記立て坑から前記函渠内に挿入し、
この函渠補修体を前記函渠内の適宜な位置に搬送した後、この函渠補修体の側板部が前記函渠の側壁部に互いに近接される方向に向けてこの函渠補修体を回転してこの函渠補修体を前記函渠内に配設し、
前記函渠と前記函渠補修体との間に充填剤を充填して前記函渠を補修する
ことを特徴とした函渠補修体の施工方法。It has a bottom, a side wall formed to face along the longitudinal direction of the bottom, and a ceiling formed on the upper part of the side wall, and a vertical shaft formed on an existing culvert underground. It is a method of constructing a culvert repair body that is arranged in this culvert and repairs this culvert,
A pair of opposing rectangular substantially flat plate-shaped side plates having a height slightly shorter than the inner distance from the bottom to the top in the box, and a short side provided between the upper sides of these side plates and facing these side plates. And a height distance on a plane between one end of one short side and the other end of the other short side located on the opposite side of the one end is substantially perpendicular to each of the short sides. And, comprising a parallelogram substantially flat upper plate portion which is slightly shorter than the distance between the side walls of the box culvert, the side plate portion of the box culvert repair body formed of concrete, substantially in the longitudinal direction of the box culvert Towards, insert from the shaft into the box,
After transporting the culvert repair body to an appropriate position in the culvert, rotate the culvert repair body in a direction in which the side plate portions of the culvert repair body are brought closer to the side wall portions of the culvert. And dispose this body for repairing the culvert in the culvert,
A method for constructing a reclaimed body for culverts, comprising: filling a filler between the culvert and the replenished body for culverts to repair the culvert. 底部、この底部の長手方向に沿って対向して形成された側壁部、およびこの側壁部の上部に形成された天上部を有し、地中に既設された函渠内に配設された請求項１ないし６いずれかに記載の複数の函渠補修体の端部に位置し、
この函渠補修体の側板部と略同一な高さの一対の端側板部と、
これら一対の端側板部と前記函渠補修体の各側板部とを直線的に配設した際に、隣り合う前記函渠補修体の上板部と合致する略台形状の端上板部と
を具備していることを特徴とした端函渠補修体。A claim having a bottom portion, a side wall portion formed facing the longitudinal direction of the bottom portion, and a ceiling formed on an upper portion of the side wall portion, and disposed in an existing culvert underground. Items located at the ends of the plurality of box culvert repair bodies according to any one of Items 1 to 6,
A pair of end side plates having substantially the same height as the side plates of the culvert repair body,
When these pair of end side plate portions and the respective side plate portions of the box culvert repair body are arranged linearly, a substantially trapezoidal end upper plate portion that matches the upper plate portion of the adjacent box culvert repair body. An end box culvert repair body characterized by having:
JP2000284081A 1999-11-10 2000-09-19 Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body Expired - Lifetime JP3565555B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284081A JP3565555B2 (en) 1999-11-10 2000-09-19 Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31964599 1999-11-10
JP11-319645 1999-11-10
JP2000284081A JP3565555B2 (en) 1999-11-10 2000-09-19 Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001200573A JP2001200573A (en) 2001-07-27
JP3565555B2 true JP3565555B2 (en) 2004-09-15

Family

ID=26569785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000284081A Expired - Lifetime JP3565555B2 (en) 1999-11-10 2000-09-19 Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3565555B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4810553B2 (en) * 2008-05-12 2011-11-09 前田製管株式会社 Bevel box culvert
JP4803842B2 (en) * 2008-05-28 2011-10-26 前田製管株式会社 Formwork for manufacturing bevel top blocks
JP5456594B2 (en) * 2010-06-14 2014-04-02 株式会社竹中土木 Box machine and its construction method
KR20160073399A (en) * 2013-10-21 2016-06-24 지멘스 악티엔게젤샤프트 Machine table foundation
CN106088292B (en) * 2016-07-27 2018-06-29 同济大学 Drainage pipeline automatic turning weir plate based on spring-compressed intercepts flusher

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001200573A (en) 2001-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3043511C (en) Load transfer plate pocket and method of employing same
KR100995384B1 (en) Parallelly connected iron tube assembly and construction method for underground structure using the same
JP3565555B2 (en) Repair body of culvert, its construction method and end culvert repair body
CN110966017A (en) Construction method for water-rich stratum shield interval outer wrapping type tunnel portal ring beam
CA2892704C (en) Reinforced blockwork construction method
KR20030038237A (en) Construction establishment method and the structure for underground tunnel formation
KR101847190B1 (en) Underground tunnel construction method using steel pipe
KR102193641B1 (en) Thin precast pavement structure, construction method of thin precast pavement, and manufacturing method of thin precast pavement
KR101544985B1 (en) Socket type precast concrete panel and paving method using the same
JP3778335B2 (en) Laying method of high-strength reinforced concrete precast plate
CN113106801A (en) Pavement widening method for highway engineering
JP6904542B2 (en) Circular waterway repair method
CN112536898A (en) Adjustable general stair mold
JP4010388B2 (en) High-strength reinforced concrete precast plate
JP4194034B2 (en) Method for joining reinforced concrete members
KR100564067B1 (en) Repair and reinforcement of retaining wall in civil works such as construction and road
JP4036178B2 (en) Method and apparatus for installing concrete block
CN215256213U (en) Arch prefabricated segment assembly structure
CN221345807U (en) Drainage ditch of light wallboard
JP2011032855A (en) Construction method for side ditch, and side ditch
JP4093427B2 (en) High-strength reinforced concrete precast plate
JP2691872B2 (en) Foundation unit and foundation construction method using it
CN112411405A (en) Culvert reinforcing method
JP2024094736A (en) Renewal tunnel and its construction method
CN117627130A (en) Drainage ditch of light wallboard and construction method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3565555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term