JP3564367B2 - 球状半導体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータやテレビジョン受像機などのディスプレイに利用され、アドレス素子として薄膜トランジスタ(以下、「TFT」という)などのスイッチング素子を備えた透過型あるいは反射型等の液晶表示装置や、そのような多数の配線やスイッチング素子やセンサ部などの繰り返しパターンを備え、複数の膜のパターンを形成した半導体素子や、液晶以外の表示装置や、イメージセンサなどの能動素子や受動素子、あるいはそれら能動素子や受動素子を駆動したり制御するため、抵抗やコンデンサや半導体素子などの部品を実装した基板などを含む各種電子部品と電子部品の製造方法に関する。ここで、電子部品とは電卓、デジタルカメラ、ハンディースキャナ、携帯ラジオ、MDプレーヤ、電子辞書、電子情報端末、電子手帳などに使用する部品や一体組品を含む。また、半導体集積回路や他の各種の電子部品(ラインセンサ、太陽電池、ハイブリッド回路基板、制御基板、電卓や携帯情報端末やICカードなど各種の小型、携帯電子機器などに使用する部品)などにも適用する。
【0002】
【従来の技術】
TFT型の液晶表示装置を例に説明する。図11はアクティブマトリクス基板を備えた透過型の液晶表示装置の一般的な構成を示す回路図である。図11に示すように、アクティブマトリクス基板には、数万から数十万個以上と多くの複数の画素電極102がマトリクス状に形成されており、この画素電極102には、スイッチング素子であるTFT103が接続されて設けられている。このTFT103のゲート電極には走査信号を供給するためのゲート配線104が接続され、ゲート電極に入力されるゲート信号によってTFT103が駆動制御される。また、TFT103のソース電極には表示信号(データ信号)を供給するためのソース配線105が接続され、TFT103の駆動時に、TFT103を介してデータ(表示)信号が画素電極102に入力される。各ゲート配線104とソース配線105とは、マトリクス状に配列された画素電極102の周囲を通り、絶縁膜を介した状態で互いに直交差するように設けられている。さらに、TFT103のドレイン電極は画素電極102および付加容量106に接続されており、この付加容量106の対向電極はそれぞれ共通配線107に接続されている。
【0003】
図12は従来の技術に係る液晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板のTFT部分の断面図である。図12に示すように、透明絶縁性基板107上に、図11のゲート配線104に接続されたゲート電極108が形成されているとともに、その上を覆ってゲート絶縁膜109が形成されている。さらにその上にはゲート電極108と重畳するように半導体層110が形成され、その中央部上にチャネル保護層111が形成されている。このチャネル保護層111の両端部および半導体層110の一部を覆い、チャネル保護層111上で分断された状態で、ソース電極112aおよびドレイン電極112bとなるn+Si層が形成されている。一方のn+Si層であるソース電極112a上には図11のソース配線105と同一の膜で金属層113aが形成され、他方のn+Si層であるドレイン電極112b上には、ドレイン電極112bと画素電極114とを接続する金属層113bが形成されてスイッチング素子であるTFT115およびその周辺構造を形成している。さらに、TFT115、ゲート配線およびソース配線の上部を覆って層間絶縁膜116が形成されている。
【0004】
この層間絶縁膜116の上には、画素電極114となる透明導電膜が形成され、この透明導電膜は、層間絶縁膜116を貫くコンタクトホール116aを介して、TFT111のドレイン電極112bと接続した金属層113bに接続されている。このように、ゲート配線およびソース配線と画素電極102となる透明導電膜114との間に層間絶縁膜116が形成されているので、ゲート配線とソース配線とに対して画素電極102をオーバーラップさせることができる。このような構造は、例えば特開昭58−172685号公報に開示されており、これによって液晶表示装置の開口率を向上させることができるとともに、ゲート配線およびソース配線に起因する電界をシールドすることにより、液晶分子の配向が崩れるディスクリネーションを抑制することができる。
【0005】
上記絶縁膜109あるいは層間絶縁膜116としては、従来、窒化シリコンなどの無機膜をプラズマ励起化学気相成長法を用いて膜厚300〜500nm程度に形成していた。これ以上の膜厚を形成しないのは上層の断線や短絡不良がましたり、デポジションに時間がかかり生産効率が悪くなったり、残留応力で基板全体がそったり層間絶縁膜や配線にクラック等の不良が増すためである。あるいは層間絶縁膜116だけは、有機膜を膜厚1〜5μm程度形成する場合もある。あるいは、開口率が落ちるが層間絶縁膜116を形成しない場合などもある。
【0006】
以下、製造プロセスの説明をする。図13にTFT基板の作製プロセスを示す(「液晶ディスプレイその概要と応用市場」、ラジオ技術社出版、シャープ液晶事業本部編に添付されている)。図13に示すように、通常、導電性膜あるいは絶縁膜、半導体膜も複数の液晶表示装置がとれる大型の元基板にプラズマCVD装置やスパッタ装置などの装置でおおよそ500nmから1μm以下の多層薄膜を形成し、フォトリソグラフィ法でレジスト塗布、べーク乾燥、露光、現像、エッチング、レジスト剥離、洗浄、乾燥などの工程を経て、それぞれの層のパターンを形成している。また、このように各層のパターン形成用フォトリソ工程は、数回繰り返され、メーカー各社はプロセス短縮のため、4枚や5枚までフォトリソマスク数を削減した構造とプロセスを開発中であるが限界があり、歩留低下や開口率の低下や信頼性の低下など別の問題を招く場合も多い。
【0007】
また、上記のような真空成膜装置および露光装置などは装置が高価で、1台数億円以上であり、印刷法と比べて1桁から2桁、高価であるという問題がある。例えば、投資削減あるいは工場スペースを抑えるため、成膜を別会社生産する場合もあるが、搬送コストや製造期間などの問題がある。
【0008】
更に、装置が大きく液晶表示装置などでは、製造工程で用いる元基板が1m角程度からさらに大きくなるために、工場も巨大化する。そして、工程内の気流経路が変わったりた滞留場所が増すなど均一なクリーン度維持が困難で、製品の歩留や品質低下につながる恐れがあったり、工程毎に別工場の敷地になったり、階が分かれて余分な搬送経路が必要となる。また、各々の工程の装置毎に外観寸法のバラツキが増すことで、ライン装置配置やクリーン化設備設計がより困難となる。
【0009】
また、最近小型の3次元立体センサなどを実現し、姿勢制御や人体内の検査用の小型素子への未来の応用を考えた、特公表WO98/15983号公報に示されるような球状半導体素子の開発が盛んになりつつある。特公表WO98/15983号公報では太陽電池、発光ダイオードなどの応用例の球状半導体を示している。球状半導体の表面に対向して一対の電極が形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
先行資料に記載の従来技術は、下記の問題がある。従来の液晶表示装置等の電子部品の製造方法では上述の様な問題があると共に、基本的に半導体層周辺の多層の領域と、それに比べ比較的層の少ない領域を同一工程で作るので、効率性が悪い。
【0011】
従来の球状半導体(実装)における課題は以下の点にある。球状半導体そのものは、各種製造技術が開発されつつあるが、現在平板などの基板に多数実装される用途は考えられていない。そのような場合、例えば図11や図12に示すようなアクティブマトリクス型基板に球状半導体からなるTFT素子を複数個基板に実装する場合のように、平板型の基板に球状半導体を実装する実装方法を行う事が考えられる。そのためには、一個の球状半導体に対して2点以上の接続点を有する球状半導体と平面基板とを接続する構造と製造方法の解決が必要である。
【0012】
また、組立を容易にするために球状半導体と基板の位置決めを効率良く行う必要があり、特に多数個の球状半導体を実装する場合に重要となる。従来の球状半導体と基板の実装方法においては、球状半導体の位置決めが困難であるために、多端子マルチチップ実装の歩留りが悪く、また実装後での絶縁信頼性も悪かった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の球状半導体は、基板に実装する電子部品に用いられる球状半導体において、基板上での位置決めを行うための切り欠き又は切り込みからなる回転防止部、及び、該回転防止部にピン形状部をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0014】
本発明の請求項記載の球状半導体は、請求項記載の球状半導体において、前記切り欠き又は切り込みに接続端子を設けたことを特徴としている。
【0015】
以下、上記構成による作用を説明する。
【0016】
請求項1では、基板上での位置決めを行う回転防止部を設けたので、平板などの基板との位置決め、あるいは、複数の端子接続個所形成を容易にする。
【0017】
しかも、回転防止部が球状半導体に形成した切り欠き又は切り込みであるので、平板などの基板との位置決めあるいは複数の端子接続個所形成を容易にする。また、電子部品の軽量化や薄型化などを可能にする。
【0018】
請求項では、切り欠き又は切り込みに接続端子を設けたので、球面と平面基板間の複数端子接続を可能にする。かつ、位置決めと端子接続構造を同時または簡略プロセスで形成でき効率的である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る本発明の実施の形態について、TFT型の液晶表示装置を例に、図面に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明はTFT型の液晶表示装置に限らず、半導体集積回路や他の各種の電子部品(ラインセンサ、太陽電池、ハイブリッド回路基板、制御基板ほか、携帯情報端末やICカードなど各種の小型、携帯電子機器なども含む)などにも適用できる。
【0020】
(実施の形態1)図1(a)、(b)は、実施の形態1に係る液晶表示装置におけるアクティブマトリクス側基板1の画素近傍の構成を示す平面図と断面図である。図1に示すように、第1基板としてのアクティブマトリクス側基板1には、複数の透明導電材料からなる画素電極2がマトリクス状に数万個から100万個以上も設けられており(図では3個に略)、これらの画素電極2の周囲を通り、互いに直交差するように、走査信号を供給するための各ゲート配線3と表示信号(データ信号)を供給するためのソース配線4が設けられている。また、これらのゲート配線3とソース配線4のクロス(交差部)分5の近傍において、画素電極2に接続されるスイッチング素子としてのTFT6(薄膜トランジスタ)が設けられている。このTFT6のゲート電極にはゲート配線3が電気的に接続され、ゲート電極に入力される信号によってTFT6が駆動制御される。また、TFT6のソース電極(またはドレイン電極)にはソース配線4が電気的に接続され、そのソース電極にデータ信号(表示信号)が入力される。さらに、TFT6のドレイン電極(またはソース電極)は、画素電極2と接続されている。
【0021】
そして、複数の球状半導体7が、上記クロス部5近傍に設けられ、上記のTFT6、およびゲート配線3の一部3a、ソース配線4の一部4aを形成し、かつ、切欠き部7aを設けて、アクティブマトリクス側基板1の上面1a(図1(b)参照)に挿入されている。また図1(a)のように、ソース配線の一部4aは球状半導体7の手前、ゲート配線の一部3aは球状半導体7の奥側の表面上に形成し、従来のように薄い絶縁膜を介して直接クロスする構造にはしていない。
【0022】
アクティブマトリクス側基板1と球状半導体7との電気的接続端子は本例では5箇所有るが、図1(b)では、ソース配線4の2箇所の接続端子が、球状半導体7から突出した端子4bと半田等の接続材8で接続されている断面を示しており、球状半導体7は切欠き部7aの一面7bがソース配線4の上面に当接してアクティブマトリクス側基板1の平板の面に対し垂直な方向(紙面縦方向)の互いの位置が定まる。尚、本例では球状半導体7がアクティブマトリクス側基板1と対向基板9との間隙h1を保つスペーサの機能を持ち、従来の液晶表示装置に用いられているスペーサに比べ、供給プロセスを簡略でき、定位置に配置され、画素電極内にスペーサが存在しないので輝度や表示品位が向上する。更に、球状半導体7はシリコンであり、TFT6の位置に従来のBM(ブラックマトリクスと呼ばれる遮光膜)より高精度に遮光構造をプロセス追加無く得られる。更に、本例ではソース配線4は、従来TFT素子と同時に作られ300nm以下の薄膜であった配線を、別基板別工程で数μm以上の厚膜(銀や銅ペーストが一般的)で形成して抵抗を低減し、かつ、アクティブマトリクス側基板1の上面1aとソース配線4の上面4cを同一位置に平坦に形成したので、配向処理などが均一となり、液晶の表示品位が向上する。また、切欠き部の一面7bとソース端子4bの下面を同一面としているが、切欠き部7aの形成時に同時に複数の各端子の接続面を均一平面上に形成したためである。ただし、各端子は切欠き部の一面の表面に形成しても各端子の接続面を揃えることが可能である。
【0023】
尚、本例では対向基板9側のカラーフィルター、対向電極、配向膜、アクティブマトリクス側基板1側の配向膜等の部材は省略している。接続材8は半田に限らず、銀などの導電ペーストや光硬化絶縁樹脂を用いた電気接続であっても良い。ただし、半田の場合、表面張力により、μmオーダーの自己アライメントが可能である。
【0024】
(実施の形態2)図1(a)、(b)は、実施の形態に係る液晶表示装置におけるアクティブマトリクス側基板1の画素近傍の構成を示す平面図と断面図である。図1に示すように、第1基板としてのアクティブマトリクス側基板1には、複数の透明導電材料からなる画素電極2がマトリクス状に数万個から100万個以上も設けられており(図では3個に略)、これらの画素電極2の周囲を通り、互いに直交差するように、走査信号を供給するための各ゲート配線3と表示信号(データ信号)を供給するためのソース配線4が設けられている。また、これらのゲート配線3とソース配線4のクロス(交差部)部5の近傍において、画素電極2に接続されるスイッチング素子としてのTFT6(薄膜トランジスタ)が設けられている。このTFT6のゲート電極にはゲート配線3が電気的に接続され、ゲート電極に入力される信号によってTFT6が駆動制御される。また、TFT6のソース電極(またはドレイン電極)にはソース配線4が電気的に接続され、そのース電極にデータ信号(表示信号)が入力される。さらに、TFT6のドレイン電極(またはソース電極)は、画素電極2と接続されている。
【0025】
そして、複数の球状半導体7が、上記クロス部5近傍に設けられ、上記のTFT6、およびゲート配線3の一部3a、ソース配線4の一部4aを形成し、かつ、切込み部7aを設けて、アクティブマトリクス側基板1上に配置される。また図1(a)のように、ソース配線の一部4aは球状半導体7の手前、ゲート配線3aの少なくとも一部だけは球状半導体7の奥側(切込み部7a)の表面上に形成し、従来のように薄い絶縁膜を介して直接クロスする構造にはしていない。従って、絶縁信頼性が高い。(ただし、球状半導体の特徴を示すためこのような構造例を示しているが、実際は図2で示す次の実施例でこのようにする事が好ましく。図1(b)の構造ではソース配線は基板1に埋め込み形成する事が好ましく、この場合でも従来より絶縁信頼性は高くできる。)アクティブマトリクス側基板1と球状半導体7との電気的接続端子は本例では5箇所有るが、図1(b)では、ソース配線4の2箇所の接続端子が、球状半導体7から突出した端子4bと半田等の接続材8で接続されている断面を示しており、球状半導体7は切込み部7aがソース配線4の上面に当接してアクティブマトリクス側基板1の平板の面に対し垂直な方向(紙面縦方向)の互いの位置が定まる。また、接続材料に半田を用いると、基板1の表面の面内方向の位置合せもセルフアライメントで位置補正して高精度に位置が定まる。尚、本例では球状半導体7がアクティブマトリクス側基板1と対向基板9との間隙h1を保つスペーサの機能を持ち、従来の液晶表示装置に用いられているスペーサに比べ、スペーサ供給プロセスを削減・簡略化でき、定位置に配置され、画素電極内にスペーサが存在しないので輝度や表示品位が向上する。更に、球状半導体7はシリコンであり、TFT6の位置に従来のBM(ブラックマトリクスと呼ばれる遮光膜)より高精度に遮光構造をプロセス追加無く得られる更に、本例ではソース配線4は、従来TFT素子と同時に作られ300nm以下の薄膜であった配線を、TFT素子部と別基板別工程で数μm以上の厚膜(銀や銅ペーストが一般的)で形成して抵抗を低減し、かつ、アクティブマトリクス側基板1の上面1aとソース配線4の上面4cを同一位置に平坦に形成したので、配向処理などが均一となり、液晶の表示品位が向上する。また、切込み部7aとソース端子4bの下面を同一面としているが、切込み部7aの形成時に同時に複数の各端子の接続面を均一平面上に形成したためである。ただし、各端子は切欠み部の一面の表面に形成しても各端子の接続面を揃えることが可能である。
【0026】
尚、本例では対向基板9側のカラーフィルター、対向電極、配向膜、アクティブマトリクス側基板1側の配向膜等の部材は省略している。接続材8は半田に限らず、銀などの導電ペーストや光硬化絶縁樹脂を用いた電気接続であっても良い。ただし、半田の場合、前述のように表面張力により、μmオーダーのセルフアライメントが可能である。
【0027】
(実施の形態3)図2に他の発明の実施例を示す。本実施の形態3では、ソース配線10に対し、図示しない球状半導体11上に形成されたソース配線の一部の配線の2箇所の端部にあり、球状半導体11から突出した端子10aと接続材12で接続されている。そして、球状半導体11から突出した端子10aの下面がソース配線10の上面に当接して、アクティブマトリクス側基板13の平板の面に対し垂直な方向(紙面縦方向)の互いの位置が定まる。また、球状半導体11はアクティブマトリクス側基板13の上面からh2、対向基板14の下面からh3(対向基板14に溝部14aを形成し)、各々の基板に食い込んで、アクティブマトリクス側基板13と対向基板14との間隙h4を保つスペーサの機能を持つ。また図1(a)のように、ソース配線の一部10は球状半導体11の手前、ゲート配線3aの少なくとも一部だけは球状半導体11の奥側(埋め込み部11a)の表面上に形成し、従来のように薄い絶縁膜を介して直接クロスする構造にはしていない。従って、絶縁信頼性が高い。
【0028】
(実施の形態4)図3(a)、(b)に他の発明の実施例を示す。本例では図3(a)に示すように、アクティブマトリクス側基板15に、溝部15aを形成し、球状半導体16を溝部15aに挿入して実装する。アクティブマトリクス側基板15には球状半導体16を介して各々が連なるソース配線17とゲート配線18が形成されている。
【0029】
断面図の図3(b)に示すように、アクティブマトリクス側基板15上のソース配線17に対し、球状半導体16に設けられた突起電極状の端子17aが半田などの接続材19を介して接続され、図示しない球状半導体16に形成された配線を通して、断続的に離間したソース配線同士を接続している。
【0030】
また、図4(a)〜(b)に溝部15aの製造方法を示す。まず、図4(a)のようにアクティブマトリクス側基板15a上に図示前の状態のスピンコート法などで平坦な樹脂膜21を形成した後、図4(b)のようにスタンプ型20で圧印して所望の立体形状に樹脂膜21を成形する。その後、図4(c)のように、均等なエッチングを行い、樹脂膜21の形状をアクティブマトリクス側基板15に転写形成する。図4(d)。
【0031】
このように製造すると溝部のテーパー角や配線が通る溝部のエッジ部のアール加工などが、フォトリソグラフィ法などに比べて、大型基板でもバラツキ少なく、精度良く加工できる。
【0032】
(実施の形態5)実施の形態4と同様の製造法で図5に示す以下の構造も得られ、基板22の溝部22aの底部22bにおいて、球状半導体23の図示しないTFT素子のドレイン電極に接続される端子24を半田などの接続材25などを介して、基板底部22b上に形成された図示しない画素電極2に接続されている端子26に接続されている。
【0033】
(実施の形態6)図6のように、球状半導体27を平面基板28上の複数の端子29a、29b、29c等を介して接続実装を行う場合、接続面が一様な平面上の端子30a、30b、30cを球状半導体27上に形成する。球状半導体27の端子の製造方法は、例えば図7(a)〜(c)を示す。まず、図7(a)に示すように、球状半導体27を受台31上に配置して、図示前の状態のスピンコート法などで平坦な樹脂膜を形成した後、スタンプ型32で圧印して所望の立体形状に樹脂膜33を成形する。次に、図7(b)に示すように、球状半導体27の静電気破壊を低減するため、好ましくは原子線によるエッチングにより、球状半導体27の端子形成部表面27aが露出するように樹脂膜をエッチングする。図7(c)に示すように、無電解メッキやスピンコートなどにより、表面が平坦な導電層34を形成し、表面の余分な導電層34aを取除くため、均一なエッチングを行う。最後に、図7(d)に示すように、複数の接続端子30a、30b、30c等が形成された後、端子表面に接続材35となる半田などを選択的にメッキし、この後、図示しない工程で樹脂膜を剥離洗浄して、球状半導体36の加工が完成する。
【0034】
(実施の形態7)以下、球状半導体の他の構造例を示す。例えば、図8には球状半導体36に円錐部36aを形成した構造を示す。図9には、球状半導体36の側部にタコ足状に複数の端子38を設け、下部にピン形状部37aを形成した構造を示す。図10には、球状半導体39にピン挿入穴部39aを形成した構造を示す。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1では、基板上での位置決めを行う回転防止部を設けたことによって、平板などの基板との位置決め、あるいは、複数の端子接続個所形成を容易にするという効果を奏する。
【0036】
また、回転防止部を球状半導体に形成した切り欠き又は切り込みとすることによって、平板などの基板との位置決めあるいは複数の端子接続個所形成を容易にし、電子部品の軽量化や薄型化などを可能にするという効果を奏する。
【0037】
請求項では、切り欠き又は切り込みに接続端子を設けることによって、球面と平面基板間の複数端子接続を可能にし、位置決めと端子接続構造を同時または簡略プロセスで形成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】施の形態1に示す液晶表示装置におけるアクティブマトリクス側基板の画素近傍の構成図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】チップ7近傍の実装構造および実装方法を示す断面図である。
【図3】の実施の形態を示す図である。
【図4】の実施の形態示す図である。
【図5】の実施の形態を示す図である。
【図6】の実施の形態を示す図である。
【図7】の実施の形態を示す図である。
【図8】球状半導体36に円錐部36aを形成した図である。
【図9】球状半導体37の側部にタコ足状に複数の端子38を設け、下部にピン形状部37aを形成した図である。
【図10】球状半導体39にピン挿入穴部39aを形成した図である。
【図11】アクティブマトリクス基板を備えた透過型の液晶表示装置の一般的な構成を示す回路図である。
【図12】アクティブマトリクス基板を備えた透過型の液晶表示装置の一般的な構成を示す断面図である。
【図13】TFT形成の製造プロセス図である。
【符号の説明】
1、13、15 アクティブマトリクス側基板
1a アクティブマトリクス側基板1の穴部
2 画素電極2
3、18、104 ゲート配線
3a ゲート配線3の一部
4、17、105 ソース配線
4a ソース配線4の一部
4b 球状半導体7から突出した端子
4c ソース配線4の上面
5 ゲート配線3とソース配線4のクロス(交差部)
6、103 TFT
7、11、16、27、36、37、39 球状半導体
7a 切欠き部
7b 切欠き部7aの一面
8、12、19、25、35 接続材
9、14 対向基板
10 ソース配線
10a 球状半導体11から突出した端子
14a 対向基板溝部
15a アクティブマトリクス側基板溝部
17a 突起電極状の端子
20、32 スタンプ型
21、33 樹脂膜
22a 基板溝部
22c 基板底部
24 ドレイン電極に接続される端子
26 画素電極に接続されている端子
27a 球状半導体27の端子形成部表面
22、28 基板
29a、29b、29c 複数の端子
30a、30b、30c 平面上の端子
31 受台
34 平坦な導電層
34a 余分な導電層
36a 円錐部
37a ピン形状部
38 タコ足状に複数の端子
39a ピン挿入穴部
102、114 画素電極
106 付加容量
107 共通配線
108 ゲート電極1
109 ゲート絶縁膜
110 半導体層
111 チャネル保護層
112a ソース電極
112b ドレイン電極
113a、113b 金属層
114 透明導電膜
116 層間絶縁膜
116a コンタクトホール

Claims (2)

  1. 基板に実装する電子部品に用いられる球状半導体において、基板上での位置決めを行うための切り欠き又は切り込みからなる回転防止部、及び、該回転防止部にピン形状部をそれぞれ設けたことを特徴とする球状半導体。
  2. 前記切り欠き又は切り込みに接続端子を設けたことを特徴とする請求項記載の球状半導体。
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