JP3564309B2 - Data processing device and control method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット形式で入力されるデータを処理するデータ処理装置とその制御方法に関し、さらに、該データ処理装置を備えたデジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送における画像や音声等のデータは、トランスポートストリームパケット(以下、TSパケットと略す)と呼ばれる固定長のデータ列に乗せて送られるのが一般的である。例えば、広く用いられているMoving Picture Experts Group 2(以下「MPEG2」と略す)の規格は、188バイト長のTSパケットである。以下、MPEG2を例にとってTSパケットの説明をするが、パケット形式なら他規格でも原理的には同様である。
【0003】
図6は、TSパケットの一般的なフォーマットを示す模式図である。
TSパケットは188バイト固定長のパケットで、最初の4バイトは特にパケットヘッダと呼ばれている。1バイト目はTSパケットを処理する処理装置と同期をとるための同期バイトであり、データ値は常に‘47h(hは16進数を表す)’である。以降、復調回路にてデータエラーを検出した場合に‘1’が立つトランスポート・エラー・インジケータ(transport _error _indicator )ビット、PES(packetized_elementary_stream)パケットの先頭があることを示すペイロード・ユニット・スタート・インジケータ(payload _unit_start _indicator )ビット、パケットの種類を特定するためのPID(Packet ID )ビット、アダプテーション・フィールドの有無を示すアダプテーション・フィールド・コントロール(adaptation_field _control )ビット、パケットの連続性を示すCC(Continuity_counter )ビットなどがアサインされている。
【0004】
5バイト目以降はペイロード(Payload )と呼ばれており、実際のデータが格納されるエリアである。ペイロードのエリアには、画像や音声を含むPESパケット、受信者を特定するための情報や各種サービス情報など付加的な情報を含むセクションデータ、時間情報を持つアダプテーションフィールドなどが格納されている。パケットにどのデータが格納されているかは、PIDとadaptation_field _control ビットをチェックすることで判断できる。
【0005】
デジタル放送受信機で受信したTSパケットは、必要なデータのみを取り出すフィルタリングや、特定の契約者のみが視聴できるようにスクランブルがかかっているデータのデスクランブルが施されてからメモリに格納され、CPUや音声/画像を取り出すAVデコーダが、メモリに格納されたパケットを利用するという仕組みが一般的である。TSパケットにフィルタリングとデスクランブルを施してメモリに格納する機能を持つ手段をTDDS(トランスポートデコーダ/デスクランブラ)と呼ぶ。
【0006】
図7は、デジタル放送受信機内のTDDS310とその周辺に接続される構成(ここでは、復調回路300、メモリマネージャ330、メモリ331、及びCPU332)を概略して示すブロック図である。矢印350〜364は情報を送信する信号線を示す。
【0007】
復調回路300は、受信した放送データを復調してTSパケットを生成する。信号線350で示された、復調回路300からTDDS310への出力はMPEG2の規格に準じる。TDDS310は信号線350から入力されるTSパケットに対して、フィルタリング、デスクランブル、エラー検出、フォーマット等を施す。TDDS310については、のちほど詳しく説明する。メモリマネージャ330は、信号線362、361を介するCPU332からメモリ331へのアクセスの調停を行ないながら、信号線360から出力されるTSパケットデータを信号線361を介してメモリ331に格納する。メモリ331は、TSパケットを格納するほか、CPU332のメインメモリとして使用でき、CPU332から直接アクセスすることができる。
【0008】
次にTDDS310内の各構成について説明する。TDDS310は、同期回路311、PIDフィルタ312、デスクランブラ313、フォーマッタ314、セクションフィルタ315、転送回路316、及びステータス処理回路317を備え、ステタース処理回路317は、さらにステータスレジスタ318を備える。
【0009】
同期回路311は、信号線350を介して入力される固定長のTSパケットから先頭データを検出する。MPEG2におけるTSパケットの先頭1バイトのデータは‘47h(hは16進数を表す)’と決められている。同期回路311は、‘47h’を検出すると、‘47h’が検出された位置からTSパケットの固定長のバイト(188バイト)毎に‘47h’が検出されるかを確認することによって、先に検出された‘47h’はパケットの先頭であると認識し、同期を確立する。どのくらい先のデータまで‘47h’を確認するかは任意に設定できる。同期が確立されると、同期回路311は、TSパケットを信号線351に出力する。
【0010】
PIDフィルタ312は、信号線351を介して入力されたTSパケットのPIDを基に、必要なパケットだけを信号線352に出力し、必要でないパケットを破棄する。
【0011】
デスクランブラ313は、信号線352を介して入力されるTSパケットのデータにかかったスクランブルを解除し(デスクランブル)、信号線353に出力する。
【0012】
フォーマッタ314は、信号線353を介して入力されるTSパケットの中から、以降の処理に必要なデータ(例えばアダプテーションフィールド、セクション、PESパケット等)を取り出す。入力されたTSパケットをすべて送信するのではなく、必要なデータを取り出すことによって、パケットを格納するメモリを節約することができ、また、パケットを利用するCPU332の負荷を軽減することにもなる。取り出したデータは信号線354に出力する。
【0013】
セクションフィルタ315は、信号線354を介して入力されるデータのうち、セクションのヘッダ部に対してフィルタリングを行ない、必要なセクションを取得して信号線355に出力する。セクション以外のデータは、そのまま信号線355に出力する。
【0014】
転送回路316は、上記の処理を施されて信号線355に出力されるTSパケットから取り出されたデータ(あるいはパケット)を、メモリマネージャ330を介してメモリ331に転送する。メモリ331は、CPU332からもアクセスされるので、メモリマネージャ330がメモリ331へのアクセス権を管理する。転送回路316は、回路内にあるデータバッファに、セクションフィルタ315からのデータを一時格納し、メモリ331へのアクセスの許可をメモリマネージャ330から受けると、データをメモリ331へ転送する。
【0015】
TDDS310には、TSパケットのエラーを含めたステータスや、TDDS310による処理の状況や処理上の異常(合わせてステータス情報と呼ぶことにする)を検出できるものもある。その例を、図7を参照しながら説明する。
同期回路311は、同期の確立や同期はずれという同期の状態をステータス情報として信号線356を介してステータス処理回路317に送る。
【0016】
PIDフィルタ312は、PIDに基づくフィルタリングの際、TSパケットのtransport _error _indicator ビットとCCビットのチェックも行なう。transport _error _indicator には、復調回路300におけるエラー検出時に‘1’がセットされるので、PIDフィルタ312は、transport _error _indicator に‘1’がセットされているのを確認すると、通常送られてきたTSパケットを使用不可と見なして破棄し、PSパケットを破棄したことをステータス情報として信号線357を介してステータス処理回路317に送る。
【0017】
一方、CCには、PID毎に連続した番号がつけられているので、CCの値の連続性を確認すれば、パケットが欠落しているか否かを知ることができる。PIDフィルタ312は、CCの値の不連続を確認すると、パケットの不連続をステータス情報として信号線357を介してステータス処理回路317に報告する。
【0018】
フォーマッタ314は、必要なデータを取り出す際に、パケットに跨るセクションのデータ長、パケットに跨るPESパケットのデータ長、及びセクションのCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)ビットをチェックする。このうち、データ長チェックでは、payload _unit_start _indicator ビットやセクションを持つTSパケットのペイロード先頭にあるポインタ・フィールド(pointer _field )ビット、セクションのヘッダに含まれるセクションデータ長、PESパケットのヘッダに含まれるPESデータ長などをチェックし、矛盾がある場合にはデータ長エラーを検出する。また、CRCチェックでは、冗長性を持たせるためにセクションデータの最後に付加されている4バイトのCRCとデータとの整合性をチェックして、異常があればエラーを検出する。いずれの場合もエラーが発生すれば、エラーをステータス情報として信号線358を介してステータス処理回路317に報告する。
【0019】
また、転送回路316は、回路内のバッファがオーバフローすると、バッファのオーバーフローをステータス情報として信号線359を介してステータス処理回路317に報告する。
以上のステータス情報を受け取ったステータス処理回路317は、信号線363を介してCPU332に対して割り込みを発生させる一方、ステータスレジスタ318にその要因を表示する。CPU332は、信号線364を介してレジスタ318を読み出し、割り込み要因を認識する。
【0020】
次に、CPU332によるパケットのアクセスとエラー処理について説明する。
CPU332は、メモリ331に格納されているパケットをメモリマネージャ330の調停を受けながら読み出し、パケット処理を行なう。例えば、CPU332がセクションを処理する場合、メモリ331内のパケットを読み出した後、セクションヘッダを解析して、セクション種を判別する。パケットは、セクションフィルタ315に登録されたセクション種毎の条件のいずれかに合致してフィルタを通過しているが、CPU332は、どの条件に合致したのか、つまりセクション種がわからないので、セクションヘッダを解析しなければならない。
【0021】
次に、割り込み発生時のCPU332の動作について説明する。
CPU332は、パケット処理中にTDDS310のステータス処理回路317からの割り込みを検出すると、パケットの処理を一時中断し、信号線364を介してステータス処理回路317内のステータスレジスタ318を読み出して、割り込み要因を知る。割り込み要因が、例えば同期回路311で検出する同期はずれの場合、既にメモリ331に格納されているTSパケットは割り込み要因による影響を受けていないので、CPU332は、メモリ331内のパケットに関しては処理を続ける。割り込み要因が、例えばフォーマッタ314で検出するデータ長エラーの場合、エラーを含むパケットが既にメモリ331に格納されている可能性があり、中断されたCPU332によるパケット処理の内容によっては、中断されたパケット処理を直ちに破棄しなければならない。その他の割り込み要因も同様に、メモリ331に格納されているパケットは使用可能なものと、直ちにパケットの処理を破棄しなければならないものとがある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
CPU332はTDDS310から割り込みを検出すると、ステータスレジスタ318を読み出すことによって、いかなる割り込み要因が発生したかを知ることができる。しかし、割り込み要因が発生してからCPU332が割り込み要因を知るまでにタイムラグがあり、また、割り込み要因の種類によっては、TSパケットはTDDS310内を流れ続けているので、CPU332はどのデータに対してエラーが発生したのか判別することができないという問題があった。
【0023】
また、2つ以上のエラーデータが連続した時、ステータスレジスタ318にはTSパケットの最も新しいエラーのステータスしか残らないので、CPU332は最新のエラーデータより前のエラーを見落とす可能性があるという問題があった。
【0024】
さらに、CPU332がセクションを読み出して処理する際、メモリ331に格納されているセクションがセクションフィルタ315でどの条件に合致したのか判別できず、再度セクションヘッダを解析する必要があり、場合によってはセクションフィルタリングを再度施さなければならないという問題があった。
【0025】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、TSパケットを処理する際に検出されるエラー、TSパケットがフィルタリングされた条件種、及びTSパケットの処理上の異常を含めたステータス情報をTSパケット毎にCPUに提示できるデータ処理装置を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係るパケット形式で入力されるデジタルデータを処理して出力するデータ処理装置は、入力されたデータの同期を確立する同期手段と、入力されたデータから必要なデータを取り出すフィルタリング手段と、入力されたデータの状態を検出する検出手段と、検出手段で検出されたデータの状態を基に、ステータスデータを生成する生成手段と、ステータスデータを、フィルタリングにより得られた情報をログ形式にて付加されフィルタリング手段によって取り出されたデータとともに出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0027】
また、請求項2に係るデータ処理装置は、ステータスデータが、同期手段による同期確立の可否を含むことを特徴とする。
【0028】
また、請求項3に係るデータ処理装置は、ステータスデータが、フィルタリング手段のフィルタリング条件を含むことを特徴とする。
【0029】
また、請求項4に係るデータ処理装置は、ステータスデータが、データ処理装置内における処理上の異常を含むことを特徴とする。
【0030】
また、請求項5に係るデータ処理装置は、データの状態が、データがデータ処理装置に入力する前の任意の処理装置で検出されたエラー、データの連続性、データの長さ、及びデータの冗長検査結果のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0031】
また、請求項6に係るデータ処理装置は、入力されるデータが、出力されるデータに対して付加的な情報を含むセクションデータを含み、フィルタリング手段が、セクションデータから必要なセクションデータを取り出し、検出手段が、セクションデータの状態を検出し、生成手段が、検出手段によって検出されたセクションデータの状態を基に、セクションステータスデータを生成し、出力手段が、フィルタリング手段によって取り出されたセクションデータをセクションステータスデータとともに出力する、ことを特徴とする。
【0032】
また、請求項7に係るデータ処理装置は、セクションデータが複数のパケットに跨っており、フィルタリング手段がフィルタリングを完了できなかった場合、生成手段は、フィルタリング未完であることをセクションステータスデータに含めることを特徴とする。
【0033】
また、請求項8に係るデータ処理装置は、入力されるデータが、実際のデータをPESパケットの形式で含み、フィルタリング手段が、PESパケットから必要なPESパケットを取り出し、検出手段が、PESパケットのデータの状態を検出し、生成手段が、検出手段によって検出されたPESパケットのデータの状態を基に、PESパケットステータスデータを生成し、出力手段が、フィルタリング手段によって取り出されたPESパケットをPESパケットステータスデータとともに出力する、ことを特徴とする。
【0034】
また、請求項9に係るデータ処理装置は、さらに、不必要なデータを破棄する破棄手段を備え、生成手段が、破棄手段によって破棄されたデータに関する情報を基に破棄データ用ステータスデータを生成し、出力手段が、破棄データ用ステータスデータを破棄されたデータの代わりに出力することを特徴とする。
【0035】
また、請求項10に係るデータ処理装置は、不必要なデータが、同期手段によって同期が確立できなかったデータ、フィルタリング手段によって取り出されなかったデータ、及び検出手段によってエラーが検出されたデータの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0036】
また、請求項11に係るデータ処理装置は、さらに、フィルタリング手段によって取り出されたデータを出力手段から出力する前に、一時的に保持するデータバッファと、生成手段によって生成されたステータスデータを出力手段から出力する前に、一時的に保持するステータスバッファと、データバッファに保持されたデータの先頭あるいはエンドのアドレスを保持するデータバッファアドレス保持手段と、を備え、出力手段が、データバッファアドレス保持手段に格納された先頭のアドレスのデータをデータ処理装置から出力する直前に、あるいはデータバッファアドレス保持手段に格納されたエンドのアドレスのデータをデータ処理装置から出力した直後に、ステータスバッファに格納されたステータスデータを出力する、ことを特徴とする。
【0037】
また、請求項12に係るデータ処理装置は、ステータスデータが、データバッファのオーバーフローを含むことを特徴とする。
【0038】
また、請求項13に係るデータ処理装置は、生成手段が、データバッファのオーバーフローのためにデータが破棄された場合、破棄されたデータの情報を基に破棄データ用ステータスデータを生成し、出力手段が、破棄されたデータのかわりに破棄データ用ステータスデータを出力することを特徴とする。
【0039】
請求項14に係るデジタル放送受信機は、請求項1から13のいずれかの項記載のデータ処理装置を備えることを特徴とする。
【0040】
請求項15に係るパケット形式で入力されるデジタルデータを処理して出力するデータ処理方法は、入力されたデータの同期を確立し、同期確立後のデータから必要なデータを取り出し、同期確立後のデータの状態を検出し、データの状態を示すステータスデータを生成し、ステータスデータを上記必要なデータとともに出力する、工程を含むことを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1によるデータ処理装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、MPEG2に基づいたTSパケットを例にとって説明するが、パケット形式なら他規格でも原理的には同様である。MPEG2に基づいたTSパケットのフォーマットについては、先に説明した図6を参照すること。
【0042】
図1は、本実施形態におけるデジタル放送受信機内のデータ受信に関わる構成を概略的に示すブロック図である。デジタル放送受信機では、主に、復調回路100、TDDS(トランスポートデコーダ/デスクランブラ)110、メモリマネージャ130、メモリ131、及びCPU132がデータ受信に関わる。なお、太い実線で示される矢印150〜155、165〜166はパケットの流れを示す信号線で、細い実線で示される矢印156〜160はログ生成のためのステータス情報(ステータスデータ)の流れを示す信号線で、点線で示される矢印161〜164は、ステータス情報の流れを示す信号線で、その他の情報の流れについては、一点破線で示す。
【0043】
TDDS110は、さらに、同期回路111、PIDフィルタ112、デスクランブラ113、フォーマッタ114、セクションフィルタ115、転送回路116、ログ生成回路120、及びステータス処理回路117を備え、ステータス処理回路117は、さらにステータスレジスタ118を備える。
【0044】
同期回路111は、信号線150から入力される固定長のTSパケットの先頭データ‘47h’を検出して、パケットの先頭を認識し、同期を確立する。同期確立後、TSパケットを信号線151に出力する。また、同期回路111における同期確立の状態、つまり同期が確立しているのか否かを、ステータス情報として、信号線161を介してステータス処理回路117に伝えるとともに、信号線151からTSパケットを出力する際、信号線156にステータス情報を出力する。
【0045】
PIDフィルタ112は、信号線151から入力されるTSパケットのPIDに基づいて、必要なTSパケットを取り出して信号線152に出力し、必要でないTSパケットを破棄する。
【0046】
また、PIDフィルタ112は、TSパケットのtransport _error _indicator をチェックして、復調回路100でエラーが検出されていないかを確認する。エラーがあった場合、PIDフィルタ112は、通常、送られてきたTSパケットを使用不可と見なして破棄する。さらに、PIDフィルタ112は、TSパケットのCC(continuity_counter )の値をチェックして、パケットの連続性を確認する。
【0047】
PIDフィルタ112は、上述の処理において、TSパケットの破棄や、パケットの連続性を、ステータス情報として信号線162を介してステータス処理回路117に報告する。また、信号線156から取り込んだ、現在処理中のTSパケットのステータス情報に、PIDフィルタ112での処理に関する情報、例えば、PIDフィルタ112を通過したTSパケットのPID条件、破棄したTSパケット、CCの連続性を付加し、信号線157より出力する。つまり、信号線157に出力されるステータス情報には、信号線152に出力されているTSパケットに対して、同期回路111とPIDフィルタ112とが検出した結果や施した処理に関する情報が含まれていることになる。
【0048】
デスクランブラ113は、信号線152から入力されたTSパケットにデスクランブル処理を行ない、信号線153に出力する。デスクランブラ113での処理に関して、ステータス情報として有効な情報があれば、PIDフィルタ112がステータス情報を付加したように、信号線157から入力されるステータス情報にデスクランブラ113での情報を加え、TSパケットの出力とともに、信号線158に出力する。
【0049】
フォーマッタ114は、信号線153から入力されたTSパケットの中から、そのパケットの持つデータ(例えばアダプテーションフィールド、セクション、PESパケット)を取り出し、信号線154に出力する。その際、データ長の異常やCRCエラーを検出する。検出結果は、信号線163を介してステータス処理回路117に伝えられる一方、信号線158から入力されるステータス情報に付加されて信号線159に出力される。上述の検出結果以外にも有効な情報があれば、ステータス情報として出力してもよい。
【0050】
セクションフィルタ115は、フォーマッタ114で取り出されたセクションに対してセクションフィルタリングを行ない、必要なセクションを取得して信号線155に出力する。セクション以外のデータには処理を行なわず、そのまま出力する。
【0051】
セクションフィルタ115は、取得したいセクションの条件を登録しておくエントリを複数持つエントリテーブルを備えている。図2は、エントリテーブル115−1の模式図である。エントリテーブル115−1は、条件を登録しておくための複数のエントリ115−10と、各エントリに割り当てられた番号を示すエントリ番号表示部115−20とを備える。
【0052】
セクションフィルタ115は、入力されるセクションのヘッダ部分と、各エントリ115−10に登録された条件とを比較し、1つでも入力セクションのヘッダ部と合致する条件があれば、そのセクションはフィルタ115を通過する。セクションがフィルタ115を通過した場合、合致した条件のエントリ番号を、信号線159から入力されるステータス情報に付加して信号線160に出力する。また、セクションのフィルタリングが何らかの理由(例えば、セクションが複数のTSパケットにまたがっている場合)で完全にできなかった、すなわちフィルタリングを降参した場合、フィルタリングを降参したデータを信号線155に出力すると共に、フィルタリングの降参をステータス情報として信号線160に出力してもよい。さらに、降参前に行ったフィルタリングの状態をステータス情報として信号線160に出力することもできる。
【0053】
ログ生成回路120は、信号線160から入力されるステータス情報を元に定形フォーマットのログを組み立てる。作成したログはログ生成回路120内のバッファ(図4のログバッファ605)に一時的に格納されてから、転送回路116に送られる。
転送回路116は、信号線155から入力された、TSパケットから取り出されたデータを信号線165に出力し、メモリマネージャ130を介してメモリ131に転送する。
【0054】
メモリ131は、CPU132からもアクセスされるので、メモリマネージャ130がメモリ131へのアクセス権を管理する。転送回路116は、セクションフィルタ115からのデータを転送回路116内のデータバッファ(図4のデータバッファ600)に一時格納し、メモリマネージャ130からメモリ131へのアクセス許可を受けると、メモリ131へデータを転送する。転送回路116は、データ転送に先立って、ログ生成回路120で生成した開始ログあるいはセクション開始ログ(後述する)を信号線165に出力し、続いて一連のデータを転送し、データ転送が終われば、終了ログ(後述する)を信号線165に出力する。つまり、メモリ131は、転送回路116から転送される一連のデータを1つのパケットとして格納すると共に、各パケットの先頭に開始ログを、最後に終了ログを付加して格納する。なお、転送回路116内のデータバッファがオーバフローした場合、信号線164を介してステータス処理回路117に、オーバーフローしたことを伝える。
【0055】
ステータス処理回路117は、信号線161、162、163および164から情報が入力されると、信号線168を介してCPU132に割り込みをかける一方、入力された情報をステータスレジスタ118に反映させる。ステータスレジスタ118には入力される情報毎にビットがアサインされており、入力された情報に応じて対応するビットがONになる。CPU132は、信号線169を介してステータスレジスタ118のビットをチェックして、割り込み要因を特定する。
【0056】
図3は、ログのフォーマット例を示す模式図である。上から順に開始ログ1000、セクション開始ログ1001、終了ログ1002を示す。各ログは2バイトで表すことにする。開始ログ1000、セクション開始ログ1001、終了ログ1002といったログの種類は、ログ中のログタイプを示すフィールドによって判別できる。
【0057】
セクション以外のデータの最初には、開始ログ1000が付加される。開始ログ1000には、例えば、ログのフォーマット形式(例えば3ビット)や、ログタイプ(例えば3ビット)、このログが付加されるデータのデータ種やステータス情報(例えばCCの不連続性を示すシーケンスエラーインジケータ(1ビット))が含まれている。
【0058】
セクションの最初には、先の開始ログ1000とは別フォーマットのセクション開始ログ1001が付加されるが、これは、他のデータと比べて、付加情報の種類が多いためである。セクション開始ログ1001には、例えば、セクションフィルタ115でフィルタリングを施したデータ長(セクションフィルタリング長、例えば5ビット)、ログタイプ(例えば3ビット)、セクションフィルタリングが降参したことを示すインジケータ、セクションフィルタ115においてセクションと合致した条件のエントリ番号(フィルタ一致エントリ番号)、フィルタリング完了(図示せず)、フィルタリング降参前のフィルタリング状況(図示せず)といった情報が記録されている。
【0059】
終了ログ1002には、フォーマット形式(例えば3ビット)、ログタイプ(例えば3ビット)、このログが付加されるデータのステータス情報、例えばデータ長エラーインジケータ、CRCエラーインジケータ、シーケンスエラーインジケータ、といった情報が記録されている。
【0060】
次に、実施形態1におけるCPU132の動作について説明する。
CPU132は、メモリ131に格納されたデータパケットを処理する場合、最初に、メモリ131に格納されている各パケットの前後に付加されたログを読み込み、これから処理しようとするパケットのステータス情報を取得する。
【0061】
例えば、セクションを処理したい場合、従来の技術ではセクションを読み出した後、セクションのヘッダ部を解析してセクション種の判定をする必要であった。しかし、本実施形態においては、セクションデータの先頭に付加されているセクション開始ログを読み出すだけで、セクションフィルタ115において合致した条件のエントリ番号、すなわちセクション種を知ることができ、CPU132の負荷を軽減できる。さらに、セクション開始ログのセクションフィルタリング降参インジケータに、セクションフィルタリングの降参が確認されると、CPU132は再度セクションのフィルタリングを行い、不必要なセクションを取り除くことができる。このとき、セクションフィルタリングの降参前に行った情報がフィルタリング途中経過情報としてログに含まれていれば、CPU132は、降参後に行うはずであったフィルタリングから始めればよい。以上のように、ログにステータス情報が含まれているので、データのステータスを認識する処理に対するCPU132の負荷が軽減される。
【0062】
メモリ131に格納されたパケットの処理中に割り込みが発生すると、CPU132はパケット処理を一時中断する。割り込みがTDDS110から発生した場合、CPU132はステータスレジスタ118を読み出して、割り込み要因を特定する。その結果、メモリ131に格納されているデータの処理に影響がない場合には、CPU132はパケットの処理を続ける。割り込み要因が、メモリ131のデータに異常がある可能性があるもの(例えば、フォーマッタ114で検出するデータ長エラー)の場合は、メモリ131内のパケットを処理する際、ログを読み出して異常のあるデータかどうかをチェックする。異常を含まないデータは割り込み発生後でも通常の処理に使用し、エラーがあればそのデータは破棄する。
【0063】
また、割り込み発生の有無に関わらず、メモリ131内のデータを読み出す場合、ログに記録されているエラー情報を常にチェックするようにしてもよい。この場合、CPU132の動作プログラムが簡単になる。
【0064】
以上のように、メモリ131内のパケットデータに対してステータス情報を含んだログを付加することにより、パケットデータを処理する際のCPU132の負担を軽減することができ、また、パケットデータのエラーの有無を明確にすることができる。
【0065】
次に、本実施形態1におけるログ生成回路120および転送回路116の論理構成について、図4を用いて説明する。図4は、ログ生成回路120及び転送回路116の構成を示すブロック図である。矢印155、165、651〜664、680、685、690は、情報の流れを示す信号線である。
【0066】
ログ生成回路120は、データバッファ600、データバッファライトポインタ601、データバッファリードポインタ602、データ転送制御回路603、セレクタ610、及びデータバッファオーバーフロー検出部(図示せず)を備え、転送回路116は、ログマークバッファ604、ログバッファ605、ログ生成部606、ログバッファライトポインタ607、ログバッファリードポインタ608、及びログ転送制御回路609を備える。
【0067】
データバッファ600は、信号線155から入力されるデータをメモリ131へ転送する前に一時的に格納するもので、FIFO(first−in first−out )型のバッファである。TSパケットは一方的に送られてくるが、CPU132からメモリ131へのアクセスや、メモリ131のリフレッシュタイム等があるため、TDDS110からメモリ131へアクセスできない期間がある。従って、データバッファ600のように、メモリ131へ転送する前に一時的にデータを格納するバッファが必要になる。
【0068】
データバッファライトポインタ601は、信号線651を介してデータバッファ600のライトアドレスを示し、データバッファリードポインタ602は、信号線653を介してデータバッファ600のリードアドレスを示す。
【0069】
データバッファオーバーフロー検出部は、データバッファ600の処理上の異常すなわちオーバーフローを検出すると、図1に示す信号線164を介してステータス処理回路117にオーバーフローを通知する。
【0070】
データ転送制御回路603は、信号線652を介してデータバッファライトポインタ601の値をチェックして、現在のデータバッファ600への格納状況を監視する。任意に設定された量のデータがデータバッファ600に格納されたら、信号線655を介してデータバッファリードポインタ602に読み出すデータのアドレスを示し、リードポインタ602に示されたアドレスのデータがデータバッファ600から信号線680に出力される。なお、データ転送の開始契機は、この限りではない。
【0071】
セレクタ610は、メモリ131へ転送するデータを選択する。通常、セレクタ610は、データバッファ600を選択して、信号線680を信号線165に接続し、TSパケットから取り出されたデータを信号線165に出力できるようになっている。ログの転送が必要な場合、信号線664を介したログ転送制御回路609の指示によりセレクタ610がログバッファ605側に切り替わり、信号線658と信号線165が接続する。
【0072】
ログ生成部606は、信号線160にて送られてくるステータス情報を元に先に説明したログフォーマットを生成する。生成したログは、信号線657を介してログバッファ605に出力される。
ログバッファ605は、ログ生成部606で生成したログをメモリ131に転送する前に一時的に格納するもので、FIFO型のバッファである。ログバッファライトポインタ607は、信号線660−1を介してログバッファ605のライトアドレスを示し、ログバッファリードポインタ608は、信号線661を介してログバッファ605のリードアドレスを示す。
【0073】
一方、フォーマッタ114は、データバッファ600に送られてくるデータの先頭とエンドとを示すログライトストローブ信号を生成し、ログ生成回路に送信する。ログライトストロープ信号がアクティブになっている時に信号線155に流れているデータが一連のデータの先頭あるいはエンドを示す。従って、ログライトストロープ信号がアクティブになると、信号線659−1、659−2を介してログバッファライトポインタ607とログバッファ605にログライトストロープ信号が通知され、ログ生成部606で生成されたログは、ログバッファライトポインタ607に示されるアドレスに格納される。
【0074】
また、ログライトストロープ信号がアクティブになると、信号線659− 3を介して、データバッファアドレス保持手段であるログマークバッファ604にログライトストロープ信号が通知される。ログライトストロープ信号を受けたログマークバッファ604は、信号線685を介して取り込んだデータバッファライトポインタ601の示すアドレス、つまり、TSパケットから取り出された一連のデータの先頭あるいはエンドが格納されたデータバッファ600のアドレスを、信号線660−2を介して取り込んだログバッファライトポインタ607が示すアドレスと同じアドレスに格納する。なお、ログマークバッファ604に格納されているアドレスデータとログバッファ605に格納されているログとは、一対一で対応している。
【0075】
ログ転送制御回路609は、データ転送中にログの転送の必要が生じると、データ転送を一時止め、ログを転送する。ログ転送制御回路609は、信号線690を介してデータバッファリードポインタ602の値を監視する。ログマークバッファ604は、信号線654を介してログ転送制御回路609に対し、データバッファ600に格納されているデータの先頭あるいはエンドのアドレス、すなわちログ転送が必要となるアドレスを出力する。データバッファリードポインタ602が示すアドレスと、信号線654から送られてくるアドレスが一致すれば、ログ転送制御回路609はログの転送が必要と判断し、データ転送制御回路603によるデータ転送を信号線656にて中断させる。データの先頭が検出された場合、データバッファリードポインタ602が示しているアドレスのデータの転送(信号線165からの出力)を一旦中止する。また、データのエンドが検出された場合には、データバッファリードポインタ602が示すアドレスのデータを信号線165に出力してからデータ転送を中断する。次に、信号線664を介してセレクタ610をログバッファ605側に切り替え、ログ転送指示を信号線663を介してログバッファリードポインタ608に送り、ログバッファ605からログを信号線658及びセレクタ610を介して信号線165に出力する。
【0076】
信号線662は、メモリマネージャ130からの転送許可信号である。転送許可信号はデータ転送制御回路603、ログ転送制御回路609に送られる。転送許可信号にてメモリマネージャ130から転送の許可を受けるまで、データもログも転送することはできない。
【0077】
本実施形態では、TDDS110内でデータパケットの前後にログを付加し、データパケットと同じデータバスを使用してメモリ131に転送するので、メモリマネージャ130側の論理に新たな論理を追加する必要はない。
【0078】
以上のように、データの状態やデータのエラーを含むステータス情報がどのTSパケットのデータに関する情報であるのかを明確にするため、データをメモリに格納する際、ステータス情報を定型フォーマットにまとめてログとしてデータの前後に付加する。TDDS110内の各構成は、データ処理時に検出したステータス情報をデータと同時に後段へ伝達し、ログ生成回路120でステータス情報を元にログを作成してメモリに格納する。CPU132がメモリ131内のパケットデータを処理する際、データの前後に付加されているログをチェックすることにより、そのデータに対するステータス情報、例えばエラーの有無を知ることができる。各々のデータに対してログが付加されているので、CPU132は、エラーデータを誤って正常データとして扱わなくて済むし、正常データを疑わしいデータとして破棄せずに済む。従って、メモリに格納されたデータにエラーが含まれるかどうかが明確になり、メモリに格納されたデータを有効利用することができ、さらに、パケットデータを処理する際のCPU132の負担を軽減することができる。
【0079】
以上説明したように、ログ生成のためのステータス情報(ステータスデータ)は、上記に例示したTDDS110内の各回路に、データ自身のエラー及び/又はデータ処理上の異常(例えば、バッファのオーバーフロー)を検出する手段と、検出されたエラー及び/又は異常をCPU132に知らせるためのステータス情報(ステータスデータ)を生成する手段とを設けることにより得られる。従って、上述したエラーや異常以外にも、CPU132がパケットデータを処理する際、予め知っておいた方がよい情報があれば、その情報が得られる回路に上記の検出手段と生成手段を設ければよい。
【0080】
なお、ステータス情報を開始ログに入れるか、終了ログに入れるかは、ステータス情報の取得が信号線165から出力されるパケットデータの先頭の出力に間に合うか否かで決めればよい。
【0081】
その他の実施の形態.
図1を用いて説明したように、TSパケットはPIDフィルタ112やセクションフィルタ115でフィルタリングされ、不要なTSパケットやデータは破棄される。また、同期回路111で同期が外れたり、PIDフィルタ112やフォーマッタ114でデータエラーが検出されて、使用不可と判断されたものについても破棄される。TSパケットやデータが破棄された場合、破棄されたデータはCPU132から見えないので、データにエラーがあって破棄されたのか、フィルタ条件に合わなかったのか、あるいは初めから入力されていなかったのか判別することができない。
【0082】
そこで、破棄されたパケットあるいはデータに関するログをメモリ131に格納して、パケットやデータが破棄されたことを明確にする方法を考案した。TDDS110内の各構成は、データを破棄した場合、破棄要因を含んだステータス情報を後段の処理部に出力する。ログ生成回路120は、破棄要因を含むステータス情報を基にデータ破棄ログを作成する。
【0083】
また、TDDS110内の装置異常によりデータが破棄された場合にもデータ破棄ログを利用できる。例えば、転送回路116のデータバッファ600がオーバフローした場合、データが壊されたと判断されて、その時点で転送回路116に処理/格納されていたデータは全て破棄される。
【0084】
データ破棄ログのフォーマット例を図5に示す。
データ破棄ログには、例えば、フォーマット形式(例えば3ビット)、ログタイプ(例えば3ビット)、データバッファのオーバーフローを示すインジケータ、同期はずれインジケータ、トランスポートエラーインジケータ、シーケンスエラーインジケータといった情報が含まれる。
【0085】
生成されたデータ破棄ログは、メモり131に転送される。CPU132がメモリ131のデータを処理する際、データ破棄ログを読み出すと、データ破棄ログよりも前のデータは、データ破棄の要因が発生する前の正常データであることが識別でき、さらに破棄された理由も知ることができる。
【0086】
以上説明したように、データのエラーや装置の異常によって破棄されたデータのかわりに、破棄されたことを示すデータ破棄ログを生成して、メモリ131に格納することにより、CPU132は破棄されたデータ及びその理由を認識し、正常データの判別がしやすくなる。
【0087】
上述したすべての実施形態では、デジタル放送受信機内のデータ受信に関わる構成に関連させて説明してきたが、パケット形式(例えばトランスポートストリームパケット形式)で入力されるデジタル信号を処理するデータ処理装置であれば、本実施形態を適用できることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のデータ処理装置は、入力されたデータの同期を確立する同期手段と、入力されたデータから必要なデータを取り出すフィルタリング手段と、入力されたデータの状態を検出する検出手段と、検出手段で検出されたデータの状態を基に、ステータスデータを生成する生成手段と、ステータスデータを、フィルタリングにより得られた情報をログ形式にて付加されフィルタリング手段によって取り出されたデータとともに出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。従って、データの状態やデータのエラー、データ処理の最中に生じた異常を含むステータス情報がどのTSパケットのデータに関する情報であるのかを明確にすることができ、CPUが本発明のデータ処理装置から出力されたデータを処理する際、データの前後に付加されているログをチェックすれば、そのデータに対するステータス情報、例えばエラーの有無を知ることができる。各々のデータに対してステータスデータが付加されているので、CPUは、エラーデータを誤って正常データとして扱わなくて済むし、正常データを疑わしいデータとして破棄せずに済む。また、パケットデータを処理する際のCPUの負担を軽減することができる。
【0089】
さらに、データのエラーや装置の異常によって破棄されたデータのかわりに、破棄されたことを示すデータ破棄ログを生成すれば、CPUは破棄されたデータの有無や破棄されたデータの理由を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル放送受信機内のデータ受信に関わる構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】エントリテーブル115−1の模式図である。
【図3】ログのフォーマット例を示す模式図である。
【図4】ログ生成回路117及び転送回路116の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】ログの別のフォーマット例を示す模式図である。
【図6】TSパケットの一般的なフォーマットを示す模式図である。
【図7】デジタル放送受信機内のTDDS310とその周辺に接続される構成を概略して示すブロック図である。
【符号の説明】
100 復調回路
110 トランスポートデコーダ/デスクランブラ
111 同期回路
112 PIDフィルタ
113 デスクランブラ
114 フォーマッタ
115 セクションフィルタ
116 転送回路
117 ステータス処理回路
118 ステータスレジスタ
120 ログ生成回路
130 メモリマネージャ
131 メモリ
132 CPU
600 データバッファ
601 データバッファライトポインタ
602 データバッファリードポインタ
603 データ転送制御回路
604 ログマークバッファ
605 ログバッファ
606 ログ生成部
607 ログバッファライトポインタ
608 ログバッファリードポインタ
609 ログ転送制御回路
610 セレクタ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a data processing device that processes data input in a packet format and a control method thereof, and further relates to a digital broadcast receiver including the data processing device.
[0002]
[Prior art]
In general, data such as images and sounds in digital broadcasting is sent in a fixed-length data sequence called a transport stream packet (hereinafter abbreviated as a TS packet). For example, the widely used standard of Moving Picture Experts Group 2 (hereinafter abbreviated as “MPEG2”) is a TS packet having a length of 188 bytes. Hereinafter, the TS packet will be described using MPEG2 as an example, but the principle is the same in other standards as long as the packet format is used.
[0003]
FIG. 6 is a schematic diagram showing a general format of a TS packet.
The TS packet is a fixed-length packet of 188 bytes, and the first four bytes are particularly called a packet header. The first byte is a synchronization byte for synchronizing with the processing device that processes the TS packet, and the data value is always '47h (h represents a hexadecimal number)'. Thereafter, when a data error is detected by the demodulation circuit, a transport error indicator (transport_error_indicator) bit that is set to “1” and a payload unit start indicator indicating that there is a head of a PES (packetized_elementary_stream) packet. (Payload_unit_start_indicator) bit, a PID (Packet ID) bit for specifying the type of packet, an adaptation field control (adaption_field_control) bit indicating the presence or absence of an adaptation field, and a CC (control_control) indicating packet continuity. Bits are assigned I have.
[0004]
The fifth and subsequent bytes are called a payload, which is an area where actual data is stored. In the area of the payload, a PES packet including an image and a voice, section data including additional information such as information for specifying a receiver and various service information, an adaptation field having time information, and the like are stored. Which data is stored in the packet can be determined by checking the PID and the adaptation_field_control bit.
[0005]
The TS packet received by the digital broadcast receiver is subjected to filtering for extracting only necessary data, descrambling of scrambled data so that only a specific subscriber can view the data, and then storing the data in a memory. In general, a mechanism is used in which an AV decoder for extracting audio and / or video uses packets stored in a memory. Means having a function of filtering and descrambling a TS packet and storing it in a memory is called a TDDS (transport decoder / descrambler).
[0006]
FIG. 7 is a block diagram schematically illustrating a
[0007]
The
[0008]
Next, each configuration in the TDDS 310 will be described. The TDDS 310 includes a
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
Some
The
[0016]
The
[0017]
On the other hand, since CCs are assigned consecutive numbers for each PID, it is possible to know whether or not a packet is missing by checking the continuity of CC values. When confirming the discontinuity of the CC value, the
[0018]
When extracting necessary data, the
[0019]
When a buffer in the circuit overflows, the
The
[0020]
Next, packet access and error processing by the
The
[0021]
Next, the operation of the
When detecting an interrupt from the
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
When the
[0023]
Further, when two or more error data are consecutive, only the newest error status of the TS packet remains in the
[0024]
Further, when the
[0025]
The present invention has been made to solve the above problems, and includes an error detected when processing a TS packet, a condition type in which the TS packet is filtered, and an abnormality in the processing of the TS packet. It is an object of the present invention to provide a data processing apparatus capable of presenting status information to a CPU for each TS packet.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a data processing apparatus for processing and outputting digital data input in a packet format according to claim 1 includes: a synchronization unit for establishing synchronization of input data; Filtering means for extracting necessary data; detecting means for detecting the state of the input data; generating means for generating status data based on the state of the data detected by the detecting means; , The information obtained by filtering is added in log format Output means for outputting the data together with the data extracted by the filtering means.
[0027]
Further, the data processing device according to claim 2 is characterized in that the status data includes whether synchronization can be established by the synchronization means.
[0028]
The data processing device according to claim 3 is characterized in that the status data includes a filtering condition of a filtering unit.
[0029]
The data processing device according to claim 4 is characterized in that the status data includes a processing abnormality in the data processing device.
[0030]
The data processing device according to claim 5, wherein the state of the data is an error detected by any processing device before the data is input to the data processing device, data continuity, data length, and data status. It is characterized in that at least one of the redundancy check results is included.
[0031]
In the data processing device according to claim 6, the input data includes section data including additional information with respect to the output data, and the filtering unit extracts necessary section data from the section data. The detecting means detects the state of the section data, the generating means generates section status data based on the state of the section data detected by the detecting means, and the output means outputs the section data extracted by the filtering means. It is output together with section status data.
[0032]
Further, in the data processing apparatus according to claim 7, when the section data extends over a plurality of packets, and the filtering unit cannot complete the filtering, the generation unit includes the fact that the filtering is incomplete in the section status data. It is characterized by.
[0033]
Further, in the data processing apparatus according to claim 8, the input data includes actual data in the form of a PES packet, the filtering means extracts a necessary PES packet from the PES packet, and the detection means outputs the PES packet. The data state is detected, the generation means generates PES packet status data based on the data state of the PES packet detected by the detection means, and the output means converts the PES packet extracted by the filtering means into a PES packet. It is output together with status data.
[0034]
Further, the data processing device according to claim 9 further includes a discarding unit for discarding unnecessary data, and the generating unit generates discarded data status data based on information about the data discarded by the discarding unit. , The output means outputs the discarded data status data instead of the discarded data.
[0035]
The data processing apparatus according to claim 10, wherein the unnecessary data is at least one of data for which synchronization was not established by the synchronization unit, data that was not extracted by the filtering unit, and data for which an error was detected by the detection unit. It is characterized by including one.
[0036]
The data processing apparatus according to claim 11, further comprising: a data buffer for temporarily storing data extracted by the filtering means before outputting the data from the output means; and a status data generated by the generating means. And a data buffer address holding means for holding a head or end address of the data held in the data buffer before outputting from the data buffer. Immediately before outputting the data of the first address stored in the data buffer from the data processing device or immediately after outputting the data of the end address stored in the data buffer address holding means from the data processing device. Output status data To.
[0037]
The data processing device according to claim 12 is characterized in that the status data includes an overflow of the data buffer.
[0038]
The data processing device according to claim 13, wherein when the data is discarded due to the overflow of the data buffer, the generating means generates discarded data status data based on information of the discarded data, Output status data for discarded data instead of discarded data.
[0039]
A digital broadcast receiver according to a fourteenth aspect includes the data processing device according to any one of the first to thirteenth aspects.
[0040]
A data processing method for processing and outputting digital data input in a packet format according to claim 15, establishes synchronization of the input data, extracts necessary data from the data after the synchronization is established, Detecting a data state, generating status data indicating the data state, and outputting the status data together with the necessary data.
[0041]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, a data processing device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a description will be given of a TS packet based on MPEG2 as an example. However, the principle is the same even if the packet format is another standard. For the format of the TS packet based on MPEG2, see FIG. 6 described above.
[0042]
FIG. 1 is a block diagram schematically illustrating a configuration related to data reception in a digital broadcast receiver according to the present embodiment. In the digital broadcast receiver, a
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
Further, the
[0047]
In the above processing, the
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
The
The
[0054]
Since the
[0055]
When information is input from the
[0056]
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of a log format. A start log 1000, a section start log 1001, and an end log 1002 are shown in order from the top. Each log will be represented by 2 bytes. The log type such as the start log 1000, the section start log 1001, and the end log 1002 can be determined by a field indicating the log type in the log.
[0057]
At the beginning of the data other than the section, a start log 1000 is added. The start log 1000 includes, for example, a log format (eg, 3 bits), a log type (eg, 3 bits), a data type of data to which the log is added, and status information (eg, a sequence indicating CC discontinuity). Error indicator (1 bit)).
[0058]
At the beginning of the section, a section start log 1001 having a format different from that of the previous start log 1000 is added, because there are many types of additional information as compared with other data. The section start log 1001 includes, for example, a data length (section filtering length, for example, 5 bits) filtered by the
[0059]
The end log 1002 includes information such as a format (for example, 3 bits), a log type (for example, 3 bits), status information of data to which the log is added, for example, a data length error indicator, a CRC error indicator, and a sequence error indicator. Has been recorded.
[0060]
Next, the operation of the
When processing a data packet stored in the
[0061]
For example, when processing a section, in the related art, after reading the section, it is necessary to analyze the header part of the section and determine the section type. However, in this embodiment, the entry number of the condition that matches in the
[0062]
If an interrupt occurs during the processing of the packet stored in the
[0063]
Further, when reading data in the
[0064]
As described above, by adding the log including the status information to the packet data in the
[0065]
Next, a logical configuration of the
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The data
[0069]
When the data buffer overflow detection unit detects an abnormality in the processing of the
[0070]
The data
[0071]
The
[0072]
The
The
[0073]
On the other hand, the
[0074]
When the log write strobe signal becomes active, the log write strobe signal is notified to the
[0075]
The log
[0076]
A
[0077]
In the present embodiment, a log is added before and after a data packet in the
[0078]
As described above, in order to clarify which TS packet is the status information including the data status and data error, when storing the data in the memory, the status information is collected in a fixed format and logged. Is added before and after the data. Each component in the
[0079]
As described above, the status information (status data) for log generation indicates, in each circuit in the
[0080]
Whether the status information is included in the start log or the end log may be determined depending on whether acquisition of the status information is in time for the first output of the packet data output from the
[0081]
Other embodiments.
As described with reference to FIG. 1, the TS packet is filtered by the
[0082]
Therefore, a method has been devised in which a log relating to the discarded packet or data is stored in the
[0083]
Also, when data is discarded due to a device error in the
[0084]
FIG. 5 shows a format example of the data discard log.
The data discard log includes, for example, information such as a format format (for example, 3 bits), a log type (for example, 3 bits), an indicator indicating a data buffer overflow, a loss of synchronization indicator, a transport error indicator, and a sequence error indicator.
[0085]
The generated data discard log is transferred to the
[0086]
As described above, instead of the data discarded due to a data error or device error, a data discard log indicating that the discard has been generated is stored in the
[0087]
In all the embodiments described above, the description has been given in relation to the configuration related to the data reception in the digital broadcast receiver. However, the data processing device that processes the digital signal input in the packet format (for example, the transport stream packet format) is used. If this is the case, it goes without saying that this embodiment can be applied.
[0088]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the data processing device of the present invention includes a synchronization unit for establishing synchronization of input data, a filtering unit for extracting necessary data from the input data, and a state of the input data. Detecting means for detecting the status data, generating means for generating status data based on the state of the data detected by the detecting means, , The information obtained by filtering is added in log format Output means for outputting the data together with the data extracted by the filtering means. Therefore, it is possible to clarify which TS packet is the status information including the data state, the data error, and the abnormality that occurred during the data processing, and the CPU uses the data processing device of the present invention. When processing the data output from, by checking the logs added before and after the data, it is possible to know the status information on the data, for example, whether or not there is an error. Since status data is added to each data, the CPU does not need to erroneously treat error data as normal data, and does not need to discard normal data as suspicious data. Further, the load on the CPU when processing packet data can be reduced.
[0089]
Further, if a data discard log indicating that data has been discarded is generated instead of data discarded due to a data error or device abnormality, the CPU can easily determine whether or not the discarded data exists and the reason for the discarded data. You can know.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing a configuration related to data reception in a digital broadcast receiver.
FIG. 2 is a schematic diagram of an entry table 115-1.
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating a format example of a log.
FIG. 4 is a block diagram illustrating a detailed configuration of a
FIG. 5 is a schematic diagram showing another example of a log format.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a general format of a TS packet.
FIG. 7 is a block diagram schematically showing a configuration connected to a
[Explanation of symbols]
100 demodulation circuit
110 Transport decoder / descrambler
111 Synchronous circuit
112 PID filter
113 Descrambler
114 Formatter
115 Section Filter
116 transfer circuit
117 Status processing circuit
118 Status register
120 Log generation circuit
130 Memory Manager
131 memory
132 CPU
600 data buffer
601 Data buffer write pointer
602 Data buffer read pointer
603 Data transfer control circuit
604 log mark buffer
605 log buffer
606 Log generation unit
607 Log buffer write pointer
608 Log buffer read pointer
609 Log transfer control circuit
610 selector
Claims (15)
上記入力されたデータの同期を確立する同期手段と、
上記入力されたデータから必要なデータを取り出すフィルタリング手段と、
上記入力されたデータの状態を検出する検出手段と、
上記検出手段で検出された上記データの状態を基に、ステータスデータを生成する生成手段と、
上記ステータスデータを、フィルタリングにより得られた情報をログ形式にて付加され上記フィルタリング手段によって取り出されたデータとともに出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするデータ処理装置。In a data processing device that processes and outputs digital data input in a packet format,
Synchronization means for establishing synchronization of the input data;
Filtering means for extracting necessary data from the input data;
Detecting means for detecting the state of the input data;
Generating means for generating status data based on a state of the data detected by the detecting means;
An output unit that outputs the status data together with data obtained by the filtering unit by adding information obtained by filtering in a log format ,
A data processing device comprising:
上記ステータスデータは、上記同期手段による同期確立の可否を含むことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 1,
The data processing device according to claim 1, wherein the status data includes information indicating whether synchronization can be established by the synchronization unit.
上記ステータスデータは、上記フィルタリング手段のフィルタリング条件を含むことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 1 or 2,
The data processing device, wherein the status data includes a filtering condition of the filtering unit.
上記ステータスデータは、上記データ処理装置内における処理上の異常を含むことを特徴とするデータ処理装置。4. The data processing device according to claim 1, wherein:
The data processing device, wherein the status data includes a processing abnormality in the data processing device.
上記データの状態は、上記データが上記データ処理装置に入力する前の任意の処理装置で検出されたエラー、上記データの連続性、上記データの長さ、及び上記データの冗長検査結果のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 1, wherein
The state of the data is an error detected by any processing device before the data is input to the data processing device, the continuity of the data, the length of the data, and the redundancy check result of the data, A data processing device comprising at least one.
上記入力されるデータは、出力されるデータに対して付加的な情報を含むセクションデータを含み、
上記フィルタリング手段は、上記セクションデータから必要なセクションデータを取り出し、
上記検出手段は、上記セクションデータの状態を検出し、
上記生成手段は、上記検出手段によって検出された上記セクションデータの状態を基に、セクションステータスデータを生成し、
上記出力手段は、上記フィルタリング手段によって取り出されたセクションデータを上記セクションステータスデータとともに出力する、
ことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to any one of claims 1 to 5,
The input data includes section data including additional information with respect to the output data,
The filtering means extracts necessary section data from the section data,
The detecting means detects a state of the section data,
The generating means generates section status data based on a state of the section data detected by the detecting means,
The output means outputs the section data extracted by the filtering means together with the section status data.
A data processing device characterized by the above-mentioned.
上記セクションデータが複数のパケットに跨っており、上記フィルタリング手段がフィルタリングを完了できなかった場合、
上記生成手段は、フィルタリング未完であること、及びフィルタリング途中経過情報を上記セクションステータスデータに含めることを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 6,
If the section data spans a plurality of packets and the filtering means cannot complete the filtering,
The data processing device, wherein the generation unit includes information that filtering is not completed and information on the progress of filtering is included in the section status data.
上記入力されるデータは、実際のデータをPESパケットの形式で含み、
上記フィルタリング手段は、上記PESパケットから必要なPESパケットを取り出し、
上記検出手段は、上記PESパケットのデータの状態を検出し、
上記生成手段は、上記検出手段によって検出された上記PESパケットのデータの状態を基に、PESパケットステータスデータを生成し、
上記出力手段は、上記フィルタリング手段によって取り出されたPESパケットを上記PESパケットステータスデータとともに出力する、
ことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to any one of claims 1 to 5,
The input data includes actual data in the form of a PES packet,
The filtering means extracts necessary PES packets from the PES packets,
The detecting means detects a state of data of the PES packet,
The generating means generates PES packet status data based on a data state of the PES packet detected by the detecting means,
The output unit outputs the PES packet extracted by the filtering unit together with the PES packet status data.
A data processing device characterized by the above-mentioned.
上記データ処理装置は、さらに、不必要なデータを破棄する破棄手段を備え、
上記生成手段は、前記破棄手段によって破棄されたデータに関する情報を基に破棄データ用ステータスデータを生成し、
上記出力手段は、上記破棄データ用ステータスデータを破棄されたデータの代わりに出力する
ことを特徴とするデータ処理装置。9. The data processing device according to claim 1, wherein:
The data processing device further includes a discarding unit that discards unnecessary data,
The generating means generates status data for discarded data based on information on the data discarded by the discarding means,
The data processing device, wherein the output means outputs the discarded data status data instead of the discarded data.
上記不必要なデータは、上記同期手段によって同期が確立できなかったデータ、上記フィルタリング手段によって取り出されなかったデータ、及び上記検出手段によってエラーが検出されたデータの少なくとも1つを含むことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 9,
The unnecessary data includes at least one of data for which synchronization was not established by the synchronization unit, data that was not extracted by the filtering unit, and data for which an error was detected by the detection unit. Data processing device.
さらに、
上記フィルタリング手段によって取り出されたデータを上記出力手段から出力する前に、一時的に保持するデータバッファと、
上記生成手段によって生成されたステータスデータを上記出力手段から出力する前に、一時的に保持するステータスバッファと、
上記データバッファに保持されたデータの先頭あるいはエンドのアドレスを保持するデータバッファアドレス保持手段と、
を備え、
上記出力手段は、上記データバッファアドレス保持手段に格納された先頭のアドレスのデータを上記データ処理装置から出力する直前に、あるいは上記データバッファアドレス保持手段に格納されたエンドのアドレスのデータを上記データ処理装置から出力した直後に、上記ステータスバッファに格納されたステータスデータを出力する、
ことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to any one of claims 1 to 10,
further,
Before outputting the data extracted by the filtering means from the output means, a data buffer for temporarily holding,
Before outputting the status data generated by the generating unit from the output unit, temporarily holding a status buffer,
Data buffer address holding means for holding a head or end address of data held in the data buffer;
With
The output means outputs the data of the end address stored in the data buffer address holding means immediately before outputting the data of the head address stored in the data buffer address holding means from the data processing device or the data of the end address stored in the data buffer address holding means. Immediately after outputting from the processing device, output the status data stored in the status buffer,
A data processing device characterized by the above-mentioned.
上記ステータスデータは、上記データバッファのオーバーフローを含むことを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 11,
The data processing device, wherein the status data includes an overflow of the data buffer.
上記生成手段は、上記データバッファのオーバーフローのためにデータが破棄された場合、破棄されたデータの情報を基に破棄データ用ステータスデータを生成し、
上記出力手段は、上記破棄されたデータのかわりに上記破棄データ用ステータスデータを出力することを特徴とするデータ処理装置。The data processing device according to claim 12,
When the data is discarded due to overflow of the data buffer, the generation unit generates status data for discarded data based on information of the discarded data,
The data processing device, wherein the output means outputs the discarded data status data instead of the discarded data.
上記入力されたデータの同期を確立し、
同期確立後のデータから必要なデータを取り出し、
同期確立後のデータの状態を検出し、
上記データの状態を示すステータスデータを生成し、
上記ステータスデータを上記必要なデータとともに出力する、
工程を含むことを特徴とするデータ処理装置の制御方法。In a control method of a data processing device for processing and outputting digital data input in a packet format,
Establish synchronization of the data entered above,
Extract the necessary data from the data after synchronization is established,
Detects the state of data after synchronization is established,
Generate status data indicating the status of the data,
Outputting the status data together with the necessary data,
A method for controlling a data processing device, comprising a step.
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