JP3563428B2 - Multimedia control device - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、音楽教育用玩具などに用いて好適なマルチメディア制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、操作子の操作に応じて映像や音響を制御する装置が各種実用化されている。この種の装置は、ビデオゲームあるいはTVゲームと呼ばれ、遊戯者の反射神経を問うシューティングゲーム等が知られている。ビデオゲームは、ゲーム操作に対応したビデオ信号を発生するコンピュータ部と、このコンピュータ部から供給されるビデオ信号を映像表示するディスプレイとから構成される。コンピュータ部では、周知のROMパックに記憶された画像情報および制御情報を順次読み出し、例えば、画面背景となる静止画像をディスプレイに表示すると共に、ゲーム操作に応じて対応するキャラクタを静止画像上で移動させて動画表示したり、その動きに応じた効果音を発音するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
さて、このようなビデオゲームでは、映像による視覚的効果が主であり、音響効果は副次的な役割を果す場合が多い。また、遊戯者との対話性に乏しく、多くの場合、予め定められたストーリ内容に従ってゲームを進行させている。このため、遊戯者の自由な発想でゲームを進行でき、しかも、視覚的効果と音響効果とを融合させたマルチメディア制御装置が求められている。特に、幼児向けの知育玩具としては、視覚効果と音響効果とを融合し、ゲーム感覚で音感やリズム感を養うことができるマルチメディア制御装置が待望されている。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、視覚効果と音響効果とを融合し、ゲーム感覚で音感やリズム感を養い、さらには、楽器の音色、演奏方法を学習することができるマルチメディア制御装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、演奏操作される演奏操作子と、楽器に対応したキャラクタのなかから、いずれかを選択する選択手段と、選択されたキャラクタに対応する楽器の演奏を表す演奏パターンに応じて当該楽器音を所定区間、発生させた後、前記所定区間、前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じた楽器音を発生させる発音手段と、選択されたキャラクタを表す複数の画像パターンを切り替える画像制御手段であって、前記発音手段が、前記演奏パターンに応じた楽器音を発生させている場合にはその楽器音に同期して、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じて楽器音を発生させている場合には前記演奏操作子に対する演奏操作に同期して、それぞれ当該楽器を演奏するように当該キャラクタを動画表示させる画像制御手段とを具備することを特徴としている。
【0005】
請求項2に記載の発明にあっては、演奏操作される演奏操作子と、楽器に対応したキャラクタのなかから、いずれかを選択する選択手段と、選択されたキャラクタに対応する楽器の演奏を表す演奏パターンに応じて当該楽器音を所定区間、発生させた後、前記所定区間、前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じた楽器音を発生させる発音手段と、選択されたキャラクタを表す複数の画像パターンを切り替える画像制御手段であって、前記発音手段が、前記演奏パターンに応じた楽器音を発生させている場合にはその楽器音に同期して、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じて楽器音を発生させている場合には前記演奏操作子に対する演奏操作に同期して、それぞれ当該楽器を演奏するように当該キャラクタを動画表示させる画像制御手段と、前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏パターンで表される演奏と、前記演奏操作子への操作で示される演奏との一致不一致を判定する演奏判定手段と、前記演奏判定手段による判定結果を通知する通知手段とを具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】
本発明によれば、演奏パターンに応じた楽器音の発生と、その発生楽音に同期するキャラクタの動画表示とによって演奏の手本を示した後に、演奏操作に応じたが楽器音の発音とその演奏操作する動画表示が行われる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。
A.実施例の概略
図1は、本発明の実施例によるマルチメディア制御装置の概略を示す図である。図1(ロ)に示すように、マルチメディア制御装置1は、ビデオ信号Vsを発生すると共に、LチャンネルおよびRチャンネルのステレオ成分からなるオーディオ信号Asを発生し、ケーブルCを介して接続されるテレビジョン受像機20に供給する。テレビジョン受像機20は、ビデオ信号Vsに応じて映像を再生する一方、この映像に同期してオーディオ信号Asに対応する楽音および音声をスピーカから発音する。
【0008】
マルチメディア制御装置1は、図1(イ)に示す通り、開閉自在な蓋体1aとタブレット部1bとから構成される。なお、同図(イ)は展開状態を図示しており、収納状態では蓋体1aがタブレット部1b上に載置され、装置1は鞄状に収納される構造を備える。同図(イ)において、2はROMカセットであり、後述する制御プログラムや、自動演奏データおよび画像パターン、あるいは音声および楽器音を圧縮符号化したADPCMデータ等が記憶されている。3は絵本である。この絵本3の各ページに描かれている絵は、上記ROMカセット2の画像パターンも各々略対応する形で記憶されている。
【0009】
4は蓋体1a上部に配設されるページ検出センサであり、絵本3の各ページに形成される切り欠き部の有無を検出し、現在開かれている頁を判別する。5は磁束を発生するタッチペンである。タッチペン5が発生する磁束は、蓋体1a裏面内およびタブレット部1b上面内に敷設されるペン位置検出マトリクス5a(図2参照)によって検出され、ペン5が現在どの位置にあるか判別する。6はこの装置1をオンオフ設定する電源スイッチ、7はタブレット部1b上に置かれる鍵盤シートである。この鍵盤シートは、ペン位置検出マトリクス5aの配置位置に対応しており、タッチペン5のポインティング操作に応じて音高、符長指定できるようになっている。8はリズム演奏時に操作されるパッド、9は選択操作子として用いられるジョイパッドである。10は音声入力用のマイクロフォンである。
【0010】
B.実施例の構成
次に、図2を参照して実施例の構成について説明する。なお、図1に示す各部と共通する部分には、同一の番号を付し、その説明を省略する。図2において、5aは上述した蓋体1a裏面およびタブレット部1b上面に敷設されるペン位置検出マトリクスである。このマトリクス5aは、タッチペン5の磁束に応じて電磁誘導される電位を検出して当該ペン5のポインティング位置データを発生し、これをバスへ供給する。11はCPUであり、ROMカセット2から読み出した制御プログラムに基づき装置各部を制御する。このCPU11の動作については後述する。
【0011】
12はCPU11のワークエリアとして用いられるRAMであり、各種レジスタデータ等が一時記憶される。13は楽音データ入出力端子であり、外部MIDI楽器から供給されるMIDIデータをバスへ出力する一方、後述する楽音合成部15から供給されるMIDIデータを外部音源へ送出する。14は表示制御回路であり、CPU11から供給される画像制御信号に応じてROMカセット2から読み出した画像パターンをビデオ信号Vsに変換して出力する。20はビデオ信号Vsを映像再生するテレビジョン受像機等の表示手段である。
【0012】
楽音合成回路15は、周知の波形メモリ読み出し方式、または演算方式で構成される音源を有し、CPU11から供給される演奏データに応じて楽音合成した楽音信号を次段へ供給する。16は残響/音量制御回路であり、楽音合成回路15から出力される楽音信号に対してCPU11から供給される制御信号に応じた深さのリバーブを付与すると共に、そのボリュームを調整する。17はマイク10から入力される音声信号に対し、CPU11から供給される制御信号に応じた深さのリバーブを付与すると共に、そのボリュームを調整するマイク残響/音量制御回路である。
【0013】
18はディジタル音声処理回路であり、CPU11の指示の下にROMカセット2から読み出したADPCMデータをデコードしてアナログ音声信号を発生する。この処理回路18は、マイク10から入力された音声を一定時間サンプリングしてADPCMデータに符号化し、これをCPU11の制御の下にバスを介してRAM12の所定記憶エリアに書き込む。19はミキサであり、残響/音量制御回路16,17およびディジタル音声処理回路18の各出力を混合し、LチャンネルおよびRチャンネルのステレオ成分からなるオーディオ信号Asに変換して出力する。21は音響出力端子であり、LチャンネルおよびRチャンネルのオーディオ信号Asをテレビジョン受像機20等の外部サウンドシステムに供給する。
【0014】
C.実施例の動作
次に、上記構成による実施例の動作について図3〜図9を参照して説明する。ここでは、図3および図4を参照してメインルーチンの動作について説明した後、メインルーチンにおいてコールされるアイコン処理の動作を図5〜図9を参照して説明するものとする。
【0015】
(1)メインルーチンの動作
まず、この実施例によるマルチメディア制御装置1に電源が投入されると、CPU11はROMカセット2から所定の制御プログラムをロードして図3に示すメインルーチンを起動し、ステップSa1に処理を進める。ステップSa1では、RAM3に格納される各種レジスタやフラグ類をリセットしてイニシャライズし、次のステップSa2に進む。ステップSa2に進むと、CPU11はROMカセット2から初期画像パターンと、これに対応する自動演奏データとを順次読み出す。なお、ここで言う自動演奏データとは、指定リズム種類に対応する各リズム楽器音の発音タイミングを指示する所定小節分のパターンデータである。
【0016】
次いで、ステップSa3に進むと、CPU11はこうして読み出された初期画像パターンと自動演奏データとをバスを介してそれぞれ表示制御回路14と楽音合成回路15とに転送する。これにより、表示制御回路14は、初期画像パターンをビデオ信号Vsに変換して表示手段(テレビジョン受像機)20に供給する。一方、楽音合成回路15は、自動演奏データに応じて各リズム楽器音毎の楽音信号を合成する。楽音信号は、残響あるいは音量制御が施された後、ミキサ19を介して音響出力端子21からサウンドシステムに供給される。この結果、オープニング画面表示に同期した自動リズム演奏がなされる。
【0017】
次に、CPU11は、ステップSa4に進み、蓋体1a(図1(イ)参照)の裏面にセットされている絵本3のページが捲られたか否かを判断する。ここで、ページ検出センサ4の出力が変化しなければ、オープニングページのままであると見做して判断結果が「NO」となり、ステップSa3に戻り、上述したオープニング状態を維持する。そして、例えば、図4に図示する「アニマルステージ」ページを開くと、ページ検出センサ4がこれを検出する。これにより、ステップSa4の判断結果が「YES」となり、CPU11の処理はステップSa5に進む。
【0018】
ステップSa5では、ROMカセット2から対応するページの画像パターンおよび自動演奏データを順次読み出す。次いで、ステップSa6では、読み出した画像パターンと自動演奏データとをそれぞれ表示制御回路14と楽音合成回路15とに転送する。これにより、図4に示す絵本ページと同様の「アニマルステージ」画面が静止画として表示される一方、自動演奏データに対応する各リズム楽器音が合成され、ステージオープニング演奏がなされる。
【0019】
次いで、CPU11の処理がステップSa7に進むと、図4に図示される絵本ページ上の「アイコン」がタッチペン5によってポインティングされたか否かを判断する。このページ上では、右側ページ下部に描かれている「1本のバナナ」、「2本のバナナ」、「3本のバナナ」および「4本のバナナ」がアイコンEC〜EC4となる。ここで、アイコンEC1〜EC4がいずれもポインティングされない場合には、判断結果は「NO」となり、「アニマルステージ」画面がステージオープニング演奏と共に表示され続ける。一方、アイコンEC1〜EC4のいずれかがポインティングされると、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップSa8へ処理を進める。
【0020】
ステップSa8では、ポインティングされたアイコン種別に応じたイベントが実行される。このイベントとは、ゲーム感覚で音感・リズム感等を知育するようにした処理であり、その詳細については後述するものとする。そして、各アイコン毎のイベントが完了する毎にCPU11は、処理をステップSa9に進め、ページ変化があるまで前述したステップSa6〜Sa8を繰り返す。
このように、メインルーチンでは、絵本3の各ページに対応した画像と演奏とを同期して再生するようにしており、遊戯者との対話性を重視したマルチメディアを実現している。
【0021】
(2)アイコン処理ルーチンの動作
▲1▼アイコンEC1がポインティングされた場合の動作
図4に図示する絵本ページにおいて、アイコンEC1(「1本のバナナ」)がタッチペン5でポインティングされると、ペン位置検出マトリクス5aがこれに応じてポインティング位置データをCPU11に与える。これにより、CPU11はアイコンEC1がポインティングされたことを認知して図5に示すアイコンEC1処理ルーチンを起動し、ステップSb1へ処理を進める。なお、タッチペン5のペン先には、マイクロスイッチが設けられており、当該ペン先がペン位置検出マトリクス5a上に押し当てられ、当該スイッチがオン状態になった時点で上記ポインティング位置データがCPU11に取り込まれる。
【0022】
ステップSb1では、「ゾウ」、「フラミンゴ」、「キリン」、「ワニ」および「ライオン」の各キャラクタA〜Eの演奏動作に対応する複数の画像データをROMカセット2から読み出し、この複数の画像を切換えることでこれらキャラクタA〜Eがそれぞれ図8に示すように、打楽器演奏動作するよう動画表示する。さらに、この打楽器演奏動作に同期して各キャラクタにアサインされている打楽器音(ゾウ:バスドラム、フラミンゴ:タンバリン、キリン:クラベス、ワニ:ボンゴ、ライオン:シンバル)を楽音合成し、「ジャングルバンド」の演奏を開始させる。
【0023】
次いで、ステップSb2に進むと、キャラクタA〜Eのいずれかがポインティングされたか否かを判断する。ここで、例えば、キャラクタA(「ゾウ」)がポインティングされたとする。そうすると、判断結果が「YES」となり、次のステップSb3に進む。ステップSb3では、ポインティングされたキャラクタA、すなわち、「ゾウ」の画像を画面上一歩前に進むように移動制御すると共に、選んだキャラクタの手前に表示される「チューリップ」を開いた形状とする背景画像制御を行う。そして、ステップSb4に進むと、キャラクタA(「ゾウ」)に対応させた演奏データのみ楽音合成する。この場合、キャラクタA(「ゾウ」)が持つ楽器である「バスドラム音」の音量を増加して独奏を引き立たせるよう音量制御がなされる。
【0024】
このようにして指定キャラクタの独奏が所定フレーズ分完了すると、CPU11はステップSb5に処理を進め、全キャラクタA〜Eについて再生が完了した(ポインティングされた)か否かを判断する。ここで、全キャラクタA〜Eの独奏が完了していなければ、判断結果は「NO」となり、前述したステップSb1〜Sb4を繰り返す。一方、全キャラクタA〜Eについて再生が完了している場合には、判断結果が「YES」となり、次のステップSb6に進む。ステップSb6では、各キャラクタA〜Eの独奏が一巡したとして独奏内容を替えるべくリズムパターンを更新する。
【0025】
そして、ステップSb7に進むと、ROMカセット2に格納された全リズムパターン(例えば、5種類)の演奏データが全て再生されたか否かを判断する。ここで、全種類のリズムパターンが再生されていない場合、判断結果は「NO」となり、ステップSb6において更新されたリズムパターンに基づき、再度ステップSb1〜Sb6が繰り返される。なお、全リズムパターンについて各キャラクタA〜E毎の独奏がなされた場合には、ここでの判断結果が「YES」となり、CPU11は処理を前述したメインルーチンへ復帰させる。
【0026】
以上のように、アイコンEC1処理では、遊戯者によって選択される動物(キャラクタ)が画面上、1歩前に進み、その動物が持つ打楽器による独奏がなされる。この時、動物(キャラクタ)の演奏動作は演奏音に同期して動画制御されるため、あたかも、絵本3に描かれた動物が打楽器を演奏しているかのような視覚的効果および音響的効果が得られる。
【0027】
▲2▼アイコンEC2がポインティングされた場合の動作
図4に図示する絵本ページにおいて、遊戯者がアイコンEC2(「2本のバナナ」)をタッチペン5でポインティングすると、ペン位置検出マトリクス5aがこれに応じてポインティング位置データをCPU11に与える。これにより、CPU11はアイコンEC2がポインティングされたことを認知して図6に示すアイコンEC2処理ルーチンを起動し、ステップSc1へ処理を進める。ステップSc1では、ROMカセット2から読み出したADPCMデータをディジタル音声処理回路18(図2参照)に供給する。これにより、音声再生がなされ、「好きな動物にタッチして下さい」というナレーション指示がなされる。
【0028】
次いで、ステップSc2に進むと、CPU11はこのナレーション指示に応じて遊戯者がキャラクタA〜Eのいずれかをポインティングするまで待機する。ここで、例えば、遊戯者によってキャラクタA(「ゾウ」)がポインティングされると、判断結果が「YES」となり、次のステップSc3に処理を進める。ステップSc3では、ポインティングされた「ゾウ」の画像を画面上一歩前に進むように移動制御すると共に、「ゾウ」の手前に表示される「チューリップ」を開いた形状とする背景画像制御を行う。この結果、テレビジョン受像機20には、図9に示す画像が表示される。
【0029】
そして、ステップSc4に進むと、指定されたキャラクタAに対応する打楽器の演奏データを読み出し、この場合、ドラム音が1小節分リズム演奏され、この演奏に同期してキャラクタAの演奏動作を動画表示する。次に、この1小節分のリズム演奏および動画表示が完了すると、CPU11はステップSc5に処理を進め、ROMカセット2から読み出したADPCMデータをディジタル音声処理回路18へ転送し、「同じリズムでパッドを叩いて下さい」というナレーション指示する。そして、さらに、遊戯者に対してパッド操作を促すため、「いちにさん、はい」というナレーションを音声再生する。
【0030】
ここで、遊戯者がこのナレーションに応じてパッド8(図2参照)を叩いて1小節分のリズムを刻むと、CPU11はステップSc6においてそのパッド操作を検出し、パッド操作情報を発生する。続いて、ステップSc7では、パッド操作情報に応じてキャラクタAの演奏動作を動画表示する一方、パッド操作情報に同期してドラム音を楽音合成する。すなわち、パッド操作に応じてキャラクタAをドラム演奏動作させ、その動作に同期してドラム音を発音する。次に、ステップSc8(図7参照)に進むと、ステップSc4において演奏された適正なリズムパターンと遊戯者によるパッド操作タイミングとが一致するか否かを判断する。ここで、リズムパターンとパッド操作タイミングとの間に所定の誤差がある場合には、判断結果が「NO」となり、ステップSc9に処理を進める。
【0031】
ステップSc9では、ROMカセット2から読み出したADPCMデータをディジタル音声処理回路18へ転送し、「もう一度パッドを叩いて下さい」というナレーションを音声合成する。この後、CPU11は再び上述したステップSc4以降を繰り返す。一方、リズムパターンとパッド操作タイミングとが一致すると、上記ステップSc8の判断結果が「YES」となり、ステップSc10に進む。なお、リズムパターンとパッド操作タイミングとが一致し、パッド操作をクリアできると、ファンファーレ音が楽音合成されるようにしている。ステップSc10では、全キャラクタA〜Eについてパッド操作をクリアしたか否かを判断する。ここで、クリアしていない場合には、判断結果が「NO」となり、次のステップSc11に進む。
【0032】
ステップSc11では、例えば、上述したキャラクタA(「ゾウ」)に続いて次のキャラクタB(「フラミンゴ」)を指定し、前述したステップSc3以降を繰り返す。そして、全キャラクタA〜Eに関するパッド操作をクリアすると、ステップSc10の判断結果が「YES」となり、ステップSc12に進む。ステップSc12では、全キャラクタA〜E、すなわち、「ゾウ」、「フラミンゴ」、「キリン」、「ワニ」および「ライオン」の演奏動作に対応する画像データをROMカセット2から読み出し、これらキャラクタA〜Eが打楽器合奏するよう動画表示する。さらに、この動画表示に同期して各キャラクタにアサインされている打楽器音を楽音合成し、「ジャングルバンド」を演奏する。
【0033】
このように、アイコンEC2処理では、打楽器の参加イベントがなされ、ナレーションの指示に従って選択した動物(キャラクタ)のリズムに合うようにパッドを叩くと、そのパッド操作に応じてキャラクタがその楽器特有の演奏動作を行い、当該キャラクタが持つ打楽器音がリズム発音される。そして、タイミング良く1小節分叩けると、ファンファーレが鳴り、次のキャラクタに移るようになっている。このため、視覚的効果と音響効果とを融合させたマルチメディアにより、ゲーム感覚で遊びながら正確なリズム感を養うことが可能になる。
【0034】
なお、図4に示すアイコンEC3(「3本のバナナ」)をポインティングした場合には、アイコンEC2処理と同様に打楽器の参加イベントがなされる。アイコンEC3処理では、ナレーションの指示に従って選択した動物(キャラクタ)のリズム(2小節分)に合うようにパッドを叩くと、そのパッド操作に応じてキャラクタが演奏動作し、対応する打楽器音がリズム発音される。この場合も、タイミング良く2小節分リズムを刻むと、ファンファーレが鳴り、そのキャラクタのリズムをクリアできるようになっている。
【0035】
さらに、アイコンEC4(「4本のバナナ」)をポインティングした場合には、フリー演奏イベントが実行される。このフリー演奏イベントとは、全キャラクタA〜Eが打楽器合奏している状態でいずれかのキャラクタを選択し、選択したキャラクタが遊戯者のパッド操作に応じて演奏するようになっている。したがって、これらアイコンEC3,EC4処理においても、絵本に描かれた動物が打楽器を演奏しているかのような視覚的効果に実際のパッド操作による打楽器演奏が加わり、ゲーム感覚で音感やリズム感を育むことが可能になる。
なお、上記実施例において、楽器は全てリズム楽器としたが、楽器音および画像パターンはこれに限らず、例えば、図10に示すように、キャラクタに吹奏楽器をアサインするようにしても良く、この他、弦楽器や鍵盤楽器等でも良いことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、演奏パターンに応じた楽器音の発生と、その発生楽音に同期するキャラクタの動画表示とによって演奏の手本を示した後に、演奏操作に応じたが楽器音の発音とその演奏操作する動画表示が行われるので、楽器の形状、音色、その演奏方法を、視覚的・聴覚的に総合的に学習することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチメディア制御装置1の概略構造を示す図である。
【図2】同実施例の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】同実施例におけるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施例における絵本ページの一例を示す図である。
【図5】同実施例におけるアイコンEC1処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図6】同実施例におけるアイコンEC2処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図7】同実施例におけるアイコンEC2処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図8】同実施例におけるアイコンEC1処理ルーチンの動作を説明するための図である。
【図9】同実施例におけるアイコンEC2処理ルーチンの動作を説明するための図である。
【図10】キャラクタに吹奏楽器をアサインした場合の画像パターン例を示す図である。
【符号の説明】
2…ROMカセット(発音制御手段、画像制御手段)、5…タッチペン(楽器音指定手段)、5a…ペン位置検出マトリクス(楽器音指定手段)、8…パッド(演奏操作子)、11…CPU(楽器音指定手段、発音制御手段、画像制御手段)、12…RAM、14…表示制御回路(画像制御手段)、15…楽音合成回路(発音制御手段)。
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a multimedia control apparatus suitable for use in, for example, a musical educational toy.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various devices for controlling video and sound according to operation of an operator have been put into practical use. This type of device is called a video game or a TV game, and a shooting game that asks a player's reflexes is known. A video game includes a computer unit that generates a video signal corresponding to a game operation and a display that displays a video signal supplied from the computer unit. The computer unit sequentially reads image information and control information stored in a well-known ROM pack, for example, displays a still image as a screen background on the display, and moves a corresponding character on the still image according to a game operation. The video is displayed and sound effects are generated according to the movement.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Now, in such a video game, the visual effect by the image is the main, and the acoustic effect often plays a secondary role. In addition, the game is inferior with the player, and in many cases, the game is progressed according to a predetermined story content. For this reason, there is a need for a multimedia control device that allows a game to proceed with the free idea of a player and that combines visual and acoustic effects. In particular, as an educational toy for infants, a multimedia control device that can combine visual effects and sound effects and develop a sense of sound and rhythm as a game is desired.
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and combines a visual effect and a sound effect, cultivates a sense of sound and rhythm as a game sensation, and further can learn a musical instrument tone and performance method. The object is to provide a media control device.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In the invention according to claim 1, a performance operator operated for performance,Selection means for selecting one of the characters corresponding to the musical instrument, and the character corresponding to the selected characterDepending on the performance pattern that represents the performance of the instrument,Predetermined section,After generatingThe predetermined section,Sounding means for generating an instrument sound corresponding to a performance operation on the performance operator when the performance operator is operated,chosenAn image control means for switching a plurality of image patterns representing a character, wherein when the sound generation means generates an instrument sound corresponding to the performance pattern, the performance control element is synchronized with the instrument sound. In the case where an instrument sound is generated in accordance with a performance operation, the image control means for displaying the character in a moving image so as to perform the instrument in synchronization with the performance operation on the performance operator, respectively. It is a feature.
[0005]
In the invention according to claim 2, a performance operator operated for performance;Selection means for selecting one of the characters corresponding to the musical instrument, and the character corresponding to the selected characterDepending on the performance pattern that represents the performance of the instrument,Predetermined section,After generatingThe predetermined section,Sounding means for generating an instrument sound corresponding to a performance operation on the performance operator when the performance operator is operated,chosenAn image control means for switching a plurality of image patterns representing a character, wherein when the sound generation means generates an instrument sound corresponding to the performance pattern, the performance control element is synchronized with the instrument sound. In the case where a musical instrument sound is generated in accordance with a performance operation, an image control means for displaying the character in a moving image so as to perform the musical instrument in synchronism with the performance operation for the performance operation element, and the performance operation element When a performance operation is performed, a performance determination unit that determines whether or not the performance represented by the performance pattern and the performance indicated by the operation on the performance operator are coincident, and a determination result by the performance determination unit is notified. And a notification means.
[0006]
[Action]
According to the present invention,After showing the example of performance by generating the instrument sound according to the performance pattern and displaying the animation of the character synchronized with the generated musical sound, the sound of the instrument sound and the animation display for performing the performance are displayed according to the performance operation. Done.
[0007]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
A. Summary of Examples
FIG. 1 is a diagram schematically illustrating a multimedia control apparatus according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1B, the multimedia control device 1 generates a video signal Vs and an audio signal As composed of stereo components of the L channel and the R channel, and is connected via a cable C. Supplied to the television receiver 20. The television receiver 20 reproduces a video in accordance with the video signal Vs, and generates a musical sound and a sound corresponding to the audio signal As from a speaker in synchronization with the video.
[0008]
As shown in FIG. 1 (a), the multimedia control device 1 includes a lid 1a that can be opened and closed and a tablet unit 1b. In addition, the figure (A) has shown the unfolded state, and the cover body 1a is mounted on the tablet part 1b in the accommodation state, and the apparatus 1 is equipped with the structure accommodated in a bowl shape. In FIG. 2A, reference numeral 2 denotes a ROM cassette, which stores a control program, automatic performance data and image patterns, or ADPCM data obtained by compression encoding voice and musical instrument sound, and the like. 3 is a picture book. The picture drawn on each page of the picture book 3 is stored in a form that substantially corresponds to the image pattern of the ROM cassette 2.
[0009]
Reference numeral 4 denotes a page detection sensor disposed on the upper portion of the lid 1a, which detects the presence or absence of a notch formed on each page of the picture book 3 and discriminates the currently opened page. Reference numeral 5 denotes a touch pen that generates magnetic flux. The magnetic flux generated by the touch pen 5 is detected by a pen position detection matrix 5a (see FIG. 2) laid on the back surface of the lid 1a and the upper surface of the tablet unit 1b, and determines where the pen 5 is currently located. Reference numeral 6 denotes a power switch for setting the device 1 on and off, and reference numeral 7 denotes a keyboard sheet placed on the tablet unit 1b. This keyboard sheet corresponds to the arrangement position of the pen position detection matrix 5 a, and the pitch and note length can be designated according to the pointing operation of the touch pen 5. Reference numeral 8 denotes a pad operated during rhythm performance, and reference numeral 9 denotes a joypad used as a selection operator. Reference numeral 10 denotes a microphone for voice input.
[0010]
B. Example configuration
Next, the configuration of the embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same number is attached | subjected to the part which is common in each part shown in FIG. 1, and the description is abbreviate | omitted. In FIG. 2, 5a is a pen position detection matrix laid on the back surface of the lid 1a and the upper surface of the tablet 1b. The matrix 5a detects a potential electromagnetically induced according to the magnetic flux of the touch pen 5, generates the pointing position data of the pen 5, and supplies this to the bus. A CPU 11 controls each part of the apparatus based on a control program read from the ROM cassette 2. The operation of the CPU 11 will be described later.
[0011]
A RAM 12 is used as a work area for the CPU 11 and temporarily stores various register data. A tone data input / output terminal 13 outputs MIDI data supplied from an external MIDI musical instrument to the bus, and sends MIDI data supplied from a tone synthesis unit 15 described later to an external sound source. A display control circuit 14 converts an image pattern read from the ROM cassette 2 into a video signal Vs in accordance with an image control signal supplied from the CPU 11 and outputs the video signal Vs. Reference numeral 20 denotes display means such as a television receiver for reproducing the video signal Vs.
[0012]
The tone synthesizing circuit 15 has a sound source configured by a well-known waveform memory reading method or calculation method, and supplies a tone signal synthesized with a tone according to performance data supplied from the CPU 11 to the next stage. Reference numeral 16 denotes a reverberation / volume control circuit that applies a reverb with a depth corresponding to the control signal supplied from the CPU 11 to the tone signal output from the tone synthesis circuit 15 and adjusts its volume. Reference numeral 17 denotes a microphone reverberation / volume control circuit that applies a reverberation having a depth corresponding to a control signal supplied from the CPU 11 to an audio signal input from the microphone 10 and adjusts its volume.
[0013]
A digital audio processing circuit 18 decodes ADPCM data read from the ROM cassette 2 under the instruction of the CPU 11 and generates an analog audio signal. The processing circuit 18 samples the audio input from the microphone 10 for a certain period of time, encodes it into ADPCM data, and writes it into a predetermined storage area of the RAM 12 via the bus under the control of the CPU 11. Reference numeral 19 denotes a mixer which mixes the outputs of the reverberation / volume control circuits 16 and 17 and the digital audio processing circuit 18 and converts the output into an audio signal As composed of stereo components of the L channel and the R channel and outputs it. An audio output terminal 21 supplies the L-channel and R-channel audio signals As to an external sound system such as the television receiver 20.
[0014]
C. Operation of the embodiment
Next, the operation of the embodiment having the above configuration will be described with reference to FIGS. Here, after the operation of the main routine is described with reference to FIGS. 3 and 4, the operation of icon processing called in the main routine will be described with reference to FIGS. 5 to 9.
[0015]
(1) Main routine operation
First, when the multimedia control device 1 according to this embodiment is turned on, the CPU 11 loads a predetermined control program from the ROM cassette 2 to start the main routine shown in FIG. 3, and proceeds to step Sa1. In step Sa1, various registers and flags stored in the RAM 3 are reset and initialized, and the process proceeds to the next step Sa2. In step Sa2, the CPU 11 sequentially reads the initial image pattern and the corresponding automatic performance data from the ROM cassette 2. The automatic performance data referred to here is pattern data for a predetermined measure for instructing the sound generation timing of each rhythm instrument sound corresponding to the specified rhythm type.
[0016]
Next, when proceeding to step Sa3, the CPU 11 transfers the initial image pattern and the automatic performance data thus read out to the display control circuit 14 and the musical tone synthesis circuit 15 via the bus. Thereby, the display control circuit 14 converts the initial image pattern into the video signal Vs and supplies it to the display means (television receiver) 20. On the other hand, the musical tone synthesis circuit 15 synthesizes musical tone signals for each rhythm instrument sound according to the automatic performance data. The tone signal is subjected to reverberation or volume control, and then supplied from the sound output terminal 21 to the sound system via the mixer 19. As a result, an automatic rhythm performance synchronized with the opening screen display is performed.
[0017]
Next, the CPU 11 proceeds to step Sa4 and determines whether or not the page of the picture book 3 set on the back surface of the lid 1a (see FIG. 1 (a)) has been turned. Here, if the output of the page detection sensor 4 does not change, it is assumed that the page is still the opening page, the determination result is “NO”, the process returns to step Sa3, and the above-described opening state is maintained. For example, when the “animal stage” page shown in FIG. 4 is opened, the page detection sensor 4 detects this. Thereby, the determination result of step Sa4 becomes “YES”, and the process of the CPU 11 proceeds to step Sa5.
[0018]
In step Sa5, the image pattern and automatic performance data of the corresponding page are sequentially read from the ROM cassette 2. Next, in step Sa6, the read image pattern and automatic performance data are transferred to the display control circuit 14 and the tone synthesis circuit 15, respectively. As a result, the “animal stage” screen similar to the picture book page shown in FIG. 4 is displayed as a still image, while the rhythm instrument sounds corresponding to the automatic performance data are synthesized and the stage opening performance is performed.
[0019]
Next, when the processing of the CPU 11 proceeds to step Sa7, it is determined whether or not the “icon” on the picture book page shown in FIG. On this page, “1 banana”, “2 bananas”, “3 bananas”, and “4 bananas” drawn at the bottom of the right page are icons EC to EC4. If none of the icons EC1 to EC4 are pointed, the determination result is “NO”, and the “Animal Stage” screen continues to be displayed along with the stage opening performance. On the other hand, when any of the icons EC1 to EC4 is pointed, the determination result here is “YES”, and the process proceeds to step Sa8.
[0020]
In step Sa8, an event corresponding to the icon type pointed to is executed. This event is a process in which a sense of sound, a sense of rhythm, and the like are learned in a game sense, and details thereof will be described later. Then, every time the event for each icon is completed, the CPU 11 advances the process to step Sa9, and repeats the above steps Sa6 to Sa8 until there is a page change.
As described above, in the main routine, an image corresponding to each page of the picture book 3 and a performance are reproduced in synchronization with each other, thereby realizing a multimedia that places importance on interactivity with a player.
[0021]
(2) Operation of icon processing routine
(1) Operation when icon EC1 is pointed
In the picture book page shown in FIG. 4, when the icon EC1 (“one banana”) is pointed with the touch pen 5, the pen position detection matrix 5a gives pointing position data to the CPU 11 accordingly. Thereby, the CPU 11 recognizes that the icon EC1 is pointed and activates the icon EC1 processing routine shown in FIG. 5, and advances the processing to step Sb1. Note that the pen tip of the touch pen 5 is provided with a micro switch, and when the pen tip is pressed against the pen position detection matrix 5a and the switch is turned on, the pointing position data is transferred to the CPU 11. It is captured.
[0022]
In step Sb1, a plurality of image data corresponding to the performance actions of the characters A to E of “elephant”, “flamingo”, “giraffe”, “crocodile” and “lion” are read from the ROM cassette 2, and the plurality of images are read. These characters A to E are displayed as moving images so as to perform percussion instrument performance as shown in FIG. In addition, the percussion instrument sounds (elephant: bass drum, flamingo: tambourine, giraffe: claves, crocodile: bongo, lion: cymbal) assigned to each character in synchronism with this percussion instrument performance are synthesized to create a “jungle band”. Start playing.
[0023]
Next, when proceeding to step Sb2, it is determined whether or not any of the characters A to E is pointed. Here, for example, it is assumed that the character A (“Elephant”) is pointed. If it does so, a judgment result will be "YES" and will progress to the following step Sb3. In step Sb3, the pointing character A, that is, the image of “elephant” is controlled to move forward one step on the screen, and the “tulip” displayed in front of the selected character has an open shape. Perform image control. In step Sb4, only the performance data corresponding to the character A (“Elephant”) is synthesized. In this case, the volume control is performed so that the volume of the “bass drum sound” that is the musical instrument of the character A (“Elephant”) is increased to enhance the solo.
[0024]
When the solo of the designated character is completed for the predetermined phrase in this way, the CPU 11 advances the process to step Sb5 to determine whether or not the reproduction has been completed (pointed) for all the characters A to E. Here, if the solos of all the characters A to E are not completed, the determination result is “NO”, and the above-described steps Sb1 to Sb4 are repeated. On the other hand, if the reproduction has been completed for all the characters A to E, the determination result is “YES”, and the flow proceeds to the next Step Sb6. In step Sb6, the rhythm pattern is updated in order to change the solo contents, assuming that the solos of the characters A to E have been completed.
[0025]
In step Sb7, it is determined whether or not all performance data of all rhythm patterns (for example, five types) stored in the ROM cassette 2 have been reproduced. If all types of rhythm patterns are not reproduced, the determination result is “NO”, and steps Sb1 to Sb6 are repeated again based on the rhythm patterns updated in step Sb6. When the solo for each character A to E is made for all the rhythm patterns, the determination result here is “YES”, and the CPU 11 returns the processing to the main routine described above.
[0026]
As described above, in the icon EC1 process, the animal (character) selected by the player advances one step on the screen, and the solo by the percussion instrument that the animal has is performed. At this time, the performance of the performance of the animal (character) is controlled in a moving image in synchronization with the performance sound, so that the visual effect and the acoustic effect as if the animal depicted in the picture book 3 is playing a percussion instrument. can get.
[0027]
(2) Operation when icon EC2 is pointed
In the picture book page shown in FIG. 4, when the player points the icon EC2 (“two bananas”) with the touch pen 5, the pen position detection matrix 5a provides pointing position data to the CPU 11 accordingly. Thereby, the CPU 11 recognizes that the icon EC2 is pointed and starts the icon EC2 processing routine shown in FIG. 6, and advances the process to step Sc1. In step Sc1, ADPCM data read from the ROM cassette 2 is supplied to the digital audio processing circuit 18 (see FIG. 2). As a result, voice reproduction is performed, and a narration instruction “Please touch a favorite animal” is given.
[0028]
Next, when proceeding to step Sc2, the CPU 11 waits until the player points any of the characters A to E in response to the narration instruction. Here, for example, when the character A (“Elephant”) is pointed by the player, the determination result is “YES”, and the process proceeds to the next step Sc3. In step Sc3, movement control is performed so that the image of the pointed “elephant” moves forward one step on the screen, and background image control is performed so that the “tulip” displayed in front of the “elephant” is opened. As a result, the image shown in FIG. 9 is displayed on the television receiver 20.
[0029]
In step Sc4, performance data of the percussion instrument corresponding to the designated character A is read out. In this case, the drum sound is played in a rhythm for one measure, and the performance operation of the character A is displayed in a moving image in synchronization with the performance. To do. Next, when this one-measure rhythm performance and moving image display is completed, the CPU 11 advances the process to step Sc5, transfers the ADPCM data read from the ROM cassette 2 to the digital audio processing circuit 18, and reads "pad with the same rhythm. Please give me a narration instruction. Further, in order to prompt the player to perform the pad operation, the narration “Ichini-san, yes” is reproduced by voice.
[0030]
Here, when the player hits the pad 8 (see FIG. 2) in response to this narration to cut the rhythm for one measure, the CPU 11 detects the pad operation in Step Sc6 and generates pad operation information. Subsequently, in step Sc7, while the performance operation of the character A is displayed as a moving image in accordance with the pad operation information, the drum sound is synthesized with the musical tone in synchronization with the pad operation information. That is, the character A is caused to perform a drum performance in response to the pad operation, and a drum sound is generated in synchronization with the operation. Next, when proceeding to step Sc8 (see FIG. 7), it is determined whether or not the appropriate rhythm pattern played in step Sc4 matches the pad operation timing by the player. If there is a predetermined error between the rhythm pattern and the pad operation timing, the determination result is “NO”, and the process proceeds to step Sc9.
[0031]
In step Sc9, the ADPCM data read from the ROM cassette 2 is transferred to the digital voice processing circuit 18 and voice synthesizes a narration “tap the pad again”. Thereafter, the CPU 11 repeats the above-described step Sc4 and subsequent steps. On the other hand, if the rhythm pattern matches the pad operation timing, the determination result in Step Sc8 is “YES”, and the process proceeds to Step Sc10. If the rhythm pattern matches the pad operation timing and the pad operation can be cleared, the fanfare sound is synthesized with a musical tone. In step Sc10, it is determined whether or not the pad operation has been cleared for all characters A to E. If it is not cleared, the determination result is “NO”, and the flow advances to next Step Sc11.
[0032]
In Step Sc11, for example, the next character B (“Flamingo”) is designated following the character A (“Elephant”) described above, and Step Sc3 and subsequent steps described above are repeated. When the pad operations related to all characters A to E are cleared, the determination result in step Sc10 is “YES”, and the flow proceeds to step Sc12. In step Sc12, image data corresponding to the performance actions of all the characters A to E, that is, "elephant", "flamingo", "giraffe", "crocodile" and "lion" are read from the ROM cassette 2, and these characters A to E are read. A video is displayed so that E plays a percussion instrument. Furthermore, in synchronism with this moving image display, the percussion instrument sound assigned to each character is synthesized with a musical tone and a “jungle band” is played.
[0033]
In this way, in the icon EC2 process, a percussion instrument participation event is made, and when the pad is hit so as to match the rhythm of the animal (character) selected according to the instruction of the narration, the character plays a performance specific to the instrument according to the pad operation. An action is performed, and the percussion instrument sound of the character is rhythmically generated. Then, when you hit one bar at the right time, a fanfare sounds and you move to the next character. For this reason, it is possible to cultivate an accurate sense of rhythm while playing like a game with multimedia that combines visual effects and acoustic effects.
[0034]
When the icon EC3 ("three bananas") shown in FIG. 4 is pointed, a percussion instrument participation event is performed in the same manner as the icon EC2 process. In the icon EC3 process, when a pad is hit so as to match the rhythm (two bars) of the animal (character) selected according to the narration instruction, the character will perform in response to the pad operation, and the corresponding percussion instrument sound will produce a rhythm sound. Is done. In this case as well, when a two-measure rhythm is carved in a timely manner, a fanfare sounds and the rhythm of the character can be cleared.
[0035]
Furthermore, when the icon EC4 (“4 bananas”) is pointed, a free performance event is executed. In this free performance event, any character is selected in a state in which all characters A to E are percussion ensemble ensemble, and the selected character performs according to the player's pad operation. Therefore, in these icon EC3 and EC4 processing, percussion instrument performance by actual pad operation is added to the visual effect as if the animal depicted in the picture book is playing the percussion instrument, and the sense of sound and rhythm are nurtured like a game. It becomes possible.
In the above embodiment, the musical instruments are all rhythmic musical instruments. However, the musical instrument sounds and image patterns are not limited to this. For example, as shown in FIG. 10, a wind instrument may be assigned to a character. Needless to say, stringed instruments and keyboard instruments may also be used.
[0036]
【The invention's effect】
As explained above, according to the present invention,After showing the example of performance by generating the instrument sound according to the performance pattern and displaying the animation of the character synchronized with the generated musical sound, the sound of the instrument sound and the animation display for performing the performance are displayed according to the performance operation. Since it is performed, it becomes possible to learn visually and auditorily the shape, tone color, and performance method of the instrument.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic structure of a multimedia control device 1 according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an electrical configuration of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of a main routine in the same embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a picture book page in the same embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing an operation of an icon EC1 processing routine in the embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing an operation of an icon EC2 processing routine in the embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing an operation of an icon EC2 processing routine in the embodiment.
FIG. 8 is a diagram for explaining an operation of an icon EC1 processing routine in the embodiment;
FIG. 9 is a diagram for explaining an operation of an icon EC2 processing routine in the embodiment;
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of an image pattern when a wind instrument is assigned to a character.
[Explanation of symbols]
2 ... ROM cassette (sound generation control means, image control means), 5 ... touch pen (instrument sound designation means), 5a ... pen position detection matrix (instrument sound designation means), 8 ... pad (performance operator), 11 ... CPU ( Musical instrument sound designating means, sound generation control means, image control means), 12... RAM, 14... Display control circuit (image control means), 15.

Claims (2)

演奏操作される演奏操作子と、
楽器に対応したキャラクタのなかから、いずれかを選択する選択手段と、
選択されたキャラクタに対応する楽器の演奏を表す演奏パターンに応じて当該楽器音を所定区間、発生させた後、前記所定区間、前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じた楽器音を発生させる発音手段と、
選択されたキャラクタを表す複数の画像パターンを切り替える画像制御手段であって、前記発音手段が、前記演奏パターンに応じた楽器音を発生させている場合にはその楽器音に同期して、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じて楽器音を発生させている場合には前記演奏操作子に対する演奏操作に同期して、それぞれ当該楽器を演奏するように当該キャラクタを動画表示させる画像制御手段と
を具備することを特徴とするマルチメディア制御装置。
A performance controller to be operated, and
A selection means for selecting one of the characters corresponding to the instrument;
Predetermined interval the instrument sound according to the performance pattern which represents the performance of the instrument corresponding to the selected character, after generating, when the predetermined interval, it said performance operators are performance operation, the performance relative to the performance operator Sound generation means for generating instrument sounds according to the operation;
Image control means for switching a plurality of image patterns representing a selected character, wherein the sounding means synchronizes with the instrument sound when the sound generation means generates an instrument sound according to the performance pattern; In the case where an instrument sound is generated in response to a performance operation on the operation element, image control means for displaying the character in a moving image so as to play the instrument in synchronization with the performance operation on the performance operation element is provided. A multimedia control device.
演奏操作される演奏操作子と、
楽器に対応したキャラクタのなかから、いずれかを選択する選択手段と、
選択されたキャラクタに対応する楽器の演奏を表す演奏パターンに応じて当該楽器音を所定区間、発生させた後、前記所定区間、前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じた楽器音を発生させる発音手段と、
選択されたキャラクタを表す複数の画像パターンを切り替える画像制御手段であって、前記発音手段が、前記演奏パターンに応じた楽器音を発生させている場合にはその楽器音に同期して、前記演奏操作子に対する演奏操作に応じて楽器音を発生させている場合には前記演奏操作子に対する演奏操作に同期して、それぞれ当該楽器を演奏するように当該キャラクタを動画表示させる画像制御手段と、
前記演奏操作子が演奏操作されたとき、前記演奏パターンで表される演奏と、前記演奏操作子への操作で示される演奏との一致不一致を判定する演奏判定手段と、
前記演奏判定手段による判定結果を通知する通知手段と
を具備することを特徴とするマルチメディア制御装置。
A performance controller to be operated, and
A selection means for selecting one of the characters corresponding to the instrument;
Predetermined interval the instrument sound according to the performance pattern which represents the performance of the instrument corresponding to the selected character, after generating, when the predetermined interval, it said performance operators are performance operation, the performance relative to the performance operator Sound generation means for generating instrument sounds according to the operation;
Image control means for switching a plurality of image patterns representing a selected character, wherein the sounding means synchronizes with the instrument sound when the sound generation means generates an instrument sound according to the performance pattern; In the case where a musical instrument sound is generated in response to a performance operation on the operation element, in synchronization with the performance operation on the performance operation element, image control means for displaying the character in a moving image so as to perform the instrument,
A performance determination means for determining whether or not the performance represented by the performance pattern and the performance indicated by the operation on the performance operator are matched when the performance operator is operated;
A multimedia control apparatus comprising: notification means for notifying the determination result by the performance determination means.
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