JP3560140B2 - Damping device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の機能部材やフレーム等の振動伝達部材に生じる振動を防止する制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車等の車両は、内燃機関等の動力源の振動や走行中の路面等からの振動等が車体全体に伝達され、車体フレームに取り付けられた各種機能機器等の振動伝達部材が共振したりすると、機能の低下や騒音が発生する。
【0003】
そこで通常振動伝達部材にマスダンパー,ダイナミックダンパー又は制振材等を取り付けることにより、振動伝達部材に伝達される振動を抑制するようにしている。
【0004】
しかるにマスダンパーは、振動伝達部材に重錘を付加することで固有振動数を変化させるものであるが、十分な振動低減効果を得るためには重錘の重量を増す必要があり、車体重量が増加してしまう。
【0005】
またダイナミックダンパーは、弾性体のばね定数と重錘の重量により制振できる振動周波数が特定されるため、複数の共振周波数を有する振動には有効ではない。
【0006】
さらに制振材は、板状の振動伝達部材に単層または複層にシート状の弾性部材を貼着したものであるが、ある程度広い面積に貼着しないと効果がなく、振動減衰作用が温度に大きく依存し、温度によって制振効果が低下することがある。
【0007】
そこで先に出願された発明(国際出願PCT/JP98/05530)においては、振動伝達部材に固定されるハウジングの内部空間に隙間を有して非接着に少なくとも一部弾性体からなる充填材が挿入される構造のもので、充填材がハウジングの内面に当接する際の滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づいて振動の減衰性が発揮されるため、周波数の異なる複数の共振に対しても有効に制振効果が得られる。
また滑り摩擦及び衝突によるエネルギー損失による制振は、温度の影響が少ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
充填材がハウジングの内面に当接する際の滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づいて振動の減衰効果が得られるので、充填材のハウジング内面への衝突速度が速い程効果が大きく、よって特に振動周波数が高い共振領域において制振効果が得られる。
【0009】
したがって低周波の共振周波数については振動減衰効果はあまり期待できない。
また複数の共振に対して制振効果を得るとともに特定の周波数の振動については特に大きく減衰させる必要がある場合にも有効ではない。
【0010】
本発明は斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、幅広い周波数領域における複数の共振に対する制振効果を得るとともに特定の周波数の振動を減衰させることができ温度依存性の小さい制振装置を供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、内部空間を有して剛性材より形成され振動伝達部材に固定されるハウジングと、該ハウジングの前記内部空間に前記ハウジングの振動方向に対して隙間を有して非接着で挿入された弾性体と、前記ハウジングに触れないように前記弾性体に一体に支持された重錘とから構成され、前記ハウジングと前記弾性体とで、前記弾性体が前記ハウジングの内面に衝突する際の滑り摩擦および衝突によるエネルギ損失に基づいて振動の減衰効果を得るインパクトダンパーを形成し、前記弾性体と前記重錘とでダイナミックダンパーを形成し、前記ダイナミックダンパーにより、前記インパクトダンパーにより振動の減衰効果が得られない特定の周波数の振動の減衰効果が得られるように、前記弾性体のばね定数および前記重錘の質量が設定されている制振装置とした。
【0012】
振動伝達部材に固定されるハウジングの内部空間にハウジングの振動方向に対して隙間を有して非接着で弾性体が挿入される構造のインパクトダンパーにより、弾性体がハウジングの内面に衝突する際の滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づいて減衰性が得られるので、周波数の異なる複数の共振に対しても振動減衰効果を得ることができるとともに、温度依存性も小さい。
【0013】
インパクトダンパーにより振動減衰効果が得られない特定の周波数の共振については、ハウジングに触れないように弾性体に一体に支持された重錘を設けるダイナミックダンパーにおける弾性体のばね定数および重錘の質量の設定により制振することができ、インパクトダンパーとダイナミックダンパーとが相俟って幅広い周波数領域における複数の共振に対して振動減衰効果を得ることができる。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の制振装置において、前記特定の周波数振動は、前記インパクトダンパーにより振動の減衰効果が得られる周波数よりも低いことを特徴とする。
【0019】
インパクトダンパーは、滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づくので、特に振動周波数が高い共振領域において振動減衰効果が大きい。
【0020】
そこでインパクトダンパーにより振動の減衰効果が得られる周波数よりも低い周波数の共振については、ダイナミックダンパーにより減衰効果を得ることで、低周波から高周波に亘る略全周波数領域における多数の共振ピークレベルを低下させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図3に基づき説明する。
本実施の形態は、自動車の車体フレーム等の振動源1にエンジンユニット,補機類,吸排気管,サブフレーム,ボディパネル,アームやブラケット類等の振動伝達部材2が取り付けられる主振動系において、振動伝達部材2に本制振装置10が副振動系として設けられたものであり、その模式図を図1に示す。
【0022】
本制振装置10は、円筒状のハウジング11の内部に円柱状の弾性体12が若干の隙間を存して非接着に挿入されている。
この弾性体12の内部には重錘(質量m)13が埋設されている。
【0023】
斯かる副振動系のハウジング11が主振動系の振動伝達部材(質量M)2に一体に固着されている。
振動伝達部材2が振動する方向は図1で左右方向の矢印に示す方向であり、ハウジング11と弾性体12との間の隙間dは同振動方向に設けられている。
【0024】
ハウジング11は、剛性材で形成され、内部空間に振動方向に対して隙間dを有して弾性体12を挿入できればよく、円筒形状に限定されず角筒形状その他任意の形状のものが採用でき、通常挿入された弾性体12が脱落しないように封入される等の構造を要する。
【0025】
弾性体12は、ゴムや樹脂あるいはこれを主成分とした弾性発泡体等から形成され、高比重ゴム等が適しており、表面は滑らかな平面ないし曲面を有しているが、凹凸形状を有していてもよい。
弾性体12は、所定のばね定数kを有する。
【0026】
弾性体12の内部に埋設される重錘13は、鋼鉄製で所定の質量mを有する。
重錘13の素材としては鋼鉄に限らず密度の高い種々のものが考えられる。
【0027】
以上のような構造の副振動系においては、ハウジング11の内部に振動方向に対して隙間dを有して非接着で弾性体12が挿入されたダンパー(以下インパクトダンパーと称する)と弾性体12の内部に質量mの重錘13を埋設したダイナミックダンパーとが共存している。
【0028】
主振動系とインパクトダンパーをモデル化した図を図2の(1)に示し、主振動系とダイナミックダンパーをモデル化した図を図2の(2)に示す。
【0029】
図2の(1)を参照してインパクトダンパーにおいては、振動伝達部材2と一体のハウジング11の振動に対して内部空間に隙間dを存して挿入された弾性体12がハウジング11に対して相対的に移動してハウジング11の内面に衝突する。
【0030】
この弾性体12がハウジング11の内面に衝突する際の滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づいて振動の減衰効果が得られる。
図3は、本振動伝達部材2の振動伝達特性を示している。
【0031】
図3において破線▲1▼が制振装置を備えない場合の振動伝達特性を示しており、低周波領域から高周波領域に亘り多数の共振周波数において突出したピークが表れている。
【0032】
1点鎖線▲2▼は、上記インパクトダンパーを備えた場合の振動伝達特性を示しており、破線▲1▼と比較すると、複数の共振周波数における突出したピークレベルが概ね低く抑えられているが、特に高周波側の共振ピークレベルが大きく低減している。
【0033】
これは、インパクトダンパーが滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づくので、ハウジング11の内面への弾性体12の衝突速度が速い程振動減衰効果が大きく、よって特に振動周波数が高い共振領域において振動減衰効果が大きいからである。
【0034】
これに比べ低周波の80Hzあたりの共振ピークレベルは低減されておらず、却って増大している。
そこで本制振装置1は、このインパクトダンパーに加えてダイナミックダンパーを備えている。
【0035】
図2の(2)に示すように、質量mの重錘13が振動伝達部材2と一体のハウジング11とばね定数kの弾性体12を介して連結されてダイナミックダンパーを構成している。
【0036】
重錘13の質量mと弾性体12のばね定数kは、低周波領域の約80Hzにおいて特に振動減衰効果を得るように設定する。
すなわち主振動系の固有振動数に副振動系の固有振動数が一致するように設定する。
【0037】
すると図3を参照して前記インパクトダンパーにより得られた1点鎖線▲2▼で示された振動伝達特性において、80Hzあたりで特に突出して高い共振ピークレベルにあったものを実線▲3▼で示すように大幅に低減させている。
その他の周波数については殆ど変わりなく1点鎖線▲2▼に示すのと同じ特性である。
【0038】
よって本制振装置1は、インパクトダンパーとダイナミックダンパーとを互いの短所を補うようにして共存させ、低周波から高周波に亘る略全周波数領域における多数の共振ピークレベルを低下させることができる。
多数の共振周波数における振動を低減させることができるので、振動伝達部材2の機能の低下や騒音の発生を防止することができる。
【0039】
インパクトダンパーは、滑り摩擦及び衝突によるエネルギ損失に基づいて複数の共振ピークレベルを低減させるので、温度の影響を殆ど受けず温度によって制振効果が低下するようなことがない。
【0040】
インパクトダンパーにより複数の共振に対して振動を減衰させたうえで、減衰された共振のうちでさらに特定の共振周波数についてなお一層の振動の低減を必要とされることがあるが、斯かる場合でもダイナミックダンパーにより所要の周波数の共振をより低減させることができ、種々の用途に応用することができる。
【0041】
インパクトダンパーの弾性体12の内部に重錘13を埋設する構成でダイナミックダンパーとしての効果をも同時に持たせることができるので、構造が簡単で小型化及び低コスト化が図れる。
【0042】
次に別の実施の形態に係る制振装置20についてその模式図を図4に示し説明する。
振動伝達部材に一体に取り付けられる円筒状のハウジング21内に1対の弾性体22,23と同弾性体22,23に支持された重錘24が挿入されている。
【0043】
1対の弾性体22,23は、ハウジング21の円筒内径より若干小さい外径の円柱状をなし、中心軸を同軸にして配列した両弾性体22,23の対向する面から延出した支持部22a,23aの先端が中央の重錘24に焼き付けられ、重錘24が両側の弾性体22,23により一体に固着支持されている。
【0044】
重錘24は弾性体22,23の外径よりさらに一段と小さい外径の円柱状をしており、弾性体22,23と中心軸を同軸にしているので、ハウジング21内に挿入されると、重錘24はハウジング21に触れることなく両側の弾性体22,23に弾性支持される。
【0045】
なお弾性支持された重錘24が弾性体22,23に対して相対的に変位してもハウジング21には触れない程度にハウジング21の内面と重錘24との間に空間が確保されている。
【0046】
本制振装置20は、以上のようにハウジング21の内部に図4に矢印で示す振動方向に対して隙間を有して非接着で弾性体22,23が挿入されたインパクトダンパーを構成するとともに、重錘24が弾性体22,23により弾性支持されたダイナミックダンパーを構成している。
【0047】
したがってインパクトダンパーが複数の共振に対して振動減衰させ、減衰できなかった共振についてダイナミックダンパーが振動減衰させることで、低周波から高周波に亘る略全周波数領域における多数の共振ピークレベルを低下させることができる。
【0048】
またインパクトダンパーにより複数の共振に対して振動減衰させたうえで、減衰させた共振のうち特定の共振周波数についてさらなる振動減衰を行うことができる。
【0049】
なお制振装置のハウジングは振動伝達部材に、溶接等で固着したり、ねじ等で螺着したり特別な取付具で装着したりして一体に設けることができるほか、振動伝達部材に一体にハウジングを形成するようにしてもよい。
【0050】
またサスペンションアームのように振動伝達部材が円筒状をしていたりして内部空間を有するものは、振動伝達部材自体をハウジングとして利用し、内部に弾性体を隙間を存して挿入してもよい。
【0051】
本発明は、自動車や電車等の車両のほか振動源から振動が伝達される種々の振動伝達部材に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る制振装置を振動伝達部材に備えた構造の模式図である。
【図2】主振動系とダンパー構造をモデル化した図である。
【図3】振動伝達特性を示した図である。
【図4】別の実施の形態に係る制振装置の模式図である。
【符号の説明】
1…振動源、2…振動伝達部材、
10…制振装置、11…ハウジング、12…弾性体、13…重錘、
20…制振装置、21…ハウジング、22,23…弾性体、24…重錘。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vibration damping device that prevents vibration generated in a vibration transmitting member such as various functional members and a frame.
[0002]
[Prior art]
For example, in a vehicle such as an automobile, vibration of a power source such as an internal combustion engine, vibration from a running road surface or the like is transmitted to the entire vehicle body, and vibration transmission members such as various functional devices attached to the vehicle body frame resonate. Then, the function is reduced and noise is generated.
[0003]
Therefore, a vibration transmitted to the vibration transmitting member is suppressed by attaching a mass damper, a dynamic damper, a vibration damper, or the like to the normal vibration transmitting member.
[0004]
However, the mass damper changes the natural frequency by adding a weight to the vibration transmitting member, but it is necessary to increase the weight of the weight in order to obtain a sufficient vibration reduction effect. Will increase.
[0005]
The dynamic damper is not effective for vibration having a plurality of resonance frequencies because a vibration frequency that can be damped is specified by the spring constant of the elastic body and the weight of the weight.
[0006]
Further, the vibration damping material is a single-layer or multi-layer sheet-like elastic member adhered to a plate-like vibration transmission member, but it has no effect unless it is adhered to a certain large area, and the vibration damping effect is not affected by temperature. And the vibration damping effect may be reduced depending on the temperature.
[0007]
Therefore, in the invention previously filed (International Application No. PCT / JP98 / 05530), at least a part of a filler made of an elastic material is inserted non-adhesively with a gap in an internal space of a housing fixed to the vibration transmitting member. With the structure, the damping of the vibration is exhibited based on the sliding friction when the filler material comes into contact with the inner surface of the housing and the energy loss due to the collision, so that it is effective even for a plurality of resonances with different frequencies. A damping effect can be obtained.
Vibration damping due to sliding friction and energy loss due to collision is less affected by temperature.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Since the vibration damping effect is obtained based on the sliding friction when the filler abuts against the inner surface of the housing and the energy loss due to the collision, the effect increases as the speed of the collision of the filler with the inner surface of the housing increases, and the vibration frequency, in particular, increases. , A vibration damping effect can be obtained in a resonance region having a high value.
[0009]
Therefore, the vibration damping effect cannot be expected much at the low resonance frequency.
It is also not effective when it is necessary to obtain a vibration damping effect for a plurality of resonances and to attenuate vibrations of a specific frequency particularly significantly.
[0010]
The present invention has been made in view of such a point, and an object thereof is to obtain a vibration damping effect for a plurality of resonances in a wide frequency range and to attenuate vibration of a specific frequency, thereby reducing temperature dependency. The point is to provide a vibration damping device.
[0011]
Means for Solving the Problems and Functions and Effects
In order to achieve the above object, an invention according to
[0012]
When the elastic body collides with the inner surface of the housing, the impact damper has a structure in which the elastic body is inserted in a non-adhesive manner with a gap in the vibration direction of the housing in the internal space of the housing fixed to the vibration transmitting member with a gap in the vibration direction of the housing. Since the damping property is obtained based on the energy loss due to the sliding friction and the collision, the vibration damping effect can be obtained even for a plurality of resonances having different frequencies, and the temperature dependency is small.
[0013]
For the resonance of the particular frequency can not be obtained vibration damping effect by impact damper, the mass of the spring constant and weight of the elastic body in the dynamic damper to provide a weight which is integrally supported on the elastic body so as not to touch the housing The vibration damping effect can be obtained for a plurality of resonances in a wide frequency range by combining the impact damper and the dynamic damper .
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the vibration damping device according to the first aspect, the specific frequency vibration is lower than a frequency at which a vibration damping effect is obtained by the impact damper .
[0019]
The impact damper is based on energy loss due to sliding friction and collision, and therefore has a large vibration damping effect particularly in a resonance region where the vibration frequency is high.
[0020]
Therefore For the resonance of the frequency lower than the frequency to be obtained vibration damping effect by impact dampers, to obtain a more damping effect dynamic damper over a number of resonance peak levels in substantially the entire frequency range ranging from low frequency to high frequency Can be reduced .
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
This embodiment relates to a main vibration system in which a
[0022]
In this
A weight (mass m) 13 is embedded in the
[0023]
The
The direction in which the
[0024]
The
[0025]
The
The
[0026]
The
The material of the
[0027]
In the sub-vibration system having the above-described structure, a damper (hereinafter referred to as an impact damper) in which the
[0028]
A diagram modeling the main vibration system and the impact damper is shown in FIG. 2A, and a diagram modeling the main vibration system and the dynamic damper is shown in FIG. 2B.
[0029]
Referring to (1) of FIG. 2, in the impact damper, the
[0030]
The vibration damping effect is obtained based on the sliding friction when the
FIG. 3 shows a vibration transmission characteristic of the
[0031]
In FIG. 3, a broken line {circle around (1)} indicates a vibration transmission characteristic when no vibration damping device is provided, and prominent peaks appear at many resonance frequencies from a low frequency region to a high frequency region.
[0032]
The dashed-dotted line (2) indicates the vibration transmission characteristics in the case where the impact damper is provided. Compared with the dashed line (1), the prominent peak levels at a plurality of resonance frequencies are substantially suppressed. In particular, the resonance peak level on the high frequency side is greatly reduced.
[0033]
This is because the impact damper is based on energy loss due to sliding friction and collision, so that the higher the collision speed of the
[0034]
On the other hand, the resonance peak level around 80 Hz of the low frequency is not reduced, but rather is increased.
Therefore, the present
[0035]
As shown in FIG. 2 (2), a
[0036]
The mass m of the
That is, the natural frequency of the sub-vibration system is set to match the natural frequency of the main vibration system.
[0037]
Then, referring to FIG. 3, the solid line (3) indicates that the vibration transmission characteristic obtained by the impact damper and indicated by the dashed-dotted line (2) and having a particularly high resonance peak level at around 80 Hz was particularly prominent. So that it is greatly reduced.
The other frequencies are almost the same and have the same characteristics as shown by the dashed line (2).
[0038]
Therefore, the present
Since vibrations at a number of resonance frequencies can be reduced, it is possible to prevent the function of the
[0039]
The impact damper reduces the plurality of resonance peak levels based on the energy loss due to sliding friction and collision, so that the impact damper is hardly affected by the temperature, and the damping effect is not reduced by the temperature.
[0040]
After damping the vibrations with respect to the plurality of resonances by the impact damper, it may be necessary to further reduce the vibrations for a more specific resonance frequency among the damped resonances, but even in such a case. The dynamic damper can further reduce resonance at a required frequency, and can be applied to various uses.
[0041]
Since the
[0042]
Next, a schematic diagram of a
A pair of
[0043]
The pair of
[0044]
The
[0045]
Note that a space is secured between the inner surface of the
[0046]
As described above, the
[0047]
Therefore, the impact damper attenuates vibrations for a plurality of resonances and the dynamic damper attenuates vibrations that cannot be attenuated, thereby lowering a number of resonance peak levels in almost all frequency ranges from low frequencies to high frequencies. it can.
[0048]
Further, after a plurality of resonances are damped by the impact damper, further vibration damping can be performed for a specific resonance frequency among the damped resonances.
[0049]
In addition, the housing of the vibration damping device can be provided integrally with the vibration transmitting member by being fixed to the vibration transmitting member by welding or the like, screwing it with screws, etc., or attaching it with a special mounting tool. A housing may be formed.
[0050]
Further, in a case where the vibration transmitting member has a cylindrical shape or the like and has an internal space such as a suspension arm, the vibration transmitting member itself may be used as a housing, and an elastic body may be inserted with a gap therein. .
[0051]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is applicable to various types of vibration transmitting members to which vibration is transmitted from a vibration source, in addition to vehicles such as automobiles and trains.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a structure in which a vibration transmitting member includes a vibration damping device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram modeling a main vibration system and a damper structure.
FIG. 3 is a diagram showing a vibration transmission characteristic.
FIG. 4 is a schematic diagram of a vibration damping device according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
1: Vibration source, 2: Vibration transmitting member,
10: Vibration control device, 11: Housing, 12: Elastic body, 13: Weight,
20: vibration damping device, 21: housing, 22, 23: elastic body, 24: weight.
Claims (2)
該ハウジングの前記内部空間に前記ハウジングの振動方向に対して隙間を有して非接着で挿入された弾性体と、
前記ハウジングに触れないように前記弾性体に一体に支持された重錘とから構成され、
前記ハウジングと前記弾性体とで、前記弾性体が前記ハウジングの内面に衝突する際の滑り摩擦および衝突によるエネルギ損失に基づいて振動の減衰効果を得るインパクトダンパーを形成し、
前記弾性体と前記重錘とでダイナミックダンパーを形成し、
前記ダイナミックダンパーにより、前記インパクトダンパーにより振動の減衰効果が得られない特定の周波数の振動の減衰効果が得られるように、前記弾性体のばね定数および前記重錘の質量が設定されていることを特徴とする制振装置。A housing having an internal space and formed of a rigid material and fixed to the vibration transmitting member,
An elastic body inserted into the internal space of the housing in a non-adhesive manner with a gap in the vibration direction of the housing,
A weight which is integrally supported by the elastic body so as not to touch the housing,
The housing and the elastic body form an impact damper that obtains a vibration damping effect based on sliding friction when the elastic body collides with an inner surface of the housing and energy loss due to the collision,
Forming a dynamic damper with the elastic body and the weight,
By the dynamic damper, the spring constant of the elastic body and the mass of the weight are set so that a vibration damping effect of a specific frequency, which is not obtained by the impact damper, can be obtained. Characteristic damping device.
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