JP3559548B2 - Wafer heating device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にウエハを加熱する際に用いるウエハ加熱装置に関するものであり、例えば半導体ウエハや液晶装置あるいは回路基板等のウエハ上に薄膜を形成したり、前記ウエハ上に塗布されたレジスト液を乾燥焼き付けしてレジスト膜を形成する際に好適なウエハ加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置の製造工程における、半導体薄膜の成膜処理、エッチング処理、レジスト膜の焼き付け処理等においては、半導体ウエハ(以下、ウエハと略す)を加熱するためにウエハ加熱装置が用いられている。
【0003】
従来の半導体製造装置は、まとめて複数のウエハを成膜処理するバッチ式のものが使用されていたが、半導体素子の配線の微細化に伴い、ウエハ熱処理温度の精度向上が必要となり、温度精度に優れた枚葉式の熱処理装置が広く使用されるようになった。
【0004】
例えば、特開平11−145149には、複数サイズのウエハに熱処理を施すことができる熱処理装置が紹介されている。また、特開11−40330には、温度制御に優れた熱処理装置が紹介されている。また、特開2001−237053では、ウエハの加熱均一性に優れた加熱装置が紹介されている。また、特開2001−52985には、短時間で均一に冷却する事のできる加熱装置が紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年生産効率の向上の為、ウエハサイズの大型化が進んでいるが、半導体素子自体も多様化し、必ずしも大判ウエハで製造することが生産効率の向上にはつながらず、ひとつの装置で、多種多様のウエハサイズや熱処理条件に対応可能な熱処理装置が望まれている。
【0006】
更に、半導体素子の配線微細化に伴い使用され始めた化学増幅型レジストにおいては、ウエハを熱処理装置に載置した瞬間から離脱し熱処理を終了させるまでの過渡的な温度履歴も極めて重要となり、ウエハ載置直後から概ね60秒以内にウエハの温度が均一に安定することが望まれている。
【0007】
しかしながら、特開平11−145149に紹介されている装置では、ウエハサイズ毎に保持機構を設ける必要があり、構造が複雑で装置コストが高くなり実用的ではない。また、特開平11−40330及び特開2001−237053及び特開2001−52985に紹介されている装置では、図4に示すように、リフトピンのガイド部材25がセラミック製の均熱板2に接触しているため、ガイド部材25に逃げる熱のため均熱板2の面内温度がなかなか一定にならないという問題があった。ウエハサイズに関わらずハンドリングできる構造が示されているものの、貫通孔24から冷却エアーが均熱板2の表面へ漏れるのを防ぐために、リフトピンのガイド部材25が均熱板2に接触した構造になっているため、特に貫通孔24付近での温度の均一性に問題が有った。
【0008】
従来の金属製の均熱板2を使用していた際は、均熱板2自体の熱容量が大きかったため、リフトピンのガイド部材25が均熱板2に接していても均熱板2のウエハ載置面の温度分布には影響が小さかったが、最近は、均熱板2の温度変更の応答性を向上させるため、均熱板2をセラミック化し厚みを薄くしているため、ガイド部材25の接触による均熱板2のウエハ載置面の温度分布を悪くする要因となっていた。
【0009】
従来は、このガイド部材25の熱引きに対する対応として、ガイド部材25が接する部分の周囲の発熱量が増加するように発熱抵抗体の抵抗分布を調整していたが、これは、温度変更した際の過渡時の温度分布を悪くする要因となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の課題について鋭意検討した結果、セラミックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他方の主面もしくは内部に発熱抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体に電気的に接続される給電部を前記他方の主面に具備し、かつ均熱板に設けられた貫通孔からウエハリフトピンを上下させることによりウエハの授受をおこなうウエハ加熱装置において、前記貫通孔の内径が1〜10mmであり、前記ウエハリフトピンを案内するためのガイド部材を前記均熱板から離間して設置し、かつ前記ガイド部材の均熱板に近接する部分の外径を前記貫通孔内径の2倍以下とすることにより、上記課題を解決した。
【0011】
また、上記ガイド部材の均熱板に対向する面に面取りを施すことも有効であることを見いだした。
【0012】
また、前記ガイド部材が、Ni系合金、Al等の耐酸化性金属、メッキ処理などの耐酸化処理を行った金属、もしくはセラミックスのいずれかからなるようにすることにより、高温においても腐食や有害なガスの発生がなく、信頼性を高められることを見いだした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は本発明に係るウエハ加熱装置1の一例を示す断面図で、炭化珪素または窒化アルミニウムを主成分とするセラミックスからなる均熱板2の一方の主面を、ウエハWを載せる載置面3とするとともに、他方の主面にガラス又は樹脂等からなる絶縁層4を介して発熱抵抗体5を形成したものである。
【0015】
発熱抵抗体5のパターン形状としては、略同心円状をしたものや渦巻き状をしたものなど、載置面3を均一に加熱できるパターン形状であれば良い。均熱性を改善するため、発熱抵抗体5を複数のパターンに分割することも可能である。またパターンの線幅や粗密を調整し、W密度に分布をつけて均熱性を改善しても良い。
【0016】
発熱抵抗体5には、金や銀、パラジウム、白金等の材質からなる給電部6が形成され、該給電部6に導通端子11を弾性体21により押圧して接触させることにより、導通が確保されている。給電端子と電極とは、導通が確保できる方法で有れば、はんだ付け、ロー付け等の手法を用いてもよい。
【0017】
さらに、均熱板2と支持体7の外周にボルト16を貫通させ、均熱板2と支持体7が直接当たらないように、断熱部17を介在させ、支持体7側より弾性体18、座金19を介在させてナット20を螺着することにより弾性的に固定している。これにより、均熱板2の温度が変動した場合に支持体7が変形しても、上記弾性体18によってこれを吸収し、これにより均熱板2の反りを抑制し、ウエハ表面に、均熱板2の反りに起因する温度ばらつきが発生することを防止できるようになる。
【0018】
なお、金属製の支持体7は側壁部9と多層構造部10を有し、均熱板2はその多層構造部10に対向する上部を覆うように設置してある。また、多層構造部10には冷却ガスを排出するための開口部14が施されており、均熱板2の発熱抵抗体5に給電するための給電部6に導通するための導通端子11,均熱板2を冷却するためのガス噴射口12、均熱板2の温度を測定するための熱電対13を設置してある。
【0019】
さらに、多層構造部10は複数層からなり、該多層構造部10の最上層のものは、均熱板2から5〜15mmの距離に設置することが望ましい。これは、均熱板2と多層構造部10相互の輻射熱により均熱化が容易となると同時に、他層との断熱効果があるので、均熱となるまでの時間が短くなるためである。
【0020】
本発明においては、均熱板2には少なくとも3箇所の貫通孔24が設けられ、ウエハリフトピン23を上下させることにより、均熱板2へウエハを迅速に載置離脱がおこなえる。また、ウエハリフトピン23が均熱板2へ直接接触しないようにガイド部材25が設置されている。
【0021】
ガイド部材25周辺の概略構造を図2に示す。貫通孔24は、内径1〜10mmとする。この範囲で有れば、貫通孔24付近の温度ばらつきを抑制でき、ウエハを短時間で均一に加熱することができる。
【0022】
リフトピン23の外径は、貫通孔24の内径やガイド部材25の内径寸法より0.2mm以上小さくすることが望ましい。近接しすぎると接触してしまう。
接触することにより熱引きが生じ均熱性を阻害する上、接触部が摩耗しダストが発生し、雰囲気を汚染することにより、ウエハ処理に有害となる。そのため貫通孔24の内径が1mm未満で有れば、ウエハリフトピン23が細くなり過ぎるため十分な剛性を確保できず、均熱板2やガイド部材25と接触するなどウエハ載置離脱の安定性に欠ける為、特にウエハの過渡的な熱履歴にばらつきが生じる為好ましくない。逆に、10mmを越えると貫通孔上に非加熱領域が広くなり過ぎて、周囲の発熱抵抗体のW密度を調整しても、均熱性を確保できず好ましくない。
【0023】
また、ガイド部材25は、均熱板2から離間して設置する。離間させることにより、均熱板2からの熱引きを防止し、良好な均熱性を確保できる。逆に接触していれば、均熱板2の熱がガイド部材25に引かれてしまい部分的な温度低下が起こり、ウエハ加熱の均熱性を阻害する。また、ガイド部材25の温度も上昇し、歪んでしまう。
【0024】
より好ましくは、均熱板2とガイド部材25の離間距離を0.1〜2mmとすることがよい。そうすることで、温度を上げた際の熱膨張差等でガイド部材25と均熱板2が接触することなく、冷却エアーを導入した場合にも、ウエハ載置面への冷却エアー流入を抑制し、ウエハ処理部を汚染することがない。前記離間距離が0.1mm未満では温度上昇時の熱膨張などにより、ガイド部材25と均熱板2が部分的に接触してしまう可能性があり好ましくない、逆に2mmを越えると、冷却エアーなどを導入した場合に、冷却エアーがウエハ載置面に多量に漏れ込み、ウエハ処理部を汚染する可能性があり好ましくない。
【0025】
また、ガイド部材25の均熱板2に対向する面の外径は、貫通孔24の内径の2倍以下にする。ガイド部材25を均熱板2から離間させることで伝導により熱引けは緩和されるが、輻射による熱引けは均熱板2に対向する面の大きさに影響される。そのためガイド部材25の外径を貫通孔24の2倍以下にすることで必要な均熱性が確保できる。逆に2倍以上になると、均熱板2の貫通孔周囲の熱をより多く奪ってしまう為、結果的に貫通孔24直上の温度も下がってしまい好ましくない。
【0026】
更に、図2(b)のように、ガイド部材25の均熱板2に対向する面に面取り25aを施すことも望ましい。
面取りが無い場合に比較して、面取りすることにより均熱板2からガイド部材25へ輻射により伝わる熱を更に抑制でき、より均熱性を高められる。より好ましくは、ガイド部材25の肉厚の1/3以上の面取り25aを施すことが望ましい。
【0027】
また、ガイド部材25は、Ni系合金やAl等の耐酸化性金属、めっき処理などを施した金属、もしくはセラミックスなどで構成されるのが望ましい。
高温時に腐食や有害なガスが発生せず、ウエハ熱処理に害を与えないからである。
【0028】
また、支持体7内に昇降自在に設置されたリフトピン23により、ウエハWを載置面3上に載せたり載置面3より持ち上げたりといった作業がなされる。そして、ウエハWは、ウエハ支持ピン8により載置面3から浮かした状態で保持され、片当たり等による温度バラツキを防止するようにしている。
【0029】
そして、このウエハ加熱装置1によりウエハWを加熱するには、搬送アーム(不図示)にて載置面3の上方まで運ばれたウエハWをリフトピン23にて支持したあと、リフトピン23を降下させてウエハWを載置面3上に載せる。
【0030】
次に、給電部6に通電して発熱抵抗体5を発熱させ、絶縁層4及び均熱板2を介して載置面3上のウエハWを加熱するのであるが、本発明によれば、支持体1に多層構造部14を備えているため、均熱板2に近接した多層構造部14を均熱板2の熱の輻射板として活用できるので、均熱板2を有効に短時間で均熱化することができる。
【0031】
さらに、均熱板2を炭化珪素質焼結体又は窒化アルミニウム質焼結体により形成してあることから、熱を加えても変形が小さく、板厚を薄くできるため、所定の処理温度に加熱するまでの昇温時間及び所定の処理温度から室温付近に冷却するまでの冷却時間を短くすることができ、生産性を高めることができるとともに、50W/m・K以上の熱伝導率を有することから、薄い板厚でも発熱抵抗体5のジュール熱を素早く伝達し、載置面3の温度ばらつきを極めて小さくすることができる。
【0032】
均熱板2の厚みは、2〜7mmとすることが好ましい。均熱板2の厚みが2mmより薄いと、均熱板2の強度がなくなり発熱抵抗体5の発熱による加熱時、流体噴射口12からの冷却流体を吹き付けた際に、冷却時の熱応力に耐えきれず、均熱板2にクラックが発生する。また、均熱板2の厚みが7mmを越えると、均熱板2の熱容量が大きくなるので加熱および冷却時の温度が安定するまでの時間が長くなってしまい好ましくない。
【0033】
このように、均熱板2の熱容量を小さくすると、支持体7からの熱引きにより均熱板2の温度分布が悪くなる。そこで、支持体7が均熱板2をその外周部で保持する構造としている。
【0034】
また、発熱抵抗体5への給電方法については、支持体7に設置した導通端子11を均熱板2の表面に形成した給電部6に導通端子11をバネ(不図示)で押圧することにより接続を確保し給電する。これは、2〜7mmの厚みの均熱板2に金属からなる端子部を埋設して形成すると、該端子部の熱容量により均熱性が悪くなるからである。そのため、本発明のように、導電端子11をバネで押圧して電気的接続を確保することにより、均熱板2とその支持体7の間の温度差による熱応力を緩和し、高い信頼性で電気的導通を維持できる。さらに、接点が点接触となるのを防止するため、弾性のある導体を中間層として挿入しても構わない。この中間層は単に箔状のシートを挿入するだけでも効果がある。そして、導通端子7の給電部6側の径は、1.5〜5mmとすることが好ましい。
【0035】
また、均熱板2の温度は、均熱板2にその先端が埋め込まれた熱電対13により測定する。熱電対13としては、その応答性と保持の作業性の観点から、外径1.0mm以下のシース型の熱電対13を使用することが好ましい。この熱電対13の先端部は、均熱板2に孔が形成され、この中に設置された円筒状の金属体の内壁面にバネ材により押圧固定することが測温の信頼性を向上させるために好ましい。同様に素線の熱電対やPt等の測温抵抗体を埋設して測温を行うことも可能である。
【0036】
さらに、レジスト膜形成用のウエハ加熱装置1として使用する場合は、均熱板2の主成分を炭化珪素にすると、大気中の水分等と反応してガスを発生させることもないため、ウエハW上へのレジスト膜の貼付に用いたとしても、レジスト膜の組織に悪影響を与えることがなく、微細な配線を高密度に形成することが可能である。この際、焼結助剤に水と反応してアンモニアやアミンを形成する可能性のある窒化物を含まないようにすることが必要である。
【0037】
なお、均熱板2を形成する炭化珪素質焼結体は、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を添加したり、もしくはアルミナ(Al2O3)イットリア(Y2O3)のような金属酸化物を添加して十分混合し、平板状に加工したのち、1900〜2100℃で焼成することにより得られる。炭化珪素はα型を主体とするものあるいはβ型を主体とするもののいずれであっても構わない。
【0038】
また、均熱板2を形成する窒化アルミニウム質焼結体は、主成分の窒化アルミニウムに対し、焼結助剤としてY2O3やYb2O3等の希土類元素酸化物と必要に応じてCaO等のアルカリ土類金属酸化物を添加して十分混合し、平板状に加工した後、窒素ガス中1900〜2100℃で焼成することにより得られる。
【0039】
さらに、均熱板2の載置面3と反対側の主面は、ガラスや樹脂からなる絶縁層4との密着性を高める観点から、平面度20μm以下、面粗さを中心線平均粗さ(Ra)で0.1μm〜0.5μmに研磨しておくことが好ましい。
【0040】
一方、炭化珪素質焼結体を均熱板2として使用する場合、半導電性を有する均熱板2と発熱抵抗体5との間の絶縁を保つ絶縁層4としては、ガラス又は樹脂を用いることが可能であり、ガラスを用いる場合、その厚みが100μm未満では耐電圧が1.5kVを下回り絶縁性が保てず、逆に厚みが400μmを越えると、均熱板2を形成する炭化珪素質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体との熱膨張差が大きくなり過ぎるために、クラックが発生して絶縁層4として機能しなくなる。その為、絶縁層4としてガラスを用いる場合、絶縁層4の厚みは100〜400μmの範囲で形成することが好ましく、望ましくは200μm〜350μmの範囲とすることが良い。
【0041】
また、均熱板2を、窒化アルミニウムを主成分とする焼結体で形成する場合は、均熱板2に対する発熱抵抗体5の密着性を向上させるために、ガラスからなる絶縁層4を形成する。ただし、発熱抵抗体5の中に十分なガラスを添加し、これにより十分な密着強度が得られる場合は、省略することが可能である。
【0042】
この絶縁層4を形成するガラスの特性としては、結晶質又は非晶質のいずれでも良く、耐熱温度が200℃以上でかつ0℃〜200℃の温度域における熱膨張係数が均熱板2を構成するセラミックスの熱膨張係数に対し−5〜+5×10−7/℃の範囲にあるものを適宜選択して用いることが好ましい。即ち、熱膨張係数が前記範囲を外れたガラスを用いると、均熱板2を形成するセラミックスとの熱膨張差が大きくなりすぎるため、ガラスの焼付け後の冷却時においてクラックや剥離等の欠陥が生じ易いからである。
【0043】
なお、ガラスからなる絶縁層4を均熱板2上に被着する手段としては、前記ガラスペーストを均熱板2の中心部に適量落とし、スピンコーティング法にて伸ばして均一に塗布するか、あるいはスクリーン印刷法、ディッピング法、スプレーコーティング法等にて均一に塗布したあと、ガラスペーストを600℃以上の温度で焼き付けすれば良い。また、絶縁層4としてガラスを用いる場合、予め炭化珪素質焼結体又は窒化アルミニウム質焼結体からなる均熱板2を850〜1300℃程度の温度に加熱し、絶縁層4を被着する表面を酸化処理しておくことで、ガラスからなる絶縁層4との密着性を高めることができる。
【0044】
さらに、絶縁層4上に被着する発熱抵抗体5材料としては、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)等の金属単体を、蒸着法やメッキ法にて直接被着するか、あるいは前記金属単体や酸化レニウム(Re2O3)、ランタンマンガネート(LaMnO3)等の導電性の金属酸化物や上記金属材料を樹脂ペーストやガラスペーストに分散させたペーストを用意し、所定のパターン形状にスクリーン印刷法等にて印刷したあと焼付けして、前記導電材を樹脂やガラスから成るマトリックスで結合すれば良い。マトリックスとしてガラスを用いる場合、結晶化ガラス、非晶質ガラスのいずれでも良いが、熱サイクルによる抵抗値の変化を抑えるために結晶化ガラスを用いることが好ましい。
【0045】
ただし、発熱抵抗体5材料に銀(Ag)又は銅(Cu)を用いる場合、マイグレーションが発生する恐れがあるため、このような場合には、発熱抵抗体5を覆うように絶縁層4と同一の材質からなるコート層を40〜400μm程度の厚みで被覆しておけば良い。
【0046】
図1では、発熱抵抗体5に対し、給電部6において導通端子11を弾性体21で押しつけて導通を確保するようにしている。給電部6は、発熱抵抗体5の端子部に導電性接着剤を塗布、硬化させることにより形成しても構わない。
【0047】
また、これまで、発熱抵抗体5を均熱板2の表面に形成するタイプのウエハ加熱装置1について説明してきたが、発熱抵抗体5は、均熱板2に内蔵されていても構わない。
【0048】
図3を例にして説明すると、例えば主成分が窒化アルミニウムからなる均熱板2を用いる場合、まず、発熱抵抗体5の材料としては窒化アルミニウムと同時焼成できる材料という観点から、WもしくはWCを用いる。均熱板2は、窒化アルミニウムを主成分とし焼結助剤を適宜含有する原料を十分混合したのち円盤状に成形し、その表面にWもしくはWCからなるペーストを発熱抵抗体5のパターン形状にプリントし、その上に別の窒化アルミニウム成形体を重ねて密着した後、窒素ガス中1900〜2100℃の温度で焼成することにより得ることが出来る。
【0049】
また、発熱抵抗体5からの導通は、窒化アルミニウム質基材にスルーホールを形成し、WもしくはWCからなるペーストを埋め込んだ後焼成するようにして表面に電極を引き出すようにすれば良い。また、給電部6は、ウエハWの加熱温度が高い場合、Au、Ag等の貴金属を主成分とするペーストを前記スルーホールの上に塗布し900〜1000℃で焼き付けることにより、内部の発熱抵抗体5の酸化を防止することができる。
【0050】
【実施例】
実施例 1
熱伝導率が130W/m・Kの炭化珪素質焼結体に研削加工を施し、板厚3mm、外径330mmの円盤状をした均熱板2を複数製作し、更に中心から60mmの同心円上に均等に3箇所貫通孔を形成した。貫通口径は、表1試料番号1〜10に記載のものとした。各均熱板2の一方の主面に絶縁層4を被着するため、ガラス粉末にエチルセルロースと有機溶剤のテルピネオールからなるバインダーを混練して作製したガラスペーストをスクリーン印刷法にて印刷した後、150℃に加熱して有機溶剤を乾燥させたあと、550℃で30分間脱脂処理を施し、さらに700〜900℃の温度で焼き付けを行うことにより、ガラスからなる厚み200μmの絶縁層4とした。
【0051】
次いで絶縁層4上に発熱抵抗体5を被着するため、導電材としてAu粉末とPd粉末と、前記同様の組成からなるバインダーを添加したガラスペーストを混練して作製した導電体ペーストをスクリーン印刷法にて所定のパターン形状に印刷したあと、150℃に加熱して有機溶剤を乾燥させ、さらに550℃で30分間脱脂処理を施したあと、700〜900℃の温度で焼き付けを行うことにより、厚みが50μmの発熱抵抗体5を形成した。発熱抵抗体5は直径方向に4分割しパターン配置は、中心部から1パターン、2パターン、4パターン、8パターンの計15パターン構成とした。しかるのち発熱抵抗体5に給電部6を導電性接着剤にて固着させることにより、均熱板2を製作した。
【0052】
また、支持体7は、厚み2.5mmのSUS304からなる2枚の多層構造部10準備し、このうち1枚に、ガス噴射口12、熱電対13、導通端子11、ガイド部材25を所定の位置に形成し、同じくSUS304からなる側壁部9とネジ締めにて固定して支持体7を準備した。また2枚の多層構造部10のうち、均熱板2に近い方の多層構造部10から均熱板2までの距離は8mm、多層構造部どうしの距離を15mmとした。その後、前記支持体7の上に、均熱板2を重ね、その外周部にボルト16を貫通させ、均熱板2と支持体7が直接当たらないように、断熱部17を介在させ、支持体7側より弾性体18、座金19を介在させてナット20を螺着することにより弾性的に固定することによりウエハ加熱装置1とした。ガイド部材25は表1試料番号1〜10となる様調整したものを組み付けた。ここで、表1記載のガイド外径及び内径は、均熱板2に対向する部分を指し、面取りはこの部分に対する面取りである。
【0053】
比較用として、同様の方法で、表1試料番号21〜25に記載の試料を準備した。なお、No.26は、比較例として用いた従来の試料である。
【0054】
評価は、測温抵抗体が29箇所に埋設された測温用ウエハを用いて行った。まず、貫通孔24直上を避けて測温ウエハを載置し、全体の温度ばらつきが0.3℃以下になるようにウエハ加熱装置を調整した。次に測温ウエハを回転させて、貫通孔24の直上で測温を行い、周囲との温度差を計測した。温度差が0.4℃以下を○、0.5℃をこえるものを×と判定した。
【0055】
それぞれの結果は表1に示す通りである。
【0056】
【表1】
【0057】
表1から判るように、No.21は、均熱板2の貫通孔24の内径が0.7mmと小さいために、リフトピンを上下させた場合にリフトピンが貫通孔24に接触し、パーティキュレートを発生させる原因になるので好ましくない。また、No.22は、ガイド部材25が均熱板2に接触しているため、均熱性が悪くなるので好ましくない。No.23は、ガイド部材25の径が10mmを越えて貫通孔24内径の2倍より大きいため、ガイド部材の熱容量により均熱板2の温度分布に影響が生じ、均熱性が悪くなるので好ましくない。また、貫通口24の直径が10mmを越えるNo.24〜26は、温度ばらつきが0.5℃を越えた。これば貫通孔24の周囲の発熱抵抗体のW密度を上げても調整しきれないほど、非加熱エリアが広くなりすぎた為である。
【0058】
これに対し、貫通孔24の直径が1〜10mmであり、かつリフトピン23のガイド部材25が、均熱2から離間して設置され、かつガイド部材25の均熱板に2に近接する部分の外径が、貫通孔24の直径の2倍以下である、試料番号1〜10の温度ばらつきは0.4℃以下となり良好な結果を示した。
【0059】
更に、ガイド部材25の均熱板2に対向する面に面取りを施した試料番号7は同形状で面取りのない試料番号6に対して、温度ばらつきが小さくより良好な結果を示した。
【0060】
貫通孔24の直径については、1〜10mmの範囲が、温度差0.4℃以下で良好な結果を示した。
【0061】
ガイド部材25については、均熱板2から離間して設置したものが温度差0.4℃以下で良好な結果を示した。離間させることにより空気層での断熱が図られ均熱板2からガイド部材25への不要な熱引きが抑制されるためである。
【0062】
同様にガイド部材25に面取りを施すと更に不要な熱引きが抑制されることが判った。逆にガイド部材25を均熱板2に接触させると、不要な熱引きにより貫通孔24直上の温度低下のみならず、周囲の温度も低下し、均熱性が大きく損なわれた。
【0063】
また、ガイド部材をNi系耐熱性金属であるSUSで作製した事により、更に250℃まで昇温を行った後も、腐食等の変化や劣化は認められず良好な状態を保っていた。Alなどの耐酸化性金属やNiめっき等の耐酸化処理を行った金属部材やセラミックス部材でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、セラミックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他方の主面もしくは内部に発熱抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体に電気的に接続される給電部を前記他方の主面に具備し、かつ均熱板に設けられた貫通孔からウエハリフトピンを上下させることによりウエハの授受をおこなうウエハ加熱装置において、前記貫通孔の口径が1〜10mmであり、かつウエハリフトピンのガイド部材が均熱板から離間して設置され、かつガイド部材の均熱板に近接する部分の外径が、貫通孔径の2倍以下とすることにより、開口部分でも温度ばらつきに少ない良好なウエハ加熱装置が得られる。
【0065】
また、上記ガイド部材の均熱板に対向する面に面取りを施すことにより更に均熱性に優れたウエハ加熱装置を得られる。
【0066】
また、前記ガイド部材がNi系合金、Al等の耐酸化性金属又はメッキ処理などの耐酸化処理を行った金属もしくはセラミックスを用いて作製することにより加熱時にウエハ処理に有害なガスの発生や、パーティクルの原因となる錆等の生じない信頼性の高いウエハ加熱装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ加熱装置の一例を示す断面図である。
【図2】(a)(b)は本発明のウエハ加熱装置のガイド部材周辺を示す断面図である。
【図3】本発明のウエハ加熱装置の他の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来のウエハ加熱装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1:ウエハ加熱装置
2:均熱板
3:載置面
4:絶縁層
5:発熱抵抗体
6:給電部
7:支持体
8:支持ピン
9:側壁部
10:多層構造部
11:導通端子
12:ガス噴射口
13:熱電対
14:開口部
15:接続部材
16:ボルト
17:断熱部
18:弾性体
19:座金
20:ナット
21:弾性体
23:リフトピン
24:貫通孔
25ガイド部材
W:半導体ウエハ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wafer heating apparatus mainly used for heating a wafer, for example, a method of forming a thin film on a wafer such as a semiconductor wafer, a liquid crystal device, or a circuit board, or a resist solution applied on the wafer. And a wafer heating apparatus suitable for forming a resist film by drying and baking.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In a semiconductor thin film forming process, an etching process, a resist film baking process, and the like in a manufacturing process of a semiconductor manufacturing apparatus, a wafer heating device is used to heat a semiconductor wafer (hereinafter, abbreviated as a wafer).
[0003]
Conventional semiconductor manufacturing equipment used a batch type that collectively processes a plurality of wafers. However, with the miniaturization of semiconductor element wiring, it is necessary to improve the accuracy of the wafer heat treatment temperature. 2. Description of the Related Art A single-wafer heat treatment apparatus having excellent heat resistance has been widely used.
[0004]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-145149 introduces a heat treatment apparatus capable of performing heat treatment on wafers of a plurality of sizes. Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-40330 introduces a heat treatment apparatus having excellent temperature control. Also, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-237053 introduces a heating apparatus having excellent wafer heating uniformity. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-52985 introduces a heating device capable of uniformly cooling in a short time.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the size of wafers has been increasing in order to improve production efficiency. However, semiconductor devices themselves have also been diversified, and manufacturing with large wafers does not necessarily lead to improvement in production efficiency. There is a demand for a heat treatment apparatus capable of coping with the wafer size and heat treatment conditions.
[0006]
Furthermore, in the chemically amplified resist that has begun to be used in accordance with the miniaturization of the wiring of semiconductor elements, the transitional temperature history from the moment when the wafer is placed in the heat treatment apparatus to the time when the wafer is separated and the heat treatment is completed is extremely important. It is desired that the temperature of the wafer be uniformly stabilized within about 60 seconds immediately after the placement.
[0007]
However, in the apparatus introduced in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-145149, it is necessary to provide a holding mechanism for each wafer size, and the structure is complicated, the apparatus cost is high, and it is not practical. In the apparatus disclosed in JP-A-11-40330, JP-A-2001-237053 and JP-A-2001-52985, as shown in FIG. 4, a
[0008]
When the conventional
[0009]
Conventionally, the resistance distribution of the heating resistor has been adjusted so as to increase the amount of heat generated around the portion where the
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies on the above problems, and as a result, one of the main surfaces of the heat equalizing plate made of ceramics is used as a wafer mounting surface, and the other main surface or inside has a heating resistor, In a wafer heating apparatus, a power supply unit electrically connected to a resistor is provided on the other main surface, and a wafer is transferred by moving a wafer lift pin up and down from a through hole provided in a heat equalizing plate. The through hole has an inner diameter of 1 to 10 mm, a guide member for guiding the wafer lift pins is installed separately from the heat equalizing plate, and the outer diameter of a portion of the guide member close to the heat equalizing plate is set to the outer diameter. The above problem was solved by setting the inner diameter of the through hole to twice or less.
[0011]
It has also been found that it is effective to chamfer the surface of the guide member facing the heat equalizing plate.
[0012]
In addition, the guide member is made of any one of an oxidation-resistant metal such as a Ni-based alloy and Al, a metal subjected to an oxidation-resistant treatment such as a plating treatment, or a ceramic, so that corrosion and harmfulness even at a high temperature can be achieved. No gas was generated, and reliability was improved.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0014]
FIG. 1 is a sectional view showing an example of a wafer heating apparatus 1 according to the present invention, in which one main surface of a
[0015]
The
[0016]
A
[0017]
Further, a
[0018]
The
[0019]
Furthermore, the
[0020]
In the present invention, at least three through-
[0021]
FIG. 2 shows a schematic structure around the
[0022]
It is desirable that the outer diameter of the
The contact causes heat drawing and impairs the uniformity of heat, and furthermore, the contact portion is worn and dust is generated, thereby contaminating the atmosphere, which is harmful to wafer processing. Therefore, if the inner diameter of the through-
[0023]
Further, the
[0024]
More preferably, the distance between the
[0025]
The outer diameter of the surface of the
[0026]
Further, as shown in FIG. 2 (b), it is also desirable to apply a
Compared to the case without chamfering, by chamfering, the heat transmitted from the
[0027]
The
This is because no corrosion or harmful gas is generated at a high temperature and no harm is caused to the wafer heat treatment.
[0028]
In addition, operations such as mounting the wafer W on the mounting surface 3 and lifting the wafer W from the mounting surface 3 are performed by the lift pins 23 installed in the
[0029]
In order to heat the wafer W by the wafer heating apparatus 1, the wafer W carried above the mounting surface 3 by the transfer arm (not shown) is supported by the lift pins 23, and then the lift pins 23 are lowered. The wafer W on the mounting surface 3.
[0030]
Next, power is supplied to the
[0031]
Further, since the
[0032]
The thickness of the soaking
[0033]
As described above, when the heat capacity of the
[0034]
The power supply to the
[0035]
The temperature of the soaking
[0036]
Further, when used as a wafer heating apparatus 1 for forming a resist film, if the main component of the
[0037]
The silicon carbide sintered body forming the
[0038]
Further, the aluminum nitride sintered body forming the
[0039]
Further, the main surface of the
[0040]
On the other hand, when a silicon carbide based sintered body is used as the
[0041]
When the soaking
[0042]
The properties of the glass forming the insulating layer 4 may be either crystalline or amorphous, and the heat-resistant temperature is 200 ° C. or more and the thermal expansion coefficient in the temperature range of 0 ° C. to 200 ° C. -5 to + 5 × 10 with respect to the coefficient of thermal expansion of the constituting ceramics -7 It is preferable to appropriately select and use those in the range of / ° C. That is, when glass having a coefficient of thermal expansion outside the above range is used, the difference in thermal expansion from the ceramics forming the
[0043]
As a means for applying the insulating layer 4 made of glass on the
[0044]
Further, as a material of the
[0045]
However, when silver (Ag) or copper (Cu) is used as the material of the
[0046]
In FIG. 1, the
[0047]
Further, the wafer heating apparatus 1 of the type in which the
[0048]
Referring to FIG. 3 as an example, for example, when using a
[0049]
Further, conduction from the
[0050]
【Example】
Example 1
Grinding is performed on a silicon carbide sintered body having a thermal conductivity of 130 W / m · K to produce a plurality of disc-shaped
[0051]
Next, in order to apply the
[0052]
In addition, the
[0053]
For comparison, the samples described in Table 1
[0054]
The evaluation was performed using a temperature measuring wafer in which a temperature measuring resistor was embedded in 29 places. First, a temperature measuring wafer was placed so as not to be directly above the through-
[0055]
Each result is as shown in Table 1.
[0056]
[Table 1]
[0057]
As can be seen from Table 1, no.
[0058]
On the other hand, the diameter of the through
[0059]
Further, Sample No. 7 in which the surface of the
[0060]
Regarding the diameter of the through
[0061]
With respect to the
[0062]
Similarly, it was found that when the
[0063]
In addition, since the guide member was made of SUS, which is a Ni-based heat-resistant metal, even after the temperature was further raised to 250 ° C., no change or deterioration such as corrosion was observed, and a favorable state was maintained. It goes without saying that the same effect can be obtained with an oxidation-resistant metal such as Al or a metal member or a ceramic member subjected to an oxidation-resistant treatment such as Ni plating.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, one of the main surfaces of the heat equalizing plate made of ceramics is used as a mounting surface for a wafer, and the other main surface or inside has a heating resistor. A wafer heating device that has a power supply unit that is electrically connected to the other main surface, and transfers a wafer by moving a wafer lift pin up and down from a through hole provided in the heat equalizing plate. Is 1 to 10 mm, and the guide member of the wafer lift pin is set apart from the heat equalizing plate, and the outer diameter of the portion of the guide member close to the heat equalizing plate is twice or less the through hole diameter. In addition, a good wafer heating apparatus with less temperature variation even at the opening can be obtained.
[0065]
Further, by chamfering the surface of the guide member facing the heat equalizing plate, it is possible to obtain a wafer heating device having more excellent heat uniformity.
[0066]
In addition, the guide member is made of an oxidation-resistant metal such as an Ni-based alloy or Al, or a metal or a ceramic that has been subjected to an oxidation-resistant treatment such as plating, thereby generating a gas harmful to wafer processing during heating, A highly reliable wafer heating apparatus free from rust or the like that causes particles can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating an example of a wafer heating apparatus according to the present invention.
FIGS. 2A and 2B are cross-sectional views showing the periphery of a guide member of the wafer heating apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view showing another embodiment of the wafer heating apparatus of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view showing a conventional wafer heating apparatus.
[Explanation of symbols]
1: Wafer heating device
2: Heat equalizing plate
3: Mounting surface
4: Insulating layer
5: Heating resistor
6: Power supply unit
7: Support
8: Support pin
9: Side wall
10: Multilayer structure
11: conduction terminal
12: Gas injection port
13: Thermocouple
14: Opening
15: Connection member
16: bolt
17: Thermal insulation
18: Elastic body
19: Washer
20: Nut
21: Elastic body
23: Lift pin
24: Through hole
25 guide members
W: Semiconductor wafer
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