JP3559438B2 - 磁気ヘッド保持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通帳または磁気カード等の磁気ストライプに磁気データを読み書きするための磁気ヘッドを支持する磁気ヘッド保持機構に関する。さらに詳述すると、本発明は、磁気ヘッドを媒体面に対して上下動及び回転可能に支持する磁気ヘッド保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気ストライプを有する磁気カード101をカードリーダに差し入れて磁気ストライプの磁気情報の読み取りまたは書き込みの少なくとも一方を行うために、図5及び図6に示すように、カードリーダのカード通路102内のカード面の磁気ストライプに向き合う位置に磁気ヘッド104を配設している。
【0003】
磁気ヘッド104は、支持板106に所定の範囲内で回転可能に取り付けられている。支持板106は、例えば圧縮コイルばね108によりカード通路102側に付勢されている。そして、磁気ヘッド104は、走行する磁気カード101に対して適切なパッド圧で接触される。なお、図6中、符号109はカードリーダの固定フレームである。
【0004】
そして、挿入された磁気カード101が変形したカードである場合に、磁気ヘッド104のヘッド面が磁気ストライプに摺接するように磁気ヘッド104が変形カードに沿って支持板106に対して回転する。また、磁気カード101を磁気ヘッド104に接触させたときに、磁気ヘッド104のヘッド面が磁気ストライプを適正な圧力で押圧するように磁気ヘッド104が磁気カード101に対して接触または離間する方向に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した磁気ヘッドの保持機構では磁気ヘッド104を磁気カード101に対して接触または離間する方向に移動させるために支持板106及び圧縮コイルばね108を使用して固定フレーム109に支持しているので、支持機構が大型化してしまう。このため、カードリーダの全体が大型化してしまうので、その小型化が望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して接触または離間する方向に移動可能に、かつ媒体面に沿って所定の範囲内で回転可能に磁気ヘッドを支持しながら小型化を図る磁気ヘッド保持機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1の発明は、磁気記録媒体に摺接可能な磁気ヘッドを磁気記録媒体に接触または離間する方向に移動可能かつ磁気記録媒体の媒体面に対して回転可能に磁気ヘッド支持部材に支持して成る磁気ヘッド保持機構において、磁気ヘッドに取り付けられて接触または離間する方向の移動のガイドとなるガイドローラと、磁気ヘッドを回転可能に支持する支持軸と、ガイドローラ及び支持軸が回転可能に取り付けられる共通の軸部を備え、軸部の内周部にガイドローラを、外周部に支持軸をそれぞれ回転可能に取り付け、又は軸部の内周部に支持軸を、外周部にガイドローラをそれぞれ回転可能に取り付けるようにしている。
【0008】
したがって、磁気ヘッドの磁気記録媒体に対して接触または離間する方向への移動(以下、上下動という。)をガイドローラ及び軸部により行うと共に、磁気ヘッドの磁気記録媒体に対する回転を支持軸及び軸部により行い、尚かつガイドローラと支持軸とを軸部の内周部又は外周部に取り付けて同一軸上に配置されるので、磁気ヘッド保持機構を小型化することができる。
【0009】
また、ガイドローラとそのガイド部材との間で移動方向以外に押圧する力が生じてガイドローラが負荷を受けて回転し難くなっても、支持軸は軸部を挟んでガイドローラの反対側に取り付けられているので、支持軸の軸部に対する回転動作には影響しない。これにより、磁気ヘッドの回転動作を常に円滑に行うことができる。
【0010】
しかも、軸部とガイド部材との間に回転可能なガイドローラが設けられているので、ガイド部材と軸部との間の摩擦を低減する。これにより、軸部の上下動を円滑に行うことができる。
例えば、共通の軸部の内周部に磁気ヘッドの支持軸を取り付けると共に、共通の軸部の外周部にガイドローラを取り付けるようにした場合には、支持軸は軸部の内周で回転可能であるので、磁気ヘッドを軸部に対して回転可能に支持することができる。そして、ガイドローラは軸部の外周で回転可能であるので、軸部とガイド部材との間の摩擦を低減する。これにより、軸部の上下動を円滑に行うことができる。
【0011】
さらに、請求項2の磁気ヘッド保持機構では、磁気ヘッド支持部材は磁気ヘッドを接触または離間する方向に移動可能に支持する支持レバーを備えたものであり、この支持レバーに共通の軸部を形成するようにしている。したがって、共通の軸部は支持レバーにより支持された状態でガイドローラ及び支持軸を支持する。
【0013】
さらに、請求項3の磁気ヘッド保持機構では、支持軸は磁気ヘッドに固着されているようにしている。したがって、支持軸は軸部に対して回転可能であることから、磁気ヘッドは軸部に対して回転可能となる。
【0014】
また、請求項4の磁気ヘッド保持機構では、支持レバーは回転可能に連結されたく字形状の回転レバーであるようにしている。したがって、支持レバーの設置に必要なスペースを小さくすることができるので、磁気ヘッド保持機構の小型化を図ることができる。
【0015】
そして、請求項5の磁気ヘッド保持機構では、磁気ヘッド支持部材は磁気記録媒体のデータ記録再生方向に移動可能であるようにしている。したがって、磁気記録媒体を停止させた状態で磁気ヘッドをデータ記録再生方向に走行させることにより磁気データの記録または再生を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図4に示すように、本実施形態の磁気ヘッド保持機構3は、磁気ストライプを有する例えば通帳である磁気記録媒体10に摺接可能な磁気ヘッド2を、磁気記録媒体10に接触または離間する方向に移動可能かつ磁気記録媒体10の媒体面に対して回転可能に磁気ヘッド支持部材5に支持するものである。そして、この磁気ヘッド保持機構3は、磁気ヘッド2に取り付けられて接触または離間する方向の移動のガイドとなるガイドローラ13と磁気ヘッド2を回転可能に支持する支持軸17とを共通の軸部18の内周部又は外周部にそれぞれ回転可能に取り付けている。このため、ガイドローラ13とそのガイド部材との間で移動方向以外に押圧する力が生じてガイドローラ13が摩擦を受けて回転し難くなっても、支持軸17は軸部18を挟んでガイドローラ13の反対側に取り付けられているので、支持軸17の軸部18に対する回転動作には影響しない。これにより、磁気ヘッド2の回転動作を常に円滑に行うことができる。しかも、軸部18とガイド部材との間に回転可能なガイドローラ13が設けられているので、ガイド部材と軸部18との間の摩擦を低減する。これにより、軸部18の上下動を円滑に行うことができる。
【0017】
本実施形態では図2に示すように、この磁気ヘッド保持機構3をヘッド移動式媒体ライタ1に搭載した場合について説明している。但し、この磁気ヘッド保持機構3を搭載できるのは、ヘッド移動式媒体ライタ1に限られずヘッド固定式の媒体リードライタ等に使用できるのは勿論である。
【0018】
このヘッド移動式媒体ライタ1は、取り込んだ磁気記録媒体10を停止させた状態で磁気ヘッド2を移動させて磁気データの記録または再生を行うものである。ヘッド移動式媒体ライタ1は、磁気ヘッド保持機構3を磁気記録媒体10のデータ記録再生方向に摺動可能に支持する走行ガイド12と、磁気ヘッド保持機構3に取り付けられた平板形状の移動ベルト4,4’と、移動ベルト4,4’を回転可能に支持するプーリ8と、いずれかのプーリ8を回転させる駆動モータとを備えている。ここで、磁気ヘッド保持機構3は、走行ガイド12に摺動可能に嵌合する摺動溝19と、移動ベルト4,4’の両端部が噛合されて留め付けられる止着溝14,14’とを備えている。このため、駆動モータが駆動することにより移動ベルト4,4’が移動して、磁気ヘッド保持機構3が走行ガイド12によって案内される。
【0019】
さらに、磁気ヘッド2が磁気記録媒体10の停止位置よりも奥側に位置するときに磁気ヘッド支持部材5を下方に押し込む退避機構(図示せず)が設けられている。この退避機構により、磁気ヘッド2が磁気記録媒体10の搬送路11から退避される(図4に示す)。なお、図2中、符号33はプリント配線基盤である。
【0020】
また、ヘッド移動式媒体ライタ1は、磁気ヘッド2の走行方向を長手方向とすると共にブラケット15,16により回転可能に支持されたウォーム軸6と、このウォーム軸6に固着されたスリット円板7と、スリット円板7のスリットの通過を検出するセンサ9とを備えている。そして、磁気ヘッド保持機構3は、係合突起(図示せず)によりウォーム軸6と噛合している。このため、磁気ヘッド保持機構3の摺動によりウォーム軸6が回転すると共にスリット円板7の回転がセンサ9により検出されて磁気ヘッド2の移動量が検出される。
【0021】
ここで、磁気ヘッド保持機構3は、図1〜図4に示すように、支持レバー20に固着された円筒形状の共通の軸部18と、軸部18の内周に回転可能に取り付けられて磁気ヘッド2を支持する支持軸17と、軸部18の外周に回転可能に取り付けられて上下動するガイドローラ13とを備えている。
【0022】
支持レバー20は、互いに回転可能な上側レバー21と下側レバー22との2本の回転レバーから成り、図1に示すようにヘッド移動方向側から見てく字形状となっている。上側レバー21は、2枚の側板21a,21aと、各側板21aを連結する連結板21bとを備えている。一方の側板21aの上部に軸部18がねじ止めにより固着されている。また、下側レバー22は、2枚の側板22a,22aと、各側板22aを連結する連結板22bとを備えている。そして、上側レバー21の各側板21aの下部と下側レバー22の各側板22aの上部とが、レバー軸23により回転可能に連結されている。また、下側レバー22の各側板22aの下部は、磁気ヘッド保持機構3の本体24に取付軸25により回転可能に取り付けられている。さらに、レバー軸23の周囲には、捻りコイルばねから成るレバーばね26が設けられている。そして、レバーばね26の一端部は上側レバー21の連結板21bを上側に付勢し、レバーばね26の他端部は下側レバー22の連結板22bを下側に付勢している。このため、支持レバー20には常に真っ直ぐになる方向にばね力が付勢しているので、軸部18は常に上側に付勢されている。
【0023】
磁気ヘッド2を直接支持する磁気ヘッド支持部材5は、底板27及びほぼコ字形状の側壁28を有すると共に磁気ヘッド2を底板27に止着して側壁28で囲んで支持している。この磁気ヘッド支持部材5に支持軸17がねじ止めにより固着されている。
【0024】
また、磁気ヘッド保持機構3の本体24には、ガイドローラ13の近傍で上方に突出した端壁29が形成されている。この端壁29には、ガイドローラ13を上下方向、即ち磁気ヘッド2が磁気記録媒体10に対して接触又は離間する方向に案内するガイド溝30が形成されている。このガイド溝30は上下方向に真っ直ぐな形状としている。そして、このガイド溝30にガイドローラ13が回転及び摺動可能に嵌合されている。
【0025】
一方、磁気ヘッド支持部材5の支持軸17の真上には、支持軸17と平行な規制軸31がねじ止めにより固着されている。この規制軸31の外周には、スリーブ32が回転可能に取り付けられている。このスリーブ32はガイド溝30に嵌合される。ここで、スリーブ32の外径はガイド溝30の幅よりも若干小さくしている。このため、磁気ヘッド2が支持軸17を中心に回転したときに、ある程度の角度回転するとスリーブ32がガイド溝30の内壁に当接して回転が制限される。よって、磁気ヘッド2の回転可能な範囲を規制することができる。
【0026】
上述したヘッド移動式媒体ライタ1により磁気記録媒体10に磁気データを記録または再生する動作の手順を以下に説明する。
【0027】
磁気記録媒体10がヘッド移動式媒体ライタ1に挿入される前は、磁気ヘッド保持機構3が最も奥側に位置して磁気ヘッド2が搬送路11から退避している。このとき、磁気ヘッド支持部材5が退避機構により下方に押し下げられるので、支持軸17及び軸部18を介して支持レバー20がレバーばね26を蓄勢して下方に折り曲げられる。
【0028】
そして、磁気記録媒体10をヘッド移動式媒体ライタ1に挿入して所定箇所に位置させる。次いで、駆動モータが作動して磁気ヘッド保持機構3が磁気記録媒体10側に移動する。これにより、磁気ヘッド2が磁気記録媒体10の磁気ストライプに接触しながら摺動する。このとき、磁気記録媒体10の変形に沿って磁気ヘッド2のヘッド面2aに回転力が加わると、磁気ヘッド2は支持軸17を中心にして軸部18に対して回転する。これにより、ヘッド面2aと磁気ストライプとの接触を確実に行うことができ、磁気データの記録または再生を高精度に行うことができる。
【0029】
ここで、支持レバー20は軸部18を常に上側に付勢している。そして、磁気ヘッド2は磁気記録媒体10に当接しているため、軸部18はガイドローラ13を介してガイド溝30の一方の内壁に当接されている。これにより、ガイドローラ13と軸部18との間で摩擦が生じて、ガイドローラ13の回転は円滑ではなくなってしまう。しかし、支持軸17は軸部18の内周に支持されているので、軸部18の外周側に作用する摩擦力を全く受けることがない。このため、磁気ヘッド2は常に円滑に回転可能な状態となっている。したがって、ヘッド面2aと磁気ストライプとの接触性が極めて高くなるので、磁気データの記録または再生を高精度に行うことができる。
【0030】
また、変形した磁気記録媒体10に対して磁気データの記録または再生を行うときに磁気ヘッド2が上下する場合でも、軸部18とガイド溝30との間にガイドローラ13が回転可能に設けられているので、摩擦を低減して円滑な上下動を実現することができる。これにより、ヘッド面2aの磁気ストライプへの追従性を向上させることができ、磁気データの記録または再生を高精度に行うことができる。
【0031】
そして、磁気データの記録または再生が終了した後は、駆動モータが逆回転して磁気ヘッド保持機構3が奥側に移動して磁気ヘッド2が下方に退避する。この状態で磁気記録媒体10が挿入口から排出される。
【0032】
上述したように本実施形態の磁気ヘッド保持機構3によれば、磁気ヘッド2の上下動をガイドローラ13及び軸部18により行うと共に、磁気ヘッド2の磁気記録媒体10に対する回転を支持軸17及び軸部18により行い、尚かつガイドローラ13と支持軸17とを軸部18の内周部又は外周部に取り付けて同一軸上に配置しているので、磁気ヘッド保持機構3を小型化することができる。これにより、この磁気ヘッド保持機構3を組み込んだヘッド移動式媒体ライタ1の小型化を図ることができる。
【0033】
また、この磁気ヘッド保持機構3によれば、支持レバー20は回転可能に連結されたく字形状の回転レバーであるようにしているので、支持レバー20の設置に必要なスペースを小さくすることができる。これにより、磁気ヘッド保持機構3の小型化を図ることができる。
【0034】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、軸部18の内周側に支持軸17を取り付けて外周側にガイドローラ13を取り付けているが、これには限られず逆に軸部18の外周側に支持軸17を取り付けて内周側にガイドローラ13を取り付けても良い。この場合も軸部18はガイドローラ13を介してガイド溝30の一方の内壁に当接されるのでガイドローラ13と軸部18との間での摩擦によりガイドローラ13の回転は円滑ではなくなってしまうが、支持軸17は軸部18の外周側に作用する摩擦力を全く受けることがない。このため、磁気ヘッド2は常に円滑に回転可能とすることができる。
【0035】
また、本実施形態では磁気記録媒体10として磁気ストライプを有する通帳を使用しているが、これに限られず磁気カード等の磁気ストライプを有するものを使用しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1の磁気ヘッド保持機構によれば、磁気ヘッドに取り付けられて接触または離間する方向の移動のガイドとなるガイドローラと、磁気ヘッドを回転可能に支持する支持軸と、ガイドローラ及び支持軸が回転可能に取り付けられる共通の軸部を備え、軸部の内周部にガイドローラを、外周部に支持軸をそれぞれ回転可能に取り付け、又は軸部の内周部に支持軸を、外周部にガイドローラをそれぞれ回転可能に取り付けるようにしているので、ガイドローラと支持軸とを軸部の内周部又は外周部に取り付けて同一軸上に配置することにより、磁気ヘッド保持機構を小型化することができる。このため、この磁気ヘッド保持機構を備えた装置の小型化を図ることができる。
【0037】
また、ガイドローラとそれをガイドする部材との間で移動方向以外に押圧する力が生じてガイドローラが摩擦を受けて回転し難くなっても、支持軸は軸部を挟んでガイドローラの反対側に取り付けられているので、支持軸の軸部に対する回転動作には影響しない。これにより、磁気ヘッドの回転動作を常に円滑に行うことができる。したがって、磁気ヘッドのヘッド面が容易に回転して磁気ストライプとの接触性が極めて高くなるので、磁気データの記録または再生を高精度に行うことができる。
【0038】
しかも、軸部とガイド部材との間に回転可能なガイドローラが設けられているので、ガイド部材と軸部との間の摩擦を低減する。これにより、軸部の上下動を円滑に行うことができる。これにより、磁気ヘッドのヘッド面の磁気ストライプへの追従性を向上させることができるので、磁気データの記録または再生を高精度に行うことができる。
例えば、共通の軸部の内周部に磁気ヘッドの支持軸を取り付けると共に、共通の軸部の外周部にガイドローラを取り付けるようにした場合には、磁気ヘッドを軸部に対して円滑に回転可能に支持することができると共に軸部とガイド部材との間の摩擦を低減して軸部の上下動を円滑に行わせることができる。
【0039】
さらに、請求項2の磁気ヘッド保持機構では、磁気ヘッド支持部材は磁気ヘッドを接触または離間する方向に移動可能に支持する支持レバーを備えたものであり、この支持レバーに共通の軸部を形成するようにしているので、共通の軸部は支持レバーにより支持された状態でガイドローラ及び支持軸を支持することができる。
【0041】
さらに、請求項3の磁気ヘッド保持機構では、支持軸は磁気ヘッドに固着されているようにしているので、支持軸は軸部に対して回転可能であることから、磁気ヘッドは軸部に対して円滑に回転可能となる。
【0042】
また、請求項4の磁気ヘッド保持機構では、支持レバーは回転可能に連結されたく字形状の回転レバーであるようにしているので、支持レバーの設置に必要なスペースを小さくすることができる。このため、磁気ヘッド保持機構の小型化を図ることができる。
【0043】
そして、請求項5の磁気ヘッド保持機構では、磁気ヘッド支持部材は磁気記録媒体のデータ記録再生方向に移動可能であるようにしているので、磁気記録媒体を停止させた状態で磁気ヘッドをデータ記録再生方向に走行させることにより磁気データの記録または再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド保持機構を示す正面図である。
【図2】磁気ヘッド保持機構を備えたヘッド移動式媒体ライタの全体を示す側面図である。
【図3】磁気ヘッド保持機構を示す平面図である。
【図4】磁気ヘッド保持機構の磁気ヘッドが押し込まれた状態を示す側面図である。
【図5】従来の磁気ヘッド保持機構を示す正面図である。
【図6】従来の磁気ヘッド保持機構を示す側面図である。
【符号の説明】
2 磁気ヘッド
3 磁気ヘッド保持機構
5 磁気ヘッド支持部材
10 磁気記録媒体
13 ガイドローラ
17 支持軸
18 共通の軸部
20 支持レバー
Claims (5)
- 磁気記録媒体に摺接可能な磁気ヘッドを前記磁気記録媒体に接触または離間する方向に移動可能かつ前記磁気記録媒体の媒体面に対して回転可能に磁気ヘッド支持部材に支持して成る磁気ヘッド保持機構において、前記磁気ヘッドに取り付けられて前記接触または離間する方向の移動のガイドとなるガイドローラと、前記磁気ヘッドを回転可能に支持する支持軸と、前記ガイドローラ及び前記支持軸が回転可能に取り付けられる共通の軸部を備え、前記軸部の内周部に前記ガイドローラを、外周部に前記支持軸をそれぞれ回転可能に取り付け、又は前記軸部の内周部に前記支持軸を、外周部に前記ガイドローラをそれぞれ回転可能に取り付けたことを特徴とする磁気ヘッド保持機構。
- 前記磁気ヘッド支持部材は前記磁気ヘッドを前記接触または離間する方向に移動可能に支持する支持レバーを備えたものであり、この支持レバーに前記共通の軸部を形成することを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド保持機構。
- 前記支持軸は前記磁気ヘッドに固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の磁気ヘッド保持機構。
- 前記支持レバーは回転可能に連結されたく字形状の回転レバーであることを特徴とする請求項2または3記載の磁気ヘッド保持機構。
- 前記磁気ヘッド支持部材は前記磁気記録媒体のデータ記録再生方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか記載の磁気ヘッド保持機構。
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