JP3559151B2 - Insulated inner wall panel rigid frame fixing structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱内壁パネルを、固定金具または固定調整金具を介してラーメン柱の柱横に固定する固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄骨構造の建物において、外壁がカーテンウォール構造をとっているような場合、内壁の施工に当たって、自立した下地材および断熱材の施工が必要となる。
【0003】
そこで、従来より、図10に示すように、矩形に枠組みした木製下地枠bの枠内に断熱材cを設けるとともに、この木製下地枠bの内面側に防湿シートdを貼設して断熱内壁パネルaを構成し、この断熱内壁パネルaを、梁下に横並びに施工して固定金具eによってラーメン柱fのフランジ部gに固定することが行われている。
【0004】
この場合、断熱内壁パネルaは、木製下地枠b同士を横並びに固定するので、この木製下地枠bの幅の倍数の長さで施工されることとなり、ぴったりとラーメン柱fのフランジ部gの間に収まらないことがある。
【0005】
そのため、固定金具eは、図11に示すように、ラーメン柱fのフランジ部gを挟持するようにコ字状に折り曲げられた挟持部hと、この挟持部hの一端側から延設され、木製下地枠bの背面iに当接される当接部jとを具備したものを使用していた。そして、木製下地枠bの背面iに当接部jを固定することで、ラーメン柱fのフランジ部gと木製下地枠bとの間に隙間が出来ても出来なくても固定できるようになされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の施工構造の場合、断熱内壁パネルaの背面iを固定金具eの当接部jに当接させて固定するようになされているので、断熱内壁パネルaは、図11に示すように、矢符A方向および矢符B方向に微妙な出入り調整をすることができず、固定金具eによって必然と固定位置が決まってしまうといった不都合を生じていた。このうち、矢符B方向へは、固定金具eの挟持部hの挟持具合を浅くすることで対応することができるが、矢符A方向へは、木製下地枠bを一部削らなければならず、作業が煩わしくなってしまう。
【0007】
また、固定金具eの当接部jを木製下地枠bの背面iに固定するため、断熱内壁パネルaの施工後では、この固定金具eを固定することができない。そのため、あらかじめ断熱内壁パネルaを施工する前に固定金具eを固定しておかなければならないので、ラーメン柱fのフランジ部gと木製下地枠bとの間に隙間が出来るような場合には、この隙間を見越して固定金具eを固定しておかなければならないといった不都合を生じることとなる。
【0008】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、断熱内壁パネルの出入り調整に対応することができる断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造は、ラーメン柱と、このラーメン柱のフランジ部に沿った方向に出入り調整されて、このフランジ部に一側端面が接した状態で位置決め固定された断熱内壁パネルとを、固定金具を介して固定する構造であって、固定金具は、略コ字状に折り曲げられて対向する当接片と挟持片との間でラーメン柱のフランジ部を弾性挟持する弾性固定部と、この弾性固定部の当接片と面一で、かつ、当接片の基端部から当接片とは反対の方向に延設され、断熱内壁パネルの一側端面に釘打ち固定される釘固定部とを具備し、断熱内壁パネルは、このラーメン柱に弾性挾持された固定金具の釘固定部が、断熱内壁パネルの一側端面と対向する範囲内で、ラーメン柱よりも室内側に突出した位置に出入り調整され、ラーメン柱のフランジ部が、固定金具の弾性固定部を構成する当接片と挟持片との間に弾性挟持された状態で、この固定金具の釘固定部が、断熱内壁パネルの一側端面に釘固定されてなるものである。
【0010】
また、上記課題を解決するための本発明の断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造は、ラーメン柱と、このラーメン柱のフランジ部に沿った方向に出入り調整されて、このフランジ部から一側端面が間隔を存した状態で位置決め固定された断熱内壁パネルとを、固定調整金具を介して固定する構造であって、固定調整金具は、ラーメン柱のフランジ部の厚みよりも広い間隔で略コ字状に折り曲げられて対向する挟持片と支持片との間にフランジ部を介在させるようになされた金具本体と、この金具本体の支持片に螺合して挟持片に向かって進退する固定片と、この金具本体の挟持片と面一で、かつ、この挟持片の基端部から挟持片とは反対の方向に延設され、断熱内壁パネルの一側端面にビス固定されるビス固定部と、このビス固定部から挿通されるビスとを具備し、断熱内壁パネルは、このラーメン柱に挾持固定された固定金具のビス固定部が、断熱内壁パネルの一側端面と対向する範囲内で、ラーメン柱よりも室内側に突出した位置に出入り調整され、ラーメン柱のフランジ部が、固定調整金具の固定片の螺合によって、この固定片と挟持片との間に挟持固定された状態で、この固定調整金具のビス固定部から、断熱内壁パネルの一側端面にビスが螺合固定されてなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1ないし図3は断熱内壁パネル1のラーメン柱2への固定構造を示し、図4および図5は同施工構造に使用される断熱内壁パネル1を示し、図6は同施工に使用される固定金具3を示し、図7は同施工に使用される固定調整金具4を示している。
【0013】
すなわち、この固定構造は、ラーメン柱2のフランジ部21に接した状態に位置決め固定された断熱内壁パネル1を、固定金具3および固定調整金具4によってラーメン柱2のフランジ部21に固定するようになされている。
【0014】
断熱内壁パネル1は、図4および図5に示すように、木製下地枠11の外面側に防湿シート12が貼設されるとともに、この防湿シート12の外面側に断熱材13が貼設されて構成されている。
【0015】
木製下地枠11は、縦桟材14と横桟材15とを矩形に枠組みして構成されている。また、縦桟材14間には、横桟材15と平行する複数の中桟材16が設けられて木製下地枠11全体が補強されている。この木製下地枠11は、中桟材16に配線孔10が設けられており、この配線孔10を利用して木製下地枠11内に自由に配線(図示省略)を取りまわせるようになされている。また、木製下地枠11の内面側であって、上辺の横桟材15に隣接した位置には、この木製下地枠11の内面側と面一となるように、上辺の横桟材15と直交して天井下地取付桟材17が設けられている。さらに、木製下地枠11の端面の内、一方の縦桟材14の外面寄りの位置に、この縦桟材21に沿って気密材18が設けられている。
【0016】
防湿シート12は、木製下地枠11の外面側全体に貼設される。この防湿シート12としては、アルミニウム蒸着したポリエチレン製フィルムを使用することができる。
【0017】
断熱材13は、上記防湿シート12の外面側であって、木製下地枠11の枠外に貼設される。この断熱材13は、木製下地枠11と気密材18とを合わせた面積に等しくなるように形成され、木製下地枠11の外面側に当接した状態で、この木製下地枠11に、鋲19によって固定される。この断熱材13としては、例えば、フィルム包装された高密度グラスウール製の断熱材13を使用することができる。なお、この断熱材13は、木製下地枠11に対して一体となった一つの断熱材13を貼設するものであっても良いし、複数の断熱材13を貼設するものであっても良い。
【0018】
固定金具3は、図2および図6に示すように、弾性固定部31と釘固定部32とを具備し、金属製の板状体を折り曲げて一体に形成されている。
【0019】
このうち、弾性固定部31は、ラーメン柱2のフランジ部21の厚みに等しい間隔の略コ字状となるように折り曲げられている。そして、このコ字状となった状態で対向する当接片33と挟持片34の間で、ラーメン柱2のフランジ部21を弾性挟持するようになされている。また、当接片33は、木製下地枠11の一方の縦桟材14の側端面に当接可能な平滑な板状となされている。また、挟持片34は、基端側から先端に向かうに従って、対向する当接片33寄りに間隔が一旦狭くなった後、広がるように形成されている。そして、この間隔が狭くなった部分には、フランジ部21に食い込むように爪部35が突設されている。したがって、挟持片34の先端の間隔が広がった部分を押し広げるようにしてラーメン柱2のフランジ部21を嵌め込むと、間隔の狭くなった部分でこのフランジ部21が挟持され、かつ、爪部35が食い込んで戻り止めとなる。
【0020】
釘固定部32は、当接片33と面一で、かつ、この当接片33とは反対の方向に向くように、この当接片33の基端部の両側から延設されている。この釘固定部32には、小孔36が設けられている。
【0021】
固定調整金具4は、図3および図7に示すように、金具本体41、固定ボルト42、ビス固定部43、ビス44を具備して構成されている。
【0022】
このうち、金具本体41は、上記固定金具3よりも厚みのある金属製の鋼板を折り曲げて形成されている。この金具本体41は、ラーメン柱2のフランジ部21の厚みよりも若干幅の広い間隔の略コ字状となるように折り曲げられている。そして、このコ字状となった状態で対向する挟持片45と支持片46の間に、ラーメン柱2のフランジ部21を介在させるようになされている。
【0023】
固定ボルト42は、金具本体41の支持片46の外側から螺合し、その先端部が挟持片45側に進退できるようになされている。そして、この固定ボルト42を支持片46側から螺合することによって、挟持片45と固定ボルト42との間でラーメン柱2のフランジ部21を挟持固定するようになされている。
【0024】
ビス固定部43は、金具本体41の挟持片45と面一で、かつ、この挟持片45とは反対の方向に向くように、この挟持片45の基端部から延設されている。このビス固定部43には、ビス44を挿通するための小孔47が設けられている。
【0025】
ビス44は、断熱内壁パネル1とラーメン柱2との間隙よりも長く形成されたものを使用する。
【0026】
次に、この固定金具3および固定調整金具4によって断熱内壁パネル1をラーメン柱2のフランジ部21に固定する手順について説明する。
【0027】
まず、図8に示すように、梁5の直下の床下地材6の上に、断熱内壁パネル1を横並びに立設させる。そして、各断熱内壁パネル1の木製下地枠11の枠内から、下辺の横桟材15に釘7を打ちつけて、この横桟材15を床下地材6に固定する。
【0028】
また、図1に示すように、隣接する断熱内壁パネル1の縦桟材14同士の間隙に、木板片からなるスペーサ8を介在させて縦桟材14同士を釘7で固定する。この際、縦桟材14の間隙には、気密材18が介在するので、スペーサ8としては、気密材18による気密性を保つために、この気密材18よりも幅の狭いものを使用する。これにより気密材18は、スペーサ8の幅に圧縮される。したがって、横並びに立設させた各断熱内壁パネル1は、気密材18の部分でそれぞれスペーサ8の幅に圧縮されることとなり、これによって幅方向の寸法が調整されてラーメン柱2のフランジ部21に接した状態で隙間無く収まることとなる。
【0029】
さらに、断熱内壁パネル1は、上辺の横桟材15に梁下固定金具50を取り付け、この梁下固定金具50を介して梁5に固定する。この梁下固定金具50は、図9に示すように、木製下地枠11の上辺の横桟材15に嵌め込む溝型に形成された金具本体51と、梁5のフランジ部5aに噛み込む固定部材52とがボルト53によって連結されている。そして、ボルト53の回動具合によって、梁5に固定された固定部材52に対して金具本体51を矢符A、B方向に動かすことができ、これによって断熱内壁パネル1は、出入り調整が行われて位置決め固定される。
【0030】
このように断熱内壁パネル1を位置決め固定した後、断熱内壁パネル1の幅方向の寸法が調整されて、この断熱内壁パネル1が、ラーメン柱2のフランジ部21に接した状態で隙間無く収まっている場合には、図2に示すように、ラーメン柱2のフランジ部21に固定金具3の弾性固定部31を弾性挟持させる。そして、固定金具3の釘固定部32の小孔36から、木製下地枠11の縦桟材14の側端面に釘7を打ち付けることによって、この固定金具3を断熱内壁パネル1に固定する。このように、この固定金具3は、木製下地枠11の縦桟材14の側端面に固定するので、断熱内壁パネル1の出入り調整を行ってしっかりと位置決め固定した後からでも、簡単に固定することができる。
【0031】
また、この断熱内壁パネル1が、ラーメン柱2のフランジ部21との間に間隙を生じた状態で収まっている場合には、図3に示すように、固定調整金具4の挟持片45と支持片46との間に、ラーメン柱2のフランジ部21を位置させた状態で、固定ボルト42を螺合し、この固定ボルト42と挟持片45との間でラーメン柱2のフランジ部21を挟持固定し、これによってラーメン柱2に固定調整金具4を固定した状態としておく。そして、ビス固定部43の小孔47からビス44を挿通し、このビス44を、断熱内壁パネル1の木製下地枠11の縦桟材14に螺合することで固定を完了させる。これにより、ラーメン柱2のフランジ部21に固定した固定調整金具4と、断熱内壁パネル1の木製下地枠11の縦桟材14との間を、ビス44が引っ張る形で固定することとなる。このように、この固定調整金具4の場合も、固定ボルト42と挟持片45との間でラーメン柱2のフランジ部21を挟持固定するとともに、ビス固定部43の小孔47から挿通したビス44を断熱内壁パネル1に螺合固定するといったきわめて簡単な作業で固定することができる。しかも、断熱内壁パネル1を位置決め固定した後に、ビス44を螺合することで固定するので、断熱内壁パネル1の出入り調整などの施工に支障を来すことが無い。
【0032】
また、この固定調整金具4は、あらかじめ断熱内壁パネル1の木製下地枠11の縦桟材14に、ビス44を螺合することで固定しておいても良い。この場合、固定ボルト42を緩めた状態で、断熱内壁パネル1を建て込んだ後に固定ボルト42を締結し、この固定ボルト42でラーメン柱2のフランジ部21を突っ張るようにして固定することができる。
【0033】
上述したように、固定金具3と固定調整金具4とは、断熱内壁パネル1と、ラーメン柱2のフランジ部21との間に間隙を生じているか否かで使い分ける。
【0034】
なお、本実施の形態では、気密材18が適宜に圧縮されることで、幅方向の寸法が調整されるようになされた断熱内壁パネル1を使用しているが、特にこのような構成の断熱内壁パネル1に限定されるものではなく、各種の断熱内壁パネル1を使用することができる。
【0035】
また、本実施の形態における断熱内壁パネル1の木製下地枠11については、特に木製のものに限定されず、鋼製のものであっても良い。ただし、この場合、釘7を打ち付けて固定できるように、釘7を打ち付ける位置に釘孔(図示省略)などをあらかじめ形成しておくなどの考慮をしておかなければならない。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の本発明によると、ラーメン柱と断熱内壁パネルとの固定は、ラーメン柱のフランジ部が、固定金具の弾性固定部を構成する当接片と挟持片との間に弾性挟持された状態で、この固定金具の釘固定部が、断熱内壁パネルの一側端面に釘固定されることによって行われるので、断熱内壁パネルを床下地材や梁に対してラーメン柱のフランジ部に沿った方向に出入り調整して位置決め固定した後であっても行うことができる。したがって、断熱内壁パネルの出入り調整などの施工に何ら支障を来すことなく断熱内壁パネルとラーメン柱とを固定することができる。
【0037】
また、この固定を行う固定金具は、ラーメン柱のフランジ部に弾性挟持させておいて、断熱内壁パネルの一側端面に固定するものであるため、あらかじめ断熱内壁パネルに固定しておく必要もなく、簡単に固定することができる。
【0038】
以上述べたように、請求項2記載の本発明によると、ラーメン柱と断熱内壁パネルとの固定は、ラーメン柱のフランジ部が、固定調整金具の固定片の螺合によって、この固定片と挟持片との間に挟持固定された状態で、この固定調整金具のビス固定部から、断熱内壁パネルの一側端面にビスが螺合固定されることによって行われるので、断熱内壁パネルを床下地材や梁に対してラーメン柱のフランジ部に沿った方向に出入り調整して位置決め固定した後であっても行うことができる。したがって、ラーメン柱と断熱内壁パネルとの固定は、断熱内壁パネルを床下地材や梁に固定して位置決めした後に行うことができ、断熱内壁パネルの出入り調整などの施工に何ら支障を来すことが無い。
【0039】
また、この固定を行う固定金具は、断熱内壁パネルの一側端面に固定して使用するものであるため、あらかじめ断熱内壁パネルに固定しておく必要もなく、簡単に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれ請求項1および請求項2にかかる断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造の全体構成の概略を示す断面図である。
【図2】図1(a)における断熱内壁パネルとラーメン柱との固定部分の部分拡大図である。
【図3】図1(b)における断熱内壁パネルとラーメン柱との固定部分の部分拡大図である。
【図4】断熱内壁パネルの全体構成の概略を示す分解斜視図である。
【図5】(a)ないし(c)は、断熱内壁パネルの全体構成の概略を示す平面図、正面図および側面図である。
【図6】(a)ないし(c)は、断熱内壁パネルとラーメン柱とを固定する固定金具を示す平面図、正面図、側面図である。
【図7】(a)ないし(c)は、断熱内壁パネルとラーメン柱とを固定する固定調整金具を示す平面図、正面図、側面図である。
【図8】断熱内壁パネルの施工状態を示す縦断面図である。
【図9】図8における断熱内壁パネルと梁との固定部分の部分拡大図である。
【図10】従来の断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造を示す断面図である。
【図11】従来の断熱内壁パネルとラーメン柱との固定部分を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 断熱内壁パネル
2 ラーメン柱
21 フランジ部
3 固定金具
31 弾性固定部
32 釘固定部
4 固定調整金具
41 金具本体
42 固定ボルト(固定片)
43 ビス固定部
44 ビス
45 挟持片(立上り片)
46 支持片(立上り片)
7 釘[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a fixing structure for fixing a heat-insulating inner wall panel to a side of a ramen column via a fixing bracket or a fixing adjustment bracket.
[0002]
[Prior art]
In general, in a steel-frame building, when the outer wall has a curtain wall structure, it is necessary to use a self-supporting base material and a heat insulating material when constructing the inner wall.
[0003]
Therefore, conventionally, as shown in FIG. 10, a heat insulating material c is provided in the frame of a wooden base frame b formed into a rectangular shape, and a moisture-proof sheet d is attached to the inner surface side of the wooden base frame b to form a heat insulating inner wall. A panel a is constructed, and the heat-insulating inner wall panels a are arranged side by side below the beam and fixed to the flange portion g of the ramen column f by a fixing bracket e.
[0004]
In this case, since the heat insulating inner wall panel a fixes the wooden base frames b side by side, it is constructed with a length that is a multiple of the width of the wooden base frames b. It may not fit in time.
[0005]
Therefore, as shown in FIG. 11, the fixing bracket e is provided with a holding portion h bent in a U-shape so as to hold the flange portion g of the ramen column f, and extends from one end of the holding portion h. What used the thing provided with the contact part j contact | abutted on the back surface i of the wooden base frame b was used. Then, by fixing the contact portion j to the back surface i of the wooden base frame b, it can be fixed whether or not a gap is formed between the flange portion g of the rigid frame f and the wooden base frame b. I was
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above-mentioned conventional construction structure, since the rear surface i of the heat insulating inner wall panel a is brought into contact with the contact portion j of the fixing bracket e and fixed, the heat insulating inner wall panel a is shown in FIG. As described above, it is not possible to make fine adjustments in and out in the direction of the arrow A and the direction of the arrow B, and the fixing position is inevitably determined by the fixing bracket e. Of these, the direction of the arrow B can be dealt with by making the holding portion h of the fixing bracket e shallower, but in the direction of the arrow A, the wooden base frame b must be partially cut. Work becomes cumbersome.
[0007]
In addition, since the abutting portion j of the fixing metal e is fixed to the back surface i of the wooden base frame b, the fixing metal e cannot be fixed after the heat insulating inner wall panel a is installed. For this reason, since the fixing fitting e must be fixed before the heat insulating inner wall panel a is constructed, in the case where a gap is formed between the flange portion g of the ramen column f and the wooden base frame b, There is a disadvantage that the fixing fitting e must be fixed in anticipation of this gap.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a rigid frame fixing structure for a heat-insulating inner wall panel, which is capable of coping with entrance and exit adjustment of the heat-insulating inner wall panel.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the rigid frame fixing structure of the heat-insulating inner wall panel of the present invention is adjusted in and out of the rigid frame and the direction along the flange of the rigid frame, and one side end face is in contact with the flange. The heat-insulating inner wall panel positioned and fixed in the state is fixed via a fixing bracket, and the fixing bracket is bent into a substantially U-shape, and the ramen column is sandwiched between the abutting piece and the holding piece facing each other. An elastic fixing portion for elastically holding the flange portion, and an abutting piece of the elastic fixing portion being flush with the abutting piece, and extending from a base end of the abutting piece in a direction opposite to the abutting piece, and provided with a heat insulating inner wall. The heat-insulating inner wall panel is provided with a nail fixing portion to be nailed and fixed to one end surface of the panel, and the nail fixing portion of the fixing metal elastically clamped by the rigid frame column faces the one end surface of the heat-insulating inner wall panel. Within the range, it protrudes more indoors than the ramen columns Is out adjustments to the position, the flange portion of the noodles pillars, while being elastically held between the contact piece and the holding pieces constituting the elastic fixing portion of the fixing bracket, the nailing of the fixing bracket, the heat insulating inner wall The nail is fixed to one end face of the panel.
[0010]
In addition, the ramen column fixing structure of the heat-insulating inner wall panel of the present invention for solving the above-described problem is adjusted so that the ramen column and the direction along the flange portion of the ramen column are adjusted so that one side end face is extended from the flange portion. A structure in which the heat-insulating inner wall panel positioned and fixed with a space therebetween is fixed via a fixed adjustment metal fitting, and the fixed adjustment metal fitting is substantially U-shaped at an interval wider than the thickness of the flange portion of the ramen column. A metal fitting body bent to form a flange between the opposing holding piece and the supporting piece, and a fixing piece screwed into the supporting piece of the metal fitting body and advanced toward and away from the holding piece, A screw fixing portion that is flush with the holding piece of the metal fitting body, and extends in a direction opposite to the holding piece from the base end of the holding piece, and is screw-fixed to one end surface of the heat-insulating inner wall panel; Insert through this screw fixing part ; And a bis, insulation interior wall panels, the protruding screw fixing portion of the clamping fixed mounting brackets to the ramen pillars, within facing the one edge of the insulating inner wall panels, than noodles column to the indoor side In the state where the flange portion of the rigid frame is fixed between the fixing piece and the holding piece by screwing of the fixing piece of the fixing adjustment metal, the screw fixing portion of the fixing adjustment metal Therefore, a screw is screwed and fixed to one end face of the heat insulating inner wall panel.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
FIGS. 1 to 3 show a structure for fixing the heat-insulating
[0013]
That is, the fixing structure is such that the heat-insulating
[0014]
As shown in FIGS. 4 and 5, the heat-insulating
[0015]
The
[0016]
The moisture-
[0017]
The
[0018]
As shown in FIGS. 2 and 6, the fixing
[0019]
Among these, the elastic fixing
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 3 and FIG. 7, the fixing adjustment fitting 4 includes a fitting
[0022]
Among these, the metal
[0023]
The fixing
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
Next, a procedure for fixing the heat-insulating
[0027]
First, as shown in FIG. 8, the heat insulating
[0028]
As shown in FIG. 1, the
[0029]
Further, the heat-insulating
[0030]
After positioning and fixing the heat-insulating
[0031]
When the heat-insulating
[0032]
Further, the fixing
[0033]
As described above, the fixing fitting 3 and the fixing adjusting fitting 4 are selectively used depending on whether or not a gap is formed between the heat-insulating
[0034]
In the present embodiment, the heat-insulating
[0035]
Further, the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, when the rigid frame is fixed to the heat-insulating inner wall panel, the flange portion of the rigid frame is formed by the contact piece and the holding piece forming the elastic fixing portion of the fixing metal. The nail fixing portion of the fixing bracket is nailed to one end surface of the heat-insulating inner wall panel in a state in which the heat-insulating inner wall panel is elastically sandwiched therebetween, so that the heat-insulating inner wall panel can be rigidly attached to the floor base material or the beam. This can be performed even after the position is fixed by adjusting the position of the column in and out along the flange portion of the column. Therefore, the heat-insulating inner wall panel and the ramen columns can be fixed without any trouble in the construction such as the adjustment of the entrance and exit of the heat-insulating inner wall panel.
[0037]
In addition, since the fixing metal fitting for fixing is fixed elastically to the flange portion of the ramen column and fixed to one end surface of the heat-insulating inner wall panel, it is not necessary to fix the metal fitting to the heat-insulating inner wall panel in advance. , Can be easily fixed.
[0038]
As described above, according to the second aspect of the present invention, when the rigid frame is fixed to the heat-insulating inner wall panel, the flange portion of the rigid frame is clamped to the fixed piece by fixing the fixed piece of the fixing adjustment fitting. In the state where the heat-insulating inner wall panel is sandwiched and fixed between the pieces, the screws are screwed and fixed to one end surface of the heat-insulating inner wall panel from the screw fixing portion of the fixing adjustment metal fitting. It can be performed even after adjusting the position of the beam by adjusting the position of the frame in and out of the ramen column along the flange portion. Therefore, the rigid frame can be fixed to the heat-insulating inner wall panel after the heat-insulating inner wall panel is fixed to the floor base material or beam and positioned, which does not hinder the construction of the heat-insulating inner wall panel such as entering and exiting. There is no.
[0039]
In addition, since the fixing fitting for fixing is fixed to one end face of the heat-insulating inner wall panel and used, it is not necessary to fix it to the heat-insulating inner wall panel in advance and can be easily fixed.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1 (a) and 1 (b) are cross-sectional views schematically showing the entire structure of a rigid frame fixing structure of a heat insulating inner wall panel according to
FIG. 2 is a partially enlarged view of a fixed portion between a heat-insulating inner wall panel and a ramen column in FIG. 1 (a).
FIG. 3 is a partially enlarged view of a fixed portion between the heat-insulating inner wall panel and the ramen column in FIG. 1 (b).
FIG. 4 is an exploded perspective view schematically showing the overall configuration of the heat-insulating inner wall panel.
FIGS. 5A to 5C are a plan view, a front view, and a side view schematically showing the overall configuration of the heat-insulating inner wall panel.
FIGS. 6A to 6C are a plan view, a front view, and a side view showing a fixture for fixing the heat-insulating inner wall panel and the ramen column.
FIGS. 7A to 7C are a plan view, a front view, and a side view showing a fixing fitting for fixing the heat-insulating inner wall panel and the ramen column.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a construction state of a heat insulating inner wall panel.
9 is a partially enlarged view of a fixed portion between the heat insulating inner wall panel and the beam in FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a conventional rigid frame fixing structure of a heat-insulating inner wall panel.
FIG. 11 is a partially enlarged view showing a fixing portion between a conventional heat-insulating inner wall panel and a ramen column.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
43
46 Supporting piece (rising piece)
7 nails
Claims (2)
固定金具は、略コ字状に折り曲げられて対向する当接片と挟持片との間でラーメン柱のフランジ部を弾性挟持する弾性固定部と、この弾性固定部の当接片と面一で、かつ、当接片の基端部から当接片とは反対の方向に延設され、断熱内壁パネルの一側端面に釘打ち固定される釘固定部とを具備し、
断熱内壁パネルは、このラーメン柱に弾性挾持された固定金具の釘固定部が、断熱内壁パネルの一側端面と対向する範囲内で、ラーメン柱よりも室内側に突出した位置に出入り調整され、
ラーメン柱のフランジ部が、固定金具の弾性固定部を構成する当接片と挟持片との間に弾性挟持された状態で、この固定金具の釘固定部が、断熱内壁パネルの一側端面に釘固定されてなることを特徴とする断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造。A structure for fixing a ramen column and a heat-insulating inner wall panel that is adjusted in and out in a direction along a flange portion of the ramen column and is positioned and fixed in a state in which one side end surface is in contact with the flange portion via a fixing bracket. And
The fixing bracket is bent substantially in a U-shape and has an elastic fixing portion elastically holding the flange portion of the rigid frame between the contacting piece and the holding piece facing each other, and is flush with the contact piece of the elastic fixing portion. And a nail fixing portion extending from the base end of the contact piece in a direction opposite to the contact piece and being nailed and fixed to one end surface of the heat-insulating inner wall panel,
The insulated inner wall panel is adjusted into and out of a position where the nail fixing portion of the fixing metal elastically clamped by the ramen pillar projects toward the indoor side from the ramen pillar within a range facing one end surface of the insulated inner wall panel,
In a state where the flange portion of the ramen column is elastically sandwiched between the contact piece and the holding piece constituting the elastic fixing portion of the fixing metal, the nail fixing portion of the fixing metal is attached to one end face of the heat insulating inner wall panel. A rigid frame fixing structure for a heat-insulating inner wall panel, which is fixed by nails.
固定調整金具は、ラーメン柱のフランジ部の厚みよりも広い間隔で略コ字状に折り曲げられて対向する挟持片と支持片との間にフランジ部を介在させるようになされた金具本体と、この金具本体の支持片に螺合して挟持片に向かって進退する固定片と、この金具本体の挟持片と面一で、かつ、この挟持片の基端部から挟持片とは反対の方向に延設され、断熱内壁パネルの一側端面にビス固定されるビス固定部と、このビス固定部から挿通されるビスとを具備し、
断熱内壁パネルは、このラーメン柱に挾持固定された固定金具のビス固定部が、断熱内壁パネルの一側端面と対向する範囲内で、ラーメン柱よりも室内側に突出した位置に出入り調整され、
ラーメン柱のフランジ部が、固定調整金具の固定片の螺合によって、この固定片と挟持片との間に挟持固定された状態で、この固定調整金具のビス固定部から、断熱内壁パネルの一側端面にビスが螺合固定されてなることを特徴とする断熱内壁パネルのラーメン柱固定構造。A ramen column and a heat-insulating inner wall panel that is adjusted in and out in a direction along a flange portion of the ramen column, and is positioned and fixed with one side end face spaced from the flange portion via a fixing adjustment bracket. Fixed structure,
The fixing adjustment metal fitting is a metal fitting body which is bent in a substantially U-shape at an interval wider than the thickness of the flange portion of the ramen column, so that the flange portion is interposed between the opposing holding piece and the supporting piece, and A fixing piece that is screwed into the support piece of the metal fitting body and advances and retreats toward the holding piece; It is provided with a screw fixing portion that is extended and fixed to one end surface of the heat insulating inner wall panel with a screw, and a screw inserted from the screw fixing portion,
The insulated inner wall panel is adjusted into and out of a position where the screw fixing portion of the fixing fixture pinched and fixed to the ramen pillar projects toward the indoor side from the ramen pillar within a range facing one end surface of the insulated inner wall panel,
In a state where the flange portion of the ramen column is clamped and fixed between the fixing piece and the holding piece by screwing of the fixing piece of the fixing adjustment metal fitting, one of the heat insulating inner wall panels is removed from the screw fixing part of the fixing adjustment metal fitting. A rigid frame fixing structure for a heat-insulated inner wall panel, wherein a screw is screwed and fixed to a side end surface.
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