JP3559015B2

JP3559015B2 - rice cooker

Info

Publication number: JP3559015B2
Application number: JP2001354793A
Authority: JP
Inventors: 史晃村上; 正治入江
Original assignee: Zojirushi Corp
Current assignee: Zojirushi Corp
Priority date: 2001-11-20
Filing date: 2001-11-20
Publication date: 2004-08-25
Anticipated expiration: 2021-11-20
Also published as: JP2003153803A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種の炊飯器は、炊飯器本体内に炊飯鍋を収容し、その上方開口部を炊飯器本体に回動自在に設けた蓋体にて閉塞し、炊飯器本体内に配設された加熱手段（誘導加熱コイルや抵抗線ヒータ等）にて炊飯鍋を加熱することにより、予熱、中ぱっぱ、沸騰維持、むらし、２度炊きを含む炊飯制御処理を行うものである。
【０００３】
また、炊飯器の炊飯制御処理では、むらしを除く各工程において前記加熱手段への通電電力を最大とし、２度炊き工程が完了するまでの炊飯必要時間が希望の炊飯メニューにおいて最短となるように構成されている。そして、前記通電電力に伴って、加熱手段を含む各構成部品を制御するマイコンを実装した制御基板の発熱も高くなるため、その熱をファンにより冷却している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記炊飯器は、制御基板を冷却するためのファンの風切り音が大きいため、特に、静かな夜間での炊飯時にはユーザに不快感を与えることがある。
【０００５】
そこで、本発明では、ファンによる騒音を低減し、ユーザに不快感を与えることを防止できる炊飯器を提供することを課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第１の炊飯器は、炊飯鍋を収容する保護枠を有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋を密閉する蓋体と、前記炊飯鍋を加熱する加熱手段と、該加熱手段を制御して通常の炊飯制御および保温制御を実行し、また、現在時刻を計測する時計機能を有するとともに、ユーザによる設定時刻に炊き上げを終了する予約炊飯機能を有する制御手段を実装した制御基板と、該制御基板を冷却するファンとを備えた炊飯器において、前記ファンを、その回転数を変更可能な可変型とするとともに、前記制御手段に、通常の炊飯制御より前記ファンの回転数が少なく、前記加熱手段への通電電力が通常の炊飯制御より低い静音炊飯機能を設け、前記制御手段は、前記予約炊飯機能の選択状態において、炊き上げ終了時刻まで所定時間以上有する場合に前記静音炊飯機能で炊飯制御を行う構成としている。
【０００７】
また、本発明の第２の炊飯器では、炊飯鍋を収容する保護枠を有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋を密閉する蓋体と、前記炊飯鍋を加熱する加熱手段と、該加熱手段を制御して通常の炊飯制御および保温制御を実行し、また、現在時刻を計測する時計機能を有するとともに、ユーザによる設定時刻に炊き上げを終了する予約炊飯機能を有する制御手段を実装した制御基板と、該制御基板を冷却するファンとを備えた炊飯器において、前記ファンを、その回転数を変更可能な可変型とするとともに、前記制御手段に、通常の炊飯制御より前記ファンの回転数が少なく、前記加熱手段への通電電力が通常の炊飯制御より低い静音炊飯機能を設け、前記制御手段は、前記予約炊飯機能の選択状態において、所定時刻範囲内に炊き上げ終了時刻を設定した場合に前記静音炊飯機能で炊飯制御を行う構成としている。
【０００８】
さらに、本発明の第３の炊飯器は、炊飯鍋を収容する保護枠を有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋を密閉する蓋体と、前記炊飯鍋を加熱する加熱手段と、該加熱手段を制御して通常の炊飯制御および保温制御を実行し、また、現在時刻を計測する時計機能を有するとともに、ユーザによる設定時刻に炊き上げを終了する予約炊飯機能を有する制御手段を実装した制御基板と、該制御基板を冷却するファンとを備えた炊飯器において、前記ファンを、その回転数を変更可能な可変型とするとともに、前記制御手段に、通常の炊飯制御より前記ファンの回転数が少なく、前記加熱手段への通電電力が通常の炊飯制御より低い静音炊飯機能を設け、前記制御手段は、前記予約炊飯機能の選択状態において、炊き上げ終了時刻まで所定時間以上有する場合、および、所定時刻範囲内に炊き上げ終了時刻を設定した場合に、前記静音炊飯機能で炊飯制御を行う構成としている。
【０００９】
前記第１から第３の炊飯器では、静音炊飯機能の実行時には、ファンによる回転数を少なくするため、該ファンによる風切り音を低減し、ユーザに与える不快感を低減することができる。しかも、この静音炊飯機能では、加熱手段への通電電力を低くしているため、ファンによる送風量が少ない状態でも発熱による故障が生じることはない。
【００１０】
さらにまた、本発明の第４の炊飯器は、炊飯鍋を収容する保護枠を有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋を密閉する蓋体と、前記炊飯鍋を加熱する加熱手段と、該加熱手段を制御して予熱、中ぱっぱ、沸騰維持、むらしおよび２度炊きなどの工程からなる通常の炊飯制御および保温制御を実行し、また、現在時刻を計測する時計機能を有するとともに、ユーザによる設定時刻に炊き上げを終了する予約炊飯機能を有する制御手段を実装した制御基板と、該制御基板を冷却するファンとを備えた炊飯器において、前記制御手段に、前記通常の炊飯制御の予熱、むらし、および、２度炊きの工程のうち、少なくとも１つの工程において、前記加熱手段への通電時のみ前記ファンを動作させ、非通電時にはファンの動作を停止する静音炊飯機能を設け、前記制御手段は、前記予約炊飯機能の選択状態において、所定時刻範囲内に炊き上げ終了時刻を設定した場合に前記静音炊飯機能で炊飯制御を行う構成としている。
【００１１】
この第４の炊飯器では、加熱手段への通電をオン、オフ制御し、そのオフ時間が長い予熱、むらし、および、２度炊きの工程にうち、少なくとも１つの工程において、加熱手段への通電時のみファンを動作させるため、ファンの動作時間を削減できる。その結果、制御基板を冷却する際に発生するファンによる風切り音を低減し、ユーザに与える不快感を削減できる。しかも、この静音炊飯機能では、発熱が生じる加熱手段への通電時にはファンを動作させているため、制御基板を確実に冷却し、発熱による故障を防止できる。
【００１２】
また、前記第１，第３の炊飯器の静音炊飯機能では、通常の炊飯制御より前記ファンの回転数が少なく、前記加熱手段への通電電力が通常の炊飯制御より低い状態で炊飯を行うため、通常炊飯機能の実行時と比較すると同一炊飯メニューにおいて炊飯時間が長くなる。そのため、炊き上げ終了時刻まで所定時間以上有する場合に前記静音炊飯機能で炊飯制御を行うことにより、予約炊飯機能を確実に実行できる。
【００１３】
さらに、第２から第４の炊飯器では、予約炊飯機能の選択状態において、所定時刻範囲内に炊き上げ終了時刻を設定した場合に前記静音炊飯機能で炊飯制御を行う構成としている。そのため、前記時刻範囲を、例えば、午後８時から午前８時とすることにより、静かな夜間での炊飯時にユーザに与える不快感を確実に防止できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図１は、本発明の実施形態に係る炊飯器１を示す。この炊飯器１は、炊飯鍋２と、該炊飯鍋２を収容して誘導加熱する炊飯器本体３と、該炊飯器本体３に回動可能に取り付けられる蓋体１４とからなる。
【００１５】
前記炊飯鍋２は、熱伝導率が高いアルミ等からなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル９への高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施して設けたものである。
【００１６】
前記炊飯器本体３は、胴部材４と該胴部材４の底を閉鎖する底部材５とからなる外装体を備え、この外装体の内部に前記炊飯鍋２を収容する保護枠６および内胴８が配設されている。そして、この外装体と保護枠６の間には、炊飯加熱手段である誘導加熱コイル９と、炊飯鍋用温度センサ１１と、マイコン３６を実装した制御基板３４と、冷却手段であるファン１２とが配設されている。なお、前記制御基板３４とファン１２は、基板ホルダー１３によって一体に取り付けられている。
【００１７】
前記保護枠６は、非導電性材料を略受け皿形状に形成したものである。この保護枠６の後側部には、炊飯鍋用温度センサ１１の検出部を貫通させて取り付ける取付部７が設けられている。前記内胴８は、金属板を円筒形状としたもので、その上端が胴部材４の肩部に当接され、下端が保護枠６の上端縁に当接されて位置決めされるようになっている。
【００１８】
前記誘導加熱コイル９は、高周波電流が通電されることにより電磁波を発生し、前記保護枠本体を介して炊飯鍋２を電磁誘導加熱するものである。この誘導加熱コイル９は、フェライトコア１０のホルダーによって該ホルダーと保護枠本体との間に位置決めされる。
【００１９】
前記炊飯鍋用温度センサ１１は、その先端の検出部を保護枠６に貫通させ、内部に収容した炊飯鍋２の外側面に接触させることにより、該炊飯鍋２の温度を検出し、マイコン３６に出力するものである。
【００２０】
前記ファン１２は、前記制御基板３４および誘導加熱コイル９を配設した炊飯鍋２の下部領域を冷却するもので、基板ホルダー１３によって制御基板３４とともに胴部材４にされている。本実施形態のファン１２は、その通電電力により回転数を変更可能な無段可変型のものが使用されている。
【００２１】
前記蓋体１４は、上板と下板からなる外装体の底面に、前記炊飯鍋２の上端開口を密閉する内蓋を配設した周知のものである。
【００２２】
前記炊飯器本体３の正面には、図２に示す操作パネル１５が配設されている。この操作パネル１５は、中央に配設された液晶表示方式の表示パネル１６の周りに、炊飯条件を入力するための複数のスイッチ２４〜３３が配設されている。
【００２３】
前記表示パネル１６は、後述するマイコン３６が内蔵したドライバによって表示されるセグメント表示方式のもので、ユーザがスイッチ２４〜３３を操作することによる設定状態等を意味する表示部を備えている。本実施形態の表示パネル１６には、中央に、２４時間の時刻表示を可能とした数値表示部１７、保温時間等の単位を表す時間表示部１８、および、炊飯に要する残時間等の単位を表す分表示部１９が設けられている。また、これらの両側には、炊飯メニューのメニュー表示部２０が設けられている。さらに、数値表示部１７の下方には、記憶された時間帯を意味するマークを有する２組の予約設定表示部２１Ａ，２１Ｂが設けられている。さらにまた、前記数値表示部１７の上方には、静音炊飯が選択されていることを示す静音表示部２２、および、再加熱中であることを示す再加熱表示部２３が設けられている。
【００２４】
表示パネル１６の周囲に配設したスイッチとしては、炊飯スイッチ２４、メニュースイッチ２５、保温スイッチ２６、おやすみ保温スイッチ２７、とりけしスイッチ２８、予約１スイッチ２９、予約２スイッチ３０、△スイッチ３１、▽スイッチ３２が設けられ、本実施形態では、静音炊飯機能を選択するための専用の静音選択スイッチ３３が更に設けられている。なお、これら各スイッチ２４〜３３の背部には、図示しないＬＥＤが配設され、これらスイッチ２４〜３３の操作による選択（設定）状態を点灯または点滅により表示できるようにしている。
【００２５】
ここで、炊飯スイッチ２４は、通常炊飯機能、静音炊飯機能および予約炊飯機能を確定して実行するとともに、保温機能の実行中には再加熱機能を実行するものである。メニュースイッチ２５は、炊飯メニューや予約炊飯メニューを希望の設定に選択するものである。保温スイッチ２６は、時計機能を除く各負荷部品が動作していない待機状態で操作されると、保温機能を実行させるものである。おやすみ保温スイッチ２７は、保温制御機能の実行状態で操作されると、保温温度を低くして保温制御を実行するものである。とりけしスイッチ２８は、炊飯、予約、保温などの全ての機能を終了させて待機状態とするものである。予約１スイッチ２９は、予約１設定状態に直接移行させるものである。予約２スイッチ３０は、予約２設定状態に直接移行させるものである。△スイッチ３１は、現在時刻や予約時刻を１０分単位または１分単位で増加させるものである。▽スイッチ３２は、現在時刻や予約時刻を１０分単位または１分単位で減少させるものである。静音選択スイッチ３３は、誘導加熱コイル９への通電電力を低くするとともに、ファン１２による回転数を低下させた静音炊飯機能を選択するものである。
【００２６】
前記炊飯器本体３内に配設される制御基板３４は、電気回路を構成する多数の電子部品やヒートシンク３５が実装され、基板ホルダー１３によって炊飯器本体３の胴部材４に装着されるものである。この制御基板３４には制御手段としてマイコン３６が実装されている。なお、この制御基板３４において、前記ファン１２を動作させるための制御回路は、図３に示すように、一対のトランジスタ３７Ａ，３７Ｂを備え、いずれかのトランジスタ３７Ａ，３７Ｂをオン状態とすることにより、ファン１２を所定の回転数で動作させる構成としている。
【００２７】
前記トランジスタ３７Ａ，３７Ｂは、そのベースがそれぞれ抵抗３８Ａ，３８Ｂを介してマイコン３６に接続されるとともに、抵抗３９Ａ，３９Ｂを介して接地されている。また、トランジスタ３７Ａ，３７Ｂのエミッタは、それぞれ接地されている。さらに、トランジスタ３７Ａのコレクタは前記ファン１２に直接接続され、トランジスタ３７Ｂのコレクタは、抵抗４０を介してファン１２に接続されている。なお、ファン１２の他端は、２０Ｖまたは２４Ｖの直流電圧を出力する電源Ｖ１に接続されている。即ち、トランジスタ３７Ｂをオン状態としてファン１２を動作させると、抵抗４０によりトランジスタ３７Ａをオンした場合よりファン１２に通電される電力を低くし、該ファン１２の回転数が少なくなるように構成している。なお、ファン１２の回転数を可変する構成は、種々の変更が可能である。
【００２８】
前記制御基板３４に実装したマイコン３６は、前記ファン１２や誘導加熱コイル９を含む負荷部品を記憶されたプログラムに従って制御し、ユーザが希望する炊飯制御および保温制御を実行するものである。そして、本実施形態では、前記炊飯制御は、図４に示すように、通常炊飯機能と静音炊飯機能とを含む。また、これらの炊飯機能は、所定時刻にご飯を炊き上げる予約炊飯、および、時刻は関係無しに炊飯を開始する通常の炊飯を含む。
【００２９】
第１実施形態のマイコン３６による通常炊飯機能は、図４（Ａ），（Ｂ）に示すように、ユーザが選択した希望の炊飯メニューにおいて、誘導加熱コイル９への通電電力を最大とするとともに、ファン１２の回転数（送風量）を最大とし、最短時間で２度炊きまでの全ての炊飯制御を完了させるものである。また、前記静音炊飯機能は、誘導加熱コイル９への通電電力を通常炊飯機能と比較して約２／３とするとともに、ファン１２の回転数を低減させてユーザが選択した希望の炊飯メニューで炊飯動作を実行するものである。なお、本実施形態では、同一炊飯メニューの炊飯を行う条件の下では、いずれの炊飯制御でも、次工程に移行する温度は同一としている。しかし、時間で制御する工程は、通電電力を約２／３としているため、約１．５倍の時間をかけて行うように構成している。
【００３０】
次に、前記マイコン３６による制御について具体的に説明する。
ユーザが電源コードを商用電源に接続すると、マイコン３６は、図５に示すように、まず、ステップＳ１で、いずれかのスイッチ２４〜３３が操作されたか否かを検出する。そして、いずれのスイッチ２４〜３３も操作されていない場合にはステップＳ２に進み、いずれかのスイッチ２４〜３３が操作された場合にはステップＳ３に進む。
【００３１】
ステップＳ２では、現在の状態で保温制御機能が実行されているか否かを検出する。そして、保温制御機能が実行されている場合にはステップＳ１１に進み、保温制御機能が実行されていない場合にはステップＳ１に戻る。なお、前記ステップＳ１およびステップＳ２を繰り返し行う状態が時計機能を除く全ての負荷部品が動作していない待機状態である。
【００３２】
ステップＳ１でいずれかのスイッチ２４〜３３の操作を検出した場合には、ステップＳ３で、スイッチ受付処理を実行してステップＳ４に進む。ここで、このスイッチ受付処理とは、操作されたスイッチ２４〜３３に基づいた入力処理を行うものである。
【００３３】
ここで、操作されたスイッチが炊飯スイッチ２４である場合には、現状で選択されているメニューを炊飯メニューとして確定し、通常、静音、通常予約、静音予約のうちいずれかの炊飯制御を実行する。メニュースイッチ２５である場合には、選択する炊飯メニューを変更する。保温スイッチ２６である場合には、保温制御処理を実行する。おやすみ保温スイッチ２７である場合には、おやすみ保温制御処理を実行する。とりけしスイッチ２８である場合には、全ての制御を停止して待機状態とする。予約１スイッチ２９である場合には、予約１の設定画面を表示する。予約２スイッチ３０である場合には予約２の設定画面を表示する。△スイッチ３１である場合には、現在時刻または予約時刻を１０分単位または１分単位でインクリメントする。▽スイッチ３２である場合には、現在時刻または予約時刻を１０分単位または１分単位でデクリメントする。静音選択スイッチ３３である場合には、現状で静音炊飯が選択されている場合には選択を解除（ｆ＝０）し、現状で静音炊飯が選択されていない場合には選択（ｆ＝１）する。
【００３４】
また、このスイッチ受付処理において、静音選択スイッチ３３は勿論、その他、炊飯に関するスイッチを操作した場合には、そのスイッチの背部のＬＥＤが点灯または点滅する。そのため、ユーザは、そのスイッチの表示形態により、自身が行った設定状態や、炊飯器１の動作状態を確実に把握できる。
【００３５】
前記スイッチ受付処理が終了すると、ステップＳ４では、炊飯スイッチ２４の操作による炊飯制御の実行操作がなされたか否かを検出する。そして、炊飯制御の実行操作がなされた場合にはステップＳ５に進み、実行操作がなされていない場合にはステップＳ１に戻る。
【００３６】
ステップＳ５では、ユーザの設定が予約炊飯であるか否かを検出する。そして、予約炊飯である場合にはステップＳ６に進み、後述する炊飯開始時刻設定処理を行った後、ステップＳ７で、炊飯開始時刻になるまで待機し、炊飯開始時刻になるとステップＳ８に進む。一方、ステップＳ５で予約炊飯でない場合にはそのままステップＳ８に進む。
【００３７】
ステップＳ８では、静音炊飯の選択状態であるが否かを意味するフラグｆに０（非選択状態）が入力されているか否かを検出する。そして、ｆが０である場合にはステップＳ９に進み、通常炊飯制御処理を実行してステップＳ１１に進む。一方、ｆが１である場合にはステップＳ１０に進み、静音炊飯制御処理を実行してステップＳ１１に進む。
【００３８】
ステップＳ１１では、従来と同様の保温制御処理を実行してステップＳ１に戻る。
【００３９】
次に、マイコン３６による炊飯開始時刻設定処理について説明する。
この炊飯開始時刻設定処理では、図６に示すように、まず、ステップＳ６−１で、ユーザによって静音選択がなされているか否かを検出する。そして、静音選択がなされている場合にはステップＳ６−２に進み、静音選択がなされていない場合にはステップＳ６−５に進む。
【００４０】
ステップＳ６−２では、ユーザが設定した炊き上げ時刻と、静音炊飯に要する炊飯時間とを比較し、静音炊飯が可能であるか否かを判断する。そして、静音炊飯が可能である場合にはステップＳ６−３に進み、静音炊飯が不可能である場合にはステップＳ６−５に進む。
【００４１】
ステップＳ６−３では、炊き上げ時刻から静音炊飯に要する時間を減算した時刻を静音炊飯開始時刻として設定した後、ステップＳ６−４で、静音炊飯を実行させるためにｆに１を入力してリターンする。
【００４２】
一方、ステップＳ６−５では、炊き上げ時刻から通常炊飯に要する時間を減算した時刻を通常炊飯開始時刻として設定した後、ステップＳ６−６で、通常炊飯を実行させるためにｆに０を入力してリターンする。
【００４３】
次に、マイコン３６による通常炊飯制御処理および静音炊飯制御処理について説明する。
この通常炊飯制御処理と静音炊飯制御処理とは、前述のように、誘導加熱コイル９に対して通電する電力と、ファン１２による回転数と、所定の工程を実行する時間が相違し、次工程に移行する判断となる温度は同一である。
【００４４】
具体的には、図７に示すように、炊飯制御処理では、まず、ステップＳ２０で、ファン１２をオンする。この際、通常炊飯制御である場合には、図３におけるトランジスタ３７Ａをオン状態とする。一方、静音炊飯制御である場合には図３におけるトランジスタ３７Ｂをオン状態とする。これにより、通常炊飯制御である場合には、通電電力が高くなり、風量が多い高速回転で動作する。一方、静音炊飯制御である場合には、抵抗４０により通電電力が通常炊飯の状態より低くなり、風量が少ない中速回転で動作する。
【００４５】
ついで、ステップＳ２１で、予熱工程を実行する。この際、通常炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を１００％（約１２００Ｗ）とし、約５０℃まで炊飯鍋２の温度が昇温すると、１５秒当たり８秒オン、７秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。一方、静音炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を約６５％（約７８０Ｗ）とし、通常炊飯制御と同様に、約５０℃まで炊飯鍋２の温度が昇温すると、１５秒当たり８秒オン、７秒オフのオン、オフ制御を通常炊飯制御の約１．５倍の時間繰り返す。
【００４６】
予熱工程が終了すると、ついで、ステップＳ２２で、中ぱっぱ工程を実行する。この際、通常炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を１００％として沸騰するまで通電をし続ける。一方、静音炊飯制御である場合には、誘導加熱コイルへの通電電力を６５％として沸騰するまで通電し続ける。
【００４７】
中ぱっぱ工程が終了すると、ついで、ステップＳ２３で、沸騰維持工程を実行する。この際、通常炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を１００％とし、１５秒当たり１１秒オン、４秒オフのオン、オフ制御をドライアップするまで繰り返す。一方、静音炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を約６５％とし、通常炊飯制御と同様に、１５秒当たり１１秒オン、４秒オフのオン、オフ制御をドライアップするまで繰り返す。
【００４８】
沸騰維持工程が終了すると、ついで、ステップＳ２４で、むらし工程を実行する。この際、通常炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を約６０％（約７２０Ｗ）とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。一方、静音炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を約４０％（約４８０Ｗ）とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を通常炊飯制御の約１．５倍の時間繰り返す。
【００４９】
ドライアップを検出することにより沸騰維持工程が終了すると、ついで、ステップＳ２５で、２度炊き工程を実行する。この際、通常炊飯制御である場合には、誘導加熱コイル９への通電電力を１００％とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。一方、静音炊飯制御である場合には、誘導加熱コイルへの通電電力を約６５％とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を通常炊飯制御の約１．５倍の時間繰り返す。
【００５０】
２度炊き工程が終了すると、ついで、ステップＳ２６で、トランジスタ３７Ａ，３７Ｂをオフ状態としてファン１２の動作を停止してリターンする。
【００５１】
このように、本発明の第１実施形態の炊飯器１では、ユーザが静音炊飯機能を選択した場合には、ファン１２による回転数を少なくするため、該ファン１２による風切り音を低減し、ユーザに与える不快感を低減することができる。しかも、この静音炊飯機能では、誘導加熱コイル９への通電電力を低くしているため、ファンによる送風量が少ない状態でも発熱による故障を確実に防止できる。
【００５２】
また、ユーザが予約炊飯機能を選択し、かつ、静音炊飯機能を選択している状態では、炊き上げ終了時刻まで所定時間以上有する場合にのみ前記静音炊飯機能で炊飯制御を行うように構成している。即ち、本実施形態の静音炊飯機能は、通常炊飯機能と比較して約１．５倍の炊飯時間を要するため、炊き上げ終了時刻まで所定時間以上有する場合にのみ、前記静音炊飯機能で炊飯制御を行うように構成することにより、予約炊飯機能を確実に実行できる。
【００５３】
図８は、第２実施形態のマイコン３６による炊飯開始時刻設定処理を示す。この第２実施形態では、予約炊飯機能の選択状態において、その炊き上げ終了時刻が所定時刻範囲内（ステップＳ６’−１）である場合に、前記静音選択スイッチ３３の操作による選択の有無に関わらず、静音炊飯機能で炊飯制御を行うように構成した点でのみ第１実施形態と相違している。なお、本実施形態では、前記時刻範囲は、静かな夜間である午後８時から午前８時としている。
【００５４】
このようにすれば、睡眠時を含み静かな夜間の炊飯を行う際にユーザに与える不快感を確実に防止できる。また、第１実施形態と同様に、静音炊飯機能による炊飯制御では炊き上げ時刻までに炊飯できない場合には、通常炊飯を行うため、確実に予約炊飯機能を遂行できる。
【００５５】
図９は、第３実施形態のマイコン３６による炊飯制御を示す。この第３実施形態では、誘導加熱コイル９への通電をオン、オフ制御し、そのオフ時間が比較的長い予熱、むらし、および、２度炊きの各工程において、誘導加熱コイル９への通電時のみファン１２を動作させるように構成している。
【００５６】
具体的には、第３実施形態の炊飯器１では、図９（Ａ）に示すように、通常炊飯機能および静音炊飯機能の両機能とも、誘導加熱コイル９への通電電力および時間は同一とされている。即ち、予熱工程では、通電電力を１００％（約１２００Ｗ）で約５０℃まで炊飯鍋２の温度が昇温すると、１５秒当たり８秒オン、７秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。中ぱっぱでは、通電電力を１００％として沸騰するまで通電をし続ける。沸騰維持工程では、通電電力を１００％とし、１５秒当たり１１秒オン、４秒オフのオン、オフ制御をドライアップするまで繰り返す。むらし工程では、通電電力を約６０％（約７２０Ｗ）とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。２度炊き工程では、通電電力を１００％とし、１５秒当たり２秒オン、１３秒オフのオン、オフ制御を所定時間繰り返す。
【００５７】
そして、ファン１２の動作制御は、図９（Ｂ）に示すように、通常炊飯機能では、ファン１２による回転数を最大として全ての炊飯制御を完了するまで動作させ続ける。また、前記静音炊飯機能では、予熱工程において、１５秒間のうち、誘導加熱コイル９への通電状態である８秒をオン（動作）し、非通電状態である７秒をオフ（停止）する状態を繰り返す。また、むらし工程および２度炊き工程では、１５秒間のうち、誘導加熱コイル９への通電状態である２秒をオン（動作）し、非通電状態である１３秒をオフ（停止）する状態を繰り返す。
【００５８】
このように、第３実施形態の炊飯器１では、ファン１２の動作時間を削減しているため、制御基板３４を冷却する際に発生するファン１２による風切り音を低減し、ユーザに与える不快感を削減できる。しかも、この静音炊飯機能では、発熱が生じる誘導加熱コイル９への通電時にはファン１２を動作させているため、制御基板３４を確実に冷却し、発熱による故障を防止できる。
【００５９】
なお、本発明の炊飯器１は、前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記第１実施形態の構成と第３実施形態の構成を組み合わせ、静音炊飯機能では、誘導加熱コイル９への通電電力を低くし、かつ、少なくとも前記予熱工程とむらし工程では通電時のみファン１２を動作させるようにしてもよい。
【００６０】
また、予約炊飯を含み、夜間に炊飯制御を実行する場合には、優先的に静音炊飯機能が選択され、ユーザが不要であると判断した場合には静音選択スイッチ３３の操作により解除する構成としてもよい。
【００６１】
さらに、第２実施形態では、予熱、むらし、および、２度炊きの３つの工程において、誘導加熱コイル９への通電時のみファン１２を動作させたが、いずれか１つの工程のみ、または、所定の２つの工程のみ、誘導加熱コイル９への通電時のみファン１２を動作させる構成としてもよい。
【００６２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の炊飯器は、通常の炊飯制御よりファンの回転数が少なく、前記加熱手段への通電電力が通常の炊飯制御より低い静音炊飯機能、または、炊飯制御の予熱、むらし、および、２度炊きの工程のうち、少なくとも１つの工程において、前記加熱手段への通電時のみ前記ファンを動作させる静音炊飯機能を設けているため、ファンによる風切り音を低減し、ユーザに与える不快感を低減することができる。しかも、この静音炊飯機能では、加熱手段への通電電力を低くしているため、または、加熱手段への通電時にはファンを動作させているため、発熱による故障が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の炊飯器を示す断面図である。
【図２】炊飯器の操作パネルを示す正面図である。
【図３】ファンの回転数を変更するための構成を示す回路図である。
【図４】第１実施形態の制御手段による通常炊飯制御と静音炊飯制御を示し、（Ａ）は加熱手段への通電状態を示すグラフ、（Ｂ）はファンの回転数を示すグラフである。
【図５】制御手段による制御を示すフローチャートである。
【図６】図５の炊飯開始時刻設定処理を示すフローチャートである。
【図７】炊飯制御処理を示すフローチャートである。
【図８】第２実施形態の制御手段による炊飯開始時刻設定処理を示すフローチャートである。
【図９】第３実施形態の制御手段による通常炊飯制御と静音炊飯制御を示し、（Ａ）は加熱手段への通電状態を示すグラフ、（Ｂ）はファンの動作状態を示すグラフである。
【符号の説明】
１…炊飯器、２…炊飯鍋、３…炊飯器本体、６…保護枠、８…内胴、９…誘導加熱コイル、１２…ファン、１３…基板ホルダー、１４…蓋体、１５…操作パネル、３４…制御基板、３６…マイコン。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a rice cooker.
[0002]
[Prior art]
In this type of rice cooker, a rice cooker is accommodated in a rice cooker main body, an upper opening thereof is closed with a lid rotatably provided in the rice cooker main body, and a heating device disposed in the rice cooker main body. By heating the rice cooker with a means (such as an induction heating coil or a resistance wire heater), rice cooker control processing including preheating, medium heat, maintaining boiling, spotting, and cooking twice is performed.
[0003]
In the rice cooker control process, the power supplied to the heating means is maximized in each step except for spots, so that the required rice cooking time for completing the twice cooking step is minimized in the desired rice cooking menu. Is configured. The heat generated by the control board on which the microcomputer that controls each component including the heating means is increased with the energized electric power, and the heat is cooled by the fan.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the rice cooker, since the wind noise of the fan for cooling the control board is large, the user may feel uncomfortable especially when cooking rice at a quiet night.
[0005]
Therefore, it is an object of the present invention to provide a rice cooker that can reduce noise caused by a fan and prevent a user from feeling uncomfortable.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a first rice cooker of the present invention includes a rice cooker main body having a protective frame for accommodating a rice cooker, and a lid that is attached to the rice cooker main body so as to be openable and closable and seals the rice cooker. A heating means for heating the rice cooker, and controls the heating means to perform normal rice cooking control and heat retention control, and also has a clock function for measuring the current time, and heats up at a time set by the user. In a rice cooker including a control board mounted with a control means having a reserved rice cooking function to end and a fan for cooling the control board, the fan is a variable type whose rotation speed can be changed, and the control is performed. A means for providing a silent rice cooking function in which the number of rotations of the fan is lower than that of normal rice cooking control and the power supplied to the heating means is lower than that of normal rice cooking control; and the control means selects the reserved rice cooking function. In, are configured to perform the cooking control in quiet cooking function when raised with the end time a predetermined time or more cooked.
[0007]
Further, in the second rice cooker of the present invention, the rice cooker body having a protective frame for accommodating the rice cooker, a lid that is openably and closably attached to the rice cooker body and hermetically seals the rice cooker, A heating means for heating, a normal rice cooking control and a heat keeping control by controlling the heating means, and a clock function for measuring the current time, and a reserved rice cooking function for ending cooking at a time set by the user. In a rice cooker equipped with a control board equipped with control means having: and a fan for cooling the control board, the fan is a variable type whose rotation speed can be changed, and the control means has a normal type. A silent rice cooking function is provided in which the number of revolutions of the fan is lower than that of the rice cooking control, and the power supplied to the heating unit is lower than that of a normal rice cooking control. It is configured to perform cooking control in the quiet cooking function in the case of setting the end time up cooked within time range.
[0008]
Further, a third rice cooker of the present invention includes a rice cooker main body having a protective frame for accommodating a rice cooker, a lid that is attached to the rice cooker main body so as to be openable and closable, and a rice cooker. A heating means for heating, a normal rice cooking control and a heat keeping control by controlling the heating means, and a clock function for measuring the current time, and a reserved rice cooking function for ending cooking at a time set by the user. In a rice cooker equipped with a control board equipped with control means having: and a fan for cooling the control board, the fan is a variable type whose rotation speed can be changed, and the control means has a normal type. A silent rice cooking function is provided in which the number of revolutions of the fan is lower than that of the rice cooking control, and the power supplied to the heating unit is lower than that of a normal rice cooking control, and the control unit cooks in the selected state of the reserved rice cooking function. If a predetermined time or more to the bottom end time, and, in the case of setting the end time up cooked within a predetermined time range, and configured to perform cooking control in the quiet cooking function.
[0009]
In the first to third rice cookers, when the silent rice cooking function is executed, the number of rotations by the fan is reduced, so that the wind noise generated by the fan can be reduced and the discomfort given to the user can be reduced. In addition, in the silent rice cooking function, the power supplied to the heating means is reduced, so that even if the amount of air blown by the fan is small, a failure due to heat generation does not occur.
[0010]
Still further, the fourth rice cooker of the present invention is a rice cooker main body having a protective frame for accommodating a rice cooker, a lid attached to the rice cooker main body so as to be openable and closable, and the rice cooker Heating means for heating the rice, and controlling the heating means to perform normal rice cooking control and warming control including steps such as preheating, medium boiling, maintaining boiling, spotting and cooking twice, and measuring the current time. A control board having a control means having a reserved rice cooking function for terminating cooking at a time set by the user, and a fan for cooling the control board. In at least one of the steps of the normal rice control for preheating, spotting, and twice cooking, the fan is operated only when the heating means is energized, and the fan is operated when the energization is not performed. A silent rice cooking function for stopping operation is provided, and the control means performs rice cooking control with the silent rice cooking function when the cooking end time is set within a predetermined time range in the selected rice cooking function selection state. .
[0011]
In the fourth rice cooker, the power supply to the heating means is controlled to be turned on and off, and in at least one of the preheating, spotting, and twice-cooking steps in which the off time is long, the heating means is supplied to the heating means. Since the fan is operated only when power is supplied, the operation time of the fan can be reduced. As a result, it is possible to reduce the wind noise generated by the fan when cooling the control board, thereby reducing the discomfort given to the user. In addition, in the silent rice cooking function, the fan is operated at the time of energizing the heating means that generates heat, so that the control board can be reliably cooled and failure due to heat generation can be prevented.
[0012]
In addition, in the silent rice cooking function of the first and third rice cookers, rice is cooked in a state in which the number of rotations of the fan is lower than in normal rice cooking control, and power supplied to the heating means is lower than in normal rice cooking control. However, compared to when the normal rice cooking function is executed, the rice cooking time is longer in the same rice cooking menu. Therefore, when the cooking time is longer than a predetermined time until the cooking end time, the rice cooking control is performed by the silent rice cooking function, so that the reserved rice cooking function can be reliably executed.
[0013]
Further, in the second to fourth rice cookers, the rice cooking control is performed by the silent rice cooking function when the cooking end time is set within a predetermined time range in the selected rice cooking function selection state. Therefore, by setting the time range from, for example, 8:00 pm to 8:00 am, unpleasant feeling given to the user during rice cooking in a quiet night can be reliably prevented.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a rice cooker 1 according to an embodiment of the present invention. The rice cooker 1 includes a rice cooker 2, a rice cooker main body 3 for accommodating the rice cooker 2 for induction heating, and a lid 14 rotatably attached to the rice cooker main body 3.
[0015]
The rice cooker 2 is formed by coating an outer surface of a pot base material made of aluminum or the like having a high thermal conductivity with a ferromagnetic material which is electromagnetically heated by an eddy current generated when a high-frequency current is applied to an induction heating coil 9 described later. It is provided by bonding or the like.
[0016]
The rice cooker main body 3 includes an exterior body including a body member 4 and a bottom member 5 that closes the bottom of the body member 4, and a protection frame 6 and an inner body for accommodating the rice cooker 2 inside the exterior body. 8 are provided. An induction heating coil 9 serving as a rice heating device, a rice cooker temperature sensor 11, a control board 34 on which a microcomputer 36 is mounted, and a fan 12 serving as a cooling device are provided between the exterior body and the protective frame 6. Are arranged. The control board 34 and the fan 12 are integrally mounted by the board holder 13.
[0017]
The protection frame 6 is formed by forming a non-conductive material into a substantially saucer shape. At the rear side of the protective frame 6, there is provided a mounting portion 7 which is attached so as to penetrate the detecting portion of the rice cooker temperature sensor 11. The inner body 8 is made of a metal plate having a cylindrical shape. The upper end of the inner body 8 is in contact with the shoulder of the body member 4, and the lower end is in contact with the upper edge of the protective frame 6 to be positioned. I have.
[0018]
The induction heating coil 9 generates electromagnetic waves when a high-frequency current is applied, and electromagnetically heats the rice cooker 2 through the protective frame main body. The induction heating coil 9 is positioned between the holder and the protective frame main body by the holder of the ferrite core 10.
[0019]
The rice cooker temperature sensor 11 detects the temperature of the rice cooker 2 by penetrating the detection part at the tip thereof through the protective frame 6 and making it contact the outer surface of the rice cooker 2 housed therein. Is output to
[0020]
The fan 12 cools a lower region of the rice cooker 2 in which the control board 34 and the induction heating coil 9 are arranged, and is made into the body member 4 together with the control board 34 by the board holder 13. As the fan 12 of this embodiment, a stepless variable type fan whose rotation speed can be changed by the supplied electric power is used.
[0021]
The lid 14 is a well-known one in which an inner lid for closing an upper end opening of the rice cooker 2 is disposed on a bottom surface of an outer package composed of an upper plate and a lower plate.
[0022]
On the front of the rice cooker main body 3, an operation panel 15 shown in FIG. The operation panel 15 is provided with a plurality of switches 24 to 33 for inputting rice cooking conditions around a display panel 16 of a liquid crystal display system provided in the center.
[0023]
The display panel 16 is of a segment display type which is displayed by a driver incorporated in the microcomputer 36 described later, and includes a display unit which indicates a setting state or the like when a user operates the switches 24 to 33. In the display panel 16 of the present embodiment, a numerical value display unit 17 capable of displaying a time of 24 hours, a time display unit 18 indicating a unit such as a heat retention time, and a unit such as a remaining time required for rice cooking are provided in the center. A minute display section 19 is provided. Further, on both sides thereof, a menu display section 20 for a rice cooking menu is provided. Further, below the numerical value display unit 17, two sets of reservation setting display units 21A and 21B having marks indicating the stored time zones are provided. Further, above the numerical value display section 17, a silent display section 22 indicating that silent rice cooking is selected, and a reheating display section 23 indicating that reheating is being performed are provided.
[0024]
The switches provided around the display panel 16 include a rice cooker switch 24, a menu switch 25, a heat retention switch 26, a good night heat retention switch 27, a takeoff switch 28, a reservation 1 switch 29, a reservation 2 switch 30, a # switch 31, and a # switch. In this embodiment, a dedicated silent selection switch 33 for selecting a silent rice cooking function is further provided. Note that LEDs (not shown) are provided on the backs of the switches 24 to 33 so that the selection (setting) state by operating the switches 24 to 33 can be displayed by lighting or blinking.
[0025]
Here, the rice cooker switch 24 determines and executes the normal rice cooker function, the silent rice cooker function, and the reserved rice cooker function, and executes the reheating function during the execution of the heat retention function. The menu switch 25 is for selecting a desired rice cooking menu or a reserved rice cooking menu. The heat retention switch 26 is to execute the heat retention function when operated in a standby state in which each load component other than the clock function is not operating. The good night heat switch 27, when operated in a state where the heat control function is executed, lowers the heat temperature and executes the heat control. The start switch 28 is for terminating all functions such as cooking, reservation, and heat retention, and enters a standby state. The reservation 1 switch 29 directly shifts to the reservation 1 setting state. The reservation 2 switch 30 directly shifts to the reservation 2 setting state. The switch 31 increases the current time or the reservation time in units of 10 minutes or 1 minute. The ▽ switch 32 is used to decrease the current time or the reserved time in units of 10 minutes or 1 minute. The silent selection switch 33 is for selecting a silent rice cooking function in which the power supplied to the induction heating coil 9 is reduced and the number of revolutions of the fan 12 is reduced.
[0026]
The control board 34 provided in the rice cooker main body 3 has a large number of electronic components and a heat sink 35 constituting an electric circuit mounted thereon, and is mounted on the body member 4 of the rice cooker main body 3 by the substrate holder 13. is there. A microcomputer 36 is mounted on the control board 34 as control means. In this control board 34, a control circuit for operating the fan 12 includes a pair of transistors 37A and 37B, as shown in FIG. 3, by turning on one of the transistors 37A and 37B. , The fan 12 is operated at a predetermined rotation speed.
[0027]
The bases of the transistors 37A and 37B are connected to the microcomputer 36 via resistors 38A and 38B, respectively, and are grounded via resistors 39A and 39B. The emitters of the transistors 37A and 37B are each grounded. Further, the collector of the transistor 37A is directly connected to the fan 12, and the collector of the transistor 37B is connected to the fan 12 via the resistor 40. The other end of the fan 12 is connected to a power supply V1 that outputs a DC voltage of 20V or 24V. That is, when the transistor 37B is turned on and the fan 12 is operated, the power supplied to the fan 12 is lower than when the transistor 37A is turned on by the resistor 40, and the rotation speed of the fan 12 is reduced. I have. Various changes can be made to the configuration for varying the rotation speed of the fan 12.
[0028]
The microcomputer 36 mounted on the control board 34 controls load components including the fan 12 and the induction heating coil 9 in accordance with a stored program, and executes rice cooking control and heat keeping control desired by the user. And in this embodiment, as shown in FIG. 4, the rice cooking control includes a normal rice cooking function and a silent rice cooking function. Further, these rice cooking functions include reserved rice cooking in which rice is cooked at a predetermined time, and normal rice cooking in which rice is started regardless of time.
[0029]
As shown in FIGS. 4A and 4B, the normal rice cooking function by the microcomputer 36 of the first embodiment maximizes the power supplied to the induction heating coil 9 in the desired rice cooking menu selected by the user. , The number of rotations (blowing amount) of the fan 12 is maximized, and all the rice cooking controls up to cooking twice are completed in the shortest time. In addition, the silent rice cooking function reduces the number of revolutions of the fan 12 by reducing the power supplied to the induction heating coil 9 to about 2/3 of that of the normal rice cooking function, and provides a desired rice cooking menu selected by the user. The rice cooking operation is performed. In the present embodiment, under the condition of performing the rice cooking of the same rice cooking menu, the temperature at which the next process is performed is the same in any rice cooking control. However, the step of controlling by time is configured to take about 1.5 times as long as the power supply is about 2/3.
[0030]
Next, the control by the microcomputer 36 will be specifically described.
When the user connects the power cord to the commercial power source, the microcomputer 36 first detects whether any of the switches 24 to 33 has been operated in step S1, as shown in FIG. If none of the switches 24 to 33 has been operated, the process proceeds to step S2, and if any of the switches 24 to 33 has been operated, the process proceeds to step S3.
[0031]
In step S2, it is detected whether or not the heat retention control function is being executed in the current state. When the heat retention control function is being executed, the process proceeds to step S11. When the heat retention control function is not being executed, the process returns to step S1. The state in which the steps S1 and S2 are repeatedly performed is a standby state in which all the load components except the clock function are not operating.
[0032]
If the operation of any of the switches 24 to 33 is detected in step S1, a switch accepting process is executed in step S3, and the process proceeds to step S4. Here, the switch accepting process is to perform an input process based on the operated switches 24 to 33.
[0033]
If the operated switch is the rice cooker switch 24, the currently selected menu is determined as the rice cooker menu, and one of the normal, silent, normal reservation, and silent reservation rice cook control is executed. . When the menu switch 25 is selected, the rice cooking menu to be selected is changed. If the switch is the heat retention switch 26, a heat retention control process is executed. If it is the good night keeping switch 27, the good night keeping control process is executed. If the switch 28 is set, all the control is stopped and a standby state is set. If the switch is the reservation 1 switch 29, a setting screen for reservation 1 is displayed. If it is the reservation 2 switch 30, a setting screen for reservation 2 is displayed. In the case of the switch 31, the current time or the reserved time is incremented in units of 10 minutes or 1 minute. In the case of the switch 32, the current time or the reserved time is decremented in units of 10 minutes or 1 minute. In the case of the silent sound selection switch 33, the selection is canceled (f = 0) when the silent rice cooking is currently selected, and the selection is made (f = 1) when the silent rice cooking is not currently selected. I do.
[0034]
In the switch accepting process, when a switch related to rice cooking is operated, as well as the silent selection switch 33, the LED on the back of the switch is turned on or off. Therefore, the user can reliably grasp the setting state performed by the user and the operation state of the rice cooker 1 by the display mode of the switch.
[0035]
When the switch accepting process ends, in a step S4, it is detected whether or not an operation for executing the rice cooking control by operating the rice cooking switch 24 is performed. Then, when the execution operation of the rice cooking control is performed, the process proceeds to step S5, and when the execution operation is not performed, the process returns to step S1.
[0036]
In step S5, it is detected whether or not the user's setting is reserved rice cooking. If it is the reserved rice cooking, the process proceeds to step S6. After the rice cooking start time setting process described later is performed, in step S7, the process waits until the rice cooking start time comes, and when the rice cooking start time comes, the process proceeds to step S8. On the other hand, if it is not the reserved rice in step S5, the process proceeds directly to step S8.
[0037]
In step S8, it is detected whether or not 0 (non-selection state) is input to the flag f indicating whether or not the silent rice cooking is in the selection state. And when f is 0, it progresses to step S9, performs a normal rice cooking control process, and progresses to step S11. On the other hand, when f is 1, the process proceeds to step S10, executes a silent rice cooking control process, and proceeds to step S11.
[0038]
In step S11, the same heat retention control processing as that of the related art is executed, and the process returns to step S1.
[0039]
Next, a rice cooking start time setting process by the microcomputer 36 will be described.
In the rice cooking start time setting process, as shown in FIG. 6, first, in step S6-1, it is detected whether or not the user has selected a silent sound. If the silent selection has been made, the process proceeds to step S6-2. If the silent selection has not been made, the process proceeds to step S6-5.
[0040]
In step S6-2, the cooking time set by the user is compared with the rice cooking time required for silent rice cooking, and it is determined whether or not silent rice cooking is possible. If silent rice cooking is possible, the process proceeds to step S6-3, and if silent rice cooking is not possible, the process proceeds to step S6-5.
[0041]
In step S6-3, a time obtained by subtracting the time required for silent rice cooking from the cooking time is set as a silent rice cooking start time, and in step S6-4, 1 is input to f to execute silent rice cooking and return. I do.
[0042]
On the other hand, in step S6-5, a time obtained by subtracting the time required for normal rice from the cooking time is set as the normal rice start time, and in step S6-6, 0 is input to f to execute normal rice. And return.
[0043]
Next, normal rice cooking control processing and silent rice cooking control processing by the microcomputer 36 will be described.
As described above, the normal rice cooking control process and the silent rice cooking control process differ in the power supplied to the induction heating coil 9, the rotation speed of the fan 12, and the time for executing a predetermined process. Are the same.
[0044]
Specifically, as shown in FIG. 7, in the rice cooking control process, first, in step S20, the fan 12 is turned on. At this time, in the case of normal rice cooking control, the transistor 37A in FIG. 3 is turned on. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the transistor 37B in FIG. 3 is turned on. Thereby, in the case of the normal rice cooking control, the power supply is increased, and the operation is performed at a high speed with a large air volume. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the electric power supplied by the resistor 40 is lower than that in the normal rice cooking state, and the operation is at medium speed rotation with a small air volume.
[0045]
Next, in step S21, a preheating step is performed. At this time, in the case of the normal rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil 9 is set to 100% (about 1200 W), and when the temperature of the rice cooking pot 2 rises to about 50 ° C., it is turned on for 8 seconds per 15 seconds. The on / off control of off for 7 seconds is repeated for a predetermined time. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil 9 is set to about 65% (about 780 W), and when the temperature of the rice cooker 2 rises to about 50 ° C., as in the case of normal rice cooking control, On / off control of 8 seconds on and 7 seconds off per 15 seconds is repeated about 1.5 times as long as normal rice cooking control.
[0046]
When the preheating step is completed, then, in a step S22, an intermediate step is executed. At this time, in the case of the normal rice cooking control, the power supply to the induction heating coil 9 is set to 100%, and the power supply is continued until boiling. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the power supply to the induction heating coil is set to 65% and the power supply is continued until boiling.
[0047]
When the intermediate filling process is completed, a boiling maintaining process is executed in step S23. At this time, in the case of the ordinary rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil 9 is set to 100%, and the ON / OFF control of 11 seconds ON and 4 seconds OFF per 15 seconds is repeated until the dry up. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the power supply to the induction heating coil 9 is set to about 65%, and the on / off control of 11 seconds on and 4 seconds off per 15 seconds is dried up similarly to the normal rice cooking control. Repeat until you do.
[0048]
When the boiling maintaining step is completed, then, in a step S24, a blurring step is executed. At this time, in the case of the normal rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil 9 is set to about 60% (about 720 W), and the ON / OFF control of ON for 2 seconds and OFF for 13 seconds is repeated for 15 seconds. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the electric power supplied to the induction heating coil 9 is set to about 40% (about 480 W), and the on / off control of 2 seconds on and 15 seconds off per 15 seconds is equivalent to that of the normal rice cooking control. Repeat for 1.5 times.
[0049]
When the boiling maintaining process is completed by detecting the dry-up, the cooking process is performed twice in step S25. At this time, in the case of the ordinary rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil 9 is set to 100%, and the ON / OFF control of ON for 2 seconds and OFF for 13 seconds is repeated for 15 seconds. On the other hand, in the case of silent rice cooking control, the power supplied to the induction heating coil is set to about 65%, and the on / off control of 2 seconds on and 15 seconds off per 15 seconds is about 1.5 times that of the normal rice cooking control. Repeat for hours.
[0050]
When the cooking process is completed twice, then, in step S26, the transistors 37A and 37B are turned off, the operation of the fan 12 is stopped, and the process returns.
[0051]
As described above, in the rice cooker 1 according to the first embodiment of the present invention, when the user selects the silent rice cooking function, the number of revolutions of the fan 12 is reduced, so that the wind noise generated by the fan 12 is reduced. Discomfort to the user can be reduced. In addition, in the silent rice cooking function, the power supplied to the induction heating coil 9 is reduced, so that failure due to heat generation can be reliably prevented even when the amount of air blown by the fan is small.
[0052]
Further, the user selects the reserved rice cooking function, and, in a state where the silent rice cooking function is selected, the rice cooking control is performed by the silent rice cooking function only when the user has a predetermined time or more until the cooking end time. I have. That is, the silent rice cooking function of the present embodiment requires about 1.5 times the rice cooking time as compared with the normal rice cooking function. , It is possible to reliably execute the reserved rice cooking function.
[0053]
FIG. 8 shows a rice cooking start time setting process by the microcomputer 36 of the second embodiment. In the second embodiment, if the cooking end time is within a predetermined time range (step S6'-1) in the selected rice cooking function, regardless of whether or not there is a selection by operating the silent selection switch 33. However, the second embodiment is different from the first embodiment only in that rice cooking control is performed using a silent rice cooking function. In the present embodiment, the time range is from 8:00 pm to 8:00 am, which is a quiet night.
[0054]
By doing so, it is possible to reliably prevent the user from feeling uncomfortable when cooking quiet night rice, including during sleep. Further, as in the first embodiment, when rice cannot be cooked by the cooking time by the rice cooking control using the silent rice cooking function, normal rice is cooked, so that the reserved rice cooking function can be reliably performed.
[0055]
FIG. 9 shows rice cooking control by the microcomputer 36 of the third embodiment. In the third embodiment, the energization of the induction heating coil 9 is controlled to be on and off, and the energization of the induction heating coil 9 is performed in each of the preheating, spotting, and twice cooking steps in which the off time is relatively long. It is configured to operate the fan 12 only at the time.
[0056]
Specifically, in the rice cooker 1 of the third embodiment, as shown in FIG. 9 (A), the power supplied to the induction heating coil 9 and the time are the same for both the normal rice cooking function and the silent rice cooking function. Have been. That is, in the preheating step, when the temperature of the rice cooker 2 is raised to about 50 ° C. at a power supply of 100% (about 1200 W), the on / off control of 8 seconds on and 15 seconds off per 15 seconds is repeated for a predetermined time. In the case of medium-sized rice, energizing is continued until boiling, with the energizing power being 100%. In the boiling maintaining step, the energizing power is set to 100%, and the on / off control of 11 seconds on and 15 seconds off per 15 seconds is repeated until dry-up. In the mura process, the energizing power is set to about 60% (about 720 W), and the ON / OFF control of 2 seconds ON and 13 seconds OFF per 15 seconds is repeated for a predetermined time. In the cooking process twice, the power supply is set to 100%, and the on / off control of 2 seconds on and 15 seconds off per 15 seconds is repeated for a predetermined time.
[0057]
Then, as shown in FIG. 9B, the operation control of the fan 12 is continued in the normal rice cooking function until the rotation speed of the fan 12 is maximized and all the rice cooking controls are completed. Further, in the silent rice cooking function, in the preheating step, of 15 seconds, 8 seconds, which is an energized state to the induction heating coil 9, is turned on (operation), and 7 seconds, which is a non-energized state, is turned off (stopped). repeat. Further, in the steaming step and the double cooking step, of the 15 seconds, a state in which 2 seconds, which is an energized state to the induction heating coil 9, is turned on (operation), and a state in which 13 seconds, which is not energized, is turned off (stopped). repeat.
[0058]
As described above, in the rice cooker 1 according to the third embodiment, since the operation time of the fan 12 is reduced, the wind noise generated by the fan 12 when the control board 34 is cooled is reduced, and the user feels discomfort. Can be reduced. In addition, in the silent rice cooking function, the fan 12 is operated when the induction heating coil 9 that generates heat is energized, so that the control board 34 can be reliably cooled and a failure due to heat generation can be prevented.
[0059]
Note that the rice cooker 1 of the present invention is not limited to the configuration of the above embodiment. For example, the configuration of the first embodiment and the configuration of the third embodiment are combined, and in the silent rice cooking function, the power supplied to the induction heating coil 9 is reduced, and at least the preheating step and the spotting step are performed only when power is supplied. The fan 12 may be operated.
[0060]
In addition, when rice cooking control is performed at night, including reserved rice cooking, the silent rice cooking function is preferentially selected, and when it is determined that the user is unnecessary, the user can cancel the operation by operating the silent selection switch 33. Is also good.
[0061]
Furthermore, in the second embodiment, in the three steps of preheating, spotting, and cooking twice, the fan 12 is operated only when the power is supplied to the induction heating coil 9, but only one of the steps, or In only two predetermined steps, the fan 12 may be operated only when the induction heating coil 9 is energized.
[0062]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the rice cooker of the present invention has a quieter rice cooking function or a rice cooking control in which the number of rotations of the fan is lower than that of normal rice cooking control, and the electric power supplied to the heating means is lower than that of normal rice cooking control. In at least one of the steps of preheating, spotting, and cooking twice, a silent rice cooking function for operating the fan only when power is supplied to the heating means is provided, thereby reducing wind noise caused by the fan. In addition, discomfort to the user can be reduced. In addition, in the silent rice cooking function, since the power supplied to the heating means is reduced, or the fan is operated when the power is supplied to the heating means, no failure occurs due to heat generation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a rice cooker according to the present invention.
FIG. 2 is a front view showing an operation panel of the rice cooker.
FIG. 3 is a circuit diagram showing a configuration for changing the rotation speed of a fan.
FIGS. 4A and 4B show normal rice cooking control and silent rice cooking control by the control unit of the first embodiment, in which FIG. 4A is a graph showing a state of energization of a heating unit, and FIG. 4B is a graph showing the number of revolutions of a fan.
FIG. 5 is a flowchart showing control by the control means.
FIG. 6 is a flowchart showing a rice cooking start time setting process of FIG. 5;
FIG. 7 is a flowchart showing a rice cooking control process.
FIG. 8 is a flowchart showing a rice cooking start time setting process by the control means of the second embodiment.
FIGS. 9A and 9B show normal rice cooking control and silent rice cooking control by the control unit of the third embodiment, wherein FIG. 9A is a graph showing a state of energization of a heating unit, and FIG. 9B is a graph showing an operation state of a fan.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Rice cooker, 2 ... Rice cooker, 3 ... Rice cooker main body, 6 ... Protective frame, 8 ... Inner body, 9 ... Induction heating coil, 12 ... Fan, 13 ... Board holder, 14 ... Lid, 15 ... Operation panel , 34: control board, 36: microcomputer.

Claims

A rice cooker body having a protective frame for accommodating a rice cooker,
A lid body that is attached to the rice cooker body so as to be openable and closable, and seals the rice cooker;
Heating means for heating the rice cooker,
Control means for controlling the heating means to perform normal rice cooking control and heat retention control, and also has a clock function for measuring the current time and a control means having a reserved rice cooking function for ending cooking at a time set by a user. Control board
A rice cooker with a fan for cooling the control board,
The fan is of a variable type whose rotation speed can be changed, and the control unit has a quieter rotation speed of the fan than normal rice cooking control, and the power supplied to the heating unit is lower than that of normal rice cooking control. Provide rice cooking function ,
The rice cooker is characterized in that the control means performs rice cooking control with the silent rice cooking function when the reserved rice cooking function has been selected and a predetermined time or more has elapsed until a cooking end time.

A rice cooker body having a protective frame for accommodating a rice cooker,
A lid body that is attached to the rice cooker body so as to be openable and closable, and seals the rice cooker;
Heating means for heating the rice cooker,
Control means for controlling the heating means to perform normal rice cooking control and heat retention control, and also has a clock function for measuring the current time and a control means having a reserved rice cooking function for ending cooking at a time set by a user. Control board
A rice cooker with a fan for cooling the control board,
The fan is of a variable type whose rotation speed can be changed, and the control unit has a quieter rotation speed of the fan than normal rice cooking control, and the power supplied to the heating unit is lower than that of normal rice cooking control. Provide rice cooking function ,
The rice cooker is characterized in that the control means performs rice cooking control with the silent rice cooking function when a cooking end time is set within a predetermined time range in a state where the reserved rice cooking function is selected.

A rice cooker body having a protective frame for accommodating a rice cooker,
A lid body that is attached to the rice cooker body so as to be openable and closable, and seals the rice cooker;
Heating means for heating the rice cooker,
Control means for controlling the heating means to perform normal rice cooking control and heat retention control, and also has a clock function for measuring the current time and a control means having a reserved rice cooking function for ending cooking at a time set by a user. Control board
A rice cooker with a fan for cooling the control board,
The fan is of a variable type whose rotation speed can be changed, and the control unit has a quieter rotation speed of the fan than normal rice cooking control, and the power supplied to the heating unit is lower than that of normal rice cooking control. Provide rice cooking function ,
The control means, in the selected state of the reserved rice cooking function, when having a predetermined time or more until the cooking end time, and when setting the cooking end time within a predetermined time range, the rice cooking control in the silent rice cooking function. A rice cooker characterized by performing.

A rice cooker body having a protective frame for accommodating a rice cooker,
A lid body that is attached to the rice cooker body so as to be openable and closable, and seals the rice cooker;
Heating means for heating the rice cooker,
Controlling the heating means, performing normal rice cook control and warming control including steps such as pre-heating, medium soup, maintaining boiling, spotting and cooking twice , and also has a clock function for measuring the current time, A control board mounted with control means having a reserved rice cooking function to end cooking at a time set by the user ,
A rice cooker with a fan for cooling the control board,
In the control means, in at least one of the steps of the pre-heating of the normal rice control, the rice cooker, and the twice-cooking step, the fan is operated only when the heating means is energized. providing a quiet rice function to stop the operation,
The rice cooker is characterized in that the control means performs rice cooking control with the silent rice cooking function when a cooking end time is set within a predetermined time range in a state where the reserved rice cooking function is selected .