JP3558929B2 - Method for producing semiconductive seamless belt - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真式の複写機やレーザプリンタ等に使用される半導電性シームレスベルトの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導電性シームレスベルトを製造する場合には、図示しないが、先ず、円筒形の金型を低速回転させ、この金型内に進退動可能な供給装置のノズルを進出させ、このノズルから材料溶液を回転する金型の内周面一端部から他端部にかけて塗布してレベリングし、材料を乾燥させて半導電性シームレスベルトを遠心成形する。
そして、金型から脱型した半導電性シームレスベルトを加熱、冷却し、図11に示すように半導電性シームレスベルト1の両端部側の周壁にカッタ3の先端部を貫通させ、その後、半導電性シームレスベルト1を周方向に回転させてその各端部を切断除去し、半導電性シームレスベルト1を所定の長さとして完成させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来における半導電性シームレスベルト1の製造においては、以上のように半導電性シームレスベルト1の各端部側の周壁にカッタ3を単に貫通させ、半導電性シームレスベルト1の各端部を切断して所定の長さとするが、カッタ3や切断が不適切だと、半導電性シームレスベルト1が必要以上に長くなったり、短くなることがある。
また、半導電性シームレスベルト1の周壁を厚いカッタ3で全カットすると、図12に示すように、半導電性シームレスベルト1の切断面24が引き裂かれたような実に粗れた醜い面となり、大きなかえり(burr)が多数発生する。これにより、半導電性シームレスベルト1の強度や耐久性が低下し、製品寿命が短くなるので、半導電性シームレスベルト1の切断した端面を必ずテープ等で補強しなければならないという大きな問題がある。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みなされたもので、強度や耐久性を向上させ、端面を特に補強する必要のない半導電性シームレスベルトの製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を達成するため、樹脂に半導電性を付与した半導電性シームレスベルトの製造方法であって、
溶剤に高分子材料を溶かした材料溶液を回転する金型に注入して半導電性シームレスベルトを遠心成形する工程と、
この半導電性シームレスベルトを乾燥させて金型から取り外す工程と、
金型から取り外した半導電性シームレスベルトの周壁をカッタで周方向にハーフカットし、このハーフカット部分を用いて半導電性シームレスベルトを引き裂いて所定の長さとする工程とを含んでなることを特徴としている。
なお、半導電性シームレスベルトの周壁に対するカッタのハーフカット深さを、周壁の厚さの10%〜90%とすることが好ましい。
【0006】
ここで特許請求の範囲における樹脂は、熱可塑性樹脂でも良いし、熱硬化性樹脂でも良い。また、カッタは、特に限定されるものではなく、各種の片刃、両刃、リング形等でも良い。このカッタでハーフカットする場合、周壁の外周面をカッタで周方向にハーフカットしても良いが、周壁の内周面をカッタで周方向にハーフカットすることも可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではない。
本実施形態におけるエンドレスの半導電性シームレスベルト1は、図1ないし図3に示すように、端部側の周壁の外周面をカッタ3で周方向にハーフカットし、このハーフカット部分を用いて端部2を引き裂いた場合に、周壁の引き裂き面4がカッタ切断層5と引き裂き層6とからなるものである。
【0008】
この半導電性シームレスベルト1の製造装置について説明する。半導電性シームレスベルト1を製造する場合には、図4や図5に示す進退動可能な供給装置7と成形装置12とを用い、供給装置7の吐出ノズル8から材料溶液10を成形装置12の金型内の長手方向一端部から他端部にかけて連続して垂らしながら注入塗布する。
【0009】
供給装置7は、図4に示すように、細長い吐出ノズル8を水平に備えた各種のポンプ9と、このポンプ9に材料溶液10を供給するホッパ11とから構成されている。そして、図示しない歯車機構やベルト機構の駆動に基づき、矢印で示すように金型13の軸方向に対して進退動し、吐出ノズル8の先端部から20〜30mm離れた金型13の内周面に粘度の高い(常温時で1ポイズ以上、100ポイズ以下)液状の材料溶液10を筋状、線条に連続して垂らしながら塗布する。
【0010】
材料溶液10は、NMP等の各種溶剤にPESやPET等の高分子材料を溶解させ、カーボン等を配合等させたものである。高分子材料としては、これらの他にも、PBT、PEN等のポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素樹脂、ポリサルフォン、ポリカーボネート、アラミド樹脂、又はポリエーテルエーテルケトン等があげられるが、これらの中でも耐熱性、抵張力、耐クリープ特性に優れるPAIやPESが好ましい。高分子材料は、熱可塑性や熱硬化性のいずれでも良く、実施する製造方法により適当なものを選択することができる。
【0011】
成形装置12は、図4や図5に示すように、半導電性シームレスベルト1を遠心成形する金型13と、この金型13を回転させる駆動装置14と、この駆動装置14に対して接離可能な従動装置15とから構成されている。金型13は、各種金属を使用して横長の円筒形に形成され、半導電性シームレスベルト1を容易に脱型できるよう内周面に滑らかな鏡面加工、フッ素加工、あるいはシリコーン樹脂加工等が施されるとともに、粗い外周面には図示しないつや消しの黒色が塗布されており、この黒色が外部ヒータからの熱を効率的に吸収する。金型13の両端部には材料溶液10の漏洩を防止するリング形の蓋16がそれぞれ着脱自在に嵌合され、蓋16の中心部には材料溶液用の注入孔が設けられている。
【0012】
駆動装置14は、各種のモータ17と、このモータ17の駆動で回転する駆動軸18と、この駆動軸18に嵌着される複数の駆動輪19と、各駆動輪19の外周面に覆着され、蓋16の外周面下部を接触担持して制振機能を発揮する耐熱耐久性で円筒形の弾性エラストマー20とから構成されている。弾性エラストマー20は、例えば耐油性、耐溶剤性、耐薬品性、耐候性、耐熱性等に優れるシリコーンゴム、クロロプレンゴム、又はフッ素ゴム等からなり、90°Hs以下、好ましくは30°Hs〜90°Hsの硬度を有している。これは、30°Hs未満だと圧縮永久歪み特性が悪化し、90°Hsを超えると制振性に乏しくなるからである。
【0013】
従動装置15は、図5に示すように、駆動軸18に対して水平横方向にスライドするフリーの従動軸21と、この従動軸21に嵌着される複数の従動輪22と、各従動輪22の外周面に覆着され、蓋16の外周面下部を接触担持して制振機能を発揮する耐熱耐久性で円筒形の弾性エラストマー20Aとから構成されている。
弾性エラストマー20Aについては、駆動装置14の弾性エラストマー20と同様であるので説明を省略する。
【0014】
次に、半導電性シームレスベルト1の具体的な製造方法を説明すると、先ず、駆動装置14を駆動して水平状態の金型13を高速(例えば、900〜1,000rpm)で回転させるとともに、この金型13を外部ヒータで所定の温度(特に制約はないが、70℃〜100℃程度)に加熱し、供給装置7を回転する金型13に対し進退動させて金型13の内周面一端部から他端部にかけて材料溶液10を0.5kgf/cm2以下の圧力で吐出ノズル8の先端部から連続して垂下させながら徐々に吐出塗布(吐出量は、例えば10秒で50g〜500g程度)し、金型13の内周面に材料溶液10を均一にレベリングする。こうして材料溶液10を完全にレベリングしたら、金型13を外部ヒータで周囲から継続加熱して材料溶液10の粘度低減や溶剤の蒸発を促進する。
【0015】
金型13を所定時間加熱したら、成形装置12を停止させて金型13を取り外し、金型13を乾燥機にセットして残留溶剤を蒸発・乾燥させ、乾燥機から金型13を取り外して室温で空冷する。
すると、金型13と遠心成形された半導電性シームレスベルト1の熱膨張差により、金型13の内周面から外周面にスキン層23を備えた半導電性シームレスベルト1が自然に剥離する。金型13と半導電性シームレスベルト1とが強く密着して離れない場合には、半導電性シームレスベルト1の端部から徐々に剥がせば、エンドレスの半導電性シームレスベルト1を金型13から脱型することができる。
【0016】
次いで、図示しない回転駆動軸に半導電性シームレスベルト1を嵌通支持させ、この半導電性シームレスベルト1の両端部側における周壁の外周面にカッタ3の先端部を貫通することのないようそれぞれ切り欠き接触させる。そしてその後、半導電性シームレスベルト1を回転させて両端部側の周壁の外周面をリング形にハーフカットし、この溝状のハーフカット部分に沿って半導電性シームレスベルト1の各端部2を引き裂き、半導電性シームレスベルト1を所定の長さとする。
【0017】
カッタ3の厚さは100μm以下が好ましい。これは、厚さが120、450、600μm等となり、100μmを超えると、引き裂き面4の外観が悪化して粗れるからである。カッタ3の周壁に対するハーフカット深さは、周壁の厚さの10%〜90%、好ましくは周壁の厚さの10%〜50%程度が良い。これは、ハーフカット深さが周壁の厚さの10%未満の場合には、カットが困難になり、50%を超える場合、引き裂き面4の外観が徐々に劣化し、カットも次第に困難になるからである。また、ハーフカットは、一度に切り欠いても良いが、複数回に分けて徐々に切り欠けば、引き裂き面4の外観を美しく整えることができる。以上の引き裂き作業により、周壁の引き裂き面4が相互に異なるカッタ切断層5と引き裂き層6になり、可撓性を有する円筒形で厚肉の半導電性シームレスベルト1を得ることができる。
【0018】
上記によれば、半導電性シームレスベルト1の各端部側の周壁にカッタ3を貫通させて全カットするのではないから、不適切な切断により半導電性シームレスベルト1が必要以上に長くなったり、短くなることがない。また、図3に示すように、半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4が粗れたり、大きなかえりが多数発生することがないので、半導電性シームレスベルト1の強度や耐久性を著しく向上させることが可能となる。したがって、製品寿命を大幅に長くすることができ、しかも、半導電性シームレスベルト1の引き裂いた端面をテープ等で補強する必要がない。
【0019】
また、高粘度の材料溶液10を吐出ノズル8の先端部から連続して吐出塗布するので、金型13内で材料溶液10が四方に飛散するのをきわめて有効に抑制防止し、半導電性シームレスベルト1の肉厚を著しく均一化することができる。よって、厚さ50μm以上、特には80μm以上の高精度の厚い半導電性シームレスベルト1を短時間に好適に製造することができる。また、低速回転ではなく、高速回転中の金型13に材料溶液10を塗布するので、迅速なレベリングが非常に容易になる。また、不安定な片持ちではなく、駆動装置14と従動装置15とで金型13を安定状態に搭載するので、小径のみならず、200mm以上の大径の半導電性シームレスベルト1をも容易に遠心成形することが可能となる。
【0020】
また、駆動装置14の駆動輪19のみで金型13を回転させ、従動輪22を従わせて回転させるので、駆動輪19と従動輪22との間に速度差の発生することがなく、簡易な構成で金型13の上下動や微小なスリップをきわめて有効に防止することができる。さらに、駆動装置14に対して従動装置15が図5の矢印方向に接近又は離隔するので、金型13のメンテナンスや交換の便宜を図ったり、異なる使用の金型13に簡単に対処することが期待できる。さらにまた、弾性エラストマー20・20Aが耐熱性に優れるので、金型13を加熱しても、長時間の連続使用が大いに期待できる。
【0021】
なお、上記実施形態では半導電性シームレスベルト1を回転させてハーフカットしたものを示したが、なんらこれに限定されるものではなく、カッタ3を回転させて半導電性シームレスベルト1をハーフカットすることもできる。また、周壁の引き裂き面4を異なるカッタ切断層5と引き裂き層6としたが、表面精度の異なるカッタ3でハーフカットする等して3種、4種以上の層としても良い。また、上記実施形態では駆動装置14と従動装置15とを使用したが、従動装置15を省略し、一対の駆動装置14を使用することもできる。
【0022】
また、駆動装置14に対して従動装置15を接離可能としたが、従動装置15に対して駆動装置14を接離可能としたり、駆動装置14と従動装置15とを相互に接離可能としても良い。また、蓋16の外周面下部に駆動輪19や従動輪22の弾性エラストマー20・20Aを接触させたが、金型13の外周面下部に駆動輪19や従動輪22の弾性エラストマー20・20Aを接触させても良い。さらに、材料溶液10を完全にレベリングした後、高速回転する金型13を乾燥時に低速回転(例えば、200〜250rpm)させて溶剤を遠心力から解放し、排出するようにすれば、乾燥時間を短縮し、半導電性シームレスベルト1の肉厚を均一化することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施例1、比較例1、実施例2、比較例2、及び実施例3について順次説明する。
実施例1
(芳香族)ポリアミドイミドにカーボンD4を18.1phr添加した材料溶液10を用いて周壁の厚さが100μmの半導電性シームレスベルト1を遠心成形し、加熱、室温空冷、脱型の後、回転駆動軸に半導電性シームレスベルト1を嵌通支持させ、この半導電性シームレスベルト1の両端部側における周壁の外周面にカッタ(フェザー社製)3の先端部を貫通することのないようそれぞれ50μm切り欠き接触させた。そして、半導電性シームレスベルト1を回転させて両端部側の周壁の外周面をリング形に50μmハーフカットし、この溝状のハーフカット部分に沿って半導電性シームレスベルト1の各端部2を引き裂き、所定の長さの半導電性シームレスベルト1を得た。
【0024】
こうして得られた半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4を観察したところ、図6に示すように、引き裂き面4が醜く粗れておらず、大きなかえりも発生しないというきわめて良好な結果を得ることができた。また、ハーフカットも実に容易であった。
【0025】
比較例1
実施例1と同様の半導電性シームレスベルト1を遠心成形し、加熱、室温空冷、脱型の後、回転駆動軸に半導電性シームレスベルト1を嵌通支持させ、この半導電性シームレスベルト1の両端部側における周壁の外周面にカッタ(フェザー社製)3の先端部をそれぞれ貫通させた。そして、半導電性シームレスベルト1を回転させて各端部2を100μm全カットし、所定の長さの半導電性シームレスベルト1を得た。
この半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4を観察したところ、図7に示すように、引き裂き面4が実に粗れて醜く、大きなかえりも多数散見されるという非常に不十分な結果しか得られなかった。カットも実に困難だった。
【0026】
実施例2
基本的には実施例1と同様であるが、50μmハーフカットする際、一度に50μmハーフカットするのではなく、10μmずつ5回に分けて徐々に50μmハーフカットした。
半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4を観察したところ、図8に示すように、引き裂き面4の外観やかえりに関して良好な結果を得ることができた。
【0027】
比較例2
10μmずつ5回に分けて50μmハーフカットするのではなく、一度に50μmハーフカットした。その他の部分については、カッタ3を厚さ120μmのシック社製の両刃とした以外、実施例2と同様とした。
半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4を観察したところ、図9に示すように、引き裂き面4の外観や大きなかえりに関し、十分な結果を得ることができなかった。
【0028】
実施例3
基本的には実施例1と同様であるが、カッタ3を厚さ100μmのフェザー社製の両刃とし、このカッタ3で50μmハーフカットした。
半導電性シームレスベルト1の引き裂き面4を観察したところ、図10に示すように、引き裂き面4が美しく、大きなかえりも殆ど見られないという良好な結果を得ることができた。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、半導電性シームレスベルトの強度や耐久性を向上させることができるという効果がある。また、半導電性シームレスベルトの端面用等の補強部材を省略することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施形態における両端部側の周壁 の外周面をそれぞれカッタで周方向にリング形にハーフカットする状態を示す斜視説明図である。
【図2】図1の正面説明図である。
【図3】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施形態における半導電性シームレスベルトを示す要部拡大説明図である。
【図4】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施形態を示す部分断面説明図である。
【図5】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施形態における成形装置を示す説明図である。
【図6】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施例1を示す写真である。
【図7】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の比較例1を示す写真である。
【図8】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施例2を示す写真である。
【図9】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の比較例2を示す写真である。
【図10】本発明に係る半導電性シームレスベルトの製造方法の実施例3を示す写真である。
【図11】従来の半導電性シームレスベルトの製造方法における端部側の周壁をカッタで全カットする状態を示す説明図である。
【図12】図11の半導電性シームレスベルトの切断面を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 半導電性シームレスベルト
2 端部
3 カッタ
4 引き裂き面
5 カッタ切断層
6 引き裂き層
7 供給装置
8 吐出ノズル
9 ポンプ
10 材料溶液
11 ホッパ
12 成形装置
13 金型
14 駆動装置
15 従動装置
23 スキン層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductive seamless belt used in an electrophotographic copying machine, a laser printer, and the like .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the case of manufacturing a semiconductive seamless belt, although not shown, first, a cylindrical mold is rotated at a low speed, and a nozzle of a supply device capable of moving forward and backward is advanced into the mold. The material solution is applied and leveled from one end to the other end of the inner peripheral surface of the rotating mold, and the material is dried to form a semiconductive seamless belt by centrifugal molding.
Then, the semiconductive seamless belt removed from the mold is heated and cooled, and as shown in FIG. 11, the tip of the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional manufacturing of the semiconductive
Also, when the entire peripheral wall of the semiconductive
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and has as its object to provide a method for producing a semiconductive seamless belt which has improved strength and durability and does not particularly need to reinforce an end face .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to achieve the above object, a method for producing a semiconductive seamless belt in which semiconductivity is imparted to a resin,
A step of injecting a material solution obtained by dissolving a polymer material in a solvent into a rotating mold and centrifugally forming a semiconductive seamless belt,
A step of drying the semiconductive seamless belt and removing it from the mold,
Half-cutting the peripheral wall of the semi-conductive seamless belt removed from the mold in the circumferential direction with a cutter, and tearing the semi-conductive seamless belt to a predetermined length by using the half-cut portion. Features.
In addition, it is preferable that the half-cut depth of the cutter with respect to the peripheral wall of the semiconductive seamless belt is 10% to 90% of the thickness of the peripheral wall.
[0006]
Here, the resin in the claims may be a thermoplastic resin or a thermosetting resin. Further, the cutter is not particularly limited, and may be various single-edged, double-edged, ring-shaped or the like. When the cutter is half-cut, the outer peripheral surface of the peripheral wall may be half-cut in the circumferential direction with a cutter, but the inner peripheral surface of the peripheral wall may be half-cut in the circumferential direction with a cutter.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings, but the present invention is not limited to the following embodiments.
As shown in FIGS. 1 to 3, the endless semiconductive
[0008]
An apparatus for manufacturing the semiconductive
[0009]
As shown in FIG. 4, the supply device 7 includes
[0010]
The
[0011]
As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0012]
The
[0013]
As shown in FIG. 5, the driven
Since the
[0014]
Next, a specific method of manufacturing the semiconductive
[0015]
When the
Then, due to a difference in thermal expansion between the
[0016]
Next, the semi-conductive
[0017]
The thickness of the
[0018]
According to the above, since the
[0019]
In addition, since the high-
[0020]
Further, since the
[0021]
In the above embodiment, the semiconductive
[0022]
Further, the driven
[0023]
【Example】
Hereinafter, Example 1, Comparative Example 1, Example 2, Comparative Example 2, and Example 3 of the method for manufacturing a semiconductive seamless belt according to the present invention will be sequentially described.
Example 1
Using a
[0024]
When the
[0025]
Comparative Example 1
The same semiconductive
When the
[0026]
Example 2
Basically, it is the same as in Example 1, but when 50 μm half-cut is performed, instead of 50 μm half-cut at a time, 50 μm half-cut is gradually performed in 10 μm divided into 5 times.
When the
[0027]
Comparative Example 2
The 50 μm half-cut was performed at once, instead of dividing the 50 μm half-cut into five 10 μm steps. The other parts were the same as in Example 2 except that the
Observation of the
[0028]
Example 3
Basically, it is the same as in Example 1, except that the
When the
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is an effect that the strength and durability of the semiconductive seamless belt can be improved. In addition, it is possible to omit a reinforcing member for an end surface of the semiconductive seamless belt.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory perspective view showing a state in which an outer peripheral surface of a peripheral wall at both end portions is half-cut in a circumferential direction by a cutter in a ring shape in an embodiment of a method of manufacturing a semiconductive seamless belt according to the present invention .
FIG. 2 is an explanatory front view of FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged explanatory view of a main part showing a semiconductive seamless belt in an embodiment of a method for manufacturing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 4 is a partially sectional explanatory view showing an embodiment of a method for manufacturing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory view showing a molding apparatus in the embodiment of the method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 6 is a photograph showing Example 1 of a method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 7 is a photograph showing Comparative Example 1 of the method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 8 is a photograph showing Example 2 of the method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 9 is a photograph showing Comparative Example 2 of the method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 10 is a photograph showing Example 3 of the method for producing a semiconductive seamless belt according to the present invention.
FIG. 11 is an explanatory view showing a state in which a peripheral wall on an end side is completely cut by a cutter in a conventional method for manufacturing a semiconductive seamless belt.
FIG. 12 is an enlarged explanatory view showing a cut surface of the semiconductive seamless belt of FIG. 11;
[Explanation of symbols]
Claims (2)
溶剤に高分子材料を溶かした材料溶液を回転する金型に注入して半導電性シームレスベルトを遠心成形する工程と、 A step of injecting a material solution in which a polymer material is dissolved in a solvent into a rotating mold and centrifugally forming a semiconductive seamless belt,
この半導電性シームレスベルトを乾燥させて金型から取り外す工程と、 A step of drying the semiconductive seamless belt and removing it from the mold,
金型から取り外した半導電性シームレスベルトの周壁をカッタで周方向にハーフカットし、このハーフカット部分を用いて半導電性シームレスベルトを引き裂いて所定の長さとする工程とを含んでなることを特徴とする半導電性シームレスベルトの製造方法。 Half-cutting the peripheral wall of the semiconductive seamless belt removed from the mold in the circumferential direction with a cutter, and tearing the semiconductive seamless belt to a predetermined length by using the half-cut portion. A method for producing a semiconductive seamless belt, which is characterized in that:
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