JP3558247B2 - Sunscreen cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は日焼け止め化粧料に関する。さらに詳しくは、紫外線吸収剤含有量が少なくても高い紫外線吸収効果を与えることが出来る皮膚安全性に優れかつ優れた耐水性を有する日焼け止め化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
肌を褐色や小麦色に日焼けさせることは健康美の表現としてあるいはファッションとしての意識がある若年層を中心に積極的に日焼けをしたいと考えている人が多く、彼等は強烈な太陽光線下に肌を晒している。
【0003】
一方、近年、紫外線から肌を保護する意識が高まり、化粧料中に、ひぶくれ、紅斑等の原因となる紫外線を吸収する紫外線吸収剤を配合した日焼け止め化粧料が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紫外線に過敏な人や長い間太陽光線に肌を晒したことがない人はもちろんのこと健常人が真夏の強烈な太陽光線で適度な日焼けを楽しむには、化粧料中に紫外線吸収剤を多量に配合しなければならない。
【0005】
ところが、紫外線吸収剤の多くは皮膚刺激性を有するのでその紫外線吸収効果とうらはらに紫外線吸収剤を多量に配合した製品を繰り返し塗布すると皮膚に炎症を起こしたり色素沈着を起こしてしまう問題点があった。
【0006】
従って、日焼け止め化粧料に紫外線吸収効果の増大を期待して紫外線吸収剤を多量に配合することは紫外線によるひぶくれや紅斑防止に対しては効果が有るものの好ましいことではない。
【0007】
さらに、従来の日焼け止め化粧料は、耐水性が十分でなく海水浴や水泳などで水中に入った場合や多量に汗をかいた場合等に流れ落ちやすいため、何度も塗布する必要性があり、再塗布を忘れたときなど思わぬ炎症の原因となる問題点があた。
【0008】
また、プールにおいて使用すると、日焼け止め化粧料の基剤である油分が流出するために水汚染の一因となる問題点も有していた。
【0009】
本発明者は、従来の日焼け止め化粧料の上述の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤を配合した日焼け止め化粧料に、有機溶媒に重合体が分散された非水系ポリマーディスパージョンを配合すると紫外線吸収効果が著しく増大し更に耐水性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明は、紫外線吸収剤含有量が少なくても紫外線吸収効果が高く、したがって皮膚安全性に優れ、かつ優れた耐水性を有する日焼け止め化粧料を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、重合体が溶解しない有機溶媒を媒体とし、これに重合体(ポリマー)が分散された樹脂液である非水系ポリマーディスパージョン5〜50重量%と、紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤0.05〜30重量%とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料を提供するものである。
【0012】
また、本発明は、上記有機溶媒が下記一般式「化3」または「化4」で表される1種又は2種以上の揮発性シリコーンであることを特徴とする請求項1記載の日焼け止め化粧料を提供するものである。
【化3】
(式中、mは0〜5の整数を表す。)
【化4】
(式中、nは3〜7の整数を表す。)
【0013】
さらに、本発明は、上記重合体が、アクリル酸エステル若しくはメタクリル酸エステル若しくはビニル基含有シリコーン若しくはビニリデン基含有シリコーンの重合体、又は、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニル基含有シリコーン及びビニリデン基含有シリコーンからなる群から選ばれる2種または3種以上の共重合体、または、アクリル酸エステル単位若しくはメタクリル酸エステル単位若しくはビニル基含有シリコーン単位若しくはビニリデン基含有シリコーン単位を有する共重合体であることを特徴とする上記の日焼け止め化粧料を提供するものである。
【0014】
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明にいう非水系ポリマーディスパージョンとは、重合体が溶解しない有機溶媒を媒体とし、これに重合体(ポリマー)が分散された樹脂液を意味するが、これは、通常、有機溶媒中にて重合性モノマーを重合することにより製造することができる。ここで言う重合性モノマーは任意のものが使用できるが、特に、ラジカル重合性モノマーが好ましく、これを有機溶媒中にて、ラジカル開始剤を用いて、ラジカル重合することにより製造することができる。アニオン重合、カチオン重合、ラジカル重合等の任意の方法で重合された重合体を有機溶媒に安定分散させて製造することも可能であるが、上記の重合方法で製造したものが分散安定性の面で好ましい。非水系ポリマーディスパージョンにおける重合体と有機溶媒との組成比は任意であるが、好ましくは、(重合体):(有機溶媒)=1:25〜6:1の範囲であり、さらに好ましくは、1:7〜2:1の範囲である。
【0015】
非水系ポリマーディスパージョンに含有される重合体は、その種類は問わず、例えば、ラジカル重合性モノマーであるアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリ酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル等のアクリル酸アルキルやメタクリル酸アルキル、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニル、フルオロ炭素数1〜10のパーフルオロアルキルアクリレート、パーフルオロアルキルメタクリレート、また、下記に例示する「化5」〜「化10」の様なラジカル重合性基を分子内に有するシリコーン等を重合した重合体を挙げることが出来る。また、重合体はホモポリマーであってもコポリマーであってもよい。
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0016】
好ましい重合体は、アクリル酸エステル若しくはメタクリル酸エステル若しくはビニル基含有シリコーン若しくはビニリデン基含有シリコーンの重合体、又は、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニル基含有シリコーン、ビニリデン基含有シリコーンの任意の2種以上の組合せからなる共重合体、又は、アクリル酸エステル若しくはメタクリル酸エステル若しくはビニル基含有シリコーン若しくはビニリデン基含有シリコーンと他のモノマーとを共重合して得られるアクリル酸エステル単位若しくはメタクリル酸エステル単位若しくはビニル基含有シリコーン単位若しくはビニリデン基含有シリコーン単位を有する共重合体である。
【0017】
非水系ポリマーディスパージョンにおいて用いる有機媒体とは、重合体を溶解しないものであり、例えば、下記一般式「化11」及び「化12」で示される揮発性シリコーン、ミネラルスピリット、炭素数12〜20の飽和イソパラフィン等の脂肪族炭化水素油、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール等を挙げることが出来が、好ましくは、下記一般式「化11」及び「化12」で示される揮発性シリコーンである。
【化11】
(式中、mは0〜5の整数を表す。)
【化12】
(式中、nは3〜7の整数を表す。)
【0018】
本発明の日焼け止め化粧料への非水系ポリマーディスパーションの配合量は化粧料の形態によって異なるが、通常、0.1〜70重量%の範囲で配合可能であるが、紫外線吸収効果の向上をはかるためには、好ましくは5〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%である。
【0019】
本発明において用いられる紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤としては従来公知の紫外線吸収剤および/または紫外線酸散剤を全て有効に用いることが出来る。代表的な紫外線吸収剤を以下に列記する。安息香酸系のものとして、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPABA、N−エトキシレートPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAブチルエステル、N−ジメチルPABAアミルエステル、オクチルジメチルPABA、アントラニリック酸系のものとして、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ−ト、サリチル酸系のものとして、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート、桂皮酸系のものとしてオクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキシルジパラメトキシシンナメート、トリメトキシケイヒ酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル、ベンゾフェノン系のものとして、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジヒドロキシベンンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4〔(2−グルコキシ−2−メチル)エトキシ〕ベンゾフェノン、その他のものとして、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ニルボニリデン)−3−ペンタン−2−オン、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2’−エチル−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
【0020】
また、代表的な紫外線散乱剤としては、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛、酸化鉄、微粒子酸化鉄等が挙げられる。
【0021】
本発明においては、上記の紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤の1種または2種以上を配合することが出来る。2種以上の組み合わせ及び配合量は求める紫外線吸収効果に応じて決定される。配合量は、紫外線防止効果及び皮膚安全性効果を考慮すると、通常、日焼け止め化粧料全量に対して0.05〜30重量%、好ましくは、2〜20重量%である。しかしながら、本発明の日焼け止め化粧料は紫外線防止効果が増大するため、紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤の配合量を少なくして皮膚安全性を高めることが可能である。
【0022】
本発明の日焼け止め化粧料には上記の必須構成成分の他に、通常、化粧料に配合される成分、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、バチルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、トリオクタン酸グリセリド、2−オクチルドデシルオレート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、トリイソステアリン酸グリセリド、トリオレイン酸グリセリド、トリヤシ油脂肪酸グリセリド、オリーブ油、アボガド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、椿油、シア脂、マカデミアナッツ油、ミンク油、ラノリン、ヒマシ油、モクロウ、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロカーボン等の各種炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、油脂、ロウ類、シリコーン、フッ素油等の油分;エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ヘキサメチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、キチン、キトサン等の保湿剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、増粘剤、消炎剤、およびビタミン、ホルモン、美白剤等の薬剤、香料、金属粉末顔料、無機顔料、有機粉末、有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することは可能である。
【0023】
本発明の日焼け止め化粧料の剤形は限定されず任意の剤形をとることができ、例えば、精製水および水溶性成分および適切な界面活性剤を配合して、乳液、クリーム等の油中水型あるいは水中油型の乳化組成物とすることが可能である。なお、本発明において日焼け止め化粧料とは、紫外線吸収剤および/または紫外線散乱剤を含み日焼け防止効果を有し皮膚に使用される化粧料を意味する。
【0024】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。配合量は全て重量%である。
【0025】
実施例で用いた非水系ポリマーディスパーションの製造例を示す。
「製造例1:非水系ポリマーディスパーション」
メタクリル酸メチル15%、アクリル酸エチル25%、重合開始剤0.1%、分散安定剤としてジメチルポリシロキサングラフト重合体(分子量約15万)5%を有機媒体としてのデカメチルシクロペンタシロキサン54.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。ついで、減圧により脱モノマー処理を行った後、25℃まで冷却して外観が乳白色で分散重合物の平均粒子径が1μmの非水系ポリマーディスパーションを得た。
【0026】
「製造例2:非水系ポリマーディスパーション」
メタクリル酸メチル15%、アクリル酸エチル20%、「化13」のメタクリル酸シリコーンエステル10%、重合開始剤0.1%、分散安定剤としてのジメチルポリシロキサンングラフト共重合体(分子量約10万)5%を有機媒体としてのデカメチルシクロペンタシロキサン49.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により脱モノマーを行った後、25℃まで冷却して外観が乳白色で重合物の平均粒子径が0.6μmの非水系ポリマーディスパーションを得た。
【化13】
【0027】
「実施例1 サンスクリーンオイル」
(製法)
80℃で5を4に溶解して冷却したものに、1〜3、6を撹拌溶解した溶液を混合し容器に充填してサンスクリーンオイルを得た。
【0028】
「比較例1 サンスクリーンオイル」
実施例1の3をジメチルポリシロキサン(10cSt/25℃)に置き換えたほかは、実施例1と同様にしてサンスクリーンオイルを得た。
【0029】
「実施例2 日焼け止め油性ファンデーション」
(製法)
4〜8および10を70〜80℃で撹拌溶解した後、1〜3を加えて分散する。脱気後9を加えて所定の容器に充填して油性ファンデーションを得た。
【0030】
「比較例2 油性ファンデーション」
実施例2の7および8を流動パラフィンに置き換えた他は実施例2と同様にして油性ファンデーションを得た。
【0031】
(製法)
1〜5および9、10、12、13を70℃で撹拌溶解し、これに8を分散する。これにあらかじめ70℃で溶解した6、7、11を添加し、乳化分散後冷却して目的の乳液を得た。
【0032】
「比較例3 日焼け止め乳液」
実施例3の2をジメチルポリシロキサン(100cSt/25℃)に置き換えた他は、実施例3と同様にして日焼け止め乳液を得た。
【0033】
「日焼け防止効果」
上記の実施例1〜3および比較例1〜3で得られた化粧料を動物を用いたSPF測定法にて日焼け防止効果を評価した。すなわち、背部毛を脱毛クリームにて除去したモルモットに試料を2μl/cm2になるように塗布する。15分後に東芝FL−SEランプ12灯で紫外線を照射した。照射後24時間経過した時点で試料塗布部および無塗布部の紅斑を観察し、かすかな紅斑を起こすのに要した最少の紫外線量を求める。求めた最少紫外線から下式「数1」に従いSPF(Sun Protection Factor) を計算する。
【数1】
結果を「表1」に示す。
【0034】
【表1】
─────────────────
化粧料 SPF
─────────────────
実施例1 8.1
比較例1 4.1
実施例2 19.6
比較例2 10.2
実施例3 27.3
比較例3 12.4
─────────────────
「表1」の結果より、非水系ポリマーディスパーションを配合した実施例は比較例と比較して、非常に紫外線防止効果が増大することが分かる。
【0035】
「耐水性」
実施例1および3、比較例1および3の化粧料の耐水性の評価として、腕に化粧料を塗布した直後と、一定流水で水洗した後での紫外線吸収剤量をエタノールによる抽出で定量し、「紫外線吸収剤の残存率(%)=(水洗後の皮膚上の紫外線吸収剤量)÷(水洗前の皮膚上の紫外線吸収剤量)×100」で表した。結果を「表2」に示した。
【0036】
【表2】
──────────────────
化粧料 紫外線吸収剤の残存量
──────────────────
実施例1 95%
比較例1 20%
実施例3 70%
比較例3 40%
──────────────────
「表2」の結果より実施例は比較例と比較して、耐水性が優れていることがわかる。
【0037】
「実施例4 日焼け防止用化粧下地」
(製法)
1〜6および10、12、13を70℃で撹拌溶解し、これにあらかじめ70℃で溶解した 7、8、12を添加し、乳化分散冷却して目的の化粧下地を得た。本化粧下地は日焼け防止効果が高く、使用感触にも優れるものであった。
【0038】
「実施例5 日焼け防止用液状頬紅」
(製法)
1〜6および11〜13を70〜80℃で混合溶解する。別に7〜10を混合粉砕する。両者を撹拌混合し脱気後14を加えて液状頬紅を得た。本液状頬紅は日焼け防止効果に優れ、使用感触も良く、耐水性にも優れるものであった。
【0039】
「実施例6 サンスクリーンエアゾール」
(製法)
1〜5を70℃にて撹拌溶解し、エアゾール缶に充填後、バルブをクリンプし6を充填した。本サンスクリーンエアゾールは日焼け防止効果に優れるものであった。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば紫外線防止効果が増大されるので少量の紫外線吸収剤または紫外線散乱剤で所期の紫外線防止効果を達成でき皮膚刺激を低下させ皮膚安全性に優れた日焼け止め化粧料を提供することができる。
【0041】
さらに、優れた耐水性を有する日焼け止め化粧料が得られるので何度も塗布する必要がなくなると同時にプールの水質汚染も防止することが可能である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to sunscreen cosmetics. More specifically, the present invention relates to a sunscreen cosmetic having excellent skin safety and excellent water resistance, which can provide a high ultraviolet absorbing effect even with a low ultraviolet absorbent content.
[0002]
[Prior art]
Many people who want to tan their skin brown or tan are aggressive to tan, especially for young people who are conscious of health beauty or fashion. Exposure of skin.
[0003]
On the other hand, in recent years, awareness of protecting the skin from ultraviolet rays has increased, and sunscreen cosmetics containing an ultraviolet absorbent that absorbs ultraviolet light that causes blisters, erythema and the like in cosmetics have been developed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order for healthy people, not only those who are sensitive to ultraviolet rays or those who have never exposed their skin to the sun rays for a long time, to enjoy a proper sunburn with the intense sunlight in the summer, an ultraviolet absorber must be included in the cosmetics. In a large amount.
[0005]
However, since many UV absorbers have skin irritation properties, there is a problem that repeated application of a product containing a large amount of UV absorbers may cause irritation or pigmentation of the skin. Was.
[0006]
Therefore, it is not preferable to blend a large amount of an ultraviolet absorber in the sunscreen cosmetics in anticipation of an increase in the ultraviolet absorption effect, although this is effective for preventing blistering and erythema caused by ultraviolet rays.
[0007]
In addition, conventional sunscreen cosmetics do not have sufficient water resistance and tend to run off when entering the water, such as when bathing or swimming, or when sweating a lot, so it is necessary to apply it many times. There is a problem that causes unexpected inflammation such as when forgetting to reapply.
[0008]
Further, when used in a pool, there is also a problem that oil, which is a base material of the sunscreen cosmetics, leaks out, thereby causing water pollution.
[0009]
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above-mentioned problems of the conventional sunscreen cosmetics. As a result, a sunscreen cosmetic containing an ultraviolet absorber and / or an ultraviolet scattering agent was added to a polymer in an organic solvent. It has been found that when a non-aqueous polymer dispersion in which is dispersed is blended, the ultraviolet absorbing effect is remarkably increased and the water resistance is further improved, and the present invention has been completed.
[0010]
An object of the present invention is to provide a sunscreen cosmetic having a high ultraviolet absorbing effect even with a low ultraviolet absorber content, and therefore having excellent skin safety and excellent water resistance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is an organic solvent polymer does not dissolve a medium, the polymer non-and water-based polymer dispersion 5-50% by weight of a resin solution (polymer) were dispersed in this, UV absorbers and / or A sunscreen cosmetic comprising 0.05 to 30% by weight of an ultraviolet light scattering agent.
[0012]
Further, in the present invention, the sunscreen according to claim 1, wherein the organic solvent is one or more volatile silicones represented by the following general formulas (3) and (4). Provide cosmetics.
Embedded image
(In the formula, m represents an integer of 0 to 5.)
Embedded image
(In the formula, n represents an integer of 3 to 7.)
[0013]
Furthermore, in the present invention, the polymer is a polymer of an acrylate ester or a methacrylate ester or a vinyl group-containing silicone or a vinylidene group-containing silicone, or an acrylate ester, a methacrylate ester, a vinyl group-containing silicone and a vinylidene group-containing silicone. Two or three or more copolymers selected from the group consisting of silicones, or copolymers having acrylate units, methacrylate units, vinyl group-containing silicone units, or vinylidene group-containing silicone units. The present invention provides the above-mentioned sunscreen cosmetic.
[0014]
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail.
The non-aqueous polymer dispersion referred to in the present invention means a resin liquid in which a polymer (polymer) is dispersed in an organic solvent in which a polymer is not dissolved as a medium, and which is usually dissolved in an organic solvent. To polymerize the polymerizable monomer. Although any polymerizable monomer can be used here, a radical polymerizable monomer is particularly preferable, and a radical polymerizable monomer can be produced by radical polymerization in an organic solvent using a radical initiator. It is also possible to produce a polymer polymerized by any method such as anionic polymerization, cationic polymerization, radical polymerization and the like by stably dispersing the polymer in an organic solvent. Is preferred. The composition ratio of the polymer and the organic solvent in the non-aqueous polymer dispersion is arbitrary, but is preferably in the range of (polymer) :( organic solvent) = 1: 25 to 6: 1, more preferably, The range is 1: 7 to 2: 1.
[0015]
The polymer contained in the non-aqueous polymer dispersion may be of any kind, for example, a radical polymerizable monomer such as acrylic acid, methacrylic acid, methyl acrylate, methyl methacrylate, ethyl acrylate, ethyl methacrylate, acrylic Alkyl acrylates and alkyl methacrylates such as butyl acrylate, butyl methacrylate, 2-ethylhexyl acrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, 2-hydroxyethyl acrylate, and 2-hydroxyethyl methacrylate, styrene, α- Fatty acid vinyls such as methylstyrene, divinylbenzene, vinyl acetate, and vinyl propionate; perfluoroalkyl acrylates and perfluoroalkyl methacrylates having 1 to 10 fluorocarbons; Like deer Polymerizable group may be mentioned a polymer obtained by polymerizing a silicone or the like having in the molecule. Further, the polymer may be a homopolymer or a copolymer.
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[0016]
Preferred polymers are polymers of acrylic acid esters or methacrylic acid esters or vinyl group-containing silicones or vinylidene group-containing silicones, or arbitrary two kinds of acrylic acid esters, methacrylic esters, vinyl group-containing silicones, and vinylidene group-containing silicones. A copolymer comprising the above combinations, or an acrylate or methacrylate unit obtained by copolymerizing an acrylate or methacrylate or a vinyl group-containing silicone or a vinylidene group-containing silicone with another monomer or It is a copolymer having a vinyl group-containing silicone unit or a vinylidene group-containing silicone unit.
[0017]
The organic medium used in the non-aqueous polymer dispersion does not dissolve the polymer, and is, for example, a volatile silicone represented by the following general formulas “Chemical formula 11” and “Chemical formula 12”, mineral spirits, and C12 to C20. Aliphatic hydrocarbon oils such as saturated isoparaffins, and lower alcohols such as ethanol, propanol and isopropanol. Preferred are volatile silicones represented by the following general formulas (Chemical Formula 11) and (Chemical Formula 12). is there.
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(In the formula, m represents an integer of 0 to 5.)
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(In the formula, n represents an integer of 3 to 7.)
[0018]
The amount of the non-aqueous polymer dispersion to be added to the sunscreen cosmetic of the present invention varies depending on the form of the cosmetic, but it can be usually added in the range of 0.1 to 70% by weight. For measurement, it is preferably 5 to 50% by weight, more preferably 10 to 40% by weight.
[0019]
As the ultraviolet absorber and / or ultraviolet scattering agent used in the present invention, all conventionally known ultraviolet absorbers and / or ultraviolet acid scattering agents can be effectively used. Representative UV absorbers are listed below. As benzoic acid-based compounds, para-aminobenzoic acid (hereinafter abbreviated as PABA), glyceryl PABA, ethyl dihydroxypropyl PABA, N-ethoxylate PABA ethyl ester, N-dimethyl PABA ethyl ester, N-dimethyl PABA butyl ester, N- Dimethyl PABA amyl ester, octyl dimethyl PABA, anthranilic acid-based homomenthyl-N-acetylanthranilate, salicylic acid-based amyl salicylate, menthyl salicylate, homomenthyl salicylate, octyl salicylate, phenyl salicylate, Benzyl salicylate, p-isopropanol phenyl salicylate, cinnamic acid octylcinnamate, ethyl-4-isopropylcinnamate, ethyl 2,4-diisopropylcinnamate, methyl-2,4-diisopropylcinnamate, propyl-p-methoxycinnamate, isopropyl-p-methoxycinnamate, isoamyl-p-methoxycinnamate, 2-ethylhexyl-p-methoxycinnamate Mate, 2-ethoxyethyl-p-methoxycinnamate, cyclohexyl-p-methoxycinnamate, ethyl-α-cyano-β-phenylcinnamate, 2-ethylhexyl-α-cyano-β-phenylcinnamate, glyceryl mono- 2-ethylhexyl diparamethoxycinnamate, methyl bis (trimethylsiloxy) silyl isopentyl trimethoxycinnamate, and benzophenone-based compounds such as 2,4-dihydroxybenzophenone and 2,2′-dihydroxy-4-methoxy Nzophenone, 2,2'-dihydroxy-4,4'-dihydroxybenzophenone, 2,2 ', 4,4'-tetrahydroxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxy -4'-methylbenzophenone, 4-phenylbenzophenone, 2-ethylhexyl-4'-phenylbenzophenone-2-carboxylate, 2-hydroxy-4-n-octoxybenzophenone, 4-hydroxy-3-carboxybenzophenone, 2- Hydroxy-4 [(2-glucoxy-2-methyl) ethoxy] benzophenone, and others such as 3- (4′-methylbenzylidene) -d, l-camphor, 3-benzylidene-d, l-camphor, urocanic acid Urocanic acid ethyl ester, 2-phenyl-5 Methylbenzoxazole, 2,2'-hydroxy-5-methylphenyl-benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-5-t-octylphenyl) benzotriazole, dibenzarazin, dianisoylmethane, 4-methoxy-4 ' -T-butyldibenzoylmethane, 5- (3,3-dimethyl-2-ylbonylidene) -3-pentan-2-one, 2,4,6-trianilino-p- (carbo-2'-ethyl-hexyloxy ) -1,3,5-triazine and the like.
[0020]
Typical examples of the ultraviolet scattering agent include titanium oxide, fine particle titanium oxide, zinc oxide, fine particle zinc oxide, iron oxide, and fine particle iron oxide.
[0021]
In the present invention, one or more of the above-mentioned ultraviolet absorbers and / or ultraviolet scattering agents can be blended. The combination and blending amount of two or more are determined according to the required ultraviolet absorption effect. The amount is usually 0.05 to 30% by weight, and preferably 2 to 20% by weight, based on the total amount of the sunscreen cosmetics in consideration of the ultraviolet ray preventing effect and the skin safety effect. However, since the sunscreen cosmetics of the present invention have an increased effect of preventing ultraviolet rays, it is possible to improve the skin safety by reducing the amount of the ultraviolet absorber and / or ultraviolet scattering agent.
[0022]
In the sunscreen cosmetic of the present invention, in addition to the above-mentioned essential components, components usually incorporated in cosmetics, for example, squalane, liquid paraffin, light liquid isoparaffin, vaseline, microcrystalline wax, ozokerite, ceresin, myristin Acid, palmitic acid, stearic acid, oleic acid, isostearic acid, behenic acid, cetyl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, batyl alcohol, cetyl-2-ethylhexanoate, 2-ethylhexyl palmitate, 2-octyldodecyl myristate , Neopentyl glycol-2-ethylhexanoate, glyceride trioctanoate, 2-octyldodecyl oleate, isopropyl myristate, myristyl myristate, glyceride triisostearate, triolei Acid glycerides, tricoconut oil fatty acid glycerides, olive oil, avocado oil, jojoba oil, sunflower oil, safflower oil, camellia oil, shea butter, macadamia nut oil, mink oil, lanolin, castor oil, mocro, dimethylpolysiloxane, cyclic dimethylpolysiloxane, Various hydrocarbon oils such as methylphenyl polysiloxane, polyether-modified silicone, amino-modified silicone, alkyl-modified silicone, perfluoropolyether and perfluorocarbon, higher fatty acids, higher alcohols, esters, oils and fats, waxes, silicone, fluorine oil Oils such as ethylene glycol, diethylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin, hexamethylene glycol, 1,2-pentanediol, isoprene glycol, polyethylene glycol, Moisturizers such as pyrene glycol, dipropylene glycol, diglycerin, polyglycerin, hyaluronic acid, chondroitin sulfate, chitin, chitosan, surfactants, ultraviolet absorbers, antioxidants, preservatives, thickeners, anti-inflammatory agents, and It is not possible to mix vitamins, hormones, agents such as whitening agents, fragrances, metal powder pigments, inorganic pigments, organic powders, organic pigments, chlorophyll, natural pigments such as β-carotene, etc. within a range not to impair the effects of the present invention. It is possible.
[0023]
The dosage form of the sunscreen cosmetics of the present invention is not limited and can take any dosage form. For example, purified water and a water-soluble component and a suitable surfactant are blended to prepare an emulsion such as an emulsion or a cream. It can be a water-type or oil-in-water emulsion composition. In the present invention, the sunscreen cosmetic means a cosmetic which contains an ultraviolet absorber and / or an ultraviolet scattering agent, has a sunscreen preventing effect, and is used on the skin.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto. All amounts are by weight.
[0025]
A production example of a non-aqueous polymer dispersion used in Examples is shown.
"Production Example 1: Non-aqueous polymer dispersion"
15. Methyl methacrylate, 25% ethyl acrylate, 0.1% polymerization initiator, 5% dimethylpolysiloxane graft polymer (molecular weight: about 150,000) as a dispersion stabilizer, and 5% decamethylcyclopentasiloxane as an organic medium. The mixture was stirred at 120 ° C. for 10 hours to perform polymerization. Then, after performing demonomerization treatment under reduced pressure, the mixture was cooled to 25 ° C. to obtain a non-aqueous polymer dispersion having a milky white appearance and an average particle diameter of a dispersion polymer of 1 μm.
[0026]
"Production Example 2: Non-aqueous polymer dispersion"
15% of methyl methacrylate, 20% of ethyl acrylate, 10% of methacrylic acid silicone ester of Chemical formula 13, 0.1% of polymerization initiator, dimethylpolysiloxane graft copolymer as dispersion stabilizer (molecular weight of about 100,000) ) 5% was added to 49.9% of decamethylcyclopentasiloxane as an organic medium, and the mixture was stirred at 120 ° C for 10 hours to carry out polymerization. Subsequently, after demonomerization was performed under reduced pressure, the mixture was cooled to 25 ° C. to obtain a non-aqueous polymer dispersion having a milky white appearance and an average particle diameter of the polymer of 0.6 μm.
Embedded image
[0027]
"Example 1 sunscreen oil"
(Production method)
A solution obtained by dissolving 5 in 4 at 80 ° C. and cooling was mixed with a solution obtained by stirring and dissolving 1 to 3 and 6 and filled in a container to obtain a sunscreen oil.
[0028]
"Comparative Example 1 Sunscreen oil"
A sunscreen oil was obtained in the same manner as in Example 1, except that 3 in Example 1 was replaced with dimethylpolysiloxane (10 cSt / 25 ° C.).
[0029]
"Example 2 sunscreen oily foundation"
(Production method)
After stirring and dissolving 4 to 8 and 10 at 70 to 80 ° C, 1 to 3 are added and dispersed. After degassing, 9 was added, and the mixture was filled in a predetermined container to obtain an oily foundation.
[0030]
"Comparative Example 2 Oily Foundation"
An oily foundation was obtained in the same manner as in Example 2, except that liquid paraffin was used in place of 7 and 8 in Example 2.
[0031]
(Production method)
1 to 5 and 9, 10, 12, and 13 are stirred and dissolved at 70 ° C., and 8 is dispersed therein. To this, 6, 7, and 11 previously dissolved at 70 ° C. were added, emulsified and dispersed, and then cooled to obtain a desired emulsion.
[0032]
"Comparative Example 3 Sunscreen emulsion"
A sunscreen emulsion was obtained in the same manner as in Example 3, except that 2 in Example 3 was replaced with dimethylpolysiloxane (100 cSt / 25 ° C.).
[0033]
"Sunburn prevention effect"
The sun protection effect of the cosmetics obtained in Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3 was evaluated by an SPF measurement method using animals. That is, the sample is applied to a guinea pig from which the back hair has been removed with a depilatory cream to a concentration of 2 μl / cm 2 . Fifteen minutes later, ultraviolet light was irradiated with 12 Toshiba FL-SE lamps. At 24 hours after the irradiation, the erythema of the sample-applied portion and the non-applied portion is observed, and the minimum amount of ultraviolet light required to cause faint erythema is determined. The SPF (Sun Protection Factor) is calculated from the obtained minimum ultraviolet ray according to the following equation (Equation 1).
(Equation 1)
The results are shown in "Table 1".
[0034]
[Table 1]
─────────────────
Cosmetic SPF
─────────────────
Example 1 8.1
Comparative Example 1 4.1
Example 2 19.6
Comparative Example 2 10.2
Example 3 27.3
Comparative Example 3 12.4
─────────────────
From the results shown in Table 1, it can be seen that the examples in which the non-aqueous polymer dispersion is blended have a much higher ultraviolet ray preventing effect than the comparative examples.
[0035]
"water resistant"
As an evaluation of the water resistance of the cosmetics of Examples 1 and 3 and Comparative Examples 1 and 3, the amount of the ultraviolet absorbent immediately after the cosmetic was applied to the arm and after washing with constant running water was quantified by extraction with ethanol. It was expressed as "residual rate (%) of ultraviolet absorber = (amount of ultraviolet absorber on skin after washing) / (amount of ultraviolet absorber on skin before washing) × 100". The results are shown in "Table 2".
[0036]
[Table 2]
──────────────────
Cosmetics Residual amount of UV absorber──────────────────
Example 1 95%
Comparative Example 1 20%
Example 3 70%
Comparative Example 3 40%
──────────────────
From the results in Table 2, it can be seen that the examples are superior to the comparative examples in water resistance.
[0037]
Example 4 Sunburn Prevention Makeup Base
(Production method)
1 to 6, and 10, 12, and 13 were stirred and dissolved at 70 ° C., and 7, 8, and 12 previously dissolved at 70 ° C. were added thereto, and emulsified, dispersed and cooled to obtain a desired makeup base. The present makeup base had a high sunburn preventing effect and was excellent in use feeling.
[0038]
"Example 5 Sunburn-preventing liquid blusher"
(Production method)
1 to 6 and 11 to 13 are mixed and dissolved at 70 to 80 ° C. Separately, 7 to 10 are mixed and pulverized. Both were stirred and mixed, and after degassing, 14 was added to obtain a liquid rouge. This liquid blusher was excellent in sunburn preventing effect, good in use feeling, and excellent in water resistance.
[0039]
"Example 6 sunscreen aerosol"
(Production method)
After stirring and dissolving 1 to 5 at 70 ° C. and filling in an aerosol can, the valve was crimped and 6 was filled. This sunscreen aerosol was excellent in the effect of preventing sunburn.
[0040]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, since the ultraviolet-ray prevention effect is increased, the sunscreen cosmetics which can achieve the desired ultraviolet-ray prevention effect with a small amount of ultraviolet absorbers or ultraviolet scattering agents, reduce skin irritation and are excellent in skin safety are provided. be able to.
[0041]
Furthermore, since a sunscreen cosmetic having excellent water resistance can be obtained, it is not necessary to apply the sunscreen cosmetic many times, and at the same time, it is possible to prevent water pollution of the pool.
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