JP3556604B2 - Wall quantity optimization system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間取り図の設計時に耐力壁量の最適化を図るようにした壁量最適化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の設計は一般に次のような手順で行う。まず、顧客から建物の間取りについて希望を聞く。決定した間取りに従って設計図面を作成する。次に、作成された設計図面に従って、建物の構造計算を行う。構造計算により、建築基準法や、住宅の品質確保の促進等に関する法律の規定に基づいた性能評価基準(以下単に性能評価基準と呼ぶ)により定められた構造強度を満たすかどうかの判断が行われる。風や地震による外力に対しては、一定以上の強度を持つ壁(耐力壁)が十分な量だけ配置されていなければ、風圧や地震の振動や衝撃に対する耐力基準を満たさない。耐力壁が並んだ耐力壁線で区切られた各床区画が一定以上の強度を持たないと耐震基準を満たさない。要求される床の強度は、耐力壁線の位置や間隔によって異なる。床の強度は、火打ち梁という補強材の数や、床組などの構造方法による強度から計算される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
建物の間取りを打ち合わせしてその概略が決定すると、上記のようにして、建築基準法や性能評価基準により定められた耐力基準を満たすことを確認する。もし、その時点で基準を満たさないことが判明した場合には、再度間取りの打ち合わせをする。しかしながら、基準を満たすかどうかの判断のためには、そのつど設計のやり直し作業が必要になる。従って、間取りの検討には設計者に多くの負担がかかる。また、間取りを変更してもただちに上記基準を満たすかどうかの判断をすることができないと、顧客のほうも、何度も打ち合わせを要求され、間取り決定に非常に時間がかかるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
建物の間取り図を表示するための設計図面データを記憶した記憶装置と、上記記憶装置に記憶された建物の間取り図を表示するディスプレイと、上記建物の間取り図をコンピュータのディスプレイに表示する間取り図表示手段と、上記間取り図のデータ中に含まれる耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁の長さを累積する処理と、耐力壁の長さの累積値と基準値とを比較する処理と、耐力壁の長さの累積値が基準値以上の場合にその耐力壁が並んだ上記直線を耐力壁線として上記ディスプレイに表示する処理とを順にコンピュータに実行させる耐力壁線表示手段と、上記ディスプレイで、建物の間取り図と耐力壁線とを表示した、上記表示画面の周辺部に、帯状に形成したグラフスペースを設け、当該グラフスペースの長手方向に伸びたバーの長さを用いて、該当する方向の上記耐力壁の長さの累積値を表示し、かつ、このグラフスペース上に、上記バーの長さと比較すべき複数の指標を表示する処理をコンピュータに実行させる表示手段とを設けたことを特徴とする壁量最適化システム。
【0005】
〈構成2〉
建物の間取り図を表示するための設計図面データを記憶した記憶装置と、上記記憶装置に記憶された建物の間取り図を表示するディスプレイとを備えたコンピュータを、上記建物の間取り図をコンピュータのディスプレイに表示する間取り図表示手段と、上記間取り図のデータ中に含まれる耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁の長さを累積する処理と、耐力壁の長さの累積値と基準値とを比較する処理と、耐力壁の長さの累積値が基準値以上の場合にその耐力壁が並んだ上記直線を耐力壁線としてディスプレイに表示する処理とを順にコンピュータに実行させる耐力壁線表示手段と、上記ディスプレイで、建物の間取り図と耐力壁線とを表示した、上記表示画面の周辺部に、帯状に形成したグラフスペースを設け、当該グラフスペースの長手方向に伸びたバーの長さを用いて、該当する方向の上記耐力壁の長さの累積値を表示し、かつ、このグラフスペース上に、上記バーの長さと比較すべき複数の指標を表示する処理をコンピュータに実行させる表示手段、として機能させるためのコンピュータプログラム。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
この発明では間取り図を解析することにより、耐力壁線の位置と、耐力壁線に区切られた各床の床倍率を求めて、各床の床倍率が所定の基準を満たすかどうかを自動的に判定して、その結果をディスプレイに表示する。また、壁の種類や間取りを変更したとき、耐力壁線の位置を再度検出してその結果を上記判定に反映させる。これにより、間取りを検討しながらその場で必要床倍率を満たす設計が可能になる。
【0010】
図1は本発明の壁量最適化システムを実現するためのコンピュータ内部機能ブロック図である。
このコンピュータは、例えば顧客と設計担当記者とが間取り図を打ち合わせする際に操作するパーソナルコンピュータやワークステーションである。なお、顧客と設計担当者とが打ち合わせに使用するコンピュータと、この図に示すような内容の演算処理を行うコンピュータとが、互いにネットワークを介して接続されており、分散処理をするような構成であっても差し支えない。このコンピュータには、ディスプレイ1、記憶装置2、操作部4といったハードウェアが設けられている。ディスプレイ1には間取り図などが表示される。記憶装置2にはCADデータ3が記憶されている。CADデータ3は間取り図などを表示するための設計図面データである。操作部4はキーボード5やマウス6などから構成される。この操作部4を用いて、ディスプレイ1に表示された間取り図を、壁量が最適化されるまで変更したり修正する作業をする。
【0011】
間取り図表示手段7、耐力壁線表示手段8、比較演算処理手段9といった機能ブロックは、間取り図の打ち合わせや壁量の最適化処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムからなる。存在床倍率11や必要床倍率12は、演算処理のためにコンピュータの記憶装置に記憶されたデータである。これらは、間取り図のデータとともにCADデータ3の中に含まれて生きて必要に応じて抽出されればよい。
【0012】
図2は、ディスプレイに表示された間取り図の例を示す説明図である。
顧客と設計担当者とはあらかじめ適当な間取りを決定し、間取り図表示手段7は、その間取り図20をディスプレイ1に表示する。耐力壁線表示手段8は、この間取り図中で、全ての耐力壁を検出し、同一直線上に並んだ耐力壁の長さを累積する。耐力壁の長さの累積値が基準値以上の場合には、その耐力壁が並んだ直線を耐力壁線とし、間取り図中に表示する。図2の例では、耐力壁を白抜きの枠で表示し、耐力壁線21を濃い実線で表示した。耐力壁線21の端には壁長Kと奥行きLとを並べて表示した。耐力壁線の壁長Kと奥行きLとを具体的に表示したのは、壁量の見直しと最適化作業を容易にするためである。
【0013】
基準値は、例えば、建物のその直線方向の長さの60パーセント以上耐力壁が並んだ場合とする。耐力壁線で区切られた床を床区画と呼ぶとき、全ての床区画ごとに存在床倍率を求める。存在床倍率というのは、設計上の床の強度のことである。図中で、各床の横の表示は、αが耐力壁線の状態によって決まる必要床倍率算出上の係数、Eが地震に対する必要床倍率、Wが風に対する必要床倍率、Aが平均床倍率である。
【0014】
例えば2階建ての場合に上の階の状態を見て床、屋根、吹き抜けの各部分の仕様によって決まる標準床倍率を存在床倍率に引き当てる。なお、1つの床区画にそれぞれ異なる床倍率を持つ部分が存在する場合には、すべての床倍率の平均値をこの床区画の存在床倍率とする。なお、この処理では、標準の床強度を各部位に設定し、この標準の値で存在床倍率を計算してしまう。詳細な構造設計の確定前でも、床倍率のチェックを行えるようにするためである。次に、その床区画の必要床倍率を求める。必要床倍率というのは、品確法の性能評価基準で定められた基準を満たす床倍率のことである。まず、地震に対する必要床倍率を求める。次に、風に対する必要床倍率を求める。そして、いずれか大きい方の値を実際の必要床倍率として採用する。
【0015】
図3は、比較演算処理手段が動作した後の間取り図例の説明図である。
存在床倍率と必要床倍率とを求めた後は、存在床倍率が必要床倍率よりも大きいことを確認する。この条件を満たす場合には、設計中の間取りは、建築基準法や新性能評価基準で定められた基準を満たすと言える。一方、この基準を満たさない場合には耐力壁の位置を変更したり間取りを変更したりして、設計の見直しをしなければならない。そこで、条件を満たさない床区画を他の床区画と区別するために、例えば、図3に示すように、該当する床区画25に検討方向のハッチングを施す。設計の見直しは次のように行う。まず、耐力壁線21の間隔を狭くして、該当する床区画25の面積を狭くする。床区画の面積が狭くなれば必要床倍率が小さくなる。
【0016】
耐力壁線21の間隔を狭くするためには、これまで耐力壁線がなかった部分に耐力壁を追加して耐力壁線を増やす方法がある。これまであった耐力壁の位置を変更することによって耐力壁線の位置を変更する方法もある。床をはさむ上下階の耐力壁線の位置を一致させ、必要床倍率を小さくすることができる。また、床の設計上の強度を高くして存在床倍率を高くすることもできる。具体的には火打梁の量を増やしたり、床の仕様を変更する方法がある。存在床倍率あるいは必要床倍率を変更した後は、再度、存在床倍率が必要床倍率よりも大きいことを確認する。これを繰り返して最適な間取りを決める。
【0017】
図4は、上記の画面上で床区画の一部を標準の床倍率から変更し強度を高める際に表示される床区画の属性データの例を示す説明図である。
画面30には、面材張床面の表示31と倍率の表示32と、面材張屋根面の表示33と倍率の表示34と、火打水平構面の表示35と倍率の表示36と、合計倍率の表示37とが設けられている。これらにより、変更する部分の存在床倍率が分かる。さらに、変更箇所を含む床区画におけるX方向およびY方向に見た平均床倍率と必要床倍率の比較表示38および比較判定結果の表示39とが設けられている。こうして、例えば存在床倍率が必要床倍率に満たない床区画の属性値を手入力により変更して、条件を満たすように調整する事が可能になる。
【0018】
図5は上記のコンピュータプログラムの具体的な動作を示すフローチャートである。
まずステップS1において間取り図が入力され、間取り図表示手段7により間取り図がディスプレー1に表示された後、ステップS2で図示しないスタートキーがクリックされると、ステップS3で耐力壁線表示手段8が動作し、壁線の選択が行われる。この壁線は、間取り図上の壁が存在するすべての線をいう。ステップS4で最初の壁線上で耐力壁の長さを累積する。次にステップS5で、耐力壁の長さを基準値と比較し基準値以上ならすでに説明した要領で耐力壁線を表示する。
【0019】
次のステップS6で、すべての壁線について選択を終了したかどうか判断をする。残りの壁線が存在すればステップS3に戻る。こうしてステップS3からステップS6の処理を繰り返す。すべての壁線についての処理が終了するとステップS7に進む。ステップS7では、比較演算処理手段9が起動する。こんどは耐力壁線で区切られたすべての床区画について、存在床倍率と必要床倍率との比較演算処理を行う。ステップS7で最初の床区画を選択すると、ステップS8で存在床倍率と必要床倍率との比較をする。存在床倍率が必要床倍率よりも小さい場合にはステップS9からステップS10に進み、該当床区画にハッチングを施す。ステップS11では、すべての床区画についてこの演算処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければステップS7に戻って再びステップS7からステップS11までの処理を繰り返す。
【0020】
以上のステップS1からステップS11までの処理によって、最初に入力した間取りに対する判定結果が表示される。その判定結果に基づいて、存在床倍率が不足している部分に着目し、耐力壁線を移動したり、間取りを変更したり、耐力壁を増やしたり、床強度を変更したりといった処理を行う。その結果を再びコンピュータに入力する。そして上記ステップS1からステップS11の処理を再度実行させる。コンピュータによる演算処理が極めて高速に行われるから、間取りを打ち合わせながら、規格を満たさない場合には適宜修正を加えて、間取りおよび壁量の最適化を図っても設計担当者に大きな負担にならない。しかも、標準の床強度を各部位に設定し、この標準の床強度の値に基づいて存在床倍率を計算するようにすれば、構造設計を行わなくても床倍率のチェックが行えるという効果がある。従って、間取り打ち合わせに従って構造設計をして、壁量不足がわかると再度間取り打ち合わせをしなければならなくなるといった従来の問題を解消できる。
【0021】
図6は壁量の具体的な表示方法変形例を示す説明図である。
上記の例では、各壁線に沿ってそれぞれ耐力壁線の壁長Kと奥行きLとを数値で表示した。しかしながら、壁量計算の際に、X方向、Y方向について、それぞれ合計壁長を確認することが要求される。そこで、図のように、画面50の辺部にグラフスペースを設けるようにした。このバー52の長さは、Y方向の合計壁長に対応する。その値を、「存在壁量」というようにして表示した。31.40は、耐力壁の壁長を単位メートル(m)で表示したものである。また、このグラフスペースには、同時に、等級2、等級3、(基準法×安全率)という3種類の指標53、54、55を示した。耐力壁の壁長が等級2を越えているか、等級3を越えているか、社内規格の安全率を考慮した上で基準法の全ての条件をクリアしているかといった複数の評価基準に対する各レベルをこのグラフスペースで同時に評価できる。この例では、Y方向の総壁量を表示するためのグラフスペースのみを示したが、X方向についても同様である。
【0022】
このように、表示画面の周辺部に帯状に形成したグラフスペースに、所定のデータ量をグラフスペースの長手方向に伸びたバーの長さを用いて表示し、このグラフスペース上に、そのデータ量と比較すべき複数の指標を表示するようにすれば、非常に狭いスペースを用いて、壁長のような重要なデータを明瞭に分かりやすく表示する事ができる。即ち、このような表示により、耐力壁量を増減させながら、壁量の適正化と床倍率の設定の適正化を並行して行えるようになる。なお、図に示した各機能ブロックは、それぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよいし、一体化したプログラムモジュールにより構成してもよい。また、これらの機能ブロックの全部または一部を論理回路によるハードウエアで構成しても構わない。また、各プログラムモジュールは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで動作させてもよいし、独立のプログラムとして動作させてもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、インストールして利用することができる。また、ネットワークを通じてコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁量最適化システムを実現するためのコンピュータ内部機能ブロック図である。
【図2】ディスプレイに表示された間取り図の例を示す説明図である。
【図3】比較演算処理手段が動作した後の間取り図例の説明図である。
【図4】床区画の一部を標準の床倍率から変更し強度を高める際に表示される床区画の属性データの例を示す説明図である。
【図5】上記のコンピュータプログラムの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図6】壁量の具体的な表示方法変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 記憶装置
3 CADデータ
4 操作部
5 キーボード
6 マウス
7 間取り図表示手段
8 耐力壁線表示手段
9 比較演算処理手段
11 存在床倍率
12 必要床倍率[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wall amount optimizing system for optimizing a load-bearing wall amount when designing a floor plan.
[0002]
[Prior art]
Building design is generally performed in the following procedure. First, the customer asks about the layout of the building. Create design drawings according to the determined layout. Next, the structural calculation of the building is performed according to the created design drawing. Through the structural calculation, it is determined whether or not the structural strength satisfies the structural strength stipulated by the Building Standards Act and the performance evaluation standards (hereinafter simply referred to as performance evaluation standards) based on the provisions of the Act on Ensuring Housing Quality. . Unless a sufficient amount of walls (bearing walls) having a certain strength are provided for external force due to wind and earthquake, the strength standards for wind pressure, earthquake vibration and impact are not satisfied. If each floor section separated by a load-bearing wall line with load-bearing walls does not have a certain strength or more, it will not meet the earthquake resistance standards. The required floor strength varies depending on the positions and intervals of the load-bearing wall lines. The strength of the floor is calculated from the number of reinforcing members called fire beams and the strength by a structural method such as a floor group.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the conventional techniques as described above have the following problems to be solved.
When the floor plan of the building is discussed and its outline is determined, it is confirmed that the building satisfies the proof standard defined by the Building Standards Act and the performance evaluation standards as described above. If it is found out that the standard is not satisfied at that time, the floor plan will be discussed again. However, in order to determine whether or not the standard is satisfied, it is necessary to re-design each time. Therefore, studying the floor plan places a lot of burden on the designer. Also, if it is not possible to immediately judge whether or not the above criteria are met even if the floor plan is changed, the customer will also be required to make arrangements many times, and there will be a problem that it will take a very long time to determine the floor plan. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration to solve the above points.
<
A storage device storing design drawing data for displaying a floor plan of a building, a display for displaying a floor plan of the building stored in the storage device, and a floor plan for displaying the floor plan of the building on a display of a computer Display means, processing for detecting a load-bearing wall included in the data of the floor plan, processing for detecting a load-bearing wall aligned on the same straight line, and processing for accumulating the length of the load-bearing wall aligned on the same straight line. And processing for comparing the cumulative value of the length of the load-bearing wall with the reference value, and the display in which the straight line on which the load-bearing wall is arranged is taken as a load-bearing wall line when the cumulative value of the length of the load-bearing wall is equal to or more than the reference value. And a load-bearing wall line displaying means for causing a computer to sequentially execute processing to be displayed on the display screen, and a graph formed in a strip shape on the periphery of the display screen on which the floor plan of the building and the load-bearing wall line are displayed on the display. A pace is provided, the cumulative value of the length of the load-bearing wall in the corresponding direction is displayed using the length of the bar extending in the longitudinal direction of the graph space, and the length of the bar is displayed on the graph space. And a display means for causing a computer to execute a process of displaying a plurality of indices to be compared with the wall amount optimizing system.
[0005]
<
A computer having a storage device storing design drawing data for displaying a floor plan of a building, and a display for displaying the floor plan of the building stored in the storage device. Means for displaying the floor plan included in the floor plan data, processing for detecting the load-bearing walls included in the data of the floor plan, processing for detecting the load-bearing walls aligned on the same straight line, and the length of the load-bearing walls aligned on the same straight line. And a process for comparing the cumulative value of the length of the load-bearing wall with the reference value. When the cumulative value of the length of the load-bearing wall is equal to or greater than the reference value, the straight line on which the load-bearing wall is arranged is subjected to the load bearing. A load-bearing-wall-line displaying means for causing a computer to sequentially execute processing for displaying on a display as a wall line, and a band on a peripheral portion of the display screen on which a floor plan of a building and a load-bearing wall line are displayed on the display. Is provided, and the cumulative value of the length of the load-bearing wall in the corresponding direction is displayed using the length of the bar extending in the longitudinal direction of the graph space, and, on this graph space, A computer program for functioning as display means for causing a computer to execute a process of displaying a plurality of indices to be compared with the bar length.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described using specific examples.
In the present invention, by analyzing the floor plan, the position of the load-bearing wall line and the floor magnification of each floor divided by the load-bearing wall line are obtained, and it is automatically determined whether the floor magnification of each floor satisfies a predetermined standard. And the result is displayed on the display. Further, when the type or layout of the wall is changed, the position of the load-bearing wall line is detected again, and the result is reflected in the determination. This enables a design that satisfies the required floor magnification on the spot while studying the floor plan.
[0010]
FIG. 1 is a functional block diagram of a computer for realizing the wall amount optimizing system of the present invention.
This computer is, for example, a personal computer or a workstation operated when a customer and a reporter in charge of design discuss a floor plan. A computer used for a meeting between a customer and a designer and a computer performing arithmetic processing with contents as shown in this figure are connected to each other via a network, and are configured to perform distributed processing. There is no problem. This computer is provided with hardware such as a
[0011]
The functional blocks such as the floor plan display means 7, the load-bearing wall line display means 8, and the comparison operation processing means 9 are composed of a computer program for causing a computer to execute a plan for a floor plan and a process of optimizing a wall amount. The existing floor magnification 11 and the required floor magnification 12 are data stored in a storage device of a computer for calculation processing. These may be included in the
[0012]
FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating an example of a floor plan displayed on a display.
The customer and the designer in charge determine an appropriate floor plan in advance, and the floor plan display means 7 displays the
[0013]
The reference value is, for example, a case where bearing walls are arranged at least 60% of the length of the building in the linear direction. When a floor separated by the load-bearing wall line is called a floor section, an existing floor magnification is obtained for every floor section. The existing floor magnification is a design floor strength. In the figure, the horizontal display of each floor indicates that α is a coefficient for calculating the required floor magnification determined by the state of the load-bearing wall line, E is the required floor magnification for earthquake, W is the required floor magnification for wind, and A is the average floor magnification. It is.
[0014]
For example, in the case of a two-story building, the standard floor magnification determined by the specifications of the floor, the roof, and the stairwell is assigned to the existing floor magnification by looking at the state of the upper floor. If there are portions having different floor magnifications in one floor section, the average value of all floor magnifications is set as the existing floor magnification of this floor section. In this process, a standard floor strength is set for each part, and the existing floor magnification is calculated using the standard value. This is because the floor magnification can be checked even before the detailed structural design is determined. Next, the required floor magnification of the floor section is determined. The required floor magnification is a floor magnification that satisfies the standard defined by the performance evaluation standard of the quality assurance method. First, the required floor magnification for an earthquake is determined. Next, the required floor magnification for the wind is determined. Then, the larger value is adopted as the actual required floor magnification.
[0015]
FIG. 3 is an explanatory diagram of a floor plan example after the comparison operation processing means operates.
After obtaining the existing bed magnification and the required bed magnification, it is confirmed that the existing bed magnification is larger than the required bed magnification. When this condition is satisfied, it can be said that the floor plan during the design satisfies the standards defined by the Building Standards Act and the new performance evaluation standards. On the other hand, if this standard is not satisfied, the design must be reviewed by changing the position of the load-bearing wall or changing the layout. Therefore, in order to distinguish a floor section that does not satisfy the condition from other floor sections, for example, as shown in FIG. 3, the
[0016]
In order to reduce the interval between the load-
[0017]
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of attribute data of a floor section displayed when a part of the floor section is changed from the standard floor magnification to increase the strength on the screen.
The
[0018]
FIG. 5 is a flowchart showing a specific operation of the computer program.
First, in step S1, a floor plan is input, and the floor plan is displayed on the
[0019]
In the next step S6, it is determined whether or not selection has been completed for all wall lines. If there are remaining wall lines, the process returns to step S3. Thus, the processing from step S3 to step S6 is repeated. When the processing for all wall lines is completed, the process proceeds to step S7. In step S7, the comparison operation processing means 9 starts. Here, for all floor sections separated by the load bearing wall line, a comparison calculation process between the existing floor magnification and the required floor magnification is performed. When the first floor section is selected in step S7, the existing floor magnification and the required floor magnification are compared in step S8. If the existing floor magnification is smaller than the required floor magnification, the process proceeds from step S9 to step S10, and the corresponding floor section is hatched. In step S11, it is determined whether or not this calculation process has been completed for all floor sections. If not completed, the process returns to step S7 and the processes from step S7 to step S11 are repeated again.
[0020]
Through the processing from step S1 to step S11, the determination result for the floor plan input first is displayed. Based on the determination result, focusing on the portion where the existing floor magnification is insufficient, performing processing such as moving the load-bearing wall line, changing the floor plan, increasing the load-bearing wall, or changing the floor strength. . The result is input to the computer again. Then, the processing from step S1 to step S11 is executed again. Since the calculation processing by the computer is performed at an extremely high speed, it is not a great burden for the person in charge of designing the floor plan and optimizing the floor plan and the amount of wall by making appropriate corrections if the standard is not satisfied. Moreover, if the standard floor strength is set for each part and the existing floor magnification is calculated based on the value of the standard floor strength, the floor magnification can be checked without performing a structural design. is there. Therefore, it is possible to solve the conventional problem that the structural design is performed in accordance with the layout arrangement and the layout arrangement must be performed again when the wall amount is insufficient.
[0021]
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a specific modification example of the display method of the wall amount.
In the above example, the wall length K and the depth L of the load-bearing wall line are displayed numerically along each wall line. However, when calculating the wall amount, it is required to confirm the total wall length in each of the X direction and the Y direction. Therefore, a graph space is provided on the side of the
[0022]
As described above, a predetermined amount of data is displayed on the graph space formed in a strip shape at the periphery of the display screen using the length of the bar extending in the longitudinal direction of the graph space, and the data amount is displayed on the graph space. By displaying a plurality of indices to be compared with, important data such as wall length can be displayed clearly and easily using a very narrow space. That is, with such display, while the load-bearing wall amount is increased or decreased, the wall amount can be optimized and the floor magnification setting can be adjusted in parallel. Each functional block shown in the figure may be configured by a separate program module, or may be configured by an integrated program module. Further, all or a part of these functional blocks may be configured by hardware using a logic circuit. Further, each program module may be operated by being incorporated in an existing application program, or may be operated as an independent program. The computer program for implementing the present invention as described above can be recorded on a computer-readable recording medium such as a CD-ROM, installed, and used. It can also be used by downloading it to the memory of a computer via a network.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram of a computer for realizing a wall amount optimizing system of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of a floor plan displayed on a display.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an example of a floor plan after a comparison operation processing unit operates.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of attribute data of a floor section displayed when a part of the floor section is changed from a standard floor magnification to increase the strength.
FIG. 5 is a flowchart showing a specific operation of the computer program.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a specific modified example of a display method of a wall amount.
[Explanation of symbols]
Claims (2)
前記記憶装置に記憶された建物の間取り図を表示するディスプレイと、 A display for displaying a floor plan of the building stored in the storage device,
前記建物の間取り図をコンピュータのディスプレイに表示する間取り図表示手段と、 Floor plan display means for displaying the floor plan of the building on a display of a computer,
前記間取り図のデータ中に含まれる耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁の長さを累積する処理と、耐力壁の長さの累積値と基準値とを比較する処理と、耐力壁の長さの累積値が基準値以上の場合にその耐力壁が並んだ前記直線を耐力壁線として前記ディスプレイに表示する処理とを順にコンピュータに実行させる耐力壁線表示手段と、 A process of detecting a load-bearing wall included in the floor plan data, a process of detecting a load-bearing wall aligned on the same straight line, a process of accumulating the length of the load-bearing wall aligned on the same straight line, Comparing the cumulative value of the length of the bearing wall with the reference value, and displaying the straight line on which the bearing wall is arranged as the bearing wall line on the display when the cumulative value of the length of the bearing wall is equal to or greater than the reference value. And a load-bearing wall line display means for causing a computer to execute
前記ディスプレイで、建物の間取り図と耐力壁線とを表示した、前記表示画面の周辺部に、帯状に形成したグラフスペースを設け、当該グラフスペースの長手方向に伸びたバーの長さを用いて、該当する方向の前記耐力壁の長さの累積値を表示し、かつ、このグラフスペース上に、前記バーの長さと比較すべき複数の指標を表示する処理をコンピュータに実行させる表示手段、 On the display, the floor plan of the building and the load-bearing wall lines are displayed, and a band-shaped graph space is provided in the periphery of the display screen, using a bar length extending in the longitudinal direction of the graph space. Display means for displaying a cumulative value of the length of the load-bearing wall in a corresponding direction, and causing the computer to execute a process of displaying a plurality of indices to be compared with the length of the bar on the graph space.
とを設けたことを特徴とする壁量最適化システム。 And a wall amount optimizing system.
前記建物の間取り図をコンピュータのディスプレイに表示する間取り図表示手段と、 Floor plan display means for displaying the floor plan of the building on a display of a computer,
前記間取り図のデータ中に含まれる耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁を検出する処理と、同一直線上に並んだ耐力壁の長さを累積する処理と、耐力壁の長さの累積値と基準値とを比較する処理と、耐力壁の長さの累積値が基準値以上の場合にその耐力壁が並んだ前記直線を耐力壁線としてディスプレイに表示する処理とを順にコンピュータに実行させる耐力壁線表示手段と、 A process of detecting a load-bearing wall included in the floor plan data, a process of detecting a load-bearing wall aligned on the same straight line, a process of accumulating the length of the load-bearing wall aligned on the same straight line, A process of comparing the cumulative value of the length with the reference value, and a process of displaying the straight line on which the load-bearing wall is arranged on the display as a load-bearing wall line when the cumulative value of the length of the load-bearing wall is equal to or greater than the reference value. A load line display means for causing a computer to sequentially execute
前記ディスプレイで、建物の間取り図と耐力壁線とを表示した、前記表示画面の周辺部に、帯状に形成したグラフスペースを設け、当該グラフスペースの長手方向に伸びたバーの長さを用いて、該当する方向の前記耐力壁の長さの累積値を表示し、かつ、このグラフスペース上に、前記バーの長さと比較すべき複数の指標を表示する処理をコンピュータに実行させる表示手段、 On the display, the floor plan of the building and the load-bearing wall lines are displayed, and a band-shaped graph space is provided in the periphery of the display screen, using a bar length extending in the longitudinal direction of the graph space. Display means for displaying a cumulative value of the length of the load-bearing wall in a corresponding direction, and causing the computer to execute a process of displaying a plurality of indices to be compared with the length of the bar on the graph space.
として機能させるためのコンピュータプログラム。 Computer program to function as.
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