JP3556064B2 - Method for manufacturing bathroom bath - Google Patents

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徹郎 岡本
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴室の洗い場に敷設して使用される発泡エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製の浴室用すのこの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の浴室用すのことして、重量感があって滑りにくいという特徴を有することから、発泡エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂からなるものが多く用いられている。そして、近時、かかる浴室用すのことして、水はけ性能を向上させるために、すのこ本体の裏面に畝状の突起脚部を複数平行状に設けたものが出現している。
【0003】
このような突起脚部の付設方法としては、すのこ本体とは別個に畝状の突起脚部を製作し、これをすのこ本体に貼着する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術による場合、すのこ上での腰掛けの使用等の使用時に加わる上面側からの局部的な圧力、あるいは浴室の水や湿気などの影響により、突起脚部がすのこ本体面から剥離してしまい、耐久性に劣るという難点があった。
【0005】
また、すのこ本体と突起脚部はそれぞれ別個に製作する必要があり、そしてこの突起脚部をすのこ本体に貼着する工程が必要となるなど、製造工程数が多く、そのためすのこを製造するのに要する時間が増大し、ひいてはコスト増大の要因となっていた。
【0006】
そこで、本発明者はこれらの問題点を解決するべく、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(以下、「EVA樹脂」という)混練物を、前記すのこ形状が相似形に縮小された形状のキャビティーを有する開閉自在な金型内に装填し、該金型を圧締密閉した状態で加熱して発泡させた後、金型を開いて発泡体を3次元方向に膨脹せしめることにより、すのこ本体と突起脚部とを一体にして成形する方法を試みたところ、すのこ表面、特に突起脚部の表面に窪みが多数発生し、製品として供し得ないものであった。
【0007】
また、すのこ本体の上面のうち、隣接する突起脚部間の中央部の上方位置には平行状にひけが生じることがあり、必ずしも十分な表面品質を確保し得るものではなかった。
【0008】
この発明は、すのこ本体と突起脚部とを一体成形する方法における前記問題点を解決することにより、すのこ本体の裏面に畝状の突起脚部が形成された浴室用すのこの製造方法に関し、製造工程数が少なく低コスト化を図り得て、かつ優れた耐久性とともに、すのこ表面に窪みが発生することがなくて優れた表面品質を確保し得る浴室用すのこの製造方法を提供することを第1の目的とする。
【0009】
また、この発明は、すのこ表面にひけが発生することがなくて一段と優れた表面品質を確保し得る浴室用すのこの製造方法を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者は鋭意検討の結果、突起脚部表面に窪みが発生するのは、金型の脚部形成用キャビティーは深さがあるため、加熱発泡成形する際にこの金型の脚部形成用キャビティー内に空気溜まりが多数生じやすく、これによりいわゆる樹脂の充填不足(ショートショット)が生じるためであり、このような空気溜まりの発生の防止には樹脂の流動性を向上させることが効果的であることを突きとめた。そして、EVA樹脂の有する優れた特性を維持しつつEVA樹脂の流動性を高める方策を鋭意研究した結果、EVA樹脂にゴム成分を配合することによりその目的を達成し得ることを見出した。
【0011】
一方、すのこ本体の上面にひけが生じるのは、脚部形成用キャビティーは深さがあるため、金型内のキャビティーの肉厚に大きく不同が生じており、これによりキャビティー内の樹脂圧に差異が生じるためと考えられる。脚部形成用キャビティーの深さを大幅に低減すればひけは解消されるが、浴室用すのこの設計上、すなわち水はけ性能との兼ね合いから脚部形成用キャビティーの深さを低減することは困難である。そこで、脚部形成用キャビティーの深さを維持することを前提に鋭意検討した結果、ひけが生じる位置に、意匠性を高めるのみならず、滑り止めと水はけにも役立つ凹溝ないしは凸条を設けることにより、ひけは解消され得ることを見出した。
【0012】
すなわち、上記第1の目的を達成するために、この発明の浴室用すのこの製造方法は、すのこ本体の裏面にその長さ方向もしくは幅方向に平行に複数の畝状の突起脚部が形成された浴室用すのこの製造方法において、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と、該樹脂100重量部に対して無機化合物充填材3〜120重量部と、前記樹脂100重量部に対してゴム成分1〜60重量部と、発泡剤とを含有してなる樹脂組成物を混練して、樹脂混練物を得、該樹脂混練物を、前記すのこ形状が所定の比率で実質的に相似形に縮小された形状のキャビティーを有する開閉自在な金型内に装填し、該金型を圧締密閉した状態で加熱して金型内で発泡せしめて発泡体を形成した後、金型を開いて大気中に開放することにより、前記発泡体を3次元方向に膨脹せしめ、その後、この膨脹した発泡体の周縁部を適宜に切断除去して、所期する大きさの浴室用すのこを製造することを特徴とするものである。
【0013】
一方、前記第2の目的を達成するために、この発明の浴室用すのこの製造方法は、上記において、キャビティーの上面のうち、脚部形成用キャビティー間の中央部の上方位置に凸条または凹溝が平行状に設けられた構成を採用したものである。
【0014】
なお、この発明において、金型のキャビティーは、前記すのこ形状が所定の比率で実質的に相似形に縮小された形状を有していなければならないが、この「実質的に相似形」とは、金型のキャビティーが、その周縁部を除いて、前記すのこ形状と相似形であることを意味するものである。すなわち、金型のキャビティーの内、後に切断除去される発泡体の周縁部に対応する部分を除いた形状が、製造されるすのこの形状と相似形であることを意味するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1にこの発明の製造方法により製造される浴室用すのこ(1)の一実施形態を示す。浴室用すのこ(1)は、すのこ本体(2)と畝状の突起脚部(3)…とが一体に発泡成形された、独立気泡からなる成形体であり、突起脚部(3)がすのこ本体(2)から剥離することがなくて耐久性に優れ、かつ畝状の突起脚部 (3)の存在により水はけ性に優れるものである。
【0016】
そして、すのこ本体(2)の上面のうち、隣接する突起脚部(3)…間の中央部の上方位置には凹溝(22)…が平行状に形成されている。また、突起脚部(3)の下面には断面円弧状の小さい滑り止め凸条(21)…が突起脚部(3)の長さ方向に平行に形成されている。更に、すのこ(1)の上面から下面を貫通する複数の通水孔(20)…が、突起脚部(3)とその軸線方向が直交する態様で適宜の配列で設けられている。
【0017】
この発明の製造方法は、すのこ本体(2)の裏面に畝状の突起脚部(3)…が形成された浴室用すのこの製造方法において、すのこ本体(2)と畝状の突起脚部(3)…とを一体にして発泡成形するとともに、成形原料のEVA樹脂組成物にゴム成分を含有させることに主たる特徴を有するものである。
【0018】
まず、この発明の浴室用すのこ(1)の製造方法において、成形材料として使用される樹脂組成物について説明する。
【0019】
樹脂組成物を構成する樹脂としては、柔軟で弾力性に富むEVA樹脂が使用される。なお、上記EVA樹脂には、共重合成分として、エチレン、酢酸ビニル以外の共重合可能な単量体、例えばプロピレン等を、この発明の目的を逸脱せずその効果を妨げない範囲で使用することができる。
【0020】
この発明において、ゴム成分はEVA樹脂の有する優れた特性を維持しつつEVA樹脂の流動性を高めるために樹脂組成物に必須の成分である。
【0021】
ゴム成分としては、天然ゴム、合成ゴム等ゴム状弾性を示す高分子物質であれば良く、特に限定されるものではないが、合成ゴムとしては例えば、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、弗素ゴム、シリコーンゴム、多硫化ゴム等が挙げられる。
【0022】
中でもエチレン−プロピレンゴム(EPM)およびエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)から選択される1種または2種のゴムが使用されるのが好ましく、これにより樹脂組成物の流動性を一層向上させることができ、従って一段と表面品質に優れた浴室用すのこを製造することができる。
【0023】
ゴム成分の配合量は、EVA樹脂100重量部に対して1〜60重量部とする必要がある。1重量部未満では、流動性向上の効果が十分に得られず、製造される浴室用すのこ表面には窪みが生じてしまい、一方60重量部を超えると、EVA樹脂本来の優れた耐湿性が損なわれてしまう。中でもEVA樹脂100重量部に対して3〜40重量部とするのが好ましい。
【0024】
この発明において、無機化合物充填材は浴室用すのこの強度、耐摩耗性、表面硬度を向上させるために樹脂組成物に必須の成分である。また、増量材として低コスト化にも寄与し得るものである。
【0025】
無機化合物充填材としては、特に限定されるものではないが、炭酸カルシウム、タルク、カオリンクレー、マイカ、ネフエリンシナイト、ケイ酸、ケイ酸塩、石英、ケイ砂、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等が挙げられる。
【0026】
中でも炭酸カルシウムを用いるのが好ましく、これにより一層の強度向上および低コスト化を図ることができる。
【0027】
無機化合物充填材の配合量は、EVA樹脂100重量部に対して3〜120重量部とする必要がある。3重量部未満では、浴室用すのこに必要とされる十分な強度、耐摩耗性、表面硬度が得られなくなり、一方120重量部を超えると、EVA樹脂本来の優れた弾力性や柔軟性が損なわれてしまう。中でもEVA樹脂100重量部に対して5〜80重量部とするのが好ましい。
【0028】
この発明において、発泡剤は、樹脂を発泡させるために樹脂組成物に必須の成分である。発泡剤の配合量は、特に限定されるものではないが、通常EVA樹脂100重量部に対して0.5〜25重量部である。
【0029】
また、発泡倍率は、3〜12倍とするのが通常であるが、特にこれに限定されるものではない。中でも発泡倍率4〜11倍、より好ましくは5〜10倍の範囲で発泡させるのが好ましい。
【0030】
上記発泡剤としては、化学発泡剤として、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N´−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N´−ジメチル−N,N´−ジニトロテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トリエンスルホニルヒドラジド、p,p´−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸塩、有機酸塩等を、物理発泡剤として、プロパン、ブタン、ペンタン、メタノール、エタノール等を挙げることができる。もちろん、これらの発泡剤と通常使用される発泡助剤、架橋剤、核剤を併用してもよい。
【0031】
この発明において、樹脂組成物には、前記EVA樹脂、無機化合物充填材、ゴム成分、発泡剤、発泡助剤、架橋剤、核剤の他に、浴室用すのこの諸性質の向上を目的として、顔料、色素等の着色剤、加流促進剤、防かび剤、安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を適宜配合しうる。さらに、浴室用すのこの特性を阻害しない範囲で、各種の重合体をブレンドすることもできる。
【0032】
この発明において、上述したような各材料成分を配合する際には、常法に従って配合すればよい。
【0033】
次に、この発明の製造方法について説明する。
【0034】
この製造方法において用いられる成形用金型(4)は、上金型(4a)と下金型(4b)とから構成されて、開閉自在なものとなされている。そして、これら上下両金型(4a)(4b)を両者の合わせ面(41)(42)を合わせて密閉して形成されるキャビティー(7)は、その周縁部を除いて、前記すのこ(1)形状が所定の比率で相似形に縮小された形状を有するものであり、このキャビティー(7)内に前記樹脂混練物を装填して発泡成形するものである。
【0035】
前記下金型(4b)のキャビティー(7b)は、すのこ本体(2)に対応する本体形成用キャビティー(71)と、突起脚部(3)…に対応する畝状の脚部形成用キャビティー(72)…とからなる。
【0036】
本体形成用キャビティー(71)の幅方向両側面(80)(80)及び長さ方向両側面(81)(81)は、下から上へ外向きに傾斜した傾斜面に形成されている。中でも合わせ面(42)に対して30〜60度傾斜されているのが好ましい。このような傾斜面に形成されることで、金型(4)のキャビティー(7)内で加熱発泡成形により発泡体が形成された後に、上下両金型(4a)(4b)を離間させた際の発泡体の瞬間膨脹による下金型(4b)からの離脱が極めてスムーズとなって、発泡成形体が下金型(4b)内から離脱しない等のトラブルを確実に回避することができて、歩留まりの向上、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【0037】
同様の理由から、脚部形成用キャビティー(72)…の幅方向の側面(82)…も、金型(4)のキャビティー(7)内で加熱により発泡体が形成された後に、上下両金型(4a)(4b)を離間させた際の発泡成形体の瞬間膨脹による下金型(4b)からの離脱がスムーズとなるように、下から上へ外向きに僅かに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0038】
また、脚部形成用キャビティー(72)…の底面(84)には、断面円弧状の小さい凹溝(31)…が突起脚部(3)の長さ方向に平行に形成されている。
【0039】
一方、前記上金型(4a)のキャビティー(7a)の上面(70)のうち、上金型 (4a)と下金型(4b)とを両者の合わせ面(41)(42)で合わせて閉じた状態時に、下金型(4b)の脚部形成用キャビティー(72)…間の中央部の上方位置に該当する位置には、図4に示されるように、凸条(30)…が平行状に設けられている。このように、ひけを生じさせる可能性のある位置に凸条(30)…が設けられているから、成形体であるすのこ(1)の上面にひけが生じるのを確実に回避することができる。なお、前記凸条(30)…に代えて凹溝を設けることによっても同様にひけを防止することができる。更に、上金型(4a)のキャビティー(7a)の上面全面に渡って凸条または凹溝を設けるものとしても良い。
【0040】
以下、上記金型(4)を用いた製造方法について説明するが、この発明の製造方法において使用する成形用金型は上記形態に何ら限定されるものではない。
【0041】
浴室用すのこ(1)を製造するにあたっては、まず前記各材料成分を配合して得られる樹脂組成物を混練機で混練する。混練機としては、特に限定されるものではないが、例えばミキシングロール、バンバリミキサ、高速二軸連続ミキサ等が使用できる。
【0042】
そして、上記混練された組成物を、前記上下両金型(4a)(4b)を両者の合わせ面(41)(42)で合わせて密閉して形成されるキャビティー(7)内に装填した後、金型(4)を圧締密閉した状態で加熱して金型(4)内で発泡せしめて発泡体を形成せしめる。
【0043】
なお、上記において、混練された組成物をシート状に成形して、このようなシートを複数枚重ねて前記キャビティー(7)内に装填するものとしても良い。この時、前記各シートを構成する組成物として、配合組成の異なるものを使用した場合には、互いに物性の異なる複数の層部からなる、一体成形された浴室用すのこが得られる。例えば、表層部が他の部分よりも一層弾力性に優れたものとなされた一体成形浴室用すのこを容易に製作することができる。あるいは、前記各シートを構成する組成物として、色目の異なるものを使用した場合には、互いに色調の異なる複数の層部からなる、一体成形された浴室用すのこを容易に製作することができ、これにより一段と意匠性に優れたものを提供することが可能となる。
【0044】
次に、両金型(4a)(4b)を離間させて、前記発泡体を大気中に開放する。この時、発泡体の各独立気泡の内圧は高圧のままであり、常圧下に解放されると各独立気泡は3次元方向に瞬時に膨脹するので、両金型(4a)(4b)を離間させると同時に発泡体は両金型(4a)(4b)から離脱して瞬時に膨脹することとなる。このように膨脹した発泡体が浴室用すのこの成形完成品(10)である。
【0045】
なお、この時、前記のように本体形成用キャビティー(71)の全ての側面(80)(80)(81)(81)が下から上へ外向きに傾斜されているから、発泡体の瞬間膨脹による両金型(4a)(4b)からの離脱は極めてスムーズに行われる。
【0046】
前記成形完成品(10)は周縁部に傾斜縁部(11)(11)(11)(11)を有するものであり、この部分を切断除去することにより、所望の寸法に規定された浴室用すのこ(1)を得る。
【0047】
なお、予め2面取り、4面取りあるいは8面取り以上の浴室用すのこが取れるように設計しておき、このような複数の面取りを行って複数の浴室用すのこを得るようにしてもよい。
【0048】
更に、必要に応じて、成形完成品(10)に打ち抜き加工を行うことにより、すのこの上面から下面に貫通する複数の通水孔(20)…を設けることもできる。
【0049】
しかして、この発明の製造方法によれば、すのこ本体(2)と突起脚部(3)…とが一体に成形されるから、突起脚部(3)をすのこ本体(2)に貼着する工程が不必要となるなど製造工程数を削減することができ、ひいては低コスト化を図ることが可能となる。
【0050】
また、すのこ本体(2)と突起脚部(3)…とが一体に成形されるから、突起脚部(3)がすのこ本体(2)から剥離することがなく、耐久性にも優れる。
【0051】
更に、成形材料の樹脂組成物は、樹脂100重量部に対してゴム成分1〜60重量部を含有してなるものであるから、流動性に優れ、成形時に成形金型の脚部形成用キャビティー(72)内に空気溜まりが生じることがなく、従って得られる浴室用すのこ(1)は、その表面に窪みが発生することはなく、表面品質に優れる。
【0052】
【実施例】
次に、この発明の具体的実施例について説明する。
【0053】
<実施例1〜5>
表1に示す材料を表1に示す割合で配合し、得られた樹脂組成物をミキシングロールで混練した後、カレンダー加工を行って厚さ4mmのシートに成形した。次に、得られたシートを数枚重ねて、図2に示す下金型のキャビティー内に装填した後、その上に上金型を図4のように重ね合わせ、両金型をプレスにより圧締状態に維持した状態で加熱をして発泡成形を行った。次に、両金型を離間させると発泡体は金型から離脱して瞬時に膨脹した。この膨脹した発泡体の周縁部を切断除去して所要の寸法(60cm×85cm)を有する浴室用すのこを得た。
【0054】
<実施例6〜8、比較例1、2>
成形材料として、表2に示す材料を表2に示す割合で配合したものを使用した以外は、実施例1と同様にして行った。
【0055】
【表1】

Figure 0003556064
【0056】
【表2】
Figure 0003556064
【0057】
<評価方法>
上記のように作製された各浴室用すのこの表面品質を目視により下記判定基準にもとづき判定した。その結果を表1、2に示す。
【0058】
(判定基準)
すのこ表面に窪み、ひけがなく外観良好で表面の平坦性に優れる…「◎」
すのこ表面に窪み、ひけがなく外観良好…「○」
すのこ表面に窪みが僅かに発生している…「△」
すのこ表面に窪みが多数発生している…「×」
【0059】
表1、2から明らかなように、この発明の製造方法で製作された実施例1〜8の浴室用すのこは、表面に窪み、ひけがなくて表面品質に優れている。
【0060】
これに対し、この発明の範囲を逸脱する製造方法で製作された比較例1、2の浴室用すのこは、表面に多数の窪みが生じており表面品質に劣る。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、この発明にかかる浴室用すのこの製造方法は、すのこ本体と突起脚部とを一体に成形するものであるから、両者を別個に製作する必要がなくなり、更には突起脚部をすのこ本体に貼着する工程が不必要となるなど製造工程数を大幅に削減することができ、製造時間の短縮ひいては低コスト化を図ることが可能となる。また、すのこ本体と突起脚部とを一体に成形するから、突起脚部がすのこ本体面から剥離してしまうことがなく、耐久性に優れた浴室用すのこを提供することができる。かつ、成形材料の樹脂組成物にゴム成分を含有させているから、樹脂の流動性が向上し、成形時に成形金型のキャビティー内に空気溜まりが生じることがなく、従ってすのこ表面に窪みが発生することがなくて優れた表面品質を確保し得る浴室用すのこを提供することができる。
【0062】
また、キャビティーの周側面が下から上へ外向きに傾斜した傾斜面に形成されている場合には、金型を開いて、成形された発泡体を大気中に開放する際に、該発泡体の瞬間膨脹による金型からの離脱がスムーズとなるから、発泡体が金型内から離脱しない等のトラブルを確実に回避することができて、歩留まりの向上、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【0063】
更に、キャビティーの上面のうち、脚部形成用キャビティー間の中央部の上方位置に凸条または凹溝が平行状に設けられている場合には、ひけを生じさせる可能性のある位置に凸条または凹溝が設けられているものであるから、ひけを発生させることなく製造することができる。
【0064】
ゴム成分の含有量が樹脂100重量部に対して3〜40重量部である場合には、すのこ表面の平坦性に一層優れ、一段と優れた表面品質を有する浴室用すのこを提供することができる。
【0065】
ゴム成分として、エチレン−プロピレンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエンゴムから選択される1種または2種のゴムが使用されてなる場合には、樹脂組成物の流動性が一層向上するから、一段と表面品質を向上させることができる。
【0066】
また、無機化合物充填材の含有量が、樹脂100重量部に対して5〜80重量部である場合には、他の特性を全く損なうことなく、十分な強度、耐摩耗性および表面硬度をより確実に確保することができる。
【0067】
また、無機化合物充填材が炭酸カルシウムである場合には、一層の強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる製造方法により製造される浴室用すのこの一形態を示す図であって、同図(イ)は表側斜視図、同図(ロ)は一部を拡大して示す正面図、同図(ハ)は裏側斜視図である。
【図2】下金型を示す斜視図である。
【図3】上金型を示す斜視図である。
【図4】金型を圧締密閉した状態を示す断面図である。
【図5】膨脹を完了した成形完成品を示す正面図である。
【符号の説明】
1…浴室用すのこ
2…すのこ本体
3…突起脚部
4…金型
7…キャビティー
30…凸条
72…脚部形成用キャビティー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a bathroom chair made of foamed ethylene-vinyl acetate copolymer resin, which is used by laying in a bathroom washing place.
[0002]
[Prior art]
Since this type of bathroom is characterized by being heavy and not slippery, those made of a foamed ethylene-vinyl acetate copolymer resin are often used. Recently, in order to improve the drainage performance of such bathroom sinks, there has appeared one in which a plurality of ridge-shaped projecting legs are provided in parallel on the back surface of the body of the blade.
[0003]
As a method of attaching such a protruding leg, a method is used in which a ridge-shaped protruding leg is manufactured separately from the slender body, and this is attached to the slender body.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the prior art described above, due to local pressure applied from the upper surface side at the time of use such as use of a stool on a slat, or the effect of water or moisture in the bathroom, the protruding legs are separated from the slat body surface. However, there was a disadvantage that the durability was poor.
[0005]
In addition, it is necessary to separately manufacture the main body of the saw and the protruding legs, and a process of attaching the protruding legs to the main body of the saw is necessary. This increases the time required, which in turn increases costs.
[0006]
In order to solve these problems, the present inventor kneaded an ethylene-vinyl acetate copolymer resin (hereinafter, referred to as “EVA resin”) with a cavity having a shape similar to that of the above-mentioned tapered shape. The mold is opened in a mold that can be opened and closed, heated and foamed in a state where the mold is pressed and sealed, and then the mold is opened to expand the foam in a three-dimensional direction. When an attempt was made to form a single piece with the legs, a large number of depressions were formed on the surface of the slab, especially on the surface of the protruding legs, and the product could not be provided as a product.
[0007]
In addition, in the upper surface of the saw body, a sink may occur in a parallel manner at a position above a central portion between adjacent protruding legs, and it is not always possible to secure sufficient surface quality.
[0008]
The present invention relates to a method for manufacturing a bathroom chair having a ridge-shaped protruding leg formed on the back surface of a slender body by solving the above-mentioned problem in a method of integrally molding a slender body and a protruding leg. It is an object of the present invention to provide a method for manufacturing bathroom bathroom that can reduce the number of processes, reduce cost, and ensure excellent surface quality without generating dents on the surface of the saw with excellent durability. This is the purpose of 1.
[0009]
It is a second object of the present invention to provide a method for producing bathroom dust that can ensure even more excellent surface quality without sink marks on the surface of the saw.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the inventors of the present invention have conducted intensive studies and found that a depression is generated on the surface of the projection leg because the cavity for forming the leg of the mold has a depth, which is caused by heat foaming. This is because a large number of air pockets are likely to be generated in the cavity for forming the leg of the mold, which causes a so-called insufficient filling of resin (short shot). They found that improving fluidity was effective. Then, as a result of earnestly studying a method for increasing the fluidity of the EVA resin while maintaining the excellent characteristics of the EVA resin, it was found that the purpose can be achieved by compounding a rubber component into the EVA resin.
[0011]
On the other hand, sink marks occur on the upper surface of the blade body because the depth of the cavity for forming the leg portion causes a large difference in the thickness of the cavity in the mold, thereby causing the resin in the cavity to become uneven. This is probably due to the difference in pressure. Although sink marks can be eliminated by greatly reducing the depth of the leg-forming cavity, it is not possible to reduce the depth of the leg-forming cavity due to this design of the bathroom chair, i.e., in consideration of drainage performance. Have difficulty. Therefore, as a result of intensive studies on the premise that the depth of the cavity for forming the leg is maintained, a groove or ridge that not only enhances the design but also prevents slippage and drainage is provided at the position where sink marks occur. It has been found that the sink can be eliminated by the provision.
[0012]
That is, in order to achieve the first object, in the method of manufacturing a bathroom chair according to the present invention, a plurality of ridge-shaped projection legs are formed on a back surface of the scoop body in parallel with its length direction or width direction. In this method for producing bathroom dust, an ethylene-vinyl acetate copolymer resin, 3 to 120 parts by weight of an inorganic compound filler based on 100 parts by weight of the resin, and a rubber component 1 to 60 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin are used. A resin composition containing a weight part and a foaming agent is kneaded to obtain a resin kneaded product, and the resin kneaded product has a shape in which the tapered shape is reduced to a substantially similar shape at a predetermined ratio. The mold is loaded into an openable mold having a cavity, and the mold is heated in a sealed and sealed state to foam in the mold to form a foam. By opening, the foam expands in a three-dimensional direction. Allowed, then cut and removed periphery of the inflated foams appropriately, is characterized in that to produce a bathroom gridiron sized to desired.
[0013]
On the other hand, in order to achieve the second object, the method for manufacturing a bathroom chair according to the present invention is characterized in that, in the above-described method, the convex ridge is formed on the upper surface of the cavity above the central portion between the leg forming cavities. Alternatively, a configuration in which concave grooves are provided in parallel is adopted.
[0014]
In the present invention, the cavity of the mold must have a shape in which the blade shape is reduced to a substantially similar shape at a predetermined ratio. , Means that the cavity of the mold has a shape similar to the above-mentioned blade shape except for the peripheral portion thereof. In other words, this means that the shape of the cavity of the mold excluding the portion corresponding to the peripheral edge portion of the foam to be cut and removed later is similar to the shape of the manufactured soot.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows an embodiment of a bathroom saw (1) manufactured by the manufacturing method of the present invention. The bathroom sink (1) is a molded body composed of closed cells in which a body (2) and a ridge-shaped projection leg (3) are integrally formed by foaming, and the projection leg (3) is a It is excellent in durability without peeling off from the main body (2), and excellent in drainage due to the presence of the ridge-shaped projection leg (3).
[0016]
On the upper surface of the saw body (2), concave grooves (22) are formed in parallel at a position above a central portion between the adjacent protruding legs (3). On the lower surface of the projection leg (3), small anti-slip ridges (21) having an arc-shaped cross section are formed in parallel with the length direction of the projection leg (3). Further, a plurality of water passage holes (20) penetrating from the upper surface to the lower surface of the saw (1) are provided in an appropriate arrangement so that the projection leg (3) and the axial direction thereof are orthogonal to each other.
[0017]
The manufacturing method according to the present invention is directed to a method for manufacturing a bathroom chair in which a ridge-shaped projection leg (3)... Is formed on the back surface of the saw-board body (2). And 3) are foamed integrally with each other, and the main feature is that a rubber component is contained in the EVA resin composition as a molding raw material.
[0018]
First, a resin composition used as a molding material in the method for producing a bathroom sinker (1) of the present invention will be described.
[0019]
As a resin constituting the resin composition, an EVA resin which is flexible and rich in elasticity is used. In the EVA resin, a copolymerizable monomer other than ethylene and vinyl acetate, such as propylene, may be used as a copolymer component within a range that does not deviate from the object of the present invention and does not hinder its effects. Can be.
[0020]
In the present invention, the rubber component is an essential component of the resin composition in order to increase the fluidity of the EVA resin while maintaining the excellent properties of the EVA resin.
[0021]
The rubber component is not particularly limited as long as it is a polymer material exhibiting rubber-like elasticity such as natural rubber or synthetic rubber, and is not particularly limited. Examples of the synthetic rubber include styrene-butadiene rubber (SBR) and butadiene rubber ( BR), isoprene rubber (IR), butyl rubber, ethylene-propylene rubber (EPM), ethylene-propylene-diene rubber (EPDM), acrylonitrile-butadiene rubber (NBR), chloroprene rubber (CR), acrylic rubber, epichlorohydrin rubber, urethane rubber , Fluorine rubber, silicone rubber, polysulfide rubber and the like.
[0022]
Among them, it is preferable to use one or two kinds of rubbers selected from ethylene-propylene rubber (EPM) and ethylene-propylene-diene rubber (EPDM), whereby the fluidity of the resin composition can be further improved. Therefore, it is possible to produce bathroom grape with higher surface quality.
[0023]
The amount of the rubber component needs to be 1 to 60 parts by weight based on 100 parts by weight of the EVA resin. If the amount is less than 1 part by weight, the effect of improving the fluidity is not sufficiently obtained, and the surface of the bathroom die to be manufactured is depressed. On the other hand, if the amount exceeds 60 parts by weight, the excellent moisture resistance inherent in the EVA resin is obtained. Will be spoiled. Especially, it is preferable to set it as 3-40 weight part with respect to 100 weight part of EVA resins.
[0024]
In the present invention, the inorganic compound filler is an essential component of the resin composition in order to improve the strength, abrasion resistance, and surface hardness of the bathroom dust. In addition, it can contribute to cost reduction as a filler.
[0025]
Examples of the inorganic compound filler include, but are not particularly limited to, calcium carbonate, talc, kaolin clay, mica, nepheline sinite, silicic acid, silicate, quartz, silica sand, barium sulfate, aluminum hydroxide, Magnesium hydroxide and the like.
[0026]
Above all, it is preferable to use calcium carbonate, which can further improve the strength and reduce the cost.
[0027]
The compounding amount of the inorganic compound filler needs to be 3 to 120 parts by weight based on 100 parts by weight of the EVA resin. If the amount is less than 3 parts by weight, sufficient strength, abrasion resistance and surface hardness required for bathroom grades will not be obtained, while if it exceeds 120 parts by weight, the excellent elasticity and flexibility inherent in EVA resin will be impaired. I will be. Above all, it is preferably from 5 to 80 parts by weight based on 100 parts by weight of the EVA resin.
[0028]
In the present invention, the foaming agent is an essential component of the resin composition for foaming the resin. The amount of the foaming agent is not particularly limited, but is usually 0.5 to 25 parts by weight based on 100 parts by weight of the EVA resin.
[0029]
The expansion ratio is usually 3 to 12 times, but is not particularly limited thereto. Above all, it is preferable to make the foam in the range of 4 to 11 times, more preferably 5 to 10 times.
[0030]
As the foaming agent, azodicarbonamide, azobisisobutyronitrile, diazoaminobenzene, N, N'-dinitrosopentamethylenetetramine, N, N'-dimethyl-N, N'-dinitro Terephthalamide, benzenesulfonyl hydrazide, p-trienesulfonyl hydrazide, p, p'-oxybisbenzenesulfonyl hydrazide, carbonate, organic acid salt, etc., and propane, butane, pentane, methanol, ethanol, etc. as physical foaming agents. be able to. Of course, these foaming agents may be used in combination with commonly used foaming aids, crosslinking agents, and nucleating agents.
[0031]
In the present invention, the resin composition contains, in addition to the EVA resin, an inorganic compound filler, a rubber component, a foaming agent, a foaming aid, a crosslinking agent, and a nucleating agent, for the purpose of improving these properties of bathroom granules, Various additives such as a coloring agent such as a pigment and a dye, a flow promoter, a fungicide, a stabilizer, an antistatic agent, an ultraviolet absorber, and an antioxidant can be appropriately compounded. Further, various polymers can be blended as long as the properties of the bathroom bath are not impaired.
[0032]
In the present invention, when each of the material components as described above is blended, it may be blended according to a conventional method.
[0033]
Next, the manufacturing method of the present invention will be described.
[0034]
The molding die (4) used in this manufacturing method is composed of an upper die (4a) and a lower die (4b), and can be opened and closed freely. Then, the cavity (7) formed by sealing the upper and lower molds (4a) and (4b) with their mating surfaces (41) and (42) together, except for the peripheral edge thereof, has the above-mentioned blade ( 1) The resin has a shape reduced to a similar shape at a predetermined ratio, and the resin kneaded material is charged into the cavity (7) and foamed.
[0035]
The cavity (7b) of the lower mold (4b) has a cavity (71) for forming a main body corresponding to the saw body (2) and a ridge-shaped leg for forming the protruding legs (3). And a cavity (72).
[0036]
Both side surfaces (80) and (80) in the width direction and both side surfaces (81) and (81) in the length direction of the main body forming cavity (71) are formed as inclined surfaces inclined outward from bottom to top. Especially, it is preferable to be inclined by 30 to 60 degrees with respect to the mating surface (42). By being formed on such an inclined surface, the upper and lower molds (4a) and (4b) are separated from each other after a foam is formed by heat foam molding in the cavity (7) of the mold (4). When the foam is instantaneously expanded, detachment from the lower mold (4b) due to instantaneous expansion becomes extremely smooth, and troubles such as the foamed molded article not detaching from the lower mold (4b) can be reliably avoided. As a result, the yield can be improved, and the productivity can be improved.
[0037]
For the same reason, the side surfaces (82) in the width direction of the leg forming cavities (72) are also moved up and down after the foam is formed in the cavity (7) of the mold (4) by heating. An inclination slightly inclined outward from the bottom to the top so that the instantaneous expansion of the foamed molding when the two molds (4a) and (4b) are separated from the lower mold (4b) is smooth. Formed on the surface.
[0038]
On the bottom surface (84) of the leg forming cavity (72), a small concave groove (31) having an arc-shaped cross section is formed in parallel with the length direction of the protruding leg (3).
[0039]
On the other hand, of the upper surface (70) of the cavity (7a) of the upper mold (4a), the upper mold (4a) and the lower mold (4b) are joined by the mating surfaces (41) and (42). In the closed state, as shown in FIG. 4, a ridge (30) is located at a position corresponding to a position above the center between the leg forming cavities (72) of the lower mold (4b). Are provided in parallel. In this manner, since the ridges (30) are provided at positions where the sink marks may be generated, it is possible to reliably prevent sink marks from being formed on the upper surface of the molded sawboard (1). . The sink can also be prevented by providing a groove instead of the ridges (30). Further, a ridge or a groove may be provided over the entire upper surface of the cavity (7a) of the upper mold (4a).
[0040]
Hereinafter, a manufacturing method using the mold (4) will be described, but the molding die used in the manufacturing method of the present invention is not limited to the above-described embodiment.
[0041]
In manufacturing the bathroom sinkboard (1), first, a resin composition obtained by blending the above-mentioned respective components is kneaded with a kneader. The kneading machine is not particularly limited. For example, a mixing roll, a Banbury mixer, a high-speed two-axis continuous mixer, or the like can be used.
[0042]
Then, the kneaded composition was loaded into a cavity (7) formed by sealing the upper and lower molds (4a) and (4b) together at the mating surfaces (41) and (42). Thereafter, the mold (4) is heated while being pressed and sealed, and foamed in the mold (4) to form a foam.
[0043]
In the above, the kneaded composition may be formed into a sheet, and a plurality of such sheets may be stacked and loaded into the cavity (7). At this time, when a composition having a different composition is used as a composition for each of the sheets, an integrally molded bathroom mushroom including a plurality of layers having different physical properties can be obtained. For example, it is possible to easily manufacture an integrally molded bathroom sinker whose surface layer portion is made more excellent in elasticity than other portions. Alternatively, in the case of using a composition having a different color tone as the composition of each of the sheets, it is possible to easily manufacture an integrally-molded bathroom drape made of a plurality of layers having different color tones, As a result, it is possible to provide a more excellent design.
[0044]
Next, the molds (4a) and (4b) are separated from each other, and the foam is opened to the atmosphere. At this time, the internal pressure of each closed cell of the foam remains at a high pressure, and when released under normal pressure, each closed cell instantaneously expands in a three-dimensional direction, so that the two molds (4a) and (4b) are separated. At the same time, the foam is released from both molds (4a) and (4b) and instantaneously expands. The foam thus expanded is the finished molded product (10) of the bathroom chair.
[0045]
At this time, since all the side surfaces (80), (80), (81), and (81) of the main body forming cavity (71) are inclined outward from bottom to top as described above, the foam Detachment from both dies (4a) and (4b) due to instantaneous expansion is extremely smooth.
[0046]
The finished molded product (10) has a slanted edge (11), (11), (11), (11) at the peripheral edge, and by cutting and removing this portion, a bathroom for a bathroom having a desired size is defined. Obtain the scoop (1).
[0047]
Note that two or more chamfers or four or more chamfers for bathrooms may be designed in advance so that a plurality of chamfers can be obtained to obtain a plurality of bathroom saws.
[0048]
Further, if necessary, a plurality of water passage holes (20) penetrating from the upper surface to the lower surface of the soot can be provided by punching the finished molded product (10).
[0049]
According to the manufacturing method of the present invention, since the slender body (2) and the protruding legs (3) are integrally formed, the protruding legs (3) are adhered to the slender body (2). The number of manufacturing steps can be reduced, for example, the steps become unnecessary, and the cost can be reduced.
[0050]
Further, since the slender body (2) and the protruding legs (3) are integrally formed, the protruding legs (3) do not peel off from the slender body (2), and the durability is excellent.
[0051]
Further, since the resin composition of the molding material contains 1 to 60 parts by weight of the rubber component with respect to 100 parts by weight of the resin, it has excellent fluidity and has a cavity for forming a leg of a molding die during molding. There is no air accumulation in the tee (72), and the resulting bathroom sink (1) has no surface dents and excellent surface quality.
[0052]
【Example】
Next, specific examples of the present invention will be described.
[0053]
<Examples 1 to 5>
The materials shown in Table 1 were blended in the ratios shown in Table 1, and the obtained resin composition was kneaded with a mixing roll, and then calendered to form a sheet having a thickness of 4 mm. Next, after stacking several obtained sheets and loading them into the cavity of the lower mold shown in FIG. 2, the upper mold is overlapped thereon as shown in FIG. Foaming was performed by heating while maintaining the pressed state. Next, when the two molds were separated from each other, the foam was separated from the molds and expanded instantaneously. The peripheral edge of the expanded foam was cut off to obtain a bathroom scale having the required dimensions (60 cm × 85 cm).
[0054]
<Examples 6 to 8, Comparative Examples 1 and 2>
The molding was performed in the same manner as in Example 1 except that the molding material was a mixture of the materials shown in Table 2 at the ratios shown in Table 2.
[0055]
[Table 1]
Figure 0003556064
[0056]
[Table 2]
Figure 0003556064
[0057]
<Evaluation method>
The surface quality of each of the bathroom chairs prepared as described above was visually determined based on the following criteria. The results are shown in Tables 1 and 2.
[0058]
(Judgment criteria)
Depressed on the surface of the saw, without sink marks, good appearance and excellent surface flatness ... "◎"
Depressed on the surface of the saw, no sink marks, good appearance ... "○"
There is a slight dent on the surface of the saw ... "△"
A lot of depressions are generated on the surface of the saw ... "x"
[0059]
As is clear from Tables 1 and 2, the bathroom sinkers of Examples 1 to 8 manufactured by the manufacturing method of the present invention have excellent surface quality without dents and sink marks on the surface.
[0060]
On the other hand, bathroom sinks of Comparative Examples 1 and 2 manufactured by a manufacturing method that deviates from the scope of the present invention have many dents on the surface and are inferior in surface quality.
[0061]
【The invention's effect】
As described above, since the method for manufacturing a bathroom chair according to the present invention involves integrally molding the saw body and the projection legs, it is not necessary to manufacture both separately, and furthermore, the projection legs are not required. The number of manufacturing steps can be greatly reduced, for example, the step of sticking to the slender body becomes unnecessary, and the manufacturing time can be reduced, and the cost can be reduced. Further, since the slender body and the protruding leg are integrally formed, the protruding leg does not peel off from the surface of the slender body, and a bathroom durable with excellent durability can be provided. In addition, since the rubber component is contained in the resin composition of the molding material, the fluidity of the resin is improved, so that air does not accumulate in the cavity of the molding die during molding, so that a depression is formed on the surface of the die. It is possible to provide a bathroom sinker that can ensure excellent surface quality without generation.
[0062]
Further, when the peripheral side surface of the cavity is formed on an inclined surface that is inclined outward from the bottom to the top, when the mold is opened to release the molded foam into the atmosphere, Since the detachment from the mold due to the instantaneous expansion of the body becomes smooth, troubles such as the foam not being detached from the mold can be reliably avoided, and the yield and the productivity can be improved. Can be.
[0063]
Furthermore, when a ridge or a concave groove is provided in parallel on the upper surface of the cavity above the central portion between the leg-forming cavities, it may be in a position that may cause sink marks. Since the ridge or the concave groove is provided, it can be manufactured without sink marks.
[0064]
When the content of the rubber component is 3 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the resin, it is possible to provide a bathroom grade having more excellent flatness of the graded surface and further excellent surface quality.
[0065]
When one or two rubbers selected from ethylene-propylene rubber and ethylene-propylene-diene rubber are used as the rubber component, the fluidity of the resin composition is further improved, so that the surface quality can be further improved. Can be improved.
[0066]
Further, when the content of the inorganic compound filler is 5 to 80 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the resin, sufficient strength, abrasion resistance and surface hardness can be obtained without impairing other characteristics. It can be ensured reliably.
[0067]
Further, when the inorganic compound filler is calcium carbonate, the strength can be further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing one embodiment of a bathroom chair manufactured by a manufacturing method according to the present invention, wherein FIG. 1 (a) is a front perspective view and FIG. 1 (b) is a partially enlarged view. The front view and the same figure (c) are the back side perspective views.
FIG. 2 is a perspective view showing a lower mold.
FIG. 3 is a perspective view showing an upper mold.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in which the mold is pressed and sealed.
FIG. 5 is a front view showing a completed molded product after expansion is completed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Slender for bathroom 2 ... Slender body 3 ... Leg part 4 ... Mold 7 ... Cavity 30 ... Protrusion 72 ... Cavity for leg part formation

Claims (7)

すのこ本体の裏面にその長さ方向もしくは幅方向に平行に複数の畝状の突起脚部が形成された浴室用すのこの製造方法において、
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と、該樹脂100重量部に対して無機化合物充填材3〜120重量部と、前記樹脂100重量部に対してゴム成分1〜60重量部と、発泡剤とを含有してなる樹脂組成物を混練して、樹脂混練物を得、
該樹脂混練物を、前記すのこ形状が所定の比率で実質的に相似形に縮小された形状のキャビティーを有する開閉自在な金型内に装填し、該金型を圧締密閉した状態で加熱して金型内で発泡せしめて発泡体を形成した後、金型を開いて大気中に開放することにより、前記発泡体を3次元方向に膨脹せしめ、その後、この膨脹した発泡体の周縁部を適宜に切断除去して、所期する大きさの浴室用すのこを製造することを特徴とする浴室用すのこの製造方法。
In this method of manufacturing a bathroom chair in which a plurality of ridge-shaped projection legs are formed on the back surface of the slender body in parallel with its length direction or width direction,
Ethylene-vinyl acetate copolymer resin, containing 3 to 120 parts by weight of an inorganic compound filler with respect to 100 parts by weight of the resin, 1 to 60 parts by weight of a rubber component with respect to 100 parts by weight of the resin, and a foaming agent Kneading the resulting resin composition to obtain a kneaded resin,
The resin kneaded material is loaded into an openable and closable mold having a cavity whose shape is substantially similar to the shape of the saw blade reduced at a predetermined ratio, and heated while the mold is pressed and sealed. Then, the foam is formed in a mold to form a foam, and then the mold is opened and opened to the atmosphere to expand the foam in a three-dimensional direction. Thereafter, the peripheral portion of the expanded foam is formed. Is manufactured by cutting and removing as appropriate a bathroom scale having a desired size.
前記キャビティーの周側面が下から上へ外向きに傾斜した傾斜面に形成されている請求項1に記載の浴室用すのこの製造方法。2. The method of manufacturing a bathroom chair according to claim 1, wherein a peripheral side surface of the cavity is formed as an inclined surface which is inclined outward from bottom to top. 前記キャビティーの上面のうち、脚部形成用キャビティー間の中央部の上方位置に凸条または凹溝が平行状に設けられている請求項1または2に記載の浴室用すのこの製造方法。3. The method of manufacturing a bathroom chair according to claim 1, wherein a ridge or a groove is provided in a parallel manner at a position above a central portion between the leg-forming cavities on the upper surface of the cavity. ゴム成分の含有量が樹脂100重量部に対して3〜40重量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴室用すのこの製造方法。The method for producing bathroom bathroom according to any one of claims 1 to 3, wherein the content of the rubber component is 3 to 40 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin. ゴム成分として、エチレン−プロピレンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエンゴムから選択される1種または2種のゴムが使用されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の浴室用すのこの製造方法。The method for producing a bathroom chair according to any one of claims 1 to 4, wherein one or two rubbers selected from ethylene-propylene rubber and ethylene-propylene-diene rubber are used as the rubber component. 無機化合物充填材の含有量が、樹脂100重量部に対して5〜80重量部である請求項1〜5のいずれか1項に記載の浴室用すのこの製造方法。The method for producing a bathroom chair according to any one of claims 1 to 5, wherein the content of the inorganic compound filler is 5 to 80 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin. 無機化合物充填材が炭酸カルシウムである請求項1〜6のいずれか1項に記載の浴室用すのこの製造方法。The method for producing a bathroom chair according to any one of claims 1 to 6, wherein the inorganic compound filler is calcium carbonate.
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