【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電源として交流又は直流の電気を使用し、薬剤(殺虫剤又は忌避剤)を含浸させてあるマット(板)状のものから電動ファンによる送風及び加熱作用により薬効成分を気化,昇華させるとともに装置外に拡散させるようにし、装置の周囲(例えば家屋の一部屋分又はそれ以上の範囲)で害虫を殺したり、あるいは寄せつけないようにするために使用する電気式害虫忌避・殺虫装置に関するものであり、季節にかかわらず効果が発揮できるようにし、一般家庭から業務用まで広範囲で使用できるようにしたものである。
【0002】
また、フィルターにいわゆる竹炭シートのような脱臭や抗菌作用のあるものを使用することにより、装置から排出される空気には余分な悪臭や雑菌等が極力含まれないようにし、有効な薬効成分を含有した空気のみが循環するようにするとともに、そのためにオゾン発生装置のような特別な装置は必要とせず装置全体を小型化し、設置場所に制約を受けないようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
従来から蚊取り線香に代わるものとして、主として安全と健康上の目的から一般家庭での使用を目的としては、電気式の液体蚊取り器やマット式蚊取り器のように薬効成分を電熱により気化や昇華させこれを室内で自然に対流させるようにした殺虫器が広く利用されている。
【0004】
また主として業務用として、例えば飲食店,ホテル,病院等のもっと広い面積で強力な殺虫効果を発揮させるために、薬効成分を含浸させたマットをもっと大型化し、またこのマットを一台の装置に多数設置し、多量の薬効成分を含浸した空気を装置下方から排出して広範囲に循環させるために装置上方の空気取り入れ口近傍に電動ファンを設けたようなものもある。
【0005】
さらに、例えば飲食店等の厨房等で使用するに際し、害虫の駆除のみにとどまらず、同時に店内の脱臭や病原菌等の殺菌効果等を発揮させるためにオゾン発生装置をこれらに組み込み、オゾンにより脱臭や殺菌を図りながら薬効成分を広く拡散させて害虫の駆除を図るようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したように薬効成分を含浸させたマットを大型化し、さらにこのマットを一台の装置に多数設置した場合には、それなりに殺虫効果は大きくなるが装置全体が大きくなってしまい設置できる場所や施設が限られてしまう。また、殺虫成分を含有した空気を装置から効果的に循環させるためには装置底面から空気を取り入れ、装置上方から排出するようにするのが望ましい。
【0007】
一方、オゾンを脱臭や殺菌に利用することはそれなりの効果があることは確かであるが、オゾンが大量にある場合には人体に害を及ぼすおそれもあり、したがって人間が常駐している場所では使用に制約があり、またオゾン発生装置自体を装置に組み込むと装置全体が大きくなってしまい、さらに一般的には通常の家庭で使用するには高価なものとなってしまう。
【0008】
すなわち、薬効成分をマットから効率的に気化や昇華させるためには、空気を強制的に送るだけでなく、同時に空気やマットを加熱するのが効果的である。したがって、装置内に空気の送風機能だけでなく加熱機能も組み込むことが有効である。そして、これらの機能を有効に利用し適切な殺虫効果を得るためには送風量や加熱温度を適当に調節できるようにしておくことが望ましい。
【0009】
さらに、室内において殺虫成分を含んだ空気を効果的に循環させるためには、空気の取り入れ口は装置の底部とし、空気の排出部は装置上方に設けることが有効である。また、装置内に取り入れる空気を脱臭、殺菌するためにフィルターにこのような効果を有するものを使用すれば、別途オゾン発生装置のような特別な装置を必要としないですむ。そして、このようにすることにより装置全体の小型化が図れることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明にかかる電気式害虫忌避・殺虫装置は上記課題を解決するために、装置底面にフィルターを設置した空気取り入れ部を設け、装置内に薬効成分含浸マット設置部と、速度可変式の電動ファンと、調光式の加熱兼照明用電球を設け、フィルターを通過して装置内に入った空気は、電動ファンにより空気排出部方向に送られ、電球より加熱され、薬効成分含浸マットに接触後、装置上方に設けた空気排出部より装置外に排出されるようにしたものである。
【0011】
【作用】
電動ファンの働きにより装置底面からフィルターを通過して装置内に取り入れられる空気は、フィルター通過時に例えば竹炭シートのような脱臭,殺菌効果を有するフィルターにより脱臭されるとともに殺菌される。
【0012】
そして、加熱兼照明用電球の熱により空気が加熱されるとともに薬効成分含浸マットも加熱されることにより、薬効成分の気化や昇華が促進され、薬効成分を適当量含有した空気が装置上方の空気排出部より装置外に排出され、この薬効成分の働きにより害虫を殺したりあるいは忌避したりする。また、電動ファンの回転速度と加熱兼照明電球の照度を調節することにより、薬効成分の排出量を調節する。
【0013】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の電気式害虫忌避・殺虫装置の一実施例を図面に基づいて説明する。1は直方体形状の装置本体であり、装置本体1の底面はフィルター2を脱着可能に取り付けた空気取り入れ部3となっている。装置本体1の上方には空気排出部4が形成してある。なお、図示した例では空気排出部4は正面板上方と側面板上方に設けた例を示したが、天板に形成してもよい。また、装置本体1の形状は必ずしも図示したように直方体形状である必要はなく、装置底面から空気を吸い込み装置上方から排出するようになっていればその外形に制約はない。いずれにしても空気排出部4が空気取り入れ部3より上方に位置していればよい。
【0014】
そして装置内には空気取り入れ部3の上方に速度可変式の電動ファン5が設置してあり、その上方には調光式の加熱兼照明用の電球6が設置してある。7は電球6の上方に設けた薬効成分含浸マット設置部であり、複数枚の薬効成分含浸マット8を並行に並べて立てられるように左右の対向する位置に溝9が複数形成してある。薬効成分含浸マット8は図示した例では板状のものを示したが、この形状は任意であり例えば筒状等でもよい。また、薬効成分としては公知の殺虫成分や害虫忌避成分を塗布したものや含浸させたようなものであり、加熱することにより薬効成分の気化や昇華が促進されるようなものであれば何でもよい。
【0015】
なお、10は加熱兼照明用電球6の調光スイッチであり、時計方向に回すにしたがい電球6の照度は明るくなるとともに発熱量も多くなる。また11は電動ファン5の速度調節スイッチであり、時計方向に回すにしたがい電動ファン5の回転速度が速くなる。これらの各スイッチは図においては側面下方に設けたが、スイッチの場所はこれに限定されるものではない。
【0016】
なお、フィルター2は殺菌や抗菌及び脱臭機能を有しているものを使用することが望ましい。このような機能を発揮するものであればどのようなものであってもよいが、例えば竹炭の抗菌作用及び脱臭効果を利用した竹炭シートが使用可能である。竹炭シートとは、竹炭の微粒子や微粉末を不織布に直接塗布したり、あるいは竹炭の微粒子や微粉末を高分子樹脂を媒体としてベース不織布に吹き付け塗布し、そのベース不織布の両側にニードルパンチ加工により側用不織布を貼り付けるようにしたものである。また、木炭シートも同様にして製造できる。なお、竹炭シートや木炭シートの製法は上記方法によるものに限定されるものではない。
【0017】
また、竹炭や木炭に限らずその他殺菌や抗菌及び脱臭機能を有する素材を使用してフィルターとして設置できるように加工してあるものであるならどのようなものでも使用可能である。但し、装置内の汚れを防止するとともに装置から排出される空気を物理的にもきれいにするためにある程度の除塵効果も併せもっているものが望ましい。
【0018】
しかして、電動ファン5の速度調節スイッチ11を回して適当な速度で電動ファン5を回転させると、図3に示すように装置本体1底面のフィルター2を通過して装置内に入った空気は、太い矢印で示すように電動ファン5により空気排出部4方向に送られ、電球6より加熱され、薬効成分含浸マット8に接触後、装置上方に設けた空気排出部5より薬効成分を含んだ空気が装置外に排出される。そして、調光スイッチ10も適当に調節しておくことにより薬効成分含浸マット8の加熱量も調節でき、薬効成分の気化や昇華する量を適当に調節できることになる。なお図3において、太い矢印は空気の流れを示すものである。
【0019】
また、空気吸い込み口を装置底面に設け空気排出部を装置上方に設けたので、必ずしも電動ファンを作動させなくても自然対流によっても空気は装置内を下から入って上方から排出される。そして、室内温度がある程度高い場合には電球を点灯させなくても薬効成分は適当に気化し、したがって、電動ファンと電球の双方をOFFにしても、室温によりある程度の効力は発揮できることになる。
【0020】
なお、加熱兼照明用電球の調光スイッチと電動ファンの速度調節スイッチをそれぞれ図示したように個別に設けず、これらの作動を連関させて操作上は一つのスイッチにし、例えばスイッチを時計方向に回すと電球の照度が明るくなるにしたがい電動ファンの速度が遅くなるようにしておくと、電球を明るくすると発熱量も多くなりファンをそのままの回転速度にしておくと薬効成分の拡散量が多くなりすぎることも考えられるので、このようにしておくことにより不用意に多量の薬効成分が拡散されないようにすることができる。逆に、スイッチを反時計方向に回すと電球の照度が暗くなって発熱量が小さくなるので、必要な薬効成分の拡散量を確保するためにファンの回転速度はを速くなるようにする。
【0021】
また、温度センサーを設け、これを加熱兼照明用電球の調光スイッチと電動ファンの速度調節スイッチと連関させ、ある一定の電球照度に対しセンサーで感知した温度が高くなるにしたがい電動ファンの速度が遅くなるようにしておくと、使用箇所の温度により電球による加熱量を自動的に調節することができる。夜間無人で使用する場合でも適切な量の薬効成分を自動的に拡散することができ、例えば冬期夜間に暖房を停止した後等に有効である。
【0022】
さらに、受光センサーを設けておき、室内の明るさにより電球の照度を自動的に調節するようにしておいてもよい。このようにしておくと、単なる実用品としての機能にとどまらずインテリア用品としての効果も期待できる。また、受光センサーを電動ファンの速度調節スイッチと連関させ、例えば明るいときには速度を遅くし、暗いときには速度を速めるようにしておく。このような設定にしておくと、夜間の無人のときには拡散量が増え殺虫効果が高まり、明るいときには人が居るものとして人間に害を加えない程度に殺虫効果を自動的に低めることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の電気式害虫忌避・殺虫装置は、装置底面にフィルターを設置した空気取り入れ部を設け、装置内に薬効成分含浸マット設置部と、速度可変式の電動ファンと、調光式の加熱兼照明用電球を設け、フィルターを通過して装置内に入った空気は、電動ファンにより空気排出部方向に送られ、電球より加熱され、薬効成分含浸マットに接触後、装置上方に設けた空気排出部より装置外に排出されるようにしたので、電動ファンの働きにより強制的に薬効成分を装置から拡散することができ、また電球の働きにより薬効成分の気化や昇華を促進でき、さらにオゾン発生装置のような大がかりな装置を使用しなくても空気の脱臭や殺菌が可能となり、よって装置自体は小型化しても大型の同種の装置以上の効果を発揮することができる。
【0024】
また、加熱兼照明用電球の調光スイッチと電動ファンの速度調節スイッチを連関させ、電球の照度が明るくなるにしたがい電動ファンの速度が遅くなるようにしたので、適当量の薬効成分が装置から排出するように簡単に調整できる。さらに、温度センサーを設け、これを加熱兼照明用電球の調光スイッチと電動ファンの速度調節スイッチと連関させ、ある一定の電球照度に対しセンサーで感知した温度が高くなるにしたがい電動ファンの速度が遅くなるようにしたので、常に適切な量の薬効成分が装置から排出されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気式害虫忌避・殺虫装置の正面図である。
【図2】図1に示す電気式害虫忌避・殺虫装置の天板を取って内部構造を示した斜視図である。
【図3】図1に示す電気式害虫忌避・殺虫装置の内部構造及び装置内の空気の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 フィルター
3 空気取り入れ部
4 空気排出部
5 電動ファン
6 電球
7 薬効成分含浸マット設置部
8 薬効成分含浸マット
9 溝
10 調光スイッチ
11 速度調節スイッチ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention uses AC or DC electricity as a power source, and vaporizes and sublimates a medicinal component from a mat (plate) shape impregnated with a drug (pesticide or repellent) by blowing and heating with an electric fan. An electric pest repellent / pesticide device used to spread or spread out of the device and to kill or repel pests around the device (eg, in a room or more in a house). It is intended to be effective regardless of the season and can be used in a wide range of households and businesses.
[0002]
In addition, by using a filter with a deodorizing or antibacterial effect such as a so-called bamboo charcoal sheet, the air exhausted from the device is made to contain extra bad odors and various bacteria as much as possible, and an effective medicinal ingredient is Only the contained air is circulated, so that no special device such as an ozone generator is required, the entire device is reduced in size, and the installation place is not restricted.
[0003]
[Prior art]
As an alternative to mosquito coils in the past, mainly for safety and health purposes, and for use in ordinary households, the medicinal ingredients are vaporized or sublimated by electric heat, such as an electric liquid mosquito trap or mat type mosquito trap. Insecticides that allow natural convection indoors are widely used.
[0004]
Also, mainly for business use, mats impregnated with medicinal ingredients have been made larger in order to exert a strong insecticidal effect in larger areas such as restaurants, hotels, hospitals, etc. There is also a type in which an electric fan is provided in the vicinity of an air intake above the apparatus in order to discharge a large amount of medicinal component-impregnated air from below the apparatus and to circulate the air widely.
[0005]
Furthermore, for example, when used in a kitchen or the like of a restaurant, not only the control of pests, but also at the same time, ozone generators are incorporated in these in order to exert a deodorizing effect in the store and a bactericidal effect of pathogenic bacteria, etc. In some cases, the medicinal component is diffused widely while sterilizing to control pests.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, when the size of the mat impregnated with the medicinal component is increased, and more mats are installed in one device, the insecticidal effect is increased as such, but the entire device becomes larger and can be installed. Places and facilities are limited. In order to effectively circulate the air containing the insecticidal component from the device, it is desirable to take in air from the bottom of the device and discharge it from above the device.
[0007]
On the other hand, the use of ozone for deodorization and sterilization is certain to be effective, but if there is a large amount of ozone, it may harm the human body, and therefore, where humans are resident, There is a restriction in use, and when the ozone generator itself is incorporated into the device, the entire device becomes large, and more generally, it becomes expensive for use in a normal home.
[0008]
That is, in order to efficiently vaporize or sublimate the medicinal component from the mat, it is effective not only to forcibly send air but also to heat the air and the mat at the same time. Therefore, it is effective to incorporate not only the air blowing function but also the heating function in the device. Then, in order to effectively utilize these functions and obtain an appropriate insecticidal effect, it is desirable that the air blowing amount and the heating temperature can be appropriately adjusted.
[0009]
Further, in order to effectively circulate the air containing the insecticide in the room, it is effective to provide the air intake at the bottom of the device and to provide the air discharge portion above the device. In addition, if a filter having such an effect is used to deodorize and sterilize the air taken into the device, a special device such as an ozone generator is not required separately. By doing so, the size of the entire apparatus can be reduced.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in order to solve the above problems, the electric pest repellent / pesticide apparatus according to the present invention is provided with an air intake section provided with a filter on the bottom of the apparatus, a medicinal component impregnated mat installation section in the apparatus, and a variable speed type. An electric fan and a dimmable heating and lighting bulb are provided, and the air that passes through the filter and enters the device is sent to the air discharge section by the electric fan, is heated by the bulb, and forms a mat with a medicinal component impregnated with it. After the contact, the air is discharged from the air discharge unit provided above the apparatus to the outside of the apparatus.
[0011]
[Action]
The air taken into the apparatus through the filter from the bottom of the apparatus by the action of the electric fan is deodorized and sterilized by a filter having a deodorizing and sterilizing effect, such as a bamboo charcoal sheet, when passing through the filter.
[0012]
The air is heated by the heat of the heating / illuminating bulb and the medicinal component-impregnated mat is also heated, thereby promoting the vaporization and sublimation of the medicinal component. The drug is discharged from the discharge unit to the outside of the device, and kills or repels pests by the action of the medicinal component. In addition, by adjusting the rotation speed of the electric fan and the illuminance of the heating / illuminating light bulb, the emission amount of the medicinal component is adjusted.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the electric pest repellent / pesticide apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings. Reference numeral 1 denotes a rectangular parallelepiped device main body, and a bottom surface of the device main body 1 is an air intake unit 3 to which a filter 2 is detachably attached. An air discharge unit 4 is formed above the apparatus main body 1. In the illustrated example, the air discharge unit 4 is provided above the front plate and the side plate, but may be formed on the top plate. Further, the shape of the apparatus main body 1 does not necessarily have to be a rectangular parallelepiped as shown in the figure, and there is no restriction on the outer shape as long as air is sucked in from the apparatus bottom and discharged from above the apparatus. In any case, the air discharge section 4 only needs to be located above the air intake section 3.
[0014]
A variable-speed electric fan 5 is installed above the air intake unit 3 in the apparatus, and a dimmable heating / illumination light bulb 6 is installed above the electric fan 5. Reference numeral 7 denotes a medicinal component impregnating mat installation portion provided above the bulb 6, and a plurality of grooves 9 are formed at left and right opposing positions so that a plurality of medicinal component impregnating mats 8 can be arranged in parallel. Although the drug-impregnated component-impregnated mat 8 has a plate shape in the illustrated example, the shape is arbitrary and may be, for example, a cylindrical shape. Also, the medicinal component is a known insecticidal component or a pest repellent component applied or impregnated, and may be anything as long as the vaporization or sublimation of the medicinal component is promoted by heating. .
[0015]
Reference numeral 10 denotes a dimming switch of the heating / illumination bulb 6, and as the clockwise rotation is performed, the illuminance of the bulb 6 increases and the amount of heat generated increases. Reference numeral 11 denotes a speed adjustment switch for the electric fan 5, and the rotation speed of the electric fan 5 increases as the switch is turned clockwise. Although each of these switches is provided below the side surface in the drawing, the location of the switches is not limited to this.
[0016]
It is desirable that the filter 2 has a sterilizing, antibacterial and deodorizing function. Any material may be used as long as it exhibits such a function. For example, a bamboo charcoal sheet utilizing the antibacterial action and deodorizing effect of bamboo charcoal can be used. The bamboo charcoal sheet is made by directly applying fine particles or fine powder of bamboo charcoal to the nonwoven fabric, or by spraying fine particles or fine powder of bamboo charcoal onto the base nonwoven fabric using a polymer resin as a medium, and performing needle punching on both sides of the base nonwoven fabric. The side nonwoven fabric is stuck. Also, a charcoal sheet can be manufactured in the same manner. In addition, the manufacturing method of a bamboo charcoal sheet or a charcoal sheet is not limited to the above method.
[0017]
In addition, not only bamboo charcoal and charcoal but also any other material which has been processed so that it can be installed as a filter using materials having a sterilizing, antibacterial and deodorizing function can be used. However, it is desirable that the device also has a certain dust removing effect in order to prevent the inside of the device from being soiled and to physically clean the air discharged from the device.
[0018]
When the speed control switch 11 of the electric fan 5 is turned to rotate the electric fan 5 at an appropriate speed, as shown in FIG. As shown by a thick arrow, the electric fan 5 sends the air toward the air discharge section 4, is heated by the light bulb 6, contacts the medicinal ingredient impregnated mat 8, and contains the medicinal ingredient from the air discharge section 5 provided above the apparatus. Air is exhausted out of the device. By appropriately adjusting the dimming switch 10, the amount of heating of the medicinal component-impregnated mat 8 can also be adjusted, and the amount of vaporization or sublimation of the medicinal component can be appropriately adjusted. In FIG. 3, thick arrows indicate the flow of air.
[0019]
In addition, since the air suction port is provided on the bottom surface of the apparatus and the air discharge section is provided above the apparatus, the air enters the apparatus from below and is discharged from above by natural convection without necessarily operating the electric fan. When the indoor temperature is high to some extent, the medicinal component is appropriately vaporized even without turning on the electric bulb, so that even if both the electric fan and the electric bulb are turned off, a certain degree of effect can be exhibited at room temperature.
[0020]
It should be noted that the dimming switch of the heating and lighting bulb and the speed control switch of the electric fan are not separately provided as shown in the figure, but these operations are linked to operate as a single switch. If you turn the fan, the speed of the electric fan decreases as the illuminance of the bulb becomes brighter.If you make the bulb brighter, the amount of heat generated increases, and if the fan is kept at the same rotation speed, the diffusion amount of the medicinal component increases. Since it may be too much, it is possible to prevent a large amount of medicinal components from being inadvertently diffused. Conversely, when the switch is turned in the counterclockwise direction, the illuminance of the bulb becomes darker and the amount of heat generated is reduced. Therefore, the rotation speed of the fan is increased to secure the necessary amount of diffusion of the medicinal component.
[0021]
In addition, a temperature sensor is provided, and this is linked with the dimming switch of the heating and lighting bulb and the speed adjustment switch of the electric fan, and the speed of the electric fan increases as the temperature sensed by the sensor increases for a certain illuminance of the bulb. , The amount of heating by the bulb can be automatically adjusted according to the temperature at the place of use. Even when used unattended at night, an appropriate amount of the medicinal ingredient can be automatically diffused, which is effective, for example, after heating is stopped at night in winter.
[0022]
Further, a light receiving sensor may be provided so that the illuminance of the light bulb is automatically adjusted according to the brightness of the room. By doing so, it is possible to expect an effect not only as a mere practical product but also as an interior product. In addition, the light receiving sensor is associated with a speed adjustment switch of the electric fan, for example, when the speed is bright, the speed is reduced, and when the brightness is low, the speed is increased. With such a setting, the amount of diffusion is increased when the person is unattended at night, and the insecticidal effect is enhanced. When the person is bright, the insecticidal effect can be automatically reduced to the extent that no one is harmful to humans.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, the electric pest repellent / pesticide apparatus of the present invention is provided with an air intake section provided with a filter on the bottom of the apparatus, a medicinal component impregnated mat installation section, a variable speed electric fan, An air-cooled light bulb for heating and lighting is provided, and the air that has passed through the filter and entered the device is sent to the air discharge section by an electric fan, heated by the light bulb, and brought into contact with the medicinal component-impregnated mat. The air exhaust section provided in the air outlet allows the medicinal components to be diffused from the device by the action of the electric fan, and the action of the light bulb promotes the vaporization and sublimation of the medicinal components. It is possible to deodorize and sterilize air without using a large-scale device such as an ozone generator, so that even if the device itself is reduced in size, it is more effective than a large device of the same type. It can be.
[0024]
In addition, the dimming switch of the heating and lighting bulb and the speed control switch of the electric fan are linked so that the speed of the electric fan decreases as the illuminance of the bulb increases, so that an appropriate amount of the medicinal component is removed from the device. Can be easily adjusted to discharge. In addition, a temperature sensor is provided, which is linked to the dimming switch of the heating and lighting bulb and the speed control switch of the electric fan, and the speed of the electric fan increases as the temperature sensed by the sensor increases for a certain bulb illuminance. , The appropriate amount of the medicinal ingredient is always discharged from the device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an electric pest repellent / insecticidal device of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an internal structure of the electric pest repellent / insecticidal device shown in FIG. 1 by removing a top plate.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an internal structure of the electric pest repellent / insecticidal device shown in FIG. 1 and a flow of air in the device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Device main body 2 Filter 3 Air intake part 4 Air discharge part 5 Electric fan 6 Light bulb 7 Medicinal component impregnating mat installation part 8 Medicinal component impregnating mat 9 Groove 10 Light control switch 11 Speed control switch