JP3554995B2

JP3554995B2 - Eyelash cosmetics

Info

Publication number: JP3554995B2
Application number: JP09607295A
Authority: JP
Inventors: 雅樹奥山; 文弘秦; 重禎百瀬
Original assignee: Kose Corp
Current assignee: Kose Corp
Priority date: 1995-03-29
Filing date: 1995-03-29
Publication date: 2004-08-18
Anticipated expiration: 2019-08-18
Also published as: JPH08268841A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、睫用化粧料において、睫用化粧料に必要な目元をはっきりさせるという化粧効果及びその持続性に優れ、また使用性が良く、安全性、安定性も良好な睫用化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、睫用化粧料（マスカラ）は、睫を上にカールすることや睫を太く、長く見せることで、目元をはっきりさせるといった化粧効果をもつものである。
一般的に、これらの睫用化粧料は、固形状油分、例えばワックスやロウ類、及び粉体、被膜形成剤を中心として構成されており、化粧品としての快適な使用性、使用感、及び機能性を演出するために、種々の性状、性質をもつワックス類、粉体、被膜形成剤の配合検討が行われてきた。例えば、比較的融点の低いワックスやロウ類においては、配合量を増加させることにより、睫への密着性が高まるため、睫を太く目立たせるといった化粧効果を高めることができる。また、被膜形成剤は、睫に使用されたときに硬い膜を形成することで、化粧持ちを良くしたり、睫を上にカールしたまま固定することで目元をきわだたせるといった化粧効果を高めることができるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低融点のワックスやロウ類を増加させることにより、睫を太くみせるといった化粧効果は得られるものの、睫を上にカールし目元をきわだたせるといった化粧効果については充分な効果が得られず、系が固くなることによる使用性、使用感の悪化といった欠点があった。また、被膜形成剤についても配合量を増加させることにより、睫に硬い膜を形成することができるが、化粧効果の持続性に欠け、使用性の点で睫同士が一本一本離れずに束になってしまい、きれいな化粧ができないといった欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、特定量の高融点ワックスと特定の被膜形成性の樹脂、特定の被膜形成性のポリマーエマルション、及び無水ケイ酸を用いることにより、睫をカールし、目元をきわだたせる化粧効果に優れ、化粧効果の持続性が高く、良好な使用性を付与することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【０００５】
すなわち本発明は、
次の成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）：
（Ａ）融点が７０℃以上で１０５℃以下のワックス１〜１０重量％
（Ｂ）ロジン酸系樹脂及びポリイソブチレンから選ばれた被膜形成性樹脂０．１〜５重量％
（Ｃ）酢酸ビニルポリマーエマルション及び／またはアクリル酸系ポリマーエマルション（固形分として）４〜２５重量％
（Ｄ）無水ケイ酸０．１〜５重量％
を含有することを特徴とする含水睫用化粧料である。
【０００６】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分（Ａ）の融点が７０℃以上で１０５℃以下のワックスとしては、特に制限されず、通常化粧料に配合されるものであればそのいずれのものも使用することができる。例えば、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックスなどがあげられるが、なかでもカルナウバワックス、キャンデリラワックス、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル等のエステル系ワックスが使用性、官能特性上最も好ましい。また、これらの高融点ワックスは必要に応じ、１種または２種以上を組み合わせて用いられる。
【０００７】
本発明の睫用化粧料に用いられる高融点ワックスの配合量は、他の成分との関係または使用性、化粧効果の目的等で決められるが、１〜１０重量％（以下単に％と示す）が必要であり、特に４〜８％が好ましい。配合量が１％より少ないと充分な化粧効果が得られず、１０％を超えると使用性、使用感の面で満足なものが得られない。
【０００８】
本発明に用いられる成分（Ｂ）は、ロジン酸系樹脂及びポリイソブチレンから選ばれた被膜形成性樹脂である。なかでも、ロジン酸系樹脂が使用性、化粧効果の点で最も好ましい。これらの樹脂は必要に応じ、１種または２種以上を組み合わせて用いられる。
【０００９】
本発明の睫用化粧料に用いられるロジン酸系樹脂及びポリイソブチレンから選ばれた被膜形成性樹脂の配合量は、他の成分との関係、使用性等で決められるが、０．１〜５％が必要であり、特に１〜４％が好ましい。配合量が０．１％より少ないと充分な化粧効果が得られず、５％を超えると使用性、使用感の面で満足なものが得られない。
【００１０】
本発明に用いられる成分（Ｃ）の酢酸ビニルポリマーエマルション及び／またはアクリル酸系ポリマーエマルションは、通常のアクリル酸の重合体又は共重合体、メタアクリル酸の重合体又は共重合体及びアクリル重合体を一部架橋したものが好適に使用できる。例えば、アクリル酸、メタアクリル酸及びそれらのアルキルエステルのホモポリマーエマルション及びコポリマーエマルション、アクリル−スチレンコポリマーエマルション、酢酸ビニルポリマーエマルションなどがあげられる。これらのポリマーエマルションは、必要に応じ１種または２種以上を組み合わせて用いられる。
【００１１】
本発明の睫用化粧料に用いられる成分（Ｃ）の被膜形成性のポリマーエマルションの配合量は、他の成分との関係、使用性等で決められ、固形分濃度によって異なるが、固形分として４〜２５％が必要である。好ましくは６〜２０％含有されたものである。配合量が固形分として４％より少ないと化粧効果の持続性が得られず、２５％を超えると仕上がり膜の均一性が得られない。
【００１２】
本発明に用いられる成分（Ｄ）の無水ケイ酸としては、特に制限されるず、化粧品一般に使用されるものであり、無定形構造のもの、疎水化処理したもの、あるいは結晶構造を有するものも好適に使用できる。市販品としては、サイリシア５５０（富士シリシア化学（株）社製）やニップシールＥ−２２０（日本シリカ工業（株）社製）等があげられる。これらの無水ケイ酸は、必要に応じ１種または２種以上を組み合わせて用いられる。
【００１３】
本発明の睫用化粧料に用いられる無水ケイ酸の配合量は、他の成分との関係、使用性等によって決められるが０．１〜５％が必要であり、好ましくは１〜４％である。配合量が０．１％より少ないと充分な化粧効果が得られず、５％を超えると使用性、使用感の面で満足なものが得られない。
【００１４】
本発明の睫用化粧料には、上記の構成成分に加え、目的に応じて本発明の効果をそこなわない範囲において、化粧効果を付与するための粉体、例えば体質顔料、白色顔料、有色顔料、有機粉末、パール剤等が使用可能である。具体的には、タルク、マイカ、カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、亜鉛華、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ナイロン粉末、シルクパウダー、雲母チタン等があげられ、これらは特に制限されるものではなく、必要に応じ１種または２種以上を組み合わせて用いられる。また、これらの粉体は本発明の効果を妨げない範囲で一般油剤、シリコーン油、フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用することができる。更に、本発明の睫用化粧料には、目的に応じて本発明の効果をそこなわない範囲において、エモリエント効果、モイスチュア効果等を付与するための油脂、エステル油、炭化水素油等の液状油剤や、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の水性成分、及び界面活性剤、香料、防腐剤、美容剤、増粘剤等、通常化粧品に配合される他の成分を配合することができる。
【００１５】
【実施例】
以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【００１６】
実施例１〜６及び比較例１〜４マスカラ
表１に示す処方のマスカラを調製し、睫を上にカールし、目元をきわだたせるという化粧効果、及びその化粧効果の持続性、塗布時の化粧のしやすさ（使用性、及び使用感）、及び仕上がり膜の均一性について下記の方法により官能評価を行った。その結果も併せて表１に示す。
【００１７】
【表１】

【００１８】
（製法）
実施例１〜６及び比較例１〜４
Ａ．成分（１）〜（１０）を加熱溶解し、成分（１１）〜（１２）を加え、均一に混合する。
Ｂ．成分（１３）〜（２０）を均一に混合する。
Ｃ．ＡにＢを加え、乳化する。
Ｄ．Ｃを容器に充填して製品とする。
【００１９】
（評価方法）
１０名の官能パネルにより、各試料を下記ａ〜ｄについて、（１）絶対評価基準を用いて７段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を（２）４段階評価基準を用いて評価した。
ａ．化粧効果（睫のカール効果）
ｂ．化粧効果の持続
ｃ．化粧のしやすさ
ｄ．仕上がり膜の均一性
（１）絶対評価基準
（評点）：（評価）
６：非常に良い
５：良い
４：やや良い
３：普通
２：やや悪い
１：悪い
０：非常に悪い
（２）４段階評価基準
５点以上：非常に良好：◎
３点以上５点未満：良好：○
１点以上３点未満：やや不良：△
１点未満：不良：×
【００２０】
表１の結果から明かなように、本発明品である実施例１〜６のマスカラは、比較例１〜６のマスカラに比較し、睫を上にカールし目元をきわだたせるという化粧効果、及びその持続性、化粧のしやすさ、仕上がり膜の均一性の全ての面で、はるかに優れた特性を有していることがわかる。特に、本発明のマスカラは、睫を上にカールし目元をきわだたせるという化粧効果に優れ、また睫の一本一本にきれいにつき、仕上がり膜の均一性が高いといった官能特性上、非常に優れたものである。
一方、成分（Ａ）の高融点のワックス及び成分（Ｂ）の被膜形成性樹脂の多い比較例１では、製品系の粘度が高くなりすぎるために化粧のしやすさや仕上がり膜の均一性といった使用性、使用感の面で満足なものが得られず、また成分（Ｃ）の被膜形成性のポリマーエマルションの多い比較例２では睫どうしが束になってしまい、仕上がり膜の均一性が得られなかった。また、成分（Ａ）の高融点ワックス量、成分（Ｂ）の被膜形成性樹脂量を低減した比較例３は、睫を上にカールし目元をきわだたせるといった化粧効果の点で満足のいくものが得られなかった。また成分（Ｃ）の被膜形成性のポリマーエマルション、無水ケイ酸を低減した比較例４では、化粧のしやすさ、仕上がり膜の均一性といった使用性、使用感の面では満足のいくものが得られたが、睫を上にカールし目元をきわだたせるといった化粧効果の持続性の点で問題があった。
【００２１】
実施例７マスカラ
（成分）（％）
（１）ステアリン酸２
（２）キャンデリラワックス５
（３）ミツロウ１
（４）セタノール１
（５）モノステアリン酸グリセリン１
（６）ショ糖脂肪酸エステル１．５
（７）モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン１．３
（８）セスキオレイン酸ソルビタン０．５
（９）ロジン酸ペンタエリスリット３
（１０）ベンガラ１．４
（１１）黄酸化鉄２．６
（１２）タルク２
（１３）マイカ３
（１４）トリエタノールアミン１．１
（１５）１，３−ブチレングリコール７
（１６）アクリル酸ポリマーエマルション（固形分５０％）１０
（１７）酢酸ビニルポリマーエマルション（固形分４０％）２０
（１８）無水ケイ酸２．５
（１９）香料０．１
（２０）防腐剤０．２
（２１）精製水残量
（製法）
Ａ．成分（１）〜（９）を加熱溶解し、成分（１０）〜（１３）を加え、均一に混合する。
Ｂ．成分（１４）〜（２１）を均一に混合する。
Ｃ．ＡにＢを加え、乳化する。
Ｄ．Ｃを容器に充填して製品とする。
【００２２】
以上のようにして得られたマスカラは、カール効果に優れ、まつげに一本一本きれいに付着し、化粧膜の均一性も高いものであった。
【００２３】
実施例８マスカラ
（成分）（％）
（１）ステアリン酸２
（２）フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル７
（３）ミツロウ１
（４）セタノール１
（５）モノステアリン酸グリセリン１
（６）ショ糖脂肪酸エステル１．５
（７）モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン１．３
（８）セスキオレイン酸ソルビタン０．５
（９）ロジン酸ペンタエリスリット３
（１０）酸化チタン０．４
（１１）グンジョウ３．６
（１２）タルク２
（１３）マイカ３
（１４）トリエタノールアミン１．１
（１５）１，３−ブチレングリコール７
（１６）酢酸ビニルポリマーエマルション（固形分４０％）３０
（１７）無水ケイ酸４
（１８）香料０．１
（１９）防腐剤０．２
（２０）精製水残量
（製法）
Ａ．成分（１）〜（９）を加熱溶解し、成分（１０）〜（１３）を加え、均一に混合する。
Ｂ．成分（１４）〜（２０）を均一に混合する。
Ｃ．ＡにＢを加え、乳化する。
Ｄ．Ｃを容器に充填して製品とする。
【００２４】
以上のようにして得られたマスカラは、カール効果に優れ、化粧の持続性、及び使用性、使用感に優れた特性を有するものが得られた。
【００２５】
【発明の効果】
本発明の含水睫用化粧料は、睫を上にカールし、目元をきわだたせるといった化粧効果、及びその化粧持続性に優れ、かつ使用において、化粧がしやすく、経時安定性にも優れるものである。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a cosmetic for eyelashes, which has an excellent cosmetic effect of clarifying the eyes required for the cosmetic for eyelashes and its persistence, and has good usability, safety, and stability. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, eyelash cosmetics (mascara) have a cosmetic effect such as curling the eyelashes upward and making the eyelashes thick and long so that the eye area becomes clear.
Generally, these eyelash cosmetics are composed mainly of solid oil components, for example, waxes and waxes, powders, and film-forming agents, and have a comfortable usability, a feeling of use, and a function as cosmetics. In order to produce properties, studies have been made on the compounding of waxes, powders, and film-forming agents having various properties and properties. For example, in the case of waxes and waxes having a relatively low melting point, increasing the blending amount increases the adhesion to the eyelashes, so that a cosmetic effect such as making the eyelashes stand out thicker can be enhanced. In addition, the film-forming agent forms a hard film when used for eyelashes, thereby improving the makeup lasting effect, and enhancing the cosmetic effect such that the eyelashes are prominent by fixing the eyelashes while being curled up. Is what you can do.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, by increasing the amount of low-melting waxes and waxes, a cosmetic effect such as thickening the eyelashes can be obtained, but a sufficient effect cannot be obtained for the cosmetic effect such as curling the eyelashes upward and prominently prominently. However, there are drawbacks such as deterioration of usability and usability due to hardening of the system. In addition, by increasing the amount of the film-forming agent, a hard film can be formed on the eyelashes, but the makeup effect is lacking, and the eyelashes do not separate from each other in terms of usability. There was a drawback that it became a bundle and it was not possible to make beautiful makeup.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present inventors have conducted intensive studies to solve the above problems, and as a result, using a specific amount of a high melting point wax and a specific film-forming resin, a specific film-forming polymer emulsion, and silicic anhydride. As a result, they found that the eyelashes were curled, the cosmetic effect for prominent eye area was excellent, the cosmetic effect was long lasting, and good usability could be imparted, and the present invention was completed.
[0005]
That is, the present invention
The following components (A), (B), (C), (D):
(A) wax having a melting point of 70 ° C. or more and 105 ° C. or less 1 to 10% by weight
(B) a film-forming resin selected from rosin acid resins and polyisobutylene 0.1 to 5% by weight
(C) vinyl acetate polymer emulsion and / or an acrylic acid polymer Emma Luchon (as solid content) 4 to 25 wt%
(D) Silicic anhydride 0.1-5% by weight
It is a cosmetic for water-containing eyelashes characterized by containing.
[0006]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The wax having a melting point of 70 ° C. or higher and 105 ° C. or lower for the component (A) used in the present invention is not particularly limited, and any wax that is usually blended in cosmetics may be used. it can. For example, carnauba wax, candelilla wax, fructooligosaccharide fatty acid ester, microcrystalline wax, polyethylene wax, paraffin wax and the like can be mentioned. Most preferable in terms of usability and sensory characteristics. These high melting point waxes are used alone or in combination of two or more as necessary.
[0007]
The amount of the high melting point wax used in the eyelash cosmetic of the present invention is determined depending on the relationship with other components or usability, the purpose of the cosmetic effect, and the like, but is 1 to 10% by weight (hereinafter simply referred to as%). Is required, and 4 to 8% is particularly preferable. If the amount is less than 1%, a sufficient cosmetic effect cannot be obtained, and if it exceeds 10%, a satisfactory one cannot be obtained in terms of usability and usability.
[0008]
The component (B) used in the present invention is a film-forming resin selected from rosin acid resins and polyisobutylene. Of these, rosin acid resins are most preferred in terms of usability and cosmetic effects. These resins may be used alone or in combination of two or more as necessary.
[0009]
The amount of the film-forming resin selected from the rosin acid-based resin and polyisobutylene used in the eyelash cosmetic of the present invention is determined depending on the relationship with other components, usability, and the like. % Is necessary, and particularly preferably 1 to 4%. If the amount is less than 0.1%, a sufficient cosmetic effect cannot be obtained, and if the amount exceeds 5%, satisfactory useability and usability cannot be obtained.
[0010]
The vinyl acetate polymer emulsion and / or acrylic acid-based polymer emulsion of the component (C) used in the present invention may be a conventional acrylic acid polymer or copolymer, methacrylic acid polymer or copolymer and acrylic polymer. Can be preferably used. For example, acrylic acid, methacrylic acid and homopolymers emulsions and copolymer emulsions of their alkyl esters, acrylic - styrene copolymer emulsion, etc. vinyl acetate polymers Emar cane emissions and the like. These polymer emulsions are used singly or in combination of two or more kinds as necessary.
[0011]
The compounding amount of the film-forming polymer emulsion of the component (C) used in the eyelash cosmetic of the present invention is determined by the relationship with other components, the usability, and the like, and varies depending on the solid content concentration. 4-25% is required. Preferably, the content is 6 to 20%. If the amount is less than 4% as a solid content, the persistence of the cosmetic effect cannot be obtained, and if it exceeds 25%, uniformity of the finished film cannot be obtained.
[0012]
The silicic anhydride of the component (D) used in the present invention is not particularly limited, and is generally used in cosmetics, and may have an amorphous structure, a hydrophobized structure, or a crystal structure. It can be suitably used. Commercially available products include Sylysia 550 (manufactured by Fuji Silysia Chemical Ltd.) and Nip Seal E-220 (manufactured by Nippon Silica Industry Co., Ltd.). These silicic anhydrides are used alone or in combination of two or more as necessary.
[0013]
The compounding amount of the silicic anhydride used in the eyelash cosmetic of the present invention is determined depending on the relationship with other components, usability, and the like, but is required to be 0.1 to 5%, preferably 1 to 4%. is there. If the amount is less than 0.1%, a sufficient cosmetic effect cannot be obtained, and if the amount exceeds 5%, satisfactory useability and usability cannot be obtained.
[0014]
In the eyelash cosmetic of the present invention, in addition to the above-mentioned components, a powder for imparting a cosmetic effect within a range that does not impair the effects of the present invention depending on the purpose, for example, extender pigment, white pigment, colored Pigments, organic powders, pearling agents and the like can be used. Specific examples include talc, mica, kaolin, calcium carbonate, magnesium carbonate, titanium oxide, zinc white, red iron oxide, yellow iron oxide, black iron oxide, nylon powder, silk powder, titanium mica, and the like. They are not used, and may be used alone or in combination of two or more as needed. These powders may also be those treated with a general oil, silicone oil, fluorine compound, surfactant or the like as long as the effects of the present invention are not impaired. Further, in the eyelash cosmetic of the present invention, liquid oils such as oils and fats, ester oils, hydrocarbon oils and the like for imparting an emollient effect, a moisturizing effect and the like within a range that does not impair the effects of the present invention depending on the purpose. And aqueous components such as glycerin, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butylene glycol, and polyethylene glycol, and surfactants, fragrances, preservatives, beauty agents, thickeners, and other ingredients that are usually incorporated in cosmetics. Can be blended.
[0015]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described with reference to examples. Note that these do not limit the present invention at all.
[0016]
Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4 Mascara A mascara having the formulation shown in Table 1 was prepared, the eyelashes were curled up, the makeup effect of prominent eyes, and the persistence of the makeup effect, at the time of application Sensory evaluation was performed on the ease of makeup (usability and feeling) and the uniformity of the finished film by the following method. Table 1 also shows the results.
[0017]
[Table 1]

[0018]
(Production method)
Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4
A. Components (1) to (10) are heated and dissolved, and components (11) to (12) are added and uniformly mixed.
B. The components (13) to (20) are uniformly mixed.
C. Add B to A and emulsify.
D. C is filled into a container to obtain a product.
[0019]
(Evaluation method)
Using a sensory panel of 10 persons, each sample was evaluated for the following items a to d on a 7-point scale using (1) an absolute evaluation criterion, and the average value of the scores for each sample was evaluated on a (2) 4-point evaluation criterion. evaluated.
a. Makeup effect (curl effect of eyelashes)
b. Sustained cosmetic effect c. Ease of makeup d. Uniformity of finished film (1) Absolute evaluation criteria (score): (Evaluation)
6: Very good 5: Good 4: Somewhat good 3: Normal 2: Somewhat bad 1: Bad 0: Very bad (2) 4-grade evaluation standard 5 or more: Very good: A
3 points or more and less than 5 points: Good: Good
1 point or more and less than 3 points: Somewhat poor: △
Less than 1 point: Bad: ×
[0020]
As is clear from the results in Table 1, the mascaras of Examples 1 to 6 which are the products of the present invention have a cosmetic effect that the eyelashes are curled upward and the eyes are more prominent than the mascaras of Comparative Examples 1 to 6, Further, it can be seen that the material has much better properties in all aspects of its durability, ease of makeup, and uniformity of the finished film. In particular, the mascara of the present invention is excellent in the cosmetic effect of curling the eyelashes upward and prominently prominently in the eyes, and very beautiful in terms of sensory characteristics such as a high uniformity of the finished film because each eyelash is neatly cleaned. It is excellent.
On the other hand, in Comparative Example 1 in which the wax having a high melting point of the component (A) and the film-forming resin of the component (B) were too many, the viscosity of the product system was too high, so that the cosmetics were easily used and the uniformity of the finished film. In Comparative Example 2 in which the polymer emulsion of the component (C) had a large film-forming property, the eyelashes became bundled, and the uniformity of the finished film was obtained. Did not. Further, Comparative Example 3 in which the amount of the high melting point wax of the component (A) and the amount of the film-forming resin of the component (B) were reduced was satisfactory in terms of a cosmetic effect such that the eyelashes were curled up and the eyes became prominent. I didn't get anything. In addition, in Comparative Example 4 in which the film-forming polymer emulsion of component (C) and silicic anhydride were reduced, satisfactory results were obtained in terms of ease of makeup, uniformity of the finished film, and usability. However, there was a problem in terms of the persistence of the makeup effect such as curling the eyelashes upward and prominently prominently.
[0021]
Example 7 Mascara (component) (%)
(1) Stearic acid 2
(2) Candelilla wax 5
(3) Beeswax 1
(4) Cetanol 1
(5) Glycerin monostearate 1
(6) Sucrose fatty acid ester 1.5
(7) Polyoxyethylene sorbitan monooleate 1.3
(8) Sorbitan sesquioleate 0.5
(9) pentaerythrosin rosinate 3
(10) Bengala 1.4
(11) Yellow iron oxide 2.6
(12) Talc 2
(13) Mica 3
(14) Triethanolamine 1.1
(15) 1,3-butylene glycol 7
(16) Acrylic acid polymer emulsion (solid content 50%) 10
(17) Vinyl acetate polymer emulsion (solid content 40%) 20
(18) Silicic anhydride 2.5
(19) Fragrance 0.1
(20) Preservative 0.2
(21) Remaining purified water (production method)
A. Components (1) to (9) are heated and dissolved, and components (10) to (13) are added and uniformly mixed.
B. The components (14) to (21) are uniformly mixed.
C. Add B to A and emulsify.
D. C is filled into a container to obtain a product.
[0022]
The mascara obtained as described above had excellent curling effect, adhered neatly to the eyelashes one by one, and had high uniformity of the decorative film.
[0023]
Example 8 Mascara (component) (%)
(1) Stearic acid 2
(2) Fructooligosaccharide fatty acid ester 7
(3) Beeswax 1
(4) Cetanol 1
(5) Glycerin monostearate 1
(6) Sucrose fatty acid ester 1.5
(7) Polyoxyethylene sorbitan monooleate 1.3
(8) Sorbitan sesquioleate 0.5
(9) pentaerythrosin rosinate 3
(10) Titanium oxide 0.4
(11) Gunjo 3.6
(12) Talc 2
(13) Mica 3
(14) Triethanolamine 1.1
(15) 1,3-butylene glycol 7
(16) Vinyl acetate polymer emulsion (solid content 40%) 30
(17) Silicic anhydride 4
(18) Fragrance 0.1
(19) Preservative 0.2
(20) Remaining purified water (production method)
A. Components (1) to (9) are heated and dissolved, and components (10) to (13) are added and uniformly mixed.
B. The components (14) to (20) are uniformly mixed.
C. Add B to A and emulsify.
D. C is filled into a container to obtain a product.
[0024]
The mascara obtained as described above was excellent in curling effect, and had excellent cosmetic durability, usability, and usability.
[0025]
【The invention's effect】
The cosmetic for water-containing eyelashes of the present invention has a cosmetic effect such as curling the eyelashes up and prominently around the eyes, and is excellent in persistence of the cosmetics, and is easy to make up in use and has excellent stability over time. It is.

Claims

The following components (A), (B), (C), (D):
(A) wax having a melting point of 70 ° C. or more and 105 ° C. or less 1 to 10% by weight
(B) a film-forming resin selected from rosin acid resins and polyisobutylene 0.1 to 5% by weight
(C) Vinyl acetate polymer emulsion and / or acrylic acid polymer emulsion (as solid content) 4 to 25% by weight
(D) Silicic anhydride 0.1-5% by weight
A cosmetic for water-containing eyelashes, comprising:

The cosmetic for water-containing eyelashes according to claim 1, wherein the wax having a melting point of component (A) of not lower than 70 ° C and not higher than 105 ° C is an ester wax.

The cosmetic for wet eyelashes according to claim 1 or 2 , wherein the cosmetic for wet eyelashes is an emulsion type.