JP3554406B2 - 負圧発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、シリンダ部を回転させながらピストンロッドを引き出して負圧を発生させ、アタッチメントを介して対象物を吸引することができる、簡単な構成で操作性に優れた負圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療や診断用等に用いられる負圧発生装置としては、注射器のようなシリンダを用いた構成のものや、エアーポンプを用いて負圧を発生させる構成のもの等が知られているが、先端を回転させながら吸引を行う際には徐々に負圧を高める必要があり、マニュアル操作しながら確実に行う構造のものは今まで提案されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
この発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、直進作動体を一方向へ動かすと、シリンダ部およびその先端のアタッチメントが逆方向に進むと共に回転し、負圧を発生させてアタッチメントからの吸引を可能とする負圧発生装置を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決すために、請求項1の発明では、
把持部を有する直進作動体を設ける、
該直進作動体に対向すると共に、外側にシリンダ部をその外周に沿って回転可能に保持して前後方向へ連動可能な逆進作動体を設ける、
直進作動体の前後方向の動きをその進行方向と逆の方向へ変換して逆進作動体へ伝動する逆進伝動部を設ける、
上記シリンダ部の先端に口部を形成する、
上記シリンダ部に嵌合するピストンロッドを設ける、
上記直進作動体に形成されて上記ピストンロッドをシリンダ部から抽出入可能に連結したロッド連結部を設ける、
上記直進作動体の直進を回転運動に変換して上記シリンダ部を回転させる回転伝動部を設ける、
上記シリンダ部の先端側に取り付けられてシリンダ部の内部と連通可能な筒状のアタッチメントを設ける、
という技術的手段を講じている。
【0005】
また、請求項2の発明では、
前記回転伝動部が、直進作動体を嵌合して直進作動体の動きに連動して回転する回転作動部と、シリンダ部を回転作動部の回転に連動して回転させる伝動部とからなる、
という技術的手段を講じている。
また、アタッチメントは注射針や採取針からなっていてもよい。
【0006】
【作用】
把持部を一方(例として後方、以下同じ)へ引いて直進作動体を後方へ動かす。
これにより、ロッド連結部を介してピストンロッドが後方へ引き出される。
また、直進作動体の後進は逆進伝動部を介して逆進作動体をシリンダ部と共に前方へ移動させる。
更に、直進作動体の後進は回転伝動部を回転させる。
この回転伝動部の回転は、前記シリンダ部を連動して回転させる。
これにより、シリンダ部の先端に取り付けてシリンダ部と連動するアタッチメントを回転させながら前進させることができる。
これにより負圧を徐々に高めながらアタッチメントを前進させることができる。
【0007】
【実施例】
以下に、この発明の負圧発生装置の好適実施例につき図面を参照しつつ説明する。
この、負圧発生装置1は、図1及び図2に示すように、ケーシング10内に把持部2を有する直進作動体3と、先端に口部4Aを有するシリンダ部4を支持する逆進作動体5とを摺動可能に取り付けており、上記直進作動体3と連動する逆進伝動部6と、上記直進作動体3に連動可能に連結されるピストンロッド7と、前記直進作動体3と連動して回転しシリンダ部4を回転させる回転伝動部8を設けた構成からなっている。
【0008】
即ち、直進作動体3は、先端が外周にボス31を突設した円柱に形成されており、中途部が少なくとも内面(図中上面)を偏平に形成してラック部32が刻設され、外面に環状の把持部2が突設されており、後端が内側へ突出して、ピストンロッド7の後端と係止する係止凹部を有するロッド連結部33を形成した構成からなっている。
なお、直進作動体3は上記構成に代えてスクリューネジ棒で形成してもよい。この場合に、後述の回転作動部8は、内周壁に上記スクリューネジと噛合するネジ面を設けておけば、直進作動体3の旋回しながらの前後進によってケーシング10の定位置に軸受された回転作動部8を回転させることができる。
【0009】
次に、逆進作動体5は、シリンダ部4を外周方向に回転可能に支承する断面弧状の受面5Aとその下面中途部に形成されたラック形成用の作動面5Bとからなっており、先端下部に伝動用の歯車9を軸支している。
また作動面5Bは、幅広の偏平面に設定されて、直進作動体3と対向する内面側にラック部52が刻設されている。
そして、上記逆進作動体5は、その両端縁がシリンダ部4に突設されたストッパ41、41と衝合しており、シリンダ部4と連動して前後方向に連動し、シリンダ部4を回転自在に支承する構成となっている。
【0010】
そして、本実施例の場合、逆進伝動部6は、上記直進作動体3および逆進作動体5の対向するラック部32、52と噛合するピニオン歯車からなって、ケーシング10に回転可能に軸支P1されている。
本実施例では上記逆進作動体5のラック部52と前記直進作動体3のラック部32のネジの歯のピッチを同一に設定してあるので、把持部2で直進作動体3を後方へ動かした長さと同じ長さだけ逆進作動体5を前方へ動かすことができるようになっている。
【0011】
次に、直進用作動体3の先端には、外周に沿って外歯部81を刻設した円筒状の歯車からなる回転作動部8が摺動自在に貫挿している。
この回転作動部8は、ケーシング10に突設されたストッパ12によって、前後方向に移動しないように拘束されて、定位置で回転できるように保持されている。
更に、回転作動部8の壁面には、斜めに延びるスクリューカム溝82を有している。
このスクリューカム溝82には、前記直進作動体3のボス31が嵌合しており、スクリューカム溝82内でのボス31の前後動によって、回転作動部8を上記前後に拘束された所定位置で外周方向に回転させることができるようになっている。
【0012】
一方、シリンダ部4は、先端に同心小径で内部が連通する筒状の口部4Aが形成されており、該口部4Aに注射針や採取針のようなアタッチメントAが着脱可能に取り付けられている。
このシリンダ部4はケーシング10の内壁面に設けられたガイド用ボール11によって前後方向への摺動および周方向への回転が行えるようガイドされている。
そして、このシリンダ部4の先端側には、外周に沿って外歯部45が形成されており、前記逆進作動体5に軸支された歯車(または歯車列)9と噛合するようになっている。
また、構造上、回転作動部8の外歯部81とシリンダ部4の外歯部45が直接に噛合する構成であってもよい。
【0013】
そこで、回転作動部8の回転は伝動用の歯車9を介して上記シリンダ部4の外歯部45に伝わり、該外歯部45を介してシリンダ部4を回転しうるようになっている。
また、逆進作動体5の前後進の際には、これに軸支された歯車9が回転作動部8の外歯部81に係止した状態でスライドして前後方向に変位することができるようになっている。
なお、上記構成に代えて、逆進作動体5が外周にスクリューネジ部を有してシリンダ部4と一体となる構成であってもよい。
この場合に、シリンダ部4はケーシング10に回転乃至摺動可能に支承される。
これにより、逆進伝動部6の回転でこれと噛合するスクリューネジが回転(旋回)して逆進作動体5を後進する直進作動体3と反対に旋回しながら前進させることができ、これにシリンダ部4を連動させることができる。
この構成によれば、別体の構成として回転伝動部を設ける必要がなく、スクリューネジ部が回転伝動部を兼ねることになる。
【0014】
次に、前記実施例の負圧発生装置1の作用を説明する。
まず、ケーシング10から離れるように把持部2を後方へ引くと、直進作動体3が後方へ動かされる。
これにより、直進作動体3に形成されたラック部32も後進し、該ラック部32に噛合する逆進伝動部6が枢軸P1を支点として回転する。
この逆進伝動部6の回転で、ラック部52を介して逆進作動体5が直進作動体3と逆方向の前方へ直線状に動く。
従って、ピストンロッド7の後退とシリンダ部4の前進とで、シリンダ部4内を負圧にすることができる。
【0015】
また、直進作動体3の後進は、同時に、回転作動部8のスクリューカム溝82に係合するボス31を後退させるので、スクリューカム溝82を介して回転作動部8がその外周方向に回転する。
この回転作動部8の回転により、これと噛合する歯車または歯車列9が連動して回転し、該歯車9を介してこれと噛合するシリンダ部4が、前記ガイド用のボール11と逆進作動体5の断面弧状の受面5Aに支承されて、その外周方向に回転される。
そして、このシリンダ部4の先端の口部4Aに取り付けられているアタッチメントAは、シリンダ部4と共に回転しながら前進させることができる。
【0016】
この実施例では、シリンダ部4内を負圧にすることができるのでアタッチメントAを介して口部4Aからシリンダ部4内に物質を吸引させることができる。 従って、アタッチメントAが注射針や採取針の場合には人体から物質を吸引したり採取したりすることができる。
注射針や採取針は、切除機能その他の機能を併せて有するものであってもよい。 また、本実施例では、アタッチメントAをシリンダ部4と別体として着脱可能としたが、これをシリンダ部4と一体に形成するもの(口部に代えてアタッチメントを設ける等の構成)であってもよい。
また、アタッチメントは上記実施例に限定されず、要するに筒状となってシリンダ部の内部と連通するものであればいかなる構造でもよく、またその用途は医療、診断用に限定されるものではないこと勿論である。
【0017】
その他、この発明では、回転伝動部の回転を逆進作動体へ伝動する構成は、上記実施例に限定されるものではなく、ローラとベルトを用いた構成、その他の公知の伝動手段を用いることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上、この発明によれば、簡単な機械的構成を用いて、注射針や採取針その他のアタッチメントを回転させながら前進し、アタッチメントを介して所定の物質をシリンダ部内に吸引することができる。
そのため、把持部を動かす長さを調整することにより、一定の長さ前進させることができ、またマニュアル操作で微調整しながらアタッチメントを操作することができるので、極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】負圧発生装置の実施例を示す側面図である。
【図2】負圧発生装置の把持部を引いた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 負圧発生装置
2 把持部
3 直進作動体
4 シリンダ部
5 逆進作動体
6 逆進伝動部
7 ピストンロッド
8 回転作動部
10 ケーシング
31 ボス
32 ラック部
33 ロッド連結部
52 ラック部
82 スクリューカム溝
A アタッチメント

Claims (8)

  1. 把持部を設けた直進作動体と、
    該直進作動体に対向すると共に、外側にシリンダ部をその外周に沿って回転可能に保持して前後方向へ連動可能な逆進作動体と、
    直進作動体の前後方向の動きをその進行方向と逆の方向へ変換して逆進作動体へ伝動する逆進伝動部と、
    上記シリンダ部の先端に形成される口部と、
    上記シリンダ部に嵌合するピストンロッドと、
    上記直進作動体に形成されて上記ピストンロッドをシリンダ部から抽出入可能に連結したロッド連結部と、
    上記直進作動体の直進を回転運動に変換して上記シリンダ部を回転させる回転伝動部と、
    上記シリンダ部の先端側に取り付けられてシリンダ部の内部と連通可能な筒状のアタッチメントと、
    からなることを特徴とする負圧発生装置。
  2. 回転伝動部が、直進作動体を嵌合して直進作動体の動きに連動して回転する回転作動部と、シリンダ部を回転作動部の回転に連動して回転させる伝動部とからなっており、回転作動部が伝動部を介してシリンダ部を直進方向に摺動可能に支持してなることを特徴とする請求項1に記載の負圧発生装置。
  3. 逆進伝動体がピニオン歯車からなっており、直進作動体が上記ピニオン歯車に噛合するラック部を有しており、逆進作動体が上記直進作動体に対向すると共に上記ピニオン歯車に噛合するラック部を有してなることを特徴とする請求項1に記載の負圧発生装置。
  4. 回転伝動部が、その内壁に斜めに延びるスクリューカム溝を有しており、該スクリューカム溝に直進作動体に突設されたボス部を嵌合して直進作動体の進退により変換伝動部を回転可能としてなることを特徴とする請求項1に記載の負圧発生装置。
  5. 回転伝動部が、外周に沿って外歯を刻設した歯車からなっており、該回転伝動部に逆進保持体に軸支された歯車を介して吸引容器の外周の一部に形成した外歯が連動可能に噛合しており、上記回転伝動部に連動して吸引容器を回転可能としたことを特徴とする請求項4に記載の負圧発生装置。
  6. シリンダ部と回転作動部とを一定位置で回転可能に支持するケーシングを設けてなることを特徴とする請求項2に記載の負圧発生装置。
  7. 逆進作動部が、ケーシングに回転乃至摺動可能に支承されたシリンダ部と一体となって外周にスクリューネジ部を有しており、歯車からなる逆進伝動部の回転で周方向に回転しながら直進作動体と反対の方向へ動くことを特徴とする請求項6に記載の負圧発生装置。
  8. アタッチメントが注射針または採取針からなっていることを特徴とする請求項1に記載の負圧発生装置。
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