JP3554315B2 - Drainage structure and gutter block - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路に浸透した雨水、側溝ブロックとの境界付近の路面上の雨水等を、その側溝ブロック内に排水することができる排水構造、および側溝ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地中水または側溝ブロック側壁に接する地表水を側溝内へ導水するため、前記側壁等に形成された、外面から内面に連通する切欠部等に、導水用部材を装着した側溝ブロックがあった(例えば、特許文献1参照。)。前記導水用部材は、板状基壁を備えており、その表裏面間に、地中水または側溝ブロック側壁に接する地表水を側溝内へと導水するための、接水等の導入孔が設けられており、かつ、板状基壁の上側面に、地表水を側溝内へと導水するための、地表水導入孔が設けられていた。そして、前記接水等の導入孔によって、前記側溝ブロック側壁に接する段差部分に溜まった雨水等を、側溝内に導水していた。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−269969号公報(図18、図20)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記導水用部材は、既述の通り、側溝ブロック側壁等に形成された、外面から内面に連通する切欠部等に装着されるものであるため、大がかりな構造のものとなり、また、充分な剛性を付与するために、例えば金属製にするとコスト的に高価なものにならざるをえなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、道路に浸透した雨水、側溝ブロックとの境界付近の路面上の雨水等を、その側溝ブロック内に排水することができる、製造コストが安価な排水構造、および側溝ブロックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る排水構造、および側溝ブロックは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る排水構造は、側溝ブロックと、その側溝ブロックに取り付けられる排水具とを有する。前記側溝ブロックは、その側溝ブロック内の水路に通じるように、その側溝ブロックの側壁に貫通状に形成された排水通路と、前記側壁の外側面に形成されて、前記側壁の上端部に開口するとともに前記排水通路の入り口部に通じる連通凹部とを備える。また、前記排水具は、平板状であって、前記入り口部との間に所要の間隙を形成して、その入り口部および前記連通凹部を覆うように、前記側壁の外側面に取り付けられる。そして、その排水具には、表裏方向に開けられた単数もしくは複数の貫通孔または/および切り欠きが設けられている。そこで、前記排水具が前記側壁に取り付けられた前記側溝ブロックを道路に埋設することで、前記間隙または/および前記連通凹部に通じる前記貫通孔または/および切り欠きが、前記側壁の側方側の雨水等を前記入り口部に流す第一流路を形成し、上方にあらわれて開口する前記連通凹部が、前記側壁の上方側の雨水等を前記入り口部に流す第二流路を形成する。そして、前記側壁には、前記排水具の裏面が近接もしくは当接可能であるとともに前記側壁の上端部から上下方向に延びる単数もしくは複数の凸部が設けられており、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、前記連通凹部の少なくとも一部が形成される。
【0007】
これによれば、側壁の側方側の雨水等、例えば、道路の透水層に浸透した雨水等は、排水具の貫通孔または/および切り欠きを通って、その排水具の内側に進入するとともに、前記所要の間隙および前記入り口部を介して、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。しかも、側壁の上方側の雨水等、例えば、側溝ブロックとの境界付近の路面上の雨水等は、上方にあらわれて開口する前記連通凹部を通って、その排水具の内側に進入するとともに、前記所要の間隙および前記入り口部を介して、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。そして、前記貫通孔または/および切り欠きが、側溝ブロックの側壁の上端部分に近い位置にも設けられている場合には、前記側溝ブロックとの境界部分の路面が沈下して形成される窪みに溜まった雨水等についても、前記貫通孔または/および切り欠きを通って、その排水具の内側に進入するとともに、前記所要の間隙および前記入り口部を介して、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。
【0008】
【0009】
【0010】
また、排水具の裏面が、側壁に設けられた単数もしくは複数の凸部に近接もしくは当接することにより、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、雨水等を流すための流路が形成されるので、前記雨水は、前記流路を介して、側溝ブロック内の水路へと、確実に排水される。
【0011】
また、請求項2に記載の発明に係る排水構造のように、前記側壁の外側面には、前記排水具が収められる収納凹部が設けられているのが望ましい。これにより、排水具を、収納凹部に収めることで、その側壁の外側面から排水具が突出しないようにすることができるので、排水具の破損や脱落が生じにくくなる。また、排水具を、収納凹部に収めることで、排水具の位置決めが容易となる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明に係る排水構造のように、前記連通凹部の下面は、前記入り口部側ほど下がるようにして、その入り口部に達する傾斜面となっているのが望ましい。前記連通凹部に流れ込んだ雨水等は、傾斜面によって、入り口部に、確実に集水されるように流される。
【0013】
また、請求項4に記載の発明に係る排水構造のように、前記側溝ブロックは、二つ備わり、それら二つの側溝ブロックが、前記水路の延びる方向に並んで配置されて、前記排水通路および前記連通凹部は、前記各側溝ブロックの、互いに他の側溝ブロック側となる端部部分に設けられ、前記排水具は、前記各側溝ブロックの、前記入り口部および連通凹部を覆うようにして、前記二つの側溝ブロックに掛け渡して取り付けられるのが望ましい。排水通路を側溝ブロックの端部部分以外に設ける場合、例えば、型枠の側板に、排水通路を形成するための排水通路形成型を、側溝ブロックの成形の度に脱着しなければならないという面倒があるととともに、型枠の構造が複雑になるが、側溝ブロックの端部部分に排水通路を設けることにより、そのような面倒が解消されるとともに、型枠の構造が簡素化される。
【0014】
【0015】
【0016】
また、請求項5に記載の発明に係る側溝ブロックは、表裏方向に開けられた単数もしくは複数の貫通孔または/および切り欠きが設けられる排水具が取り付けられる、側溝ブロックである。この側溝ブロックは、その側溝ブロック内の水路に通じるように、その側溝ブロックの側壁に貫通状に形成された排水通路と、前記側壁の外側面に形成されて、前記側壁の上端部に開口するとともに前記排水通路の入り口部に通じる連通凹部とを備える。また、前記側壁には、前記排水具の裏面が近接もしくは当接可能であるとともに前記側壁の上端部から上下方向に延びる単数もしくは複数の凸部が設けられており、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、前記連通凹部の少なくとも一部が形成される。
【0017】
これによれば、側壁の側方側の雨水等、例えば、道路の透水層に浸透した雨水等は、排水具の貫通孔または/および切り欠きを通って、その排水具の内側に進入するとともに、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。しかも、側壁の上方側の雨水等、例えば、側溝ブロックとの境界付近の路面上の雨水等は、上方に開口する前記連通凹部を通って、その排水具の内側に進入するとともに、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。そして、前記貫通孔または/および切り欠きが、側溝ブロックの側壁の上端部分に近い位置にも設けられている場合には、前記側溝ブロックとの境界部分の路面が沈下して形成される窪みに溜まった雨水等についても、前記貫通孔または/および切り欠きを通って、その排水具の内側に進入するとともに、排水通路へと流れて、側溝ブロック内の水路へと排水される。
また、排水具の裏面が、側壁に設けられた単数もしくは複数の凸部に近接もしくは当接することにより、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、雨水等を流すための流路が形成されるので、前記雨水は、前記流路を介して、側溝ブロック内の水路へと、確実に排水される。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る排水構造、および側溝ブロックの一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
図1ないし図3は、本発明に係る排水構造、および側溝ブロックの第一の実施の形態を示す。図中符号1は、道路としての車道Yに沿って配備される、側溝ブロック体であって、この側溝ブロック体1は、例えば、U字側溝ブロックからなる側溝ブロック2と、その側溝ブロック2に取り付けられる排水具3とを備えている。
【0027】
側溝ブロック2は、コンクリート製であって、その側溝ブロック2内の水路Sに通じるように、側壁4に斜めに下がるように貫通状に形成された排水通路5を備えているとともに、その側壁4の上部内側に、側溝蓋Fを載せるための蓋掛かり部4aを備えている。また、側溝ブロック2は、車道Y側の側壁4の外側面4bに形成された、前記排水具3が収められる収納凹部6、詳しくはその排水具本体8の本体部9が収められる収納凹部6と、前記排水路5の入り口部5aに通じる連通凹部7とを備える。
【0028】
収納凹部6は、連通凹部7を囲うようにして側壁4の上端部に開口するとともに、前記本体部9を収めても、側壁4の外側面4bから前記本体部9が突出しない程度の深さ、好ましくは、図示実施の形態に示されるように、収納凹部6に収められる前記本体部9の外表面と、前記外側面4bとが、ほぼ面一となる程度の深さで窪むように形成されている。また、収納凹部6の左右両側には、前記排水具3を、前記側壁に取り付けるための、取付部6a、6aが設けられている。これら取付部6a、6aは、前記収納凹部6と同じ深さで窪む取付凹部からなり、排水具3の後述する被取付部10が収まるようになっているとともに、前記排水具3を、前記側壁4の外側面4bに取り付ける取付手段としての、例えば、両面粘着テープPが貼り付けられるようになっている。
【0029】
連通凹部7は、側壁4の上端部に、例えば、砂利などが通過しにくい大きさで開口する(図示実施の形態においては、側溝ブロック2の長手方向に沿って幅広に開口する。)とともに、収納凹部6の内側で、その収納凹部6よりも一段と深く窪むように形成されている。また、この連通凹部7の少なくとも一部、すなわち、図示実施の形態においては、前記入り口部5aよりも上方に位置する凹部は、側壁4の上端部から上下方向に連続的に延びるように、かつ、間隔をおいて並ぶように設けられた、例えば、先端ほど幅狭となる横断面テーパ形状の、複数の凸部7a、7a間に形成される。そして、この連通凹部7の下面7bは、前記入り口部5a側ほど下がるようにして、その入り口部5aに達する傾斜面となっている。
【0030】
排水具3は、例えば、合成樹脂製の平板状からなる排水具本体8と、取付手段としての前記両面粘着テープPとからなる。排水具本体8は、前記入り口部5aを覆うとともに前記側壁4の外側面4bの上端部分に達するほどの大きさを備えた、本体部9と、この本体部9の左右両側に延設された、被取付部10、10とを備え、これら被取付部10、10の裏面には、前記両面粘着テープPが貼り付けられている。また、本体部9には、表裏方向に開けられた複数の貫通孔11、11、例えば、砂利などが通過しにくい大きさの孔からなる貫通孔11、11が、本体部9のほぼ全域に設けられている。よって、前記排水具3はもしくは排水具本体8は、貫通孔11が縦横に設けられた多孔板状となっている。
【0031】
そして、側溝ブロック2の収納凹部6に、排水具3の本体部9を収めるとともに、排水具3の被取付部10を取付部6aに収めて、両面粘着テープPを、取付部6aに貼り付けることにより、排水具3、すなわち排水具本体8は、その本体部9と、前記排水通路5の入り口部5aとの間に所要の間隙Kを形成して、その入り口部5aおよび前記連通凹部7を覆うように、かつ、前記貫通孔11、11が前記間隙Kまたは/および前記連通凹部7に通じるように、前記側壁4の外側面に取り付けられる。このようにして、排水具3を側壁4に取り付けることによって、前記間隙Kまたは/および前記連通凹部7に通じる貫通孔11、11が、側壁4の側方側の雨水等を排水通路5の入り口部5aに流す第一流路R1を形成し、上方に開口する連通凹部7が、前記側壁4の上方側の雨水等を前記入り口部5aに流す第二流路R2を形成する。なお、図示実施の形態においては、両面粘着テープPが、前記取付部6aと前記被取付部10との間に介在する関係上、排水具3の裏面3aが複数の凸部7a、7aにぴったりと当接することなく、すなわち、近接して、複数の凸部7a、7a間に、前記第二流路R2が形成されるようになっているが、好ましくは、排水具3の裏面3aは、複数の凸部7a、7aに当接するのがよい。
【0032】
そして、側壁4の側方側の雨水等、例えば、道路としての車道Yの透水層Tに浸透した雨水等は、排水具3の複数の貫通孔11、11を通って、その排水具3の内側に進入し、かつ、前記連通凹部7を通過するとともに、前記所要の間隙Kおよび前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。しかも、側壁4の上方側の雨水等、例えば、側溝ブロック2との境界付近の路面上の雨水等は、上方に開口する前記連通凹部7を通って、その排水具3の内側に進入し、前記所要の間隙Kおよび前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。そして、図示実施の形態においては、前記複数の貫通孔11、11は、側溝ブロック2の側壁4の上端部分に近い位置にも設けられているので、前記側溝ブロック2との境界部分の路面が沈下して形成される窪みN(図1において二点鎖線で示す)に溜まった雨水等についても、前記複数の貫通孔11、11を通って、その排水具3の内側に進入し、かつ、前記連通凹部7を通過するとともに、前記所要の間隙Kおよび前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。
【0033】
この第一の実施の形態に示す排水構造、側溝ブロック2、および排水具3によれば、複数の貫通孔11、11と、側溝ブロック2の連通凹部7とで、道路としての車道Yの透水層Tに浸透した雨水、側溝ブロック2との境界付近の路面上の雨水、さらには、側溝ブロック2との境界部分の路面が沈下して形成される窪みNに溜まった雨水等を、側溝ブロック2内に排水することができ、何ら大掛かりな構造を必要としない。
【0034】
また、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3を、収納凹部6に収めることで、側壁4の外側面4bから前記本体部9が突出しないので、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3の破損や脱落を生じにくくすることができ、しかも、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3の位置決めを容易に行うことができる。また、連通凹部7の下面7bは、前記入り口部5a側ほど下がるようにして、その入り口部5aに達する傾斜面となっているので、連通凹部7に流れ込んだ雨水等を、前記傾斜面によって、入り口部5aに、確実に集水して流すことができる。
【0035】
なお、本発明に係る排水構造、および側溝ブロック2は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第一の実施の形態においては、排水通路5および連通凹部7、並びに収納凹部6が、側溝ブロック2の端部以外の場所に設けられているが、図4および図5に示す第二の実施の形態の排水構造、側溝ブロック2、および排水具3のように、排水通路5および連通凹部7、並びに収納凹部6は、二つの側溝ブロック2、2が、その水路S1の延びる方向に並んで配置されている、各側溝ブロック2、2の、互いに他の側溝ブロック2側となる端部部分に設けられるような態様であってもよい。
【0036】
この第二の実施の形態の排水通路5および連通凹部7、並びに収納凹部6は、第一の実施の形態の排水通路5および連通凹部7、並びに収納凹部6とほぼ同形状であって、二つの側溝ブロック2、2に分割されるようにして設けられている。つまり、排水通路5がその中央で左右に分割されてようにして設けられている。もっとも、連通凹部7の下面7bは、ほぼ水平となっている。このように、連通凹部7の下面7bは、必ずしも、前記入り口部5a側ほど下がるようにして、その入り口部5aに達する傾斜面となる必要はない。また、第二の実施の形態の排水具3は、複数の貫通孔11、11以外に、本体部9の上端部に切り開けられた、前記連通凹部7に通じる、複数の切り欠き11a、11aが設けられている。そして、この排水具3は、前記各側溝ブロック2、2の前記入り口部5aおよび前記連通凹部7を覆うように、かつ、その排水具本体8の本体部9が、前記収納凹部6に収められるようにして、前記二つの側溝ブロック2、2に掛け渡して取り付けられている。
【0037】
そして、既述したように、第一の実施の形態においては、排水通路5が側溝ブロック2の端部部分以外に設けられているので、例えば、型枠の側板(図示なし)に、排水通路5を形成するための排水通路形成型を、側溝ブロック2の成形の度に脱着しなければならないという面倒があるととともに、型枠の構造が複雑になる。しかし、この第二の実施の形態によれば、排水通路5が、各側溝ブロック2、2の、互いに他の側溝ブロック2側となる端部部分に設けられているので、そのような面倒が解消されて排水通路5を容易に形成することができ、しかも、型枠の構造を簡素化することができる。また、前記複数の切り欠き11a、11aが、側溝ブロック2の側壁4の上端部分に位置するように設けられているので、側溝ブロック2との境界部分の路面が沈下して形成される窪みが、わずかに窪んだ窪みであったとしても、その窪みに溜まった雨水等は、複数の切り欠き11a、11aによって集水されて、連通凹部7へと流れる。
【0038】
なお、第一および第二の実施の形態においては、側溝ブロック2の収納凹部6に、排水具3の本体部9を収めることにより、排水具3、すなわち排水具本体8は、その本体部9と、前記入り口部5aとの間に、所要の間隙Kを形成するようになっているが、この所要の間隙Kが形成されないように、つまり、入り口部5aの周りの側壁4の外側面4bと、前記本体部9の一部とが当接するようになっていてもよい。この場合、連通凹部7を介して、排水具3の内側に進入した雨水等が排水されるように、前記排水通路5には、前記連通凹部7と通じる、前記入り口部5aとは別の連通口が設けられる。また、複数の凸部7a、7aは、上下に延びるように連続的に設けられているが、断続的に設けられていてもよく、また、凸部7aは複数でなく単数だけ設けられていてもよく、さらに、凸部7aは、必ずしも設けられていなくてもよい。なお、凸部7aが単数の場合については、その凸部7aを間において、前記連通凹部7の一部が形成される。
【0039】
また、本発明に係る排水構造、および側溝ブロック2は、次のような態様であってもよい。図6ないし図8は、本発明に係る排水構造、および側溝ブロックの第三の実施の形態を示す。図中符号1は、道路としての車道Yに沿って配備される、側溝ブロック体であって、この側溝ブロック体1は、例えば、U字側溝ブロックからなる側溝ブロック2と、その側溝ブロック2に取り付けられる排水具3とを備えている。
【0040】
側溝ブロック2は、コンクリート製であって、側溝ブロック2内の水路Sに通じるように、側壁4に斜めに下がるように貫通状に形成された排水通路5を備えているとともに、その側壁4の内側に、側溝蓋Fを載せるための蓋掛かり部4aを備えている。また、側溝ブロック2は、道路としての車道Y側の側壁4の外側面4bに形成されて、前記側壁4の上端部に開口する(図示実施の形態においては、側溝ブロック2の長手方向に沿って幅広に開口する。)、前記排水具3が収められる収納凹部6、詳しくはその排水具本体8の本体部9が収められる収納凹部6を備えている。そして、この収納凹部6は、前記本体部9を収めても、側壁4の外側面4bから前記本体部9が突出しない程度の深さ、好ましくは、図示実施の形態のように、収納凹部6に収められる前記本体部9の外表面と、前記外側面4bとが、ほぼ面一となる程度の深さで窪むように形成されている。また、この収納凹部6の左右両端部には、前記排水具3を、前記側壁に取り付けるための、取付部6a、6aが設けられている。これら取付部6a、6aは、前記収納凹部6よりも浅く窪む取付凹部からなり、排水具3の後述する被取付部10が収まるようになっているとともに、前記排水具3を、前記側壁4の外側面4bに取り付ける取付手段としての、例えば、両面粘着テープPが貼り付けられるようになっている。
【0041】
排水具3は、例えば、合成樹脂製の平板状からなる排水具本体8と、前記取付手段としての両面粘着テープPとからなる。排水具本体8は、前記側壁4の上端部分に達するほどの大きさを備えた、本体部9と、この本体部9の左右両側に延設された、被取付部10、10とを備え、これら被取付部10、10の裏面には、前記両面粘着テープPが貼り付けられている。また、排水具本体8は、本体部9の上部を除く周縁部にて、その本体部9の後方に突き出る第一突起部12(左右両側にて上下方向に延びて側板部を形成するように位置する第一突起部12、および、下部にて横方向に延びて底板部を形成するように位置する第一突起部12)と、この第一突起部12に囲われるようにして、本体部9の後方に間隔をおいて並ぶように突き出る複数の第二突起部12aとを備えている。もっとも、これら第一突起部12および第二突起部12aは、排水具3の本体部9と、収納凹部6の立壁面6bとの間で、例えば、砂利などが通過しにくい大きさの開口、もしくは、間隙を形成する程度に、本体部9の後方に突き出るのが好ましい。そして、これら第一突起部12および第二突起部12aの内の一部の突起部、すなわち、図示実施の形態において、第二突起部12a、12aは、その下端部が、前記本体部9の、前記側壁4の前記入り口部5aを覆う部分まで連続的に延びている。勿論、全ての第二突起部12aでなく、第二突起部12aの内の一部の第二突起部12aが、前記入り口部5aを覆う部分まで連続的に延びるように形成されていてもよい。また、本体部9には、表裏方向に開けられた複数の貫通孔11、11、例えば、砂利などが通過しにくい大きさの孔からなる貫通孔11、11が、前記第一突起部12の内側で、前記複数の第二突起部12aにかからないような位置で、本体部9のほぼ全域に設けられている。よって、前記排水具3はもしくは排水具本体8は、貫通孔11が縦横に設けられた多孔板状となっている。
【0042】
そして、側溝ブロック2の収納凹部6に、排水具3の本体部9を収めるとともに、排水具3の被取付部10を取付部6aに収めて、両面粘着テープPを、取付部6aに貼り付けることにより、排水具3、すなわち排水具本体8は、前記排水通路5の入り口部5aを覆うようにして、前記側壁4に取り付けられる。このとき、排水具3、すなわち排水具本体8は、前記第一突起部12および第二突起部12aが、前記収納凹部6の立壁面6bに近接もしくは当接し、前記本体部9と、前記排水通路5の入り口部5aとの間に、前記貫通孔11、11と通じる、所要の間隙K1を形成する(もちろん、前記貫通孔11、11は、後述する間隙K2、K3とも通じる。)。このようにして、排水具3を側壁4に取り付けることによって、所要の間隙Kおよび後述する間隙K2、K3に通じる貫通孔11、11が、側壁4の側方側の雨水等を排水通路5の入り口部5aに流す第一流路R1を形成し、第一突起部12と第二突起部12aとの間の、上方に開口する間隙K2、並びに、第二突起部12a、12a間の、上方に開口する間隙K3が、前記側壁4の上方側の雨水等を前記入り口部5aに流す第二流路R2を形成する。
【0043】
そして、側壁4の側方側の雨水等、例えば、道路としての車道Yの透水層Tに浸透した雨水等は、排水具3の複数の貫通孔11、11を通って、その排水具3の内側に進入するとともに、前記所要の間隙K1および前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。しかも、側壁4の上方側の雨水等、例えば、側溝ブロック2との境界付近の路面上の雨水等は、第一突起部12と第二突起部12aとの間の、上方に開口する間隙K2、並びに、第二突起部12a、12a間の、上方に開口する間隙K3を通って、その排水具3の内側に進入するとともに、前記所要の間隙K1および前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。そして、図示実施の形態においては、前記複数の貫通孔11、11は、側溝ブロック2の側壁4の上端部分に近い位置にも設けられているので、前記側溝ブロック2との境界部分の路面が沈下して形成される窪みN(図6において二点鎖線で示す)に溜まった雨水等についても、前記複数の貫通孔11、11を通って、その排水具3の内側に進入し、前記間隙K2および前記間隙K3とを通過するとともに、前記所要の間隙K1および前記入り口部5aを介して、排水通路5へと流れて、側溝ブロック2内の水路Sへと排水される。
【0044】
この第三の実施の形態に示す排水構造、側溝ブロック2、および排水具3によれば、複数の貫通孔11、11と、間隙K2と、間隙K3とで、道路としての車道Yの透水層Tに浸透した雨水、側溝ブロック2との境界付近の路面上の雨水、さらには、側溝ブロック2との境界部分の路面が沈下して形成される窪みNに溜まった雨水等についても、側溝ブロック2内に排水することができ、何ら大掛かりな構造を必要としない。また、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3を、収納凹部6に収めることで、側壁4の外側面4bから前記本体部9が突出しないので、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3の破損や脱落を生じにくくすることができ、しかも、排水具本体8の本体部9、すなわち排水具3の位置決めを容易に行うことができる。
【0045】
なお、この第三の実施の形態においても、第二の実施の形態のように、排水通路5および収納凹部6は、二つの側溝ブロック2、2が、その水路Sの延びる方向に並んで配置されている、各側溝ブロック2、2の、互いに他の側溝ブロック2側となる端部部分に設けられるような態様であってもよい。また、第一突起部12および第二突起部12aは、必ずしも図示実施の形態に示されるように、連続的に延びるように設けられる必要はなく、断続的に設けられていてもよい。また、第一突起部12および第二突起部12aの内、いずれか一方が省略されても構わない。また、側溝ブロック2の収納凹部6に、排水具3の本体部9を収めることにより、排水具3、すなわち排水具本体8は、その本体部9と、前記排水通路5の入り口部5aとの間に、所要の間隙K1を形成するようになっているが、この所要の間隙K1が形成されないように、つまり、入り口部5aの周りの側壁4の外側面4bと、前記本体部9の一部とが当接するようになっていてもよい。この場合、前記間隙K2または/および前記間隙K3を介して、排水具3の内側に進入した雨水等が排水されるように、排水通路5には、前記間隙K2または/および前記間隙K3と通じる、前記入り口部5aとは別の連通口が設けられる。
【0046】
また、第一および第三の実施の形態においても、第二の実施の形態と同様に、排水具3の本体部9に、複数の貫通孔11、11とともに、単数もしくは複数の切り欠き11aを設けてもよい。また、第一ないし第三の実施の形態の排水具3は、貫通孔11が複数設けられているが単数であってもよく、また、その貫通孔11は、例えば上下方向に細長く延びる長孔状であってもよい。また、複数の貫通孔11、11に代えて、複数あるいは単数の切り欠き11aのみ備える、排水具3であってもよい。この場合、切り欠き11aは、前記本体部9の、前記側壁4の前記入り口部5aを覆う部分まで開けられた、上下方向に細長く延びる長孔状の切り欠きであるのが好ましいが、この限りではない。また、貫通孔11は、必ずしも排水具3の本体部9の全域に満遍なく設けられる必要はなく、例えば、排水通路5の入り口部5aに対面する部分のみ、あるいは、排水通路5の入り口部5aと対面する部分を除いたその他の部分のみに貫通孔11を設けるなど、本体部9の特定部分のみに設けても構わない。
【0047】
また、第一ないし第三の実施の形態においては、収納凹部6が側壁4に設けられているが、この収納凹部6は、側壁4に必ずしも設けられていなくてもよく、排水具3は、収納凹部6に収納されないようにして、側壁4の外側面4bに取り付けられるようなものであってもよい。この場合、取付部6a、6aは、側壁4の外側面4bとなる。また、排水具3は、一つの排水通路5を覆うものでなく、側壁4に複数設けられた排水通路5を、一つの排水具3で覆うようなものであってもよい。また、排水具3は、側溝ブロック2の一方の側壁4のみならず双方の側壁4、4の外側面4bに取り付けられてもよく、また、その個数は、単数に限られるわけでなく、複数取り付けられてもよい。また、排水具3は、合成樹脂製以外の、例えば、金属製その他の材料からなる排水具3であってもよく、また、その本体部9の形状も、図示実施の形態に示される矩形状以外の形状、例えば、円形状、楕円形状その他の形状であってよく、これらに限定されない。また、排水具3を、前記側壁4に取り付けるための取り付け手段は、両面粘着テープP以外の取付手段であってもよく、例えば、接着材、ボルト等のその他の取付手段であってもよい。また、側溝ブロック2は、U字側溝ブロックに限られるものでなく、例えば、門型の勾配可変型側溝ブロックとか、暗渠型側溝ブロック等のその他の側溝ブロックであっても構わない。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載された排水構造、および、請求項5に記載された側溝ブロックによれば、構造が大掛かりになることもなく、しかも、道路に浸透した雨水、側溝ブロックの境界付近の路面上の雨水等を、その側溝ブロック内に排水することができる。また、排水具の貫通孔または/および切り欠きが、側溝ブロックの側壁の上端部分に近い位置にも設けられている場合には、側溝ブロックとの境界部分の路面が沈下して形成される窪みに溜まった雨水等についても、側溝ブロック2内に排水することができる。そして、その製造コストは、安価である。
【0049】
また、側壁に設けられた凸部を間において、もしくは、それら凸部間に形成される、雨水等を流すための凹部からなる流路を介して、前記雨水を側溝ブロック内の水路へと、確実に排水することができる。
【0050】
また、請求項2に記載された排水構造によれば、加えて、排水具を、収納凹部に収めることで、排水具の破損や脱落を生じにくくすることができる。しかも、排水具の位置決めを容易に行うことができる。
【0051】
また、請求項3に記載された排水構造によれば、加えて、前記連通凹部に流れ込んだ雨水等を、排水通路の入り口部に、確実に集水して流すことができる。
【0052】
また、請求項4に記載された排水構造によれば、加えて、排水通路を容易に形成することができ、しかも、型枠の構造を簡素化することができる。
【0053】
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る排水構造、および側溝ブロックの第一の実施の形態の縦断面図である。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】同じく、分解斜視図である。
【図4】この発明に係る排水構造、および側溝ブロックの第二の実施の形態の正面図である。
【図5】同じく、分解斜視図である。
【図6】この発明に係る排水構造、および側溝ブロックの第三の実施の形態の縦断面図である。
【図7】同じく、正面図である。
【図8】同じく、分解斜視図である。
【符号の説明】
2 側溝ブロック
3 排水具
3a 排水具の裏面
4 側壁
4b 側壁の外側面
5 排水通路
5a 入り口部
6 収納凹部
6a 取付部
7 連通凹部
7a 凸部
7b 連通凹部の下面
8 排水具本体
9 本体部
11 貫通孔
11a 切り欠き
K 所要の間隙
R1 第一流路
R2 第二流路
S 水路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a drainage structure capable of draining rainwater that has infiltrated a road, rainwater on a road surface near a boundary with a gutter block, and the like into the gutter block, and a gutter block.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to guide underground water or surface water in contact with the side wall of the gutter block into the gutter, there is a gutter block provided with a water guide member in a notch formed in the side wall or the like and communicating from the outer surface to the inner surface. (For example, see Patent Document 1). The water guiding member has a plate-shaped base wall, and between the front and back surfaces, an introduction hole for water contact or the like is provided for guiding ground water or surface water in contact with the side wall of the gutter block into the gutter. And a surface water introduction hole for guiding surface water into the gutter was provided on the upper side surface of the plate-shaped base wall. Then, the rainwater or the like accumulated at the stepped portion in contact with the side wall of the side groove block is introduced into the side groove by the introduction hole for the water contact or the like.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-11-269969 (FIGS. 18 and 20)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, since the water guide member is mounted on a cutout or the like formed on the side wall of the side groove block and communicated from the outer surface to the inner surface, the water guide member has a large structure, and In order to provide a high rigidity, for example, if it is made of metal, it is inevitably expensive.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described drawbacks of the related art, and an object of the present invention is to remove rainwater that has infiltrated a road, rainwater on a road surface near a boundary with a gutter block, and the like, by using the gutter block. It is an object of the present invention to provide a drainage structure that can be drained into the drainage, and has a low manufacturing cost, and a gutter block.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A drainage structure and a gutter block according to the present invention have the following configurations to achieve the above object. That is,
The drainage structure according to the first aspect of the present invention includes a gutter block and a drainage tool attached to the gutter block. The side gutter block is formed on an outer surface of the side wall and a drain passage formed in a side wall of the side gutter block so as to communicate with a water channel in the side gutter block, and is opened at an upper end portion of the side wall. And a communication recess communicating with the entrance of the drain passage. In addition, the drainage tool has a flat shape, forms a required gap between the drainage tool and the entrance, and is attached to the outer surface of the side wall so as to cover the entrance and the communication recess. The drainage tool is provided with one or more through holes or / and cutouts opened in the front and back directions. Then, by embedding the gutter block attached to the side wall with the drainage tool on a road, the through hole or / and the notch leading to the gap or / and the communication recess is formed on the side of the side wall. A first flow path that allows rainwater or the like to flow through the entrance is formed, and the communication recess that appears and opens upward forms a second flow path that allows rainwater or the like above the side wall to flow through the entrance. And, on the side wall, a back surface of the drainage tool is provided with one or a plurality of convex portions which are close to or can contact with each other and extend in a vertical direction from an upper end portion of the side wall. Alternatively, at least a part of the communication concave portion is formed between the convex portions.
[0007]
According to this, the rainwater or the like on the side of the side wall, for example, the rainwater or the like that has permeated into the permeable layer of the road enters the inside of the drainage tool through the through hole or / and the notch of the drainage tool. The water flows into the drainage passage through the required gap and the entrance, and is drained to the waterway in the gutter block. Moreover, rainwater and the like on the upper side of the side wall, for example, rainwater and the like on the road surface near the boundary with the gutter block, enter the inside of the drainage tool through the communication recess that opens upward and opens, and Through a required gap and the entrance, the water flows to a drain passage and is drained to a water channel in the gutter block. If the through hole and / or the notch is also provided at a position near the upper end of the side wall of the side groove block, the recess formed by sinking the road surface at the boundary with the side groove block. The accumulated rainwater or the like also enters the drainage tool through the through-hole or / and the notch, and flows into the drainage passage through the required gap and the entrance to form a gutter block. It is drained to the waterway inside.
[0008]
[0009]
[0010]
Also, a flow path for flowing rainwater or the like between the convex portions or between the convex portions by the back surface of the drainage tool approaching or abutting on one or more convex portions provided on the side wall. Is formed, so that the rainwater is surely drained to the water channel in the gutter block via the flow channel.
[0011]
Further, as in the drainage structure according to the second aspect of the present invention, it is desirable that a storage recess for accommodating the drainage tool is provided on the outer surface of the side wall. Thus, by storing the drainage tool in the storage recess, the drainage tool can be prevented from protruding from the outer side surface of the side wall, so that the drainage tool is less likely to be damaged or dropped. Moreover, positioning of the drainage tool is facilitated by storing the drainage tool in the storage recess.
[0012]
Further, as in the drainage structure according to the third aspect of the present invention, it is preferable that the lower surface of the communication concave portion is formed as an inclined surface reaching the entrance portion so as to descend toward the entrance portion. The rainwater or the like that has flowed into the communication concave portion is caused to flow to the entrance by the inclined surface so as to be surely collected.
[0013]
Further, as in the drainage structure according to the invention of
[0014]
[0015]
[0016]
The gutter block according to the invention described in
[0017]
According to this, the rainwater or the like on the side of the side wall, for example, the rainwater or the like that has permeated into the permeable layer of the road enters the inside of the drainage tool through the through hole or / and the notch of the drainage tool. , Exhaust It flows to the water passage and is drained to the water passage in the gutter block. Moreover, rainwater on the upper side of the side wall, for example, rainwater on the road surface near the boundary with the gutter block, Open to Through the communicating recess, which enters the inside of the drainage tool , Exhaust It flows to the water passage and is drained to the water passage in the gutter block. If the through hole and / or the notch is also provided at a position near the upper end of the side wall of the side groove block, the recess formed by sinking the road surface at the boundary with the side groove block. The accumulated rainwater or the like also enters the drainage tool through the through hole and / or the notch. , Exhaust It flows to the water passage and is drained to the water passage in the gutter block.
Also, a flow path for flowing rainwater or the like between the convex portions or between the convex portions by the back surface of the drainage tool approaching or abutting on one or more convex portions provided on the side wall. Is formed, so that the rainwater is surely drained to the water channel in the gutter block via the flow channel.
[0018]
[0019]
[0020]
[0021]
[0022]
[0023]
[0024]
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a drainage structure and a gutter block according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0026]
1 to 3 show a drainage structure and a gutter block according to a first embodiment of the present invention. In the figure, reference numeral 1 denotes a gutter block body provided along a road Y as a road. The gutter block body 1 includes, for example, a
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The communication
[0030]
The
[0031]
Then, the
[0032]
The rainwater or the like on the side of the
[0033]
According to the drainage structure, the
[0034]
Further, since the
[0035]
In addition, the drainage structure and the
[0036]
The
[0037]
As described above, in the first embodiment, since the
[0038]
In the first and second embodiments, the
[0039]
Further, the drainage structure and the
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
Then, the
[0043]
The rainwater or the like on the side of the
[0044]
According to the drainage structure, the
[0045]
In the third embodiment as well, as in the second embodiment, the
[0046]
Also, in the first and third embodiments, as in the second embodiment, a single or a plurality of
[0047]
Further, in the first to third embodiments, the
[0048]
【The invention's effect】
According to the drainage structure described in claim 1 and the gutter block described in
[0049]
Further, between the convex portions provided on the side walls, or through a flow path formed of a concave portion for flowing rainwater or the like formed between the convex portions, the rainwater to the water channel in the gutter block, Drainage can be reliably performed.
[0050]
Further, according to the drainage structure described in
[0051]
In addition, according to the drainage structure described in
[0052]
Further, according to the drainage structure described in
[0053]
[0054]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a first embodiment of a drainage structure and a gutter block according to the present invention.
FIG. 2 is also a front view.
FIG. 3 is also an exploded perspective view.
FIG. 4 is a front view of a drainage structure and a gutter block according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is also an exploded perspective view.
FIG. 6 is a vertical sectional view of a drainage structure and a gutter block according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is also a front view.
FIG. 8 is also an exploded perspective view.
[Explanation of symbols]
2 Gutter block
3 drainage tools
3a Back side of drainage tool
4 Side wall
4b Outer surface of side wall
5 drainage passage
5a Entrance
6 storage recess
6a Mounting part
7 Communication recess
7a convex part
7b Lower surface of communication recess
8 Drainage tool body
9 Body
11 Through hole
11a Notch
K required gap
R1 First flow path
R2 Second flow path
S waterway
Claims (5)
前記側溝ブロックは、その側溝ブロック内の水路に通じるように、その側溝ブロックの側壁に貫通状に形成された排水通路と、前記側壁の外側面に形成されて、前記側壁の上端部に開口するとともに前記排水通路の入り口部に通じる連通凹部とを備え、
前記排水具は、平板状であって、前記入り口部との間に所要の間隙を形成して、その入り口部および前記連通凹部を覆うように、前記側壁の外側面に取り付けられ、
その排水具には、表裏方向に開けられた単数もしくは複数の貫通孔または/および切り欠きが設けられており、
前記排水具が前記側壁に取り付けられた前記側溝ブロックを道路に埋設することで、前記間隙または/および前記連通凹部に通じる前記貫通孔または/および切り欠きが、前記側壁の側方側の雨水等を前記入り口部に流す第一流路を形成し、上方にあらわれて開口する前記連通凹部が、前記側壁の上方側の雨水等を前記入り口部に流す第二流路を形成し、かつ、
前記側壁には、前記排水具の裏面が近接もしくは当接可能であるとともに前記側壁の上端部から上下方向に延びる単数もしくは複数の凸部が設けられており、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、前記連通凹部の少なくとも一部が形成されることを特徴とする排水構造。Having a gutter block and a drainage tool attached to the gutter block,
The side gutter block is formed on an outer surface of the side wall and a drain passage formed in a side wall of the side gutter block so as to communicate with a water channel in the side gutter block, and is opened at an upper end portion of the side wall. And a communication recess communicating with the entrance of the drain passage,
The drainage tool is a flat plate, forms a required gap between the entrance, and is attached to the outer surface of the side wall so as to cover the entrance and the communication recess,
The drainage tool is provided with one or more through holes or / and notches opened in the front and back directions,
By embedding the gutter block attached to the side wall with the drainage tool in a road, the through-hole or / and the notch leading to the gap or / and the communication concave portion can be provided with rainwater or the like on the side of the side wall. Forming a first flow path that flows through the entrance portion, the communication recess that opens upward and opens, forms a second flow path that allows rainwater or the like on the upper side of the side wall to flow through the entrance portion, and
The side wall is provided with one or more protrusions that the back surface of the drainage tool can approach or abut and that extends vertically from the upper end of the side wall, with the protrusions interposed, or A drainage structure wherein at least a part of the communication recess is formed between the projections.
前記排水通路および前記連通凹部は、前記各側溝ブロックの、互いに他の側溝ブロック側となる端部部分に設けられ、
前記排水具は、前記各側溝ブロックの、前記入り口部および連通凹部を覆うようにして、前記二つの側溝ブロックに掛け渡して取り付けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排水構造。The gutter block is provided with two, the two gutter blocks are arranged side by side in the direction in which the waterway extends,
The drainage passage and the communication recess are provided at end portions of the respective side groove blocks that are on the other side groove block side,
The drainage tool is mounted so as to span the two side groove blocks so as to cover the entrance and the communication recess of each of the side groove blocks. Drainage structure as described.
その側溝ブロック内の水路に通じるように、その側溝ブロックの側壁に貫通状に形成された排水通路と、前記側壁の外側面に形成されて、前記側壁の上端部に開口するとともに前記排水通路の入り口部に通じる連通凹部とを備え、
前記側壁には、前記排水具の裏面が近接もしくは当接可能であるとともに前記側壁の上端部から上下方向に延びる単数もしくは複数の凸部が設けられており、その凸部を間において、もしくは、それら凸部間に、前記連通凹部の少なくとも一部が形成されることを特徴とする側溝ブロック。A gutter block to which a drainage tool provided with one or more through holes or / and cutouts opened in front and back directions is attached,
A drain passage formed in a side wall of the gutter block so as to communicate with a water channel in the gutter block, and a drain passage formed in an outer surface of the side wall and opening at an upper end portion of the side wall and forming the drain passage. With a communication recess communicating with the entrance ,
The side wall is provided with one or more protrusions that the back surface of the drainage tool can approach or abut and that extends vertically from the upper end of the side wall, with the protrusions interposed, or A side groove block in which at least a part of the communication concave portion is formed between the convex portions.
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