JP3553473B2 - スプレー噴出器具等用のインラインバスケツトフイルタとサイフオン防止バルブ組立体 - Google Patents
スプレー噴出器具等用のインラインバスケツトフイルタとサイフオン防止バルブ組立体 Download PDFInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明の分野は蛇口（ｆａｕｃｅｔ）又はシャワーヘッド（ｓｈｏｗｅｒｈｅａｄ）の手持ち型スプレー噴出器具用のインラインフイルタとサイフオン防止組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
キッチンの蛇口用の手持ち型スプレー噴出器具は一般的に成りつつある。該スプレー噴出器具は蛇口基部内に設置され従来型蛇口として使用されるか又は放出される水の方向と位置を容易に変えられるように手で保持されることが可能になっている。第２に、操作者は該放出される水流を通気された流れかスプレーかにするよう容易に選択出来る。該選択は操作ボタンとの単なる接触で行える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
該蛇口のスプレー部分が良い作動状態に維持されるためには該水スプレーを形成する小さなアパーチャの何れかの中に刺さるか又はそれらをブロックするに充分な大きさの何等かの微粒子を該水流から無くしておくことが望ましい。
【０００４】
第２に、サイフオン防止バルブ（ａｎｔｉ−ｓｉｐｈｏｎ ｖａｌｖｅｓ）は、該混合バルブがオン位置にある儘で該手持ち型スプレー噴出器具が同時に水の鉢の中に浸される間にもし偶然に給水源の圧力が負となる場合に逆流の状態を防止する配管部品に永く付随されて来た。
【０００５】
必要なものは蛇口のスプレー噴出器具に入る水から大きな微粒子を濾し一方該スプレーヘッドに便利に設置されるフイルタである。又必要なものはサイフオン防止バルブを装着し折れ（ｃｏｌｌａｐｓｅ）に対する追加的支えをそれに与えることの出来るフイルタである。又必要なものは折れに対し追加的支えを提供するために該サイフオン防止バルブ基部に予圧を課すフイルタとサイフオン防止組立体である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の１つの側面に依ると、手持ち型蛇口式スプレー噴出器具は基部部分から中を水スプレーを通過させる複数のアパーチャを有する下流端部まで延びる水路を備えている。水が該複数のアパーチャへ進む前に水から微粒子を濾すために前記水路内にはフイルタが動作可能に設置されている。
【０００７】
該フイルタは中を通る濾過用ポートを有するテーパのある側を備えたバスケツト部分を具備している。好ましくは、複数の該濾過用ポートは前記バスケツト部分のテーパのある側上にあり該テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットの形であるのがよい。又該バスケツトの上流端部にも濾過用ポートがある。
【０００８】
該フイルタから下流にはサイフオン防止バルブが設置されている。該フイルタは該フイルタの下流に該サイフオン防止バルブを装着するためにシート部分を有する。好ましくは、該シート部分は、前記水路に逆の水圧がある時前記サイフオン防止バルブを折れに対し支えるために該バスケツト部分から下流へ該サイフオン防止バルブ内へと延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有しているのがよい。該間を隔てられた突起は、該バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方への延長部である。
【０００９】
又該バスケツト部分は、前記フイルタと前記サイフオン防止バルブに予圧圧力を印加するために供給ホースに接するよう上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロング（ｐｒｏｎｇｓ）を有することが望ましい。該プロングは該バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成されたリブの半径方向の外方への延長部である。
【００１０】
本発明のもう１つの側面に依ると、水の手持ち型スプレー噴出器具用フイルタ部品は上記説明の特性と構造を有する。
【００１１】
【実施例】
図１及び２を参照すると、スプレー噴出器具ボデー１０は基部入り口端部１４からスプレー通気装置端部（ｓｐｒａｙ−ａｅｒａｔｏｒ ｅｎｄ）１６までその中を通る水路１２を有する。全体を１５で指示する内部機構は、１対の相対するボタン２２の操作を介して通気流とスプレー流の間での水流の選択を可能にしている。該スプレー通気装置端部１６はスプレー部分１８内へねじ状に回る通気装置１７を有する。該スプレー部分１８はボタン２２を介してこのモードが選択された時スプレー又はシャワーを形成する複数のアパーチャ２０を有する。
【００１２】
図２及び３により明確に示す様に、サイフオン防止バルブ２４とバスケツトフイルタ２６とは該スプレー噴出器具１０の基部端部１４に近接して該水路１２内に装着されている。該水路は前記サイフオン防止バルブ２４の半径方向に外方で上流のリム３０を装着する肩部２８を有する。該肩部２８はより詳細に説明される様に該リム３０を取り付けるために負のテーパを有する。
【００１３】
該サイフオン防止バルブ２４は飲料水及び飲用可の水用に認可された商業的に入手可能なエラストマーの材料、例えば基本等級のシリコーンゴム（ｂａｓｉｃ ｇｒａｄｅ ｏｆ ｓｉｌｉｃｏｎｅ ｒｕｂｂｅｒ ）で作られたカモノハシ型（ａ ｄｕｃｋ ｂｉｌｌ ｔｙｐｅ）である。図１１及び１２により明確に示す様に、該示されたサイフオン防止バルブは柔軟な４分円３８の下流端部３６に形成された２本の開くことの出来るスロット３２及び３４を有する。水が該シャワーヘッドまで流れつつある時該バルブはエラストマーの様に（ｅｌａｓｔｏｍｅｒｉｃａｌｙ）変形され該スロットを開きそこを通る水の通過を可能にする。しかしながら、もし水路１２に逆の圧力がある場合は、該４分円はスロット３２及び３４を閉じ水の逆流を防止する。
【００１４】
図４ー１０に示す様に、バスケツトフイルタ２６は複数のスロット４２とリブ４４とを有するテーパのある側４０を備えている。該バスケツトフイルタ２６は飲用可の水のラインに好適な商業的に入手可能な半ば柔軟性のあるプラスチック（ｓｅｍｉ−ｆｌｅｘｉｂｌｅ ｐｌａｓｔｉｃ）、例えば充填材の入らないポリプロピレン又はナイロン（ｎｏｎ−ｆｉｌｌｅｄ ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ ｏｒ ｎｙｌｏｎ）で作られる。該スロットは該テーパのある側に沿って軸方向に延び、該スプレー１８内のアパーチャ２０に刺さるか又はブロックするより大きい微粒子をふるいにかける寸法になっている。図６に示す様に、該バスケツトフイルタの上流端部４６も複数のポート４８を有している。
【００１５】
図２で図解されるサイフオン防止バルブのリム３０の内径内に嵌合する複数の突起５０がバスケツト部分４０の下流に延びている。該突起５０は、該水路１２内に逆の水圧が存在する時該サイフオン防止バルブ２４の半径方向に内側への折れを防止する。又該フイルタ２６は該リム３０の上流側に接するシート用リム５２を有している。構造上の理由と強度の目的で、該突起５０は、図７及び１０で最も明確に示される様に軸方向に延びるリブ４４の半径方向に内方への延長部５４の軸方向の延長部である。
【００１６】
該バスケツトフイルタの上流端部４６は複数の軸方向に延びるプロング（ｐｒｏｎｇｓ）５６を有する。該プロングは、図７及び１０で最も明確に示される様に構造的理由と強度の目的でリブ４４の半径方向に外方への延長部５８の軸方向延長部である。該プロングは柔軟性を有するに充分な程長い。供給ホース６０が該スプレー噴出器具の基部端部１４内にねじ込まれると、該供給ホースの下流端部は図３に図解される様に該プロング５６と接しこれを加圧する。該プロング５６は、該供給ホース６０の下流端部と該バスケツト部分の上流端部４６の間の何等かの短縮された間隔を補償するために曲がってもよい。該プロングの曲がりは該フイルタのリム５２にサイフオン防止バルブのリム３０上に予圧を与えさせる。又この予圧は該負のテーパのある肩部２８からの該エラストマーのサイフオン防止バルブリム３０の折れ又は外れ（ｕｎｓｅａｔｉｎｇ）を防止するのに役立つ。該予圧は該リム３０が該フイルタのリム５２と負のテーパのある肩部２８の間に確保されるのを助ける。この配置は該水路１２内に逆圧力がある時でも確実である。
【００１７】
この方式では、フイルタとサイフオン防止組立体は手持ち型スプレー噴出器具内に供給されている。該フイルタは大きな微粒子を濾すことを提供し、該サイフオン防止バルブの内径内での支えを維持しそして該サイフオン防止バルブに予圧を提供する。該支えと予圧とは、該水路内に負の圧力が存在する時エラストマーのサイフオン防止バルブの起こり得る折れを防止するのに役立つ。
【００１８】
変更や変型が可能であるがそれらは付属する請求項により規定される本発明の範囲と精神との中にありそれから離れるものではない。
【００１９】
独占的財産権又は特典を請求する実施例は次の様に規定される。
【００２０】
本発明の特徴及び態様を示せば以下の通りである。
【００２１】
１．手持ち型蛇口式スプレー噴出器具（ｈａｎｄｈｅｌｄ ｆｕａｃｅｔ ｓｐｒａｙ ｓｐｏｕｔ）に於いて、
下流端部が、水のスプレーに中を通らせる複数のアパーチャ（ａｐｅｒｔｕｒｅ）を有しており、
水路が前記蛇口式スプレー噴出器具の基部部分から前記下流端部まで延びており、
前記複数のアパーチャへ進む前に水から微粒子を濾過するためにフイルタが前記水路内に動作可能に装着されており、
サイフオン防止バルブ（ａｎｔｉ−ｓｉｐｈｏｎ ｖａｌｖｅ）が前記フイルタから下流に設置されており、
前記サイフオン防止バルブを前記フイルタから下流に装着するために前記フイルタがシート部分（ｓｅａｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を有していることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２２】
２．上記１の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記フイルタが、中を通る濾過用ポートを有するテーパのある側を備えたバスケツト部分を具備することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２３】
３．上記２の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記シート部分が、前記水路内に逆の水圧がある時前記サイフオン防止バルブを折れに対し支えるために前記バスケツト部分から下流にそして該サイフオン防止バルブ内へ延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２４】
４．上記３の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分が、前記フイルタと前記サイフオン防止バルブとに予圧圧力を印加するために供給ホースに対し接するように上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロング（ｐｒｏｎｇｓ）を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２５】
５．上記４の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分の該テーパのある側上にある前記濾過用ポートの複数個は前記テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットであり、
前記濾過用ポートの複数個は前記バスケツトの上流端部にあることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２６】
６．上記５の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記複数の間を隔てられた突起が前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２７】
７．上記６の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記プロングが前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された複数の前記リブの半径方向に外方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２８】
８．水のスプレーヘッド（ｓｐｒａｙ ｈｅａｄ）からの微粒子を濾過するためのフイルタに於いて、
前記フイルタが、中を通る濾過用ポート（ｆｉｌｔｅｒｉｎｇ ｐｏｒｔｓ）を有するテーパのある側を備えたバスケツト部分（ｂａｓｋｅｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を具備しており、
前記フイルタが前記フイルタから下流にサイフオン防止バルブを装着するためにシート部分（ｓｅａｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を具備していることを特徴とする水のスプレーヘッドからの微粒子を濾過するためのフイルタ。
【００２９】
９．上記８の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記シート部分が前記バスケツト部分から下流に延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３０】
１０．上記９の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分が上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロングを有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３１】
１１．上記１０の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分のテーパのある側上にある前記濾過用ポートの複数個は前記テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットであり、
前記濾過用ポートの複数個は前記バスケツトの上流端部上にあることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３２】
１２．上記１１の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記複数の間を隔てられた突起が、前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３３】
１３．上記１２の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記プロングが、前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された複数の前記リブの半径方向に外方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【図面の簡単な説明】
【図１】詰まり防止バルブ（ａｎｔｉ−ｂａｃｋｕｐ ｖａｌｖｅ）を装着するバスケツトフイルタと組み合わされる蛇口式スプレーヘッドの組立分解斜視図である。
【図２】図１で示す蛇口式スプレーヘッドの部分立面図である。
【図３】サイフオン防止バルブとフレキブルホース端部に接続されたバスケツトフイルタとを収納するアダプタ部分の部分拡大側面図である。
【図４】図１に示すバスケツトフイルタの拡大斜視図である。
【図５】図１に示すバスケツトフイルタの拡大側面図である。
【図６】図１に示すバスケツトフイルタの上流の端面図である。
【図７】図６の線７−７に沿って取った断面図である。
【図８】図６の線８−８に沿って取った断面図である。
【図９】該バスケツトフイルタの下流端面図である。
【図１０】図８に示す線１０−１０に沿って取った断面図である。
【図１１】図１に示すサイフオン防止バルブの拡大斜視図である。
【図１２】図１に示すサイフオン防止バルブの断面図である。
【符号の説明】
１０ スプレー噴出器具ボデー
１２ 水路
１４ 基部入り口部
１５ 内部機構
１６ スプレー通気装置端部
１７ 通気装置
１８ スプレー部分
２０ アパーチャ
２２ ボタン
２４ サイフオン防止バルブ
２６ バスケツトフイルタ
２８ 肩部
３０ リム
３２，３４ スロット
３６ 下流端部
３８ ４分円
４０ テーパのある側
４２ スロット
４４ リブ
４６ 上流端部
４８ ポート
５０ 突起
５２ リム
５４ 延長部
５６ プロング
５８ 延長部
６０ 供給ホース
【産業上の利用分野】
本発明の分野は蛇口（ｆａｕｃｅｔ）又はシャワーヘッド（ｓｈｏｗｅｒｈｅａｄ）の手持ち型スプレー噴出器具用のインラインフイルタとサイフオン防止組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
キッチンの蛇口用の手持ち型スプレー噴出器具は一般的に成りつつある。該スプレー噴出器具は蛇口基部内に設置され従来型蛇口として使用されるか又は放出される水の方向と位置を容易に変えられるように手で保持されることが可能になっている。第２に、操作者は該放出される水流を通気された流れかスプレーかにするよう容易に選択出来る。該選択は操作ボタンとの単なる接触で行える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
該蛇口のスプレー部分が良い作動状態に維持されるためには該水スプレーを形成する小さなアパーチャの何れかの中に刺さるか又はそれらをブロックするに充分な大きさの何等かの微粒子を該水流から無くしておくことが望ましい。
【０００４】
第２に、サイフオン防止バルブ（ａｎｔｉ−ｓｉｐｈｏｎ ｖａｌｖｅｓ）は、該混合バルブがオン位置にある儘で該手持ち型スプレー噴出器具が同時に水の鉢の中に浸される間にもし偶然に給水源の圧力が負となる場合に逆流の状態を防止する配管部品に永く付随されて来た。
【０００５】
必要なものは蛇口のスプレー噴出器具に入る水から大きな微粒子を濾し一方該スプレーヘッドに便利に設置されるフイルタである。又必要なものはサイフオン防止バルブを装着し折れ（ｃｏｌｌａｐｓｅ）に対する追加的支えをそれに与えることの出来るフイルタである。又必要なものは折れに対し追加的支えを提供するために該サイフオン防止バルブ基部に予圧を課すフイルタとサイフオン防止組立体である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の１つの側面に依ると、手持ち型蛇口式スプレー噴出器具は基部部分から中を水スプレーを通過させる複数のアパーチャを有する下流端部まで延びる水路を備えている。水が該複数のアパーチャへ進む前に水から微粒子を濾すために前記水路内にはフイルタが動作可能に設置されている。
【０００７】
該フイルタは中を通る濾過用ポートを有するテーパのある側を備えたバスケツト部分を具備している。好ましくは、複数の該濾過用ポートは前記バスケツト部分のテーパのある側上にあり該テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットの形であるのがよい。又該バスケツトの上流端部にも濾過用ポートがある。
【０００８】
該フイルタから下流にはサイフオン防止バルブが設置されている。該フイルタは該フイルタの下流に該サイフオン防止バルブを装着するためにシート部分を有する。好ましくは、該シート部分は、前記水路に逆の水圧がある時前記サイフオン防止バルブを折れに対し支えるために該バスケツト部分から下流へ該サイフオン防止バルブ内へと延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有しているのがよい。該間を隔てられた突起は、該バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方への延長部である。
【０００９】
又該バスケツト部分は、前記フイルタと前記サイフオン防止バルブに予圧圧力を印加するために供給ホースに接するよう上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロング（ｐｒｏｎｇｓ）を有することが望ましい。該プロングは該バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成されたリブの半径方向の外方への延長部である。
【００１０】
本発明のもう１つの側面に依ると、水の手持ち型スプレー噴出器具用フイルタ部品は上記説明の特性と構造を有する。
【００１１】
【実施例】
図１及び２を参照すると、スプレー噴出器具ボデー１０は基部入り口端部１４からスプレー通気装置端部（ｓｐｒａｙ−ａｅｒａｔｏｒ ｅｎｄ）１６までその中を通る水路１２を有する。全体を１５で指示する内部機構は、１対の相対するボタン２２の操作を介して通気流とスプレー流の間での水流の選択を可能にしている。該スプレー通気装置端部１６はスプレー部分１８内へねじ状に回る通気装置１７を有する。該スプレー部分１８はボタン２２を介してこのモードが選択された時スプレー又はシャワーを形成する複数のアパーチャ２０を有する。
【００１２】
図２及び３により明確に示す様に、サイフオン防止バルブ２４とバスケツトフイルタ２６とは該スプレー噴出器具１０の基部端部１４に近接して該水路１２内に装着されている。該水路は前記サイフオン防止バルブ２４の半径方向に外方で上流のリム３０を装着する肩部２８を有する。該肩部２８はより詳細に説明される様に該リム３０を取り付けるために負のテーパを有する。
【００１３】
該サイフオン防止バルブ２４は飲料水及び飲用可の水用に認可された商業的に入手可能なエラストマーの材料、例えば基本等級のシリコーンゴム（ｂａｓｉｃ ｇｒａｄｅ ｏｆ ｓｉｌｉｃｏｎｅ ｒｕｂｂｅｒ ）で作られたカモノハシ型（ａ ｄｕｃｋ ｂｉｌｌ ｔｙｐｅ）である。図１１及び１２により明確に示す様に、該示されたサイフオン防止バルブは柔軟な４分円３８の下流端部３６に形成された２本の開くことの出来るスロット３２及び３４を有する。水が該シャワーヘッドまで流れつつある時該バルブはエラストマーの様に（ｅｌａｓｔｏｍｅｒｉｃａｌｙ）変形され該スロットを開きそこを通る水の通過を可能にする。しかしながら、もし水路１２に逆の圧力がある場合は、該４分円はスロット３２及び３４を閉じ水の逆流を防止する。
【００１４】
図４ー１０に示す様に、バスケツトフイルタ２６は複数のスロット４２とリブ４４とを有するテーパのある側４０を備えている。該バスケツトフイルタ２６は飲用可の水のラインに好適な商業的に入手可能な半ば柔軟性のあるプラスチック（ｓｅｍｉ−ｆｌｅｘｉｂｌｅ ｐｌａｓｔｉｃ）、例えば充填材の入らないポリプロピレン又はナイロン（ｎｏｎ−ｆｉｌｌｅｄ ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ ｏｒ ｎｙｌｏｎ）で作られる。該スロットは該テーパのある側に沿って軸方向に延び、該スプレー１８内のアパーチャ２０に刺さるか又はブロックするより大きい微粒子をふるいにかける寸法になっている。図６に示す様に、該バスケツトフイルタの上流端部４６も複数のポート４８を有している。
【００１５】
図２で図解されるサイフオン防止バルブのリム３０の内径内に嵌合する複数の突起５０がバスケツト部分４０の下流に延びている。該突起５０は、該水路１２内に逆の水圧が存在する時該サイフオン防止バルブ２４の半径方向に内側への折れを防止する。又該フイルタ２６は該リム３０の上流側に接するシート用リム５２を有している。構造上の理由と強度の目的で、該突起５０は、図７及び１０で最も明確に示される様に軸方向に延びるリブ４４の半径方向に内方への延長部５４の軸方向の延長部である。
【００１６】
該バスケツトフイルタの上流端部４６は複数の軸方向に延びるプロング（ｐｒｏｎｇｓ）５６を有する。該プロングは、図７及び１０で最も明確に示される様に構造的理由と強度の目的でリブ４４の半径方向に外方への延長部５８の軸方向延長部である。該プロングは柔軟性を有するに充分な程長い。供給ホース６０が該スプレー噴出器具の基部端部１４内にねじ込まれると、該供給ホースの下流端部は図３に図解される様に該プロング５６と接しこれを加圧する。該プロング５６は、該供給ホース６０の下流端部と該バスケツト部分の上流端部４６の間の何等かの短縮された間隔を補償するために曲がってもよい。該プロングの曲がりは該フイルタのリム５２にサイフオン防止バルブのリム３０上に予圧を与えさせる。又この予圧は該負のテーパのある肩部２８からの該エラストマーのサイフオン防止バルブリム３０の折れ又は外れ（ｕｎｓｅａｔｉｎｇ）を防止するのに役立つ。該予圧は該リム３０が該フイルタのリム５２と負のテーパのある肩部２８の間に確保されるのを助ける。この配置は該水路１２内に逆圧力がある時でも確実である。
【００１７】
この方式では、フイルタとサイフオン防止組立体は手持ち型スプレー噴出器具内に供給されている。該フイルタは大きな微粒子を濾すことを提供し、該サイフオン防止バルブの内径内での支えを維持しそして該サイフオン防止バルブに予圧を提供する。該支えと予圧とは、該水路内に負の圧力が存在する時エラストマーのサイフオン防止バルブの起こり得る折れを防止するのに役立つ。
【００１８】
変更や変型が可能であるがそれらは付属する請求項により規定される本発明の範囲と精神との中にありそれから離れるものではない。
【００１９】
独占的財産権又は特典を請求する実施例は次の様に規定される。
【００２０】
本発明の特徴及び態様を示せば以下の通りである。
【００２１】
１．手持ち型蛇口式スプレー噴出器具（ｈａｎｄｈｅｌｄ ｆｕａｃｅｔ ｓｐｒａｙ ｓｐｏｕｔ）に於いて、
下流端部が、水のスプレーに中を通らせる複数のアパーチャ（ａｐｅｒｔｕｒｅ）を有しており、
水路が前記蛇口式スプレー噴出器具の基部部分から前記下流端部まで延びており、
前記複数のアパーチャへ進む前に水から微粒子を濾過するためにフイルタが前記水路内に動作可能に装着されており、
サイフオン防止バルブ（ａｎｔｉ−ｓｉｐｈｏｎ ｖａｌｖｅ）が前記フイルタから下流に設置されており、
前記サイフオン防止バルブを前記フイルタから下流に装着するために前記フイルタがシート部分（ｓｅａｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を有していることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２２】
２．上記１の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記フイルタが、中を通る濾過用ポートを有するテーパのある側を備えたバスケツト部分を具備することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２３】
３．上記２の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記シート部分が、前記水路内に逆の水圧がある時前記サイフオン防止バルブを折れに対し支えるために前記バスケツト部分から下流にそして該サイフオン防止バルブ内へ延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２４】
４．上記３の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分が、前記フイルタと前記サイフオン防止バルブとに予圧圧力を印加するために供給ホースに対し接するように上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロング（ｐｒｏｎｇｓ）を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２５】
５．上記４の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分の該テーパのある側上にある前記濾過用ポートの複数個は前記テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットであり、
前記濾過用ポートの複数個は前記バスケツトの上流端部にあることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２６】
６．上記５の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記複数の間を隔てられた突起が前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２７】
７．上記６の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記プロングが前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された複数の前記リブの半径方向に外方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００２８】
８．水のスプレーヘッド（ｓｐｒａｙ ｈｅａｄ）からの微粒子を濾過するためのフイルタに於いて、
前記フイルタが、中を通る濾過用ポート（ｆｉｌｔｅｒｉｎｇ ｐｏｒｔｓ）を有するテーパのある側を備えたバスケツト部分（ｂａｓｋｅｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を具備しており、
前記フイルタが前記フイルタから下流にサイフオン防止バルブを装着するためにシート部分（ｓｅａｔ ｓｅｃｔｉｏｎ）を具備していることを特徴とする水のスプレーヘッドからの微粒子を濾過するためのフイルタ。
【００２９】
９．上記８の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記シート部分が前記バスケツト部分から下流に延びる複数の円周方向に間を隔てられた突起を有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３０】
１０．上記９の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分が上流に延びる複数の円周方向に間を隔てられたプロングを有することを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３１】
１１．上記１０の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記バスケツト部分のテーパのある側上にある前記濾過用ポートの複数個は前記テーパのある側に沿って軸方向に延びる長いスロットであり、
前記濾過用ポートの複数個は前記バスケツトの上流端部上にあることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３２】
１２．上記１１の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記複数の間を隔てられた突起が、前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された軸方向に延びるリブの半径方向に内方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【００３３】
１３．上記１２の手持ち型蛇口式スプレー噴出器具が更に、
前記プロングが、前記バスケツト部分のテーパのある側上のスロットの間に形成された複数の前記リブの半径方向に外方の延長部であることを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。
【図面の簡単な説明】
【図１】詰まり防止バルブ（ａｎｔｉ−ｂａｃｋｕｐ ｖａｌｖｅ）を装着するバスケツトフイルタと組み合わされる蛇口式スプレーヘッドの組立分解斜視図である。
【図２】図１で示す蛇口式スプレーヘッドの部分立面図である。
【図３】サイフオン防止バルブとフレキブルホース端部に接続されたバスケツトフイルタとを収納するアダプタ部分の部分拡大側面図である。
【図４】図１に示すバスケツトフイルタの拡大斜視図である。
【図５】図１に示すバスケツトフイルタの拡大側面図である。
【図６】図１に示すバスケツトフイルタの上流の端面図である。
【図７】図６の線７−７に沿って取った断面図である。
【図８】図６の線８−８に沿って取った断面図である。
【図９】該バスケツトフイルタの下流端面図である。
【図１０】図８に示す線１０−１０に沿って取った断面図である。
【図１１】図１に示すサイフオン防止バルブの拡大斜視図である。
【図１２】図１に示すサイフオン防止バルブの断面図である。
【符号の説明】
１０ スプレー噴出器具ボデー
１２ 水路
１４ 基部入り口部
１５ 内部機構
１６ スプレー通気装置端部
１７ 通気装置
１８ スプレー部分
２０ アパーチャ
２２ ボタン
２４ サイフオン防止バルブ
２６ バスケツトフイルタ
２８ 肩部
３０ リム
３２，３４ スロット
３６ 下流端部
３８ ４分円
４０ テーパのある側
４２ スロット
４４ リブ
４６ 上流端部
４８ ポート
５０ 突起
５２ リム
５４ 延長部
５６ プロング
５８ 延長部
６０ 供給ホース
Claims (2)
- 手持ち型蛇口式スプレー噴出器具に於いて、
下流端部が、水をその中を通してスプレーさせる複数のアパーチャを有しており、
水路が前記蛇口式スプレー噴出器具の基部部分から前記下流端部まで延びており、
前記複数のアパーチャヘ進む前
に水から微粒子を濾過するためにフイルタが前記水路内に動作可能に装着されており、
サイフォン防止バルブが前記フイルタから下流に設置されており、
前記サイフオン防止バルブを前記フイルタから下流に装着するために前記フイルタがシート部分を有しており、前記シート部分はサイホン防止バルブをその上に装着するように下流方向へサイホン防止バルブの中に向かって延びている
ことを特徴とする手持ち型蛇口式スプレー噴出器具。 - 水のスプレーヘッドからの微粒子を濾過するためのフイルタに於いて、
前記フイルタが、開口部から中を通る複数のポートを有する端部へ長さ方向に延びる、中を通る濾過用ポートを有している側を備えたバスケツト部分を具備しており、
前期開口部は、前記フイルタから下流にサイフオン防止バルブを装着するためにシート部分を規定するリムを有しており、そして
複数の円周方向に間を隔てられた半径方向外側に表面を有する突起であって、該突起は軸方向外側に前記開口部を超えて延び、かつサイホン防止バルブが半径方向内側に向かって前記開口部の中へ潰れ込むのを妨げるために、前記リムによって規定される前記シート部分の半径方向内側に位置している、
ことを特徴とする水のスプレーヘッドからの微粒子を濾過するためのフイルタ。
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