JP3549976B2 - 二種以上の樹脂原料液体の混合法及びその混合装置 - Google Patents

二種以上の樹脂原料液体の混合法及びその混合装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、反応することにより硬化する二種以上の樹脂原料液体を超音波振動を利用して混合する樹脂原料液体の混合法及びその混合装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、超音波振動を利用して2種以上の液体を混合する混合法及びその混合装置として以下に記載するものが知られている。例えば、特公昭62−57374号公報には、混合槽としての乳化槽に貯溜された2種以上の液体に超音波伝送用固体ホーンの先端を浅く浸漬させ、超音波によるキャビテーション効果により乳化させることが開示され、特開昭58−67326号公報には、大気に連通した混合槽としての乳化槽に貯溜された2種以上の液体に超音波伝送用固体ホーンの先端を浅く浸漬させ、超音波によるキャビテーション効果により乳化させることが開示されている。また、特開昭64−38132号公報には、樹脂原料液体としての二液性の接着剤を混合槽としての収容槽に貯留し、超音波により混合することが開示され、特開平1−115444号公報には、混合槽としての円筒内で、分散相の液体と連続相の液体とを超音波を用いて混合することが開示され、特開平5−49999号公報には、逆円錐形状の混合カップを準備し、混合カップ内の中央にコニカルホーンを配設し、樹脂原料液体の給送管としての導管の樹脂流出口を超音波伝送用固体ホーンの側肌面に臨ませ、接着剤としての樹脂原料液体を樹脂流出口から側肌面に放出させ、超音波伝送用固体ホーンの側肌面を伝わらせてその先端に導き、超音波伝送用固体ホーンに接する接着剤に回転運動を与えることにより撹拌混合を行うことが開示されている。また、特開平5−168889号公報には、混合槽としての案内管に超音波伝送用固体ホーンを設置し、超音波伝送用固体ホーンの先端面に向けて第1の液体と第2の液体とを放出させ、この第1の液体と第2の液体とに超音波振動を与えることにより第1の液体と第2の液体とを混合することが開示され、特開平6−57229号公報には、2種以上の接着剤を混合槽としての撹拌槽に入れて機械的に撹拌しつつ超音波を当てて混合する撹拌混合法が開示されている。
【0003】
このように、従来の超音波振動を用いた液体の混合法及びその混合装置は、2種以上の液体を混合槽内で混合する方式を採用している。
【0004】
なお、超音波振動による混合ではないが、特開昭61−118124号公報には、断面半円形状の混合部材を斜めに設置し、この混合部材に高粘性の液体と低粘性の液体とを供給し、振動機構により混合部材に60サイクルの振動を与えて流下する液体を混合、撹拌することが開示され、特開平3−217223号公報には、流路部材を振動発生装置により共振振動させ、流路部材の流路内で着色剤、プラスチックス素材、添加剤等からなる成形材料の混合を図ることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、二種以上の樹脂原料液体には反応することにより硬化するものがあるが、この二種以上の樹脂原料液体を混合槽内で混合することにすると、樹脂原料液体の混合に伴って硬化反応が進行し、反応することにより硬化する二種以上の樹脂原料液体を混合槽内に補給しつつ硬化反応の進行状態にある混合樹脂を混合槽から下流側に送給して吐出させる連続作業を長時間行う作業のような場合ならともかくも、短い時間間隔で断続的に作業を行うような場合には、その作業停止時間中にも硬化反応が混合槽内で進行するので、混合槽内に硬化した樹脂が付着する、混合槽内に存在する二種以上の樹脂原料液体の組成が変化する等の不具合が発生する。そこで、作業を中断または停止直後、あるいは作業開始直前に、毎回あるいは適当回数毎に、混合槽内を溶剤により洗浄しているが、溶剤の使用は、労働安全性の観点、環境汚染の観点から極力避けるべきである。また、洗浄直後すぐに作業を開始する場合には、溶剤が混入する懸念があり、樹脂原料液体の組成変動等を考慮して空吐出を行うことが必要となって、廃棄物処理の観点からも好ましくない。更に、洗浄装置等を準備しなければならないため、混合装置自体が大型化するという問題点もある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、混合槽を用いなくても反応により硬化する二種以上の液体を混合する混合法又はその混合装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1、請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、上記の課題を解決するため、反応することにより硬化する二種以上の樹脂原料液体を給送する各給送管の一方の樹脂流出口と超音波伝送用固体ホーンの先端部とが被塗布体に形成された樹脂原料液体案内溝に臨まされ、前記各給送管の他方の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に臨まされ、前記一方の給送管の樹脂流出口から前記樹脂原料液体案内溝に樹脂原料液体を流出させ、前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に流出された樹脂原料液体に接触させて該樹脂原料液体に超音波振動を与えると共に、前記他方の給送管の樹脂流出口から流出された樹脂原料液体に超音波振動を与えつつ該樹脂原料液体を前記側肌面に沿って流下させることにより各樹脂原料液体を樹脂原料液体案内溝内で混合することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2、請求項10に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記他方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの先端面から該超音波伝送用固体ホーンを伝搬する音波の4分の1波長までの範囲に位置されている。
【0009】
本発明の請求項3、請求項11に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が異なる場合には、供給量の少ない方の樹脂原料液体を前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に沿って流下させることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4、請求項12に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が同じ場合には、前記側肌面に対する付着力が小さい樹脂原料液体を該側肌面に沿わせることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5、請求項13に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記超音波伝送用固体ホーンの先端部が前記樹脂原料液体案内溝に挿入されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6、請求項14に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記一方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの上流側に設けられていることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項7、請求項15に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記一方の給送管の樹脂流出口が前記樹脂原料液体案内溝に沿って移動されることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項8、請求項16に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置は、前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に沿って前記一方の給送管の樹脂流出口の移動に追従させることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る二種以上の樹脂原料液体の混合法及び混合装置によれば、二種以上の樹脂原料液体のうちの一方は樹脂原料液体案内溝に直接流出され、他方の樹脂原料液体は超音波伝送用固体ホーンの側肌面を伝わって超音波振動を与えられつつ樹脂原料液体案内溝に流下される。そして、二種以上の樹脂原料液体は超音波伝送用固体ホーンにより樹脂原料液体案内溝内で超音波振動が与えられ、二種以上の樹脂原料液体の混合が行われる。従って、樹脂原料液体の混合槽が不要である。また、樹脂原料液体案内溝内で樹脂原料液体に超音波振動を与える方法であるので、被塗布体の溝外に樹脂原料液体が飛散するのを極力防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の二種以上の樹脂原料液体の混合法及びその混合装置の実施例を図1ないし図5を参照しつつ説明する。
【0017】
(実施例1)
図1ないし図5は本発明に係わる樹脂原料液体の混合法の一実施例を示し、図1において、1は電気音響変換器としての振動子、2は超音波伝送用固体ホーン、3は被塗布体としての成形品、4はその成形品3に形成された樹脂原料液体案内溝、5、6は給送管である。超音波伝送用固体ホーン2にはネジ穴が形成されて図2、図3に示すように振動子1の機械端子1aに溶接又はロー付け又はネジ接合により固着されている。超音波伝送用固体ホーン2の先端面2aには加工工具を装着してもよいが、ここでは加工工具を用いないこととする。図1に示されている超音波伝送用固体ホーン2は、その側肌面2bの形状が指数関数形であるが、側肌面2bの形状は図4(イ)に示すように一様断面ステップ形、図4(ロ)に示すようにコニカル形、図4(ハ)に示すようにカテノイダル形のいずれであっても良い。成形品3は例えばABS樹脂材料、PC材料を用いて作製される。
【0018】
樹脂原料液体案内溝4はこの発明の実施例では、その深さ及び幅は3mmである。給送管5、6は二種の樹脂原料液体7、8を給送するのに用いられる。樹脂原料液体7、8には、ここでは、株式会社イノアックコーポレーションの二液混合発泡硬化型ウレタン樹脂の反応途中液状流動タイプを用い、この二液混合発泡硬化型ウレタン樹脂の組成は、イソシアネートとポリオールとから概略なり、ポリオールを主剤として100重量部、イソシアネートを助剤として30重量部の割合で混合させることにする。この二液混合発泡硬化型ウレタン樹脂は、混合によりイソシアネートと水とが尿素結合することにより炭酸ガスを発生する泡化反応とイソシアネートとポリオールとのウレタン結合により硬化する重合反応とにより、発泡硬化するものである。その発泡倍率は、ここでは、約5倍である。なお、これらの樹脂原料液体に触媒、整泡剤、推進剤等を予め混入させておくか、これらの樹脂原料液体7、8の混合時に第3の液体として供給してもよい。
【0019】
給送管6の内径は給送管5の内径よりも大きいものが用いられる。これは、ポリオールの供給量がイソシアネートの供給量に較べて多く、流速をほぼ等しくするためである。この実施例では、樹脂原料液体8に対する樹脂原料液体7の割合は約4:1である。例えば、樹脂原料液体8の吐出量は210mg/s、樹脂原料液体7の吐出量は60mg/sである。給送管6の樹脂流出口6aは樹脂原料液体案内溝4内に位置され、樹脂原料液体8は樹脂原料液体案内溝4内に直接流出される。その流出直後の樹脂原料液体8の底面4aまでの深さは約2mmである。超音波伝送用固体ホーン2の先端面2aは底面4aから所定の高さ(底面4aから約1mmの高さ)に位置され、超音波伝送用固体ホーン2の側肌面2bは溝壁4bに接触しないように溝壁4bから所定の間隔を開けて位置されている。給送管6の先端部は樹脂原料液体案内溝4に沿って成形品3に対して相対的に移送される。超音波伝送用固体ホーン2の先端部は樹脂流出口6aに対して樹脂原料液体案内溝4の延びる方向に間隔を開けて位置されている。その超音波伝送用固体ホーン2の先端面2aは樹脂原料液体案内溝4内に流出された樹脂原料液体8に接触されている。給送管5の樹脂流出口5aは超音波伝送用固体ホーン2の側肌面2bに臨まされ、樹脂流出口5aから流出された樹脂原料液体7は超音波振動を与えられながら側肌面2bに沿って速やかに流下する。超音波伝送用固体ホーン2は樹脂原料液体案内溝4に沿って給送管6に追従され、樹脂原料液体7、8は樹脂原料液体案内溝4内で同時に超音波振動が与えられ、混合される。これにより、樹脂原料液体案内溝4に沿って発泡体が形成される。
【0020】
この発明の実施の形態では、供給量の多い樹脂原料液体(ポリオール)8を樹脂原料液体案内溝4に先に供給し、供給量の少ない樹脂原料液体(イソシアネート)7を側肌面2bに沿わせ、樹脂原料液体8の上に樹脂原料液体7を載せて混合しているので、混合がスムーズに行われる。樹脂原料液体7の側肌面2bに対する付着力は樹脂原料液体8の側肌面2bに対する付着力は大きいが、樹脂原料液体8の成形品3に対する付着力は樹脂原料液体7の成形品3に対する付着力よりも小さいので、この観点からも樹脂原料液体8を先に供給するのが望ましい。なお、付着とは異種の物質が接触したときに互いにくっつく現象をいう。
【0021】
なお、樹脂原料液体案内溝4の断面形状は図5(イ)に示すように角形状、図5(ロ)に示すように半円弧形状、図5(ハ)に示すようにV形状、図5(ニ)に示すように上面及び底面を面取りした形状、図5(ホ)に示すように底面を面取りした形状の何れであっても良い。
【0022】
(実施例2)
図6は本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法に適用する混合装置の模式図を示し、図7は本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法に適用する混合装置の概略構成を示す斜視図であって、図6において、11は統括制御装置、12は温度調整装置、13は温水、14は第1の樹脂原料液体7を貯留する容器、16は第2の樹脂原料液体8を貯留する容器、18、19は樹脂原料液体7、8をそれぞれ撹拌するモータ、20は給送管5、6に樹脂原料液体7、8を給送する給送制御装置、21は高周波電源制御装置、22は移動制御装置、23はX方向移動機構、24はY方向移動機構、25、26は傘歯歯車(図6では平歯歯車)、27は駆動モータである。統括制御装置11は温度調整装置12、給送制御装置20、高周波電源制御装置21、移動制御装置22を総合的に制御する役割を果たす。
【0023】
振動子1は高周波電源制御装置21により所定の発振周波数及び振幅で超音波振動を発生し、給送制御装置20はサーボモータ又はパルモータからなるマイクロギヤポンプを備え、統括制御装置11の指令に基づき吐出のON・OFF、吐出量、樹脂原料液体7、8の吐出比率の調整を行う。この発明の実施例では、樹脂原料液体8の吐出量は例えば210mg/s、樹脂原料液体7の吐出量は例えば60mg/sである。
【0024】
給送管5、6はその長さを極力短くすることが、内圧による内部容積の変動を避け、発泡率、樹脂原料液体硬化後の発泡体の寸法ばらつきを少なくするうえで望ましい。温度調整装置12は樹脂原料液体7、8の温度変化による粘性、比重の変化を避ける観点から、かつ、反応速度を安定させる観点から、樹脂原料液体7、8の温度の一定化(例えば30度cに保持する)を図るために用いられる。移動制御装置22はX−Y移動機構23、24を駆動制御する他、図6に示すように、駆動機構28により超音波伝送用固体ホーン2を上下方向(Z軸方向)に駆動制御する役割、給送管5、6に対する側肌面3bの周周り方向の位置(r方向)を定める役割を果たす。
【0025】
成形品3は、例えば図7に示すようなフランジ付円筒であり、樹脂原料液体案内溝4は円筒基部の周りに形成された環状溝からなる。成形品3は、X−Y移動機構23、24に搭載されて、超音波伝送用固体ホーン2に対して相対的に移動され、その先端2aが樹脂原料液体案内溝4に沿ってトレースされる。このX−Y移動機構23、24は点から点までの位置決め精度が要求される通常の組立用のロボット移動制御機構と異なり、移動軌跡の精度、移動速度の精度が重要となるので、アーク溶接用ロボットと類似の機構を使用するのが望ましい。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法は、以上説明した方法であるので、混合槽を用いなくても反応により硬化する二種以上の液体を混合でき、混合装置自体の小型化を図ることができるという効果を奏し、ひいては、環境汚染を極力回避でき、廃棄物処理の軽減化、労働安全性の向上を図ることができる。更に、樹脂原料液体案内溝内で樹脂原料液体に超音波振動を与える方法であるので、被塗布体の溝外に樹脂原料液体が飛散するのを極力防止できるという効果を奏する。従って、樹脂原料液体案内溝の近傍間近に、成形品の一部を構成する壁面が存在する場合、樹脂原料液体がその壁面に付着するのを防止でき、成形品のクリーニング作業の工数を低減できる。また、各樹脂原料液体が飛散することなく一定の量で確実に樹脂原料液体案内溝に供給されるので、各樹脂原料液体の比率の安定化を図ることができ、樹脂の硬化具合い(発泡体の場合には発泡硬化具合い)を安定化できる。更に、一方の樹脂原料液体を先に樹脂原料液体案内溝に流出させ、他方の樹脂原料液体は超音波振動を与えられながら超音波伝送用固体ホーンの側肌面に沿って流下されるので、2種以上の樹脂原料液体がうねりを生じることなく硬化し、硬化後の樹脂の見栄えが良好である。この場合、流出量の少ない方の樹脂原料液体を超音波伝送用固体ホーンの側肌面に沿って流下させることにすれば、より一層硬化後の樹脂の見栄えを良好にできる。他方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの先端面から該超音波伝送用固体ホーンを伝搬する音波の4分の1波長までの範囲に位置されている場合、超音波伝送用固体ホーンの側肌面に流出した樹脂原料液体を速やかに流下させることができ、その側肌面を清浄に保つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す二種以上の樹脂原料液体の混合法の樹脂混合状態を説明するための部分拡大図である。
【図3】図1に示す給送管と超音波伝送用固体ホーンとの位置関係を示す説明図である。
【図4】本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法に使用する各種超音波伝送用固体ホーンの形状の説明図であって、(イ)は一様断面ステップ形、(ロ)は円錐形、(ハ)はカテノイダル形を示す。
【図5】成形品に形成した樹脂原料液体案内溝の断面形状を示す図であって、(イ)は角形状、(ロ)は半円弧形状、(ハ)はV形状、(ニ)は上面及び底面を面取りした形状、(ホ)は底面を面取りした形状を示す。
【図6】本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法に適用する混合装置の模式図を示す。
【図7】本発明に係わる二種以上の樹脂原料液体の混合法に適用する混合装置の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…超音波伝送用固体ホーン
2a…先端面
2b…側肌面
3…成形品(被塗布体)
4…樹脂原料液体案内溝
5、6…給送管
5a、6a…樹脂流出口
7、8…樹脂原料液体

Claims (16)

  1. 反応することにより硬化する二種以上の樹脂原料液体を給送する各給送管の一方の樹脂流出口と超音波伝送用固体ホーンの先端部とが被塗布体に形成された樹脂原料液体案内溝に臨まされ、前記各給送管の他方の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に臨まされ、前記一方の給送管の樹脂流出口から前記樹脂原料液体案内溝に樹脂原料液体を流出させ、前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に流出された樹脂原料液体に接触させて該樹脂原料液体に超音波振動を与えると共に、前記他方の給送管の樹脂流出口から流出された樹脂原料液体に超音波振動を与えつつ該樹脂原料液体を前記側肌面に沿って流下させることにより各樹脂原料液体を樹脂原料液体案内溝内で混合する二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  2. 前記他方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの先端面から該超音波伝送用固体ホーンを伝搬する音波の4分の1波長までの範囲に位置されている請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  3. 前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が異なる場合には、供給量の少ない方の樹脂原料液体を前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に沿って流下させることを特徴とする請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  4. 前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が同じ場合には、前記側肌面に対する付着力が小さい樹脂原料液体を該側肌面に沿わせることを特徴とする請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  5. 前記超音波伝送用固体ホーンの先端部が前記樹脂原料液体案内溝に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  6. 前記一方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの上流側に設けられている請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  7. 前記一方の給送管の樹脂流出口が前記樹脂原料液体案内溝に沿って移動されることを特徴とする請求項1に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  8. 前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に沿って前記一方の給送管の樹脂流出口の移動に追従させることを特徴とする請求項7に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合法。
  9. 反応することにより硬化する二種以上の樹脂原料液体を給送する各給送管の一方の樹脂流出口と超音波伝送用固体ホーンの先端部とが被塗布体に形成された樹脂原料液体案内溝に臨まされ、前記各給送管の他方の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に臨まされ、前記一方の給送管の樹脂流出口から前記樹脂原料液体案内溝に樹脂原料液体を流出させ、前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に流出された樹脂原料液体に接触させて該樹脂原料液体に超音波振動を与えると共に、前記他方の給送管の樹脂流出口から流出された樹脂原料液体に超音波振動を与えつつ該樹脂原料液体を前記側肌面に沿って流下させることにより各樹脂原料液体を樹脂原料液体案内溝内で混合する二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  10. 前記他方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの先端面から該超音波伝送用固体ホーンを伝搬する音波の4分の1波長までの範囲に位置されている請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  11. 前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が異なる場合には、供給量の少ない方の樹脂原料液体を前記超音波伝送用固体ホーンの側肌面に沿って流下させることを特徴とする請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  12. 前記二種以上の樹脂原料液体の供給量が同じ場合には、前記側肌面に対する付着力が小さい樹脂原料液体を該側肌面に沿わせることを特徴とする請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  13. 前記超音波伝送用固体ホーンの先端部が前記樹脂原料液体案内溝に挿入されていることを特徴とする請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  14. 前記一方の給送管の樹脂流出口が前記超音波伝送用固体ホーンの上流側に設けられている請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  15. 前記一方の給送管の樹脂流出口が前記樹脂原料液体案内溝に沿って移動制御されることを特徴とする請求項9に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
  16. 前記超音波伝送用固体ホーンの先端部を前記樹脂原料液体案内溝に沿って前記一方の給送管の樹脂流出口の移動に追従制御されることを特徴とする請求項15に記載の二種以上の樹脂原料液体の混合装置。
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