JP3549066B2 - 間接加熱用バ−ナチュ−ブの点火方法及び装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は間接加熱用バーナチューブの点火方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
機械部品等の熱処理をする場合、一般に無酸化・還元雰囲気中での加熱が行うが、この加熱にはラジアントチユーブが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ラジアントチューブのバーナ部分において点火をする場合、一般にバーナヘッド後部から保炎器周辺に延ばされたパイロットバーナもしくは点火プラグにより実行されるが、共に構造が複雑になる上、信頼性に問題がありメンテナンスの必要性も高い。また火炎の安定性を向上させようとする場合も、常時イグニッションを飛ばす事は電極の耐久性から問題があり、パイロットバーナ方式でも燃焼量の変化による圧力変動などを受けトラブルを起こしやすいなどの難課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明は、一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に絶縁部と電極部を設け、前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を提供するものである。
【0005】
また、本発明は、一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に電気絶縁部と前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火装置を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、その点火ゾーンによって前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を提供するものである。
【0007】
両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を装置を提供するものである。
【0008】
【作用】
Si−SiCから成るセラミックラジアントチューブにシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、セラミックチューブに通電することによって、前記点火ゾーンを高温にし、セラミックラジアントチューブに導入させた燃料空気の混合気に点火するものであるラジアントチューブ自体が点火装置となる特徴がある。
【0009】
【実施例】
符号1は炉体を示し、2はSi−SiCから成るラジアントチューブバーナを示す。このラジアントチューブバーナ2の一端にバーナ部3を構成し、他端には排気部4を構成する。前記バーナ部の下流側には電気絶縁部5と電極部6を設け、同様に前記排気部4の上流側には電気絶縁部5と電極部6を設ける構成とする。バーナ側の前記電極部6の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーン7を設ける。図1は、ストレ−ト型バ−ナの説明図である。図2は、両側にバ−ナ部を設けた交番燃焼型バ−ナを示している。図3は、ストレ−ト型バ−ナを炉体へ装置した場合の説明図である。図4は、交番燃焼型バ−ナを炉体へ装置した場合の説明図である。
【0010】
しかして、電極部6に通電すると、点火ゾーン7は電気抵抗が大きいので高温になる。その後、バーナ部3から燃料ガスの混合気が導入されてくると、前記点火ゾーン7によって着火される。通常、着火完了した時点で通電を停止するが、低NOX 燃焼などの火炎の安定性に難点がある場合には、常時電力を供給し、着火源とすることもできる。この場合、消費電力は非常にわずかである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上の通りであるので、次の諸効果がある。▲1▼チューブ自体が点火用ヒーターとなり複雑な点火源の構造は一切不要となる。▲2▼好きな場所に点火位置を作れる。▲3▼交番燃焼時などでもパイロット方式と違い、チューブ内の圧力変動の影響を受けないため安定した着火源となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ストレ−ト型の説明図である。
【図2】両側にバ−ナ部を設けた交番燃焼型の実施例図である。
【図3】ストレ−ト型を炉体へ装置した場合の説明図である。
【図4】交番燃焼型を炉体へ装置した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 炉体
2 ラジアントチューブ
3 バーナ部
4 排気部
5 電気絶縁部
6 電極部
7 点火ゾーン
8 被熱物
【産業上の利用分野】
本発明は間接加熱用バーナチューブの点火方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
機械部品等の熱処理をする場合、一般に無酸化・還元雰囲気中での加熱が行うが、この加熱にはラジアントチユーブが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ラジアントチューブのバーナ部分において点火をする場合、一般にバーナヘッド後部から保炎器周辺に延ばされたパイロットバーナもしくは点火プラグにより実行されるが、共に構造が複雑になる上、信頼性に問題がありメンテナンスの必要性も高い。また火炎の安定性を向上させようとする場合も、常時イグニッションを飛ばす事は電極の耐久性から問題があり、パイロットバーナ方式でも燃焼量の変化による圧力変動などを受けトラブルを起こしやすいなどの難課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明は、一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に絶縁部と電極部を設け、前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を提供するものである。
【0005】
また、本発明は、一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に電気絶縁部と前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火装置を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、その点火ゾーンによって前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を提供するものである。
【0007】
両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法を装置を提供するものである。
【0008】
【作用】
Si−SiCから成るセラミックラジアントチューブにシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、セラミックチューブに通電することによって、前記点火ゾーンを高温にし、セラミックラジアントチューブに導入させた燃料空気の混合気に点火するものであるラジアントチューブ自体が点火装置となる特徴がある。
【0009】
【実施例】
符号1は炉体を示し、2はSi−SiCから成るラジアントチューブバーナを示す。このラジアントチューブバーナ2の一端にバーナ部3を構成し、他端には排気部4を構成する。前記バーナ部の下流側には電気絶縁部5と電極部6を設け、同様に前記排気部4の上流側には電気絶縁部5と電極部6を設ける構成とする。バーナ側の前記電極部6の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーン7を設ける。図1は、ストレ−ト型バ−ナの説明図である。図2は、両側にバ−ナ部を設けた交番燃焼型バ−ナを示している。図3は、ストレ−ト型バ−ナを炉体へ装置した場合の説明図である。図4は、交番燃焼型バ−ナを炉体へ装置した場合の説明図である。
【0010】
しかして、電極部6に通電すると、点火ゾーン7は電気抵抗が大きいので高温になる。その後、バーナ部3から燃料ガスの混合気が導入されてくると、前記点火ゾーン7によって着火される。通常、着火完了した時点で通電を停止するが、低NOX 燃焼などの火炎の安定性に難点がある場合には、常時電力を供給し、着火源とすることもできる。この場合、消費電力は非常にわずかである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上の通りであるので、次の諸効果がある。▲1▼チューブ自体が点火用ヒーターとなり複雑な点火源の構造は一切不要となる。▲2▼好きな場所に点火位置を作れる。▲3▼交番燃焼時などでもパイロット方式と違い、チューブ内の圧力変動の影響を受けないため安定した着火源となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ストレ−ト型の説明図である。
【図2】両側にバ−ナ部を設けた交番燃焼型の実施例図である。
【図3】ストレ−ト型を炉体へ装置した場合の説明図である。
【図4】交番燃焼型を炉体へ装置した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 炉体
2 ラジアントチューブ
3 バーナ部
4 排気部
5 電気絶縁部
6 電極部
7 点火ゾーン
8 被熱物
Claims (4)
- 一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に絶縁部と電極部を設け、前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、その点火ゾーンによって前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法。
- 一端にバーナ部を構成し、他端に排気部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設けると共に前記排気部の上流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナ側の電極部の下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーン設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火装置。
- 両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設け、前記電極部に通電することによって前記点火ゾーンを高温にし、その点火ゾーンによって前記バーナ部からの燃料空気の混合気に点火することを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火方法。
- 両端にバーナ部を構成したSi−SiCから成るセラミックラジアントチューブの前記バーナ部の下流側に電気絶縁部と電極部を設け、前記バーナの下流側にはシリコンを含浸させない点火ゾーンを設けたことを特徴とする間接加熱用バーナチューブの点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32046594A JP3549066B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-12-22 | 間接加熱用バ−ナチュ−ブの点火方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20621394 | 1994-08-31 | ||
JP6-206213 | 1994-08-31 | ||
JP32046594A JP3549066B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-12-22 | 間接加熱用バ−ナチュ−ブの点火方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08121770A JPH08121770A (ja) | 1996-05-17 |
JP3549066B2 true JP3549066B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=26515503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32046594A Expired - Fee Related JP3549066B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-12-22 | 間接加熱用バ−ナチュ−ブの点火方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3549066B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP32046594A patent/JP3549066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08121770A (ja) | 1996-05-17 |
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