JP3546138B2 - Money management system and deposit machine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗における売上金を該店舗の側で入金処理し、その金額を通信回線を介して管理センタで集計管理すると共に、店舗の側で入金された金銭を専門の警備会社によって回収するようにした金銭管理システムに関する。
また、本発明は、この種の金銭管理システムで使用される入金機に関し、紙幣や硬貨（以下、金銭という）が投入されると、投入された金銭の金額を入金データとして記憶し、締め操作が行われると、記憶している入金データを合計して締めデータとして通信回線を介して遠隔の管理センタに送信する機能を備えたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】
店舗における売上金を該店舗の側に居ながらにして入金処理する入金機については、例えば、特開平６−２６６９６３号等により公知のものがある。また、このような入金機で入金された金銭の情報を通信回線を介して中央の管理センタで集中管理し、かつ、店舗側の入金機に蓄積された金銭の回収を専門の警備会社等によって行うようにした金銭管理システムには、例えば、特開平６−２６６９６４号あるいは特開平９−１６６９１号等により公知のものがある。このような金銭管理システムによれば、店舗経営者は、銀行等に自ら出向くことなく、店舗内の入金機に売上金を入金するだけで、自動的に集計され、その回収も権威づけられた専門の警備会社によって行われ、最終的に所定の銀行又は本店等に預金されることになる。
店舗の支店等に設置される従来知られた入金機においては、売上金が投入されると、投入された売上金の金額を入金データとして記憶し、操作者により締め操作が行われると、前回締め操作が行われた後の入金データを合計して締めデータとして電話回線等の通信回線を介して遠隔の本店等（管理センタ）に送信するようにしている。管理センタでは、各支店から送信される締めデータをもとに各支店毎の売上げを管理している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来知られた金銭管理システムにおいては、入金機が個別の各店舗に対応して設けられているので、特定のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等で使用する分にはあまり不便さを感じさせないが、複数のテナントを擁するショッピングセンタ等で使用しようとするには、大変不便であった。すなわち、ショッピングセンタでは、個別のテナント毎に入金機を設け、さらに各入金機が個別に中央の管理センタと通信しなければならないため、入金機毎に電話回線等の通信回線を設けることになり、設備機器に多くの費用がかかってしまう。
【０００４】
また、従来知られた金銭管理システムにおいては、入金された金銭の情報と、回収処理に関する情報が、端末の店舗側から中央の管理センタに伝送されるだけであり、端末の入金機での機構トラブル等が発生した場合、管理センタではこれを知ることができなかった。そのため、入金機の故障に対する対応等が遅れるという問題点があった。
更に、従来知られた金銭管理システムにおいては、端末の入金機での金銭蓄積量が回収時期の目安となる所定の「ニアフル値」となったとき、これが管理センタに通知され、これに基づき金銭回収作業に取りかかることができるようになっているが、この「ニアフル値」は所定値に固定されていたため、様々な条件に応じて「ニアフル値」を設定変更することは出来ず、きわめて不便であった。
また、従来の入金機においては、各支店の操作者が締め操作を忘れた場合、管理センタでは当該支店の売上金額が分からず、売上げの管理を確実に行うことができないという問題があった。
【０００５】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、限られた数の入金機を複数のテナントで効率的に使用することができ、かつ通信効率も良い、金銭管理システムを提供しようとするものである。
また、各端末側の入金機の保守管理を効率的に行うことのできる金銭管理システムを提供しようとするものである。
また、各端末側の入金機の「ニアフル値」の設定を自由に行えるようにした金銭管理システムを提供しようとするものである。
さらに、操作者が手動締め操作を忘れた場合でも、所定の時刻で自動締め処理が行なわれるようにした入金機を提供しようとするものである。
さらに、自動締め処理が行なわれる所定の時刻までに入金を行なえなかった場合であっても、入金処理後、手動で締め処理が行なえるようにした入金機を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る本発明に係る金銭管理システムは、入金機に入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて、前記入金機は、テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を通知する手段とを有しており、１又は複数の前記入金機から前記金銭の情報及びテナント情報が通知され、当該金銭の情報とテナント情報とを集計管理し、テナント情報と共に当該金銭の情報または当該金銭の情報を集計した集計情報の少なくとも１つを通信回線を介して前記管理センタに通知する制御装置を具備し、前記制御装置は、自動締めモードと手動締めモードのどちらかを選択する手段と、自動締めモードが選択されているとき、所定の時刻に１または複数のテナントについての自動締め指示を各入金機に対して通知する手段と、手動締めモードが選択されているとき、前記入金機から通知される手動締め指示およびテナント情報に応答して、当該入金機を除く各入金機に対して当該テナント情報と手動締め指示を通知する手段とを具備し、前記各入金機は、前記金銭の情報及びテナント情報を蓄積する手段と、手動締めキー操作手段と、該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を発生する手段と、前記自動締め指示が与えられたとき、前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回自動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、前記手動締めキー操作手段が操作され、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示が発生すると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報と手動締め指示およびテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、制御装置からの前記手動締め指示およびテナント情報が与えられると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段とを具備することを特徴とする。
請求項２に係る本発明に係る金銭管理システムは、入金機に入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて、前記入金機は、テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を通知する手段とを有しており、１又は複数の前記入金機から前記金銭の情報及びテナント情報が通知され、当該金銭の情報とテナント情報とを集計管理し、テナント情報と共に当該金銭の情報または当該金銭の情報を集計した集計情報の少なくとも１つを通信回線を介して前記管理センタに通知する制御装置を具備し、前記制御装置は、所定の時刻に１または複数のテナントについての自動締め指示を各入金機に対して通知する手段と、自動締め指示が与えられる前に前記入金機から前記手動締め指示が通知された場合は、当該入金機を除く各入金機に対して手動締め指示を通知し、自動締め指示が与えられるまで前記入金機から前記手動締め指示が通知されなかった場合は、当該自動締め指示が与えられたときに各入金機に対して自動締め指示を通知する手段とを具備し、前記各入金機は、前記金銭の情報及びテナント情報を蓄積する手段と、手動締めキー操作手段と、該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を発生する手段と、前記自動締め指示が与えられたとき、前回自動締め指示が与えられたときから今回自動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、前記手動締めキー操作手段が操作され、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示が発生すると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報と手動締め指示およびテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、制御装置からの前記手動締め指示およびテナント情報が与えられると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段とを具備することを特徴とする。
【０００７】
これによれば、利用端末の側において、１又は複数の入金機に対応して１つの制御装置を具備しており、これらの１又は複数の入金機が複数のテナントによって共用されることとなる。各入金機は、入金された金銭の情報をこれを入金したテナントを識別するテナント情報と共に前記制御装置に対して通知する手段を具備しているので、共通の入金機を複数のテナントで共用することが可能な構成となっている。制御装置は、各入金機から通知された金銭の情報とテナントの情報とを集計管理し、テナント情報と共に当該金銭の情報またはその集計情報の少なくとも１つを通信回線を介して前記管理センタに通知するので、１又は複数の入金機によって入金処理された複数のテナントの売上金情報を、またとめて効率的に伝送することができる。
従って、本発明によれば、限られた数の入金機を複数のテナントで効率的に使用することができ、その結果を１つの制御装置で管理センタと通信するので、通信効率も良いものとなる、という優れた効果を奏する。
なお、本発明において「テナント」とは、典型的には、大規模なショッピングセンタ内の各テナント（個別の入居店舗）であるが、それに限らず、独立に売上金の管理を行うべき事業体又は事業部門としての意味で用いるものとする。従って、例えば企業としては同一企業であっても、その中の個別部門毎に独立に売上金の管理を行う場合は、同一企業内の各個別部門が本発明における「テナント」にそれぞれ該当するものとする。
【０００８】
本発明に係る金銭管理システムにおいては、各売上期間（例えば１日）の終わりを設定する「締め」を、自動で設定することができる。
すなわち、前記制御装置は、各入金機から通知される前記金銭の情報及びテナント情報を蓄積する手段と、各テナント毎にそれぞれ所定の時刻で自動締め指示を発生する手段と、前記自動締め指示が与えられたとき、前回自動締め指示が与えられたときから今回自動締め指示が与えられるまでのテナント毎の前記金銭の情報を集計した締めデータと当該テナントのテナント情報とを前記管理センタに通知する手段とを具備することにより、自動「締め」処理を行うことができる。別の例として、前記制御装置において、所定の時刻で自動締め指示を各入金機に対して通知する手段を具備し、前記各入金機では、前記自動締め指示が与えられたとき、前回締めから今回締め指示が与えられるまでの各テナント毎の前記金銭の情報を前記制御装置に通知する手段を具備することにより、自動「締め」処理を行うことができる。この場合、各テナントは、所定の自動締め時間前の任意の時点で売上金を入金しておけばよい。この場合、制御装置において、各テナント毎にそれぞれ固有の時刻に自動締めの時刻を設定するようにしてもよい。そうすれば、各テナント毎の業務状況に合わせた自動締め処理を行うことができる。
【０００９】
また、前記入金機において、手動締めキー操作手段と、該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を前記制御装置に通知する手段とを具備し、前記制御装置において、自動締めモードと手動締めモードのどちらかを選択する手段と、手動締めモードが選択されている場合、前記入金機から通知される前記テナント情報と前記手動締め指示に応答して、該当テナントの締めデータとテナント情報を前記管理センタに通知する手段とを具備するようにしてもよい。これにより、自動締め処理と手動締め処理の選択を任意に行うことができ、利用するテナントにとって使い勝手のよいものとなる。
別の例として、制御装置は、自動締め指示が与えられる前に前記入金機から前記テナント情報及び前記手動締め指示が通知された場合は、当該テナントの締めデータとテナント情報を前記管理センタに通知し、自動締め指示が与えられるまで前記入金機から前記テナント情報及び前記手動締め指示が通知されなかった場合は、当該自動締め指示が与えられたときに当該テナントの締めデータとテナント情報を前記管理センタに通知する手段を具備するようにしてもよい。その場合は、自動締めモードと手動締めモードを自動的に優先選択することができ、便利であると共に、二重締めを自動的に防止することができる。
【００１０】
本発明に係る金銭管理システムにおいては、制御装置が、各入金機に対してその電源をオン又はオフする制御信号を与える手段を具備するようにしてもよい。例えば、制御装置に電源が投入されたとき、各入金機に対してその電源を自動的にオンするようにすることができる。これにより、システムの自動運用を図ることができる。また、特定の入金機の側で、金銭収納エラーや電源遮断のアクシデントがあったときなども、制御装置の側からその入金機に対してその電源を自動的にオンするよう制御することができ、自動リカバリー処理を行うことができる。入金機はテナントにとっては銀行の金庫と同じ意味を持ち、たとえ金銭収納エラーが起こってもテナントが勝手にドアを開けて直すことはできないため、そのような自動リカバリー処理は極めて有効である。
【００１５】
更に、本発明に係る入金機は、入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて用いられる入金機であって、テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を蓄積する手段と、各テナント毎にそれぞれ所定の時刻で自動締め指示を通知する手段と、手動締めキー操作手段と、該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を通知する手段と、自動締め指示が通知される前に前記手動締め指示及び前記テナント情報が通知された場合は、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が通知されてから今回手動締め指示が通知されるまでの当該テナントの前記金銭の情報を集計した締めデータとテナント情報とを前記管理センタに通知し、自動締め指示が通知されるまでに前記手動締め指示及び前記テナント情報が通知されなかった場合は、当該自動締め指示が通知されたときに少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が通知されてから今回自動締め指示が通知されるまでの当該テナントの前記金銭の情報を集計した締めデータとテナント情報とを前記管理センタに通知する手段とを具備することを特徴とするものである。これにより、操作者が手動締め操作を忘れた場合でも、所定の時刻で自動締め処理が行なうことができる。
【００１６】
更に別の観点に従う本発明に係る入金機は、入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて用いられる入金機であって、テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を蓄積する手段と、手動締めキー操作手段と、該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を通知する手段と、各テナント毎に前回手動締め指示が通知されたときまたは前回自動締め指示を通知したときから所定時間経過すると、自動締め指示を通知する手段と、自動締め指示または手動締め指示及びテナント情報が通知された場合は、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が通知されてから今回自動締め指示または手動締め指示が通知されるまでの当該テナントの前記金銭の情報を集計した締めデータとテナント情報とを前記管理センタに通知する手段とを具備することを特徴とするものである。これにより、最後に自動締めまたは手動締めが指示されたときから所定時間経過すると、自動締めが指示される。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図１は、本発明に係る金銭管理システムの一実施例を示すシステム構成概略ブロック図である。
複数の端末システムＴＳ１〜ＴＳｎが通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに接続される。以下、１つの端末システムＴＳ１について詳細例を説明するが、他の端末システムＴＳ２〜ＴＳｎも同様に構成してよい。１つの端末システムＴＳ１においては、１つの入金機管理サーバ１（制御装置）に対して１又は複数の入金機２ａ〜２ｎが設けられており、ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）を介して各入金機２ａ〜２ｎが入金機管理サーバ１に接続され、入金機管理サーバ１（以下、管理サーバ１と略称する）が通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣと通信する。これにより各入金機２ａ〜２ｎに投入された金銭の情報が管理サーバ１から通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに与えられ、その集計と回収が管理センタＣＣで集中管理される。また、各入金機２ａ〜２ｎの保守管理も管理センタＣＣで集中管理できるようになっている。
【００１８】
１つの端末システムＴＳ１に対応して複数のテナントが存在しており、各テナント毎に独自に入金管理が可能である。例えば、ショッピングセンタのように複数のテナントが入居している場所に、この端末システムが設置される。ここで、テナントとは、個別の小売店に限らず、１企業内の異なる事業部門等であってもよく、要するに、独自に入金管理を行う必要のある事業体又は事業部門を指す。ここで、各入金機２ａ〜２ｎは、複数のテナントによって共用されるようなっていることが、本発明における特徴の１つである。そのために、各入金機２ａ〜２ｎは、入金された金銭の情報をこれを入金したテナントの情報と共に管理サーバ１に対して通知する機能を具備しており、管理サーバ１は、各入金機２ａ〜２ｎから通知された入金金銭情報とテナント情報とを集計管理し、名テナント毎の入金情報を通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに通知する機能を具備している。管理サーバ１と各入金機２ａ〜２ｎとの間で授受される情報は、その他にも種々ある。例えば、各入金機２ａ〜２ｎは、自己の各種状態をモニタし、そのモニタ結果をステイタス情報として管理サーバ１に与え、管理サーバ１から通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに通知する。このようなステイタス情報としては、例えば、各入金機２ａ〜２ｎの金庫内に収納された金銭が所定の満杯値に近くなったこと（ニアフル値）を示す情報がある。また、各入金機２ａ〜２ｎは、自己の稼働状態が正常であるか否かをモニタし、そのモニタ結果が保守管理を要することを示しているとき、保守情報を管理サーバ１に与え、管理サーバ１から通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに通知する。
【００１９】
図２は、図１と同様のシステムを、情報の流れの観点から示した図である。端末システムＴＳ１のブロックでは、入金機から発生された入金情報Ａ、ステイタス情報Ｂ、保守情報Ｃを管理サーバから通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する。この場合、管理センタＣＣは、入金センタとしての機能と、警備センタとしての機能と、保守センタとしての機能を有する。各センタ機能は、同一場所である必要はなく、別々の場所に設置されていてもよい。主に、入金情報Ａは通信回線ＣＯＭを介して入金センタに与えられ、警備情報Ｂ及び必要に応じて保守情報Ｃは通信回線ＣＯＭを介して警備センタに与えられ、保守情報Ｃは通信回線ＣＯＭを介して保守センタに与えられる。入金センタでは、各端末の入金機から与えられた入金情報を集中管理する。警備センタでは、警備情報Ｂとして金銭回収を要請するニアフル検出のステイタス情報が与えられたとき、要請のあった端末の入金機に警備員を派遣し、所定のニアフル値に達した金銭が収納された金庫の回収の任に当たらせる。回収した金庫の金銭は、警備センタ（及び入金センタ）から所定の金融機関に振込み入金される。振込み入金を受けた金融機関では、該当する端末のテナントに対して入金の通知を行う。また、金庫の破壊等の異常事態が発生した場合も、異常検出のステイタスとしての警備情報Ｂが発せられ、これを受けて警備員を該当する入金機に派遣することができる。一方、保守センタでは、受信した保守情報Ｃから、保守管理を要する端末の入金機を把握し、保守要員を該入金機に派遣して機器の保守管理を行わせる。また、定期的な保守管理も行う。保守センタの設置場所が入金センタの設置場所とは異なる場合、各端末からの情報（金銭情報と保守情報を含む）を一括して入金センタに送信し、入金センタでは、受信した情報の中から保守センタに転送すべき保守情報を抽出してこれを保守センタに転送するようにしてよい。あるいは、各端末において送信すべき情報（金銭情報と保守情報を含む）から保守情報を分離し、該保守情報を保守センタに直接的に送信するようにしてもよい。
【００２０】
図３は、入金機管理サーバ１と個別の入金機２ａ〜２ｎとの間の各種の情報のやり取りの一例を示すと共に、これらの情報に応じた処理の概略を例示する図である。
まず、自動電源オン／オフ機能について説明すると、管理サーバ１（制御装置）は、各入金機２ａ〜２ｎに対して電源オン／オフを自動制御することができるようになっており、これによりシステムの自動運用が可能となっている。この自動電源オン／オフ機能のために管理サーバ１及び入金機２ａ〜２ｎで実行されるプログラムの一例が図４に示されている。まず、管理サーバ１で電源スイッチがオンされると、図４（ａ）に示すようなプログラムが管理サーバ１で立ち上がり、各入金機２ａ〜２ｎに対して電源オン命令を発行する（ステップＳ１ａ）。この電源オン命令が各入金機２ａ〜２ｎに与えられると、各入金機２ａ〜２ｎが、電源オン状態に自動設定される（ステップＳ１ｂ）。これにより、図４（ｂ）に示すようなプログラムが各入金機２ａ〜２ｎでそれぞれスタートし、該入金機の電源起動時における所定の初期処理が終わって、「装置レディー」となったかどうかがチェックされる（ステップＳ２ｂ）。各入金機２ａ〜２ｎが「装置レディー」となると管理サーバ１に対し、設定情報要求コマンドを発行する（ステップＳ３ｂ）。管理サーバ１では、入金機２ａ〜２ｎから設定情報要求コマンドを受け取ると、該コマンドを発行した入金機２ａ〜２ｎに対して所定の設定情報を送信する（ステップＳ２ａ）。管理サーバ１から所定の設定情報の送付を受けた入金機２ａ〜２ｎでは、該設定情報に応じた所定の初期設定処理を行う（ステップＳ４ｂ）。このようにして、管理サーバ１の側からの制御によって、各入金機２ａ〜２ｎを自動的に立ち上げることができる。以後、入金機２ａ〜２ｎの処理は入金操作待ち状態となり、管理サーバ１の処理は入金情報待ち状態となる。なお、電源オンと同様に、管理サーバ１の側からの制御によって、各入金機２ａ〜２ｎを自動的に電源オフすることも可能である。
【００２１】
次に、入金処理について説明する。各テナントは、任意の入金機２ａ〜２ｎを用いて売上金を入金することができる。入金を行う場合、入金機に設けられた所定の入金操作開始ボタンを押して、図５（ｂ）に示すような入金処理プログラムを当該入金機（２ａ〜２ｎのいずれか）において起動させる。次に、自らのテナントデータを入力する（ステップＳ５ｂ）。テナントデータの入力の仕方は、スイッチ操作によって入力するようにしてもよいし、所定のテナントデータを記録したカード等を入金機に挿入してその情報を読み取らせることによって行うようにしてもよい。次に、入金しようとする金銭（紙幣及び硬貨）を投入し、その金額を計数させる（ステップＳ６ｂ）。次に、テナントデータと計数した入金データとを管理サーバ１に送信する（ステップＳ７ｂ）。入金情報待ち状態となっていた管理サーバ１においては、いずれかの入金機２ａ〜２ｎから入金情報（テナントデータと入金した金額データとを含む）が送信されると、これを受け取り、確認のために受け取った情報を入金機に戻す（ステップＳ３ａ）。次に、テナント別及び入金機別の入金ログを作成し、メモリに記憶する（ステップＳ４ａ）。入金機では、サーバ１から戻された入金データを受理し、送信した入金データと一致していることを確認した後、ステップＳ６ｂで投入された金銭を金庫に収納すると共に、その明細データを印字出力する（ステップＳ８ｂ）。なお、入金された金銭を金庫に収納する時点はステップＳ７ｂの時点でもよい。以上のように、管理サーバ１においては、各テナント別及び各入金機別の入金ログを作成して管理するようになっているので、各テナントが任意の入金機２ａ〜２ｎを用いて売上金を入金しても、問題なく適切な入金管理を行うことができる。なお、必要に応じて、各入金機２ａ〜２ｎの側においても、各テナント別の入金ログを作成し記憶しておくようにしてもよい。
【００２２】
次に、自動締め処理について説明する。管理サーバ１においては、各テナントごとに自動締め処理を行うことができる。図６は、その場合に、管理サーバ１において実行される自動締め処理の一例を示すプログラムである。まず、各テナント毎に、自動締め情報の設定登録を行う（ステップＳ５ａ）。自動締め情報には、日付、曜日、時刻等の各種の締め期日及び締め時刻の情報がある。これらの締め情報を各テナントのニーズに合わせてそれぞれ独自に設定することができる。次に、締め時刻（又は締め期日）が到来したかどうかをチェックする（ステップＳ６ａ）。締め時刻（又は締め期日）が到来したならば、全テナント一斉締めであるのか否かをチェックする（ステップＳ７ａ）。全テナント一斉締めならば全テナントについての締め処理を行い（ステップＳ８ａ）、全テナント一斉締めでないならば現在の締め時刻（又は締め期日）に該当するテナントについての締め処理を行う（ステップＳ９ａ）。この締め処理においては、入金ログに記録されている各テナント毎の入金データを参照して、該当するテナントについての該当する締め期間の入金額（前回締め時刻以後から今回締め時刻までの入金合計額等）を集計し、締めデータ（締めログ）を作成する。次に、作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する（ステップＳ１０ａ）。
【００２３】
次に、自動締め処理と手動締め処理との関係の一例について説明する。図７の（ａ）は、管理サーバ１において実行される自動締め処理及び手動締め処理の一例を示すフロー図である。また、図７の（ｂ）は、各入金機２ａ〜２ｎの側で実行される自動締め処理及び手動締め処理の一例を示すフロー図である。この図７の処理を適用する例においては、各入金機２ａ〜２ｎの側で手動締め操作を行うことができることを前提としている。手動締め操作とは、公知の締め操作であり、例えば、締めキーを用いて手動で締め操作入力を行うものである。この実施例においては、各テナントは、任意の入金機２ａ〜２ｎにおいて自己のテナントの締めキーを用いて手動で締め操作入力を行うことができるものとする。
【００２４】
まず、管理サーバ１にて各テナント毎に、自動締め情報の設定登録を行う（ステップＳ１９ａ）。自動締め情報には、先に述べた通り、日付、曜日、時刻等の各種の締め期日及び締め時刻の情報がある。これらの締め情報を各テナントのニーズに合わせてそれぞれ独自に設定することができる。
各テナントがいずれかの入金機で手動で締め操作入力を行い、テナントの情報が入力すると（ステップＳ２２ｂ）、この入金機は、前記テナントの情報と、当該テナントに関する締めデータ（締めログ）の作成と、作成した締めデータとを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信することを、管理サーバ１に対して指示する（ステップＳ２３ｂ）。
入金機からの指示を受理した管理サーバ１は（ステップＳ２０ａ）、当該テナントに関する締めデータ（締めログ）を作成するとともに当該入金機に対して締めデータを入金機に戻し（ステップＳ２１ａ）、作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する（ステップＳ２２ａ）。
入金機は、管理サーバ１から締めデータを受け取ると（ステップＳ２４ｂ）、これを印字出力する（ステップＳ２５ｂ）。
【００２５】
次に、管理サーバ１は、締め時刻（又は締め期間）が到来したかどうかをチェックする（ステップＳ２３ａ）。締め時刻（又は締め期間）ならば前回の自動締め処理以降に手動締め操作がなされたか否かをチェックする（ステップＳ２４ａ）。手動締め操作がなされていれば、更に手動締め処理を行うことなく、このルーチンを終了する。これは、手動締めと自動締めが二重に行われることを防止するためである。手動締め操作がなされていなければ、当該テナントについての締め処理を行う（ステップＳ２５ａ）。この締め処理においては、入金ログに記録されている当該テナントの入金データを参照して、当該テナントについての締め期間の入金額（前回締め時刻以後から今回締め時刻までの入金合計金額等）を集計し、締めデータ（締めログ）を作成する。そして、作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する（ステップＳ２６ａ）。
【００２６】
なお、図７の例に限らず、手動締めモードと自動締めモードのどちらを選択するかをスイッチ操作によって選択できるようにしてもよい。その場合は、例えば図７のステップＳ２４ａの判定内容を「手動締めモード選択されたか？」に変更すればよい。その場合、更なる変更例として、手動締めモードが選択され、前回締め処理を行ったときから所定時間経過したにもかかわらず、まだ手動締め操作が行われていない場合は、自動的に締め処理を行うようにしてもよい。
また、図７に示したような手動締め操作済みか否か考慮した自動締め処理の制御は、図１のように管理サーバ１を用いる金銭管理システムに限らず、各入金機が個別に通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣと通信する形態をとる場合においても実施可能である。その場合は、図７のステップＳ２３ｂ以降のステップで、入金機自体が当該テナントに関する締めデータ（締めログ）の作成を行い、かつ、作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する。
【００２７】
次に、自動締め処理の別の例について説明すると共に、手動締め処理との関係の一例についても説明する。図８は、各入金機２ａ〜２ｎの側で実行される自動締め処理の一例を示すフロー図である。この図８の処理を適用する例においても、各入金機２ａ〜２ｎの側で手動締め操作を行うことができることを前提としている。図８のステップＳ９ｂにおいて、前記図６のステップＳ５ａと同様の自動締め情報の設定登録を、各入金機２ａ〜２ｎの側でも行うことができるものとしている。例えば、各テナントごとに、独自の自動締め時刻を設定することができる。ステップＳ１０ｂでは、設定された締め時刻が到来したかどうかをチェックする。なお、ステップＳ１０ｂ〜Ｓ１４ｂの処理は各テナント毎に行うことができるが、図示の簡略化のために、全テナント共通に処理されるかのように図示している。設定された締め時刻が到来すると、前回の自動締め処理以降に手動締め操作がなされたか否かをチェックする（ステップＳ１１ｂ）。ＹＥＳであれば、更に自動締め処理を行うことなく、このルーチンを終了する。これは、手動締めと自動締めが二重に行われることを防止するためである。ＮＯであれば、自動締め処理を続行する（ステップＳ１２ｂ）。そして、当該テナントに関する締めデータ（締めログ）の作成と作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信することを管理サーバ１に対して指示する（ステップＳ１３ｂ）。それから、締めデータを管理サーバ１から受け取り、これを印字出力する（ステップＳ１４ｂ）。
【００２８】
なお、図８の変形として、ステップＳ９ｂで自動締め情報の設定登録を行う代わりに、図６のステップＳ５ａで設定された自動締め情報を管理サーバ１から受け取るようにしてもよい。
なお、図８の例に限らず、手動締めモードと自動締めモードのどちらを選択するかを、スイッチ操作によって選択できるようにしてもよい。その場合は、例えば図８のステップＳ１１ｂの判定を、「手動締めモード選択されたか？」に変更すればよい。その場合、更なる変更例として、手動締めモードが選択されているにもかかわらず、前回締め処理を行ったときから所定時間経過したにもかかわらず、まだ手動締め操作が行われていない場合は、自動的に締め処理を行うようにしてもよい。
また、図８に示したような手動締め操作済みか否かを考慮した自動締め処理の制御は、図１のように管理サーバ１を用いる金銭管理システムに限らず、各入金機が個別に通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣと通信する形態をとる場合においても実施可能である。その場合は、図８のステップＳ１３ｂでは、当該テナントに関する締めデータ（締めログ）の作成を行い、かつ、作成した締めデータを通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信することを行う。
【００２９】
更に、自動締め処理の別の例として、管理サーバ１（制御装置）は、所定の時刻で自動締め指示を各入金機２ａ〜２ｎに対して通知するようにし、各入金機２ａ〜２ｎでは、自動締め指示が与えられたとき、それまでの各テナント毎の入金情報を管理サーバ１に通知するようにしてもよい。その場合は、各入金機２ａ〜２ｎでは、入金操作毎に入金データを管理サーバ１に送信することをせずに、自己のメモリ内に入金ログを具備して、各テナント毎の入金データを記録しておき、管理サーバ１から自動締め指示が与えられたとき、前回締めから今回締めまでの各テナント毎の入金データの合計を暫定的締めデータとして集計し、これを管理サーバ１に送信するようにする。管理サーバー１では、全ての入金機２ａ〜２ｎから送信されてきた暫定的締めデータを各テナント毎に集計し、その結果を各テナント毎の正式の締めデータとして管理センタＣＣに送信する。この場合も、上記のような手動締め操作と併用することができ、その際、上記のような手動締め操作との調整処理を適宜行うようにすることができる。
【００３０】
次に、各入金機２ａ〜２ｎの金庫に収納した金銭の回収処理について説明する。各端末システムの各入金機２ａ〜２ｎの金庫に収納した金銭の蓄積量が所定のニアフル値（満杯に近い値）になったときに、管理センタＣＣ側の警備センタから金銭回収担当者（警備員）を、該当する入金機に派遣し、該入金機の金庫の回収を行わせる。そのために、各入金機２ａ〜２ｎにおいては、その金庫に収納した金銭蓄積量が所定のニアフル値に到達したか否かを自動的に検出し、ニアフル値に到達した場合は、管理サーバ１及び通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに対して、ニアフル値到達を示すステイタス情報を送信する。この実施例においては、各入金機毎のニアフル値を、個々の入金機で設定することもできるし、管理センタＣＣの側で設定することもでるようになっている。図９（ｂ）は、個別の入金機の側でニアフル値を設定する実施例を示すフロー図である。この場合、該当する入金機でニアフル値設定モードが選択されると、図９（ｂ）の処理を開始し、操作パネル等によって所望のニアフル値を設定し、設定されたニアフル値を記憶する（ステップＳ１５ｂ）。図９（ａ）は、管理センタＣＣの側で各端末の各入金機のニアフル値を設定する実施例を示すフロー図である。この場合、管理センタＣＣの側でニアフル値設定モードが選択されると、図９（ａ）の処理を開始し、操作パネル等によって各端末の各入金機毎のニアフル値を設定し（ステップＳ１ｃ）、これを通信回線ＣＯＭを介して該当端末の入金機に送信し（ステップＳ２ｃ）、受信した該当入金機において該ニアフル値を記憶させる。
【００３１】
各入金機において、ニアフル検出処理は各入金操作が行われる毎に実行される。すなわち、図５（ｂ）のステップＳ８ｂの後に、ステップＳ１６ｂに行き、当該入金機の金庫に収納されている金銭蓄積量が、上記のように設定された所定のニアフル値に達したか否かを調べる、ニアフル値に達していなければ処理を終了する。ニアフル値に達していれば、ステップＳ１７ｂに行き、ニアフル値に達したことを示す所定のステイタス情報を管理サーバ１に送信する。図５（ａ）のフローにおいて、管理サーバ１では、いずれかの入金機からニアフル値に達したことを示すステイタス情報が発信されたか否かをチェックし（ステップＳ１１ａ）、ステイタス情報が発信されていなければ処理を終了するが、ステイタス情報が発信されていれば、ニアフル値に達したことを警告するステイタス情報（どの入金機かを示す情報も含む）を通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する（ステップＳ１２ａ）。
【００３２】
前述のように、管理センタＣＣ（特に警備センタ）では、ニアフル値に達したことを警告するステイタス情報を受け取ると、金銭回収担当者（警備員）を、該当する入金機に派遣し、該入金機の金庫の回収を行わせる。該入金機において回収操作が行われると、回収データが管理サーバ１に与えられ、該管理サーバ１において回収ログが作成され、記録される。回収ログの作成後、管理サーバ１は該当する入金機に対して回収データクリアコマンドを与え、該入金機において回収した金銭の蓄積量を示すデータの記憶をクリアする。また、回収明細書を印字出力する。（図３参照。）
なお、図９に示したようなニアフル値の設定処理及び上述のようなニアフル検出処理及びそれに基づく回収処理は、図１のように管理サーバ１を用いる金銭管理システムに限らず、各入金機が個別に通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣと通信する形態をとる場合においても実施可能である。
【００３３】
次に、故障時の自動リカバリ処理について説明する。図１０（ａ）は、管理サーバ１の側で実行される自動リカバリ処理のプログラムの一例を示す。図１０（ｂ）は、各入金機２ａ〜２ｎの側で実行される自動リカバリ処理のプログラムの一例を示す。一例として、入金機において入金処理を行っている最中に紙づまり等の障害が発生した例について説明する。入金機では、紙づまり等の入金障害が発生すると、所定のステイタス情報を管理サーバ１に対して送信する（ステップＳ１８ｂ）。管理サーバ１では、ステイタス情報を受信し（ステップＳ１３ａ）、そのステイタス情報の内容が入金障害であるか否かをチェックする（ステップＳ１４ａ）。ステイタス情報の内容が入金障害であれば、該当する入金機に対して、電源を一旦オフとし、その後オンに立ち上げるべきを指示するコマンド（ＰＯＷ／ＯＦＦ→ＯＮ）を送信する（ステップＳ１５ａ）。ステイタスの内容が入金障害でない場合は、該ステイタスに対応する適宜の処理を行うが、図１０（ａ）では便宜上図示していない。
【００３４】
該当する入金機では、管理サーバ１から上記コマンドＰＯＷ／ＯＦＦ→ＯＮを受け取ると、電源を一旦オフとし、その後オンに立ち上げる（ステップＳ１９ｂ）。次に、自動リカバリ処理を行う（ステップＳ２０ｂ）。自動リカバリ処理とは、電源オン時に、入金機の各種紙幣／硬貨処理メカニズムをそのメカニズムに合った往復動又は回転動等の動きで空動作させる処理である。これにより、詰っていた紙幣又は硬貨の詰りが除去される可能性がある。次に、当該入金機の状態をモニタし、ステイタス情報を管理サーバ１に対して送信する（ステップＳ２１ｂ）。自動リカバリ処理によって障害除去（回復）されたならば、ステイタス情報の内容は障害無しを示しているが、除去されていないならば依然として障害有りを示している。管理サーバ１では、ステイタス情報を受信し（ステップＳ１６ａ）、そのステイタス情報の内容が回復を示しているか否かをチェックする（ステップＳ１７ａ）。ステイタス情報の内容が回復を示しているならば、正常処理に戻り、次の入金があるまで待機する。ステイタス情報の内容が回復を示していなければ、自動リカバリが不成功であったため、管理センタＣＣ（保守センタ）に対して保守情報を送信し、保守要員の派遣を要求する（ステップＳ１８ａ）。また、このような自動リカバリ処理が行われたことは、管理サーバ１の側で保守情報ログとして記録しておく。記録した保守情報ログは、定期的に又は適当な時期に管理センタＣＣ（保守センタ）に送信する。管理センタＣＣ（保守センタ）では、これを見て、必要に応じて、定期的な保守点検作業を行うために、保守要員を当該入金機に派遣する。
【００３５】
次に、金銭管理システムの別の実施例について説明する。
図１１に示す金銭管理システムにおいては、各支店ＢＲ１〜ＢＲｎ毎に入金機３ａ〜３ｎが設置され、この入金機３ａ〜３ｎがそれぞれ電話回線等の通信回線ＣＯＭを介して本店等の管理センタＣＣと接続されている。
各入金機３ａ〜３ｎは、各支店ＢＲ１〜ＢＲｎの操作者により売上金が投入されると、投入された売上金を金種毎に計数し入金データとして記憶するとともに、投入された売上金を保管部（金庫）に保管する。そして、操作者により締め操作が行われると、それまでに記憶した入金データの合計を通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣに送信する。管理センタＣＣでは、各支店ＢＲ１〜ＢＲｎからの締めデータを受信して、各支店ＢＲ１〜ＢＲｎの売上げを管理する。
【００３６】
図１２は、１つの入金機３ａのハードウェア構成例を示すブロック図であり、他の入金機３ｂ〜３ｎも同様に構成される。入金機３ａは、通信回線ＣＯＭを介して管理センタＣＣとの間で情報の送受を行うための送受信部１１と、各種のデータを記憶するための記憶部１２と、時計１３と、マイクロコンピュータからなる制御部１４と、各種のデータ入力やスイッチ入力を行うための入力部１５と、プリンタ及びＣＲＴディスプレイ等を含む出力部１６と、現金投入口１７と、投入された金銭を選別し計数するための選別計数部１８と、入金のために投入された金銭を一時保留するための一時保留部と入金済みの金銭を返却不可能に収納する金庫とからなる現金収納部１９とを具備している。
【００３７】
入力部１５は、オーソライズされたキー又はカード等による操作入力を受け付けることができるようになっている。例えば、入金操作は所定の入金カードを挿入することにより実行可能である。また、締め操作は、所定の締めカードを挿入することにより実行可能である。また、回収操作は、所定の回収カードを挿入することにより実行可能である。所定の入金カードを挿入することによって操作者により入金操作が選択されると、入金開始信号を入力部１５から出力し、制御部１４に与える。また、所定の締めカードを挿入することによって締め動作が選択されると、締め開始信号を入力部１５から出力し、制御部１４に与える。
現金投入口１７は、操作者により売上金が投入されるものである。
選別計数部１８は、制御部１４からの信号が入力すると、現金投入口１７に投入された売上金を金種毎に選別し、各金種の枚数を計数し、計数した結果を制御部１４に対して出力する。
現金収納部１９は、現金投入口１７から投入され、選別計数部１８で選別・計数された売上金を収納する。
【００３８】
記憶部１２は、制御部１４からの入金データを記憶し、制御部１４からの削除信号が入力すると記憶している入金データを削除する。
時計１３は、予め設定された締め時刻（例えば０時とする）に、制御部１４に対して締め動作信号を出力する。
送受信部１１は、制御部１４からの締めデータが入力すると、予め記憶している管理センタＣＣの電話番号をダイヤルし、管理センタＣＣとの通信回線ＣＯＭが接続されると、締めデータを送信する。
制御部１４は、入力部１５からの入金開始信号が入力すると、選別計数部１８に信号を出力し、選別計数部１８からの計数結果が入力すると、入金データとして記憶部１２に出力する。また、入力部１５からの締め開始信号が入力すると、記憶部１２に記憶している入金データを合計したものと、該当する支店の識別情報を含む締めデータを送受信部１１に出力するとともに、記憶部１２に削除信号を出力する。
なお、制御部１４は締めデータ（合計入金額）に加え、記憶部１２に記憶している入金データ（入金ログ）を送受信部１１に出力し、送受信部１１は、制御部１４から入力される締めデータに加え、入金データ（入金ログ）も管理センタＣＣに送信するようにしてもよい。
【００３９】
図１３は、各入金機３ａ〜３ｎの制御部１４によって実行される処理プログラム例を示すメインフローチャートである。
まず、入金操作について説明する。図１３のフローでは、まず、ステップＳ１で、入力部１５でカード挿入操作がなされたか否かをチェックするようになっている。ＹＥＳであれば、挿入されたカードが入金カードであるか否かをチェックする（ステップＳ２）。入金カードが挿入されたならば、入力部１５から制御部１４に対して入金開始信号が与えられるので、ステップＳ２ではこれによりＹＥＳと判定する。入金カードＹＥＳであれば、現金投入口１７を開放し、現金の投入を受け付ける（ステップＳ３）。従って、各支店の操作者は、その日の売上金を入金機に入金しようとする場合は、入金機の入力部１５に入金カードを挿入することにより入金動作を選択し、売上金を現金投入口１７に投入すればよい。
次のステップＳ４では、現金投入が終了したか否かを調べ、ＹＥＳであれば、現金投入口１７を閉鎖する（ステップＳ５）。
【００４０】
次のステップＳ６では、選別計数部１８に対して選別及び計数を開始することを指示する信号を出力する。これに応じて、選別計数部１８は、現金投入口１７に投入された売上金を金種毎に選別し、各金種の枚数を計数し、計数した結果を制御部１４に対して出力する。ステップＳ６では、この選別計数部１８からの選別・計数結果の入力を待って、次のステップＳ７に進む。
ステップＳ７では、選別計数部１８からの計数結果に基づき入金額（金種及び金額）を出力部１６で表示出力する。操作者は、出力部１６で表示された入金額を確認し、それでよければ、入力部１５にて確認入力操作を行う。
次のステップＳ８では、入力部１５にて確認入力操作が為されたか否かをチェックする。ＹＥＳであれば、選別計数部１８からの計数結果を入金データとして記憶部１２に記憶し、かつ、締めデータを更新する（ステップＳ９）。すなわち、個別の入金操作毎に入金データを記憶して入金ログを作成し記憶すると共に、前回締め時から現時点までの入金額の合計を締めデータとして記憶更新する。
【００４１】
次のステップＳ１０では、前回締め時から現時点までの入金回数が所定のＮ回になったか否かを調べる。Ｎは例えば２０回程度であり、締め操作が為されずに、Ｎ回の入金が行われた場合は、自動的に入金データを送信するようにしている。すなわち、ステップＳ１０がＹＥＳであれば、記憶部１２に記憶している入金データを管理センタＣＣに送信し（ステップＳ１１）、それから送信済みの入金データの記憶を消去する（ステップＳ１２）。通常の入金操作回数は、１回乃至数回程度であるので、ステップＳ１０はＮＯであり、ステップＳ１１，Ｓ１２の処理は行われない。
【００４２】
次に、締め処理について説明する。図１３において、ステップＳ１の「カード操作有り」がＮＯのとき、又は、ステップＳ２の「入金カード」がＮＯで、ステップＳ１３の「回収カード」もＮＯのとき、締め処理ルーチン（ステップＳ２０）に入る。締め処理には、所定の締め時刻になったときに自動的に行う自動締め処理と、締めカードの入力操作によって手動で行う手動締め処理とがある。
ステップＳ２０の締め処理ルーチンの詳細例が図１４に示されている。まず、手動締め処理について説明すると、その場合は、各支店の操作者は、当該入金機の入力部１５に締めカードを挿入することにより手動締め操作を選択する。図１４のステップＳ２１では、入力部１５に締めカードが挿入されたか否かを判定する。締めカードが挿入されたならば、入力部１５から制御部１４に対して締め開始信号が与えられるので、ステップＳ２１ではこれによりＹＥＳと判定する。
【００４３】
次のステップＳ２２では、記憶部１２に入金データが記憶されているか否かを判定する。ＹＥＳであれば、記憶部１２に記憶している入金データ（入金ログ）を当該支店の識別情報を含むデータと共に送受信部１１に出力する（ステップＳ２３）。次に、ステップＳ２４では、記憶部１２に記憶している締めデータを送受信部１１に出力し、また、該締めデータを出力部１６に出力して印字出力させる。これに応じて、送受信部１１は、予め記憶している管理センタＣＣの電話番号をダイヤルし、管理センタＣＣとの通信回線が接続されると、入金データ（入金ログ）及び締めデータを当該支店の識別情報を含むデータと共に管理センタＣＣに送信する。次に、ステップＳ２５では、記憶部１２における送信済みの入金データ（入金ログ）と締めデータの記憶を消去する。また、この締め処理を行った日時を記憶部１２に記憶しておく（締めログの作成）。以上で、手動締め処理が終了する。
【００４４】
次に、自動締め処理について説明する。図１４のステップＳ２６においては、所定の締め時刻が到来したか否かを判定する。ＹＥＳであれば、ステップＳ２７に行き、前回の自動締め時刻の後で、手動締め処理が行われたか否かをチェックする。ＹＥＳであれば、更に自動締め処理を行うことなく、処理を終了する。これは、手動締めと自動締めの二重締めが為されることを防止するためである。前回の自動締め時刻の後で、手動締め処理が行われることなく、今回の自動締め時刻になったときは、ステップＳ２７はＮＯであり、ステップＳ２８〜Ｓ３１のルーチンを実行することにより自動締め処理を行う。ステップＳ２８〜Ｓ３１の処理内容はステップＳ２２〜Ｓ２５と同様である。このように、手動締め処理が行われることなく、所定の自動締め時刻が到来すると、ステップＳ２８〜Ｓ３１のルーチンを実行することにより自動締め処理が行われ、入金データ（入金ログ）及び締めデータが当該支店の識別情報を含むデータと共に管理センタＣＣに送信される。このように自動締め処理を導入することにより、手動締め処理のみでは締め忘れが起きたかもしれないところを、所定時刻で自動的に締め処理が行われるようになるので、締め忘れを防止することができる。
【００４５】
次に、自動締め処理の別の実施例について図１５によって説明する。この実施例においては、自動締め時刻を時計１３で設定せずに、タイマ（図示せず）で設定する。そのために、例えば、図１２における時計１３をタイマに置き換える。このタイマは、制御部１４からのタイマリセット信号が入力すると計時を開始し、計時開始から所定時間が経過すると計時終了信号を出力するものである。また、計時途中であっても、タイマリセット信号が入力すると、それまでの計時をリセットし、０からの計時を開始する。図１５は、図１４に代替して、図１３のステップＳ２０のルーチンとして使用しうるものである。
図１５において、ステップＳ３２〜Ｓ３６の処理は、図１４のステップＳ２１〜Ｓ２５と同様の処理である。ステップＳ３７では、前記タイマに対してタイマリセット信号を与え、その計時を開始させる。すなわち、手動締め操作が行われると、前記タイマの計時が０から開始する。
【００４６】
ステップＳ３８では、前記タイマの所定計時時間が満了したかを判定する。タイムアップすると、ステップＳ３９〜Ｓ４２のルーチンを実行することにより自動締め処理を行う。ステップＳ３９〜Ｓ４２の処理内容はステップＳ２２〜Ｓ２５と同様である。このように、手動締め操作の後に、所定時間が経過したとき、ステップＳ３９〜Ｓ４２のルーチンを実行することにより自動締め処理が行われ、入金データ（入金ログ）及び締めデータが当該支店の識別情報を含むデータと共に管理センタＣＣに送信される。その後、ステップＳ４３では、前記タイマをリセットし、計時を再開させる。従って、例えば、上記タイマの計時する所定時間が２４時間であるとすると、最後に手動締め操作が行われたときから、２４時間ごとに自動締め処理が行われることになる。従って、この場合も、締め忘れを防止することができる。
【００４７】
このように、図１４又は図１５に示すような締め処理を行うことにより、操作者が手動締め操作を忘れたとしても、所定時刻又は最後の締めから所定時間経過すると自動的に締め処理を行うので、確実に締めデータを管理センタＣＣに送信することができる。
また、図１４の締め処理においては、操作者が何らかの理由により売上金を所定の自動締め時刻を過ぎて投入した場合は、操作者が手動締め操作を行えば、所定時刻を過ぎて投入した売上金額を締めデータとして管理センタＣＣに送信することもできる。その場合、管理センタＣＣでは、所定時刻に送信された締めデータと操作者の締め操作により送信された締めデータを合計することで、当該店舗の売上金額を確認することができる。
なお、図１４及び図１５に示したような締め処理は、図１１に示すような端末側において管理サーバを持たないシステムに限らず、図１に示すような端末側において管理サーバ１を持つシステムにおいても適用することができる。
【００４８】
【発明の効果】
以上のとおり、この発明によれば、端末において、１又は複数の入金機に対応して１つの制御装置を具備しており、これらの１又は複数の入金機が複数のテナントによって共用されるので、限られた数の入金機を複数のテナントで効率的に使用することができ、その結果を１つの制御装置で管理センターと通信するので、通信効率も良いものとなる、という優れた効果を奏する。
また、この発明によれば、所定の時刻で自動締め処理を行うことができるので、手動締め操作を忘れたとしても、確実に締めデータを管理センタに送信することができる、という優れた効果を奏する。また、自動締め処理と手動締め処理の選択を任意に行うことができるようにすれば、利用するテナントにとって使い勝手のよいものとなる。また、所定の自動締め時刻前に、入金機から手動締めキー操作手段の操作がなされた場合は、手動締めモードで入金締め処理を行い、そうでない場合は、自動締め指示に応じた自動締めモードで入金締め処理を行うようにすることにより、自動締めモードと手動締めモードを自動的に優先選択することができ、便利であると共に、二重締めを自動的に防止することができる。
【００４９】
更に、制御装置から各入金機に対してその電源をオン又はオフする制御信号を与えるようにすることにより、例えば、制御装置に電源が投入されたとき、各入金機に対してその電源を自動的にオンするようにすることができ、これにより、システムの自動運用を図ることができる。また、特定の入金機の側で、金銭収納エラーや電源遮断のアクシデントがあったときなども、制御装置の側からその入金機に対してその電源を自動的にオンするよう制御することができ、自動リカバリー処理を行うことができる、という優れた効果を奏する。通常、入金機はテナントにとっては銀行の金庫と同じ意味を持ち、たとえ金銭収納エラーが起こってもテナントが勝手にドアを開けて直すことはできないため、そのような自動リカバリー処理は、円滑なシステム運用にとって極めて有効である。
【００５０】
更に、入金機の稼働状態をモニタし、そのモニタ結果を保守情報として管理センタに送信するようにし、一方、管理センタでは、金銭の集計管理を行う入金センタと、この集計情報に基づき各端末の入金機内の金銭の回収管理を行う警備センタと、入金機の保守管理を行うための保守サービスセンタとを具備し、端末から受理した前記保守情報を該保守サービスセンタに与えるようにしたので、中央の保守サービスセンタでは各端末から受信した保守情報に基づき、故障があった場合や機器寿命のおそれがある場合など、必要な端末の入金機までサービスマンが出向き、必要な保守管理を即座に行うことができる、という優れた効果を奏する。従って、各端末側の入金機の保守管理をきわめて効率的に行うことができる。
【００５１】
更に、各入金機における金銭回収の目安となるニアフル値を任意の値に設定できるようにしたことにより、入金機の側でのマニュアル操作によってニアフル値を任意に設定したり、管理センタの側から自動的に各入金機毎のニアフル値をそれぞれ任意に設定したりすることができ、最適なニアフル警告の発生とそれに基づく金銭回収作業を行うことができる。
また、入金機の側で時計又はタイマによる自動締め処理を行うことができるようにしたことにより、操作者が手動締め操作を忘れたとしても、所定時刻又は最後の締めから所定時間経過すると自動的に締め処理を行うので、確実に締めデータを管理センタに送信することができるようになる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る金銭管理システムの一実施例を示すシステム構成概略ブロック図。
【図２】図１と同様のシステムを、情報の流れの観点から示したブロック図。
【図３】図１の入各端末システムにおける金機管理サーバと各入金機との間の各種の情報のやり取りの一例を示すと共に、これらの情報に応じた処理の概略を例示する図。
【図４】自動電源オン／オフ機能のために管理サーバ及び入金機でそれぞれ実行されるプログラムの一例を示すフロー図。
【図５】管理サーバ及び入金機でそれぞれ実行される入金処理プログラムの一例を示すフロー図。
【図６】管理サーバで実行される自動締め処理プログラムの一例を示すフロー図。
【図７】管理サーバ及び入金機でそれぞれ実行される自動締め処理及び手動締め処理プログラムの一例を示すフロー図。
【図８】入金機で実行される自動締め処理プログラムの別の例を示すフロー図。
【図９】管理サーバ及び入金機でそれぞれ実行されるニアフル値設定処理プログラムの一例を示すフロー図。
【図１０】管理サーバ及び入金機でそれぞれ実行される自動リカバリ処理プログラムの一例を示すフロー図。
【図１１】本発明の別の実施例に係る金銭管理システムの一例を示すブロック図。
【図１２】図１１に示された１つの入金機のハードウェア構成例を示すブロック図。
【図１３】図１２の制御部によって実行される処理プログラム例のメインフロー図。
【図１４】図１３における締め処理ルーチンの詳細例を示すフロー図。
【図１５】図１３における締め処理ルーチンの別の実施例を示すフロー図。
【符号の説明】
ＣＣ 管理センタ
ＣＯＭ 通信回線
ＴＳ１〜ＴＳｎ 端末システム
１ 入金機管理サーバ（制御装置）
２ａ〜２ｎ，３ａ〜３ｎ 入金機
ＢＲ１〜ＢＲｎ 支店[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, the sales proceeds at the store are processed by the store, the amount is calculated and managed by the management center via the communication line, and the money received at the store is collected by a specialized security company. Money management system.
Further, the present invention relates to a deposit machine used in this kind of money management system. When a bill or a coin (hereinafter referred to as money) is inserted, the amount of the inserted money is stored as payment data, and a closing operation is performed. Is performed, the stored payment data is summed up and transmitted as a closing data to a remote management center via a communication line.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art As a depositing machine for performing a depositing process while a sales amount at a store is at the side of the store, there is a known depositing machine disclosed in, for example, JP-A-6-266983. In addition, information on the money deposited by such a deposit machine is centrally managed by a central management center via a communication line, and the collection of money accumulated in the deposit machine at the store is performed by a specialized security company. As a money management system to be performed, there is a known one, for example, from Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 6-266964 or Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-16691. According to such a money management system, store managers automatically sum up sales only by depositing money into a deposit machine in the store without going to a bank or the like by themselves, and the collection is authorized. It is performed by a specialized security company, and is ultimately deposited at a predetermined bank or head office.
In a conventionally known deposit machine installed at a branch of a store or the like, when a sales amount is input, the amount of the input sales amount is stored as payment data, and when a closing operation is performed by an operator, a previous operation is performed. The payment data after the closing operation is performed is totaled and transmitted as closing data to a remote head office or the like (management center) via a communication line such as a telephone line. The management center manages sales for each branch based on closing data transmitted from each branch.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventionally known money management system, a deposit machine is provided corresponding to each individual store, so it does not feel very inconvenient to use it at a particular supermarket or convenience store, It was very inconvenient to use it at a shopping center with tenants. That is, in a shopping center, a deposit machine is provided for each individual tenant, and each deposit machine must individually communicate with a central management center. Therefore, a communication line such as a telephone line is provided for each deposit machine. In addition, the equipment costs a lot.
[0004]
Further, in the conventionally known money management system, information on the money received and information on the collection process are only transmitted from the store side of the terminal to the central management center. When a trouble or the like occurred, the management center could not know this. For this reason, there has been a problem that the response to the failure of the deposit machine is delayed.
Furthermore, in the conventionally known money management system, when the amount of money accumulated in the terminal's deposit machine reaches a predetermined "near-full value" which is an indication of the collection time, this is notified to the management center, and based on the money, Although it is possible to start collection work, this "near full value" was fixed at a predetermined value, so it was not possible to change the setting of "near full value" according to various conditions, which was extremely inconvenient. there were.
Further, in the conventional deposit machine, when the operator of each branch forgets the closing operation, the management center does not know the sales amount of the branch, and there is a problem that the sales cannot be managed reliably.
[0005]
The present invention has been made in view of the above points, and aims to provide a money management system in which a limited number of payment machines can be used efficiently by a plurality of tenants and communication efficiency is good. It is.
It is another object of the present invention to provide a money management system capable of efficiently performing maintenance management of a deposit machine at each terminal.
It is another object of the present invention to provide a money management system in which the "near full value" of the deposit machine at each terminal can be freely set.
Further, it is an object of the present invention to provide a deposit machine in which an automatic closing process is performed at a predetermined time even when an operator forgets a manual closing operation.
Further, it is an object of the present invention to provide a deposit machine in which even if payment cannot be made by a predetermined time when the automatic closing processing is performed, the closing processing can be manually performed after the payment processing.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A money management system according to the present invention according to claim 1 is a money management system for centrally managing the totalization and collection of money deposited in a deposit machine at a remote management center, wherein the deposit machine is for identifying a tenant. A means for inputting tenant information; and a means for notifying the information of the deposited money and the tenant information of the tenant who received the money. The information and the tenant of the money are transmitted from one or a plurality of the deposit machines. The information is notified, the monetary information and the tenant information are totaled and managed, and at least one of the monetary information and the total information obtained by totaling the monetary information is notified to the management center via a communication line together with the tenant information. A control device that selects one of an automatic closing mode and a manual closing mode, and the automatic closing mode is selected. A means for notifying each deposit machine of an automatic closing instruction for one or a plurality of tenants at a predetermined time; and a manual closing instruction and tenant notified from the depositing machine when the manual closing mode is selected. Means for notifying the tenant information and the manual closing instruction to each deposit machine except the deposit machine in response to the information, wherein each deposit machine accumulates the money information and the tenant information. A manual tightening key operating means, a means for generating tenant information of a tenant operated when the manual tightening key operating means is operated, and a manual tightening instruction; and The control device is notified of the monetary information and tenant information of the tenant from when the instruction or the manual tightening instruction is given until the automatic closing instruction is given this time. Means and the manual tightening key operation means are operated, and when the tenant information and the manual tightening instruction of the operated tenant are generated, at least from when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is given to when the current manual tightening instruction is given. Means for notifying the controller of the money information, the manual closing instruction and the tenant information of the tenant, and when the manual closing instruction and the tenant information are given from the controller, at least the previous automatic closing instruction or the manual closing Means for notifying the control device of the monetary information and tenant information of the tenant from when the instruction is given to when the manual closing instruction is given this time.
A cash management system according to a second aspect of the present invention is a cash management system for centrally managing the totalization and collection of money deposited in a deposit machine at a remote management center, wherein the deposit machine is used to identify a tenant. A means for inputting tenant information; and a means for notifying the information of the deposited money and the tenant information of the tenant who received the money. The information and the tenant of the money are transmitted from one or a plurality of the deposit machines. The information is notified, the monetary information and the tenant information are totaled and managed, and at least one of the monetary information and the total information obtained by totaling the monetary information is notified to the management center via a communication line together with the tenant information. Means for notifying each deposit machine of an automatic closing instruction for one or a plurality of tenants at a predetermined time. If the manual tightening instruction is notified from the depositing machine before the automatic tightening instruction is given, the manual tightening instruction is notified to each of the depositing machines except the depositing machine, and the automatic tightening instruction is given until the automatic tightening instruction is given. Means for notifying the automatic tightening instruction to each of the depositing machines when the automatic tightening instruction is given when the manual tightening instruction is not notified from the depositing machine; Means for accumulating money information and tenant information; manual closing key operation means; means for generating tenant information of the operated tenant and manual closing instruction when the manual closing key operation means is operated; When the instruction is given, the control device is notified of the monetary information and tenant information of the tenant from when the previous automatic closing instruction was given to when the current automatic closing instruction is given. And the manual tightening key operating means is operated, and the tenant information of the operated tenant and the manual tightening instruction are generated, the manual tightening instruction is given at least from the time when the automatic closing instruction or the manual tightening instruction was previously given at least. Means for notifying the control device of the money information, the manual closing instruction and the tenant information of the tenant up to the above, and when the manual closing instruction and the tenant information are given from the control device, at least the previous automatic closing instruction or the manual Means for notifying the control device of the monetary information and tenant information of the tenant from when the closing instruction is given to when the manual closing instruction is given this time.
[0007]
According to this, the use terminal has one control device corresponding to one or a plurality of deposit machines, and these one or a plurality of deposit machines are shared by a plurality of tenants. . Each depositing machine is provided with a means for notifying the controller of the information of the deposited money together with the tenant information for identifying the tenant who has received the deposit, so that a common depositing machine is shared by a plurality of tenants. It is a configuration that can be used. The control device tabulates and manages the money information and the tenant information notified from each deposit machine, and notifies the management center of the money information or at least one of the total information together with the tenant information via a communication line. Therefore, the sales information of a plurality of tenants that have been paid by one or a plurality of payment machines can be efficiently transmitted again.
Therefore, according to the present invention, a limited number of payment machines can be efficiently used by a plurality of tenants, and the result is communicated to the management center by one control device, so that communication efficiency is high. It has an excellent effect.
In the present invention, the term “tenant” is typically each tenant (individual occupied store) in a large-scale shopping center, but is not limited thereto, and is an entity that should manage sales independently. Or, it shall be used in the sense of a business unit. Therefore, for example, even if the companies are the same company, if the sales are managed independently for each individual department, each individual department within the same company corresponds to the “tenant” in the present invention. And
[0008]
In the money management system according to the present invention, the "close" for setting the end of each sales period (for example, one day) is automatically set.soConfigurationDobe able to.
IeThe control device includes means for accumulating the money information and tenant information notified from each deposit machine, means for generating an automatic closing instruction at a predetermined time for each tenant, and means for receiving the automatic closing instruction. Means for notifying the management center of closing data obtained by summing up the information of the money for each tenant and the tenant information of the tenant from when the previous automatic closing instruction was given to when the current automatic closing instruction was given. The automatic closing operation can be performed by providing the following.AnotherAs an example of the control device, the control device includes means for notifying an automatic closing instruction to each deposit machine at a predetermined time, and in each of the depositing machines, when the automatic closing instruction is given, the previous closing to the present closing By providing a means for notifying the control device of the money information for each tenant until a closing instruction is given, an automatic "closing" process can be performed. In this case, each tenant only has to pay the sales proceeds at any time before the predetermined automatic closing time. In this case, the control device may set the automatic closing time to a unique time for each tenant. Then, the automatic closing process can be performed according to the business situation of each tenant.
[0009]
Further, the depositing machine further includes a manual closing key operating unit, and a unit that, when the manual closing key operating unit is operated, notifies the control device of tenant information and a manual closing instruction of the operated tenant; In the control device, means for selecting either the automatic fastening mode or the manual fastening mode, and in the case where the manual fastening mode is selected, in response to the tenant information and the manual fastening instruction notified from the deposit machine, A means for notifying the management center of the tenant's closing data and tenant information may be provided. As a result, the automatic closing process and the manual closing process can be arbitrarily selected, so that the tenant to use can easily use the device.
As another example, if the tenant information and the manual closing instruction are notified from the deposit machine before the automatic closing instruction is given, the control device notifies the management center of the tenant closing data and the tenant information. However, if the depositing machine does not notify the tenant information and the manual closing instruction until the automatic closing instruction is given, the management unit manages the tenant closing data and tenant information when the automatic closing instruction is given. Means for notifying the center may be provided. In this case, the automatic fastening mode and the manual fastening mode can be automatically selected with priority, which is convenient and can also automatically prevent double fastening.
[0010]
In the money management system according to the present invention, the control device may include means for giving a control signal for turning on or off the power to each of the deposit machines. For example, when power is supplied to the control device, the power can be automatically turned on for each depositing machine. Thereby, automatic operation of the system can be achieved. Also, in the event that there is a money storage error or a power-off accident at a specific deposit machine, the control device can control the deposit machine to automatically turn on its power. , Automatic recovery processing can be performed. Such an automatic recovery process is extremely effective because the deposit machine has the same meaning to the tenant as a bank safe, and even if a money storage error occurs, the tenant cannot open the door without permission.
[0015]
Further, the deposit machine according to the present invention is a deposit machine used in a money management system that centrally manages the totalization and collection of money received by a remote management center, and inputs tenant information for identifying a tenant. Means, means for accumulating the information of the deposited money and the tenant information of the tenant who received the money, means for notifying an automatic closing instruction at a predetermined time for each tenant, and manual closing key operation means. When the manual closing key operation unit is operated, a unit for notifying the tenant information of the operated tenant and the manual closing instruction, and the manual closing instruction and the tenant information are notified before the automatic closing instruction is notified. In this case, at least the amount of money of the tenant from the time when the previous automatic closing instruction or the manual Notifying the management center of the closing data and tenant information obtained by summing the information of the above, and if the manual closing instruction and the tenant information are not notified before the automatic closing instruction is notified, the automatic closing instruction is notified. Notifying the management center of the tenant information and the closing data obtained by summarizing the monetary information of the tenant until at least the previous automatic closing instruction or the manual closing instruction is notified and the current automatic closing instruction is notified. And means for performing the following. Thereby, even if the operator forgets the manual closing operation, the automatic closing process can be performed at a predetermined time.
[0016]
According to still another aspect of the present invention, there is provided a deposit machine used in a money management system that centrally manages the totalization and collection of deposited money at a remote management center, and includes tenant information for identifying a tenant. Input means, a means for accumulating the information of the deposited money and the tenant information of the tenant who received the money, a manual closing key operating means, and operating when the manual closing key operating means is operated. A means for notifying tenant information and a manual closing instruction of the tenant, and a means for notifying the automatic closing instruction when a predetermined time has elapsed since the previous manual closing instruction was notified or the last automatic closing instruction was notified for each tenant. When the automatic closing instruction or manual closing instruction and the tenant information are notified, at least the previous automatic closing instruction or manual closing instruction is sent. Means for notifying the management center of closing data obtained by summing up the monetary information of the tenant and information of the tenant from when the automatic closing instruction or the manual closing instruction is notified this time to the management center. Things. Thus, when a predetermined time has elapsed since the last time the automatic tightening or the manual tightening was instructed, the automatic tightening is instructed.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a schematic block diagram of a system configuration showing one embodiment of a money management system according to the present invention.
A plurality of terminal systems TS1 to TSn are connected to the management center CC via the communication line COM. Hereinafter, a detailed example of one terminal system TS1 will be described, but the other terminal systems TS2 to TSn may be similarly configured. In one terminal system TS1, one or a plurality of deposit machines 2a to 2n are provided for one deposit machine management server 1 (control device), and each of the deposit machines 2a via a LAN (local area network). To 2n are connected to the depositing machine management server 1, and the depositing machine management server 1 (hereinafter abbreviated as the management server 1) communicates with the management center CC via the communication line COM. As a result, information on the money input into each of the deposit machines 2a to 2n is provided from the management server 1 to the management center CC via the communication line COM, and the totalization and collection thereof are centrally managed by the management center CC. Further, the maintenance and management of each of the depositing machines 2a to 2n can be centrally managed by the management center CC.
[0018]
There are a plurality of tenants corresponding to one terminal system TS1, and each tenant can independently manage payment. For example, this terminal system is installed in a place where a plurality of tenants are resident, such as a shopping center. Here, the tenant is not limited to an individual retail store, but may be a different business unit within one company, in other words, a business entity or a business unit that needs to independently perform payment management. Here, one of the features of the present invention is that each of the deposit machines 2a to 2n is shared by a plurality of tenants. To this end, each of the deposit machines 2a to 2n has a function of notifying the management server 1 of the information of the deposited money together with the information of the tenant who has received the money. 2n is provided with a function of totalizing and managing the received money information and the tenant information notified from 〜2n, and notifying the management center CC of the received money information for each name tenant via the communication line COM. There are various other information exchanged between the management server 1 and each of the deposit machines 2a to 2n. For example, each of the depositing machines 2a to 2n monitors its own various states, gives the monitoring results to the management server 1 as status information, and notifies the management center CC from the management server 1 via the communication line COM. As such status information, for example, there is information indicating that the money stored in the safe of each of the deposit machines 2a to 2n is close to a predetermined full value (near full value). Further, each of the depositing machines 2a to 2n monitors whether or not its own operating state is normal, and when the monitoring result indicates that maintenance management is required, provides the maintenance information to the management server 1 and performs management. The server 1 notifies the management center CC via the communication line COM.
[0019]
FIG. 2 is a diagram showing the same system as FIG. 1 from the viewpoint of information flow. In the block of the terminal system TS1, the deposit information A, status information B, and maintenance information C generated from the deposit machine are transmitted from the management server to the management center CC via the communication line COM. In this case, the management center CC has a function as a payment center, a function as a security center, and a function as a maintenance center. Each center function does not need to be located at the same place, and may be installed at different places. Mainly, the deposit information A is given to the deposit center via the communication line COM, the security information B and, if necessary, the maintenance information C are given to the security center via the communication line COM, and the maintenance information C is given by the communication line COM. To the maintenance center. The deposit center centrally manages the deposit information given from the deposit machine of each terminal. In the security center, when the status information of near full detection requesting money collection is given as security information B, a security guard is dispatched to the deposit machine of the requested terminal, and the money reaching the predetermined near full value is stored. Have the vault take over the task. The collected money in the safe is transferred from a security center (and a payment center) to a predetermined financial institution and transferred. The financial institution that has received the deposit notifies the tenant of the corresponding terminal of the deposit. Also, when an abnormal situation such as the destruction of a safe occurs, security information B is issued as a status of abnormality detection, and in response to this, a security guard can be dispatched to the corresponding deposit machine. On the other hand, the maintenance center grasps the deposit machine of the terminal requiring the maintenance from the received maintenance information C, and dispatches a maintenance person to the deposit machine to perform the maintenance of the device. It also performs regular maintenance. When the location of the maintenance center is different from the location of the deposit center, information (including monetary information and maintenance information) from each terminal is transmitted to the deposit center in a lump. The maintenance information to be transferred to the maintenance center may be extracted and transferred to the maintenance center. Alternatively, the maintenance information may be separated from information (including money information and maintenance information) to be transmitted in each terminal, and the maintenance information may be directly transmitted to the maintenance center.
[0020]
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of the exchange of various types of information between the depositing machine management server 1 and the individual depositing machines 2a to 2n, and also illustrating an outline of a process according to the information.
First, the automatic power on / off function will be described. The management server 1 (control device) can automatically control the power on / off of each of the depositing machines 2a to 2n. Automatic operation is possible. FIG. 4 shows an example of a program executed by the management server 1 and the depositing machines 2a to 2n for the automatic power on / off function. First, when the power switch is turned on in the management server 1, a program as shown in FIG. 4A starts up in the management server 1 and issues a power-on command to each of the depositing machines 2a to 2n (step S1a). . When this power-on command is given to each of the deposit machines 2a to 2n, each of the deposit machines 2a to 2n is automatically set to a power-on state (step S1b). As a result, a program as shown in FIG. 4B is started in each of the depositing machines 2a to 2n, and it is determined whether or not predetermined initial processing at the time of power-on of the depositing machine is completed and the apparatus becomes “device ready”. A check is made (step S2b). When each of the deposit machines 2a to 2n becomes "device ready", it issues a setting information request command to the management server 1 (step S3b). When receiving the setting information request command from the depositing machines 2a to 2n, the management server 1 transmits predetermined setting information to the depositing machines 2a to 2n that issued the command (step S2a). Receiving the predetermined setting information from the management server 1, the depositing machines 2a to 2n perform predetermined initial setting processing according to the setting information (step S4b). In this way, each of the deposit machines 2a to 2n can be automatically started up under the control of the management server 1. Thereafter, the processing of the depositing machines 2a to 2n enters a state of waiting for a deposit operation, and the processing of the management server 1 enters a state of waiting for deposit information. It is also possible to automatically power off each of the depositing machines 2a to 2n under the control of the management server 1 in the same manner as when the power is turned on.
[0021]
Next, the deposit processing will be described. Each tenant can deposit sales using any of the deposit machines 2a to 2n. When depositing, a predetermined depositing operation start button provided on the depositing machine is pressed, and a depositing processing program as shown in FIG. 5B is activated in the depositing machine (one of 2a to 2n). Next, the user inputs his / her tenant data (step S5b). The tenant data may be input by a switch operation or by inserting a card or the like on which predetermined tenant data is recorded into a deposit machine and reading the information. Next, money (banknotes and coins) to be deposited is inserted, and the amount is counted (step S6b). Next, the tenant data and the counted deposit data are transmitted to the management server 1 (step S7b). In the management server 1 that has been in the payment information waiting state, when the payment information (including the tenant data and the received money amount data) is transmitted from any of the payment machines 2a to 2n, the management server 1 receives the received payment information and confirms it. Is returned to the depositing machine (step S3a). Next, a deposit log is created for each tenant and each depositing machine, and stored in the memory (step S4a). The depositing machine receives the deposit data returned from the server 1, confirms that the received deposit data matches the transmitted deposit data, stores the deposited money in the safe in step S6b, and prints the detailed data thereof. Output (Step S8b). The time at which the deposited money is stored in the safe may be the time of step S7b. As described above, since the management server 1 creates and manages a deposit log for each tenant and each depositing machine, each tenant can use any of the depositing machines 2a to 2n to make sales proceeds. Even if the payment is made, appropriate payment management can be performed without any problem. If necessary, each of the deposit machines 2a to 2n may also create and store a deposit log for each tenant.
[0022]
Next, the automatic closing process will be described. In the management server 1, the automatic closing process can be performed for each tenant. FIG. 6 is a program showing an example of the automatic closing process executed in the management server 1 in that case. First, setting and registration of automatic closing information are performed for each tenant (step S5a). The automatic closing information includes information on various closing dates and closing times such as date, day of the week, and time. These closing information can be individually set according to the needs of each tenant. Next, it is checked whether the closing time (or closing date) has arrived (step S6a). When the closing time (or closing date) has arrived, it is checked whether all tenants have been closed all at once (step S7a). If all tenants are closed all at once, the closing process is performed for all tenants (step S8a). If not all tenants are closed all at once, the closing process is performed for the tenant corresponding to the current closing time (or closing date) (step S9a). In this closing process, referring to the deposit data for each tenant recorded in the deposit log, the deposit amount for the applicable tenant in the applicable closing period (total amount of payment from the previous closing time to the current closing time) Etc.) and create closing data (closing log). Next, the created closing data is transmitted to the management center CC via the communication line COM (step S10a).
[0023]
Next, an example of the relationship between the automatic closing process and the manual closing process will be described. FIG. 7A is a flowchart illustrating an example of the automatic closing process and the manual closing process executed in the management server 1. FIG. 7B is a flowchart showing an example of an automatic closing process and a manual closing process executed on the respective deposit machines 2a to 2n. In the example to which the processing of FIG. 7 is applied, it is assumed that a manual tightening operation can be performed on each of the depositing machines 2a to 2n. The manual tightening operation is a known tightening operation, for example, manually inputting a tightening operation using a tightening key. In this embodiment, it is assumed that each tenant can manually perform a closing operation input using the closing key of the tenant in any of the deposit machines 2a to 2n.
[0024]
First, the management server 1 performs setting registration of automatic closing information for each tenant (step S19a). As described above, the automatic closing information includes various kinds of closing dates and closing times such as date, day of the week, and time. These closing information can be individually set according to the needs of each tenant.
When each tenant manually performs a closing operation input with one of the depositing machines and tenant information is input (step S22b), the depositing machine creates the tenant information and closing data (closing log) related to the tenant. Then, the management server 1 is instructed to transmit the created closing data to the management center CC via the communication line COM (step S23b).
The management server 1 that has received the instruction from the deposit machine (step S20a) creates the closing data (closing log) related to the tenant and returns the closing data to the depositing machine for the deposit machine (step S21a). The closing data is transmitted to the management center CC via the communication line COM (step S22a).
When receiving the closing data from the management server 1 (step S24b), the depositing machine prints out the data (step S25b).
[0025]
Next, the management server 1 checks whether the closing time (or closing period) has arrived (step S23a). If the closing time (or closing period), it is checked whether a manual closing operation has been performed since the previous automatic closing process (step S24a). If the manual tightening operation has been performed, this routine ends without further performing the manual tightening process. This is to prevent the manual fastening and the automatic fastening from being performed twice. If a manual closing operation has not been performed, a closing process is performed for the tenant (step S25a). In this closing process, referring to the deposit data of the tenant recorded in the deposit log, the deposit amount for the tenant in the closing period (total deposit amount from the previous closing time to the current closing time, etc.) is totaled. And create closing data (closing log). Then, the created closing data is transmitted to the management center CC via the communication line COM (step S26a).
[0026]
The invention is not limited to the example shown in FIG. 7, and it may be possible to select which of the manual tightening mode and the automatic tightening mode is selected by operating a switch. In this case, for example, the content of the determination in step S24a in FIG. 7 may be changed to "Is the manual fastening mode selected?" In this case, as a further modification, if the manual tightening mode is selected and a predetermined time has elapsed since the previous tightening process was performed, but the manual tightening operation has not yet been performed, the automatic tightening process is automatically performed. May be performed.
Further, the control of the automatic closing process in consideration of whether or not the manual closing operation has been performed as shown in FIG. 7 is not limited to the money management system using the management server 1 as shown in FIG. The present invention is also applicable to a case where communication is performed with the management center CC via COM. In this case, the depositing machine itself creates the closing data (closing log) related to the tenant and transmits the created closing data to the management center CC via the communication line COM in the steps after step S23b in FIG. I do.
[0027]
Next, another example of the automatic closing process will be described, and an example of a relationship with the manual closing process will also be described. FIG. 8 is a flowchart showing an example of the automatic closing process executed on each of the depositing machines 2a to 2n. Also in the example to which the processing of FIG. 8 is applied, it is assumed that a manual tightening operation can be performed on each of the depositing machines 2a to 2n. In step S9b of FIG. 8, it is assumed that the same automatic closing information setting registration as in step S5a of FIG. 6 can also be performed on each of the depositing machines 2a to 2n. For example, a unique automatic closing time can be set for each tenant. In step S10b, it is checked whether the set closing time has arrived. Note that the processing in steps S10b to S14b can be performed for each tenant, but for simplicity of illustration, the processing is illustrated as if it is commonly performed for all tenants. When the set closing time has arrived, it is checked whether or not a manual closing operation has been performed since the previous automatic closing process (step S11b). If YES, this routine ends without further performing the automatic closing process. This is to prevent the manual fastening and the automatic fastening from being performed twice. If NO, the automatic closing process is continued (step S12b). Then, the management server 1 is instructed to create the closing data (closing log) relating to the tenant and to transmit the generated closing data to the management center CC via the communication line COM (step S13b). Then, the closing data is received from the management server 1 and printed out (step S14b).
[0028]
As a modification of FIG. 8, instead of performing the setting registration of the automatic closing information in step S9b, the automatic closing information set in step S5a in FIG. 6 may be received from the management server 1.
The invention is not limited to the example of FIG. 8, and it may be possible to select which of the manual fastening mode and the automatic fastening mode is selected by operating a switch. In this case, for example, the determination in step S11b in FIG. 8 may be changed to “Is the manual fastening mode selected?”. In that case, as a further modification, even if the manual tightening mode is selected, the manual tightening operation has not been performed yet even though a predetermined time has elapsed since the previous tightening process was performed. Alternatively, the closing process may be performed automatically.
Further, the control of the automatic closing process in consideration of whether or not the manual closing operation has been performed as shown in FIG. 8 is not limited to the money management system using the management server 1 as shown in FIG. The present invention is also applicable to a case where communication is performed with the management center CC via the line COM. In this case, in step S13b of FIG. 8, the closing data (closing log) relating to the tenant is created, and the created closing data is transmitted to the management center CC via the communication line COM.
[0029]
Further, as another example of the automatic closing process, the management server 1 (control device) notifies an automatic closing instruction to each of the depositing machines 2a to 2n at a predetermined time, and in each of the depositing machines 2a to 2n, When the automatic closing instruction is given, the management server 1 may be notified of the payment information for each tenant up to that time. In this case, each of the deposit machines 2a to 2n does not transmit the deposit data to the management server 1 for each deposit operation, but has a deposit log in its own memory to store the deposit data for each tenant. Recorded, when an automatic closing instruction is given from the management server 1, the total of the payment data for each tenant from the previous closing to the current closing is totaled as provisional closing data and transmitted to the management server 1. To do. In the management server 1, the temporary closing data transmitted from all the deposit machines 2a to 2n is totaled for each tenant, and the result is transmitted to the management center CC as formal closing data for each tenant. Also in this case, it can be used together with the manual tightening operation as described above, and at that time, the adjustment processing with the manual tightening operation as described above can be appropriately performed.
[0030]
Next, a process of collecting money stored in a safe of each of the deposit machines 2a to 2n will be described. When the amount of money stored in the safe of each of the deposit machines 2a to 2n of each terminal system reaches a predetermined near full value (a value close to being full), a money collection person (security) is sent from a security center on the management center CC side. ) Is dispatched to the corresponding deposit machine, and the safe of the deposit machine is collected. Therefore, each of the deposit machines 2a to 2n automatically detects whether or not the accumulated amount of money stored in the safe has reached a predetermined near-full value. The status information indicating that the near-full value has been reached is transmitted to the management center CC via the communication line COM. In this embodiment, the near-full value of each deposit machine can be set by each deposit machine, or can be set by the management center CC. FIG. 9B is a flowchart showing an embodiment in which the near full value is set on the side of the individual deposit machine. In this case, when the near full value setting mode is selected in the corresponding deposit machine, the process of FIG. 9B is started, a desired near full value is set by an operation panel or the like, and the set near full value is stored ( Step S15b). FIG. 9A is a flowchart showing an embodiment in which the management center CC sets the near-full value of each deposit machine of each terminal. In this case, when the near full value setting mode is selected on the management center CC side, the processing of FIG. 9A is started, and the near full value of each depositing machine of each terminal is set by an operation panel or the like (step S1c). This is transmitted to the deposit machine of the corresponding terminal via the communication line COM (step S2c), and the received near deposit value is stored in the received deposit machine.
[0031]
In each deposit machine, the near-full detection process is executed each time each deposit operation is performed. That is, after step S8b in FIG. 5B, the process goes to step S16b to determine whether or not the amount of money stored in the safe of the deposit machine has reached the predetermined near full value set as described above. The processing is terminated if the near-full value has not been reached. If the near full value has been reached, the process proceeds to step S17b, where predetermined status information indicating that the near full value has been reached is transmitted to the management server 1. In the flow of FIG. 5A, the management server 1 checks whether status information indicating that the near full value has been reached has been transmitted from any of the depositing machines (step S11a), and the status information has been transmitted. If not, the process is terminated. If the status information has been transmitted, status information (including information indicating which deposit machine is used) that warns that the near-full value has been reached is sent to the management center CC via the communication line COM. It transmits (step S12a).
[0032]
As described above, when the management center CC (especially the security center) receives status information that warns that the near-full value has been reached, a cash collection clerk (security guard) is dispatched to the corresponding deposit machine to receive the deposit. Have the machine safe collected. When a collecting operation is performed in the depositing machine, collected data is given to the management server 1, and a collected log is created and recorded in the management server 1. After creating the collection log, the management server 1 gives a collection data clear command to the corresponding deposit machine, and clears the storage of data indicating the accumulated amount of money collected by the deposit machine. In addition, the collection statement is printed out. (See FIG. 3)
Note that the near-full value setting process as shown in FIG. 9 and the near-full detection process as described above and the collection process based thereon are not limited to the money management system using the management server 1 as shown in FIG. The present invention can also be applied to a case where communication with the management center CC is performed individually via the communication line COM.
[0033]
Next, an automatic recovery process at the time of failure will be described. FIG. 10A shows an example of an automatic recovery processing program executed on the management server 1 side. FIG. 10B shows an example of an automatic recovery processing program executed on each of the deposit machines 2a to 2n. As an example, an example in which a failure such as a paper jam has occurred while a depositing process is being performed in the depositing machine will be described. When a deposit failure such as a paper jam occurs, the deposit machine transmits predetermined status information to the management server 1 (step S18b). The management server 1 receives the status information (step S13a), and checks whether or not the content of the status information is a deposit failure (step S14a). If the content of the status information is a deposit failure, a command (POW / OFF → ON) for instructing that the power be turned off once and then turned on is transmitted to the corresponding deposit machine (step S15a). If the content of the status is not a deposit failure, an appropriate process corresponding to the status is performed, but is not shown in FIG. 10A for convenience.
[0034]
Upon receiving the command POW / OFF → ON from the management server 1, the corresponding depositing machine turns off the power once and then turns on the power (step S19b). Next, an automatic recovery process is performed (step S20b). The automatic recovery process is a process in which various bill / coin processing mechanisms of the depositing machine are idlely operated by a reciprocating motion or a rotating motion or the like suitable for the mechanism when the power is turned on. Thereby, there is a possibility that the jam of the jammed bills or coins is removed. Next, the status of the depositing machine is monitored, and status information is transmitted to the management server 1 (step S21b). If the failure is removed (recovered) by the automatic recovery process, the content of the status information indicates that there is no failure, but if it is not removed, it still indicates that there is a failure. The management server 1 receives the status information (step S16a) and checks whether or not the content of the status information indicates recovery (step S17a). If the status information indicates recovery, the process returns to the normal process and waits for the next payment. If the content of the status information does not indicate recovery, the automatic recovery was unsuccessful, so that the maintenance information is transmitted to the management center CC (maintenance center), and a dispatch of maintenance personnel is requested (step S18a). The fact that such automatic recovery processing has been performed is recorded as a maintenance information log on the management server 1 side. The recorded maintenance information log is transmitted to the management center CC (maintenance center) periodically or at an appropriate time. The management center CC (maintenance center) sees this and dispatches maintenance personnel to the deposit machine in order to perform periodic maintenance and inspection work as necessary.
[0035]
Next, another embodiment of the money management system will be described.
In the money management system shown in FIG. 11, deposit machines 3a to 3n are installed for each of the branches BR1 to BRn, and the deposit machines 3a to 3n are respectively connected to a management center CC such as a head office via a communication line COM such as a telephone line. Is connected to
Each of the depositing machines 3a to 3n, when a sales amount is input by an operator of each of the branches BR1 to BRn, counts the input sales amount for each denomination, stores it as input data, and stores the input sales amount. Store in the safe (safe). Then, when the closing operation is performed by the operator, the total of the deposit data stored so far is transmitted to the management center CC via the communication line COM. The management center CC receives the closing data from each of the branches BR1 to BRn and manages the sales of each of the branches BR1 to BRn.
[0036]
FIG. 12 is a block diagram showing a hardware configuration example of one deposit machine 3a, and the other deposit machines 3b to 3n are similarly configured. The deposit machine 3a includes a transmission / reception unit 11 for transmitting / receiving information to / from the management center CC via the communication line COM, a storage unit 12 for storing various data, a clock 13, and a microcomputer. Control unit 14, an input unit 15 for inputting various data and switches, an output unit 16 including a printer and a CRT display, a cash slot 17, and for sorting and counting the inserted money. And a cash storage unit 19 comprising a temporary storage unit for temporarily storing the money input for payment and a safe for storing the received money in a non-returnable manner. .
[0037]
The input unit 15 can receive an operation input using an authorized key or card. For example, the deposit operation can be executed by inserting a predetermined deposit card. The tightening operation can be performed by inserting a predetermined tightening card. The collection operation can be executed by inserting a predetermined collection card. When a deposit operation is selected by the operator by inserting a predetermined deposit card, a deposit start signal is output from the input unit 15 and given to the control unit 14. Further, when the fastening operation is selected by inserting a predetermined fastening card, a fastening start signal is output from the input unit 15 and given to the control unit 14.
The cash slot 17 is for the operator to input a sales amount.
When the signal from the control unit 14 is input, the sorting and counting unit 18 sorts the sales money input to the cash slot 17 for each denomination, counts the number of each denomination, and outputs the counted result to the control unit 14. Output to
The cash storage unit 19 stores the sales money input from the cash input port 17 and sorted and counted by the sorting and counting unit 18.
[0038]
The storage unit 12 stores the deposit data from the control unit 14, and deletes the stored deposit data when a delete signal is input from the control unit 14.
The clock 13 outputs a closing operation signal to the control unit 14 at a preset closing time (for example, 0:00).
When the closing data is input from the control unit 14, the transmitting / receiving unit 11 dials the telephone number of the management center CC stored in advance, and transmits the closing data when the communication line COM with the management center CC is connected. .
The control unit 14 outputs a signal to the sorting and counting unit 18 when a deposit start signal is input from the input unit 15, and outputs to the storage unit 12 as deposit data when a counting result from the sorting and counting unit 18 is input. When the closing start signal is input from the input unit 15, the sum of the payment data stored in the storage unit 12 and the closing data including the identification information of the corresponding branch are output to the transmitting / receiving unit 11 and stored. The deletion signal is output to the unit 12.
The control unit 14 outputs the payment data (payment log) stored in the storage unit 12 to the transmission / reception unit 11 in addition to the closing data (total payment amount), and the transmission / reception unit 11 is input from the control unit 14. In addition to the closing data, payment data (payment log) may be transmitted to the management center CC.
[0039]
FIG. 13 is a main flowchart showing an example of a processing program executed by the control unit 14 of each of the deposit machines 3a to 3n.
First, the deposit operation will be described. In the flow of FIG. 13, first, in step S1, it is checked whether or not a card insertion operation has been performed on the input unit 15. If YES, it is checked whether or not the inserted card is a payment card (step S2). If the deposit card is inserted, a deposit start signal is given from the input unit 15 to the control unit 14, so that YES is determined in step S2. If the deposit card is YES, the cash slot 17 is opened and the cash is accepted (step S3). Therefore, when the operator of each branch intends to deposit the proceeds of the day into the deposit machine, the operator selects the deposit operation by inserting a deposit card into the input section 15 of the deposit machine, and transfers the proceeds to the cash slot. 17 only.
In the next step S4, it is determined whether or not the cash input is completed. If YES, the cash input 17 is closed (step S5).
[0040]
In the next step S6, a signal is output to the selection / counting section 18 to start the selection and counting. In response to this, the sorting and counting unit 18 sorts the sales put into the cash slot 17 for each denomination, counts the number of each denomination, and outputs the counted result to the control unit 14. . In step S6, the process waits for the input of the sorting / counting result from the sorting / counting unit 18, and then proceeds to the next step S7.
In step S7, the output unit 16 displays and outputs the received money (denomination and amount) based on the counting result from the sorting and counting unit 18. The operator confirms the deposit amount displayed on the output unit 16, and if so, performs a confirmation input operation on the input unit 15.
In the next step S8, it is checked whether or not a confirmation input operation has been performed on the input unit 15. If YES, the counting result from the sorting and counting section 18 is stored in the storage section 12 as payment data, and the closing data is updated (step S9). That is, the payment data is stored for each individual payment operation, a payment log is created and stored, and the total of the payment amounts from the previous closing to the current time is stored and updated as the closing data.
[0041]
In the next step S10, it is checked whether or not the number of payments from the previous closing to the current time has reached a predetermined N times. N is, for example, about 20 times, and when the payment operation is performed N times without performing the closing operation, the payment data is automatically transmitted. That is, if step S10 is YES, the payment data stored in the storage unit 12 is transmitted to the management center CC (step S11), and the storage of the transmitted payment data is deleted (step S12). Since the number of normal deposit operations is about one to several times, step S10 is NO and steps S11 and S12 are not performed.
[0042]
Next, the closing process will be described. In FIG. 13, when “card operation performed” in step S1 is NO, or when “payment card” in step S2 is NO and “collection card” in step S13 is also NO, the closing process routine (step S20) is performed. enter. The closing process includes an automatic closing process that is automatically performed when a predetermined closing time has come, and a manual closing process that is manually performed by inputting a closing card.
FIG. 14 shows a detailed example of the closing processing routine in step S20. First, the manual closing process will be described. In that case, the operator of each branch selects the manual closing operation by inserting a closing card into the input unit 15 of the deposit machine. In step S21 in FIG. 14, it is determined whether or not a closing card has been inserted into the input unit 15. If the fastening card is inserted, a fastening start signal is given from the input unit 15 to the control unit 14, so that YES is determined in step S21.
[0043]
In the next step S22, it is determined whether or not the deposit data is stored in the storage unit 12. If YES, the payment data (payment log) stored in the storage unit 12 is output to the transmission / reception unit 11 together with the data including the identification information of the branch (step S23). Next, in step S24, the closing data stored in the storage unit 12 is output to the transmitting / receiving unit 11, and the closing data is output to the output unit 16 for printing. In response to this, the transmission / reception unit 11 dials the telephone number of the management center CC stored in advance and, when the communication line with the management center CC is connected, transfers the payment data (payment log) and the closing data to the branch office. Is transmitted to the management center CC together with the data including the identification information. Next, in step S25, the storage of the transmitted payment data (payment log) and the closing data in the storage unit 12 is deleted. The date and time when the closing process was performed is stored in the storage unit 12 (creation of a closing log). Thus, the manual closing process ends.
[0044]
Next, the automatic closing process will be described. In step S26 of FIG. 14, it is determined whether a predetermined closing time has arrived. If YES, the process proceeds to step S27, and it is checked whether or not the manual closing process has been performed after the previous automatic closing time. If YES, the process ends without further performing the automatic closing process. This is to prevent double tightening of manual tightening and automatic tightening. If the current automatic closing time has come without the manual closing processing being performed after the previous automatic closing time, step S27 is NO, and the automatic closing processing is performed by executing the routine of steps S28 to S31. I do. The processing contents of steps S28 to S31 are the same as steps S22 to S25. As described above, when the predetermined automatic closing time comes without performing the manual closing processing, the automatic closing processing is performed by executing the routine of steps S28 to S31, and the payment data (payment log) and the closing data are displayed. The data is transmitted to the management center CC together with the data including the identification information of the branch. By introducing the automatic closing process in this way, the closing process may be automatically performed at a predetermined time, where the closing may have occurred only by the manual closing process. Can be.
[0045]
Next, another embodiment of the automatic closing process will be described with reference to FIG. In this embodiment, the automatic closing time is not set by the clock 13 but is set by a timer (not shown). For this purpose, for example, the clock 13 in FIG. 12 is replaced with a timer. This timer starts timing when a timer reset signal is input from the control unit 14, and outputs a timing end signal when a predetermined time has elapsed from the start of timing. Also, when a timer reset signal is input even during the time measurement, the time measurement up to that time is reset and the time measurement from 0 is started. FIG. 15 can be used as a routine of step S20 in FIG. 13 instead of FIG.
In FIG. 15, the processing in steps S32 to S36 is the same as the processing in steps S21 to S25 in FIG. In step S37, a timer reset signal is given to the timer to start measuring the time. That is, when the manual tightening operation is performed, the timer starts counting from zero.
[0046]
In step S38, it is determined whether the predetermined time of the timer has expired. When the time is up, the automatic closing process is performed by executing the routine of steps S39 to S42. The processing contents of steps S39 to S42 are the same as steps S22 to S25. In this manner, when a predetermined time has elapsed after the manual closing operation, the automatic closing process is performed by executing the routine of steps S39 to S42, and the payment data (payment log) and the closing data are stored in the identification information of the branch. Is transmitted to the management center CC together with the data including After that, in step S43, the timer is reset and time measurement is restarted. Therefore, for example, if the predetermined time measured by the timer is 24 hours, the automatic closing process is performed every 24 hours after the last manual closing operation is performed. Therefore, also in this case, forgetting to tighten can be prevented.
[0047]
As described above, by performing the closing process as illustrated in FIG. 14 or FIG. 15, even if the operator forgets the manual closing operation, the closing process is automatically performed when a predetermined time or a predetermined time has elapsed from the last closing. Therefore, the closing data can be reliably transmitted to the management center CC.
Further, in the closing process of FIG. 14, if the operator puts in the sales money after a predetermined automatic closing time for some reason, if the operator performs the manual closing operation, the sales amount input after the predetermined time is returned. The amount can also be transmitted to the management center CC as closing data. In that case, the management center CC can confirm the sales amount of the store by summing up the closing data transmitted at a predetermined time and the closing data transmitted by the closing operation of the operator.
Note that the closing process as shown in FIGS. 14 and 15 is not limited to the system having the management server on the terminal side as shown in FIG. 11, but the system having the management server 1 on the terminal side as shown in FIG. Can also be applied.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the terminal is provided with one control device corresponding to one or a plurality of deposit machines, and these one or more deposit machines are shared by a plurality of tenants. In addition, since a limited number of deposit machines can be used efficiently by a plurality of tenants, and the result is communicated to the management center by a single control device, the communication efficiency is improved. Play.
Further, according to the present invention, since the automatic closing process can be performed at a predetermined time, even if the manual closing operation is forgotten, the excellent effect that the closing data can be reliably transmitted to the management center can be obtained. Play. In addition, if the automatic closing process and the manual closing process can be arbitrarily selected, the tenant can use the device easily. Also, if the operation of the manual closing key operation means is performed from the deposit machine before the predetermined automatic closing time, the payment closing process is performed in the manual closing mode, otherwise, the automatic closing mode according to the automatic closing instruction is performed. , The automatic closing mode and the manual closing mode can be automatically and preferentially selected, which is convenient and can automatically prevent double fastening.
[0049]
Further, by giving a control signal for turning on or off the power to each deposit machine from the control device, for example, when the control device is powered on, the power is automatically supplied to each deposit machine. , So that the system can be automatically operated. Also, in the event that there is a money storage error or a power-off accident at a specific deposit machine, the control device can control the deposit machine to automatically turn on its power. Thus, an excellent effect that an automatic recovery process can be performed is achieved. Usually, a deposit machine has the same meaning for a tenant as a bank vault, and even if a money storage error occurs, the tenant cannot open the door and fix it, so such automatic recovery processing is a smooth system. It is extremely effective for operation.
[0050]
Further, the operating state of the deposit machine is monitored, and the monitoring result is transmitted to the management center as maintenance information. On the other hand, the management center performs a totaling management of money and a terminal of each terminal based on the totaling information. A security center for collecting and managing money in the deposit machine and a maintenance service center for performing maintenance and management of the deposit machine are provided, and the maintenance information received from the terminal is provided to the maintenance service center. In the maintenance service center, based on the maintenance information received from each terminal, in the event of a failure or the end of the life of the equipment, a service person will go to the deposit machine of the required terminal and immediately perform the necessary maintenance management The effect is excellent. Therefore, maintenance management of the deposit machine at each terminal can be performed very efficiently.
[0051]
Furthermore, by setting the near full value, which is a measure of money collection in each deposit machine, to an arbitrary value, the near full value can be set arbitrarily by manual operation on the deposit machine side, or from the management center side The near full value of each deposit machine can be automatically set arbitrarily, and an optimal near full warning can be generated and a money collection operation can be performed based on the warning.
In addition, the automatic closing process using a clock or a timer can be performed on the side of the depositing machine, so that even if the operator forgets the manual closing operation, the automatic closing process is performed after a predetermined time or a predetermined time from the last closing operation. Since the closing process is performed first, an excellent effect is obtained that the closing data can be reliably transmitted to the management center.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block diagram of a system configuration showing an embodiment of a money management system according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the same system as FIG. 1 from the viewpoint of information flow.
FIG. 3 is a diagram showing an example of exchange of various kinds of information between the money machine management server and each money machine in each of the incoming terminal systems of FIG. 1, and also illustrating an outline of a process according to the information.
FIG. 4 is a flowchart showing an example of a program executed by a management server and a deposit machine for an automatic power on / off function.
FIG. 5 is a flowchart showing an example of a deposit processing program executed by the management server and the deposit machine.
FIG. 6 is a flowchart showing an example of an automatic closing processing program executed by the management server.
FIG. 7 is a flowchart showing an example of an automatic closing process and a manual closing process program respectively executed by the management server and the depositing machine.
FIG. 8 is a flowchart showing another example of the automatic closing processing program executed by the deposit machine.
FIG. 9 is a flowchart showing an example of a near-full value setting processing program executed by the management server and the deposit machine.
FIG. 10 is a flowchart showing an example of an automatic recovery processing program executed by the management server and the deposit machine.
FIG. 11 is a block diagram showing an example of a money management system according to another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a block diagram showing a hardware configuration example of one depositing machine shown in FIG. 11;
FIG. 13 is a main flowchart of an example of a processing program executed by the control unit in FIG. 12;
FIG. 14 is a flowchart showing a detailed example of a closing process routine in FIG. 13;
FIG. 15 is a flowchart showing another embodiment of the closing process routine in FIG. 13;
[Explanation of symbols]
CC Management Center
COM communication line
TS1-TSn terminal system
1 depositing machine management server (control device)
2a-2n, 3a-3n deposit machine
BR1-BRn Branch

Claims (2)

入金機に入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて、
前記入金機は、
テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、
入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を通知する手段とを有しており、
１又は複数の前記入金機から前記金銭の情報及びテナント情報が通知され、当該金銭の情報とテナント情報とを集計管理し、テナント情報と共に当該金銭の情報または当該金銭の情報を集計した集計情報の少なくとも１つを通信回線を介して前記管理センタに通知する制御装置を具備し、
前記制御装置は、
自動締めモードと手動締めモードのどちらかを選択する手段と、
自動締めモードが選択されているとき、所定の時刻に１または複数のテナントについての自動締め指示を各入金機に対して通知する手段と、
手動締めモードが選択されているとき、前記入金機から通知される手動締め指示およびテナント情報に応答して、当該入金機を除く各入金機に対して当該テナント情報と手動締め指示を通知する手段と
を具備し、
前記各入金機は、
前記金銭の情報及びテナント情報を蓄積する手段と、
手動締めキー操作手段と、
該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を発生する手段と、
前記自動締め指示が与えられたとき、前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回自動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、
前記手動締めキー操作手段が操作され、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示が発生すると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報と手動締め指示およびテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、
制御装置からの前記手動締め指示およびテナント情報が与えられると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と
を具備することを特徴とする金銭管理システム。In a money management system that centrally manages the totalization and collection of money deposited in the deposit machine at a remote management center,
The deposit machine,
Means for inputting tenant information for identifying a tenant,
Means for notifying the received money information and the tenant information of the tenant who received the money,
The money information and the tenant information are notified from one or a plurality of the deposit machines, the money information and the tenant information are totaled and managed, and the money information or the total information obtained by totaling the money information together with the tenant information. A control device for notifying the management center of at least one of the information via a communication line,
The control device includes:
Means for selecting between the automatic tightening mode and the manual tightening mode,
Means for notifying each deposit machine of an automatic closing instruction for one or more tenants at a predetermined time when the automatic closing mode is selected ;
Means for notifying the tenant information and the manual tightening instruction to each of the receiving machines except the receiving machine in response to the manual closing instruction and the tenant information notified from the receiving machine when the manual closing mode is selected. And
Each said deposit machine,
Means for storing the money information and tenant information;
Manual tightening key operation means,
Means for generating tenant information and a manual tightening instruction of the operated tenant when the manual tightening key operation means is operated;
When the automatic tightening instruction is given, the control device is notified of the monetary information and tenant information of the tenant from the time when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is given until the current automatic tightening instruction is given. and means for,
When the manual tightening key operation means is operated and tenant information and a manual tightening instruction of the operated tenant are generated, the tenant at least from the time when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is given until the current manual tightening instruction is given. Means for notifying the control device of the money information and the manual closing instruction and tenant information,
When the manual tightening instruction and the tenant information are provided from the control device, at least the money information and the tenant information of the tenant from the time when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is provided until the current manual tightening instruction is provided. And a means for notifying the control device of the above . 入金機に入金された金銭の集計と回収を遠隔の管理センタで集中管理する金銭管理システムにおいて、
前記入金機は、
テナントを識別するためのテナント情報を入力する手段と、
入金された金銭の情報および当該金銭を入金したテナントの前記テナント情報を通知する手段とを有しており、
１又は複数の前記入金機から前記金銭の情報及びテナント情報が通知され、当該金銭の情報とテナント情報とを集計管理し、テナント情報と共に当該金銭の情報または当該金銭の情報を集計した集計情報の少なくとも１つを通信回線を介して前記管理センタに通知する制御装置を具備し、
前記制御装置は、
所定の時刻に１または複数のテナントについての自動締め指示を各入金機に対して通知する手段と、
自動締め指示が与えられる前に前記入金機から前記手動締め指示が通知された場合は、当該入金機を除く各入金機に対して手動締め指示を通知し、自動締め指示が与えられるまで前記入金機から前記手動締め指示が通知されなかった場合は、当該自動締め指示が与えられたときに各入金機に対して自動締め指示を通知する手段とを具備し、
前記各入金機は、
前記金銭の情報及びテナント情報を蓄積する手段と、
手動締めキー操作手段と、
該手動締めキー操作手段が操作された場合、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示を発生する手段と、
前記自動締め指示が与えられたとき、前回自動締め指示が与えられたときから今回自動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、
前記手動締めキー操作手段が操作され、操作したテナントのテナント情報と手動締め指示が発生すると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報と手動締め指示およびテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と、
制御装置からの前記手動締め指示およびテナント情報が与えられると、少なくとも前回自動締め指示または手動締め指示が与えられたときから今回手動締め指示が与えられるまでの当該テナントの前記金銭の情報とテナント情報とを前記制御装置に通知する手段と
を具備することを特徴とする金銭管理システム。 In a money management system that centrally manages the totalization and collection of money deposited in the deposit machine at a remote management center,
The deposit machine,
Means for inputting tenant information for identifying a tenant,
Means for notifying the received money information and the tenant information of the tenant who received the money,
The money information and the tenant information are notified from one or a plurality of the deposit machines, the money information and the tenant information are totaled and managed, and the money information or the total information obtained by totaling the money information together with the tenant information. A control device for notifying the management center of at least one of the information via a communication line,
The control device includes:
Means for notifying each deposit machine of an automatic closing instruction for one or more tenants at a predetermined time;
If the manual tightening instruction is notified from the depositing machine before the automatic tightening instruction is given, a manual tightening instruction is notified to each of the depositing machines except the depositing machine, and the depositing is performed until the automatic tightening instruction is given. Means for notifying the automatic tightening instruction to each depositing machine when the automatic tightening instruction is given when the manual tightening instruction is not notified from the machine ,
Each said deposit machine,
Means for storing the money information and tenant information;
Manual tightening key operation means,
Means for generating tenant information and a manual tightening instruction of the operated tenant when the manual tightening key operation means is operated;
Means for notifying the control device of the monetary information and tenant information of the tenant from when the previous automatic tightening instruction was given to when the current automatic tightening instruction was given, when the automatic tightening instruction was given,
When the manual tightening key operation means is operated and tenant information and a manual tightening instruction of the operated tenant are generated, the tenant at least from the time when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is given until the current manual tightening instruction is given. Means for notifying the control device of the money information and the manual closing instruction and tenant information,
When the manual tightening instruction and the tenant information are provided from the control device, at least the money information and the tenant information of the tenant from the time when the previous automatic tightening instruction or the manual tightening instruction is provided until the current manual tightening instruction is provided. Means for notifying the control device that
A money management system comprising:
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