JP3545825B2 - 自動変速機の筐体構造 - Google Patents

自動変速機の筐体構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動変速機の重量を下方から支持するための支持受け構造を設けた自動変速機の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの入出力状態や走行条件に適合させて変速比を自動的に切り替える自動変速機が自動車に広く使用されている。自動変速機は、一般的には、車輪の軸線と直角に入出力軸を配置する縦置き型、および車輪の軸線と平行に入出力軸を配置する横置き型とに大別される。
そして、一般的な自動変速機の筐体構造は、自動変速機の変速機構およびコントロールバルブボデーを格納するトランスミッションケースと、トランスミッションケースの底側に設けたフランジ面にガスケット等を挟み込んで連結されるオイルパンとを有する。
【0003】
一般的な自動変速機の筐体構造では、下面の大きな面積がオイルパンによって占められる。オイルパンの内側は、オイルをためる中空の容積空間である。
筐体側のフランジ面にオイルパンを接続する構造の例は、実開昭63−20563号公報、実開昭60−157428号公報、実開昭58−136637号公報等に示されている。
【0004】
自動変速機の重量は、自動車に搭載された状態では、エンジンに対して接続される自動変速機の取り付けフランジや、車体側のマウントメンバーやフレームに対する固定構造によって支持されるから、オイルパン自体は直接荷重を受けることが無い。従って、軽量化やコストの観点から、オイルパンは、薄い金属板をプレス加工して、フランジ部、オイルを貯留する窪み、および補強の凹凸を同時に成型したものが一般的である。
しかし、製作、ストック、搬送、出荷の各段階では、エンジン接続部や車体フレーム固定部に頼ることなく、自動変速機の底部分で自重を支持させる場合がある。このとき、自動変速機をそのまま固い平坦面に載置すると、オイルパンの下面が変形する可能性がある。
【0005】
そこで、従来の自動変速機では、自動変速機の搬送や保存に使用する特別な搬送用パレット(支持枠)を使用している。自動変速機の下面に3〜4か所、自動変速機の自重を下方から支持するための支持受け構造を設ける一方、搬送用パレット側には、この支持受け構造に突き当たる平面および突起の支持構造を設けている。
【0006】
図4は、搬送用パレットに自動変速機を搭載した状態の説明図である。図中、(a)は搬送用パレットに搭載された自動変速機の外観、(b)は支持受け構造および支持構造、(c)は下方から見たフランジ部の部分である。
図4の(a)において、横置き型の自動変速機50は、搬送用パレット60に搭載された状態で、工場内をフォークリフト搬送され、工場間をトラック積載され、全体をクレーンやウインチで吊り下げ移動される。
搬送用パレット60を使用することで、自動変速機が安定に保持される。また、搬送用パレット60を複数段積み重ねることで搬送やストックの空間効率が高まるし、ハンドリングや保守点検上の取扱い性も向上する。
【0007】
図4の(b)には、搬送用パレット60の支持構造61、62が示される。図示されない背面側には、さらに2つの支持構造が配置される。支持構造61は、自動変速機50のトルクコンバーターハウジング51の取り付けフランジ51Fの下縁部分を支持する。また、支持構造62は、トランスミッションケース52の底に接続されたオイルパン53のフランジ部53Aの下面を支持する。
支持構造62は、図4の(c)に示すオイルパン53のフランジ部53A下面におけるボルト53Bの間隔部分53Dに対して下方から突き当たる。
【0008】
図4の(b)に示すように、トランスミッションケース52の下部は、コントロールバルブボデー格納部52Dとなっており、オイルパン53と協働して、コントロールバルブボデーの収納空間を構成している。オイルパン53が接続されるトランスミッションケース52側のフランジ面は、内蔵されるコントロールバルブボデーの取り出し経路を確保するためと、トランスミッションケース52をダイカスト鋳造する際の鋳型の抜き方向の制約とから、支持構造62に相当する部分ではトランスミッションケース52の最外周に位置している。
また、オイルパン53自体は、地面から跳ね上がる石の衝突に耐え得る程度の肉厚は確保している。
【0009】
そこで、自動変速機50の支持受け構造は、原則として、フランジ51Fのように、下から見てオイルパン53の外側に位置している「自動変速機の筐体の底側の突起や平坦部分」を割り当てている。しかし、オイルパン53がトランスミッションケース52の最外周に位置して、下からトランスミッションケース52が見えない部分については、オイルパン53のフランジ部53Aの下面(接続面の裏側)を利用していた。従って、フランジ部53Aのボルト53Bの間隔部分53Dを支持させた場合、この部分に集中して荷重が作用することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
自動変速機50の重心は、内蔵される部品の配置上、オイルパン53の中心寄りに位置するから、オイルパン53のフランジ部53Aの下面の間隔部分53Dは、搬送中やストック中を通じて自動変速機50の自重を受け持っており、フランジ部53A本来の機能(車載時、オイルパン密着による油漏れ防止等の機能)とは無関係なこの荷重が限度を越えた場合、オイルパン53の接続面からオイル漏れを起こす原因となる場合がある。
【0011】
実開昭63−20563号公報や実開昭58−136637号公報に示されるようなフランジ部の構造では、対向するフランジ面の間隔に液体ガスケットを挟み込んで接続面のシールを確保している。液体ガスケットは半流動性で、ボルト締めによるフランジ面間の高い圧力に押されてボルト間の低い面圧部に流動し、オイル漏れの原因となる隙間を埋めている。
この場合、オイルパンのフランジ部は、半流動性の液体ガスケットを介して筐体側の固いフランジ面に支持されているから、下面の一部分に極端に強い荷重を受けると、フランジ部が変形する可能性がある。変形したフランジ部が液体ガスケットの復元力で押し戻されると、変形部分を挟む両側にシール圧力が不足する部分が発生する。
【0012】
また、搬送用パレットに格納した自動変速機を高温の環境下で長時間強い振動にさらすと、フランジ面間の液体ガスケットが流動を起こして、荷重のかかった部分から逃げ出す。その後、搬送用パレットから自動変速機を取り出して荷重を解除すると、荷重のかかった部分のシール圧力が不足する。
このようにしてシール圧力が不足した部分では、自動変速機の筐体の内外の圧力差を十分にシールできなくなり、オイルパン接続面の部分的なオイル漏れを起こす可能性が高まる。
【0013】
本発明は、オイルパンのフランジ部に荷重がかからない支持受け構造を設けた自動変速機の筐体構造を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、自動変速機の変速機構およびコントロールバルブボデーを格納するトランスミッションケースと、前記トランスミッションケースの底側に設けたフランジに、シール手段を挟み込んで連結されるオイルパンとを有する自動変速機の筐体構造において、下方から見て前記フランジ部よりも外側に位置する前記トランスミッションケースの底部分における互いに離間した3箇所を支持受け構造とし、さらに、下方から見て前記フランジが最外周となる位置の前記トランスミッションケース側面から突出させて、前記フランジよりも外側に張り出させた支持突起とを有して、前記支持受け構造と支持突起とにより、自動変速機の主軸方向の前面側2点と後面側2点で、下方から支持可能な構成としたものである。
【0015】
請求項2の自動変速機の筐体構造は、請求項1の構成における支持突起は、フランジ部が最外周となる位置、前記オイルパンの平面が前記主軸と斜め方向に切れ込んだ部分に設けられ、前記トランスミッションケースと一体に鋳造されているものである。
【0016】
【作用】
請求項1の自動変速機の筐体構造では、下方から見て前記フランジ部よりも外側に位置する前記トランスミッションケースの底部分における互いに離間した3箇所の支持受け構造と、さらに、下方から見て前記フランジが最外周となる位置でも支持突起によって、フランジの外側で、主軸方向の前面側2点と後面側2点の4点により自動変速機の自重が下方から安定に支持される。従って、フランジ部の下面に支持受け構造を確保する必要が無く、搬送用パレットに格納した状態でフランジ部の下面の一部分に荷重がかかることもない。
【0017】
請求項2の自動変速機の筐体構造では、支持突起が、自動変速機の筐体と一体に成形されているので、支持強度を確保できる。さらに、支持突起が、オイルパンの平面が自動変速機の主軸と斜め方向に切れ込んだ部分の、フランジ部が最外周となる位置に設けられているので、車両側のマウントメンバーやテンションロッドに干渉しない。
【0018】
【実施例】
図1〜図3を参照して実施例の自動変速機の筐体構造を説明する。実施例の自動変速機は、図示しない横置き型エンジンとともにセダン型車体のボンネットに格納される前輪駆動用である。
図1は筐体構造の説明図、図2は支持受け構造の配置の説明図、図3は支持突起の構造の説明図である。図1中、(a)は自動変速機の下半分の背面図、(b)は自動変速機の平面図、(c)は自動変速機の下半分の正面図である。図3中、(a)は自動変速機の部分的な背面図、(b)はその平面図である。
【0019】
図1の(b)において、自動変速機を図中の上下方向に貫通して、一点鎖線で示される3本の軸線が配置される。主軸15は、自動変速機の変速機構(遊星歯車式変速装置)16Mの出力軸とトルクコンバーター16Cのタービン軸を中間で相対回転可能に連結して構成される。変速機構16Mで形成された変速出力は、中間軸16を経由して自動変速機の出力軸14に伝達される。出力軸14は,ディファレンシャル機構14Mを含む。
【0020】
トルクコンバーター16Cは、変速機構16Mを収納するトランスミッションケース12から隔壁によって分離されたコンバーターハウジング11に格納される。コンバーターハウジング11は、図示しない横置き型エンジンに連結されるフランジ面11Aを有する。
ここでは、説明の都合上、自動変速機のフランジ面11A側を正面、反対側を背面としている。
【0021】
自動車に搭載された状態では、自動変速機の重量の大部分がフランジ面11Aを通じてエンジン側から支持される。また、自動変速機の底面側に設けた支持構造を通じて、自動変速機の重量の一部が車体側から支持される。
一方、自動変速機を搬送用パレットに収納した状態では、自動変速機の支持受け構造が搬送用パレットの支持構造に突き当てられた状態で、自動変速機の自重全部が下方から支持される。
【0022】
自動変速機の支持受け構造は、自動変速機の底部分の既存の凹凸をできるだけ利用して確保されるが、自動変速機を下方から見てオイルパンのフランジ部が最も外側に位置する図中右上の部分については、特別に追加した支持受け構造として支持突起24を設けている。支持突起24を含む合計4か所の支持受け構造に対応させて、搬送用パレット側の支持構造が設計される。
【0023】
図1の(a)において、オイルパン13は、変速機構16Mの下方に位置している。プレス成形された薄肉のオイルパン13は、内側に、オイルを貯留する中空部分を有する。オイルパン13の最外周を囲んで、帯状のフランジ部が形成されている。
自動変速機の背面側には、オイルパン13のフランジ部よりも外側に位置させて、支持受け構造23と支持突起24が配置される。支持受け構造23は、トランスミッションケース12の背面側で蓋構造を取り付けるフランジの下縁を利用している。
搬送用パレット側には、支持受け構造23に対して支持構造23B、支持突起24に対して支持構造24Bが配置される。
【0024】
図1の(c)において、自動変速機の正面側には、支持受け構造21、22が配置される。一方の支持受け構造21は、エンジンマウント(ゴム材)を取り付けるボルト穴を設けた突起を利用している。エンジンマウントは、自動変速機を車体側のマウントメンバーに防振状態で取り付ける防振部材である。他方の支持受け構造22は、コンバーターハウジング11のフランジ部11Aの下縁を利用している。
搬送用パレット側には、支持受け構造21に対して支持構造21B、支持受け構造22に対して支持構造22Bが配置される。
【0025】
図2において、自動変速機を下から見ると、大きな面積がオイルパン13によって占められている。オイルパン13によって封止されるトランスミッションケース12の下部の空間には、図1の(b)の変速機構16Mを制御する図示しないコントロールバルブボデー等が格納される。
オイルパン13は、ステンレス板をプレス成形して、フランジ部13Aとオイル貯留部13Eを一体に製作しており、オイル貯留部13Eに向かう斜面の部分には内側に向かって筋状に突出させた補強リブ13Fが配置される。
【0026】
オイルパン13のフランジ部13Aは、トランスミッションケース12のフランジ面との間に液体ガスケット(液体パッキン)を挟み込んで、ボルト13Bを締め付けることによって、トランスミッションケース12に固定される。このような接続構造では、前述したように、オイルパン13のフランジ部13Aの一部分に集中して荷重を作用させることは好ましくない。
【0027】
図2中、左上の部分では、図1の(b)のトルクコンバーター16Cを格納する部分、図中左下の部分では、ディファレンシャル機構14Mを格納する部分、また、図中右下の部分では、図1の(b)の中間軸16の軸受け構造を格納する部分がそれぞれフランジ部13Aの外側に位置している。そこで、これらの部分の下縁部分を支持受け構造21、22、23として利用している。
【0028】
しかし、上側から右側に至る部分では、下方から見たトランスミッションケース12の最外周にフランジ部13Aが位置している。そこで、図2中、右上の部分では、フランジ部13A、すなわちオイルパン13の平面が主軸15と斜め方向に切れ込んだ部分で、その外側まで水平に張り出した支持突起24を設けている。
支持突起24は、トランスミッションケース12と一体にダイカスト鋳造され、オイルパン13の外側で自動変速機の自重を支持する。
【0029】
図3の(a)、(b)において、トランスミッションケース12の下部は、図示しないコントロールバルブボデーを格納するコントロールバルブボデー格納部12Dである。コントロールバルブボデー格納部12Dの底は、ボルト13Bを用いてオイルパン13を接続するためのフランジ面である。
支持突起24は、コントロールバルブボデー格納部12Dの外壁からオイルパン13の外周の外側まで水平に張り出させて棚状に形成されている。支持突起24の水平部分は、ダイカスト鋳造の型抜き方向に合わせて設計した2本のリブ構造24Lによって補強される。
【0030】
以上のように構成した実施例の自動変速機の筐体構造では、搬送用パレットに自動変速機を格納した際に、オイルパン13の外側に配置された支持受け構造21、22、23と支持突起24によって自動変速機の自重が支持されるから、従来のように一部分に集中した荷重がオイルパン13のフランジ部13Aに作用することが無い。
従って、フランジ部13Aの変形や液体パッキンの不必要な流動に起因してオイル漏れが発生する心配が無い。これにより、フランジ部13Aを含む接続構造は、本来のシール機能を発揮するだけでよくなり、流動性の高い液体パッキンを使用したり、ボルト13Bの口径や本数を減じることも可能になる。
また、支持突起24は、オイルパン13の平面が主軸15と斜め方向に切れ込んだ部分に設けられ、トランスミッションケース12の側面および背面に張り出さない構造であるから、車両側のマウントメンバーやテンションロッドに干渉しない。従って、本実施例の自動変速機は、従来どおりの車体側取り付けスペースに従来同様の形式で取り付け可能である。
【0031】
また、支持突起24は、オイルパン13の外周の外側で自動変速機を支持するから、フランジ部13Aにおける支持突起24の直近部分を支持する従来の支持受け構造よりも、搬送用パレット内で自動変速機を安定に保持できる。これに加えて、支持突起24をコントロールバルブボデー格納部12Dの外壁に設けてフランジ部13Aよりも高い位置で支持する構造は、自動変速機の支持の安定性をさらに高めている。
【0032】
また、支持突起24以外の支持受け構造21、22、23は、自動変速機の底部分の既存の平坦部分や突起(フランジのエッジ等)を利用しており、支持突起24についても、従来のトランスミッションケースのダイカスト鋳造の鋳型分割を利用して、2つの鋳型のみに最小限の変更を施して形成されるから、製品の自動変速機の制作コストを高めないで済む。また、重量や部品点数を増したり、機構の信頼性や取扱い性を損ねることもない。
【0033】
なお、本実施例は横置き型の自動変速機の筐体構造を説明しているが、本発明は縦置き型の自動変速機にも応用可能である。コントロールバルブボデーを変速機構の下方に位置させない型の自動変速機にも応用可能である。また、支持受け構造と支持突起によって自動変速機を下方から支持させる構造の用途は、搬送用パレットのみに限定されず、整備点検用の作業台で利用してもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明の自動変速機の筐体構造によれば、オイルパンの外側で自動変速機の自重を支持するから、自動変速機の支持安定性が高まる。また、オイルパンのフランジ部の下面に荷重を作用させないから、オイルパンと筐体(トランスミッションケース)の接続面からオイル漏れを起こす心配がない。
また、主軸方向の前面側2点と後面側2点の4点により、自動変速機の自重が下方から安定に支持される。
【0035】
支持突起を下方から見て前記オイルパンの平面が前記主軸と斜め方向に切れ込んだ部分に設けた場合、3箇所の支持受け構造が、筐体を下方から見たときの外形から外方向に張り出さない位置に、自動変速機の底部分の既存の平坦部分や突起(フランジのエッジ等)を利用して設けてあることと相俟って、自動変速機の外形がコンパクトに構成され、車両側のマウントメンバーやテンションロッドなどに干渉しない。
また、支持突起を筐体と一体に鋳造して形成した場合、従来の鋳型のわずかな変更のみで支持突起を形成できるから、自動変速機の製作コストを高めない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の自動変速機の筐体構造の説明図である。
【図2】支持受け構造の配置の説明図である。
【図3】支持突起の構造の説明図である。
【図4】搬送用パレットに自動変速機を搭載した状態の説明図である。
【符号の説明】
11 コンバーターハウジング
12 トランスミッションケース
13 オイルパン
14 出力軸
15 主軸
16 中間軸
21、22、23 支持受け構造
24 支持突起
11A 取り付けフランジ
13A フランジ部
13B ボルト
13E 貯留部
13F 案内溝
14M ディファレンシャル機構
16C トルクコンバーター
16M 変速機構
21B、22B、23B 支持構造
24L リブ構造

Claims (2)

  1. 自動変速機の変速機構およびコントロールバルブボデーを格納するトランスミッションケースと、
    前記トランスミッションケースの底側に設けたフランジに、シール手段を挟み込んで連結されるオイルパンと、を有する自動変速機の筐体構造において、
    下方から見て前記フランジ部よりも外側に位置する前記トランスミッションケースの底部分における互いに離間した3箇所を支持受け構造とし、
    さらに、下方から見て前記フランジが最外周となる位置の前記トランスミッションケース側面から突出させて、前記フランジよりも外側に張り出させた支持突起とを有して、
    前記支持受け構造と支持突起とにより、自動変速機の主軸方向の前面側2点と後面側2点で、下方から支持可能な構成とすることを特徴とする自動変速機の筐体構造。
  2. 前記支持突起は、前記フランジ部が最外周となる位置、下方から見て前記オイルパンの平面が前記主軸と斜め方向に切れ込んだ部分に設けられ、前記トランスミッションケースと一体に鋳造されていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の筐体構造。
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