JP3543199B2 - ブラシ装置 - Google Patents

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靖也 桜井
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日本電産シバウラ株式会社
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電動工具などの整流子電動機に使用されるブラシ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
電動工具などに使用される整流子電動機は、整流子の関係でブラシ装置を備えている。そして、このブラシ装置は、ブラシが消耗品であることから交換が容易に可能になるように構成されており、種々の構造が考えられ、試みられている。しかし、基本的な構造は何等変わることなくケースにブラシが挿入され、このブラシを整流子に押圧するスプリングとブラシに通電するためのピグテール支えから構成されている。
【0003】
そして、従来最も多く採用されている構造は、図6に示される通り、金属製のケース1にブラシ2が挿入されており、ブラシ2は、スプリング3によって図示されない整流子に押圧されるように構成されており、ピグテール支え4を介して通電されるように構成されている。そして、ピグテール支え4とケース1とは、電気的に接続状態になるように接触しており、図示されない配線がケース1に行われ、ピグテール支え4を介してブラシ2に通電が行われるるように構成されている。
【0004】
この様な構成では、通電に何等の支障がないものの、ブラシ装置としてケース1にブラシ2を組み立てるのに面倒な構造であった。すなわち、ケース1の外側にピグテール支え4を取り出すためにピグテール支え4を貫通させることができるスリット5をケース1の底部付近に形成しており、しかも、このスリット5を介してピグテール支え4をケース1の内部から外部へと貫通しなければならなかった。この様な組み立ては、小さい部品であることから容易ではなく、簡単な構造であるにも係わらず、ブラシ装置の組み立ては、面倒なものであり、また、消耗した場合の交換についても容易なものではなかった。さらに、ピグテール支え4に害力などが加わった際、スリット5からケース1の内部へ入ったりスリット5に沿ってピグテール支え4が移動して姿勢が変化するなどの問題を生じた。
【0005】
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、組み立てが容易であるばかりか、信頼性が高く、ブラシの交換が容易に行え、電動工具などブラシ装置が装着される機器にまでその経済的効果が及ぶ整流子電動機用のブラシ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ピグテール及びピグテール支えを備えるブラシを該ブラシを整流子に押圧するためのスプリングと共に金属製のケースに挿入装着して組み立てられたブラシ装置であり、前記ケースを筒形のカップ状に形成し、このケースの側壁の内側に底部に向けて突出するフックを形成し、このフックの先端部と前記底部との間に、前記ピグテール支え及び前記スプリングの少なくとも一巻き分を共に挿入し係合できる間隔を保有させ、前記ケースに対し先端開口部分より前記ピグテール支え及び前記スプリングを挿入すると共にブラシを押して前記フックと前記底部との間にピグテール支え及び前記スプリングのピグテール支え側の一部を嵌合し係合させることによって課題を解決している。
【0007】
【作用】
前記ケースに、ピグテール支え及びスプリングを挿入し押圧することにより、ピグテール支えがケースの底部付近に形成されるフックに衝合し、さらにピグテール支えがスプリングと共に押し込まれることによりピグテール支え及びスプリングの一部がこのフックを側壁側へ変形させてケースの底部に押し込まれることになる。フックの底部に押し込まれたピグテール支えは、フックが底部側に向けて突出している関係から容易に挿入装着できるが反対方向へ外すことは容易ではなく、ブラシがケースから容易に外れることがなくなり、またスプリングも、ピグテール支え側の一部が前記フックに係合して抜脱のおそれなく保持されることになり、このスプリングによってブラシがケースから安定して突出することになり、信頼性の高いブラシ装置を構成することができる。
【0008】
【実施例】
本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明すると、図1は、本発明のブラシ装置の縦断面図である。図2は、本発明のブラシ装置の組み立て状態を示す縦断面図である。図3は、本発明のブラシ装置の横断面図である。図4は、本発明の斜視図である。図5は、本発明のブラシ装置を使用した整流子電動機の縦断面図である。
【0009】
図1において、ブラシ装置は、筒形のカップ状に形成された金属製のケース6にブラシ7が挿入されており、このブラシ7には、ピグテール8が取付けられており、ピグテール8の端部には、ピグテール支え9が取付けられている。そして、ピグテール支え9は、ケース6の底部内側に底部に向けて突出した2個のフック10と底部との間に嵌合されて該フック10に係合しており、さらにピグテール支え9とブラシ7との間に介在されたスプリング11がブラシ7をケース6の外側へ押し出すように装着されている。
【0010】
ケース6は、真鍮などの導電性が良好で加工が容易な金属が好ましく、従前のブラシ装置に用いられるケースと同じものでよい。そして、ピグテール支え9は、同じく真鍮や銅などの導電性がよい材料でよく、ピグテール8がピグテール支え9に取り付けられるものであればよい。さらに、スプリング11は、導電性がなくてもよく、細く伸縮のスパーンが大きいものがよい。本発明の場合、前記のスプリング11は、その一部、例えば図のように少なくとも一巻き分が、前記ピグテール支え9と共にフック10の内奥側、すなわちフック10とケース6の底部との間にピグテール支え9と共に嵌合されて前記フック10に係合する構造となっている。そのため、前記フック10の先端部と前記底部との間には、前記ピグテール支え9及び前記スプリング11の少なくとも一巻き分を共に挿入し係合できる間隔を保有している。
図2において、ブラシ装置は、ケース6の先端開口部分からブラシ6が挿入される状態を示しており、ブラシ7に押されてスプリング11とピグテール8とが縮められるように圧縮された状態でフック10に押圧されており、この状態でさらにブラシ7をケース6に押し込むとフック10をピグテール支え9が乗り越えるように構成されている。
【0011】
図3において、ケース6には、端子12が形成されており、端子12は、ケース6の一部を切り曲げて外側へ突出するように構成されている。そして、この端子12は、整流子電動機に組み込まれた際、ケース6を介してブラシ7に通電するように配線されるためのものである。さらに、ケース6には、フック10を形成するため、ケース6の一部が切り曲げられてケース6の内側へ折り曲げられている。フック10には、スプリング11とピグテール支え9とがケース6の底部との間に係合するように構成されている。
【0012】
図4において、ブラシ装置は、ケース6の一方の側部に切り曲げによってフック10が形成されており、他方の側部に端子12が切り曲げによって形成されている。そして、ケース6の開放部分からブラシ7が挿入装着されている。
【0013】
図5において、ブラシ装置は、整流子電動機13に装着されており、整流子電動機13は、固定子14と回転子15とから構成されており、回転子15には、整流子16が備えられており、ブラシ7がスプリング11によって押圧接触するように構成されている。この整流子16は、ブラシ7に接触しながら回転するように構成されており、その間にブラシ7から回転子15に電流を流すように構成されている。そして、整流子電動機13は、電動工具などを構成するようになっている。
【0014】
この様な構成において、ブラシ装置は、ケース6を真鍮などの比較的薄い金属で断面が四角形の筒状になるよう形成し、その際、切り曲げによってフック10と端子12とを形成する。そして、ブラシ7にはピグテール8とそのピグテール8に接続されたピグテール支え9とを備え、さらに、ピグテール支え9とブラシ7との間に、ブラシ7を整流子に押圧するスプリング11を嵌合する。
【0015】
そして、ケース6に対してその先端開口部分よりブラシ7をピグテール支え9を先にして嵌合し、図2に示されるようにケース6の底部に向けて押し込む。この時、ピグテール支え9がケース6の底部付近に形成されたフック10に衝合することになるが、ブラシ7を強く押すことにより、フック10は、入れ勝手に形成されておりその剛性によって変形するように側壁側へ後退し、ピグテール支え9を底部側へと通し、さらに、スプリング11のピグテール支え9側の一部、例えば図1のように一巻き分程度がフック10を乗り越えてピグテール支え9と共にフック10の底部側へ嵌合し係合することになる。
【0016】
ケース6の底部のフック10に係合されたピグテール支え9とスプリング11とは、ブラシ7を強く引っ張らない限り、ケース6から抜けて出ることがなくなり、ピグテール支え9、スプリング11およびブラシ7を一体にしたブラシ装置を組み立てることができる。この様に組み立てられたブラシ装置は、図5に示された整流子電動機13に組み込むことができる。
【0017】
整流子電動機13に組み込まれたブラシ装置は、端子12から通電され、回転子15を回転させることができ、万一ブラシ7が磨耗した場合は、ケース6を取り出して交換するか、あるいは、取り出したケース6から磨耗したブラシ7を強く引っ張ってケース6から抜き取り、新しいブラシ7を押し込んで組み立てるか、いずれかの方法よって新しいブラシ7と交換することができる。
【0018】
この様にブラシ7をケース6から抜き取る場合、ブラシ7が強く引っ張られると、ピグテール8によってピグテール支え9が引っ張られ、ピグテール支え9は、フック10の部分で変形してケース6から抜けて出ることになる。この時、フック10は、ピグテール支え9が抜ける方向に向けて突出しているため、剛性によって変形することなく、柱の如く変形しにくい姿勢になり、ピグテール支え9が変形することになる。もちろん、ケース6ごと交換する場合は、ブラシ7をケース6から抜き取る必要はなく、整流子電動機13から取り出したブラシ装置全体を交換すればよい。
【0019】
この様なブラシ装置の組み立ては、ケース6にブラシ7を強く押し込むことで簡単に組み立てが行え、しかも、ピグテール支え9がフック10に嵌合すると、スプリング11によってブラシ7が押し出されるように作用してもピグテール8がフック10に嵌合されてケース6の底部に固定されたピグテール支え9との間に張設されるようにケース6からブラシ7の飛び出しを規制するため、一体となり、部品としての扱いが極めて便利になる。
【0020】
また、フック10にピグテール支え9と共にスプリング11の一巻き分程度を嵌合し係合するように構成するとスプリング11がケース6の底部で移動しなくなり、ブラシ7を押圧するのに安定する。
【0021】
【発明の効果】
本発明のブラシ装置は、ケースにブラシを押し込むことにより組み立てが完了し、構造が簡単なばかりか、フックにピグテール支えと共にスプリングの一部も係合しているため、組み立てなどの取扱い中や輸送中に何等かの衝撃で分解するといった障害の発生もなく、信頼性の高い部品として扱うことができ、その効果は、整流子電動機に組み込むブラシ装置として産業上の大きな効果が得られものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシ装置の縦断面図である。
【図2】本発明のブラシ装置の組み立て状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明のブラシ装置の横断面図である。
【図4】本発明のブラシ装置の斜視図である。
【図5】本発明のブラシ装置を使用した整流子電動機の縦断面図である。
【図6】従来のブラシ装置の縦断面図である。
【符号の説明】
6……ケース
7……ブラシ
8……ピグテール
9……ピグテール支え
10……フック
11……スプリング
12……端子

Claims (1)

  1. ピグテール及びピグテール支えを備えるブラシを該ブラシを整流子に押圧するためのスプリングと共に金属製のケースに挿入装着して組み立てられた、整流子電動機に用いられるブラシ装置であって、
    前記ケースを筒形のカップ状に形成し、
    このケースの側壁の内側に底部に向けて突出するフックを形成し、
    このフックの先端部と前記底部との間に、前記ピグテール支え及び前記スプリングの少なくとも一巻き分を共に挿入し係合できる間隔を保有させ
    前記ケースに対し先端開口部分より前記ピグテール支え及び前記スプリングを挿入すると共にブラシを押して前記フックと前記底部との間に前記ピグテール支え及び前記スプリングのピグテール支え側の一部を嵌合し係合させてなることを特徴とするブラシ装置。
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