JP3542972B2 - 電池収納部の液漏れ対策構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電池収納部の液漏れ対策構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように電池を用いて作動する様々な製品が知られている。このような製品の電池収納部は筐体の背面などに凹状に形成され、この収納部を蓋体などで覆うようにしている。
また、この収納部には電池の端子を接続するための電極が設けられ、この電極は収納部の壁に形成された挿通孔から内部の回路基板に導通線を介して接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、製品を長い間使用しなかったりして電池が古くなると、場合によっては電池に液漏れが生ずることがある。液漏れが生じた場合に発見が遅れると漏れ出した液体が前記挿通孔から製品の内部の回路基板などに到達し、製品の動作不良につながるという問題がある。
そこで、この発明は、電池に液漏れが生じた場合でも、漏れ出した液体を筐体の外部に導くことで筐体内の回路基板等に到達するのを防止できる電池収納部の液漏れ対策構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、筐体(例えば、実施形態における筐体2)に設けられた電池収納部(例えば、実施形態における電池収納部4)の壁(例えば、実施形態における底壁8)に孔(例えば、実施形態における挿通孔9,10)を形成し、電池収納部の壁の裏面であって前記孔を閉塞する位置にシート状部材(例えば、実施形態におけるシート状部材14)を貼付すると共にシート状部材と電池収納部の壁の裏面との間に前記孔に連通する隙間(例えば、実施形態における隙間S)を形成し、このシート状部材の端縁(例えば、実施形態における端縁14c)を筐体の表面で開口する排出孔(例えば、実施形態における排出孔17)に近接配置したことを特徴とする。
このように構成することで、電池から漏れ出した液体が電池収納部の壁の孔に至ると、液体はシート状部材と壁の裏面との間に形成された隙間を毛細管現象により移動して筐体の表面で開口する排出孔に至り、ここから外部に導くことができる。
【0005】
請求項2に記載した発明は、前記隙間が、筐体の壁の裏面に設けられたリブ(例えば、実施形態におけるリブ13)と前記シート状部材との間であって前記孔から排出孔に亘る部位に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、電池収納部に壁の孔に至ると、液体はシート状部材とリブとの間に形成された隙間をリブに沿って案内されながら毛細管現象により移動して排出孔に導くことが可能となる。
【0006】
請求項3に記載した発明は、前記孔が、電極(例えば、実施形態における負極側電極6、正極側電極7)と回路基板(例えば、実施形態における回路基板11)とを接続する導通線(例えば、実施形態における導通線12)の挿通孔を兼用していることを特徴とする。
このように構成することで、新たな孔を設ける必要がなくなり、従来から存在する孔を有効利用することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面と共に説明する。
図2に示すのは、電化製品などの装置1を裏側から見た斜視図である。
装置1の筐体2の壁3には、裏側に凹状の電池収納部4が形成されている。この電池収納部4には、例えば、電気的に直列に接続される8本の電池5が、互いに上下逆にして並列に収納される。尚、この電池収納部4には、図示しない蓋体が着脱可能に取り付けられ、電池収納部4を開閉可能としている。
【0008】
図6は電池収納部4を正面から見た図である。電池収納部4には前記電池5の負極に接触する負極側電極(電極)6と電池5の正極に接触する正極側電極(電極)7が各電池5に対応して8組設けられている。尚、負極側電極6はコイルスプリング状に形成されている。
電池収納部4の底壁(壁)8には、図6において右下側の負極側電極6に対応する位置と、左下側の正極側電極7に対応する位置に各々挿通孔(孔)9,10が形成されている。図7に示すように各挿通孔9,10は、筐体2内に設けられた回路基板11と負極側電極6、正極側電極7を接続する導通線12を挿通するための挿通孔である。この実施形態では負極側電極6用の挿通孔9は正方形状で正極側電極7用の挿通孔10はスリット状に形成されている。図7には、負極側電極6の挿通孔9を示している。
【0009】
図1に示すように、電池収納部4の底壁8の裏面には複数のリブ13が所定間隔をもって設けられている。このリブ13は図4に示すように筐体2の壁3の裏面と電池収納部4の側壁4aの裏面とのコーナ部分C及び段差部分Dに亘って設けられた三角形状のリブであり、両端のリブ13,13は幅方向の両端であって各挿通孔9,10に対応する位置に設けられている。
そして、図3に示すように前記電池収納部4の底壁8の裏面であって挿通孔9,10を塞ぐようにPET(熱可塑性ポリエステル)製のシート状部材14が貼付されている。尚、図3において電池収納部4の底壁8に対する重合部分をハッチングで示している。
【0010】
図5に示すように、シート状部材14は上半部14aにのみ接着剤が塗布され、下半部14bは下側にくの字状(図1参照)に折れ曲がる様に形状されたものである。前記上半部14aであって、前記各挿通孔9,10に対応する位置には、負極側電極6、正極側電極7を挿通させるための挿通用孔15,15が形成されている。また、各挿通用孔15の周囲には、破線で示すように接着剤を塗布しない部分16が下半部14bに亘って設けられている。したがって、前記各挿通孔9,10は接着剤を塗布しない部分16を介してシート状部材14の下半部14bで開放されることになる。
【0011】
そして、前記シート状部材14は図5にハッチングで示すように接着剤が塗布された上半部14aが電池収納部4の底壁8の裏面の下側に接着され、シート状部材14の下半部14bは、図4に示すように、上記リブ13の上縁13a(壁の裏面)に沿って配置され、リブ13の上縁13aとの間に前記挿通孔9,10に連通する隙間Sを形成することとなる。ここで、上記隙間Sは各挿通孔9,10に至った液体が毛細管現象で下側に移動できる間隔を有する。
また、前記シート状部材14の両側端縁14cの近傍に位置する前記筐体2の壁3には、筐体2の表面で開口する排出孔17,17が形成されている。
したがって、前記隙間Sは、電池収納部4に形成された各挿通孔9,10からシート状部材14の端縁14cに近接する各排出孔17に向かって連通することになる。尚、図7において、図示都合上シート状部材14は省略する。
【0012】
次に、この実施形態の作用について説明する。
装置1の筐体2の電池収納部4に電池5が収納された状態で、例えば、電池5が液漏れをした場合には、漏れ出した液体は電池収納部4の挿通孔9,10に至り、ここから筐体2内部に浸入しようとする。
【0013】
ところが、液体は、シート状部材14により内部への浸入を阻止され、シート状部材14の上半部14aの接着剤を塗布しない部分16から下半部14bに移動し、更に、シート状部材14とリブ13の上縁13aとの間に形成された隙間Sを毛細管現象により移動するため、最終的に図4に示すように筐体2の表面で開口する排出孔17,17から外部へ導かれる。
よって、漏れ出した液体が筐体2内の回路基板11に到達するのを防止して、電池5の液漏れが原因となる装置1の作動不良をなくすことができる。
【0014】
また、漏れ出した液体はリブ13の上縁13aに沿って移動するため、確実に排出孔17,17に導かれ外部に排出できる。その結果、仮に、使用者が気づかず排出孔17,17に液体を確認するまで電池交換を行わなかった場合でも回路基板11が漏れ出した液体でショートするようなことはない。
そして、図7に示すように前記漏れ出した液体を排出するための孔を、負極側電極6、正極側電極7と回路基板11とを接続する導通線12の挿通孔9,10で兼用しているため、新たな孔を設ける必要がなくなり、従来から存在する挿通孔を有効利用することができる。よって、従来品をそのまま用いて改良を施すことができる製造上でのメリットがある。
【0015】
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、電池収納部が存在すれば蓋体でこれを閉塞しない形式のものにも適用できる。また、シート状部材熱可塑性ポリエステルに限られず、それ以外のプラスチックや金属板でもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載した発明によれば、電池から漏れ出した液体が電池収納部の壁の孔に至ると、液体はシート状部材と壁の裏面との間に形成された隙間を毛細管現象により移動して筐体の表面で開口する排出孔に至り、ここから外部に導くことができるため、漏れ出した液体が筐体内の回路基板等に到達するのを防止することができる効果がある。したがって、電池の液漏れが原因となる製品の作動不良をなくすことができる効果がある。
【0017】
請求項2に記載した発明によれば、電池収納部に壁の孔に至ると、液体はシート状部材とリブとの間に形成された隙間をリブに沿って案内されながら毛細管現象により移動して排出孔に導くことが可能となるため、より確実に電池から漏れ出した液体を外部に排出できる効果がある。
【0018】
請求項3に記載した発明によれば、新たな孔を設ける必要がなくなり、従来から存在する孔を有効利用することが可能となるため、従来品をそのまま用いて改良を施すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の筐体の裏側から見た要部斜視図である。
【図2】この発明の実施形態の電池収納状態を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施形態の電池収納部の裏側の正面図である。
【図4】この発明の実施形態の図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】この発明の実施形態のシート状部材の正面図である。
【図6】この発明の実施形態の電池収納部の正面図である。
【図7】この発明の実施形態の図6のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 筐体
4 電池収納部
6 負極側電極(電極)
7 正極側電極(電極)
8 底壁(壁)
9,10 挿通孔(孔)
11 回路基板
12 導通線
13 リブ
14 シート状部材
14c 端縁
17 排出孔
S 隙間

Claims (3)

  1. 筐体に設けられた電池収納部の壁に孔を形成し、電池収納部の壁の裏面であって前記孔を閉塞する位置にシート状部材を貼付すると共にシート状部材と電池収納部の壁の裏面との間に前記孔に連通する隙間を形成し、このシート状部材の端縁を筐体の表面で開口する排出孔に近接配置したことを特徴とする電池収納部の液漏れ対策構造。
  2. 前記隙間が、筐体の壁の裏面に設けられたリブと前記シート状部材との間であって前記孔から排出孔に亘る部位に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電池収納部の液漏れ対策構造。
  3. 前記孔が、電極と回路基板とを接続する導通線の挿通孔を兼用していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電池収納部の液漏れ対策構造。
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