JP3541960B2 - 建設機械の3次元位置自動制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建設機械の3次元位置自動制御方法に関するものであり、特に、コンピュータを利用した3次元位置自動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の道路工事現場に於いては、測量結果に基づいて路面に白線を引くか或いは水糸を手作業にて張設し、熟練した作業員が前記白線または水糸を監視しながら建設機械の運転を行っていた。
また、図15に示すように所定間隔毎にスタンド1,1…を立設し、このスタンド1,1…にセンサロープ2を張設して工事面を表す基準計画線とする。そして、建設機械3の側部に突設したアーム4にセンサ5を設け、図16に示すように回動自在なセンサアーム6を前記センサロープ2へ圧接させ、該センサアーム6がセンサロープ2に対して所定角度を維持しながら倣うように建設機械3を前進させていく。
【0003】
ここで、前記建設機械3の作業位置が下降した場合は、センサ5がセンサロープ2へ接近するためセンサアーム6が上方へ回動する。然るときは、該センサアーム6が元の所定角度に復帰するようにアーム4を上昇させ、建設機械3の作業位置を修正する。即ち、センサ5によって検出した位置とアクチュエータの位置とを比較して位置偏差を求め、工事の基準計画線であるセンサロープ2との位置偏差を解消するようにフィードバック制御を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の白線または水糸を監視しながら建設機械の運転を行う方法は、人手による作業が中心となるため、熟練した作業員の不足から工事が遅延したり、目標精度を達成できないことが多くなっている。
また、フィードバック制御によって位置偏差を解消しようとする方法は、工事を実施する空間に於ける建設機械の座標データを計測し、計画作業面から算出される次回目標値との空間偏差のみを制御量の決定に使用している。即ち、偏差の変化速度を考慮していないため、過剰修正による不安定動作を起こすことがあり、基準を設定するときに生ずる測量誤差と計測ミスが発生する虞がある。
【0005】
更に、建設機械の計測座標の偏差に基づく制御方法の場合は、建設機械自身が傾斜しているときは、偏差の方向と偏差修正の方向とにずれが生じ、正しい修正動作ができないという欠陥がある。
そこで、建設機械の位置データと工事計画線データを照合し、3次元計画曲面を制御目標としたときの建設機械の反応遅れを解消し、道路工事に於ける省力化を図りつつ、高精度の施工を行うために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、工事計画線データから道路の3次元計画曲面データを算出するとともに、3次元位置計測手段により建設機械の3次元位置を計測し、建設機械の運動軌跡が前記3次元計画曲面データと一致するように位置修正用のアクチュエータを制御する建設機械の3次元位置自動制御方法に於いて、予め建設機械の変位量と運動速度から加速度を出力する位相面テーブルを設けておき、該位相面テーブルに基づいて前記アクチュエータの動作加速度を補正することを特徴とする建設機械の3次元位置自動制御方法を提供するものである。
また、制御量の加速度データが相互に異なる複数の位相面テーブルを設け、複数の制御系に対して個別に位相面テーブルを選択できるようにした建設機械の3次元位置自動制御方法を提供するものである。
また、建設機械とスクリードとにセンサを設け、該センサによりスクリードの対路面角度及び高さ方向の速度を検出し、前記対路面角度及び速度に基づいてスクリードの高さを補正する建設機械の3次元位置自動制御方法を提供するものである。
【0007】
【作用】
工事計画線データを外部から入力すると、このデータから3次元計画曲面が算出され、該3次元計画曲面のデータが保持される。また、建設機械の3次元位置を計測し、該3次元位置情報と前記3次元計画曲面とを照合する。
そして、建設機械の運動軌跡が前記3次元計画曲面に一致するように制御し、当該建設機械が最適な曲面を描くようにする。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図14に従って詳述する。図1は3次元位置自動制御装置の構成図であり、図2はそのブロック図である。図に於いて、符号11は建設機械の一例としてアスファルトフィニッシャを示し、機体の中央部にレベリングアーム12のピボット部を枢着し、その後端部にスクリード13を固設してある。該レベリングアーム12の上下動はレベリングシリンダ14にて行い、前輪15のステアリング操作はステアリングシリンダ16にて行う。
【0009】
このアスファルトフィニッシャ11にはコンピュータ17を積載しており、通信モデム18を介して地上の固定局19とデータの送受信を行い、該コンピュータ17からアクチュエータの制御部20へ指令を出し、後述するように作業装置の姿勢及び機体の移動方向を自動制御するように構成してある。更に、前記レベリングアーム12の後部近傍またはスクリード13にマスト21を立設し、その上端部に3次元位置計測用のターゲットとしてプリズムミラー22を設置する。尚、符号23はセンサであり、レベリングアーム12の傾斜角即ちスクリード13の縦断傾斜角を検出する。このほかにも複数個のセンサを設けて、スクリード13の横断傾斜角、レベリングシリンダ14やステアリングシリンダ16のストローク位置等を検出し、各検出値を前記コンピュータ17へ読み込む。
【0010】
一方、固定局19には自動追尾式トータルステーション24が設けられ、該トータルステーション24により前記プリズムミラー22の3次元座標を計測し、移動局であるアスファルトフィニッシャ11の位置を算出する。この3次元位置情報は固定局のコンピュータ25に読み込まれる。また、固定局のコンピュータ25には工事計画線データが入力され、3次元計画曲面のデータとして記録部26に保持される。そして、通信モデム27を介して前記アスファルトフィニッシャ11に積載したコンピュータ17とデータの送受信を行い、アスファルトフィニッシャ11の動作を自動制御する。尚、符号28は電源部である。
【0011】
図3は3次元位置自動制御方法を示す解説図であり、プリズムミラーを備えた基準ポスト29,29…を計画道路に沿って設置し、予め各基準ポスト29,29…の絶対座標を測定しておく。そして、前記トータルステーション24の計測可能距離が例えば約150m程度とすれば、各基準ポスト29,29…の間隔を約300mとし、その略中間位置に固定局19を設置する。前述したように、固定局19には夫々トータルステーション24及びコンピュータ25を設けてあるので、該トータルステーション24にて基準ポスト29に対する相対位置を計測し、該トータルステーション24の絶対座標を求めてコンピュータ25に記憶しておく。
【0012】
次に、予め準備された道路施工計画の工事計画線データを固定局19のコンピュータ25へ入力する。工事計画線データは道路の計画中心線30の水平線形、縦断勾配(矢印A,A)、横断勾配(矢印B,B)、左右幅員、拡幅からなり、先ず計画中心線を表す直線、クロソイド曲線(緩和曲線)、単曲線の各起点及び終点の2次元座標(xy座標)と曲率等のパラメータから、図4に示すように計画中心線Lの座標を一定間隔(例えば0.3m)で算出する。
【0013】
また、計画中心線Lの高さ変化を表す直線、クロソイド曲線、単曲線の各起点及び終点のz座標とパラメータから、前記計画中心線Lに高さ情報を付加する。更に、横断勾配、勾配変化点、左右幅員、拡幅条件から前記計画中心線Lの座標から幅員方向へ一定間隔(例えば0.3m)に高さを算出する。この際、必要に応じて平滑化処理を行い、横断曲面変化点での勾配変化を滑らかにする。
【0014】
このように、前記工事計画線データから道路の進行方向と幅員方向による2次元メッシュの3次元データが生成され、表1に示すように道のり幅員参照テーブルが算出される。
【0015】
【表1】
Figure 0003541960
【0016】
そして、計画された路面上のxy座標から素早く計画z座標を得るために、図5に示すように、xy座標の一定間隔(例えば0.3m)毎のz座標を演算し、表2に示すようにxy座標参照テーブルを作成する。
【0017】
【表2】
Figure 0003541960
【0018】
このテーブルは路面上のxy座標を全て包含し、路面でない個所はz座標が空白となっている。尚、前記道のり幅員参照テーブル(表1)からxy座標参照テーブル(表2)へ変換する際に、テーブルの間隔以下については所定の補完計算(直線補完或いはスプライン補完)が行われる。
斯くして、人力された工事計画線データから3次元計画曲面が算出され、固定局19の記録部26に保持される。尚、道路の上下線工事情報から左右幅員及び横断勾配を上下線別々に算出し、上下線個別の3次元計画曲面を算出することも可能である。そして、前記アスファルトフィニッシャ11が実際に作業を行う動作経路を、スクリード13の幅に応じて作業予定線Lwとして算出する。該作業予定線Lwは、前記計画中心線Lcに平行且つ一定間隔で計算され、そのxy座標はアスファルトフィニッシャ11の後車軸の左右中心位置であり、z座標はスクリードの底面後端中央の高さである。また、該作業予定線Lwのデータには、xyzの3次元座標のほかに縦断勾配、横断勾配、曲率半径等のパラメータが含まれる。
【0019】
次に、固定局19に於けるアスファルトフィニッシャ11の位置測定制御について説明する。前記トータルステーション24により、アスファルトフィニッシャ11に設置されたプリズムミラー22の現在位置データを継続的に読み込む。読み込まれた3次元位置の現在xy座標と前回xy座標から車両移動方向を算出し、これにより車両の向きを推定する。そして、予め求めてある車両の幾何学的な形状データを利用し、前記プリズムミラー22の3次元位置から座標変換によって、後車軸の左右中心位置のxy座標とスクリード13の左右末端部のxy座標とを算出する。之等xy座標に基づき、前記xy座標参照テーブル(表2)によって同位置での計画z座標を求める。
【0020】
ここで、前記トータルステーション24による計測データにはノイズが含まれているため、継続的に読み込んだ計測データの前回までの数回分(例えば5〜10回分)について、その都度時刻に対する一次式を求め、該一次式に適合する座標値を採用することによって直線補完し、ノイズの影響を除去する。そして、アスファルトフィニッシャ11とトータルステーション24との間に障害物が存在した場合には計測データが得られなくなるが、然るときは、トータルステーション24に設けられた異常検出手段により、3次元位置情報が欠落したことを認識する。また、トータルステーション24の計測データのノイズが所定値より大であるときや、計測データのばらつきが大きいときは、前記一次式による補完が精度良く行えなくなり、この場合は異常状態とみなす。
【0021】
而して、前記トータルステーション24によって計測したプリズムミラー22の3次元位置、及びアスファルトフィニッシャ11の車両の向き、並びにスクリード13の左右末端部での計画z座標のデータを、固定局19の通信モデム27からアスファルトフィニッシャ11の通信モデム18へ送信し、アスファルトフィニッシャ11に積載したコンピュータ17へデータを転送する。尚、前述したように、3次元位置情報が欠落した場合や異常状態とみなした場合には、その計測データはアスファルトフィニッシャ11へ送信せず、異常であることを送信する。
【0022】
次に、アスファルトフィニッシャ11に於ける車両制御について説明する。前記センサ23をはじめとする複数個のセンサにより、スクリード13の縦断傾斜及び横断傾斜、レベリングシリンダ14の位置、ステアリングシリンダ16の位置を検出し、各検出値をコンピュータ17へ読み込む。そして、通信モデム18を介して受信した固定局19からのデータと、スクリード傾斜及び車両の幾何学的な形状データから、座標変換によって後車軸の左右中心位置の計測xy座標並びにスクリード13の左右末端部での計測z座標を算出する。
【0023】
而して、該後車軸の左右中心位置の計測xy座標から前述した作業予定線Lへ垂線を下ろし、作業予定線L上での現在位置を決定する。このとき、車両の大きさと、ステアリング動作及びレベリング動作の時間的遅れとを考慮して、前記作業予定線Lのデータを先読みし、少し進んだ位置での縦断勾配、横断勾配、曲率等を参照して現在の制御目標とする。特に、ステアリングに関しては、後車軸から約3m程度前方に前輪があるため、それに相当する分だけ先読みが必要である。また、作業予定線Lの縦断勾配が大であるときは、後車軸からスクリード13までの距離に相当する分だけ後読みして、スクリード13の左右末端部でのz座標を制御する。
【0024】
ここで、スクリード13の高さ方向の動作予測と補正制御について説明する。図6に示すように、スクリード13は路面に対して一定の角度θで接しているときに車両進行に対して水平に動作する。この対路面角度θが大になるとスクリード13が制御部(コンピュータ17)により上方へ動作するように駆動され、対路面角度θが小になるとスクリード13が下方へ動作するように駆動される。水平動作時のスクリード角を安定角と呼び、この安定角からの角度ずれと高さ方向の移動速度との関係は、予め実験データにより求めておく。一般にスクリード13の高さの変化は緩慢であり、計測座標の履歴からでは高さ方向の速度を精度良く算出できないため、スクリード角から高さ方向の速度を推定する。
【0025】
図7に示すように、舗装材の種類等を考慮した機械固有の水平動作時安定角θと、先読みした作業計画線の縦断勾配とから安定角仮定値θを算出する。次に、センサによって検出したスクリード13の計測z値と、固定局19から送信された計画z値との差を高さ誤差△zとし、計測されたスクリード角をθとすれば、該スクリード角θと前記安定角仮定値θとの差から、実験式により高さ方向の修正速度Vzを求める。
【0026】
そして、上記高さ誤差△zと高さ方向の修正速度Vzから、後述する位相面制御(スクリードの底面が3次元計画曲面と一致するようにスクリードのレベリング動作を制御する機能)によって高さ方向の加速度(速度増加量)指令を求める。該加速度指令は演算部にてスクリード角変更量に変換され、これに縦断勾配の変化に対応した前記安定角仮定値θを加算し、この角度変化を生じる位置にレベリングシリンダ14を作動させるように高さ変更量が算出される。即ち、スクリード13の接地点の実際の高さを位置偏差とせず、スクリード13の動作角度を位置偏差に表すことにより、制御指令を容易にしている。
【0027】
一方、ステアリングの動作予測と補正制御について説明すれば、図8に示すように、前記作業予定線Lの曲率に沿って走るための機械個有の安定ステアリング角は予め決まっており、先読みした安定ステアリング角仮定値θroを算出するとともに、センサによって現在のステアリング角θr1を計測する。また、固定局19から得た作業予定線Lのxy座標データと、後車軸の左右中心位置の計測xy座標を照合し(計測xy座標から作業予定線Lへ垂線を下ろす)、作業予定線L上での現在位置及び半径方向の変位ΔR(作業予定線Lからの距離)を参照する。また、車両方向の計測データと計画データのずれから、実験式により半径方向の修正速度Vを求める。
【0028】
そして、上記半径方向の変位ΔRと修正速度Vから、後述する位相面制御によって半径方向の加速度(ステアリング回転量)指令を求める。演算部では、該加速度指令に前記安定ステアリング角仮定値θroを加算して、次回ステアリング角θを求め、この次回ステアリング角θと現在のステアリング角θr1との差からステアリング変更量を算出する。
【0029】
次に、前述した位相面制御について説明する。位相面は制御しようとする対象の変位量と運動速度の2次元平面で構成され、該平面上にファジーメンバーシップ関数を配置し、出力として加速度を設定しておく。加速度の設定により制御系の動作が変るため、誤差の発生状況と計測データの精度等、対象の性質に応じて最適なパターン設定が必要である。
【0030】
ファジー制御ルールの設定と、位相面上の軌跡及び実際の変位の修正状況は、図9乃至図11に示したようになる。各図(a)は位相面テーブルの夫々の一例を示し、各図(b)は該位相面テーブルに於ける変位量と時間の経過との関係を示したものである。図9に示す位相面制御では、出力としての加速度の配置パターンが速度に対して急峻であり、変位▲1▼の位置では加速度が「+++」と極めて大きい。従って、▲1▼から▲2▼の位置までは速度の上昇が早く、短時間で変位を減少するように制御するため、変位のグラフが急峻である。
【0031】
▲2▼の位置で加速度が「+」から「−」へ切り替わり、運動速度が急激に低下していき、▲3▼の位置で変位が零となる。然し、運動速度は急に零とはならないので、▲3▼から▲4▼の位置のように反対方向へ変位することになる。そして、この反対方向の変位を修正するために▲4▼から▲5▼の位置に於て逆方向の運動速度をやや大とし、▲5▼の位置で逆方向の加速度「+」を得るが、▲6▼の位置で変位零をオーバーして▲7▼の位置で収束する。即ち、同図に示した位相面制御は、変位の修正を迅速に行うことができるが、修正過多となって安定性が悪いものとなる。
【0032】
また、図10に示す位相面制御では、出力としての加速度の配置パターンが速度に対して平坦であり、変位が▲1▼のときは加速度が「+」と小である。従って、▲1▼から▲2▼の位置まで緩慢に速度が上昇し、▲2▼の位置で加速度が「0」となって、一定の運動速度で変位が減少していく。▲3▼の位置で加速度が「−」となり、運動速度が減少して▲4▼の位置で変位が零となるが、運動速度は▲5▼の位置で零となる。即ち、同図に示した位相面制御は、修正時の安定性は良好であるが、変位の修正が緩やか過ぎて時間が掛かる。
【0033】
更に、図11に示す位相面制御では、変位が大のときは加速度の配置パターンが速度に対して平坦であり、変位が小のときは加速度の配置に傾斜をもたせてある。変位が▲1▼のときは加速度が「++」と「+」の境界部分であり、▲1▼から▲2▼の位置までは速度の上昇が比較的早い。▲2▼から▲3▼の位置までは加速度が「0」となり、一定の運動速度で変位が減少していく。▲3▼の位置で加速度が「−」となり、運動速度が減少して▲4▼の位置で加速度が「0」となり、▲5▼の位置で運動速度及び変位の双方が零となって収束する。即ち、同図に示した位相面制御は、迅速に修正が行われ且つ修正過多も生じない理想的なパターンである。尚、同図に示すような制御を行うためには、実験により位相面テーブルの修正を行う必要がある。
【0034】
アスファルトフィニッシャに於けるスクリードの高さ制御に関しては、高い精度が要求されるとともに修正の滑らかさも要求されるため、図11に示したようなパターンで、且つ、最大の修正速度も抑止するような制御方法を用いる。これに対して、ステアリング制御に関しては位置の絶対精度はあまり要求されないため、図10に示したようなパターンに近似した制御方法を用いる。即ち、本発明では偏差修正速度と動作の円滑度とによって、位相面テーブルを選択できるようにする。
【0035】
ここで、固定局19からアスファルトフィニッシャ11に対して異常である旨の送信があったとき、或いは各センサの検出値に欠落や異常が生じたときは、前記作業予定線Lから車両の進行方向を参照し、移動速度分だけ進行したものとみなしてxy座標を推定する。また、このときのスクリードの高さ誤差Δzと、作業予定線Lからの半径方向の変位ΔRの双方を零とみなし、作業予定線Lに沿った見込み運転を一定時間継続する。そして、一定時間経過後はアスファルトフィニッシャ11の運転を停止し、異常状態の復旧を待機する。
【0036】
尚、前述したスクリードの安定角、スクリード角と高さ方向の速度の関係式、位相面テーブル等は制御パラメータであり、舗装材をはじめとする各種条件によって大きく変化するため、現地での調整が必要である。本発明では、之等制御パラメータを自動調整する。例えば、スクリードの安定角に誤差が生じた場合、常に高さ方向のプラス側或いはマイナス側の片側へずれるので、位相面テーブル参照時に変位の履歴をとり、一定期間内の誤差発生に偏りがあるときには安定角を変更して偏りを減少させるように自動制御を行う。
【0037】
図12は他の実施例を示し、固定局19には3次元位置計測手段として自動追尾式トータルステーション24と、通信モデム27及び電源部28とを設け、移動側のアスファルトフィニッシャ11には計算機構部としてコンピュータ17及び記録部26を搭載する。工事計画線データをアスファルトフィニッシャ11に搭載したコンピュータ17へ入力し、3次元計画曲面のデータとして記録部26に保持する。そして、固定局19のトータルステーション24により、アスファルトフィニッシャ11のプリズムミラー22の3次元座標を計測し、この3次元位置情報が通信モデム27及び18を介して移動側のコンピュータ17に読み込まれ、アスファルトフィニッシャ11の動作を自動制御する。斯くして、固定局19と移動側のアスファルトフィニッシャ11でコンピータ19を共用化することができ、構成が簡素化される。
【0038】
図13は更に他の実施例を示し、アスファルトフィニッシャ11にトータルステーション24を積載してコンピュータ17に接続する。該コンピュータ17には予め工事計画線データを入力しておき、このデータに基づいて3次元計画曲面を算出して記録部に保持する。そして、該トータルステーション24にて基準ポスト29に対する相対位置を計測し、該トータルステーション24の絶対座標からアスファルトフィニッシャ11の後車軸の左右中心位置を算出する。各センサの検出値及び車両の幾何学的な形状データ等から現在の3次元位置情報を求め、該3次元位置情報と前記3次元計画曲面とを照合し、双方が一致するように制御する。従って、固定局を設置する必要がなく、固定局用のコンピュータ並びに通信モデム等の設備が不要となる。
【0039】
また、本発明の3次元位置自動制御方法は、アスファルトフィニッシャ1台のみを制御するだけではなく、他の建設機械を同時に制御することも可能である。例えば、図14に示すように、アスファルトフィニッシャ11の後方にマカダムローラ31及びタイヤローラ32を待機させ、前記アスファルトフィニッシャ11と同様にして、夫々の車体へコンピュータ17,17を積載するとともに、プリズムミラー22,22及び姿勢制御装置等を設置する。そして、固定局19のトータルステーション24にてアスファルトフィニッシャ11、マカダムローラ31、タイヤローラ32を順次自動追尾して夫々の3次元位置を計測することにより、1台の固定局19にて複数の建設機械を管理することができ、アスファルトの敷き均し、初期転圧、仕上げ等の各作業を連続的に自動制御できる。
【0040】
尚、図示は省略するが、このほかにブルドーザやグレーダに於けるブレードの高さ制御や、ショベルカーに於けるバケットの水平引きの制御等にも応用できる。
而して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0041】
【発明の効果】
本発明は上記一実施例に詳述したように、建設機械の3次元位置情報と工事計画線データから算出した3次元計画曲面とを照合し、各種の偏差を総合的に捉えて最適な移動曲面を描くように制御するため、従来の各種偏差を夫々独立して把握する制御方法に比較して、円滑且つ高精度の偏差修正を行えるようになり、道路工事に於ける省力化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、3次元位置自動制御装置の構成図。
【図2】3次元位置自動制御装置のブロック図。
【図3】3次元位置自動制御方法を示す解説図。
【図4】工事計画線を示す図。
【図5】工事計画線のxy座標を示す図。
【図6】スクリードの要部側面図。
【図7】スクリードの高さ方向の制御を示すブロック図。
【図8】ステアリングの制御を示すブロック図。
【図9】(a)は位相面テーブルの一例を示す図、(b)は(a)に示した変位量と時間の経過との関係を示すグラフ。
【図10】(a)は位相面テーブルの他の一例を示す図、(b)は(a)に示した変位量と時間の経過との関係を示すグラフ。
【図11】(a)は位相面テーブルの更に他の一例を示す図、(b)は(a)に示した変化量と時間の経過との関係を示すグラフ。
【図12】3次元位置自動制御方法の他の実施例を示す解説図。
【図13】3次元位置自動制御方法の更に他の実施例を示す解説図。
【図14】3次元位置自動制御方法の更に他の実施例を示す解説図。
【図15】従来の制御方法を示す解説図。
【図16】従来のセンサ部分を示す斜視図。
【符号の説明】
11 アスファルトフィニッシャ
13 スクリード
14 レベリングシリンダ
16 ステアリングシリンダ
17,25 コンピュータ
19 固定局
20 制御部
22 プリズムミラー
23 センサ
24 トータルステーション
26 記録部
30 道路中心線
計画中心線
作業予定線

Claims (3)

  1. 事計画線データから道路の3次元計画曲面データを算出するとともに、3次元位置計測手段により建設機械の3次元位置を計測し、建設機械の運動軌跡が前記3次元計画曲面データと一致するように位置修正用のアクチュエータを制御する建設機械の3次元位置自動制御方法に於いて、
    予め建設機械の変位量と運動速度から加速度を出力する位相面テーブルを設けておき、該位相面テーブルに基づいて前記アクチュエータの動作加速度を補正することを特徴とする建設機械の3次元位置自動制御方法。
  2. 制御量の加速度データが相互に異なる複数の位相面テーブルを設け、複数の制御系に対して個別に位相面テーブルを選択できるようにした請求項1記載の建設機械の3次元位置自動制御方法。
  3. 建設機械とスクリードとにセンサを設け、該センサによりスクリードの対路面角度及び高さ方向の速度を検出し、前記対路面角度及び速度に基づいてスクリードの高さを補正する請求項1または2記載の建設機械の3次元位置自動制御方法。
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