JP3541665B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両に搭載される内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の中には、例えば特開平8−105352号公報に示されているように、表面にリチウム元素を含むセラミック被覆層,チタン被覆層,マグネシウム被覆層,耐アルカリ性金属を含む被覆層,等を有する部材で内燃機関の燃焼室を構成することによって、該燃焼室表面のデポジット堆積を抑制するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の技術では燃焼室内での混合気の燃焼によって生じる煤や、燃焼室内に進入した潤滑油、あるいは燃料の未燃分が燃焼室内面に付着して生成されるデポジットの離脱を、該燃焼室を構成する部分の金属表面に設けたセラミック被覆層等によるデポジットの付着力低下にのみ頼っているため、長期間の運転により燃焼室表面に、デポジットが付着する核になる前駆物質が生じると急速にデポジットの付着が進行して、燃焼室容積の変化による燃焼の悪化や、点火プラグによる点火以前の混合気着火に起因する燃焼の悪化,およびデポジットから発生排出される未燃HC等の排気成分の増加、等の問題が生じる可能性がある。
【0004】
そこで、本発明はデポジットの原因となる潤滑油や未燃燃料等の有機物質の分解作用が得られて、燃焼室内表面等へのデポジットの生成を回避することができる内燃機関を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、燃焼室の内面を構成する部品の表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成して、酸化チタン層を形成したことを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、少くともピストン冠面の外周部分と、シリンダヘッドのシリンダボアとの境界付近の環状領域部分を含むことを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明にあっては、請求項1,2に記載の燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、吸気弁および排気弁の傘部を含むことを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載の燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、シリンダヘッドとシリンダブロック、およびこれら両者間に介装したヘッドガスケットで形成される隙間の表面を含むことを特徴としている。
【0009】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4に記載の燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、点火プラグの放電面以外の金属部分を含むことを特徴としている。
【0010】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5に記載の燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、燃焼室に設けられた燃料噴射弁の燃焼室露出部分を含むことを特徴としている。
【0011】
請求項7の発明にあっては、請求項1〜6に記載の燃焼室に続く排気ポートの内表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成し、酸化チタン層を形成したことを特徴としている。
【0012】
請求項8の発明にあっては、請求項7に記載の排気ポートに続く排気マニホルドの内表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成し、酸化チタン層を形成したことを特徴としている。
【0013】
請求項9の発明にあっては、請求項1〜8に記載の酸化チタンが、アナターゼ型結晶の微粒子であることを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、燃焼室での混合気の燃焼によって発生する光で、該燃焼室内面に設けた酸化チタン層の酸化チタン微粒子による光触媒作用が得られ、デポジットの原因となる潤滑油や未燃燃料等の有機物が分解されて、燃焼室内面に生成し、又は、生成しかけたデポジットを離脱させ易くして該燃焼室内面にデポジットが付着するのを回避することができる。
【0015】
特に、酸化チタン層は酸化チタン微粒子を混入したシリカゾルを燃焼室構成部品の表面に塗布して焼成してあるため、金属表面との固着性,電気絶縁性,および光活性に優れ、光触媒効果を高めることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、ピストンとシリンダブロックとの摺接面から燃焼室内に進入する潤滑油が付着し易いピストン冠面の外周部分と、シリンダヘッドのシリンダボアとの境界付近の環状領域部分を含んでいるため、これら最も潤滑油が付着し易い部分での潤滑油付着に起因するデポジットの発生を回避することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、吸気弁および排気弁の傘部を含んでいるため、これら吸気弁,排気弁の傘部の燃焼室側の表面では煤や未燃燃料に起因するデポジットの付着抑制効果が得られ、また、吸気弁の吸気ポート側の表面では吸気ポートから燃焼室に進入する燃料の付着に起因するデポジットの付着抑制効果が、および排気弁の排気ポート側の表面では燃焼室から排気ポートに流出する未燃燃料や煤の付着に起因するデポジットの付着抑制効果が得られる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、シリンダヘッドとシリンダブロック、およびこれら両者間に介装したヘッドガスケットで形成された隙間の表面を含んでいるため、これらシリンダヘッドとシリンダブロックとの間のクエンチング(消炎)隙間に進入する潤滑油や燃料の付着に起因するデポジット付着抑制効果が得られる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の発明の効果に加えて、燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、点火プラグの放電面以外の金属部分を含んでいるため、煤や未燃燃料の付着に起因する点火プラグの放電面周りへのデポジットの付着抑制効果が得られる。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の発明の効果に加えて、筒内噴射式火花点火機関の場合、燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、燃焼室に設けられた燃料噴射弁の燃焼室露出部分を含んでいるため、煤および噴射後の燃料、あるいは潤滑油の付着に起因する燃料噴射弁先端部分へのデポジットの付着抑制効果が得られる。
【0021】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の発明の効果に加えて、燃焼室に続く排気ポートの内表面にも、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成することによって酸化チタン層を形成してあるため、後期燃焼が持続される排気ポート内でも燃焼によって発生する光で酸化チタン層での光触媒作用が発揮され、煤や未燃燃料の付着に起因する排気ポート内面のデポジット付着抑制効果が得られる。
【0022】
請求項8に記載の発明によれば、請求項7の発明の効果に加えて、排気ポートに続く排気マニホルドの内表面にも、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成することによって酸化チタン層を形成してあるため、後期燃焼が持続される排気マニホルド内でも燃焼によって発生する光で酸化チタン層での光触媒作用が発揮され、煤や未燃燃料の付着に起因する排気マニホルド内面のデポジット付着抑制効果が得られる。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8の発明の効果に加えて、酸化チタンとして最も光活性能力の高いアナターゼ型結晶の微粒子を用いているため、前記煤や未燃燃料等の有機物質をアナターゼ型結晶の酸化チタン微粒子の光触媒機能によって分解して、デポジットの付着抑制効果をより一層高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0025】
図1において、1はシリンダブロック、2はピストン、3はシリンダヘッド、4はこれらシリンダブロック1,ピストン2,およびシリンダヘッド3で形成される燃焼室を示す。
【0026】
この燃焼室4の内面を構成する部品の表面、具体的には前記ピストン2の冠面、およびシリンダヘッド3の内面には、図2にも示すように酸化チタン21の微粒子を混入したシリカゾル22を塗布してこれを焼成することによって酸化チタン層20を形成して、燃焼室4で混合気の燃焼により発生する光で該酸化チタン層20で光触媒反応が生じるようにしてある。
【0027】
酸化チタン層20の形成に用いられる酸化チタン21としては、光活性能力が最も高いアナターゼ型結晶の微粒子、より好ましくは粒径が1〜20nmの微粒子を用いるとよい。
【0028】
酸化チタン21の微粒子の粒径が前記範囲よりも小さいと、シリカゾル22と攪拌した際に酸化チタン21の微粒子が凝集してしまい、また、粒径が前記範囲よりも大きいと酸化チタン21の光活性が極端に低下してしまう。
【0029】
一方、酸化チタン21の微粒子を混入するシリカゾル22の充填割合は5〜40%にすることが好ましい。
【0030】
これは、酸化チタン層20の前記ピストン2冠面およびシリンダヘッド3内面等の金属表面との密着性と、該酸化チタン層20の被膜の均一性および耐久性を得るためには前記充填割合が5%以上は必要であり、また、充填割合が40%を越えてしまうと酸化チタン21の光活性不良を生じてしまう。
【0031】
また、酸化チタン層20はシリカゾル22が樹脂化する300℃以上の温度で焼成するが、700℃以上の高温側では酸化チタン21の結晶がアナターゼ型からルチル型に変化してしまうため、700℃よりも低温側で焼成することが肝要であり、特に、酸化チタン層20を前述のようにピストン2,シリンダヘッド3等のアルミニウム部品に設ける場合、これらアルミニウム部品の耐熱性を考慮して焼成温度の上限を350℃〜400℃とすることが望ましい。
【0032】
このようにしてピストン2の冠面とシリンダヘッド3の内面とに酸化チタン層20を形成した場合、燃焼室4内では図7に示すように混合気の燃焼過程で生じる分子の特定波長の発光が存在し、特に酸化チタン21の光触媒の作用が活発となる約400nm以下の波長の紫外線発光が生じ、このため、ピストン2冠面やシリンダヘッド3内面に付着した煤や未燃HCおよび潤滑油成分等の有機物質が、この酸化チタン21の光触媒反応によって分解される。
【0033】
図8は同一条件でエンジンを運転した場合の酸化チタン層20の有無によるピストン2冠面における有機物付着のガスクロマトグラフによる分析結果を示しており、酸化チタン層未処理のものでは同図の(ロ)に示すように、検出時間が9.6分,14.3分,16.4分,18.1分,19.6分,23.2分,24.4分の各時間帯で分子数の大きな炭化水素(HC)が検出されるが、酸化チタン層処理のものでは同図の(イ)に示すように炭化水素(HC)は検出されず、ピストン2冠面の酸化チタン層20での光触媒機能が発揮されたことが判る。
【0034】
一方、図9はこれら酸化チタン層20の処理,未処理の各ピストン冠面における金属成分を検出した分析結果を示すもので、(イ)は酸化チタン層未処理品を、(ロ)は酸化チタン層処理品を示し、何れの場合もピストン2の冠面には潤滑油成分に特徴的なカルシウム(Ca)やリン(P)が略同様に検出されている。
【0035】
これらの分析結果から、少なくとも潤滑油は酸化チタン層20の処理,未処理の何れのピストン2冠面にも付着するものの、酸化チタン層20の処理品では炭化水素(HC)が分解されて清浄化されることが判る。
【0036】
前述の潤滑油はピストン2とシリンダブロック1との摺動面を伝って燃焼室4内に進入し、従って、この潤滑油の付着はピストン2の冠面でもその外周部分、およびシリンダヘッド3のシリンダボアとの境界付近の環状領域部分が多くなる傾向にある。
【0037】
そこで、前記酸化チタン層20はこれらピストン2の冠面の外周部分、およびシリンダヘッド3のシリンダボアとの境界付近の環状領域部分に設けるだけでも有効である。
【0038】
ここで、燃焼室4内には吸気弁5,排気弁6の各傘部5a,6aが臨設配置されると共に、点火プラグが突出配置され、従って、これら吸,排気弁5,6および点火プラグも燃焼室4の内面を構成する部品となる。
【0039】
そこで、これら吸,排気弁5,6および点火プラグ7にも前述のようにして酸化チタン層20を設けることにより、燃焼室4内のデポジット対策がより有効となる。
【0040】
吸気弁5および排気弁6については、酸化チタン層20は各傘部5a,6aの燃焼室4側の面だけでもよいが、図3に示すように各傘部5a,6aの全表面と、各ステム5b,6bの吸気ポート8,排気ポート9に露出する部分に酸化チタン層20を設けることが望ましい。
【0041】
また、点火プラグ7については、図4に示すように中心電極7aとアース側電極7bの放電面以外の金属部分に酸化チタン層20を形成する。
【0042】
このように、吸,排気弁5,6に酸化チタン層20を設けることにより、各傘部5a,6aの燃焼室4側の表面では煤や未燃燃料等の有機物質が前述のように酸化チタン層20での光触媒反応によって分解されてデポジットの付着抑制効果が得られ、また、同様に吸気弁5の吸気ポート8側の表面では吸気ポート8から燃焼室4に進入する燃料の付着に起因するデポジットの付着抑制効果が、および排気弁6の排気ポート9側の表面では燃焼室4から排気ポート9に流出する燃焼ガス中の未燃燃料や煤の付着に起因するデポジットの付着抑制効果が得られ、かつ、デポジットの付着によるこれら吸,排気弁5,6のスティックを回避することができる。
【0043】
また、点火プラグ7にあっては前述と同様に酸化チタン層20の存在により、該点火プラグ7の放電面周りへのデポジットの付着を回避することができる。
【0044】
前記シリンダブロック1とシリンダヘッド3との間には金属製のヘッドガスケット10が介装される関係上、これらシリンダブロック1とシリンダヘッド3との間にはヘッドガスケット10の厚み相当のクエンチ(消炎)隙間Cが生じる。
【0045】
そこで、このクエンチ隙間Cの表面にも図5に示すように酸化チタン層20を形成することによって、燃焼室4内の総合的なデポジット対策を行うことができる。
【0046】
即ち、前述のようにシリンダブロック1とシリンダヘッド2との結合部分にクエンチ隙間Cが存在していると、該隙間Cに潤滑油や燃料が進入付着してデポジット発生の原因となるが、これらクエンチ隙間Cに進入して表面に付着する有機物質は、酸化チタン層20での光触媒反応により分解され、デポジットの堆積が回避される。
【0047】
筒内噴射式火花点火機関では、図1の破線で示すように燃焼室4内に燃料噴射弁11が設置される。
【0048】
そこで、このような筒内噴射式火花点火機関にあっては、図6に示すように燃料噴射弁11の燃焼室4内に露出する部分にも前述と同様に酸化チタン層20が形成される。
【0049】
このように燃料噴射弁11の燃焼室露出部分に酸化チタン層20を形成することにより、煤および噴射後の燃料、あるいは潤滑油の付着に起因する燃料噴射弁先端部へのデポジットの付着抑制効果が得られて、燃焼室4のデポジット対策を徹底することができる他、燃料噴射弁先端部分へのデポジット付着に起因する燃料噴射角度や燃料噴射量等が変化するのを回避できて燃焼の安定性と出力の向上を図ることができる。
【0050】
一方、前記燃焼室4内の燃焼ガスは排気行程で排気ポート9へ排出されるが、この排気ポート9およびこれに続く排気マニホルド12内でも燃焼が継続され、酸化チタンの光触媒反応に有効な燃焼光が発光される。
【0051】
そこで、これら排気ポート9および排気マニホルド12の内表面にも、図1に示すように前述と同様にして酸化チタン層20を形成することによって、後期燃焼が持続されるこれら排気ポート9および排気マニホルド12内でも前記酸化チタン層20での光触媒作用が発揮され、煤や未燃燃料の付着に起因するデポジットの堆積を防止でき、筒内圧への影響を回避して燃焼の安定性および出力の向上を図るこができると共に、有害排気成分の低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態における酸化チタン層の断面図。
【図3】本発明の一実施形態における吸,排気弁の説明図。
【図4】本発明の一実施形態における点火プラグの説明図。
【図5】本発明の一実施形態のヘッドガスケット介装部分の断面図。
【図6】本発明の一実施形態における燃料噴射弁の説明図。
【図7】燃焼室内における燃焼光の波長特性を示す説明図。
【図8】有機物質の付着分析結果を示す説明図。
【図9】ピストン冠面のオイル付着分析結果を示す説明図。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2 ピストン
3 シリンダヘッド
4 燃焼室
5 吸気弁
6 排気弁
7 点火プラグ
8 吸気ポート
9 排気ポート
10 ヘッドガスケット
11 燃料噴射弁
12 排気マニホルド
20 酸化チタン層
21 酸化チタン
22 シリカゾル
Claims (9)
- 燃焼室の内面を構成する部品の表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成し、酸化チタン層を形成したことを特徴とする内燃機関。
- 燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、少くともピストン冠面の外周部分と、シリンダヘッドのシリンダボアとの境界付近の環状領域部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
- 燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、吸気弁および排気弁の傘部を含むことを特徴とする請求項1,2に記載の内燃機関。
- 燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、シリンダヘッドとシリンダブロック、およびこれら両者間に介装したヘッドガスケットで形成される隙間の表面を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の内燃機関。
- 燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、点火プラグの放電面以外の金属部分を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の内燃機関。
- 燃焼室の酸化チタン層を形成した部分が、燃焼室に設けられた燃料噴射弁の燃焼室露出部分を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の内燃機関。
- 燃焼室に続く排気ポートの内表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成し、酸化チタン層を形成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の内燃機関。
- 排気ポートに続く排気マニホルドの内表面に、酸化チタンの微粒子を混入したシリカゾルを塗布してこれを焼成し、酸化チタン層を形成したことを特徴とする請求項7に記載の内燃機関。
- 酸化チタンがアナターゼ型結晶の微粒子であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の内燃機関。
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