JP3540260B2 - 照合登録画像選択方法および画像照合装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照合登録画像選択方法および画像照合装置に関し、特に照合対象から得られた画像を照合する場合に用いる登録画像を予め選択するための照合登録画像選択方法および画像照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
指紋や鼻紋など対象の微細な凹凸形状を検出して照合する画像照合装置では、その凹凸を画像として取り込み、予め登録しておいたいくつかの登録画像と比較することにより、対象の照合を行うものとなっている。このような照合に用いる登録画像は、照合対象の凹凸密度によっても変化するが、ある程度の照合精度を得るには1つの登録画像で比較的大きなデータ量が必要となる。また、認証システムなどでこれら登録画像をICカードや所定の記録媒体へ格納して管理する場合には、なるべくデータ量が小さいほうがよい。
【0003】
このため、少ない登録画像数で精度よく照合を行うためには、予め対象から得た候補画像のうち、有効な登録画像を数個だけ選択して登録する必要がある。
このような予め登録しておく登録画像を選択する場合、予め対象から得た候補画像について、それぞれの候補画像相互間で画像の一致率を算出し、高い一致率が得られた画像の一方または両方をその一致率の高い順に所定数だけ登録画像として選択する方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の照合登録画像選択方法や画像照合装置では、予め対象から得た候補画像のうち一致率が高い順に複数の候補画像を選択しているため、各候補画像のうち同一傾向の標準的な画像が登録画像として選択される可能性が高く、実際の照合時に対象から得られる画像の変化に対応できず、高い照合精度を得ることができないという問題点があった。実際の照合時に対象から得られる画像が、その採取条件の違いにより大きく変化する。例えば、指紋照合の場合、対象すなわち指先の位置ずれ、湿潤度合いあるいは押圧力に応じて採取される指紋画像が大きく変化する。したがって、位置ずれ量や回転量などに差がない似通った標準的な登録画像を複数用意しても変化の大きい画像に対応できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、照合に効果的な登録画像を適切に選択できる照合登録画像選択方法および画像照合装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる照合登録画像選択方法は、照合対象から登録画像の候補となる候補画像を取り込んで記憶手段に格納し、記憶手段に格納されている各候補画像を読み出し各候補画像相互間で画像の一致率を算出し、各候補画像ごとに、その候補画像が関係するすべての一致率のうち所定のしきい値以上となる一致率の数を一致充足数として計数し、各候補画像のうち、一致充足数が最大の候補画像を第1登録画像として選択し、第1登録画像と他の各候補画像と間で画像の位置ずれ量を算出し、これら他の各画像候補のうち、第1登録画像との位置ずれ量が最大の候補画像を第2登録画像として選択するようにしたものである。
【0006】
本発明にかかる他の照合登録画像選択方法は、照合対象から登録画像の候補となる候補画像を取り込んで記憶手段に格納し、記憶手段に格納されている各候補画像を読み出し各候補画像相互間で画像の一致率を算出し、各候補画像ごとに、その候補画像が関係するすべての一致率のうち所定のしきい値以上となる一致率の平均値を算出し、各候補画像のうち、平均値が最大の候補画像を第1登録画像として選択し、第1登録画像と他の各候補画像と間で画像の位置ずれ量を算出し、これら他の各画像候補のうち、第1登録画像との位置ずれ量が最大の候補画像を第2登録画像として選択するようにしたものである。この位置ずれ量として、各候補画像の所定方向に沿った位置ずれ量を用いてもよい。
【0007】
第3登録画像として、第1登録画像および第2登録画像以外の他の各候補画像のうち、第1登録画像および第2登録画像との一致率のそれぞれが所定のしきい値を越えない候補画像を選択するようにしてもよく、このとき所定のしきい値を越えない候補画像が複数存在する場合は、これら候補画像のうち、これら候補画像相互間の一致率が最大となる2つの候補画像のいずれか一方を第3登録画像として選択するようにしてもよい。また、第1登録画像および第2登録画像以外の他の各候補画像のうち、第1登録画像または第2登録画像との一致率が最も小さい候補画像を第3登録画像として選択してもよい、
また照合順序については、第1登録画像を最先の照合順序を有する登録画像として選択するようにしてもよい。
【0008】
本発明にかかる画像照合装置は、照合対象から画像を取り込む画像取り込み手段と、この画像取り込み手段で取り込んだ画像を登録画像の候補となる候補画像として記憶手段へ格納する画像格納手段と、上記の照合登録画像選択方法を用いて画像格納手段に格納されている各候補画像から複数の登録画像を選択する登録画像選択手段と、この登録画像選択手段で選択された各登録画像を格納する登録画像記憶手段と、照合対象を照合する際に、画像取り込み手段から取り込みんだ画像と登録画像記憶手段に格納されている各登録画像を比較することにより、照合対象を照合する照合手段とを備えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる照合登録画像選択方法が適用される画像照合装置を示すブロック図である。以下では、画像照合装置のうち、指紋の凹凸を示す画像と所定の登録画像とを比較照合して認証を行う指紋照合装置を例として説明する。
この指紋照合装置は、指紋の凹凸を取り込み画像として出力する画像取り込み部1、取り込みんだ画像2を候補画像Z1〜ZNとして記憶する記憶部4、候補画像Z1〜ZNから選択した照合用の登録画像G1〜G3を記憶する登録画像記憶部5、および指紋照合装置全体を制御する制御部3から構成されている。
【0010】
制御部3は、プログラムで所定の演算処理を行うCPUからなり、画像取り込み部1で取り込みんだ画像2を候補画像Z1〜ZNとして記憶部4へ格納する画像格納手段3A、記憶部4に格納されている候補画像Z1〜ZNから照合用の登録画像G1〜G3を選択して登録画像記憶部5へ格納する登録画像選択手段3B、および画像取り込み部1で取り込みんだ画像2と登録画像記憶部5に格納されている登録画像G1〜G3とを照合し、その結果を照合結果6として出力する照合手段3Cとを有している。これら画像格納手段3A、登録画像選択手段3Bおよび照合手段3Cは、プログラムで実現されている。
【0011】
次に、図2を参照して、本実施の形態の動作として、照合時に照合パターンとして用いる登録画像を選択する場合の処理動作について説明する。図2は登録画像選択処理を示すフローチャートである。
まず、照合時に照合パターンとして用いる登録画像を選択する場合、制御部3では、画像格納手段3Aを動作させることにより、画像取り込み部1で同一指から複数の指紋画像2を採取し、これらを候補画像Z1〜ZNとして記憶部4へ格納する(ステップ100)。
【0012】
図3に画像取り込み部の外観図を示す。画像取り込み部1の検出面12には、縦横マトリクス状に多数の検出素子11が配置されている。各検出素子11は、対象の微細な凹凸を電気量に変換する素子から構成されており、指13を検出面12に接触されることにより、各検出素子11で指紋14の凹凸が検出され、指紋画像2として出力される。図4に画像取り込み部1で取り込まれた指紋画像を示す。画像取り込み部1としてはこのような構成に限定されるものではなく、例えば、光学的に対象表面の形状を検出し画像として出力するものを用いてもよい。なお、本発明では、便宜上、指13の長さ方向(指先−付け根方向)を垂直方向と定義し、これと直交する指13の幅方向を水平方向と定義しているが、照合する画像に合わせてそれぞれ定義すればよい。
【0013】
このようにして、候補画像Z1〜ZNを記憶部4へ格納した後、制御部2では、登録画像選択手段3Bを動作させることにより、これら候補画像Z1〜ZNから登録画像G1〜G3を選択する登録画像選択処理を開始する。
まず、各候補画像相互間ごとの評価指標を算出する評価指標算出処理を実行する(ステップ101)。図5に評価指標算出処理のフローチャートを示す。この評価指標算出処理では、評価指標として各候補画像Z1〜ZN相互間について、候補画像ZiとZjの一致率Mij、垂直移動量Vij、水平移動量Hij、および一致充足数Tiを算出している。
【0014】
最初に候補画像Z1〜ZNから仮登録画像Ziを選択し(ステップ110)、このZiと比較する比較画像Zj(但し、j≠i)を選択する(ステップ111)。そして、ZiとZjの一致率Mijを算出する(ステップ112)。画像の一致率については、両画像を画素単位で比較しその一致の割合いを表す指標である。例えば、階調度を持つ両画像をそれぞれ白黒に二値化し、一方の画像に存在する全ての黒画素について、他方の画像の同一位置にある画素が黒画素である割合いを求めればよい。一致率については、このような方法に限定されるものではなく、他の方法で両画像の一致率を求めてもよい。
【0015】
次に、この一致率Mijとしきい値とを比較し、Mijがしきい値を下回る場合は(ステップ113:NO)、Ziについて所定範囲内の全位置で一致率をチェックしたがどうか判断し、未チェックの位置があれば(ステップ114:NO)、Ziを特定量だけ回転移動や平行移動させることにより他の位置へ移動させて(ステップ115)、ステップ112へ戻り一致率Mijを算出して再チェックする。Ziについて所定範囲内の全位置でチェックし終わった場合は(ステップ113:YES)、一致フラグTij=0とし(ステップ116)、未選択の比較画像Zjがあるかどうか判断し、未選択のZjがある場合は(ステップ120:YES)、ステップ111へ戻って次のZjを選択する。
【0016】
ステップ113において、一致率Mijがしきい値以上の場合は(ステップ113:YES)、一致フラグTij=1とする(ステップ117)。そして、Ziの移動位置に基づき、Zjとの垂直移動量Vijを算出するとともに(ステップ118)、Zjとの水平移動量Hijを算出し(ステップ119)、ステップ120へ移行する。ステップ120において、全てのZjについて選択が終了した場合は(ステップ121:NO)、Ziに関するすべての一致フラグTijを集計することによりZiの一致充足数Ti、すなわちしきい値以上の一致率となった比較画像数を算出する(ステップ121)。
【0017】
そして、未選択の仮登録画像Ziがあるかどうか判断し、未選択のZiがある場合は(ステップ122:YES)、ステップ110へ戻って次のZiを選択し、全てのZiについて選択が終了した場合は(ステップ122:NO)、一連の評価指標算出処理を終了する。
これにより、各候補画像Z1〜ZNについて、図6に示すように、それぞれ一致率ijおよび一致充足数Tiが算出され、一時的に記憶部4に格納される。
【0018】
図2の登録画像選択処理では、ステップ101の評価指標算出処理が終了した後、一致充足数に基づく第1登録画像の選択処理を実行する(ステップ102)。図7に第1登録画像選択処理のフローチャートを示す。この第1登録画像選択処理では、まず、各候補画像Z1〜ZNのうち、一致充足数Tiが最大となるZiを選択し(ステップ130)、選択したZiが唯一の場合は(ステップ131:YES)、そのZiを第1登録画像G1として選択し(ステップ132)、一連の第1登録画像選択処理を終了する。
【0019】
ステップ131において、Ziが複数存在する場合は(ステップ131:NO)、それらZiごとに平均一致率Miを算出する(ステップ133)。このMiとは、Ziに関する各一致率Mijのうち、しきい値以上の値を示すMijの平均値であり、Tij=1のjについてMi=(ΣMij)/Tiを算出すればよい。そして、一致充足数Tiが最大となるZiのうちMiが最大のZiが唯一の場合は(ステップ134:YES)、ステップ132へ移行して、そのZiを第1登録画像G1として選択する。
【0020】
また、Miが最大のZiが複数存在する場合は(ステップ134:NO)、Miが最大のZiのうちいずれかのZiを選択し(ステップ135)、ステップ132へ移行して、そのZiを第1登録画像G1として選択する。
このように、各候補画像相互間の一致率から一致充足数を算出し、その一致充足数が最大となる画像、あるいは平均一致率が最大となる画像を第1登録画像として選択するようにしたので、単に一致率が最大となる画像を選択する場合と比較して、各候補画像Z1〜ZNを偏りなく代表する画像を第1登録画像G1として選択できる。
【0021】
図2の登録画像選択処理では、ステップ102の第1登録画像選択処理が終了した後、垂直方向の位置ずれ量に基づく第2登録画像の選択処理を実行する(ステップ103)。図8に第2登録画像選択処理のフローチャートを示す。この第2登録画像選択処理では、まず第1登録画像G1(=Zi)以外の候補画像Z1〜ZNについて、G1との垂直方向の位置ずれ量Dijが最大のZjを選択する(ステップ140)。ここで、垂直方向の位置ずれ量Dijについて、G1(=Zi)とZjの一致率Mijがしきい値以上であれば垂直移動量Vijが定義されているため、このVijの絶対値を垂直方向の位置ずれ量Dijとして使用できる。
【0022】
一方、Vijが定義されていない場合は、G1およびZj以外の候補画像Zdのうち、ZiおよびZjとの一致率Mdi,Mdjがしきい値以上であるZdを1つ選択し、このZdを仲立ちとしてZdとZiの垂直移動量Vdi、およびZdとZjの垂直移動量Vdjの合計からZiとZjの垂直方向の位置ずれ量Dijを算出すればよい。また、該当するZdがない場合にはDijを定義しない。
このようにして求めた位置ずれ量Dijのうち、最大の位置ずれ量DijとなるZjを選択する。そして、Zjが唯一であれば(ステップ141:YES)、そのZjを第2登録画像G2として選択し(ステップ142)、一連の第2登録画像選択処理を終了する。
【0023】
また、Zjが複数存在する場合はそのいずれかのZjを選択し(ステップ143)、ステップ142へ移行しそのZjを第2登録画像G2として選択する。
このように、所定方向において第1登録画像G1と最も位置ずれ量が大きい候補画像Zjを第2登録画像G2として選択するようにしたので、第1登録画像G1とは位置的に最も異なる傾向を持つ画像を選択することができ、照合時に取り込んだ画像が大きく位置ずれしている場合でも対応でき、結果として精度よく照合できる。なお、上記において位置ずれ量の方向としては、垂直方向を例として説明したが、これは指紋を採取する際に垂直方向の位置ずれが生じやすいためであり、照合する対象やその取り込み方法に応じて位置ずれ量の方向を定義すればよい。
【0024】
図2の登録画像選択処理では、ステップ103の第2登録画像選択処理が終了した後、一致率に基づく第3登録画像の選択処理を実行する(ステップ104)。図9に第3登録画像選択処理のフローチャートを示す。この第3登録画像選択処理では、まず第1登録画像G1(=Zi)および第2登録画像G2(=Zj)以外の候補画像Zkのうち、MikおよびMjkがともにしきい値を下回るZkを選択する(ステップ150)。
【0025】
この条件に該当するZkが存在する場合は(ステップ151:YES)、そのZkが唯一の場合(ステップ152:YES)、そのZkを第3登録画像G3として選択し(ステップ153)、一連の第3登録画像選択処理を終了する。また、Zkが複数存在する場合は(ステップ152:NO)、これら複数のZk相互間の一致率で最大の一致率を呈する2つのZk1,Zk2のいずれか一方を選択し(ステップ154)、ステップ153へ移行して、そのZkを第3登録画像G3として選択する。
【0026】
また、ステップ151において、条件に該当するZkが存在しない場合は(ステップ151:NO)、Mik,Mjkの少なくともいずれか一方が最低であるZkを選択し(ステップ155)、ステップ153へ移行して、そのZkを第3登録画像G3として選択する。
このように、第1登録画像G1および第2登録画像G2との一致率が低い候補画像を第3登録画像として選択するようにしたので、第1登録画像G1および第2登録画像G2とはその画像自体が最も異なる傾向を持つ画像を選択することができ、照合時に取り込んだ画像が採取条件、例えば湿潤度合いあるいは押圧力に応じて大きく異なる場合でも対応でき、結果として精度よく照合できる。
【0027】
以上の説明では、照合用の登録画像として、第1〜第3登録画像を選択する場合について説明したが、これら3つの登録画像の照合順次については、第1登録画像を最先としてもよく、照合回数を低減できる。これは、第1登録画像が全ての候補画像を平均して代表する画像であり、最も照合する可能性が高いからである。また、第3登録画像を最後としてもよく、第2の登録画像は位置ずれを考慮したものであり、第1登録画像で照合できなかった画像と照合する可能性が高いからである。
なお、本発明は、第1〜第3の登録画像すべてを選択する場合に限定されるものではなく、位置ずれの関係にある第1および第2登録画像を含む2つ以上の登録画像を選択するようにしてもよく、特に指紋など画像取り込み時に位置ずれを発生しやすいものを照合対象とする場合に効果的である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、各候補画像のうち、一致充足数あるいは一致率平均が最大の候補画像を第1登録画像として選択し、この他の各画像候補のうち、第1登録画像との位置ずれ量が最大の候補画像を登録画像を構成する第2登録画像として選択し、また必要に応じて、第1登録画像および第2登録画像以外の他の各候補画像のうち、第1登録画像および第2登録画像との一致率が低い候補画像を第3登録画像として選択するするようにしたので、実際の照合時に対象から得られる画像が、その採取条件の違いにより大きく変化した場合でも照合できる可能性が高い。したがって、本発明によれば照合に効果的な登録画像を適切に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による照合登録画像選択方法が適用される画像照合装置を示すブロック図である。
【図2】照合登録画像選択処理を示すフローチャートである。
【図3】画像取り込み部を示す説明図である。
【図4】取り込み画像例である。
【図5】評価指標算出処理を示すフローチャートである。
【図6】算出した評価指標を示す説明図である。
【図7】第1登録画像選択処理を示すフローチャートである。
【図8】第2登録画像選択処理を示すフローチャートである。
【図9】第3登録画像選択処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像取り込み部、2…取り込み画像、3…制御部、3A…画像格納手段、3B…登録画像選択手段、3C…照合手段、4…記憶部、5…登録画像記憶部、6…照合結果、Z1〜ZN…候補画像、G1〜G3…登録画像、Mij…一致率、Mi…一致率平均値、Ti…一致充足数、Dij…位置ずれ量。
Claims (8)
- 照合対象から得られた画像と比較して前記照合対象を照合する際に用いる複数の登録画像を、予め前記照合対象から得た複数の候補画像のうちから選択するための照合登録画像選択方法において、
照合対象から登録画像の候補となる候補画像を取り込んで記憶手段に格納し、前記記憶手段に格納されている前記各候補画像を読み出し前記各候補画像相互間で画像の一致率を算出し、
前記各候補画像ごとに、その候補画像が関係するすべての一致率のうち所定のしきい値以上となる一致率の数を一致充足数として計数し、
前記各候補画像のうち、前記一致充足数が最大の候補画像を第1登録画像として選択し、
前記第1登録画像と他の各候補画像と間で画像の位置ずれ量を算出し、
これら他の各画像候補のうち、前記第1登録画像との位置ずれ量が最大の候補画像を第2登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 照合対象から得られた画像と比較して前記照合対象を照合する際に用いる複数の登録画像を、予め前記照合対象から得た複数の候補画像のうちから選択するための照合登録画像選択方法において、
照合対象から登録画像の候補となる候補画像を取り込んで記憶手段に格納し、前記記憶手段に格納されている前記各候補画像を読み出し前記各候補画像相互間で画像の一致率を算出し、
前記各候補画像ごとに、その候補画像が関係するすべての一致率のうち所定のしきい値以上となる一致率の平均値を算出し、
前記各候補画像のうち、前記平均値が最大の候補画像を第1登録画像として選択し、
前記第1登録画像と他の各候補画像と間で画像の位置ずれ量を算出し、
これら他の各画像候補のうち、前記第1登録画像との位置ずれ量が最大の候補画像を第2登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 請求項1または2記載の照合登録画像選択方法において、
前記位置ずれ量は、前記各候補画像の所定方向に沿った位置ずれ量からなることを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 請求項1または2記載の照合登録画像選択方法において、
前記第1登録画像および第2登録画像以外の他の各候補画像のうち、前記第1登録画像および第2登録画像との一致率のそれぞれが所定のしきい値を越えない候補画像を第3登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 請求項4記載の照合登録画像選択方法において、
前記所定のしきい値を越えない候補画像が複数存在する場合は、これら候補画像のうち、これら候補画像相互間の一致率が最大となる2つの候補画像のいずれか一方を第3登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 請求項1または2記載の照合登録画像選択方法において、
前記第1登録画像および第2登録画像以外の他の各候補画像のうち、前記第1登録画像または第2登録画像との一致率が最も小さい候補画像を第3登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 請求項4〜6記載の照合登録画像選択方法において、
前記第1登録画像を最先の照合順序を有する登録画像として選択することを特徴とする照合登録画像選択方法。 - 複数の登録画像と照合対象から得た画像と比較して前記照合対象を照合する画像照合装置において、
照合対象から画像を取り込む画像取り込み手段と、
この画像取り込み手段で取り込んだ画像を前記登録画像の候補となる候補画像として記憶手段へ格納する画像格納手段と、
請求項1〜7の照合登録画像選択方法を用いて前記画像格納手段に格納されている前記各候補画像から複数の登録画像を選択する登録画像選択手段と、
この登録画像選択手段で選択された各登録画像を格納する登録画像記憶手段と、
照合対象を照合する際に、前記画像取り込み手段から取り込みんだ画像と前記登録画像記憶手段に格納されている各登録画像を比較することにより、前記照合対象を照合する照合手段とを備えることを特徴とする画像照合装置。
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