JP3539702B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ハイブリッド車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンとモータとを併用した駆動装置を有するハイブリッド型車両が提供されている。
この種のハイブリッド型車両は各種提供されており、エンジンによって発電機を駆動して電気エネルギーを発生させ、該電気エネルギーによってモータを回転させ、その回転を駆動輪に伝達するシリーズ(直列)式のハイブリッド型車両や、エンジン及びモータによって駆動輪を直接回転させるパラレル(並列)式のハイブリッド型車両等に分類される。
【0003】
シリーズ式ハイブリッド車両では、エンジンは高効率域で定点的に運転されている。また、パラレル式ハイブリッド車両では、特開平5−229351号に記載されているように、走行負荷が大きい場合には、エンジントルクをモータトルクで補助し、走行負荷が小さい場合には、エンジントルクの一部をモータが回生発電するための駆動トルクとして用い、エンジンは常に高効率域で運転されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、従来ガソリンエンジンなどのように、スロットルを用いるエンジンでは、スロットルを閉じる方向へ操作すると、スロットルの下流側に負圧が発生するため、この負圧を加えてブレーキペダルの踏み込み力を増すブレーキ負圧装置が設けられている。
【0005】
しかし、上記ハイブリッド車両では、エンジンは常時最高効率領域で駆動されているため、スロットルは常時全開に近い状態となっており、負圧はほとんど発生しない。このため、ハイブリッド車両では、スロットルの操作によって生ずる負圧を利用せず、ブレーキ負圧装置に負圧を発生させるための真空ポンプを付けることにより、負圧を発生させる構成が採用されており、装置の大型化やコスト高を招いていた。
【0006】
この発明は、真空ポンプを用いることなく、ブレーキ負圧を得ることのできるハイブリッド車両を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の本発明により達成される。
【0008】
(1)指令信号によりスロットル開度が調整される燃焼エンジンと、駆動輪を駆動させる駆動力を出力する駆動出力軸と、前記駆動出力軸に連結された駆動モータとを有し、前記燃焼エンジンが出力するエンジントルクと前記駆動モータの出力するモータトルクとの合計出力トルクをアクセル開度に対応して前記駆動出力軸に伝達されるハイブリッド車両であって、アクセル開度を検出するアクセルセンサと、スロットル開度の調整に基づきブレーキ負圧を得るブレーキ負圧装置と、前記ブレーキ負圧装置のブレーキ負圧を検出する負圧検出装置と、前記スロットル開度を調整する前記指令信号を出力する制御手段とを有し、前記制御手段は、負圧検出手段によって検出された検出値に応じてブレーキ負圧を予め定められた範囲内に維持するように前記アクセル開度とは無関係にスロットル開度を調整するとともに、前記ブレーキ負圧を維持するためのスロットル開度の調整によって生じたエンジントルクの変動量によって、前記アクセルセンサが検出したアクセル開度に基づく前記駆動出力軸に伝達される駆動トルクが変動しないように前記モータトルクを制御することを特徴とするハイブリッド車両。
【0009】
(2) さらに、ブレーキ操作を検出するブレーキセンサを有し、前記制御手段は、ブレーキセンサによるブレーキ操作の検出に基づきスロットル開度を調整する上記(1)に記載のハイブリッド車両。
【0010】
(3) 前記制御手段は、負圧検出手段によって検出された検出値が、閾値を越えた時に、スロットル開度を減少させるものである上記(1)に記載のハイブリッド車両。
【0011】
(4) 前記制御手段は、予め定められた関数に基づき、負圧検出手段によって検出された検出値に応じて、スロットル開度を連続的に調整する上記(1)に記載のハイブリッド車両。
【0012】
【作用】
燃焼エンジンの出力は、スロットル開度を調整することにより制御される。ブレーキ負圧装置は、燃焼エンジンの駆動に基づきブレーキ負圧を得ることができ、スロットル開度を調節することによってブレーキ負圧値が制御される。
【0013】
ブレーキ操作を行うと、ブレーキを作用させる方向へブレーキ負圧が加わり、ブレーキ操作力が増強される。
ブレーキ操作が行われたことをブレーキセンサが検出すると、制御手段はブレーキ操作を十分補強できる程度にブレーキ負圧が発生しているかどうかを判断し、負圧検出装置によって検出された負圧の検出値に応じて、十分なブレーキ負圧がブレーキ負圧装置に発生するようにスロットル開度を調整する。
【0014】
駆動出力軸に、燃焼エンジンの駆動によって発生するエンジントルクと、駆動モータの駆動によって発生するモータトルクとが駆動出力軸に伝達されるパラレル式ハイブリッド車両では、ブレーキ負圧を維持するためにアクセル開度とは無関係にスロットル開度を調整した結果、エンジントルクが変化して駆動力が変動することを防止するため、エンジントルクの変動量を駆動モータのモータトルクを制御することによって補正する
【0015】
負圧検出装置による検出値に応じてスロットル開度を調整する方法としては、検出されるブレーキ負圧値が所定の閾値を越えた時点で、スロットル開度を所定の値まで減少させる方法や、検出されたブレーキ負圧値に対するスロットル開度の値を予め設定しておき、ブレーキ負圧値の変化に対して逐次スロットル開度を制御する方法などを採ることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示すもので、ハイブリッド車両1の制御系を示すブロック図である。ハイブリッド車両は、内燃機関または外燃機関で構成されるエンジン2と、エンジン2の発生するエンジントルクによって発電するとともに、駆動電力を受けてモータトルクを発生する駆動モータとしての発電機/モータ3と、発電機/モータ3にモータ駆動電力を供給するバッテリ4と、エンジンの出力軸5と、駆動トルクを駆動輪17まで伝達する駆動出力軸6と、発電機/モータ3の出力軸7とエンジン2の出力軸5との間に介設されたクラッチ8と、エンジン2の吸気系から負圧を得るブレーキ負圧装置16を備え、さらに上記エンジン2や発電機/モータ3の駆動を制御する制御手段9を有している。
【0017】
エンジン2は、ガソリンエンジンであり、スロットル開度を調整することによりエンジントルクが調整される。また、ブレーキ負圧装置16に蓄えられた負圧が、エンジン2へ吸収されないように、エンジン2とブレーキ負圧装置16との間には、逆止弁18が介設されている。
【0018】
発電機/モータ3は、バッテリ4からの駆動電力の供給によって、モータトルクを発生させ、また出力軸7から駆動力を吸収することによって回生電流を生じさせる。モータトルクは、例えば、駆動電流の大きさを変えることにより制御される。
【0019】
クラッチ8は、発電機/モータ3の出力軸7とエンジン2の出力軸5とを、選択的に接続する。エンジントルクが出力され、発電機/モータ3がモータトルクを出力している場合には、クラッチ8を連結することによって、駆動出力軸6には、エンジントルクとモータトルクとを合計したトルクが出力される。また、クラッチ8が連結されている状態において、発電機/モータ3が発電機として作用すると、エンジントルクの一部が出力軸7に入力されて、発電機/モータ3は回生電流を発生させる。また、クラッチ8が解放された状態では、モータトルクのみが駆動出力軸6へ伝達される。
【0020】
上記逆止弁18は、ブレーキ負圧がエンジンの吸気系の負圧より大きい時に閉じられ、ブレーキ負圧がエンジンの吸気系の負圧より小さい時に開き、エンジン2からの負圧をブレーキ負圧装置16へ供給する。
【0021】
次に、制御系の説明をする。制御手段9は、車両制御装置10と、エンジン制御装置11と、モータ制御装置12とを備えている。
各制御装置10、11、12は、例えばCPU(中央処理装置)、各種プログラムやデータが格納されたROM(リード・オン・メモリ)、ワーキングエリアとして使用されるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を備えたマイクロコンピュータによって構成することができる。
【0022】
車両制御装置10は、最終的に駆動出力軸6に伝達される駆動出力を制御し、アクセルセンサ13からアクセル開度αが入力され、ブレーキセンサ14からブレーキ踏み込み量βが入力され、負圧検出手段である負圧センサ15からブレーキ負圧pが入力される。車両制御装置10は、アクセルセンサ13から入力されるアクセル開度αに基づいて、最終的に駆動出力軸6に伝達される駆動トルクT0 を決定し、駆動トルクT0 とエンジントルクTE0 に基づき、発電機/モータ3の目標駆動トルクTM* を算出する。駆動トルクTM* はモータ制御装置12に供給され、最終的に駆動トルクT0 が駆動出力軸6に伝達されるように制御される。さらに、車両制御装置10は、エンジン制御装置11へスロットル開度指令信号を出力し、エンジン2の出力を制御する。
【0023】
エンジン制御装置11は、車両制御装置10から入力されるスロットル開度信号を受けると、信号に応じたスロットル開度θの調整を行い、エンジン出力を制御する。エンジン2は、エンジン制御装置11によって、通常最高効率域において駆動させられている。
【0024】
モータ制御装置12は、供給されたトルクTM* が発電機/モータ3から出力されるように発電機/モータ3の電流(トルク)IMを制御する。また、モータ制御装置12は、車両制御装置10から入力される回生電流指令値を受けると、発電機/モータ3からバッテリ4に対して回生電力を供給するように制御する。
【0025】
一方、車両制御装置10は、ブレーキセンサ14からブレーキ踏み込み量βが入力されると、ブレーキ負圧装置の負圧pが十分に得られるように、スロットル開度θを決定し、スロットル開度θの変更によって変動したエンジントルクの変動分を補正するように、モータトルクTM* を決定する。
【0026】
例えば、負圧センサ15から入力されるブレーキ負圧装置の負圧pが所定の閾値に達すると、十分なブレーキ負圧装置の負圧pを得るために、スロットル開度θを決定し、また、スロットル開度θの変更によって変動したエンジントルクの変動分を補正するように、モータトルクTM* を決定する。このような決定に基づいて、車両制御装置10は、決定されたスロットル開度θを指示するスロットル開度信号をエンジン制御装置11へ供給し、上記決定されたモータトルクTM* をモータ制御装置12へ供給する。
【0027】
即ち、ブレーキが踏み込まれて、ブレーキ負圧装置の負圧pが不足した場合には、エンジン2のスロットルを閉じる方向へ調整して、十分な負圧pを発生させ、スロットルを閉じることで減少したエンジントルクの減少分を補うため、モータトルクを増加させる。そして、ブレーキが解除された場合には、エンジン2を通常の高効率域にするべく、スロットル開度をほぼ全開状態へ変更し、スロットルを全開としたことにより生じたエンジントルクの上昇分を、モータトルクを減少させることで補正する。
【0028】
なお、通常走行時において、エンジントルクのみで必要な駆動出力以上の出力が得られる場合には、余分なエンジントルクで発電機/モータ3を駆動して回生電力を生じさせるように、回生電流指令値を出力する。
このように、ブレーキを作用させる度に、スロットル開度θが調節されてエンジン2のエンジントルクが変動しても、最終的に駆動出力軸6に伝達されるトルクは変動しないように制御されている。
【0029】
以下、上記駆動系の車両制御装置10の制御動作について、詳細に説明する。図2は、ブレーキ動作を行った時のタイムチャート、および図3は、ブレーキ動作時のサブルーチンを示すフローチャートである。
走行中にブレーキが踏み込まれると、ブレーキ負圧pが低下する(図2中(A)位置)。車両制御装置10では、ブレーキペダルが踏み込まれたか否かを判断し(ステップS11)、ブレーキペダルを踏み込んだ時には、ブレーキ負圧pを検出し、ブレーキ負圧pが閾値b以下であるか否かを判断する(ステップS12)。
【0030】
ブレーキ負圧pが閾値bを下回ると、スロットル開度θを通常走行状態でのスロットル開度θ0 からθ1 へ下げる(ステップS13)(図2中(B)位置)。これにより、スロットルは閉じる方向に変化し、ブレーキ負圧pが所定の値に維持される。
【0031】
スロットル開度θが小さくなった結果、エンジン2の出力は低下し、エンジントルクTE0 は、TE1 へ減少する。エンジントルクTE0 の変動(減少)によって、最終的に駆動出力軸6に伝達される駆動トルクT0 が変動(減少)しないように、モータトルクTM0 を補正(増加)する。即ち、駆動トルクT0 からエンジントルクTE1 を差し引いた値を、補正したモータトルクTM1 として決定する(ステップS14)(図2中(C)位置)。モータトルクTM1 を決定するには、エンジントルクTE0 の変化量ΔTEをモータトルクTM0 に加える方法(TM1 =TM0 +ΔTE)を採ってもよい。
【0032】
ブレーキの踏み込みが解除されてブレーキ踏み込み量βが零となった場合には、ブレーキ負圧pが上昇する(図2中(D)位置)。車両制御装置10は、ブレーキ負圧pが閾値aを上回ったか否かを判断し(ステップS15)、上回っていない場合には、スロットル開度θ1 で維持させ、上回った場合には、通常走行状態へ復帰させる。即ち、スロットル開度θをθ1 から通常走行状態でのスロットル開度θ0 へ上げる(ステップS16)(図2中(E)位置)。
【0033】
また、スロットル開度θの上昇によって、エンジントルクが増加して通常走行時のエンジントルクTE0 となる。エンジントルクTEの増加によって、アクセル開度に応じて決定されなければならない駆動トルクT0 が変動(増加)しないように、エンジントルクTEの変動分(増加分)を補正(減少)したモータトルクTM3 (=TM0 )を決定する(ステップS17)(図2中(F)位置)。
【0034】
上述のように、ブレーキ負圧値pは、ヒステリシスを有し、減少した時と、増加したときで異なる閾値a,b(a>b)が設定され、ハンチングが防止されている。
以上のような制御動作によって、ブレーキ操作時のブレーキ負圧が確保され、かつブレーキ操作を行っても駆動出力には変化は生じない。
【0035】
次に、以上のような制御動作は、例えば次に説明するようなハイブリッド車両の駆動系に対して作用する。以下、図4に基づいて説明する。
図4には、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)式の車両の駆動系の一例が示されている。従来、FF式の車両には、回転軸が横方向になるようにエンジンを搭載した横置FF車両と、回転軸が縦方向になるようにエンジンを搭載した縦置FF車両とがある。前記横置FF車両には、エンジンの回転をカウンタドライブギヤとカウンタドリブンギヤから成るカウンタギヤを介してディファレンシャル装置に伝達するカウンタギヤ式のものと、エンジンの回転をチェーンを介してディファレンシャル装置に伝達するチェーン式のものがあり、前記カウンタギヤ式のものは、更にカウンタギヤを中間部に設けた中間部配置型のものと、カウンタギヤを後部に設けた後部配置型のものがある。
【0036】
図4に示されている構成は、回転軸が横方向になるようにエンジン2を搭載した横置FF車両であり、エンジン2の回転をカウンタギヤを介してディファレンシャル装置21に伝達するカウンタギヤ式であり、かつ、カウンタギヤを中間部に設けた中間部配置型の車両である。なお、本発明は、上述の他の型の車両に適用することもできる。
【0037】
エンジン2以外の駆動系は、駆動装置ケース22内に収容されており、駆動装置ケース22内には、発電機/モータ3と、ディファレンシャル装置21と、トルクコンバータ23と、前進時に常時係合するクラッチ8と、プラネタリギヤユニット24と、ブレーキB1と、ワンウェイクラッチF1とが設けられている。
【0038】
発電機/モータ3は、駆動装置ケース22に固定されたステータ3aと、伝動軸25に連結されたロータ3bとを有している。ステータ3aにはコイル3cが巻装されていて、該コイル3cに駆動電流を流すことによってロータ3bを回転させることができる。そして、前記エンジン2および/または発電機/モータ3の回転は、前記伝動軸25に固定されたカウンタドライブギヤ26に伝達される。
【0039】
ディファレンシャル装置21からは、ディファレンシャル装置21によって減速され、差動させられた回転を左右の駆動輪に伝達するための駆動軸27が突設されている。
プラネタリギヤユニット24はシンプルプラネタリ型のものであり、リングギヤ24aと、ピニオンギヤ24bと、サンギヤ24cと、ピニオンギヤ24bを支持するキャリヤ24dとを備えている。
【0040】
エンジン2の出力軸5は、トルクコンバータ23の入力側に接続され、トルクコンバータ23の出力軸28は、クラッチ8の入力側に接続されている。クラッチ8の出力側は、プラネタリギヤユニット24の入力軸29に接続され、入力軸29は、キャリヤ24dに接続されている。サンギヤ24cの回転は、ブレーキB1によって選択的に止められる。また、ワンウェイクラッチF1は、サンギヤ24cとキャリヤ24dの間に設けられている。リングギヤ24aには、伝動軸25の一端が接続され、他端にはカウンタドライブギヤ26が固定されている。
【0041】
伝動軸25の近傍には、伝動軸25と平行となる位置に駆動出力軸としてのカウンタドライブシャフト31が配設されていて、該カウンタドライブシャフト31には、カウンタドリブンギヤ32と出力ギヤ33が設けられる。該カウンタドリブンギヤ32は前記カウンタドライブギヤ26と噛合しており、該カウンタドライブギヤ26の回転は、出力ギヤ33に伝達される。
【0042】
そして、該出力ギヤ33の回転は、該出力ギヤ33と噛合する出力大歯車34に伝達される。前記出力ギヤ33の歯数に対して前記出力大歯車34の歯数は多く、前記出力ギヤ33及び出力大歯車34で最終減速機を構成する。該最終減速機によって減速された前記出力大歯車34の回転は、ディファレンシャル装置21に伝達され、差動させられて左右の駆動軸27に伝達される。
【0043】
上記構成の駆動系において、前記発電機/モータ3に駆動電流を供給せず、エンジン2を作動させると、エンジン2の回転は出力軸5を介してトルクコンバータ23に伝達され、さらに出力軸28を介してクラッチ8に伝達される。そして、該クラッチ8が係合されると出力軸28に伝達された回転は入力軸29を介してプラネタリギヤユニット24のキャリヤ24dに伝達される。
【0044】
前記プラネタリギヤユニット24においては、ブレーキB1が解放されると、キャリヤ24dに入力された回転によってワンウェイクラッチF1がロックされて直結状態になる。したがって、入力軸29の回転がそのまま伝動軸25に伝達される。また、ブレーキB1が係合されると、サンギヤ24cが固定され、リングギヤ24aから増速された回転が出力され、伝動軸25を介してカウンタドライブギヤ26に伝達される。
【0045】
そして、前述したようにカウンタドライブギヤ26に伝達された回転は、カウンタドリブンギヤ32を介してカウンタドライブシャフト31に伝達され、出力ギヤ33及び出力大歯車34で構成される最終減速機によって減速されてディファレンシャル装置21に伝達される。この時、エンジン2のみによって車両を走行させることができ、発電機/モータ3において回生電力を発生させるようにすることができる。
【0046】
次に、クラッチ8を解放し、発電機/モータ3を駆動すると、該発電機/モータ3においてモータトルクTMが発生する。該モータトルクTMは、伝動軸25に出力され、同様にカウンタドライブギヤ26に伝達される。この時、発電機/モータ3のみによって車両を走行させることも可能である。
また、前記エンジン2を作動させ、クラッチ8を係合し、発電機/モータ3を駆動すると、エンジン2及び発電機/モータ3によって車両を走行させることができる。
【0047】
上記構成において、上記制御手段9による制御は、クラッチ8が係合している場合になされ、スロットル開度θの変更によってエンジン2のエンジントルクTMが変動すると、発電機/モータ3のモータトルクTMを補正して、カウンタドライブシャフト31に伝達される駆動トルクT0 は一定に維持される。
【0048】
次に、第2実施例のハイブリッド車両の構成について説明する。本実施例では、制御手段の制御動作のみが異なり、他の構成は上記第1実施例と同様であるため、制御動作のみを説明し、他の説明は省略する。図5は、本実施例で制御する際の、スロットル開度θと、エンジン2の吸気系の負圧p’との間に規定される関係を示すマップである。図5においては、横軸に負圧p’を、縦軸にスロットル開度θが採られている。
本実施例では、スロットル開度θは、図5に示されているように、負圧p’の値に応じて連続して調整される。
【0049】
図6は、本実施例におけるブレーキ動作時のサブルーチンを示すフローチャートである。車両制御装置10は、走行中は、エンジン11の吸気系の負圧p’を検出しており(ステップS21)、例えば、長時間ブレーキが踏まれない場合や、エンジン2の排管からの漏れ等から起こる負圧p’の変動(低下)が生じているが否かを判断する(ステップ22)。そして、図5に示されているマップに基づき、該負圧p’に応じたスロットル開度θ1 を決定する(ステップS23)。
【0050】
通常走行時のスロットル開度θ0 が変動した結果、エンジントルクTE0 も変動する。最終的に駆動出力軸6に伝達される駆動トルクT0 が変動しないように、モータトルクTM0 が補正される。即ち、駆動トルクT0 から変動したエンジントルクTE1 を差し引いた値を、補正したモータトルクTM1 として決定する(ステップS24)。
【0051】
次に、上記第1および第2実施例と異なる駆動系を有する実施例について説明する。図7は本発明の第3の実施例におけるハイブリッド型車両の駆動系を示す概念図である。
図において、第1軸線上には、エンジン2と、エンジン2を駆動させることによって発生する回転を出力する出力軸41と、該出力軸41を介して入力された回転に対して変速を行う差動歯車装置であるプラネタリギヤユニット42と、該プラネタリギヤユニット42における変速後の回転が出力される出力軸43と、該出力軸43に固定された第1カウンタドライブギヤ44と、発電機/モータ45と、発電機/モータ45とプラネタリギヤユニット42とを連結する伝達軸46とが配置されている。出力軸43は、スリーブ形状を有し、出力軸41を包囲して配設されている。また、第1カウンタドライブギヤ44は、プラネタリギヤユニット42よりエンジン2側に配設されている。
【0052】
プラネタリギヤユニット42は、サンギヤSと、サンギヤSと歯合するピニオンPと、該ピニオンPと歯合するリングギヤRと、ピニオンPを回転自在に支持するキャリヤCRとを備えている。
サンギヤSは、伝達軸46を介して発電機/モータ45と連結され、リングギヤRは、出力軸43を介して第1カウンタドライブギヤ44と連結され、キャリヤCRは、出力軸41を介してエンジン2と連結されている。
【0053】
さらに、発電機/モータ45は伝達軸46に固定され、回転自在に配設されたロータ47と、該ロータ47の周囲に配設されたステータ48と、該ステータ48に巻装されたコイル49とを備えている。発電機/モータ45は、伝達軸46を介して伝達される回転によって電力を発生させる。前記コイル49は図示しないバッテリに接続され、該バッテリに電力を供給して充電する。
【0054】
第1軸線と平行な第2軸線上には、駆動モータとしてのモータ50と、モータ50の回転が出力される出力軸51と、出力軸51に固定された第2カウンタドライブギヤ52とが配置されている。
【0055】
モータ50は、出力軸51に固定され、回転自在に配設されたロータ53と、該ロータ53の周囲に配設されたステータ54と、該ステータ54に巻装されたコイル55とを備えている。モータ50は、コイル55に供給される電流によってトルクを発生させる。そのために、コイル55は図示しないバッテリに接続され、該バッテリから電流が供給されるように構成されている。
【0056】
本発明のハイブリッド車両が減速状態において、モータ50は、図示しない駆動輪から回転を受けて回生電力を発生させ、該回生電力をバッテリに供給して充電する。
そして、前記エンジン2の回転と同じ方向に図示しない駆動輪を回転させるために、第1軸線及び第2軸線と平行な第3軸線上には、駆動出力軸としてカウンタシャフト56が配設されている。該カウンタシャフト56にはカウンタドリブンギヤ57が固定されている。また、該カウンタドリブンギヤ57と第1カウンタドライブギヤ44とが、及びカウンタドリブンギヤ57と第2カウンタドライブギヤ52とが噛合させられ、第1カウンタドライブギヤ44の回転及び第2カウンタドライブギヤ52の回転が反転されてカウンタドリブンギヤ57に伝達されるようになっている。
さらに、カウンタシャフト56にはカウンタドリブンギヤ57より歯数が小さなデフピニオンギヤ58が固定される。
【0057】
そして、第1軸線、第2軸線及び第3軸線に平行な第4軸線上にデフリングギヤ59が配設され、該デフリングギヤ59と前記デフピニオンギヤ58とが噛合させられる。また、前記デフリングギヤ59にディファレンシャル装置60が固定され、デフリングギヤ59に伝達された回転が前記ディファレンシャル装置60によって差動させられ、駆動輪に伝達される。
【0058】
このように、エンジン2によって発生させられた回転をカウンタドリブンギヤ57に伝達することができるだけでなく、モータ50によって発生させられた回転をカウンタドリブンギヤ57に伝達することができるので、エンジン2だけを駆動するエンジン駆動モード、モータ50だけを駆動するモータ駆動モード、並びにエンジン2及びモータ50を駆動するエンジン・モータ駆動モードでハイブリッド型車両を走行させることができる。また、発電機/モータ45によってエンジン2を始動させることもできる。
【0059】
このような駆動系において、図1に示されているような制御手段9で制御を行う場合には、スロットル開度θの調整によって変動するエンジントルクTEの補正は、モータ50のモータトルクを調整することにより行われる。
また、発電機/モータ45とエンジン2のトルクは比例するので、発電機/モータのトルクからエンジントルクを推定できる。
【0060】
なお、上記ブレーキ制動時に、燃料カットしてエンジンを非駆動状態とし、発電機/モータ45を回生駆動させることにより、回生電力を生じさせるように制御することもできる。この際、エンジンを非駆動状態としても、発電機/モータ45の回転数を制御することによって、エンジン2を回転させることができ、この回転によってピストンを駆動させて、ブレーキ負圧を生じさせることができる。特に、エンジン2の回転をブレーキ負圧を生じさせるのに必要な最小限の回転数に抑えれば、ブレーキ動作時の回生エネルギーを最大限回生電力に変換することが可能となる。
【0064】
以上説明した本発明のハイブリッド車両は、上記構成に限定されるものではなく、他の構成、例えばシリーズ・パラレル型ハイブリッド車両などにも適用することも可能である。シリーズ・パラレル型ハイブリッド車両の構成としては、例えば、発電機とトランスミッションの間にあるクラッチを切り離すことによりシリーズ型ハイブリッド車両となり、クラッチを結合することによりパラレル型ハイブリッド車両となるようなものが挙げられる。
【0065】
また、第1実施例においては、ブレーキの踏み込みによる負圧の変動の例を示したが、第2実施例と同様に、第1実施例においても、長時間ブレーキが踏まれない場合や、エンジンの排管の漏れ等から起こる負圧の変動に基づいて、スロットル開度θを制御するようにしてもよい。さらに、上記構成の他、ブレーキセンサは、アクセルペダルの踏み込み量が減少し、または零となった状態を検出する構成とし、アクセルペダルの踏み込み量が零となったときに、ブレーキ負圧pの検出に値に基づくスロットル開度θの制御を開始する構成とすることもできる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明した本発明のハイブリッド車両によれば、例えばバキュームポンプなどのブレーキ負圧発生装置を別途設けることなく、ブレーキ負圧を確保することができ、エンジンの小型化、軽量化を図ることができる。
特に、エンジントルクが駆動出力軸に伝達されるパラレル型のハイブリッド車両の場合には、エンジンのスロットル開度の変更によって生ずるエンジントルクの変動を、モータトルクによって補正するため、走行フィーリングが良好に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド車両の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】制御手段の第1実施例の制御動作を示すタイムチャートである。
【図3】制御手段の第1実施例の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明のハイブリッド車両の第1実施例の駆動系を示す概念図である。
【図5】第2実施例の制御動作において、ブレーキ負圧とスロットル開度との関
係を示すマップである。
【図6】第2実施例の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】第3実施例の駆動系を示す概念図である。

Claims (4)

  1. 指令信号によりスロットル開度が調整される燃焼エンジンと、駆動輪を駆動させる駆動力を出力する駆動出力軸と、前記駆動出力軸に連結された駆動モータとを有し、前記燃焼エンジンが出力するエンジントルクと前記駆動モータの出力するモータトルクとの合計出力トルクをアクセル開度に対応して前記駆動出力軸に伝達されるハイブリッド車両であって、
    アクセル開度を検出するアクセルセンサと、 スロットル開度の調整に基づきブレーキ負圧を得るブレーキ負圧装置と、 前記ブレーキ負圧装置のブレーキ負圧を検出する負圧検出装置と、 前記スロットル開度を調整する前記指令信号を出力する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、負圧検出手段によって検出された検出値に応じてブレーキ負圧を予め定められた範囲内に維持するように前記アクセル開度とは無関係にスロットル開度を調整するとともに、
    前記ブレーキ負圧を維持するためのスロットル開度の調整によって生じたエンジントルクの変動量によって、前記アクセルセンサが検出したアクセル開度に基づく前記駆動出力軸に伝達される駆動トルクが変動しないように前記モータトルクを制御することを特徴とするハイブリッド車両。
  2. さらに、ブレーキ操作を検出するブレーキセンサを有し、前記制御手段は、ブレーキセンサによるブレーキ操作の検出に基づきスロットル開度を調整する請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記制御手段は、負圧検出手段によって検出された検出値が、閾値を越えた時に、スロットル開度を減少させるものである請求項1に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記制御手段は、予め定められた関数に基づき、負圧検出手段によって検出された検出値に応じて、スロットル開度を連続的に調整する請求項1に記載のハイブリッド車両。
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