JP3538918B2 - 画像データ採取装置および方法 - Google Patents

画像データ採取装置および方法

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JP3538918B2
JP3538918B2 JP29045994A JP29045994A JP3538918B2 JP 3538918 B2 JP3538918 B2 JP 3538918B2 JP 29045994 A JP29045994 A JP 29045994A JP 29045994 A JP29045994 A JP 29045994A JP 3538918 B2 JP3538918 B2 JP 3538918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動画像を採取する場
合、同一光軸上の同一画像を採取することができるよう
にした画像データ採取装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクラス分類適応処理の例として、
本願出願人は、特願平4−155719号(特開平5−
328185号公報)において、複数の入力データの分
布状態に応じたクラス分けがされ、各クラスに関するデ
ータ変換、すなわち、クラス毎に標準解像度の信号を高
解像度の信号へ変換するアップコンバージョンを提案し
ている。このためのマッピング表は、トレーニング用の
種々の絵柄の源画像を用いて予め形成されている。従っ
て、このマッピング表によって、入力画像信号に含まれ
ない高解像度成分を復元することができる。
【0003】さらに、特願平5−237120号におい
ては、サブサンプリングにより間引かれた画素の補間に
クラス分類適応処理が適用される。この場合には、学習
によって、補間値を予め作成するので、補間フィルタを
使用するのと異なり、斜め方向の解像度を復元でき、復
号画像の画質を向上できる。また、代表値として、ダイ
ナミックレンジで正規化された値を用いるので、代表値
を格納するメモリの規模が大きくなることを防止するこ
とができることを提案している。また、特願平5−18
6986号において、画像信号パターン毎に学習によっ
て求められた下位ビットデータを用いて、入力画像デー
タよりも多いビット数で量子化された画像データに変換
を行うことにより、階調不足による疑似輪郭の発生等の
問題を解決することを提案している。
【0004】さらにまた、特願平5−207049号に
おいて、ディジタルクロマキー装置に関して、画像切り
換え用のキー信号を生成するための入力画像の画素デー
タのレベル解像度を増加させ、この結果、ストレッチ処
理を施してもキー信号の量子化歪みを許容範囲内に制限
するものを提案している。さらに、特願平5−2132
10号、特願平5−241186号等様々なクラス分類
適応処理を提案している。
【0005】このように、解像度の低い画像から解像度
の高い画像を得る目的でクラス分類適応処理を用いた場
合、クラス分類されたクラス毎に最適な処理を作成する
方法がある。ここで、解像度の低い画像を解像度の高い
画像へ変換するために、クラス分類適応処理が用いられ
た場合、予め行われる学習の一例を図5に示す。この図
5に示すように解像度の高いカメラ(以下、HDカメラ
と称する)100と解像度の低いカメラ(以下、SDカ
メラと称する)200を同時に用いて被写体1を撮影す
ることにより、学習は行われる。この学習を精度良く行
うためには、2台のカメラから得られるデータで1対1
に対応する画素データをできるだけ多量に採取すること
がポイントとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】時間シフトの行える静
止画の撮影であれば、HDカメラ100で撮影した後
に、SDカメラ200をHDカメラ100と同じ位置に
設置することにより、ほぼ同じ条件で撮影を行うことが
できる。しかしながら、動画像を撮影する場合、2台の
カメラを同一光軸上に設置することができず、図5のよ
うに、接近して2台のカメラを設置してもわずかに被写
体との角度が異なるため、同一の画像が撮影できない。
特に、奥行きのある被写体を撮影する場合には、同一の
画像が撮影できないという欠点があった。
【0007】従って、この発明の目的は、解像度の異な
る2台のカメラから、できるだけ多量の動画像の学習デ
ータを採取することができる画像データ採取装置および
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の撮像系と第1の撮像系と異なる解像度の第2
の撮像系とを使用することにより画像を採取する画像デ
ータ採取装置において光学系を用いることにより画像
からの同一光軸を2分割することができる分割手段と
記分割手段により分割された第1の光軸が第1の撮像
系に入力されることにより、第1の画像採取る第1
の画像採取手段と分割手段により分割された第2の光
軸が第2の撮像系に入力されることにより、第2の画像
採取る第2の画像採取手段と第1および第2の画
同期信号に応じてディジタル化るディジタル化手
段とディジタル化され第1および第2の画像を計算
機に供給することにより、画素マッチングを行い第1お
よび第2の画像の一致判定を行い、一致した画素を画像
データとして採用する手段とからなることを特徴とする
画像データ採取装置である。請求項7に記載の発明は、
第1の撮像系と第1の撮像系と異なる解像度の第2の撮
像系とを使用することにより画像を採取する画像データ
採取方法において、光学系を用いることにより画像から
の同一光軸を2分割し、分割された第1の光軸が第1の
撮像系に入力されることにより、第1の画像を採取し、
分割された第2の光軸が第2の撮像系に入力されること
により、第2の画像を採取し、第1および第2の画像を
同期信号に応じてディジタル化し、ディジタル化された
第1および第2の画像を計算機に供給することにより、
画素マッチングを行い第1および第2の画像の一致判定
を行い、一致した画素を画像データとして採用するよう
にしたことを特徴とする画像データ採取方法である。
【0009】
【作用】被写体からの光線をビームスプリッターを用い
て透過光と反射光とに分離することにより、同一の動画
像が同一の光軸上で採取することができ、解像度の高い
画像と解像度の低い画像とを正確に比較することができ
る。このことより、解像度の低い画像から解像度の高い
画像へ変換するためのデータの精度を向上することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る画像データ採取装置の
一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1
は、この発明の光学系、および画像データ採取装置の一
実施例を示す。被写体1からの光線L1は、ハーフミラ
ーからなるビームスプリッター2を用いることにより、
透過する透過光L2と、反射する反射光L3とへ分離さ
れる。分離された透過光L2は、HDカメラ3に入力さ
れ、HDカメラ3のレンズを通して撮像面に結像され
る。同様に、ビームスプリッター2により分離された反
射光L3は、SDカメラ5に入力され、SDカメラ5の
レンズを通して撮像面に結像される。
【0011】透過光L2が入力されたHDカメラ3で
は、画像データ採取装置4から供給される同期信号に基
づいて、HD画像データと同期信号を画像データ採取装
置4へ供給し、同様に反射光L3が入力されたSDカメ
ラ5では、画像データ採取装置6から供給される同期信
号に基づいて、SD画像データと同期信号を画像データ
採取装置6へ供給する。画像データ採取装置4、および
6では、ホスト計算機7から供給されるアドレス信号と
制御信号に基づいて、供給されたHDおよびSD画像デ
ータをホスト計算機7へ供給する。この画素データ採取
装置4、および6からHDカメラ3、およびSDカメラ
5へ供給される同期信号は、同一画像を取り込むために
双方のカメラを同期させるための信号である。ホスト計
算機7では、HDカメラ3から供給されたHD画像デー
タとSDカメラ5から供給されたSD画像データとを画
素マッチングを行い後述する学習が行われる。
【0012】この実施例において、使用されるカメラと
は、できるだけ幾何学歪みの少ないCCDカメラが望ま
しいが、撮像管カメラを使用することも可能である。さ
らに、この実施例のように別々の撮像系を使用する場
合、カメラ姿勢制御を行うことにより、2台のカメラを
別々に光軸合わせを行った後、適当なマーカー等を用い
て画像の倍率などを都合の良いように設定しておく必要
がある。
【0013】ここで、2つの撮像系を一つのユニットに
したものの一例を図2に示す。11で示す撮像系ユニッ
トへ光線L1が入力され、入力された光線L1は、レン
ズ12、プリズム13を通り、上述したように透過光L
2と反射光L3とに分離される。プリズム13により分
離された透過光L2は、HD−CCD14へ入力され、
同様に分離された反射光L3は、SD−CCD16へ入
力される。画像データ採取装置4から画像データを取り
込むための制御信号が制御回路15へ供給され、制御回
路15では、HD−CCD14に入力された透過光L2
を画像データとして制御回路15へ供給する。
【0014】画像データが供給された制御回路15で
は、ビデオ信号と同期信号が画像データ採取装置4へ供
給される。同様に、画像データ採取装置6から画像デー
タを取り込むための制御信号が制御回路17へ供給さ
れ、制御回路17では、HD−CCD16に入力された
透過光L3を画像データとして制御回路17へ供給す
る。画像データが供給された制御回路17では、ビデオ
信号と同期信号が画像データ採取装置6へ供給される。
【0015】このように、2つの撮像系を1つのユニッ
トにまとめることにより、レンズならびにビームスプリ
ッターを共通化させることができ、光軸合わせも1回で
済み、さらに2つのカメラを用いた場合では、必要であ
った個々の倍率合わせも簡略することができる。
【0016】ここで、画像データ採取装置の一実施例を
図3を用いて説明する。この画像データ採取装置は、A
D変換器23、画像バッファメモリ24、セレクタ2
5、制御信号発生回路26、インタフェース回路27か
ら構成されている。この実施例では、AD変換器ならび
に画像バッファメモリは、1系統しか示していないが、
輝度信号だけはでなくRGB(または、YUV)のよう
なコンポーネント信号を扱う場合は、AD変換器ならび
に画像バッファメモリを必要なだけ設けても良い。ま
た、複数のAD変換器ならびに画像バッファメモリを使
用する場合、図示しないが同期信号をカメラへ供給し、
カメラは供給された同期信号に基づいて画像データと同
期信号を供給する。
【0017】入力端子21を介してカメラから輝度信号
がAD変換器23へ供給され、AD変換器23では、制
御信号発生回路26から供給されたクロック信号CKに
基づいて、ディジタル信号へ変換される。カメラから入
力端子22を介して同期信号が制御信号発生回路26、
すなわち同期信号分離回路33へ供給される。同期分離
回路33では、供給された同期信号から垂直同期信号V
と水平同期信号Hが分離され、分離された垂直同期信号
Vは、垂直アドレスカウンタ37とインタフェース回路
27に含まれる制御回路39へ供給される。同様に分離
された水平同期信号Hは、水平アドレスカウンタ36と
PLL回路34へ供給される。
【0018】PLL回路34では、供給された水平同期
信号Hに基づいて、標準TV信号の場合、13.5MH
z、HDTV信号の場合、74.25MHzのクロック信
号CKが生成され、生成されたクロック信号CKは、A
D変換器23、書き込みクロック生成回路35、水平ア
ドレスカウンタ36、垂直アドレスカウンタ37へ供給
される。書き込みクロック生成回路35では、供給され
たクロック信号CKに基づいて書き込み用のクロック信
号WPが生成され、生成されたクロック信号WPは、画
像バッファメモリ24へ供給される。
【0019】画像バッファメモリ24は、複数フレーム
の容量を持ち、クロック信号WPに基づいてAD変換器
23から供給される輝度信号が記録される。水平アドレ
スカウンタ36では、水平同期信号Hに基づいてクロッ
ク信号CKの計数が行われ、計数に基づいて書き込みア
ドレスHAが生成され、生成された書き込みアドレスH
Aは、セレクタ25へ供給される。同様に垂直アドレス
カウンタ37では、書き込みアドレスVAが生成され、
生成された書き込みアドレスVAは、セレクタ25へ供
給される。このとき、書き込みのためのスタート信号、
ストップ信号は、ホスト計算機からインタフェース回路
27を介して、水平アドレスカウンタ36、および垂直
アドレスカウンタ37へ供給される。
【0020】インタフェース回路27に含まれるアドレ
ス発生回路38では、ホスト計算機から供給される信
号、すなわち端子28、29を介して供給される信号に
基づいて、読み出しアドレスHA、VAが供給され、こ
の読み出しアドレスHA、VAは、セレクタ25を介し
て画像バッファメモリ24へ供給される。画像バッファ
メモリ24では、供給された読み出しアドレスHA、V
Aに対応した画像データが読み出され、データ部40へ
ブロック転送される。データ部40へブロック転送され
た画像データは、端子32を介してホスト計算機へ供給
される。
【0021】ここで、端子30、31を介してホスト計
算機から供給された制御信号は、制御回路39へ供給さ
れる。制御回路39では、セレクタ25を切り換える選
択信号Sが生成される。この選択信号Sは、書き込みア
ドレスHA、VA、または読み出しアドレスHA、VA
を画像バッファメモリ24へ供給するときの切り換え信
号にも用いられる。さらに、この選択信号Sは、水平ア
ドレスカウンタ36、垂直アドレスカウンタ37のスタ
ート信号、およびストップ信号として用いられる。
【0022】ホスト計算機を接続するためのインタフェ
ース回路は、例えばVMEバスやSCSIバスなどの規
格に基づいて設計されている。ホスト計算機から画像デ
ータ採取装置の画像バッファメモリにアクセスする際
は、インタフェース回路が例えばVMEバス仕様の場
合、バスをホスト計算機側の要求に従って開放し、直接
画像バッファメモリにアクセスすることで、ホスト計算
機側のメモリまたはハードディスクなどの記録再生装置
に画像データがブロック転送される。同様に、インタフ
ェース回路がSCSIバス仕様の場合、画像データ採取
装置のインタフェース回路内に図示していないが、読み
出しのアドレス発生カウンタを設け、そのアドレス発生
カウンタを作動させることで、ホスト計算機側のメモリ
またはハードディスクなどの記録再生装置に画像データ
がブロック転送される。
【0023】ここで、この画像データ採取装置の一例の
タイミングチャートを図4に示す。ホスト計算機からス
タート信号が供給されると、垂直同期信号Vsyncに基づ
いてタイミングがとられた選択信号Sによって、水平ア
ドレスカウンタ36、および垂直アドレスカウンタ37
が作動し、書き込みアドレスHA、VAを発生すると共
に、書き込み用のクロック信号WPを発生する。これら
の信号は、セレクタ25を介して画像バッファメモリ2
4に順次書き込まれる。
【0024】ホスト計算機からストップ信号が供給され
ると、垂直同期信号Vsyncに基づいてタイミングがとら
れた選択信号Sによって、水平アドレスカウンタ36、
および垂直アドレスカウンタ37が停止し、書き込みア
ドレスHA、VA、ならびに書き込み用のクロック信号
WPの供給を停止することによって、画像バッファメモ
リ24の書き込みを終了する。
【0025】なお、選択信号Sならびに水平アドレスカ
ウンタ36、垂直アドレスカウンタ37は、ホスト計算
機からのスタート信号を受けて垂直同期信号Vsyncに基
づいてタイミングをとることで、Highレベルに立ち
上げ、ホスト計算機からのストップ信号を受けて垂直同
期信号Vsyncでタイミングをとることで、Lowレベル
に立ち下げる。2台のカメラに接続された画像データ採
取装置には、同時にスタート信号、ストップ信号がホス
ト計算機から供給されるため、同期される。
【0026】以上のようにして解像度の異なる2台のT
Vカメラで撮影され、ディジタル化された動画像データ
は、ホスト計算機にブロック転送される。ホスト計算機
では、画像一致検出方法などを使用することにより、2
つの異なる解像度の画像間における時空間の画素マッチ
ングを行い、一致したと判断され、2つの異なる解像度
の画像間の対応した画素が検出される。ただし、上述し
たようにビームスプリッタを用いて1つの光線を使用す
るため、すなわち一方は透過光を使用し、他方は反射光
を使用するため、双方のカメラに入力される画像は左右
反転している。これはホスト計算機において、アドレス
変換をするか、画像データ採取装置で予めアドレス変換
を行って反転の補正を行っておく必要がある。
【0027】ここで、代表値方式の学習を行う一例を図
5のブロック図で説明する。画素マッチングが行われた
SDカメラから供給されるSD画像データは、SDバッ
ファ41で保持され、HDカメラから供給されるHD画
像データは、HDバッファ43で保持される。SDバッ
ファ41からは、SD画像データの注目すべきSD画素
を中心として、例えば3画素×3ラインから構成される
SD画素のブロックがクラス分類回路42と学習部44
へ供給される。HDバッファ43からは、注目すべきS
D画素に対応するHD画素が学習部44へ供給される。
【0028】クラス分類回路42では、供給されるSD
画素のブロックを高能率圧縮符号化、例えばADRC符
号化を行うことにより注目すべきSD画素のクラスコー
ドを生成する。生成されたクラスコードは、学習部44
とメモリ45へ供給される。SD画素のブロックとHD
画素とクラスコードが供給された学習部44では、最小
自乗法等を用いてクラス毎に最も最適な値が算出され、
算出された値は、メモリ45へ供給される。メモリ45
では、学習部44から供給された値を代表値として、ク
ラスコードにより示されるアドレスで記憶される。
【0029】ここで、係数方式の学習をソフトウェア処
理で行う場合の一例の動作を図6のフローチャートに示
す。ステップ51から学習処理の制御が開始され、ステ
ップ52の学習データ形成では、SD画素に対応した学
習データが形成される。例えば、SD画素に対応したH
D画素を中心として3画素×3ラインの配列を使用す
る。ここで、ダイナミックレンジDRが所定のしきい値
より小さいもの、すなわち平坦な画像は、学習データと
して扱わないこととする。ステップ53のデータ終了で
は、入力された全データ例えば1フレームのデータの処
理が終了していれば、ステップ56の予測係数決定へ制
御が移り、終了していなければ、ステップ54のクラス
決定へ制御が移る。
【0030】ステップ54のクラス決定では、入力され
た学習データのクラス分割がなされる。これは上述のよ
うに、ADRC、DPCM等によって、情報量が圧縮さ
れたSD画素のデータが用いられる。ステップ55の正
規方程式加算では、後述する式(6)および(7)の正
規方程式が作成される。ステップ53のデータ終了から
全データの処理が終了後、制御がステップ56に移り、
ステップ56の予測係数決定では、後述する式(8)を
行列解法を用いて解いて、予測係数を決める。ステップ
57の予測係数ストアで、予測係数をメモリにストア
し、ステップ58で学習処理の制御が終了する。
【0031】図6中のステップ55(正規方程式生成)
およびステップ56(予測係数決定)の処理をより詳細
に説明する。注目画素の真値をyとし、その推定値をy
´とし、その周囲の画素の値をx1 〜xn としたとき、
クラス毎に係数w1 〜wn によるnタップの線形1次結
合 y´=w11 +w22 +‥‥+wn n (1) を設定する。学習前はwi が未定係数である。
【0032】上述のように、学習はクラス毎になされ、
データ数がmの場合、式(1)に従って、 yj ´=w1j1+w2j2+‥‥+wn jn (2) (但し、j=1,2,‥‥m)
【0033】m>nの場合、w1 〜wn は一意には決ま
らないので、誤差ベクトルEの要素を ej =yj −(w1j1+w2j2+‥‥+wn jn) (3) (但し、j=1,2,‥‥m) と定義して、次の式(4)を最小にする係数を求める。
【0034】
【数1】
【0035】いわゆる最小自乗法による解法である。こ
こで式(4)のwi による偏微分係数を求める。
【数2】
【0036】式(5)を `0' にするように各wi を決
めればよいから、
【数3】
【0037】として、行列を用いると
【数4】
【0038】となる。この方程式は一般に正規方程式と
呼ばれている。この方程式を掃き出し法等の一般的な行
列解法を用いて、wi について解けば、予測係数wi
求まり、クラスコードをアドレスとして、この予測係数
i をメモリに格納しておく。
【0039】この実施例では、注目されるSD画素を中
心として、3画素×3ラインのSD画素のブロックをク
ラス分類に用いたが、注目されるSD画素を中心とし
て、水平方向に15画素のブロックをクラス分類に用い
ることも可能である。
【0040】なお、クラス分類のために、SD画素の値
をそのまま使用することも可能である。また、情報圧縮
手段としては、VQ(ベクトル量子化)も使用できる。
さらに、SD画素を同一のビット数のデータに変換して
いるが、HD画素とSD画素との間の距離を考慮して、
割り当てビット数を異ならせても良い。すなわち、HD
画素により近いSD画素の割り当てビット数がそれが遠
いもののビット数より多くされる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、以上のような画像デ
ータ採取装置を用いることによって、異なる解像度のT
Vカメラから同時に動画像データを採取することが可能
になる。したがって、時空間の画素マッチングによる一
致判定の検出画素の数が、従来のような採取方法に比べ
てはるかに増大し、クラス分類適応処理における学習の
精度の大幅な向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像データの採取方法の一例を
示すブロック図である。
【図2】この発明に係る撮像系のユニットの一実施例を
示すブロック図である。
【図3】この発明の画像データ採取装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図4】この発明の画像データ採取装置の一例を示すタ
イミングチャートである。
【図5】この発明に係る代表値の学習を行う一例を示し
たブロック図である。
【図6】この発明に係る係数の学習を行う一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来の画像データの採取方法を示すブロック図
である。
【符号の説明】 24 画像バッファメモリ 25 セレクタ 26 制御信号発生回路 27 インタフェース回路 33 同期信号分離回路 34 PLL回路 35 書き込みクロック制御回路 36 水平アドレスカウンタ 37 垂直アドレスカウンタ 38 アドレス発生回路 39 制御回路 40 データ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−324789(JP,A) 特開 平6−121326(JP,A) 特開 平5−328185(JP,A) 実開 昭63−120485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 H04N 5/232

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の撮像系と上記第1の撮像系と異な
    る解像度の第2の撮像系とを使用することにより画像を
    採取する画像データ採取装置において、 光学系を用いることにより上記画像からの同一光軸を2
    分割することができる分割手段と、 記分割手段により分割された第1の光軸が第1の撮像
    系に入力されることにより、第1の画像採取る第1
    の画像採取手段と、 上記分割手段により分割された第2の光軸が第2の撮像
    系に入力されることにより、第2の画像採取る第2
    の画像採取手段と、 上記第1および第2の画像同期信号に応じてディジタ
    ル化るディジタル化手段と、 ディジタル化され上記第1および第2の画像を計算機
    に供給することにより、画素マッチングを行い上記第1
    および第2の画像の一致判定を行い、一致した画素を画
    像データとして採用する手段とからなることを特徴とす
    る画像データ採取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ採取装置に
    おいて、 ビームスプリッタを用いることにより上記画像から同一
    光軸を2分割することができる分割手段とからなること
    を特徴とする画像データ採取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像データ採取装置に
    おいて、 プリズムを用いることにより上記画像から同一光軸を2
    分割することができる分割手段とからなることを特徴と
    する画像データ採取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像データ採取装置に
    おいて、 上記撮像系を撮像管カメラとすること特徴とする画像
    データ採取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像データ採取装置に
    おいて、 上記撮像系をCCDカメラとすること特徴とする画像
    データ採取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像データ採取装置に
    おいて、 ディジタル化された上記第1および第2の画像をバッフ
    ァメモリに取り込むバッファメモリ手段と、 上記バッファメモリに取り込まれた上記第1および第2
    の画像を計算機を使用することにより、画素マッチング
    を行い上記第1および上記第2の画像の一致判定を行う
    判定手段とからなることを特徴とする画像データ採取装
    置。
  7. 【請求項7】 第1の撮像系と上記第1の撮像系と異な
    る解像度の第2の撮像系とを使用することにより画像を
    採取する画像データ採取方法において、 光学系を用いることにより上記画像からの同一光軸を2
    分割し、 上記分割された第1の光軸が第1の撮像系に入力される
    ことにより、第1の画像を採取し、 上記分割された第2の光軸が第2の撮像系に入力される
    ことにより、第2の画像を採取し、 上記第1および第2の画像を同期信号に応じてディジタ
    ル化し、 ディジタル化された上記第1および第2の画像を計算機
    に供給することにより、画素マッチングを行い上記第1
    および第2の画像の一致判定を行い、一致した画素を画
    像データとして採用するようにしたことを特徴とする画
    像データ採取方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像データ採取方法に
    おいて、 ビームスプリッタを用いることにより上記画像から同一
    光軸を2分割するようにしたことを特徴とする画像デー
    タ採取方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像データ採取方法に
    おいて、 プリズムを用いることにより上記画像から同一光軸を2
    分割するようにしたことを特徴とする画像データ採取方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の画像データ採取方法
    において、 上記撮像系を撮像管カメラとすることを特徴とする画像
    データ採取方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の画像データ採取方法
    において、 上記撮像系をCCDカメラとすることを特徴とする画像
    データ採取方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の画像データ採取方法
    において、 ディジタル化された上記第1および第2の画像をバッフ
    ァメモリに取り込み、 上記バッファメモリに取り込まれた上記第1および第2
    の画像を計算機を使用することにより、画素マッチング
    を行い上記第1および上記第2の画像の一致判定を行う
    ようにしたことを特徴とする画像データ採取方法。
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