JP3534955B2 - 遠赤外線加熱炉 - Google Patents

遠赤外線加熱炉

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、表面に遠赤外線放
射性物質が固着されてガスバーナからの燃焼ガスを導く
管状放射体を有するガス遠赤外線ヒータ及びそれを利用
する遠赤外線加熱炉に関するものである。 【0002】 【従来の技術】遠赤外線放射体を加熱することにより発
生する遠赤外線によって被加熱物を加熱するということ
が行われている。このようにすれば、遠赤外線は被加熱
物内部まで到達し易い性質を有するため、その内部で熱
エネルギーに変換されて、被加熱物が比較的均一に加熱
されるのである。従って、様々な肉厚の被加熱物を歩留
まり良く且つ効率良く処理することが出来る。この遠赤
外線加熱は厚肉品を内外均一に加熱出来るという利点が
あるため、ブラウン管等の電子管内を略真空にするため
のブラウン管排気炉や、セラミック成形体の脱脂炉、ガ
ラス製品の焼鈍炉、ブラウン管のコーティング処理炉な
どに利用されている。 【0003】 【発明が解決すべき課題】ところで、従来は上記遠赤外
線放射体を用いた遠赤外線ヒータの加熱源として電気が
利用されることが多かったのであるが、加熱源として電
気が利用されると、ガスなどと比べて同一の発熱量に対
する単価が高いので比較的ランニングコストが高くつい
てしまう。これに対して、ランニングコストを安く抑え
るために、ガスバーナから生じる燃焼ガスを熱源として
用いるガス遠赤外線ヒータが提案されている。しかし、
従来のガス遠赤外線ヒータはガスバーナから発生した燃
焼ガスをプレート状をした箱状放射体内へ導くように構
成されているので、周縁部が中央部に比べて低温となり
易く、全面から均一に遠赤外線を放射させることは難し
いため、そのようなガス遠赤外線ヒータを配列して被加
熱物を加熱する場合にその被加熱物に加熱ムラが生じて
しまうことは避けられなかった。 【0004】本発明はかかる事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、被加熱物を全体
に渡って均一に加熱することができるガス遠赤外線ヒー
タ及びそれを利用した遠赤外線加熱炉を提供することに
ある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、相対向するように立設
された一対の側壁とそれら一対の側壁の上端部を連結す
る天井壁とに囲まれた長手状の空間内をその長手方向に
沿って搬送される被加熱物を、ガス遠赤外線ヒータを用
いて加熱するための遠赤外線加熱炉であって、 (a) ガス
バーナと、表面に遠赤外線放射性物質が固着されて該ガ
スバーナからの燃焼ガスを導く管状放射体とを備え、該
管状放射体が、前記側壁或いは天井壁の内壁面に沿って
該内壁面の幅方向に延び且つ該内壁面を少なくとも一往
復するように回曲させられたガス遠赤外線ヒータと、
(b) そのガス遠赤外線ヒータの管状放射体において、前
記ガスバーナが接続される側と反対側の端面に固定さ
れ、そのガス遠赤外線ヒータの管状放射体の断面よりも
小さな面積を有する貫通穴が複数設けられた板状の消音
板と、 (c) 前記ガス遠赤外線ヒータの管状放射体の下流
側に連続され、且つ燃焼ガスを前記被加熱物に向かって
放出するための複数の放出孔が形成された燃焼ガス放出
管と、 (d) 前記ガス遠赤外線ヒータの管状放射体を通し
て排出される燃焼ガスを回収して前記被加熱物に向かっ
て放出させる燃焼ガス放出装置とを、含むことにある。 【0006】 【発明の効果】このようにすれば、前記ガスバーナは空
気流とガス流とを混合すると共に、その混合気体を燃焼
させて高温の燃焼ガス流を発生させ、前記管状放射体は
その高温の燃焼ガス流によって加熱されることにより遠
赤外線が放射され、そのガス遠赤外線ヒータの管状放射
体の下流側に連続された燃焼ガス放出管に形成された複
数の放出孔から燃焼ガスが前記被加熱物に向かって放出
され、さらに、燃焼ガス放出装置により、上記ガス遠赤
外線ヒータの管状放射体を通して排出される燃焼ガスが
回収されて前記被加熱物に向かって放出されるので、
加熱物を全体に渡ってより均一に加熱することが可能と
なる。また、遠赤外線加熱炉内において、ガス遠赤外線
ヒータの管状放射体の前記ガスバーナが接続される側と
反対側の端面に固定され、そのガス遠赤外線ヒータの管
状放射体の断面よりも小さな面積を有する貫通穴が複数
設けられた板状の消音板と、ガス遠赤外線ヒータの管状
放射体の下流側に連続された燃焼ガス放出管に、燃焼ガ
スを前記被加熱物に向かって放出するために形成された
複数の放出孔とにより、ガス遠赤外線ヒータから排出さ
れる燃焼ガスにより発生する燃料音が好適に抑制され
る。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。 【0013】図1はガス遠赤外線ヒータ10の平面図で
ある。図1において、ガス遠赤外線ヒータ10はガスバ
ーナ12と、一端がガスバーナ12に接続される管状放
射体14とから構成されている。管状放射体14は、例
えば、直径65mm、長さ12m位の金属製パイプ16が
中央付近で、例えばU字状となるように曲げ成形されて
いる。その管状放射体14の表面には、加熱されると比
較的高い効率で遠赤外線を放射するジルコニア、アルミ
ナ、チタニア、マンガン酸化物、コバルト酸化物等の遠
赤外線放射性物質18がガラス質の結合剤により緻密な
組織にて高温焼き付けされることにより固着されてい
る。尚、図1において、金属製パイプ16は便宜上露出
して示されている。 【0014】上記金属製パイプ16は好ましくはステン
レス鋼等の耐熱合金製であり、上記遠赤外線放射性物質
18が固着される前に曲げ加工を行うことにより、予め
任意の回曲形状とすることができる。例えば、金属製パ
イプ16が一往復した形状である上記U字状の他、二往
復したW字状など様々な形状に加工され得る。金属製パ
イプ16の両端には第1フランジ20及び第2フランジ
22が設けられている。第1フランジ20は、例えば図
2に示されるような金属性パイプ16の断面よりも小さ
な面積を有する貫通穴21が複数設けられた耐熱性の板
状の消音板23と接続されており、第2フランジ22は
ガスバーナ12の第3フランジ28と接続されることに
より、ガスバーナ12と管状放射体14とが一体的に接
続されている。なお、金属製パイプ16は予め様々な回
曲形状に加工され得るが、過熱防止のためガスバーナ1
2と接続される側の端部から少なくとも50cm以上はガ
スバーナ12と同軸上となるように直管状とされる。 【0015】図3はガスバーナ12の断面図である。図
3において、ガスバーナ12は、バーナ部24とその下
流側に接続されるヘッダ26とから構成されている。ヘ
ッダ26はその下流側端部分、例えば長さ50mm位の部
分が徐々に縮径されることにより、その下流側端部が上
記金属製パイプ16と同径とされた、例えば内径125
mm、長さ250mm位の円筒状容器である。そして、ヘッ
ダ26の下流側端部には第3フランジ28、その上流側
端部には第4フランジ30、及びその略中央部にはガス
バーナ固定用フランジ32が設けられている。 【0016】上記バーナ部24は、例えば、直径80m
m、長さ80mm位の金属製の円筒状容器の周面に多数の
貫通孔が設けられた多孔円筒部材33と、その後端部に
接続される図示しないガス源から供給されるガス流を取
り込むためのガスノズル34と、多孔円筒部材33の周
囲を僅かな間隔を隔てて取り囲み、その先端部、例えば
長さ40mm位の部分が徐々に縮径された円筒状のバーナ
コーン部材35と、バーナコーン部材35の後端部に接
続されてガスノズル34の周囲を取り囲む、例えば内径
125mm、長さ200mm位の有底円筒状のハウジング3
6とから構成されたものである。ハウジング36の側面
にはブロア等の図示しない空気供給源から圧送される空
気流を取り込むための空気供給口37が設けられてい
る。ハウジング36の開口端部には第5フランジ38が
設けられており、その第5フランジ38が第4フランジ
30と接続されることにより、ヘッダ26とバーナ部2
4とを一体的に接続させている。なお、多孔円筒部材3
3により一次燃焼室が設けられており、バーナコーン部
材35により二次燃焼室が設けられている。 【0017】上述のように本実施例によれば、前記ガス
バーナ12は空気流とガス流とを混合すると共に、その
混合気体を燃焼させて高温の燃焼ガス流を発生させ、前
記管状放射体14はその高温の燃焼ガス流によって加熱
されることにより遠赤外線を放射し、また、管状放射体
14は被加熱物の形状や寸法に合わせて、その形状や配
置を任意に設定し直すことができるので、被加熱物を全
体に渡ってより均一に加熱することが可能となる。 【0018】また、本実施例によれば、前記金属製パイ
プ16において、前記ガスバーナ12が接続される側と
反対側の端面に、金属性パイプ16の断面よりも小さな
面積を有する貫通穴21が複数設けられた板状の消音板
23が接続されているので、消音板23により金属性パ
イプ16の圧損が高められていることから、金属性パイ
プ16の端面から排出される燃焼ガスにより発生する燃
焼音が好適に抑制される。 【0019】図4は上記ガス遠赤外線ヒータ10の遠赤
外線加熱炉40における利用態様の一例を示す図であ
る。図4において、遠赤外線加熱炉40は相対向するよ
うに立設された一対の側壁42とそれら一対の側壁42
の上端部を連結する天井壁44とに囲まれた長手状の空
間内を、その長手方向に沿ってベルトコンベアー46に
より搬送される被加熱物48を、ガス遠赤外線ヒータ1
0を用いて加熱する遠赤外線加熱連続炉である。 【0020】ガス遠赤外線ヒータ10の管状放射体14
は、側壁42の上端部を外壁側から内壁側に向かって貫
通し、続いて天井壁44の内壁面に沿って内壁面の幅方
向に延び、且つ下流側の端部が搬送方向側に来るように
して内壁面を1往復するように回曲させられると共に、
天井壁44の内壁面に固定されている。 【0021】管状放射体14の下流側には、管状放射体
14と同径の金属製のパイプである燃焼ガス放出管52
が、その上流側の他端に設けられる第6フランジ54と
前記第1フランジ20とが接続されることによりガス遠
赤外線ヒータ10と一体的に設けられて天井壁44の内
壁面に固定されると共に、天井壁44の内壁面に沿って
内壁面の幅方向に延び、且つ下流側の一端が搬送方向側
に来るようにして内壁面を略1往復するように回曲させ
られている。燃焼ガス放出管52はその下流側の一端に
設けられる第7フランジ61が前記消音板23と接続さ
れると共に、その第7フランジ61から天井壁44の内
壁面の幅方向に延びる部分の下面側に被加熱物48に向
かって燃焼ガスを放出する複数の放出孔55が形成され
ている。なお、この燃焼ガス放出管52の表面にも、前
記遠赤外線放射性物質18がガラス質の結合剤により緻
密な組織にて高温焼き付けされることにより固着されて
いる。 【0022】上記ガス遠赤外線ヒータ10のガスバーナ
12は、ターボ形送風機56から延長される空気配管5
7が空気供給口37に、汎用ガスボンベ58から延長さ
れるガス配管59がガスノズル34に接続されることに
より空気流とガス流の供給を受けている。また、これら
空気配管57とガス配管59は遠赤外線加熱炉40の長
手方向に側壁42に沿って延長されているため複数のガ
ス遠赤外線ヒータ10を接続することにより一層効果的
な加熱が可能となっている。 【0023】上述のように本実施例によれば、管状放射
体14は遠赤外線加熱炉40の天井壁44の内壁面に沿
って内壁面の幅方向に延び且つ内壁面を少なくとも一往
復するように回曲させられているので、管状放射体14
の入口部分と出口部分とでは導かれる燃焼ガスの温度が
異なるにも関わらず、遠赤外線加熱炉40の長手方向に
沿って搬送される被加熱物48は管状放射体14の幅方
向のどの部分の真下を通過しても、最終的に略均一な量
の遠赤外線が照射され得るので、被加熱物48を全体に
渡って均一に加熱することができる。 【0024】また、本実施例によれば、前記ガス遠赤外
線ヒータ10は、前記管状放射体14の下流側に連続
し、且つ燃焼ガスを前記被加熱物48に向かって放出す
るための複数の放出孔74が形成された燃焼ガス放出管
52を備えたものであるので、管状放射体14の真下を
通過した被加熱物48には、燃焼ガス放出管52に形成
される複数の放出孔55から放出される高温の燃焼ガス
も吹きつけられるため、高い熱効率が得られる。 【0025】図5は上記ガス遠赤外線ヒータ10の遠赤
外線加熱炉60における利用態様の他の例を示す図であ
る。図5において、遠赤外線加熱炉60は相対向するよ
うに立設された一対の側壁62と、それら一対の側壁6
2の上端部を連結する天井壁64とに囲まれた長手状の
空間内を、その長手方向に沿ってトロリーコンベアー6
8により搬送される被加熱物48を、ガス遠赤外線ヒー
タ10を用いて加熱する遠赤外線加熱連続炉である。 【0026】ガス遠赤外線ヒータ10の管状放射体14
は、後述する断熱壁70と天井壁64とをそれらの幅方
向両端部において外壁側から内壁側に向かって貫通し、
続いて側壁62の内壁面に沿ってその底面側に向かって
内壁面の幅方向に延び、且つ下流側の端部が天井壁64
側に来るように内壁面に沿って1往復するようにして回
曲させられると共に、側壁62の内壁面に固定されてい
る。 【0027】遠赤外線加熱炉60は、上記側壁62およ
び天井壁64の周囲をそれらから所定の間隔を隔てた断
熱壁70で囲まれ、その相対向する一対の断熱壁70の
下端部を底面壁71で連結された二重構造をしている。
天井壁64の中央部にはその長手方向における所定間隔
毎に図示しないモーター等により駆動される循環ファン
72が多数設けられている。側壁62にはその長手方向
における所定間隔毎に多数の放出孔74が設けられてい
るため、ガス遠赤外線ヒータ10から排出され循環ファ
ン72を通して回収される燃焼ガスは、断熱壁70と天
井壁64及び側壁62との間を抜けて放出孔74から被
加熱物48に向かって放出させられる。ここで、断熱壁
70、循環ファン72及び放出孔74が前記燃焼ガス放
出装置76に対応している。 【0028】上記ガス遠赤外線ヒータ10のガスバーナ
12は、ターボ形送風機56が空気供給口37に接続さ
れ、汎用ガスボンベ58から延長されるガス配管59が
ガスノズル34に接続されることにより空気流とガス流
との供給を受けている。また、ガス配管59は遠赤外線
加熱炉60の長手方向に断熱壁70に沿って延長されて
いるため複数のガス遠赤外線ヒータ10を接続すること
により一層効果的な加熱が可能となっている。 【0029】上述のように本実施例によれば、管状放射
体14は遠赤外線加熱炉60の側壁62の内壁面に沿っ
て内壁面の幅方向に延び且つ内壁面を少なくとも一往復
するように回曲させられているので、管状放射体14の
入口部分と出口部分とでは導かれる燃焼ガスの温度が異
なるにも関わらず、遠赤外線加熱炉60の長手方向に沿
って搬送される被加熱物48は管状放射体14の幅方向
のどの部分の真横を通過しても、最終的に略均一な量の
遠赤外線が照射され得るので、被加熱物48を全体に渡
って均一に加熱することができる。 【0030】また、本実施例によれば、前記ガス遠赤外
線ヒータ10から排出される燃焼ガスを回収して前記被
加熱物48に向かって放出させる燃焼ガス放出装置76
に対応する断熱壁70、循環ファン72及び放出孔74
を含むので、被加熱物48は遠赤外線による加熱に加え
て高温の燃焼ガスによる加熱も行われるため、高い熱効
率が得られる。 【0031】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。 【0032】例えば、前述の実施例においては、側壁或
いは天井壁のどちらか一方にのみガス遠赤外線ヒータが
設けられていたが、側壁及び天井壁の両方にガス遠赤外
線ヒータが設けられていても構わないし、図5に示され
るような構造の遠赤外線加熱炉においては、底面壁に遠
赤外線ヒータが設けられていても構わない。このように
すれば、一層効果的な均一加熱が行われるという利点が
ある。要するにガス遠赤外線ヒータの設置場所は特に前
述の実施例に限定されないのである。 【0033】また、前述の実施例においては、燃焼ガス
放出管52或いは燃焼ガス放出装置76のどちらか一方
のみが設けられていたが、それらの両方ともが設けられ
ていても構わない。このようにすれば更に一層高い熱効
率が得られる。 【0034】また、前述の実施例においては、ターボ形
送風機56の空気供給口が空気配管57を介してガスバ
ーナ12の後端部に接続されることにより、外気がガス
バーナ12内に供給されていたが、ターボ形送風機56
の空気吸引口が管状放射体14の下流側端部に接続され
ることにより、外気がガスバーナ12内に供給されるよ
うに構成されていても構わない。 【0035】また、前述の実施例においては、燃焼ガス
放出管52の表面に、前記遠赤外線放射性物質18がガ
ラス質の結合剤により緻密な組織にて高温焼き付けされ
ることにより固着されていたが、必ずしも燃焼ガス放出
管52の表面には遠赤外線放射性物質18が固着されて
いなくともよい。燃焼ガス放出管52を通過する燃焼ガ
スの温度は相対的に低くなっているため、その表面に遠
赤外線放射性物質18が固着されていたとしても、遠赤
外線の放射量はそれ程大きくないからである。 【0036】本発明はその主旨を逸脱しない範囲におい
てその他種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であるガス遠赤外線ヒータ1
0であって、遠赤外線放射性物質18の一部を除去して
示す平面図である。 【図2】図1の実施例における消音板23の構成を説明
する平面図である。 【図3】図1の実施例におけるガスバーナ12の構成を
説明する断面図である。 【図4】図1の実施例におけるガス遠赤外線ヒータ10
の利用態様の一例を示す図である。 【図5】図1の実施例におけるガス遠赤外線ヒータ10
の他の利用態様を示す図である。 【符号の説明】 10:ガス遠赤外線ヒータ 12:ガスバーナ 14:管状放射体 16:金属製パイプ 18:遠赤外線放射性物質 23:消音板 40、60:遠赤外線加熱炉 42、62:側壁 44、64:天井壁 48:被加熱物 52:燃焼ガス放出管 55:放出孔 76:燃焼ガス放出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 有 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番 36号 株式会社ノリタケカンパニーリミ テド内 (72)発明者 服部 雅夫 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 浅井 広志 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 中川 三喜男 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−200105(JP,A) 特開 昭63−123909(JP,A) 特開 平4−278108(JP,A) 特開 平7−100422(JP,A) 実開 昭58−7039(JP,U) 実開 平3−73896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/12 - 14/18 F23C 3/00 F23L 17/02 F27B 5/10 - 5/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 相対向するように立設された一対の側壁
    とそれら一対の側壁の上端部を連結する天井壁とに囲ま
    れた長手状の空間内をその長手方向に沿って搬送される
    被加熱物を、ガス遠赤外線ヒータを用いて加熱するため
    の遠赤外線加熱炉であって、 ガスバーナと、表面に遠赤外線放射性物質が固着されて
    該ガスバーナからの燃焼ガスを導く管状放射体とを備
    え、該管状放射体が、前記側壁或いは天井壁の内壁面に
    沿って該内壁面の幅方向に延び且つ該内壁面を少なくと
    も一往復するように回曲させられたガス遠赤外線ヒータ
    と、 該ガス遠赤外線ヒータの管状放射体において、前記ガス
    バーナが接続される側と反対側の端面に固定され、該ガ
    ス遠赤外線ヒータの管状放射体の断面よりも小さな面積
    を有する貫通穴が複数設けられた板状の消音板と、 前記ガス遠赤外線ヒータの管状放射体の下流側に連続さ
    れ、且つ燃焼ガスを前記被加熱物に向かって放出するた
    めの複数の放出孔が形成された燃焼ガス放出管と、 前記ガス遠赤外線ヒータの管状放射体を通して排出され
    る燃焼ガスを回収して前記被加熱物に向かって放出させ
    る燃焼ガス放出装置とを、含むことを特徴とする遠赤外
    線加熱炉。
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