JP3534925B2 - 車両用自動扉におけるロック解除機構 - Google Patents

車両用自動扉におけるロック解除機構

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JP3534925B2 JP31733495A JP31733495A JP3534925B2 JP 3534925 B2 JP3534925 B2 JP 3534925B2 JP 31733495 A JP31733495 A JP 31733495A JP 31733495 A JP31733495 A JP 31733495A JP 3534925 B2 JP3534925 B2 JP 3534925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における自動
扉のロックを解除するロック解除機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タクシーにおける自動扉aは、図
2、3に示す様に、車両本体に設けたストライカbと係
合するラッチcを設け、該ラッチcをロッキングプレー
トdにより固定(ラッチcによるストライカbとの係合
を保持した)状態と成すことによってロック状態と成し
ており、かかる自動扉aを開放する際には、まず、ダイ
ヤフラム形の空圧式シリンダeにより、ロッキングプレ
ートdによるラッチcの固定状態を解除することでスト
ライカbとの係合を解除し、その後、ピストン形の空圧
式シリンダfによって自動扉aを開放している。
【0003】ところが、ロック解除に使用されるダイヤ
フラム形の空圧式シリンダeは小型である反面、ストロ
ークが短く、且つ作動力が弱いため、スプリングによっ
て付勢されて、衝突時に30Gの慣性負荷が加わっても
ロック状態が解除されないロッキングプレートdを作動
させるには、作動不良が発生しやすい欠点を有してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、衝突時の不
必要なロック解除や自動扉の開放を防止すると共に、ロ
ック解除時の作動不良を無くすようにした車両用自動扉
におけるロック解除機構を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく作動不良の発生等の課題に鑑み、自動扉を開閉
させるシリンダの作動力を利用してラッチを固定状態と
成しているロッキングプレートを確実にロック解除方向
へ作動させることを要旨とする車両用自動扉におけるロ
ック解除機構を提供して上記欠点を解消せんとしたもの
である。
【0006】ロック解除機構としては、シリンダの後端
に有するクレビスを自動扉の内面に揺動自在に設けた
リンクの下方端側に枢支すると共に、主リンクの上方端
側はラッチを上記固定状態からロックが解除される自由
可動状態と成すロック解除レバーに連結している。
【0007】又、シリンダの後方には、主リンクの下方
端側を介してシリンダの後端に対向させた当接面を有す
る係合プレートを設け、該係合プレートの当接面には、
自動扉の完全閉止に対応したシリンダのロッドの最縮退
状態で、主リンクの下方端側に一端を枢支したストッパ
ーレバーの他端を当接させ、又ストッパーレバーの他端
を当接面より離脱させるアクチュエータを設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明すると、車両用自動扉におけるロック解除
機構1は、図1〜3に示すように、車両における自動扉
aを開ける直前に、車両本体に設けられているストライ
カbと係合して自動扉aをロックしているラッチcを、
固定係合(ラッチcによるストライカbとの係合を保持
した)状態から自由可動(ラッチcによるストライカb
との係合が解除された)状態へ切り換えてロックを解除
するものにして、自動扉aを開閉するためのアクチュエ
ータであるピストン形のシリンダ3の作動ストロークの
一部を利用するものである。
【0009】シリンダ3は自動扉aの内面の下側に配設
するものであって、その前端に伸縮自在に設けたロッド
の先端を、一端が自動扉aの内面に枢支されて揺動自
在と成すレバー5の他端に枢支し、このレバー5の中間
部位と車両本体をコネクティングロッド6で連結し、シ
リンダ3のロッド4の伸縮作動力によって自動扉aを開
閉させている。
【0010】また、シリンダ3の後端に有するクレビス
7は、自動扉aの内面に中間部位でもって枢支されて揺
動自在と成す略く字状に形成された主リンク8の下方端
側の先端部位8aより若干上方でく字の内側に略対応した
部位に枢支している。
【0011】この主リンク8の上方端側は、ロッキング
プレートdによるラッチcの固定状態を解除してラッチ
cを自由可動状態と成す様にロッキングプレートdに連
繋したロック解除レバー9に連結ロッド10を介して連結
している。
【0012】なお、図中、11は主リンク8のリターンス
プリングである。
【0013】また、シリンダ3の後端に対向する位置
に、自動扉aの内面から突出する係合プレート12を設
け、係合プレート12はシリンダ3の伸長作動時(自動扉
aの開放時)における初期段階の所定ストロークにとも
なって揺動する主リンク8の先端部位8aにおける反シリ
ンダ側の側縁部8bと当接する当接面12aを有し、この当
接面12aはシリンダ3の縮退作動後(自動扉aの完全閉
止時)におけるシリンダ3の中心線CL上に概ね位置
し、且つ中心線CLに対して直交させずに所定角度分だ
け上方側を反シリンダ方向へ傾斜させている。
【0014】さらに、係合プレート12は誘導面12bを有
しており、誘導面12bは当接面12aから上方へむかって
連続形成され、詳しくは当接面12aの上端より、この当
接面12aよりさらに急な傾斜角度でもってプレス曲げ加
工によって屈曲一体形成されている。
【0015】13はシリンダ3の本体(ボディ自体)の伸
長作動をその後方で規制するストッパーレバーであり、
ストッパーレバー13は帯板状に形成され、その一端を、
主リンク8における中間枢支個所とクレビス7を枢支し
ている個所との中間に枢着し、またストッパーレバー13
の他端を円弧状に形成して摺接面13aと成している。
【0016】また、ストッパーレバー13は、シリンダ3
ロッド4の最縮退状態(自動扉aの完全閉止状態)に
おいて、摺接面 13 aが係合プレート12の当接面12aと当
接する長さに設定され、且つストッパーレバー13前記
当接状態において、ストッパーレバー13の支点と当接点
Pを通る中心線CL1と、シリンダ3の中心線CLに一
致してシリンダ3の作動力方向へ 延びる軸線(CL)と
が、反シリンダ側において交叉する様にしている。
【0017】14はストッパーレバー13を下方へ付勢する
リターンスプリングであり、かかるリターンスプリング
14はストッパーレバー13の中間部位と主リンク8の先端
部位8aとの間に張設し、リターンスプリング14の弾性力
によって常時下方へ付勢している。
【0018】なお、係合プレート12の当接面12aが上述
の様に設定されているので、リターンスプリング14の引
張力によってもストッパーレバー 13が下方へ離脱するこ
とはない。
【0019】15はストッパーレバー13を揺動させるアク
チュエータであり、アクチュエータ 15はダイヤフラム形
のロック解除シリンダから成り、該ロック解除シリンダ
15は、そのロッド16を下方へ指向する様に自動扉aの内
面に設け、ロッド16の先端は、一端が自動扉aの内面に
枢支され、上下揺動自在と成す引き上げレバー17の他端
枢支している。
【0020】18は引き上げレバー17の上動力をストッパ
ーレバー13に伝達する中間レバーであり、中間レバー18
の一端は引き上げレバー17の中間部位に枢支され、一
方、中間レバー18の他端には、長穴状のスライド穴19を
形成し、このスライド穴19内にピン20をスライド自在に
配設し、このピン20をストッパーレバー13の他端寄り
位に取り付けている。
【0021】次に、本発明に係る車両用自動扉における
ロック解除機構の作用について説明する。自動扉aが閉
(完全閉止)されている状態において、負圧をシリン
ダ3とロック解除シリンダ15に同時に与えると、先ず、
ロック解除シリンダ15が作動してロッド16が上動するこ
とにより、引き上げレバー17が上方へ揺動し、これにと
もなって中間レバー18を介してストッパーレバー13がリ
ターンスプリング14の引張力に抗して引き上げられて上
方へ揺動し、ストッパーレバー13の摺接面13aが係合プ
レート12の当接面12aに当接した状態から誘導面12bへ
変位する。
【0022】また、ストッパーレバー13の摺接面13aが
円弧状に形成されているため、当接面12aから誘導面12
bへの移動が何ら抵抗なくスムーズと成る。
【0023】そして、この変位によって、伸長作動が拘
束された状態にあるシリンダ3の作動力方向へ延びる軸
線CLと、ストッパーレバー13の支点と当接点Pを通る
中心線CL1とが、反シリンダ側において交叉状態であ
ったものが解除される。これにより、シリンダ3が非拘
束状態(自由可動状態)となってシリンダ3のボディ自
体が係合プレート12側へ所定ストローク分だけ移動し、
この結果、主リンク8が揺動し、主リンク8に連結する
連結ロッド10を介してロック解除レバー9が揺動し、
ッチcを固定しているロッキングプレートdを揺動させ
てロック解除する。
【0024】その後、主リンク8の側縁部8bが係合プレ
ート12の当接面12aに当接し、シリンダ3のボディ自体
の移動が規制された状態と成ると、ロッド4が伸長し、
レバー5およびコネクティングロッド6を介して自動扉
aを開放する。
【0025】次に、自動扉aを閉鎖する場合について
は、シリンダ3の縮退作動側へ負圧を与えると共に、ロ
ック解除シリンダ15を大気開放すると、リターンスプリ
ング11の引張力によって主リンク8が上記とは逆方向に
揺動し、主リンク8の先端部位8aがシリンダ3の後端に
当接し、これによりリターンスプリング14の引張力によ
ってストッパーレバー13が下方へ揺動し、ストッパーレ
バー13の摺接面13aが係合プレート12の誘導面12bから
当接面12aへ変位し、シリンダ3のボディ自体の後方へ
の移動を規制し、その後、ロッド4が縮退作動してレバ
ー5およびコネクティングロッド6を介して自動扉aを
閉鎖する。
【0026】
【発明の効果】要するに本発明は、車両の自動扉aの内
面に設けたシリンダ3の前端に伸縮自在に設けたロッド
4の動作によって自動扉aを開閉する車両用自動扉にお
いて、自動扉aの内面に揺動自在に設けた主リンク8の
下方端側に、シリンダ3の後端に有するクレビス7を
支すると共に、主リンク8の上方端側は、車両本体に設
けたストライカbに係合して自動扉aをロックするラッ
チcの前記係合を解除する様にしたロック解除レバー9
に連結し、シリンダ3の後方には、主リンク8の下方
端側を介してシリンダ3の後端に対向させた当接面12a
を有する係合プレート12を設け、該係合プレート 12 の当
接面 12 aには、自動扉aの完全閉止に対応したシリンダ
3のロッド4の最縮退状態で、主リンク8の下方端側に
一端を枢支したストッパーレバー 13 の他端を当接させ、
又ストッパーレバー 13 の他端を当接面12aより離脱させ
るアクチュエータ15を設けたので、自動扉aが完全閉止
しているシリンダ3の最縮退状態では、ストッパーレバ
ー13がシリンダ3と係合プレート12との間に介在してシ
リンダ3が伸長作動しない様に拘束しているため、衝突
時における慣性負荷が加わっても主リンク8は揺動せ
、ロック解除や自動扉aの開放が防止できる。又、ア
クチュエータ 15によってストッパーレバー13の他端を当
接面12aより離脱させると、上記拘束状態のシリンダ3
が非拘束状態となるため、さきにシリンダ3のボディ自
体が動いて主リンク8を揺動させ、これに連動するロッ
ク解除レバー9によってラッチcを自由可動状態と成
こと、即ちラッチcによるストライカbとの係合を解除
することができ、よって自動扉aを開閉作動させるシリ
ンダ3の作動力により、自動扉aのロックを解除できる
ため、従来のようなロック解除時の作動不良を無くすこ
とができる。
【0027】また、当接面12aと当接するストッパーレ
バー13の他端を円弧状に形成したので、当接面12a上で
の移動は何ら抵抗なくスムーズにでき、このためストッ
パーレバー13を動かすアクチュエータ 15を小型のものが
使用できる等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用自動扉におけるロック解除機構
の概略構成図である。
【図2】同上本発明のロック解除機構の一部構成と、従
来の車両用自動扉を示す概略斜視図である。
【図3】従来のロック機構の概略図である。
【符号の説明】
3 シリンダ4 ロッド 7 クレビス 8 主リンク 9 ロック解除レバー 12 係合プレート 12a 当接面 13 ストッパーレバー15 アクチュエータ a 自動扉 b ストライカ c ラッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 B60J 5/00 E05B 53/00 E05F 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の自動扉の内面に設けたシリンダ
    前端に伸縮自在に設けたロッドの動作によって自動扉を
    開閉する車両用自動扉において、自動扉の内面に揺動自
    在に設けた主リンクの下方端側に、シリンダの後端に有
    するクレビスを枢支すると共に、主リンクの上方端側
    、車両本体に設けたストライカに係合して自動扉をロ
    ックするラッチの前記係合を解除する様にしたロック解
    除レバーに連結し、シリンダの後方には、主リンクの
    下方端側を介してシリンダの後端に対向させた当接面を
    有する係合プレートを設け、該係合プレートの当接面に
    は、自動扉の完全閉止に対応したシリンダのロッドの最
    縮退状態で、主リンクの下方端側に一端を枢支したスト
    ッパーレバーの他端を当接させ、又ストッパーレバーの
    他端を当接面より離脱させるアクチュエータを設けたこ
    とを特徴とする車両用自動扉におけるロック解除機構。
  2. 【請求項2】 当接面と当接するストッパーレバーの
    を円弧状に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    車両用自動扉におけるロック解除機構。
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