JP3532955B2 - ポンプ装置の除塵ユニット - Google Patents
ポンプ装置の除塵ユニットInfo
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Description
水を吸い上げるポンプ装置がごみ類を吸い込むのを防止
するためのポンプ装置の除塵ユニットに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】図4は用水路の水を吸い上げる従来のポ
ンプ施設の側面図を示している。ポンプ装置1は用水路
の土手上に設置されており、吸水管2を通して用水路3
の水を吸い上げ、田畑などへ送るようになっている。 【0003】用水路3の水中には様々なごみ類が浮遊し
ており、ごみ類がポンプ装置1に吸い込まれるとポンプ
装置1が故障することから、吸水管2の周囲には除塵ス
クリーン4が設置されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記ごみ類には微細な
ものもあり、微細なごみ類をポンプ装置1が吸い込まな
いようにするためには、除塵スクリーン4のメッシュを
小さくしなければならない。しかしながらメッシュを小
さくすると目詰りしやすいことから、メッシュはある程
度大きくせざるを得ず、その結果、微細なごみ類がポン
プ装置1に吸い込まれて故障を惹起しやすいという問題
点があった。 【0005】また水中に没入している除塵スクリーン4
は腐食しやすいものであり、腐食の結果、除塵スクリー
ン4に大きな穴が開き、この穴から比較的大形のごみ類
が侵入してポンプ装置1の故障を惹起しやすいものであ
った。しかも除塵スクリーン4は水中に没入しているた
め、その補修などの保守管理は行いにくいものであっ
た。 【0006】そこで本発明は、ポンプ装置に微細なごみ
類が侵入するのを効果的に防止でき、また保守管理を簡
単に行えるポンプ装置の除塵ユニットを提供することを
目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このために本発明は、ポ
ンプ装置の吸水管2の途中に接続される外ケース11
と、この外ケース11の内部に出し入れ自在に収納され
る通水性の内ケース12と、この外ケース11の上面を
覆う蓋部材20と、この蓋部材20を外ケース11に着
脱自在に結合する結合具22、23とから成り、前記外
ケース11の胴面両側部にはガイドパイプ13が設けら
れ、このガイドパイプ13はパッキン14およびスリッ
プフランジ15を介して前記吸水管2に接続され、且つ
前記外ケース11の下部にドレイン孔26を開口したも
のである。 【0008】 【作用】上記構成によれば、内ケース12の孔径を小さ
くすることにより、微細なごみ類を集塵してポンプ装置
1に吸い込まれるのを防止できる。また除塵ユニット1
0を水面上の土手上などに設置することにより、外ケー
ス11や内ケース12の清掃などの保守管理を容易に行
える。 【0009】 【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は用水路に設置されたポンプ施設の側面
図である。その全体構成は図4に示す従来例と同じであ
るが、吸水管2の途中の土手上に除塵ユニット10が設
けられている。図2は除塵ユニットの断面図、図3は同
平面図であり、次に図2および図3を参照しながら除塵
ユニット10の構造を説明する。 【0010】この除塵ユニット10は、ドラム形の外ケ
ース11と、外ケース11の内部に出し入れ自在に収納
された内ケース12を備えている。外ケース11の胴面
両側部にはガイドパイプ13が設けられている。ガイド
パイプ13は、パッキン14およびスリップフランジ1
5を介して吸水管2に接続されている。内ケース12
は、メッシュ若しくは多孔板などの通水性を有する素材
によりドラム形に形成されており、外ケース11の底部
に設けられた台座16上に載置されている。内ケース1
2に水が流れると、その流体抵抗のために内ケース12
や外ケース11は振動する。そこでパッキン14はその
防振手段も兼ねている。更には、ポンプ装置1や除塵ユ
ニット10は地盤沈下のために変位しやすいものであ
り、したがって吸水管2のジョイント部にパッキン14
を介在させることにより、この変位にともなう応力を吸
収することができる。 【0011】内ケース12の孔18の孔径は除塵スクリ
ーン4の孔径よりも小さくしてあり、除塵スクリーン4
で除塵されなかった微細なごみ類を除塵する。また外ケ
ース11の胴面には、外部から内部を視認するための窓
部17が設けられている。この窓部17から内部を視認
することにより、内ケース12を清掃すべきか否かなど
を判断する。 【0012】外ケース11の上面にはこれを覆う蓋部材
20が設けられている。21はガイドパイプ13に突設
された取付用のフランジである。また22は蓋部材20
の押え金具である。この押え金具22の側面形状は図2
に示すように中央部から外方へ向って下り勾配のアーム
状であり、その両端部にはフック22aを有している。
押え金具22の中央部にはボルト23が螺入されてい
る。したがって図2においてボルト23をねじ込むと、
ボルト23はその下端部で蓋部材20を押え付け、また
フック22aはフランジ21の下面に圧接し、蓋部材2
0は外ケース11の上面にしっかり結合されてこの上面
を密閉する。すなわち押え金具22やボルト23は、蓋
部材20を外ケース11に結合する結合具になってい
る。24はフランジ21と蓋部材20の間に配設された
シール用のOリングである。 【0013】図2において、蓋部材20にはエア抜き用
の孔部25が設けられている。外ケース11内のガスは
この孔部25から外部に放出される。また外ケース11
の下部にはドレイン孔26が開口されており、外ケース
11内の余水はこのドレイン孔26から排出される。図
3において、27はガイドパイプ13とスリップフラン
ジ15の結合用ボルトである。 【0014】このポンプ施設は上記のように構成されて
おり、図1においてポンプ装置1が駆動することによ
り、用水路3の水は吸水管2を通して吸い上げられ、田
畑などへ送られる。また水中を浮遊するごみ類は除塵ス
クリーン4により除塵され、除塵スクリーン4を通過し
た比較的小形のごみ類は除塵ユニット10の内ケース1
2で除塵される。 【0015】長期間運転する間に、除塵ユニット10の
内部にはごみ類が溜まる。そこで適宜窓部17から外ケ
ース11の内部を視認し、ごみ類が大量に溜まっていれ
ば、以下のようにして保守を行う。すなわち、図2にお
いてボルト23を緩めたうえで、押え金具22を水平方
向にスライドさせて除塵ユニット10から取りはずす。
次に蓋部材20を取りはずしたうえで、外ケース11か
ら内ケース12を取り出し、外ケース11の内部の清掃
や内ケース12の清掃を行う。そして清掃が終ったなら
ば、再び内ケース12を外ケース11の内部に収納し、
外ケース11に蓋部材20を被蓋するとともに、押え金
具22により蓋部材20を外ケース11に押し付ける。
以上のようにこの除塵ユニット10によれば、保守管理
を簡単に行うことができる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、吸水管の
途中に接続される外ケースと、この外ケースの内部に出
し入れ自在に収納される通水性の内ケースと、この外ケ
ースの上面を覆う蓋部材と、この蓋部材を外ケースに着
脱自在に結合する結合具とから成り、前記外ケースの胴
面両側部にはガイドパイプが設けられ、このガイドパイ
プはパッキンおよびスリップフランジを介して前記吸水
管に接続され、且つ前記外ケースの下部にドレイン孔を
開口したので、ポンプ装置に微細なごみ類が侵入してポ
ンプ装置が故障するのを確実に防止でき、また除塵ユニ
ットは水面上の土手などに設置できるので、保守管理を
簡単に行える。また 内ケースに水が流れると、その流
体抵抗のために内ケースや外ケースは振動するが、この
振動はパッキンにより防振され、またポンプ装置や除塵
ユニットは地盤沈下のために変位しやすいが、吸水管の
ジョイント部にパッキンを介在させることにより、この
変位にともなう応力を吸収することができる。
の断面図 【図3】本発明の一実施例のポンプ装置の除塵ユニット
の平面図 【図4】従来のポンプ施設の側面図 【符号の説明】 1 ポンプ装置 2 吸水管 10 除塵ユニット 11 外ケース 12 内ケース 20 蓋部材 22 押え金具(結合具) 23 ボルト(結合具)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 用水を吸い上げるポンプ装置の吸水管の
途中に設けられる除塵ユニットであって、前記吸水管の
途中に接続される外ケースと、この外ケースの内部に出
し入れ自在に収納される通水性の内ケースと、この外ケ
ースの上面を覆う蓋部材と、この蓋部材を外ケースに着
脱自在に結合する結合具とから成り、前記外ケースの胴
面両側部にはガイドパイプが設けられ、このガイドパイ
プはパッキンおよびスリップフランジを介して前記吸水
管に接続され、且つ前記外ケースの下部にドレイン孔を
開口したことを特徴とするポンプ装置の除塵ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08250994A JP3532955B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ポンプ装置の除塵ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08250994A JP3532955B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ポンプ装置の除塵ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268911A JPH07268911A (ja) | 1995-10-17 |
JP3532955B2 true JP3532955B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=13776491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08250994A Expired - Lifetime JP3532955B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ポンプ装置の除塵ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532955B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102440927B1 (ko) * | 2020-10-06 | 2022-09-06 | 한밭대학교 산학협력단 | 하천 부유물 분리장치 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP08250994A patent/JP3532955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07268911A (ja) | 1995-10-17 |
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