JP3531465B2 - 偏向ヨークの製造方法およびこの方法により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置 - Google Patents
偏向ヨークの製造方法およびこの方法により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置Info
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- JP3531465B2 JP3531465B2 JP07384198A JP7384198A JP3531465B2 JP 3531465 B2 JP3531465 B2 JP 3531465B2 JP 07384198 A JP07384198 A JP 07384198A JP 7384198 A JP7384198 A JP 7384198A JP 3531465 B2 JP3531465 B2 JP 3531465B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン用受
像機、コンピュータディスプレイ等に用いられる偏向ヨ
ークの製造方法および、この方法により製造された偏向
ヨークを用いた陰極線管装置に関するものである。
像機、コンピュータディスプレイ等に用いられる偏向ヨ
ークの製造方法および、この方法により製造された偏向
ヨークを用いた陰極線管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、従来の偏向ヨーク
の製造方法は、径大アーク部4a、コーン部4bおよび
径小アーク部4cを有するサドル型コイル4の空間領域
3a、3b、3cを形成するための雄型1と雌型2とを
接合する工程と、雄型1と雌型2とを接合した後に、雄
型1に線材5を巻回する工程と、線材5の巻回後に通電
電極7により線材5に通電して、線材5の外周面に設け
られた融着層を溶融する工程と、線材5の巻回後に雄型
1に設けられているプレス板6を用いて、サドル型コイ
ル4をプレス成形する工程とを備えている。
の製造方法は、径大アーク部4a、コーン部4bおよび
径小アーク部4cを有するサドル型コイル4の空間領域
3a、3b、3cを形成するための雄型1と雌型2とを
接合する工程と、雄型1と雌型2とを接合した後に、雄
型1に線材5を巻回する工程と、線材5の巻回後に通電
電極7により線材5に通電して、線材5の外周面に設け
られた融着層を溶融する工程と、線材5の巻回後に雄型
1に設けられているプレス板6を用いて、サドル型コイ
ル4をプレス成形する工程とを備えている。
【0003】このような製造方法では、上記溶融する工
程における線材5の通電時、図12に示すように、それ
ぞれの線材5にローレンツ力が矢印方向に働き、雄型1
と雌型2との空間領域3bの線材5が外側へ広がるた
め、サドル型コイル4の溶融する工程後に行われるプレ
ス成形する工程において、図13に示すように、外側へ
広がった線材5が雌型2とプレス板6との間に挟まれて
断線、損傷する等の問題があった。
程における線材5の通電時、図12に示すように、それ
ぞれの線材5にローレンツ力が矢印方向に働き、雄型1
と雌型2との空間領域3bの線材5が外側へ広がるた
め、サドル型コイル4の溶融する工程後に行われるプレ
ス成形する工程において、図13に示すように、外側へ
広がった線材5が雌型2とプレス板6との間に挟まれて
断線、損傷する等の問題があった。
【0004】そこで、サドル型コイル4における線材5
の断線、損傷する等の問題を解決するために、従来の他
の製造方法では、上記巻回する工程に、図11および図
14に示すように、通電電極7と雄型1および雌型2と
の間に線抑え板8を設けて、この線抑え板8により、線
材5にローレンツ力に逆らう張力F1を与えている。
の断線、損傷する等の問題を解決するために、従来の他
の製造方法では、上記巻回する工程に、図11および図
14に示すように、通電電極7と雄型1および雌型2と
の間に線抑え板8を設けて、この線抑え板8により、線
材5にローレンツ力に逆らう張力F1を与えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記他
の製造方法では、線材5にローレンツ力に逆らう張力F
1が必要となるので、図14に示すように、巻回された
線材5の後端側における径小アーク部4cの形状が非対
称となったサドル型コイル4が製作されるという問題が
あった。そして、陰極線管装置に、この非対称形状のサ
ドル型コイル4を用いた場合、この非対称形状がコンバ
ーゼンス、ラスター歪等の非対称を引き起こすという結
果となった。
の製造方法では、線材5にローレンツ力に逆らう張力F
1が必要となるので、図14に示すように、巻回された
線材5の後端側における径小アーク部4cの形状が非対
称となったサドル型コイル4が製作されるという問題が
あった。そして、陰極線管装置に、この非対称形状のサ
ドル型コイル4を用いた場合、この非対称形状がコンバ
ーゼンス、ラスター歪等の非対称を引き起こすという結
果となった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、サドル型コイルを対称形状にするこ
とができる偏向ヨークの製造方法および、この方法によ
り製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置を提供す
るものである。
になされたもので、サドル型コイルを対称形状にするこ
とができる偏向ヨークの製造方法および、この方法によ
り製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の偏向ヨークの製
造方法は、径小アーク部、コーン部および径大アーク部
を有するサドル型コイルの空間領域を形成するための雄
型と雌型とを接合する工程と、前記雄型と前記雌型とを
接合した後に、前記雄型および前記雌型のいずれか一方
に線材を巻回する工程と、前記線材の巻回後に前記線材
に通電して、前記線材の外周面に設けられた融着層を溶
融する工程と、前記線材の融着層を溶融後に前記雄型に
設けられているプレス板を用いて、サドル型コイルをプ
レス成形する工程とを備えた偏向ヨークの製造方法にお
いて、前記線材を巻回する工程と前記プレス成形する工
程との間に、巻回された前記線材の後端側の前記径小ア
ーク部または前記径大アーク部の外周近傍に、かつ、前
記径小アーク部または前記径大アーク部からの前記線材
の排出部における前記径小アーク部または前記径大アー
ク部の接線より外側に設けたガイドピンに、前記線材を
掛けることより、前記排出部における前記線材の張力を
前記径小アーク部または径大アーク部の外方向に加わる
ようにしたことを特徴とする。
造方法は、径小アーク部、コーン部および径大アーク部
を有するサドル型コイルの空間領域を形成するための雄
型と雌型とを接合する工程と、前記雄型と前記雌型とを
接合した後に、前記雄型および前記雌型のいずれか一方
に線材を巻回する工程と、前記線材の巻回後に前記線材
に通電して、前記線材の外周面に設けられた融着層を溶
融する工程と、前記線材の融着層を溶融後に前記雄型に
設けられているプレス板を用いて、サドル型コイルをプ
レス成形する工程とを備えた偏向ヨークの製造方法にお
いて、前記線材を巻回する工程と前記プレス成形する工
程との間に、巻回された前記線材の後端側の前記径小ア
ーク部または前記径大アーク部の外周近傍に、かつ、前
記径小アーク部または前記径大アーク部からの前記線材
の排出部における前記径小アーク部または前記径大アー
ク部の接線より外側に設けたガイドピンに、前記線材を
掛けることより、前記排出部における前記線材の張力を
前記径小アーク部または径大アーク部の外方向に加わる
ようにしたことを特徴とする。
【0008】この方法により、サドル型コイルの形状変
形が防止される。また、本発明の陰極線管装置は、上記
方法により製造された偏向ヨークを用いたものである。
形が防止される。また、本発明の陰極線管装置は、上記
方法により製造された偏向ヨークを用いたものである。
【0009】この構成により、コンバーゼンス性能が向
上し、かつラスター歪も低減される。
上し、かつラスター歪も低減される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
【0011】図6に示すように、本発明の実施の形態の
陰極線管装置は、内面に赤色、緑色および青色の蛍光体
10を有するフェースプレート11、フェースプレート
11の後方に接着されたファンネル部12およびファン
ネル部12の後方に形成され、内部に電子ビームを放射
するためのインライン型の電子銃13が配置されるネッ
ク部14からなるガラスバルブ15と、フェースプレー
ト11の蛍光体10と対向して配置されたシャドウマス
ク16と、ファンネル部12およびネック部14の外側
に装着された偏向ヨーク17とを具備している。
陰極線管装置は、内面に赤色、緑色および青色の蛍光体
10を有するフェースプレート11、フェースプレート
11の後方に接着されたファンネル部12およびファン
ネル部12の後方に形成され、内部に電子ビームを放射
するためのインライン型の電子銃13が配置されるネッ
ク部14からなるガラスバルブ15と、フェースプレー
ト11の蛍光体10と対向して配置されたシャドウマス
ク16と、ファンネル部12およびネック部14の外側
に装着された偏向ヨーク17とを具備している。
【0012】偏向ヨーク17は、図7に示すように、耐
熱性の絶縁樹脂からなる保持枠18の内側にピンクッシ
ョン磁界を発生するための水平偏向コイル19を、保持
枠18の外側にバレル磁界を発生するための垂直偏向コ
イル20をそれぞれ組込み、かつ、垂直偏向コイル20
の外周に磁束を強めるためにフェライトコア21を装着
している。水平偏向コイル19は、図8〜図10にも示
すように、ガラスバルブ15を介して対向する一対のサ
ドル型コイルで、電子ビームを放射する方向Aに、径小
のアーク部19a、中央に開口部19bを有するコーン
部19cおよび径大アーク部19dが順次形成されたも
のである。垂直偏向コイル20は、水平偏向コイル19
と同様に、ガラスバルブ15を介して対向する一対のサ
ドル型コイルで、電子ビームを放射する方向Aに、径小
のアーク部20a、中央に開口部20bを有するコーン
部20cおよび径大アーク部20dが順次形成されたも
のである。
熱性の絶縁樹脂からなる保持枠18の内側にピンクッシ
ョン磁界を発生するための水平偏向コイル19を、保持
枠18の外側にバレル磁界を発生するための垂直偏向コ
イル20をそれぞれ組込み、かつ、垂直偏向コイル20
の外周に磁束を強めるためにフェライトコア21を装着
している。水平偏向コイル19は、図8〜図10にも示
すように、ガラスバルブ15を介して対向する一対のサ
ドル型コイルで、電子ビームを放射する方向Aに、径小
のアーク部19a、中央に開口部19bを有するコーン
部19cおよび径大アーク部19dが順次形成されたも
のである。垂直偏向コイル20は、水平偏向コイル19
と同様に、ガラスバルブ15を介して対向する一対のサ
ドル型コイルで、電子ビームを放射する方向Aに、径小
のアーク部20a、中央に開口部20bを有するコーン
部20cおよび径大アーク部20dが順次形成されたも
のである。
【0013】図1および図2に示すように、本発明の偏
向ヨークの製造方法は、例えば、垂直偏向コイル20を
サドル型に製作するために、径大アーク部20d、中央
に開口部20bを有するコーン部20cおよび径小アー
ク部20aを有するサドル型コイルの空間領域24a、
24b、24cを形成するための雄型22と雌型23と
を接合する。次に、雄型22と雌型23とを接合した後
に、図3および図4に示すように、例えば雌形23の突
起部23aの外周壁に所定の長さの線材26を巻回す
る。次に、図1に示すように、サドル形状に線材26を
巻回後に、通電電極28により線材26に通電して、線
材26の外周面に設けられた融着層26aを溶融する。
次に、線材26の融着層26aを溶融後に雄型22に設
けられているプレス板27を用いて、垂直偏向コイル2
0をサドル型にプレス成形する。以上説明したそれぞれ
の工程を備え、線材26を巻回する工程と垂直偏向コイ
ル20をサドル型にプレス成形する工程との間に、巻回
された線材26の後端側の径小アーク部20aの形状変
形を防止する工程を設けている。
向ヨークの製造方法は、例えば、垂直偏向コイル20を
サドル型に製作するために、径大アーク部20d、中央
に開口部20bを有するコーン部20cおよび径小アー
ク部20aを有するサドル型コイルの空間領域24a、
24b、24cを形成するための雄型22と雌型23と
を接合する。次に、雄型22と雌型23とを接合した後
に、図3および図4に示すように、例えば雌形23の突
起部23aの外周壁に所定の長さの線材26を巻回す
る。次に、図1に示すように、サドル形状に線材26を
巻回後に、通電電極28により線材26に通電して、線
材26の外周面に設けられた融着層26aを溶融する。
次に、線材26の融着層26aを溶融後に雄型22に設
けられているプレス板27を用いて、垂直偏向コイル2
0をサドル型にプレス成形する。以上説明したそれぞれ
の工程を備え、線材26を巻回する工程と垂直偏向コイ
ル20をサドル型にプレス成形する工程との間に、巻回
された線材26の後端側の径小アーク部20aの形状変
形を防止する工程を設けている。
【0014】また、線材26を巻回する工程では、図1
に示すように、通電電極28と、雄型22および雌型2
3との間に線抑え板29を設けて、この線抑え板29に
より、線材26にローレンツ力に逆らう張力F1を与え
て、線材26を図3および図4に示す雌形23の突起部
23aの外周壁に巻回している。
に示すように、通電電極28と、雄型22および雌型2
3との間に線抑え板29を設けて、この線抑え板29に
より、線材26にローレンツ力に逆らう張力F1を与え
て、線材26を図3および図4に示す雌形23の突起部
23aの外周壁に巻回している。
【0015】しかし、線材26を巻回する工程だけで
は、巻回された線材26の後端側における径小アーク部
20aの形状が図14に示すように非対称となる。そこ
で、これを防止するために、径小アーク部20aの形状
変形を防止する工程では、図1、図2および図5に示す
ように、線抑え板29と径小アーク部20aからの線材
26の排出部30との間で、かつ、排出部30における
径小アーク部20aの接線Tより外側に、径小アーク部
20aの形状変形を防止する変形防止手段であるガイド
ピン21を設けている。
は、巻回された線材26の後端側における径小アーク部
20aの形状が図14に示すように非対称となる。そこ
で、これを防止するために、径小アーク部20aの形状
変形を防止する工程では、図1、図2および図5に示す
ように、線抑え板29と径小アーク部20aからの線材
26の排出部30との間で、かつ、排出部30における
径小アーク部20aの接線Tより外側に、径小アーク部
20aの形状変形を防止する変形防止手段であるガイド
ピン21を設けている。
【0016】次に、上記本発明の実施の形態の作用効果
について説明する。本発明の偏向ヨークの製造方法は、
線材26を巻回する工程と垂直偏向コイル20をサドル
型にプレス成形する工程との間に、巻回された線材26
の後端側の径小アーク部20aの形状変形を防止する工
程を設けているので、垂直偏向コイル20を対称形状の
サドル型にすることができる。すなわち、径小アーク部
20aの形状変形を防止する工程では、図5に示すよう
に、線抑え板29と径小アーク部20aからの線材26
の排出部30との間で、かつ、排出部30における径小
アーク部20aの接線Tより外側に、径小アーク部20
aの形状変形を防止する変形防止手段であるガイドピン
21を設け、ガイドピン21方向、すなわち径小アーク
部20aの外方向に張力F1が加わるので、径小アーク
部20aの変形が防止される。
について説明する。本発明の偏向ヨークの製造方法は、
線材26を巻回する工程と垂直偏向コイル20をサドル
型にプレス成形する工程との間に、巻回された線材26
の後端側の径小アーク部20aの形状変形を防止する工
程を設けているので、垂直偏向コイル20を対称形状の
サドル型にすることができる。すなわち、径小アーク部
20aの形状変形を防止する工程では、図5に示すよう
に、線抑え板29と径小アーク部20aからの線材26
の排出部30との間で、かつ、排出部30における径小
アーク部20aの接線Tより外側に、径小アーク部20
aの形状変形を防止する変形防止手段であるガイドピン
21を設け、ガイドピン21方向、すなわち径小アーク
部20aの外方向に張力F1が加わるので、径小アーク
部20aの変形が防止される。
【0017】また、ガイドピン21により、径小アーク
部20aの変形が防止されるとともに、張力F1をさら
に大きくすることができるので、線材26が雌型23と
プレス板27との間に挟まれて断線、損傷する等の問題
を防止することができる。そして、陰極線管装置に、こ
のサドル型で対称形状した垂直偏向コイル20を用いた
場合、この対称形状により、コンバーゼンス性能が向上
し、かつラスター歪も低減される。
部20aの変形が防止されるとともに、張力F1をさら
に大きくすることができるので、線材26が雌型23と
プレス板27との間に挟まれて断線、損傷する等の問題
を防止することができる。そして、陰極線管装置に、こ
のサドル型で対称形状した垂直偏向コイル20を用いた
場合、この対称形状により、コンバーゼンス性能が向上
し、かつラスター歪も低減される。
【0018】なお、上記実施の形態の製造方法では、垂
直偏向コイル20の形成について説明したが、同様に水
平偏向コイル19にも適用することができる。また、上
記製造方法では、線材26を巻回するため突起部23a
を、雌型23に設けたが、この雌型23に代えて雄型2
2に設けてもよい。また、上記製造方法では、巻回され
た線材26の後端側を径小アーク部20aとしたが径大
アーク部20dにし、それに対応するように、通電電極
28、線抑え板29およびガイドピン21を設けてもよ
い。
直偏向コイル20の形成について説明したが、同様に水
平偏向コイル19にも適用することができる。また、上
記製造方法では、線材26を巻回するため突起部23a
を、雌型23に設けたが、この雌型23に代えて雄型2
2に設けてもよい。また、上記製造方法では、巻回され
た線材26の後端側を径小アーク部20aとしたが径大
アーク部20dにし、それに対応するように、通電電極
28、線抑え板29およびガイドピン21を設けてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偏向ヨー
クの製造方法は、線材を巻回する工程とプレス成形する
工程との間に、前記巻回された線材の後端側のサドル型
コイルの径小アーク部または径大アーク部の形状変形を
防止する工程を設けたことにより、サドル型コイルを対
称形状にすることができる。また、この方法により製造
された偏向ヨークを用いた陰極線管装置は、コンバーゼ
ンス性能が向上し、かつラスター歪を低減することがで
きるものである。
クの製造方法は、線材を巻回する工程とプレス成形する
工程との間に、前記巻回された線材の後端側のサドル型
コイルの径小アーク部または径大アーク部の形状変形を
防止する工程を設けたことにより、サドル型コイルを対
称形状にすることができる。また、この方法により製造
された偏向ヨークを用いた陰極線管装置は、コンバーゼ
ンス性能が向上し、かつラスター歪を低減することがで
きるものである。
【図1】本発明の実施形態の偏向ヨークの製造装置を示
す要部正面図
す要部正面図
【図2】同製造装置の要部平面図
【図3】同製造装置の雌型を示す平面図
【図4】同製造装置の雌型を示す正面図
【図5】同製造装置における図1のB−B要部を示す断
面図
面図
【図6】本発明の実施形態の陰極線管装置を示す部分断
面図
面図
【図7】同陰極線管装置における偏向ヨーク部を示す断
面図
面図
【図8】同偏向ヨーク部のサドル型コイルを示す要部平
面図
面図
【図9】同正面図
【図10】同左側面図
【図11】従来の実施形態の偏向ヨークの製造装置を示
す要部正面図
す要部正面図
【図12】同製造装置におけるC−C断面図
【図13】同製造装置における図12のD部を示す拡大
断面図
断面図
【図14】同製造装置におけるE−E要部を示す断面図
20 垂直偏向コイル(サドル型コイル)
20a 径小アーク部
20c コーン部
20d 径大アーク部
22 雄型
23 雌型
24a、24b、24c 空間領域
26 線材
26a 融着層
27 プレス板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−7763(JP,A)
特開 昭63−155540(JP,A)
特開 昭63−119133(JP,A)
特開 昭63−150830(JP,A)
特開 平9−180634(JP,A)
特開 平9−180635(JP,A)
特開 昭56−28435(JP,A)
特開 平7−15660(JP,A)
特開 平1−112643(JP,A)
特開 昭51−44815(JP,A)
特開 平10−31966(JP,A)
特開 昭57−23451(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 9/236
H01J 29/76
Claims (2)
- 【請求項1】 径小アーク部、コーン部および径大アー
ク部を有するサドル型コイルの空間領域を形成するため
の雄型と雌型とを接合する工程と、前記雄型と前記雌型
とを接合した後に、前記雄型および前記雌型のいずれか
一方に線材を巻回する工程と、前記線材の巻回後に前記
線材に通電して、前記線材の外周面に設けられた融着層
を溶融する工程と、前記線材の融着層を溶融後に前記雄
型に設けられているプレス板を用いて、サドル型コイル
をプレス成形する工程とを備えた偏向ヨークの製造方法
において、 前記線材を巻回する工程と前記プレス成形する工程との
間に、巻回された前記線材の後端側の前記径小アーク部または
前記径大アーク部の外周近傍に、かつ、前記径小アーク
部または前記径大アーク部からの前記線材の排出部にお
ける前記径小アーク部または前記径大アーク部の接線よ
り外側に設けたガイドピンに、前記線材を掛けることよ
り、前記排出部における前記線材の張力を前記径小アー
ク部または径大アーク部の外方向に加わるようにした こ
とを特徴とする偏向ヨークの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の偏向ヨークの製造方法
により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07384198A JP3531465B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 偏向ヨークの製造方法およびこの方法により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07384198A JP3531465B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 偏向ヨークの製造方法およびこの方法により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273568A JPH11273568A (ja) | 1999-10-08 |
JP3531465B2 true JP3531465B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=13529781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07384198A Expired - Fee Related JP3531465B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 偏向ヨークの製造方法およびこの方法により製造された偏向ヨークを用いた陰極線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3531465B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4567492B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-10-20 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱用励磁コイルの製造方法 |
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1998
- 1998-03-23 JP JP07384198A patent/JP3531465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11273568A (ja) | 1999-10-08 |
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