JP3531219B2 - 閉囲空間の火災抑制装置 - Google Patents
閉囲空間の火災抑制装置Info
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- JP3531219B2 JP3531219B2 JP17127594A JP17127594A JP3531219B2 JP 3531219 B2 JP3531219 B2 JP 3531219B2 JP 17127594 A JP17127594 A JP 17127594A JP 17127594 A JP17127594 A JP 17127594A JP 3531219 B2 JP3531219 B2 JP 3531219B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電算機室、電話交換機
室等の電気機器が設置されている閉囲空間の消火設備に
関するものである。
室等の電気機器が設置されている閉囲空間の消火設備に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来電算機室、電話交換機室等に消火設
備として当該電気機器を装備する閉囲空間の天井部に閉
鎖型のスプリンクラーヘッドを配置し、火災時の閉囲空
間の温度上昇でヘッドが感熱開放され散水させる方式の
スプリンクラー設備が設置されている。
備として当該電気機器を装備する閉囲空間の天井部に閉
鎖型のスプリンクラーヘッドを配置し、火災時の閉囲空
間の温度上昇でヘッドが感熱開放され散水させる方式の
スプリンクラー設備が設置されている。
【０００３】このスプリンクラー設備は火災が発生した
場合に、天井面に取り付けられているスプリンクラーヘ
ッドが感熱作動により自動的に火災を感知し、スプリン
クラーヘッドより火源とその周辺に水を散水落下させ火
災を初期の段階で効率よく消火している。
場合に、天井面に取り付けられているスプリンクラーヘ
ッドが感熱作動により自動的に火災を感知し、スプリン
クラーヘッドより火源とその周辺に水を散水落下させ火
災を初期の段階で効率よく消火している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この天井面からの散水
による消火方法は、スプリンクラーヘッドから１ｍｍ前
後の粒径の消火水を大雨状に散水落下させるので、初期
火災の消火には好適であるものの、水損がひどくなる問
題がある。特にぼう大な資料を蓄積している電算機の水
損は大問題となる。
による消火方法は、スプリンクラーヘッドから１ｍｍ前
後の粒径の消火水を大雨状に散水落下させるので、初期
火災の消火には好適であるものの、水損がひどくなる問
題がある。特にぼう大な資料を蓄積している電算機の水
損は大問題となる。
【０００５】これら水損を嫌う電気機器を設置してある
周囲空間の火災には、二酸化炭素（ＣＯ2 ）を用いるこ
とが提案されている。このＣＯ2 は不燃性のガスで比重
が空気より重たい気体であるため上部に拡散することな
く燃焼面をこの不燃性ガスで覆い火災を窒息消火させる
ことができる。
周囲空間の火災には、二酸化炭素（ＣＯ2 ）を用いるこ
とが提案されている。このＣＯ2 は不燃性のガスで比重
が空気より重たい気体であるため上部に拡散することな
く燃焼面をこの不燃性ガスで覆い火災を窒息消火させる
ことができる。
【０００６】また、このＣＯ2 は化学的に比較的安定し
ているので、消火後の火災室における汚損がない上に電
気的にも絶縁性が高いので、電算機室あるいは電話交換
機室等の電気機器を装備している閉囲空間の消火に適し
ている。
ているので、消火後の火災室における汚損がない上に電
気的にも絶縁性が高いので、電算機室あるいは電話交換
機室等の電気機器を装備している閉囲空間の消火に適し
ている。
【０００７】しかしながらこのＣＯ2 は放射した火源周
辺の空気の酸素濃度を２１％から１４％程度に希釈して
燃焼不能とし窒息消火させるので、密閉された室内にい
る人間が室外に脱出したことを確認した上、室内を密閉
し、ＣＯ2 の放射による消火作業を行っている。従って
消火後に火災室内に入るには、当該室内のガスを十分に
排出し、安全を確認した後でなければ入れない。
辺の空気の酸素濃度を２１％から１４％程度に希釈して
燃焼不能とし窒息消火させるので、密閉された室内にい
る人間が室外に脱出したことを確認した上、室内を密閉
し、ＣＯ2 の放射による消火作業を行っている。従って
消火後に火災室内に入るには、当該室内のガスを十分に
排出し、安全を確認した後でなければ入れない。
【０００８】またＣＯ2 の放射で消火した部分が高温で
あるとＣＯ2 の放射を停止した後に、空気が流動するた
め再燃焼するおそれがある。そこで上記初期火災の消火
から再燃焼一室内全体に火災が拡がる前に電算機に蓄積
されている貴重なデータのバックアップ作業を行う必要
があるが室内への入室が危険であるためデータのバック
アップ作業が行えない問題がある。
あるとＣＯ2 の放射を停止した後に、空気が流動するた
め再燃焼するおそれがある。そこで上記初期火災の消火
から再燃焼一室内全体に火災が拡がる前に電算機に蓄積
されている貴重なデータのバックアップ作業を行う必要
があるが室内への入室が危険であるためデータのバック
アップ作業が行えない問題がある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明は電算機室や電
話交換機室等のように電気装置が設置された閉囲空間で
火災の発生した時、特に電算機室などの火災を初期のう
ちに検出して火災を抑制し、データのバックアップが可
能な時間を確保することを目的とするものである。
話交換機室等のように電気装置が設置された閉囲空間で
火災の発生した時、特に電算機室などの火災を初期のう
ちに検出して火災を抑制し、データのバックアップが可
能な時間を確保することを目的とするものである。
【００１０】この発明は上述の目的を達成するために電
算機等の電気機器を装備する閉囲空間に、火災検知器お
よび消火薬剤を保有する燃焼抑制装置を設置し、前記閉
囲空間に発生した低濃度の煙を感知させ、煙を感知した
前記火災検知器の火災信号により前記燃焼抑制装置を起
動させ、該燃焼抑制装置の保有する消火薬剤としての水
またはＣＯ2を前記閉囲空間にフォグ又は不燃性ガスと
して放出し燃焼を抑制することを特徴とし、前記フォグ
として放出される消火薬剤は粒径が１００ミクロン前後
以下の水又は放出後の平均濃度が１０％前後となる量の
ＣＯ2を単独でまたは前記の水およびＣＯ2を併用し放出
することを特徴とするものである。
算機等の電気機器を装備する閉囲空間に、火災検知器お
よび消火薬剤を保有する燃焼抑制装置を設置し、前記閉
囲空間に発生した低濃度の煙を感知させ、煙を感知した
前記火災検知器の火災信号により前記燃焼抑制装置を起
動させ、該燃焼抑制装置の保有する消火薬剤としての水
またはＣＯ2を前記閉囲空間にフォグ又は不燃性ガスと
して放出し燃焼を抑制することを特徴とし、前記フォグ
として放出される消火薬剤は粒径が１００ミクロン前後
以下の水又は放出後の平均濃度が１０％前後となる量の
ＣＯ2を単独でまたは前記の水およびＣＯ2を併用し放出
することを特徴とするものである。
【００１１】また燃焼抑制装置には加圧水のボンベとＣ
Ｏ2 を充填したボンベを装填していることを特徴とする
ものである。なお、フォグとして放出された消火薬剤の
水及び消火薬剤のＣＯ2 を閉囲空間の還気流の送風路に
乗せて浮遊させ火源に到達させることを特徴とするもの
である。
Ｏ2 を充填したボンベを装填していることを特徴とする
ものである。なお、フォグとして放出された消火薬剤の
水及び消火薬剤のＣＯ2 を閉囲空間の還気流の送風路に
乗せて浮遊させ火源に到達させることを特徴とするもの
である。
【００１２】
【作用】電算機室や電話交換機室等のように電気装置が
設置された閉囲空間の火災時に即ち空間内に設置された
火災検知器が、当該閉囲空間に発生した低濃度の煙を感
知すると、火災検知器の火災信号により燃焼抑制装置が
起動し、燃焼抑制装置の保有する水またはＣＯ2 あるい
は双方を閉囲空間に放出し、表面積がきわめて大きい霧
状の水滴で火源を包含するので水蒸気で覆う状態となり
火源への酸素の供給を遮断する窒息効果を向上できる。
設置された閉囲空間の火災時に即ち空間内に設置された
火災検知器が、当該閉囲空間に発生した低濃度の煙を感
知すると、火災検知器の火災信号により燃焼抑制装置が
起動し、燃焼抑制装置の保有する水またはＣＯ2 あるい
は双方を閉囲空間に放出し、表面積がきわめて大きい霧
状の水滴で火源を包含するので水蒸気で覆う状態となり
火源への酸素の供給を遮断する窒息効果を向上できる。
【００１３】燃焼抑制装置より噴霧される水滴は１００
ミクロン前後以下の超微粒のフォグであるために閉囲空
間に浮遊し障害を乗り越えて火源に到達させることがで
きる。
ミクロン前後以下の超微粒のフォグであるために閉囲空
間に浮遊し障害を乗り越えて火源に到達させることがで
きる。
【００１４】消火薬剤としてのＣＯ2 をフォグと併用す
ることによりＣＯ2 の平均濃度を１０％前後で使用でき
るので人体に対して不快感を与える程度となり初期火災
の消火後電算機室に入室しデータのバックアップ作業が
できる。
ることによりＣＯ2 の平均濃度を１０％前後で使用でき
るので人体に対して不快感を与える程度となり初期火災
の消火後電算機室に入室しデータのバックアップ作業が
できる。
【００１５】
【実施例】この発明の電算機室等の電気機器装備の閉囲
空間の火災抑制装置の一実施例を説明する。図１は電算
機室にこの発明の燃焼抑制装置を設置した状態を示し、
１は電算機室、２は電算機、３はパッケージ空調機で、
該パッケージ空調機３の循環気流３ａは床下のケーブル
等が配設されるフリーアクセス部４より電算機２内に流
入し電算機の電気装置内部の発熱を防止するとともに電
算機室の閉囲空間をへてパッケージ空調機へ還流される
ように形成する。床下のフリーアクセス部４の還気流吹
出口の前方に微噴霧ノズル５を配設し、該微噴霧ノズル
５は燃焼抑制装置７の保有する消火薬剤である水をフォ
グとして噴出し、ガス放出ノズルはＣＯ2 を噴出させ
る。
空間の火災抑制装置の一実施例を説明する。図１は電算
機室にこの発明の燃焼抑制装置を設置した状態を示し、
１は電算機室、２は電算機、３はパッケージ空調機で、
該パッケージ空調機３の循環気流３ａは床下のケーブル
等が配設されるフリーアクセス部４より電算機２内に流
入し電算機の電気装置内部の発熱を防止するとともに電
算機室の閉囲空間をへてパッケージ空調機へ還流される
ように形成する。床下のフリーアクセス部４の還気流吹
出口の前方に微噴霧ノズル５を配設し、該微噴霧ノズル
５は燃焼抑制装置７の保有する消火薬剤である水をフォ
グとして噴出し、ガス放出ノズルはＣＯ2 を噴出させ
る。
【００１６】前記燃焼抑制装置は図２に示す様に加圧し
た水を充填したボンベ８とＣＯ2 を充填したガスボンベ
９をそれぞれ内蔵し、ボンベ８は例えば毎分１３リット
ルで５分間散水できる容量でその際微噴霧ノズル５から
散水される水の粒径は１００ミクロン前後以下の微粒の
湿った霧となるように加圧してある。燃焼抑制装置のガ
スボンベ９にはＣＯ2 を閉囲空間に放出したときに酸欠
状態を起こさない様に平均濃度１０％前後としたＣＯ2
を５５ｋｇ保有しているものであるが、上記各消火薬剤
の各保有量は防護容積を２５０ｍ3 を想定してのもので
あり、これに限定されるものでない。
た水を充填したボンベ８とＣＯ2 を充填したガスボンベ
９をそれぞれ内蔵し、ボンベ８は例えば毎分１３リット
ルで５分間散水できる容量でその際微噴霧ノズル５から
散水される水の粒径は１００ミクロン前後以下の微粒の
湿った霧となるように加圧してある。燃焼抑制装置のガ
スボンベ９にはＣＯ2 を閉囲空間に放出したときに酸欠
状態を起こさない様に平均濃度１０％前後としたＣＯ2
を５５ｋｇ保有しているものであるが、上記各消火薬剤
の各保有量は防護容積を２５０ｍ3 を想定してのもので
あり、これに限定されるものでない。
【００１７】また燃焼抑制装置７には低濃度の煙で火災
を検出する火災検知器１０の火災検出時に発する火災信
号より起動する起動部１１と操作部１２とが設けられて
いる。燃焼抑制装置７に保有しているＣＯ2 の放出ノズ
ル６は図３に示す様に空調機の還気流の流れ方向から外
れる例えば直角方向に向けて設置し、ＣＯ2 を放出した
ときに該ＣＯ2 をフリーアクセス部の床面に衝突させフ
リーアクセス部の床面をデフレクタ代用としてＣＯ2 を
拡散させガスの流出速度を遅らせるとともにガスを均一
に拡散させるように構成する。
を検出する火災検知器１０の火災検出時に発する火災信
号より起動する起動部１１と操作部１２とが設けられて
いる。燃焼抑制装置７に保有しているＣＯ2 の放出ノズ
ル６は図３に示す様に空調機の還気流の流れ方向から外
れる例えば直角方向に向けて設置し、ＣＯ2 を放出した
ときに該ＣＯ2 をフリーアクセス部の床面に衝突させフ
リーアクセス部の床面をデフレクタ代用としてＣＯ2 を
拡散させガスの流出速度を遅らせるとともにガスを均一
に拡散させるように構成する。
【００１８】この様に拡散させたＣＯ2 と微噴霧ノズル
からフォグとを電算機の還気流取入口２ａより電算機内
に流入させ電算機内の電気装置の過熱等により発生した
火災を初期の内に消火し燃焼を抑制する。なお、この発
明に用いる微噴霧ノズル５は図４に示す様にオリフィス
５ａの全面に針状のデフレクタ５ｂを配設し、ストレー
ナ５ｃから流出して来た水を該デフレクタ５ｂに衝突拡
散させるもので、この衝突拡散によりほぼ１００ミクロ
ン前後以下の粒径を有するフォグを生成させるものであ
る。
からフォグとを電算機の還気流取入口２ａより電算機内
に流入させ電算機内の電気装置の過熱等により発生した
火災を初期の内に消火し燃焼を抑制する。なお、この発
明に用いる微噴霧ノズル５は図４に示す様にオリフィス
５ａの全面に針状のデフレクタ５ｂを配設し、ストレー
ナ５ｃから流出して来た水を該デフレクタ５ｂに衝突拡
散させるもので、この衝突拡散によりほぼ１００ミクロ
ン前後以下の粒径を有するフォグを生成させるものであ
る。
【００１９】
【発明の効果】この発明は電算機室や電話交換機室等の
ように電気装置が設置された閉囲空間の火災時に空間内
に設置された火災検知器で火災の検出時の火災信号によ
り抑制装置の保有する水をフォグとして放出し、また同
抑制装置に保有するＣＯ2 をフォグとともに放出して火
災を窒息消火させるので、従来のスプリンクラーによる
散水消火と異なって使用水量を減じることができるの
で、水損のダメージを減少できる。
ように電気装置が設置された閉囲空間の火災時に空間内
に設置された火災検知器で火災の検出時の火災信号によ
り抑制装置の保有する水をフォグとして放出し、また同
抑制装置に保有するＣＯ2 をフォグとともに放出して火
災を窒息消火させるので、従来のスプリンクラーによる
散水消火と異なって使用水量を減じることができるの
で、水損のダメージを減少できる。
【００２０】微噴霧ノズルからのフォグは粒径が１００
ミクロン前後以下の湿った霧であるため閉囲空間での浮
遊時間が長く火源を大きく霧状の水滴で包含するので火
源への酸素の供給を断つことができ初期消火として有効
である。
ミクロン前後以下の湿った霧であるため閉囲空間での浮
遊時間が長く火源を大きく霧状の水滴で包含するので火
源への酸素の供給を断つことができ初期消火として有効
である。
【００２１】抑制装置の保有するＣＯ2を消火薬剤とし
て使用するのに当該抑制装置の保有する水と併用するの
でＣＯ2の平均濃度を１０％前後にでき、水の使用量も
少なくできるので水損を嫌う電算機等の初期消火として
好適であり、また初期火災の発生した室内に入ってデー
タのバックアップ作業ができる。
て使用するのに当該抑制装置の保有する水と併用するの
でＣＯ2の平均濃度を１０％前後にでき、水の使用量も
少なくできるので水損を嫌う電算機等の初期消火として
好適であり、また初期火災の発生した室内に入ってデー
タのバックアップ作業ができる。
【００２２】電算機室等のようにフリーアクセスを用い
て閉囲空間においてフリーアクセス内にフォグまたはフ
ォグとＣＯ2とを放出し、フリーアクセスから電算機等
の電気装置内部、電算機室等の閉囲空間を経てフリーア
クセスにリターンすることにより、フォグを電算機等の
電気装置の下から放出して燃焼の抑制を行い、またフリ
ーアクセスからの放出によりフリーアクセスの防護がで
きる。
て閉囲空間においてフリーアクセス内にフォグまたはフ
ォグとＣＯ2とを放出し、フリーアクセスから電算機等
の電気装置内部、電算機室等の閉囲空間を経てフリーア
クセスにリターンすることにより、フォグを電算機等の
電気装置の下から放出して燃焼の抑制を行い、またフリ
ーアクセスからの放出によりフリーアクセスの防護がで
きる。
【図１】この発明の火災抑制装置を備えた閉囲空間の透
視図である。
視図である。
【図２】燃焼抑制装置の正面図である。
【図３】フリーアクセス部の消火薬剤放出装置を示す図
である。
である。
【図４】微噴霧ノズルの断面図である。
１ 電算機室
２ 電算機
２ａ 電算機の還気流取入れ口
３ パッケージ空調機
３ａ 還気流
４ フリーアクセス部
５ 微噴霧ノズル
６ ガス放出ノズル
７ 燃焼抑制装置
８ 水ボンベ
９ ＣＯ2 ボンベ
１０ 火災検知器
１１ 起動部
１２ 操作部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−259473（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−317899（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−34272（ＪＰ，Ａ)
国際公開93／009848（ＷＯ，Ａ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A62C 2/00 - 39/00
Claims (5)
- 【請求項１】 電算機等の電気機器を装備する閉囲空間
に火災検知器および消火薬剤を保有する燃焼抑制装置を
設置し、前記閉囲空間に発生した煙を感知させ、感知し
た前記火災検知器の火災信号により前記燃焼抑制装置の
保有する消火薬剤としての水を、前記閉囲空間の空調機
からの循環気流の流路中にフォグとして放出し、該循環
気流に乗せてフォグを火源へ搬送し、燃焼を抑制するこ
とを特徴とする閉囲空間の火災抑制装置。 - 【請求項２】 前記フォグとして放出される燃焼抑制装
置の消火薬剤が少なくとも粒径１００ミクロン前後以下
の霧状の水滴であることを特徴とする請求項１記載の閉
囲空間の火災抑制装置。 - 【請求項３】 電算機等の電気機器を装備する閉囲空間
に火災検知器および消火薬剤を保有する燃焼抑制装置を
設置し、前記閉囲空間に発生した煙を感知させ、感知し
た前記火災検知器の火災信号により前記燃焼抑制装置の
保有する消火薬剤としての二酸化炭素（ＣＯ2）を前記
閉囲空間の空調機からの循環気流の流路中に放出し、該
循環気流に乗せてＣＯ2を火源へ搬送し、燃焼を抑制す
ることを特徴とする閉囲空間の火災抑制装置。 - 【請求項４】 前記燃焼抑制装置の保有する消火薬剤の
放出後濃度が１０％前後以下となる量のＣＯ2であるこ
とを特徴とする請求項３記載の閉囲空間の火災抑制装
置。 - 【請求項５】 電算機等の電気機器を装備する閉囲空間
に火災検知器および消火薬剤を保有する燃焼抑制装置を
設置し、前記閉囲空間に発生した煙を感知させ、感知し
た前記火災検知器の火災信号により前記燃焼抑制装置の
保有する水をフォグとして放出するとともに、同装置の
保有するＣＯ2を放出し、閉囲空間の空調機からの循環
気流に乗せてフォグとＣＯ 2 を火源に搬送し、燃焼を抑
制することを特徴とする閉囲空間の火災抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17127594A JP3531219B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 閉囲空間の火災抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17127594A JP3531219B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 閉囲空間の火災抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833729A JPH0833729A (ja) | 1996-02-06 |
| JP3531219B2 true JP3531219B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=15920312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17127594A Expired - Fee Related JP3531219B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 閉囲空間の火災抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531219B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104399210B (zh) * | 2014-11-20 | 2017-10-24 | 中国船舶重工集团公司第七二六研究所 | 细水雾灭火和清洁气体灭火相结合的复合灭火方法 |
| CN111933855B (zh) * | 2020-08-19 | 2022-06-24 | 重庆交通职业学院 | 一种新能源汽车防火电池箱 |
| CN113199953B (zh) * | 2021-06-18 | 2022-04-22 | 深圳市景蓝时代新能源科技有限公司 | 一种自动灭火的新能源汽车充电桩及安全使用方法 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17127594A patent/JP3531219B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0833729A (ja) | 1996-02-06 |
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|---|---|---|---|
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