JP3530894B2 - 哺乳動物の卵巣摘出器具 - Google Patents

哺乳動物の卵巣摘出器具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は哺乳動物の卵巣摘出器具
に関する。
【0002】
【従来の技術】哺乳動物の体外受精、肥育、発情の抑制
等のために生体哺乳動物から卵巣を摘出することが行わ
れている。生体哺乳動物から卵巣を摘出する方法とし
て、開腹手術による方法、指刀を用いて腹腔から膣壁を
介して卵巣を摘出する方法、卵巣締断器による方法など
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開腹手
術による卵巣摘出方法はコスト、時間、事故、看護の点
において問題があり、実用的でない。また、指刀を用い
て腹腔から膣壁を介して卵巣を摘出する方法は切開部の
汚染による腹膜炎、出血事故に加えて、未経産動物、膣
狭窄動物には適用できない。さらに、卵巣締断器による
方法を用いた場合でも出血事故が多く、加えて腹腔内へ
の卵巣残留の問題が指摘されていた。
【0004】特開平3−247331号には、対象動物
の膣壁を穿刺して卵巣収納器を腹腔内へ入れて、一方の
手で補助を行いながら卵巣を摘出する器具が開示されて
いる。この器具は腹腔内への器具の挿入については、と
もかく卵巣外組織部を切断する際に片手のみで支持をし
ながらレバーを回転させる動作を行う必要がある。これ
はかなり困難な動作であり操作がし易いとはいい難い。
また、切断する部分の刃については鋭利なものでなくて
波状のひだをかみ合せる方法が述べられているが、これ
により出血が少なくなる程度は低く、特に効果のある対
策とはいえない。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、生体哺乳動物から開腹手術によらずに卵巣を簡便迅
速に取り出すことができる卵巣摘出器具で特に切断時の
出血が少なくかつ操作性の良いものを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に卵巣を摘出する際に卵巣外組織部における卵巣と子宮
をつなぐ血管等の連結管類を一時的に押しつけて圧迫
し、そのままの状態で切断すると出血が少なくなり、動
物の疲労も少なくなることがわかり、本発明を完成した
ものである。また、この摘出器具を使用する場合は一方
の手を動物の直腸内に入れて器具の導入を助けつつ、他
方の手にてレバー操作を行うため支持ハンドルから手を
離すことなくレバー操作が出来、更に、この補助として
作業者の体の一部(手以外の)を使用することも考えら
れる。この様な点を考えて上記操作上の利点を生かすた
めに本発明はなされたものである。
【0007】すなわち本発明は、外管と前記外管の内部
に摺動自在に挿入された内管と、前記内管内部に摺動自
在に挿入された卵巣切除具とを包含し、前記外管は先端
が開口し且つ、側面に開口を持ち、内管は先端に穿孔具
を備え且つ前記外管と同形の開口を持ち、内管の摺動に
より連通孔が閉孔したときに前記卵巣切除具を摺動させ
て卵巣外組織部を切断し卵巣を摘出するようにした。
【0008】また本発明は、外管と、前記外管の内部に
摺動自在に挿入された内管と、前記内管の内部に摺動自
在に挿入された卵巣切除具とを包含し、前記外管は先端
が開口し、側面に卵巣採取口および支持ハンドルを備
え、前記内管は先端に膣壁穿孔具を固定し、該膣壁穿孔
具の後部に卵巣収容部を備え、側面に卵巣採取口と血管
挫滅作業用ハンドルを備え、且つ前記外管の支持ハンド
ルより後方に膣壁穿孔作業用ハンドルを固定し、前記卵
巣切除具は先端に卵巣切除刃物を固定し、前記内管から
後方に突出した後端に卵巣切除押圧板を取り付け、前記
支持ハンドルと前記膣壁穿孔作業用ハンドルとの間隔お
よび前記支持ハンドルと前記血管挫滅作業用ハンドルと
の間隔がそれぞれ片手の親指とその他の指との間で把持
できる距離に設定した。
【0009】また本発明においては、卵巣切除具が、卵
巣切除刃物、卵巣切除管および卵巣切除押圧板からな
り、かつ前記卵巣切除管の後端に薬液注入口を、前端に
薬液流出口を設け、該薬液注入口から流入した薬液が卵
巣切除管の中を流れて該薬液流出口から腹腔内に投与さ
れるように構成するとより好ましい。
【0010】
【作用】支持ハンドルと膣壁穿孔作業用ハンドルとを片
手の指で把持して接近させることにより、内管の先端の
膣壁穿孔具が外管の先端開口から突出して膣壁を穿孔
し、この孔から卵巣摘出器具を腹腔内に突入させ、外管
と内管の卵巣採取口部を腹腔内に入れることができる。
支持ハンドルと血管挫滅作業用ハンドルとの間隔を片手
の指で把持して接近させることにより、内管が外管内を
摺動して外管の卵巣採取口と内管の卵巣採取口とが相対
的に移動し、両卵巣採取口の連通孔が徐々に閉孔して、
内管の中に収納された卵巣に接続している卵管等の卵巣
外組織部を両卵巣採取口の縁部で締め付けて、卵巣への
血管を挫滅させる。この状態で卵巣切除押圧板を押圧す
ることにより卵巣切除具が内管内を前進し卵巣への血管
を押さえたまま卵巣外組織部を切断することが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の最も好ましい態様を図面に基
づいて説明する。
【0012】図1は本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の
長手方向断面図である。図2は本発明の哺乳動物の卵巣
摘出器具の斜視図である。
【0013】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具1は細長
の筒体であり、図1、2に示すようほぼ水平の状態で使
用する。したがって、以後の説明はこの水平状態を基準
にして、上下左右と称する。
【0014】卵巣摘出器具1は大略すれば、外管10
と、外管10の内部に摺動自在に挿入された内管20
と、内管20の内部に摺動自在に挿入された卵巣切除管
30とから構成されている。
【0015】外管10は卵巣摘出器具1の最外枠であ
り、その内側を内管20が長手方向に摺動することがで
き、且つ少なくとも2個の卵巣100を収容することが
できるだけの容積を有していなければならない。外管1
0は先端が開口11となり、上部側面に卵巣採取口12
を備え、下部側面に支持ハンドル13が下向きに固定さ
れている。卵巣採取口12は卵巣100を卵巣摘出器具
1の内部に押し込むための入り口であり、その後端側の
縁部に襞(ひだ)が形成されている。
【0016】内管20は外管10の内側を長手方向に摺
動することができ、その後部は外管10の後端15から
外部に突出している。内管20は先端に膣壁穿孔具21
を固定し、膣壁穿孔具21の後部に続いて卵巣収容部2
2を備え、上部側面に卵巣採取口23を備え、支持ハン
ドル13の前方下部側面に血管挫滅作業用ハンドル24
を備え、且つ外管10の支持ハンドル13より後方で手
の指で把持できる位置に膣壁穿孔作業用ハンドル25を
備えている。なお、上記の支持ハンドル13、血管座滅
作業用ハンドル24および膣壁穿孔作業用ハンドル25
は、いずれも取り外し可能とするのが好ましく、これに
より器具使用後の消毒や収納が容易となる。膣壁穿孔具
21は先端が研がった刃先となっている。また、この膣
壁穿孔具21は適宜の手段で着脱可能とすることによっ
て、膣壁穿孔具21の先端の角度を変えたものを必要に
応じて使い分けることができる。卵巣収容部22は少な
くとも2個の卵巣100を収容できる容積を有してい
る。血管挫滅作業用ハンドル24は、支持ハンドル13
の前方において内管20に下向きにしかも支持ハンドル
13より手の指の把持できる範囲に取り付けられてい
る。卵巣採取口23は卵巣100を内管20の内部に押
し込むための入り口であり、その先端側の縁部に襞が形
成されている。
【0017】血管挫滅作業用ハンドル24を支持ハンド
ル13とともに握る様に操作すれば、内管20の卵巣採
取口23と外管10の卵巣採取口12が丁度一致する全
開状態から段々狭まって最後に閉孔し卵巣採取口23の
襞と卵巣採取口12の襞との間で卵巣外組織部を締め付
けて、卵巣への血管を挫滅させる(図5)。このときは
襞と襞の間で締めつけるだけで切断されることはない。
【0018】支持ハンドル13と膣壁穿孔作業用ハンド
ル25との間隔および支持ハンドル13と血管挫滅作業
用ハンドル24との間隔はほぼそれぞれ片手の親指とそ
の他の指(例えば人指し指)との間で把持できる距離に
定める。この様な距離にすることにより2つのハンドル
を握る動作により外管、内管の相互の移動を片手のみで
単にハンドルを握りかえることにより動かすことができ
る。
【0019】この動作をしやすくするため、血管挫滅作
業用ハンドル24と外管10の後端15との間に圧縮ば
ね27が介在し、血管挫滅作業用ハンドル24と外管1
0の中間壁14との間に圧縮ばね26が介在している。
圧縮ばね27と圧縮ばね26とのバランスにより、通常
は図1、4に示すように、内管20の卵巣採取口23と
外管10の卵巣採取口12が丁度一致し、且つ内管20
の先端の膣壁穿孔具21が外管10の先端開口11より
引っ込んだ状態にある。しかし、膣壁穿孔作業用ハンド
ル25を片手の指で握り締め圧縮ばね26の弾力に抗し
て支持ハンドル13に近付けると、膣壁穿孔具21が外
管10の先端開口11より突出した状態(図3)にな
り、握り締めた指を離すと元の図1、4の状態に復帰す
る。次に、血管挫滅作業用ハンドル24を片手の指で握
り締め圧縮ばね27の弾力に抗して支持ハンドル13に
近付けると、内管20が外管10に相対的に後退、すな
わち図において右方向に移動し、内管20の卵巣採取口
23と外管10の卵巣採取口12がずれて連通孔が閉孔
した状態(図5)になる。すなわち卵巣外組織部の卵巣
と連絡している血管等が圧迫、挫滅する。握り締めた指
を離すと元の図1、4の状態に復帰する。
【0020】卵巣切除管30は内管20の内側を長手方
向に摺動することができ、その後部は内管20の後端か
ら外部に突出している。卵巣切除管30は先端にカップ
状のピストンを備え、その周囲が卵巣切除刃物31とな
り、卵巣切除刃物31は前方を向いた切刃を備えてい
る。切断後は収容部へ卵巣を押し込む作用もする。また
卵巣切除管30は後端に卵巣切除押圧板32を備えてい
る。卵巣切除押圧板32を内管20の中に押し入れる
と、卵巣切除刃物31が内管20の卵巣採取口23のす
ぐ内側を摺動して前進するので、卵巣は卵巣採取口12
と卵巣採取口23に挟まれたまま剪断する(図6)こと
ができる。内管20の後端と卵巣切除管30の後端、す
なわち卵巣切除押圧板32との間に介在する圧縮ばね3
3により、卵巣切除刃物31が通常は内管20の卵巣採
取口23の後方(すなわち図において卵巣採取口23の
右側)に位置しているが、1作業者の体の一部例えば胸
部等で卵巣切除押圧板32を押すと、すなわち図におい
て左方に移動させると、卵巣切除刃物31が圧縮ばね3
3の弾力に抗して前進し(図6)、また卵巣切除押圧板
32を押すのを止めると卵巣切除刃物31が元の図1、
4の位置に復帰する。さらに、卵巣切除押圧板32と卵
巣採取口23とがほぼ一致する状態に固定することがで
きるようにストッパーを設けておくとより好ましい。卵
巣を切除した後、例えば腹膜炎を予防するために、卵巣
切除押圧板32を押したまま回転させて、薬液流出口3
5が卵巣採取口23とほぼ一致するように固定し、次い
で卵巣摘出器具1を180°回転させて卵巣採取口23
を下向きの状態とし、卵巣切除管30の後端に設けられ
た薬液注入口34から薬液を卵巣切除管30の中を流し
て、その前端の薬液流出口35から腹腔内に投与する。
【0021】図3乃至図6は本発明の哺乳動物の卵巣摘
出器具の操作段階を示す図である。
【0022】上記構成になる本発明の哺乳動物の卵巣摘
出器具の操作方法を図面に基づいて説明する。本発明の
卵巣摘出器具1は図1の状態に保たれており、ここから
次の順序で操作を行う。 (1)右手3を生体牛の肛門5から直腸9内に挿入する
(図3)。 (2)左手4で卵巣摘出器具1の支持ハンドル13を把
持しつつ、卵巣摘出器具1の前部を牛の膣6の中に挿入
する(図3)。 (3)直腸9内の右手3で腸壁を介して卵巣摘出器具1
の先端部をまさぐり外子宮口周辺部に導く(図3)。 (4)膣壁穿孔作業用ハンドル25と支持ハンドル13
を左手4の指で握り締めると、膣壁穿孔具21が外管1
0の先端開口11より突出し、卵巣摘出器具1を前方に
押すことにより膣壁を破る(図3)。 (5)卵巣摘出器具1を腹腔7内に挿入し、左手の握り
締めた指を離せば、膣壁穿孔具21が外管10の先端か
ら自動的に引っ込み、同時に採取口12は開放する(図
4)。その後に重なり合った内管20の卵巣採取口23
と外管10の卵巣採取口12を腹腔7内に位置決めす
る。 (6)右手3の指でまさぐりながら1個の卵巣100
を、卵巣摘出器具1の卵巣採取口12、23から内管2
0の中に押し込む(図4)。 (7)血管挫滅作業用ハンドル24と支持ハンドル13
を左手の指で握り締めると、内管20は外管10に対し
て相対的に後退し、内管20の卵巣採取口23と外管1
0の卵巣採取口12の位置が相対的にずれて、卵巣採取
口23の襞と卵巣採取口12の襞との間で、卵巣100
に付随する組織部を締め付けて、卵巣への血管を挫滅さ
せる(図5)。 (8)この状態で、作業員2が自分の胸部で卵巣切除押
圧板32を押すと、卵巣切除刃物31が前進し、卵巣1
00に付随する組織部を剪断し、卵巣100を子宮8か
ら分離する。卵巣切除押圧板32をさらに押すと、この
卵巣100は卵巣収容部22の中に押し入れられる(図
6)。 (9)次に、作業員2の胸部で押圧した状態から開放し
た状態とすることによって、卵巣切除押圧板32は元の
位置に戻り、血管挫滅作業用ハンドル24と支持ハンド
ル13を握り締めているのを放すと、卵巣摘出器具1は
図1の状態に自動的に戻る。 (10)上記(6)(7)(8)(9)の各操作段階を
順番に繰返し、残りの1個の卵巣100も子宮8から切
離して卵巣収容部22の中に押し込む。 (11)この状態で卵巣切除押圧板32を回転させて、
薬液流出口35と卵巣採取口23とがほぼ一致するよう
に固定し、次いで卵巣採取口23が下を向くように卵巣
摘出器具1を180°回転させ、抗生物質などの薬剤
を、卵巣切除管30の薬液注入口34から流入し、卵巣
切除管30の内部を経て、薬液流出口35から腹腔内に
投与することもできる。 (12)卵巣摘出器具1を牛の体内から抜きさり、切除
した2個の卵巣を取り出す。以上で卵巣の摘出操作が終
了する。
【0023】上記実施例では、卵巣摘出器具1を円筒状
のパイプにより組立てたが、パイプの断面形状はその他
の形状例えば四角形でもよい。また、本発明の器具は、
断面積が一定の筒状であってもよい。
【0024】上記実施例では3個の圧縮ばねを使用した
が、ばねの数量や種類等は適当に変更することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果が得られる。 (1)一人の作業員により生体哺乳動物から開腹手術に
よらずに卵巣を簡便迅速に取り出すことができる。 (2)卵巣切断時に連結している血管等をおさえつけて
切断するので出血等の損傷が少ない。 (3)卵巣摘出器具の操作が片手の握りかえのみである
ので容易である。 (4)卵巣摘出後直ちに薬液を腹腔内に投与できるの
で、腹膜炎や余病の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の長手方向断
面図である。
【図2】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の斜視図であ
る。
【図3】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の操作段階を
示す図である。
【図4】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の操作段階を
示す図である。
【図5】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の操作段階を
示す図である。
【図6】本発明の哺乳動物の卵巣摘出器具の操作段階を
示す図である。
【符号の説明】
10 外管 11 開口 12 卵巣採取口 13 支持ハンドル 14 中間壁 20 内管 21 膣壁穿孔具 22 卵巣収容部 23 卵巣採取口 24 血管挫滅作業用ハンドル 25 膣壁穿孔作業用ハンドル 30 卵巣切除管 31 卵巣切除刃物 32 卵巣切除押圧板 34 薬液注入口 35 薬液流出口 100 卵巣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−247331(JP,A) 特開 平5−154172(JP,A) 特開 平5−237134(JP,A) 特開 平5−220157(JP,A) 特開 平1−146538(JP,A) 特開 平5−184535(JP,A) 実公 平6−22332(JP,Y2) 実公 平5−34645(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61D 1/00 A61B 17/22 A61D 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、前記外管の内部に摺動自在に挿
    入された内管と、前記内管内部に摺動自在に挿入された
    卵巣切除具とを包含し、 前記外管は先端が開口し且つ、側面に開口を持ち、前記
    内管は先端に穿孔具を備え且つその側面に前記外管と同
    形の開口を持ち、前記側面の2つの開口による連通孔は
    外管及び又は内管の軸方向の摺動により開閉し、連通孔
    が開口したときに卵巣を内管に入れ、外管及び又は内管
    の摺動により前記連通孔を閉口させて卵巣外組織部を挟
    み込み、連通孔が閉口したときに前記卵巣切除具を摺動
    させて卵巣外組織部を切断し卵巣を内管内に摘出するよ
    うにしたことを特徴とする卵巣摘出器具。
  2. 【請求項2】 外管と、前記外管の内部に摺動自在に挿
    入された内管と、前記内管の内部に摺動自在に挿入され
    た卵巣切除具とを包含し、 前記外管は先端が開口し、側面に卵巣採取口である開口
    および支持ハンドルを備え、 前記内管は、先端に膣壁穿孔具を固定して閉口し、該膣
    壁穿孔具の後部に卵巣収容部を備え、その後方側面に
    記外管の卵巣採取口と同形の開口部を有し、さらに血管
    挫滅作業用ハンドルを備え、前記血管挫滅作業用ハンド
    ルは、前記外管の卵巣採取口と前記内管の卵巣採取用開
    口が連通する相対位置において、前記外管の支持ハンド
    ルより前方に固定され、さらに前記外管の支持ハンドル
    より後方に、前記膣壁穿孔具を外管より突出させるため
    の膣壁穿孔作業用ハンドルが固定され、 前記卵巣切除具は、先端に卵巣切除刃物を固定した管状
    体または棒状体と卵巣切除押圧板とからなり、前記管状
    体または棒状体は前記内管から後方に突出し、前記管状
    体または棒状体の後端に卵巣切除押圧板が取付けられて
    おり、 前記外管の支持ハンドルと前記膣壁穿孔作業用ハンドル
    との間隔および前記外管の支持ハンドルと前記血管挫滅
    作業用ハンドルとの間隔が、前記外管の卵巣採取用開口
    と内管の卵巣採取用開口が連通する相対位置において、
    それぞれ片手の親指とその他の指との間で把持できる距
    離に設定したことを特徴とする哺乳動物の卵巣摘出器
    具。
  3. 【請求項3】 前記卵巣切除具が、卵巣切除刃物、卵巣
    切除管および卵巣切除押圧板からなり、かつ前記卵巣切
    除管の後端に薬液注入口を設け、さらに前端に薬液流出
    口を設けたことを特徴とする請求項2に記載の哺乳動物
    の卵巣摘出器具。
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