JP3530628B2 - 給湯器 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器本体に設けられ
給湯制御を行う給湯制御装置と、給湯器本体と別個に設
けられ給湯温度を給湯制御装置に指定する温度指定装置
とを備えた給湯器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の給湯器としては、例えば
給湯温度指定装置(以下、リモコンと記す)が、複数の
温度値を含む固有の設定温度データ(以下、温度テーブ
ルと記す)を記憶しており、温度設定操作手段であるア
ップダウンスイッチ等の操作に応じて温度テーブルから
温度値が選択されかつリモコンに設けた表示器に表示さ
れるようになっている。そして、この温度テーブルは、
給湯器の種類によって温度設定範囲が異なり、またアッ
プダウンスイッチの1回の操作により増減する温度幅も
部分的に異なるように規定されている。そして、図5に
示すように、アップダウンスイッチの操作により設定さ
れた温度が(ステップ106,107)、リモコンに設
けた表示器に表示される(ステップ108)と共に、給
湯器本体の給湯制御装置に送信される(ステップ10
9)。設定温度を受信した給湯制御装置は(ステップ1
01)、これを給湯温度として確定した(ステップ10
2)後、これに基づいて給湯温度制御を行っていた(ス
テップ103)。なお、アップダウンスイッチが操作さ
れないときには、前回設定された設定温度(ステップ1
10)に基づいて温度表示及び給湯制御装置への送信が
行われる。 【0003】また、他の種類の給湯器においては、リモ
コンが温度設定及び温度表示のためのデータを記憶して
おらず、単にアップダウンスイッチの操作内容を給湯器
本体の給湯制御装置に送信させるようになっている。す
なわち、図6に示すように、アップダウンスイッチが操
作されると(ステップ128,129)、操作情報が給
湯制御装置に送信され(ステップ121,130)、給
湯制御装置は、受信した操作情報に基づいて給湯の設定
温度を変更して決定し(ステップ122)、さらに設定
温度を表示するための温度表示データを作成する(ステ
ップ123)。そして、給湯制御装置は、温度表示デー
タをリモコンに送信する(ステップ124)と共に、設
定温度に基づいて給湯温度制御を開始する(ステップ1
25)。また、リモコンは、受信した設定温度を表示器
に表示する(ステップ131,132)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の給
湯器においては、リモコンに一種類の温度テーブルしか
記憶されていないので、このリモコンを異なった種類の
給湯器に使用することができない。すなわち、温度テー
ブルは、一般用、業務用等の給湯器の用途に応じて温度
設定範囲やアップダウンスイッチの1回の操作に対する
温度の増減幅等が異なるため、用途毎に異なった仕様の
リモコンを用意しなければならず、給湯器の製造上及び
販売上非常に煩雑であった。 【0005】上記後者の給湯器においては、リモコンか
ら給湯制御装置にアップ信号またはダウン信号を送信す
るものであり、一種類のリモコンを用意すれば良いので
上記前者の給湯器のような問題はない。しかし、この給
湯器では、リモコン側では設定温度を把握していないの
で、給湯制御装置へのアップダウン信号の送信後、給湯
制御装置にて給湯温度表示データを作成してリモコンへ
送信し、リモコンの表示部に温度表示している。すなわ
ち、リモコンからアップダウン信号を送信し、これに対
して給湯制御装置から表示データを送信するものであ
る。しかも、アップダウンスイッチの操作を表示部の表
示内容を参照しながら行う必要があるため、使用者にと
って操作を円滑に行うために設定操作と同時に表示部に
温度表示されることが必要となり、実際には上記一連の
データ処理が200msec程度の短時間で処理されな
ければならなかった。このため、給湯制御装置及びリモ
コンの表示データの送受信回路を高速処理可能な高性能
のものにする必要があり、給湯器が非常に高価になると
いう問題があった。本発明は、上記した問題を解決しよ
うとするもので、種々の用途の給湯器の温度設定を汎用
リモコンにより安価に行うことができる給湯器を提供す
ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、給湯器本
体に設けられ給湯制御を行う給湯制御装置と、給湯器本
体と別個に設けられ給湯温度を給湯制御装置に指定する
温度指定装置とを備えた給湯器であって、給湯制御装置
に設けられて、給湯器固有の設定可能な複数の湯温度値
を集めた温度設定テーブルを記憶する温度設定テーブル
記憶手段と、温度設定テーブルの内容を表す温度設定テ
ーブル値を温度指定装置に出力する温度設定テーブル値
出力手段と、温度指定装置に設けられて、入力された温
度設定テーブル値を記憶する温度設定テーブル記憶手段
と、給湯温度を設定操作する温度設定操作手段と、温度
設定操作手段による設定操作に応じて、記憶された温度
設定テーブルから給湯温度を選択する給湯温度選択手段
と、給湯温度を表示する給湯温度表示手段と、選択され
た給湯温度を給湯温度表示手段に表示させる表示制御手
段と、選択された給湯温度を表す給湯温度信号を給湯制
御装置に出力する給湯温度信号出力手段と、給湯制御装
置に設けられて、出力された給湯温度信号に基づいて給
湯温度を確定する給湯温度確定手段と、給湯温度確定手
段により確定された給湯温度に基づいて給湯制御を行う
給湯制御手段とを備えたことにある。 【0007】 【発明の作用・効果】上記のように請求項1に係る発明
を構成したことにより、給湯器本体の給湯制御装置に給
湯器固有の温度設定テーブルを出力する温度設定テーブ
ル記憶手段が設けられ、この温度設定テーブル値が温度
設定テーブル値出力手段により温度指定装置に出力され
る。温度指定装置は、この温度設定テーブルを温度設定
テーブル記憶手段により記憶し、そして、温度設定操作
手段により手入力で設定操作された給湯温度に応じて、
記憶された温度設定テーブルに基づいて給湯温度選択手
段により給湯温度が選択される。この選択された給湯温
度は、直ちに表示制御手段の制御下にて給湯温度表示手
段に表示され、かつ給湯温度信号出力手段により給湯制
御装置に出力される。そのため、給湯温度の手入力から
給湯温度表示手段による表示までの応答が短時間に行わ
れるので、給湯温度表示手段の表示内容を 見ながら給湯
温度の設定がスムーズに行われる。さらに、この給湯温
度信号に基づいて給湯制御装置の給湯温度確定手段によ
り給湯温度が確定し、確定した給湯温度に基づいて給湯
制御手段により給湯制御が行われる。 【0008】その結果、請求項1に係る発明によれば、
温度設定テーブルの異なる給湯器の機種毎に温度指定装
置を変更する必要がなく、多機種の給湯器に対して単一
の温度指定装置を用意すればよい。そのため、温度指定
装置の製造が簡略化され、生産性が向上すると共に製造
管理等も簡略化されるので、温度指定装置のコストを大
幅に低減させることができる。また、給湯器の保守点検
等も容易に行うことができる。さらに、給湯制御装置及
び温度指定装置間の信号の送受信速度は温度設定操作に
影響しないので低速度でもよく、従ってこの部分の回路
装置を安価なものにすることができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、参考例に係る給湯器の構成を概略的に示
したものである。給湯器は、給湯器本体10と、給湯器
本体10から離れた場所に設けられた温度指定装置(以
下、リモコンと記す)20とを備えている。給湯器本体
10は、燃焼室(図示しない)内に配設され給水管及び
給湯管に介装された熱交換器を加熱することにより給湯
を行う燃焼部11と、燃焼部11における燃焼行程の制
御を行う給湯制御回路12とを備えている。給湯制御回
路12は、CPU,ROM,RAM,I/O等からなる
マイクロコンピュータにより構成されており、図3に示
すフローチャートに対応した「給湯制御プログラムI」
を実行する。給湯制御回路12は、給湯器固有の温度設
定テーブルの番号(ここでは、後述する一般用温度設定
テーブルT1とする)をROMに記憶している。 【0010】リモコン20は、図1に示すように、温度
設定制御回路21と、温度設定スイッチ22と、表示部
23と、電源スイッチ24(給湯制御回路12も兼用す
る)を設けている。温度設定制御回路21は、CPU,
ROM,RAM,I/O等からなるマイクロコンピュー
タにより構成されており、図3に示すフローチャートに
対応した「温度設定制御プログラムI」を実行する。温
度設定制御回路21のROMには、例えば図2に示すよ
うな3種類の温度設定テーブルが記憶されている。温度
設定テーブルT1は、低温域から高温域を含む一般用で
あり、温度設定テーブルT2は、ドレンの出やすい低温
域をなくし給湯器の寿命を延ばすようにした業務用であ
り、温度設定テーブルT3は高温域が限定されている海
外向けである。温度設定スイッチ22は、アップダウン
式の押し釦スイッチである。表示部23は、液晶式、L
ED式、蛍光表示式等のデジタル表示装置である。そし
て、温度設定スイッチ22、表示部23は、温度設定制
御回路21に接続されている。また、温度設定制御回路
21と給湯制御回路12は、信号授受用ケーブルにより
接続されている。 【0011】次に、上記のように構成した参考例の動作
について説明する。電源スイッチ24が投入されると、
給湯制御回路12は、図3に示す「給湯制御プログラム
I」の実行をステップ30にて開始し、ステップ31に
て給湯器固有の温度設定テーブルT1を示す温度設定テ
ーブル番号信号を温度設定制御回路21に送信する。一
方、温度設定制御回路21は、電源スイッチ24の投入
により、図3に示す「温度設定制御プログラムI」をス
テップ40にて開始し、ステップ41にて温度設定テー
ブル番号信号が受信されたか否かが判定される。温度設
定テーブル番号信号は、電源スイッチ24の投入により
直ちに給湯制御回路12から送信されるので、「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ42に移さ
れ、温度設定テーブル番号信号に基づきROMに記憶さ
れた3種類の温度設定テーブルの内の該当する温度設定
テーブル(ここではテーブルT1)が決定される。さら
に、ステップ43にて温度設定テーブルに基づいて設定
温度初期値が決定され、給湯器の使用開始時において温
度設定スイッチ22が操作されない場合の設定温度値と
される。 【0012】そして、ステップ44にて温度設定スイッ
チ22により手入力で温度設定が行われたか否か判定さ
れる。温度設定スイッチ22により温度設定操作が行わ
れると、「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ45に移され、設定操作に応じて温度値が温度設定テ
ーブルT1から選択され、設定温度値が決定される。こ
の設定温度値は、ステップ46にて表示部23に表示さ
れると共に、ステップ47にて設定温度信号として給湯
制御回路12に送信される。そして、プログラムはステ
ップ44に戻され、ステップ44〜47の処理が繰り返
される。なお、温度設定スイッチ22が操作されないと
きは、ステップ48にて前回の設定結果が設定温度とし
て決定される。 【0013】このように、使用者によるリモコン20の
温度設定スイッチ22を用いた給湯温度の設定操作から
表示部23による給湯温度の表示までの応答が短時間に
行われるので、給湯温度の設定操作が表示部23の表示
内容を見ながら非常にスムーズに行われる。一方、設定
温度信号を受けて給湯制御回路12は、ステップ33に
て受信した値に基づいて給湯の設定温度を確定する。そ
して、ステップ34にて、確定された設定温度に基づい
て給湯温度制御が行われる。そして、プログラムはステ
ップ32に戻され、ステップ32〜34の処理が繰り返
される。 【0014】以上に説明したように、上記給湯器は、リ
モコン20に複数種類の温度設定テーブルが記憶されて
おり、また給湯器本体10の給湯制御回路12には、給
湯器固有の温度設定テーブル指定番号が記憶されてお
り、この指定番号をリモコン20に送信できるようにな
っている。そのため、リモコン20としては、給湯器の
機種によらず一定の形式のものを用いることができる。
その結果、リモコン20の製造工程が簡略化されると共
に製造管理等が簡単になることにより、リモコンのコス
トを非常に安価にすることができる。また、上記給湯器
においては、温度設定操作の結果が直ちに表示器に表示
されるので、設定結果の送受信の速度は問題にならず、
従って送受信部分の回路構成を安価な低速のものにする
ことができる。さらに、給湯器の機種によらず1種類の
リモコンを用意すればよいことにより、給湯器の保守点
検等も簡単に行えるようになった。 【0015】なお、上記参考例においては、給湯制御回
路12からの温度設定テーブル番号信号の温度設定制御
回路21による確認は、最初に1回のみ行われるように
なっているが、プログラムを図3に示すステップ34か
らステップ31に、ステップ47からステップ41に戻
すことにより、温度設定終了毎に温度設定テーブルの確
認を行うようにしてもよい。また、温度設定を所定回数
行った後に、温度設定テーブルの確認を行うようにして
もよい。 【0016】つぎに、実施例について図面により説明す
る。本実施例においては、給湯制御回路12は、給湯器
固有の温度設定テーブル(ここでは図2に示す一般用温
度設定テーブルT1とする)をROMに記憶しており、
電源スイッチ24のオンと共に温度設定テーブル値をリ
モコン20に送信するようになっている。また、給湯制
御回路12は、図4に示すフローチャートに対応した
「給湯制御プログラムII」を実行する。リモコン20
は、自身は温度設定テーブルを記憶しておらず、給湯制
御回路12から送信された温度設定テーブル値に基づい
て温度設定テーブルをRAMに記憶するようになってい
る。また、温度設定制御回路21は、図4に示すフロー
チャートに対応した「温度設定制御プログラムII」を
実行する。給湯器のその他の構成については、上記参考
例と同様である。 【0017】次に、上記のように構成した実施例の動作
について説明する。電源スイッチ24が投入されると、
給湯制御回路12は、図4に示す「給湯制御プログラム
II」の実行をステップ50にて開始し、ステップ51
にて給湯器固有の温度設定テーブルT1のデータを示す
温度設定テーブル値を温度設定制御回路21に送信す
る。温度設定テーブル値は、送信に時間を要するので、
ここでは電源スイッチ24のオン時に一度だけ送信され
るようになっている。一方、温度設定制御回路21は、
電源スイッチ24の投入により、図4に示す「温度設定
制御プログラムII」をステップ60にて開始し、ステ
ップ61にて温度設定テーブル値が受信されたか否かが
判定される。温度設定信号は、電源スイッチ24の投入
により直ちに給湯制御回路12から送信されるので、
「YES」との判定の基にプログラムはステップ62に
移され、受信された温度設定テーブル値に基づく温度設
定テーブル(ここではテーブルT1)がRAMに記憶さ
れる。さらに、ステップ63にて記憶された温度設定テ
ーブルに基づいて設定温度初期値が決定され、給湯器の
使用開始時において温度設定スイッチ22が操作されな
い場合の設定温度値とされる。 【0018】そして、ステップ64にて温度設定スイッ
チ22により手入力で温度設定が行われたか否か判定さ
れる。温度設定スイッチ22により温度設定操作が行わ
れると、「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ65に移され温度設定操作に応じて温度値がRAMに
記憶された温度設定テーブルT1から選択され、設定温
度値が決定される。この設定温度値は、ステップ66に
て、表示部23に表示されると共に、ステップ67にて
設定温度信号として給湯制御回路12に送信される。そ
して、プログラムはステップ64に戻され、ステップ6
4〜67の処理が繰り返される。なお、温度設定スイッ
チ22が操作されないときは、ステップ68にて前回の
設定結果が設定温度として決定される。 【0019】このように、リモコン20の温度設定スイ
ッチ22による給湯温度の設定操作から表示部23によ
る給湯温度の表示までの応答が短時間に行われるので、
給湯温度の設定が表示部23の表示内容を見ながら非常
にスムーズに行われる。一方、設定温度信号を受けて給
湯制御回路12は、給湯の設定温度を確定する。そし
て、ステップ54にて、確定した給湯温度に基づいて給
湯制御が行われる。そして、プログラムはステップ52
に戻され、ステップ52〜54の処理が繰り返される。 【0020】以上に説明したように、上記給湯制御回路
12には固有の温度設定テーブルT1が記憶されてお
り、かつこの温度設定テーブルの内容を示す信号がリモ
コン20に送信されるようになっている。そして、この
信号の内容が、リモコン20のRAMに記憶され、温度
設定スイッチ22による設定操作により温度設定テーブ
ルT1の温度値が選択されるようなっている。そのた
め、リモコン20としては、給湯器の機種によらず一定
の形式のものを用いることができる。その結果、リモコ
ン20の製造工程が簡略化されると共に製造管理が簡単
に行われることにより、リモコンのコストを大幅に削減
することができる。また、上記給湯器においては、温度
設定操作の結果が直ちに表示器に表示されるので、設定
結果の送受信の速度は問題にならず、従って送受信部分
の回路構成を安価な低速のものにすることができる。さ
らに、給湯器の機種によらず1種類のリモコンを用意す
ればよいことにより、給湯器の保守点検等も簡単に行え
るようになった。 【0021】なお、上記実施例においては、給湯制御回
路12からの温度設定テーブル値の温度設定制御回路2
1による確認は、温度設定テーブル値の送信に時間を要
するため、最初に1回のみ行われるようになっている
が、温度設定を所定回数行った後に、温度設定テーブル
の確認を行うようにしてもよい。 【0022】なお、上記実施例に示した給湯器は、給湯
器本体が屋外等の離れた場所にあり、リモコンが台所等
の使いやすい場所に設置された形式のものであればよ
く、洗面所等で用いられるものの他に、風呂釜用にも用
いることができる。
給湯制御を行う給湯制御装置と、給湯器本体と別個に設
けられ給湯温度を給湯制御装置に指定する温度指定装置
とを備えた給湯器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の給湯器としては、例えば
給湯温度指定装置(以下、リモコンと記す)が、複数の
温度値を含む固有の設定温度データ(以下、温度テーブ
ルと記す)を記憶しており、温度設定操作手段であるア
ップダウンスイッチ等の操作に応じて温度テーブルから
温度値が選択されかつリモコンに設けた表示器に表示さ
れるようになっている。そして、この温度テーブルは、
給湯器の種類によって温度設定範囲が異なり、またアッ
プダウンスイッチの1回の操作により増減する温度幅も
部分的に異なるように規定されている。そして、図5に
示すように、アップダウンスイッチの操作により設定さ
れた温度が(ステップ106,107)、リモコンに設
けた表示器に表示される(ステップ108)と共に、給
湯器本体の給湯制御装置に送信される(ステップ10
9)。設定温度を受信した給湯制御装置は(ステップ1
01)、これを給湯温度として確定した(ステップ10
2)後、これに基づいて給湯温度制御を行っていた(ス
テップ103)。なお、アップダウンスイッチが操作さ
れないときには、前回設定された設定温度(ステップ1
10)に基づいて温度表示及び給湯制御装置への送信が
行われる。 【0003】また、他の種類の給湯器においては、リモ
コンが温度設定及び温度表示のためのデータを記憶して
おらず、単にアップダウンスイッチの操作内容を給湯器
本体の給湯制御装置に送信させるようになっている。す
なわち、図6に示すように、アップダウンスイッチが操
作されると(ステップ128,129)、操作情報が給
湯制御装置に送信され(ステップ121,130)、給
湯制御装置は、受信した操作情報に基づいて給湯の設定
温度を変更して決定し(ステップ122)、さらに設定
温度を表示するための温度表示データを作成する(ステ
ップ123)。そして、給湯制御装置は、温度表示デー
タをリモコンに送信する(ステップ124)と共に、設
定温度に基づいて給湯温度制御を開始する(ステップ1
25)。また、リモコンは、受信した設定温度を表示器
に表示する(ステップ131,132)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の給
湯器においては、リモコンに一種類の温度テーブルしか
記憶されていないので、このリモコンを異なった種類の
給湯器に使用することができない。すなわち、温度テー
ブルは、一般用、業務用等の給湯器の用途に応じて温度
設定範囲やアップダウンスイッチの1回の操作に対する
温度の増減幅等が異なるため、用途毎に異なった仕様の
リモコンを用意しなければならず、給湯器の製造上及び
販売上非常に煩雑であった。 【0005】上記後者の給湯器においては、リモコンか
ら給湯制御装置にアップ信号またはダウン信号を送信す
るものであり、一種類のリモコンを用意すれば良いので
上記前者の給湯器のような問題はない。しかし、この給
湯器では、リモコン側では設定温度を把握していないの
で、給湯制御装置へのアップダウン信号の送信後、給湯
制御装置にて給湯温度表示データを作成してリモコンへ
送信し、リモコンの表示部に温度表示している。すなわ
ち、リモコンからアップダウン信号を送信し、これに対
して給湯制御装置から表示データを送信するものであ
る。しかも、アップダウンスイッチの操作を表示部の表
示内容を参照しながら行う必要があるため、使用者にと
って操作を円滑に行うために設定操作と同時に表示部に
温度表示されることが必要となり、実際には上記一連の
データ処理が200msec程度の短時間で処理されな
ければならなかった。このため、給湯制御装置及びリモ
コンの表示データの送受信回路を高速処理可能な高性能
のものにする必要があり、給湯器が非常に高価になると
いう問題があった。本発明は、上記した問題を解決しよ
うとするもので、種々の用途の給湯器の温度設定を汎用
リモコンにより安価に行うことができる給湯器を提供す
ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、給湯器本
体に設けられ給湯制御を行う給湯制御装置と、給湯器本
体と別個に設けられ給湯温度を給湯制御装置に指定する
温度指定装置とを備えた給湯器であって、給湯制御装置
に設けられて、給湯器固有の設定可能な複数の湯温度値
を集めた温度設定テーブルを記憶する温度設定テーブル
記憶手段と、温度設定テーブルの内容を表す温度設定テ
ーブル値を温度指定装置に出力する温度設定テーブル値
出力手段と、温度指定装置に設けられて、入力された温
度設定テーブル値を記憶する温度設定テーブル記憶手段
と、給湯温度を設定操作する温度設定操作手段と、温度
設定操作手段による設定操作に応じて、記憶された温度
設定テーブルから給湯温度を選択する給湯温度選択手段
と、給湯温度を表示する給湯温度表示手段と、選択され
た給湯温度を給湯温度表示手段に表示させる表示制御手
段と、選択された給湯温度を表す給湯温度信号を給湯制
御装置に出力する給湯温度信号出力手段と、給湯制御装
置に設けられて、出力された給湯温度信号に基づいて給
湯温度を確定する給湯温度確定手段と、給湯温度確定手
段により確定された給湯温度に基づいて給湯制御を行う
給湯制御手段とを備えたことにある。 【0007】 【発明の作用・効果】上記のように請求項1に係る発明
を構成したことにより、給湯器本体の給湯制御装置に給
湯器固有の温度設定テーブルを出力する温度設定テーブ
ル記憶手段が設けられ、この温度設定テーブル値が温度
設定テーブル値出力手段により温度指定装置に出力され
る。温度指定装置は、この温度設定テーブルを温度設定
テーブル記憶手段により記憶し、そして、温度設定操作
手段により手入力で設定操作された給湯温度に応じて、
記憶された温度設定テーブルに基づいて給湯温度選択手
段により給湯温度が選択される。この選択された給湯温
度は、直ちに表示制御手段の制御下にて給湯温度表示手
段に表示され、かつ給湯温度信号出力手段により給湯制
御装置に出力される。そのため、給湯温度の手入力から
給湯温度表示手段による表示までの応答が短時間に行わ
れるので、給湯温度表示手段の表示内容を 見ながら給湯
温度の設定がスムーズに行われる。さらに、この給湯温
度信号に基づいて給湯制御装置の給湯温度確定手段によ
り給湯温度が確定し、確定した給湯温度に基づいて給湯
制御手段により給湯制御が行われる。 【0008】その結果、請求項1に係る発明によれば、
温度設定テーブルの異なる給湯器の機種毎に温度指定装
置を変更する必要がなく、多機種の給湯器に対して単一
の温度指定装置を用意すればよい。そのため、温度指定
装置の製造が簡略化され、生産性が向上すると共に製造
管理等も簡略化されるので、温度指定装置のコストを大
幅に低減させることができる。また、給湯器の保守点検
等も容易に行うことができる。さらに、給湯制御装置及
び温度指定装置間の信号の送受信速度は温度設定操作に
影響しないので低速度でもよく、従ってこの部分の回路
装置を安価なものにすることができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、参考例に係る給湯器の構成を概略的に示
したものである。給湯器は、給湯器本体10と、給湯器
本体10から離れた場所に設けられた温度指定装置(以
下、リモコンと記す)20とを備えている。給湯器本体
10は、燃焼室(図示しない)内に配設され給水管及び
給湯管に介装された熱交換器を加熱することにより給湯
を行う燃焼部11と、燃焼部11における燃焼行程の制
御を行う給湯制御回路12とを備えている。給湯制御回
路12は、CPU,ROM,RAM,I/O等からなる
マイクロコンピュータにより構成されており、図3に示
すフローチャートに対応した「給湯制御プログラムI」
を実行する。給湯制御回路12は、給湯器固有の温度設
定テーブルの番号(ここでは、後述する一般用温度設定
テーブルT1とする)をROMに記憶している。 【0010】リモコン20は、図1に示すように、温度
設定制御回路21と、温度設定スイッチ22と、表示部
23と、電源スイッチ24(給湯制御回路12も兼用す
る)を設けている。温度設定制御回路21は、CPU,
ROM,RAM,I/O等からなるマイクロコンピュー
タにより構成されており、図3に示すフローチャートに
対応した「温度設定制御プログラムI」を実行する。温
度設定制御回路21のROMには、例えば図2に示すよ
うな3種類の温度設定テーブルが記憶されている。温度
設定テーブルT1は、低温域から高温域を含む一般用で
あり、温度設定テーブルT2は、ドレンの出やすい低温
域をなくし給湯器の寿命を延ばすようにした業務用であ
り、温度設定テーブルT3は高温域が限定されている海
外向けである。温度設定スイッチ22は、アップダウン
式の押し釦スイッチである。表示部23は、液晶式、L
ED式、蛍光表示式等のデジタル表示装置である。そし
て、温度設定スイッチ22、表示部23は、温度設定制
御回路21に接続されている。また、温度設定制御回路
21と給湯制御回路12は、信号授受用ケーブルにより
接続されている。 【0011】次に、上記のように構成した参考例の動作
について説明する。電源スイッチ24が投入されると、
給湯制御回路12は、図3に示す「給湯制御プログラム
I」の実行をステップ30にて開始し、ステップ31に
て給湯器固有の温度設定テーブルT1を示す温度設定テ
ーブル番号信号を温度設定制御回路21に送信する。一
方、温度設定制御回路21は、電源スイッチ24の投入
により、図3に示す「温度設定制御プログラムI」をス
テップ40にて開始し、ステップ41にて温度設定テー
ブル番号信号が受信されたか否かが判定される。温度設
定テーブル番号信号は、電源スイッチ24の投入により
直ちに給湯制御回路12から送信されるので、「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ42に移さ
れ、温度設定テーブル番号信号に基づきROMに記憶さ
れた3種類の温度設定テーブルの内の該当する温度設定
テーブル(ここではテーブルT1)が決定される。さら
に、ステップ43にて温度設定テーブルに基づいて設定
温度初期値が決定され、給湯器の使用開始時において温
度設定スイッチ22が操作されない場合の設定温度値と
される。 【0012】そして、ステップ44にて温度設定スイッ
チ22により手入力で温度設定が行われたか否か判定さ
れる。温度設定スイッチ22により温度設定操作が行わ
れると、「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ45に移され、設定操作に応じて温度値が温度設定テ
ーブルT1から選択され、設定温度値が決定される。こ
の設定温度値は、ステップ46にて表示部23に表示さ
れると共に、ステップ47にて設定温度信号として給湯
制御回路12に送信される。そして、プログラムはステ
ップ44に戻され、ステップ44〜47の処理が繰り返
される。なお、温度設定スイッチ22が操作されないと
きは、ステップ48にて前回の設定結果が設定温度とし
て決定される。 【0013】このように、使用者によるリモコン20の
温度設定スイッチ22を用いた給湯温度の設定操作から
表示部23による給湯温度の表示までの応答が短時間に
行われるので、給湯温度の設定操作が表示部23の表示
内容を見ながら非常にスムーズに行われる。一方、設定
温度信号を受けて給湯制御回路12は、ステップ33に
て受信した値に基づいて給湯の設定温度を確定する。そ
して、ステップ34にて、確定された設定温度に基づい
て給湯温度制御が行われる。そして、プログラムはステ
ップ32に戻され、ステップ32〜34の処理が繰り返
される。 【0014】以上に説明したように、上記給湯器は、リ
モコン20に複数種類の温度設定テーブルが記憶されて
おり、また給湯器本体10の給湯制御回路12には、給
湯器固有の温度設定テーブル指定番号が記憶されてお
り、この指定番号をリモコン20に送信できるようにな
っている。そのため、リモコン20としては、給湯器の
機種によらず一定の形式のものを用いることができる。
その結果、リモコン20の製造工程が簡略化されると共
に製造管理等が簡単になることにより、リモコンのコス
トを非常に安価にすることができる。また、上記給湯器
においては、温度設定操作の結果が直ちに表示器に表示
されるので、設定結果の送受信の速度は問題にならず、
従って送受信部分の回路構成を安価な低速のものにする
ことができる。さらに、給湯器の機種によらず1種類の
リモコンを用意すればよいことにより、給湯器の保守点
検等も簡単に行えるようになった。 【0015】なお、上記参考例においては、給湯制御回
路12からの温度設定テーブル番号信号の温度設定制御
回路21による確認は、最初に1回のみ行われるように
なっているが、プログラムを図3に示すステップ34か
らステップ31に、ステップ47からステップ41に戻
すことにより、温度設定終了毎に温度設定テーブルの確
認を行うようにしてもよい。また、温度設定を所定回数
行った後に、温度設定テーブルの確認を行うようにして
もよい。 【0016】つぎに、実施例について図面により説明す
る。本実施例においては、給湯制御回路12は、給湯器
固有の温度設定テーブル(ここでは図2に示す一般用温
度設定テーブルT1とする)をROMに記憶しており、
電源スイッチ24のオンと共に温度設定テーブル値をリ
モコン20に送信するようになっている。また、給湯制
御回路12は、図4に示すフローチャートに対応した
「給湯制御プログラムII」を実行する。リモコン20
は、自身は温度設定テーブルを記憶しておらず、給湯制
御回路12から送信された温度設定テーブル値に基づい
て温度設定テーブルをRAMに記憶するようになってい
る。また、温度設定制御回路21は、図4に示すフロー
チャートに対応した「温度設定制御プログラムII」を
実行する。給湯器のその他の構成については、上記参考
例と同様である。 【0017】次に、上記のように構成した実施例の動作
について説明する。電源スイッチ24が投入されると、
給湯制御回路12は、図4に示す「給湯制御プログラム
II」の実行をステップ50にて開始し、ステップ51
にて給湯器固有の温度設定テーブルT1のデータを示す
温度設定テーブル値を温度設定制御回路21に送信す
る。温度設定テーブル値は、送信に時間を要するので、
ここでは電源スイッチ24のオン時に一度だけ送信され
るようになっている。一方、温度設定制御回路21は、
電源スイッチ24の投入により、図4に示す「温度設定
制御プログラムII」をステップ60にて開始し、ステ
ップ61にて温度設定テーブル値が受信されたか否かが
判定される。温度設定信号は、電源スイッチ24の投入
により直ちに給湯制御回路12から送信されるので、
「YES」との判定の基にプログラムはステップ62に
移され、受信された温度設定テーブル値に基づく温度設
定テーブル(ここではテーブルT1)がRAMに記憶さ
れる。さらに、ステップ63にて記憶された温度設定テ
ーブルに基づいて設定温度初期値が決定され、給湯器の
使用開始時において温度設定スイッチ22が操作されな
い場合の設定温度値とされる。 【0018】そして、ステップ64にて温度設定スイッ
チ22により手入力で温度設定が行われたか否か判定さ
れる。温度設定スイッチ22により温度設定操作が行わ
れると、「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ65に移され温度設定操作に応じて温度値がRAMに
記憶された温度設定テーブルT1から選択され、設定温
度値が決定される。この設定温度値は、ステップ66に
て、表示部23に表示されると共に、ステップ67にて
設定温度信号として給湯制御回路12に送信される。そ
して、プログラムはステップ64に戻され、ステップ6
4〜67の処理が繰り返される。なお、温度設定スイッ
チ22が操作されないときは、ステップ68にて前回の
設定結果が設定温度として決定される。 【0019】このように、リモコン20の温度設定スイ
ッチ22による給湯温度の設定操作から表示部23によ
る給湯温度の表示までの応答が短時間に行われるので、
給湯温度の設定が表示部23の表示内容を見ながら非常
にスムーズに行われる。一方、設定温度信号を受けて給
湯制御回路12は、給湯の設定温度を確定する。そし
て、ステップ54にて、確定した給湯温度に基づいて給
湯制御が行われる。そして、プログラムはステップ52
に戻され、ステップ52〜54の処理が繰り返される。 【0020】以上に説明したように、上記給湯制御回路
12には固有の温度設定テーブルT1が記憶されてお
り、かつこの温度設定テーブルの内容を示す信号がリモ
コン20に送信されるようになっている。そして、この
信号の内容が、リモコン20のRAMに記憶され、温度
設定スイッチ22による設定操作により温度設定テーブ
ルT1の温度値が選択されるようなっている。そのた
め、リモコン20としては、給湯器の機種によらず一定
の形式のものを用いることができる。その結果、リモコ
ン20の製造工程が簡略化されると共に製造管理が簡単
に行われることにより、リモコンのコストを大幅に削減
することができる。また、上記給湯器においては、温度
設定操作の結果が直ちに表示器に表示されるので、設定
結果の送受信の速度は問題にならず、従って送受信部分
の回路構成を安価な低速のものにすることができる。さ
らに、給湯器の機種によらず1種類のリモコンを用意す
ればよいことにより、給湯器の保守点検等も簡単に行え
るようになった。 【0021】なお、上記実施例においては、給湯制御回
路12からの温度設定テーブル値の温度設定制御回路2
1による確認は、温度設定テーブル値の送信に時間を要
するため、最初に1回のみ行われるようになっている
が、温度設定を所定回数行った後に、温度設定テーブル
の確認を行うようにしてもよい。 【0022】なお、上記実施例に示した給湯器は、給湯
器本体が屋外等の離れた場所にあり、リモコンが台所等
の使いやすい場所に設置された形式のものであればよ
く、洗面所等で用いられるものの他に、風呂釜用にも用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係る給湯器を概略的に示す模
式図である。 【図2】同給湯器のリモコンに記憶される温度設定テー
ブルの内容を示す説明図である。 【図3】参考例において図2の制御回路により実行され
る「給湯制御プログラムI」及び「温度設定制御プログ
ラムI」のフローチャートである。 【図4】実施例において図2の制御回路により実行され
る「給湯制御プログラムII」及び「温度設定制御プロ
グラムII」のフローチャートである。 【図5】従来例1において給湯器の制御回路により実行
される「給湯制御プログラム1」及び「温度設定制御プ
ログラム1」のフローチャートである。 【図6】従来例2において給湯器の制御回路により実行
される「給湯制御プログラム2」及び「温度設定制御プ
ログラム2」のフローチャートである。 【符号の説明】 10…給湯器本体、11…燃焼部、12…給湯制御回
路、20…温度設定装置(リモコン)、21…温度設定
制御回路、22…温度設定スイッチ、23…表示部、2
4…電源スイッチ。
式図である。 【図2】同給湯器のリモコンに記憶される温度設定テー
ブルの内容を示す説明図である。 【図3】参考例において図2の制御回路により実行され
る「給湯制御プログラムI」及び「温度設定制御プログ
ラムI」のフローチャートである。 【図4】実施例において図2の制御回路により実行され
る「給湯制御プログラムII」及び「温度設定制御プロ
グラムII」のフローチャートである。 【図5】従来例1において給湯器の制御回路により実行
される「給湯制御プログラム1」及び「温度設定制御プ
ログラム1」のフローチャートである。 【図6】従来例2において給湯器の制御回路により実行
される「給湯制御プログラム2」及び「温度設定制御プ
ログラム2」のフローチャートである。 【符号の説明】 10…給湯器本体、11…燃焼部、12…給湯制御回
路、20…温度設定装置(リモコン)、21…温度設定
制御回路、22…温度設定スイッチ、23…表示部、2
4…電源スイッチ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 給湯器本体に設けられ給湯制御を行う給
湯制御装置と、同給湯器本体と別個に設けられ給湯温度
を前記給湯制御装置に指定する温度指定装置とを備えた
給湯器であって、前記給湯制御装置に設けられて、前記給湯器固有の設定
可能な複数の湯温度値を集めた温度設定テーブルを記憶
する温度設定テーブル記憶手段と、前記温度設定テーブ
ルの内容を表す温度設定テーブル値を前記温度指定装置
に出力する温度設定テーブル値出力手段と 、前記温度指定装置に設けられて、前記入力された温度設
定テーブル値を記憶する温度設定テーブル記憶手段と、
給湯温度を設定操作する温度設定操作手段と、前記温度
設定操作手段による設定操作に応じて、前記記憶された
温度設定テーブルから給湯温度を選択する給湯温度選択
手段と、給湯温度を表示する給湯温度表示手段と、前記
選択された給湯温度を給湯温度表示手段に表示させる表
示制御手段と、前記選択された給湯温度を表す給湯温度
信号を前記給湯制御装置に出力する給湯温度信号出力手
段と 、前記給湯制御装置に設けられて、前記出力された給湯温
度信号に基づいて給湯温度を確定する給湯温度確定手段
と、同給湯温度確定手段により確定された給湯温度に基
づいて給湯制御を行う給湯制御手段とを備えたことを特
徴とする給湯器 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13288795A JP3530628B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13288795A JP3530628B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303853A JPH08303853A (ja) | 1996-11-22 |
JP3530628B2 true JP3530628B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=15091880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13288795A Expired - Fee Related JP3530628B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3530628B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102175513B1 (ko) * | 2019-05-29 | 2020-11-06 | 린나이코리아 주식회사 | 보일러의 설정온도범위 자동인식기능을 구비한 온도조절기 및 보일러의 설정온도범위 자동인식 방법 |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP13288795A patent/JP3530628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08303853A (ja) | 1996-11-22 |
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