JP3530127B2 - デジタルカメラセット - Google Patents

デジタルカメラセット

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JP3530127B2
JP3530127B2 JP2000313996A JP2000313996A JP3530127B2 JP 3530127 B2 JP3530127 B2 JP 3530127B2 JP 2000313996 A JP2000313996 A JP 2000313996A JP 2000313996 A JP2000313996 A JP 2000313996A JP 3530127 B2 JP3530127 B2 JP 3530127B2
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flash
strobe
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敏男 戸谷
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株式会社ソニックテクノ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の動植物、電
子部品などの工業製品その他の種々の被写体の定点観測
や経過観測を行うのに適合して撮影するのに好適な画像
撮影方法、特にこれらの被写体を常に一定の大きさで近
接撮影するのに適合した画像撮影方法に用いられるデジ
タルカメラセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、高画素数の一眼レフデジタルカメ
ラが普及しており、これは、画像信号をパーソナルコン
ピュータに取り込んでディスプレイに表示したり、プリ
ンターによって画像をプリントしたりすることができる
ので、フィルムカメラに代わってますます普及する傾向
がある。
【0003】しかし、現在市販されているデジタルカメ
ラは、CCD撮像素子のサイズが35mmフィルムカメ
ラのサイズよりも小さいために、同一条件で撮影した場
合に、フィルムカメラのフィルム面に受像される被写体
の一部のみがCCD撮像素子に受像され、従ってデジタ
ルカメラでは、フィルムカメラに比べて被写体が例えば
1.5倍以上拡大されて撮影される。
【0004】 このため、フィルムカメラと同じ寸法とな
るように被写体を撮影しようとすると、デジタルカメラ
の先端と被写体との間の距離(ワーキングディスタン
ス)フィルムカメラの場合に比べて長くする必要が
って撮影ができなくなる場合があり、また、例えば、花
びらの如き被写体の細かな部分を拡大撮影するためにマ
クロポジションでこれらの被写体を撮影しようとする
と、逆にワーキングディスタンスが短くなりすぎて同様
に近接撮影ができなくなることがある。特に、撮影すべ
き対象物が、例えば、草木の1つの花びら又は総数の花
びらから草木全体のように、被写体の一部の小さな部分
から被写体の主要部分の広範囲に渡って撮影しようとす
る場合、市販のデジタルカメラでは、これらの広範囲に
渡る被写体を有効に撮影することができない。
【0005】また、被写体の一部を拡大撮影する目的で
被写体に均等な光を照射するためにリングストロボ又は
それに類したものを使用することが望ましいが、市販の
リングストロボは、フィルムカメラ用であるために、デ
ジタルカメラによる撮影には光量(ガイドナンバー)が
過多となってハレーションを起こし、リングストロボを
用いて近接撮影を行うことができない。
【0006】 更に被写体である対象物を定点観測又は経
過観察する際に、被写体の一部である細かい部分から被
写体のより大きな部分までの広範囲に渡って被写体をほ
ぼ同じ画面寸法上に描写することが好ましいが、現在の
デジタルカメラでは規格倍率を勘に頼って調整して撮影
しているので、常に所定の同じ寸法の画面を得ることが
できない欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、デジタルカメラのワーキングディス
タンスをフィルムカメラのワーキングディスタンスと同
等に短くして撮影することができ、且つ近接ンズ(接写
レンズ又は拡大レンズ)を容易に取り付けることができ
るようにしたデジタルカメラセットを提供することにあ
る。
【0008】本発明が解決しようとする他の課題は、デ
ジタルカメラによる近接撮影において被写体に必要な光
量の閃光を均等に照射してハレーションをおこすことな
く撮影することができるようにしたデジタルカメラセッ
トを提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、被写体の一部である小さな部分から被写体の全体の
ように大きな部分までの広範囲に渡って被写体を常にほ
ぼ同じ寸法の画像で撮影することができるようにした
ジタルカメラセットを提供することにある。
【0010】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、被写体全体に種々の角度からフラッシュを浴びせて
バウンス作用を付与しつつ容易に撮影することができる
デジタルカメラセットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の基本的な
課題解決手段は、デジタルカメラ本体と、このデジタル
カメラ本体の前面から発光するリングストロボ手段とを
備え、リングストロボ手段は、デジタルカメラ本体の前
部に取り付けられるリングストロボ閃光体と、デジタル
カメラ本体に取り付けられた多段階調光フラッシュレギ
ュレータとから成り、多段階調光フラッシュレギュレー
タは、リングストロボ閃光体にケーブルを介して接続さ
れ、このリングストロボ閃光体は、その止め金具に設け
られた近接レンズ脱着用のねじから成る近接レンズ取付
手段を有し、デジタルカメラ本体が内蔵フラッシュを有
する場合に、リングストロボ手段は、多段階調光フラッ
シュレギュレータのシンクロ接点に接続された受光セン
サを含み、この受光センサーは、内蔵フラッシュに相対
してこの内蔵フラシュからの光を受光するように配置さ
れているていることを特徴とするデジタルカメラセット
を提供することにある。
【0012】本発明の第2の基本的な課題解決手段は、
デジタルカメラ本体と、デジタルカメラ本体の前面から
発光するストロボ手段とを備え、ストロボ手段は、デジ
タルカメラ本体の前部に取り付けられるリング状ストロ
ボホルダーと、このリング状ストロボホルダーから放射
方向に延びる複数のアームにそれぞれ保持された複数の
ストロボ閃光体と、デジタルカメラ本体に取り付けられ
た多段階調光フラッシュレギュレータとから成り、多段
階調光フラッシュレギュレータは、ストロボ閃光体にケ
ーブルを介して接続され、リング状ストロボホルダー
は、その止め金具に設けられた近接レンズ脱着用のねじ
から成る近接レンズ取付手段を有し、デジタルカメラ本
体が内蔵フラッシュを有する場合に、ストロボ手段は、
多段階調光フラッシュレギュレータのシンクロ接点に接
続された受光センサを含み、この受光センサーは、内蔵
フラッシュに相対してこの内蔵フラシュからの光を受光
するように配置されていることを特徴とするデジタルカ
メラセットを提供することにある。
【0013】このようにすると、デジタルカメラによっ
て拡大撮影を行う際に、リングストロボからの光量が過
多となることがなく被写体に対して最適な光量でハレー
ションをおこすことなく被写体に均等に光を照射して撮
影を有効に行うことができる。
【0014】本発明の第3の基本的な課題解決手段は、
デジタルカメラ本体と、このデジタルカメラ本体の前面
から発光するリングストロボ手段とを備え、このリング
ストロボ手段は、デジタルカメラ本体の前部に取り付け
られるリングストロボ閃光体と、デジタルカメラ本体に
取り付けられた多段階調光フラッシュレギュレータとか
ら成り、多段階調光フラッシュレギュレータは、リング
ストロボ閃光体にケーブルを介して接続され、このリン
グストロボ 閃光体は、その止め金具に設けられた近接レ
ンズ脱着用のねじから成る近接レンズ取付手段を有し、
デジタルカメラ本体の規格倍率に相応してフィルムカメ
ラの倍率と同倍率で計測されたスケールを有する規格倍
率表示手段を備えたことを特徴とするデジタルカメラセ
ットを提供することにある。
【0015】本発明の第4の基本的な課題解決手段は、
デジタルカメラ本体と、このデジタルカメラ本体の前面
から発光するストロボ手段とを備え、このストロボ手段
は、デジタルカメラ本体の前部に取り付けられるリング
状ストロボホルダーと、このリング状ストロボホルダー
から放射方向に延びる複数のアームにそれぞれ保持され
た複数のストロボ閃光体と、デジタルカメラ本体に取り
付けられた多段階調光フラッシュレギュレータとから成
り、この多段階調光フラッシュレギュレータは、ストロ
ボ閃光体にケーブルを介して接続され、リング状ストロ
ボホルダーは、その止め金具に設けられた近接レンズ脱
着用のねじから成る近接レンズ取付手段を有し、またデ
ジタルカメラ本体の規格倍率に相応してフィルムカメラ
の倍率と同倍率で計測されたスケールを有する規格倍率
表示手段を備えたことを特徴とするデジタルカメラセッ
トを提供することにある。
【0016】本発明の第1及び第2の基本的な課題解決
手段において、デジタルカメラ本体の規格倍率に相応し
てフィルムカメラの倍率と同倍率で計測されたスケール
を有する規格倍率表示手段を備えることができる。
【0017】第3及び第4の基本的な課題解決手段並び
に規格倍率表示手段を備えた第1及び第2の基本的な課
題解決手段において、規格倍率表示手段は、回転式レン
ズ鏡筒を有する形態では、この回転式レンズ鏡筒と回転
式レンズ鏡筒に隣接する固定レンズ鏡筒とに跨ってその
一方に設けられたスケール倍率表示部と他方に設けられ
て所定の倍率を指示するスケール指示部とから構成する
ことができ、またレンズ鏡筒が回転しない形態では、デ
ジタルカメラ本体のモニター画面に設けられたスケール
倍率表示部から構成され、このスケール倍率表示部は、
モニター画面の倍率変動指示部に相応して配置される。
なお、これらのスケール倍率表示部は、シールに表示
し、このシールを回転式レンズ鏡筒又はモニター画面に
貼付することによって容易に形成することができる。モ
ニター画面上に貼り付けられるシールは、透明シールと
する。
【0018】このように、デジタルカメラにフィルムカ
メラと同様の倍率目盛りを付すると、被写体の細かい
分から被写体の全体のように大きな部分に渡って常に同
じ画像寸法で撮影することができるので、種々の被写体
の定点観察や経過観察に好適な撮影を行うことができ
る。
【0019】また、近接レンズをリングストロボ又はス
トロボホルダーの前面に取り付けると、マクロポジショ
ンをとることなく、またデジタルカメラと被写体との距
離をフィルムカメラと同等のワーキングディスタンスに
維持しながら被写体を拡大撮影することができ、従って
被写体の一部である小さな部分から主要な部分である
きな部分までの被写体の広範囲に渡って被写体を鮮明に
撮影することができ、デジタルカメラの高い解像度を利
用して鮮明で深い被写界深度を有する画像を得ることが
できる。
【0020】更に、ストロボ手段が複数のストロボ閃光
体から成っている場合に、これらの複数のストロボ閃光
体の少なくとも1つがリング状ストロボホルダーに対し
て着脱自在に取り付けられていると、このストロボ閃光
体をホルダーから取り外してバウンス作用を付与しつつ
被写体を撮影することができ、従って陰のない鮮明な画
像や故意に陰を付して立体感を付与した画像を得ること
ができる。
【0021】デジタルカメラ本体が内蔵フラッシュを有
する場合には、カメラ本体に外部ストロボ取り付けよう
ホットシューがないが、この場合には、カメラ本体に任
意の取付フレームを介して多段階調光フラッシュレギュ
レータを取り付け、このレギュレータのシンクロ接点に
接続された受光センサに内蔵フラッシュからの光を受光
するようにすることができ、従って内蔵フラッシュを利
用してリングストロボ閃光体又は複数ストロボ閃光体を
作動することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図面では、図1は、本発明の1つ
の形態によるデジタルカメラセット10の全体を示し、
このデジタルカメラセット10は、デジタルカメラ本体
12と、このデジタルカメラ本体12の前面にから閃光
するリングストロボ手段20とを備えている。デジタル
カメラ本体12は、ズーム機能とモニター機能とを有す
る市販のものを使用することができ、図示の形態では、
カメラケース14の前面にズーム機能を有する複数のレ
ンズ鏡筒16A、16Bを有するのが示されている(図
5参照)。
【0023】リングストロボ手段20は、後に述べるよ
うにデジタルカメラ本体12の最前部にリングストロボ
取付手段によって着脱自在に取り付けられるリングスト
ロボ閃光体24と、デジタルカメラ本体12に着脱自在
に取り付けられた多段階調光フラッシュレギュレータ2
6とから成り、多段階調光フラッシュレギュレータ26
は、リングストロボ閃光体24にケーブル28を介して
接続されている。
【0024】図2、図3及び図4に示すように、リング
ストロボ閃光体24は、ケーブル28の出力端子のジャ
ック30を有する首部32とこの首部32に一体に設け
られて正面にリング状閃光面34Aを有する閃光体本体
34とから成り、閃光体本体34は、図4に示すよう
に、その内周に沿って設けられた内鍔状の取付部36を
有する。
【0025】図示の形態では、図2及び図4に示すよう
に、リングストロボ取付部22は、リングストロボ閃光
体24をデジタルカメラ本体12の最前部のレンズ鏡筒
18に取り付けられる内周止め具38から成り、この止
め具38は、図2に示すように、リングストロボ閃光体
24の取付部36の内周面36aに係合する外周面40
とその前方にリングストロボ閃光体24の取付部36の
前方肩部36bに係止する鍔42と後端に設けられた前
後のねじ44、45とを有するリング金具46と、この
リング金具46の前段ねじ44に螺合することによって
リングストロボ閃光体24の取付部36の後端面36c
に係合してリングストロボ閃光体24の取付部36を挟
持して保持するナット48とを含んでいる。なお、後段
のねじ45は、前段のねじ44よりも小径でリング金具
46がリングストロボ閃光体24に取り付けられた状態
でリングストロボ閃光体24よりも後方に突出し、更に
正確に述べると、リングストロボ閃光体24にリング金
具46を締め付けるナット48よりも後方に突出してい
る(図4(A)及び図4(B)参照)。
【0026】このリングストロボ閃光体24は、リング
金具46の後段のねじ45をデジタルカメラ本体12の
最前部であるフィルタ取付ねじ65にねじ込んで取り付
けられる。なお、デジタルカメラ本体12は、機種によ
って種々の口径のフィルタ取付ねじ65を有し、このよ
うな場合には、リング金具46の後段のねじ45に噛み
合うことができる前部雌ねじとデジタルカメラ本体12
のフィルタ取付ねじに噛み合うことができる後部雄ねじ
とを有する種々の口径のアダプタを介在させてリング金
具46をデジタルカメラ本体12に取り付けることがで
きる。
【0027】一方、多段階調光フラッシュレギュレータ
26は、図1及び図2に例示的に示すように、デジタル
カメラ本体12のカメラケース14の頂面に例えばホッ
トシュー14H等の適宜の手段によって取り付けられ、
デジタルカメラ本体12のシャッターに連動してリング
ストロボ閃光体24に閃光用電圧を供給するように成っ
ている。なお、図3において符号27はレギュレータ2
6の調光用つまみである。
【0028】本発明に用いられるリングストロボ手段2
0は、リングストロボ専用に設計することもできるが、
市販のリングストロボと市販の多段減光フラッシュレギ
ュレータ付きストロボとを組み合わせて構成することが
できる。
【0029】更に詳細に述べると、図3に示すように、
フィルムカメラ用の市販のリングストロボの閃光体と多
段減光フラッシュレギュレータ付きの市販のストロボと
を購入し、市販のリングストロボのうち電源部を切り離
してリングストロボ閃光体24を形成し、また多段階減
光フラッシュレギュレータ付きストロボから閃光体(図
3に想像線で符号50で示された部分)を取り外して多
段減光フラッシュレギュレータ26とし、このレギュレ
ータの電源出力部26aにケーブル28の入力端子のジ
ャック52を形成する。
【0030】一般に、フィルムカメラ用の市販のリング
ストロボは、減光機能を有しないで機種に応じて種々の
光量範囲で一定の光量で閃光するように設定されてお
り、また多段階調光フラッシュレギュレータ付きの市販
のストロボは、適宜の光量範囲内で所定の幅の光量に調
節しながら閃光体を閃光することができるように設定さ
れており、従って市販のリングストロボの閃光体と市販
の多段階調光フラッシュレギュレータ付きストロボのレ
ギュレータを組み合わせることによって所定の幅で調光
(減光)することができるリングストロボを形成するこ
とができる。
【0031】本発明に用いることができる市販の製品を
一例として掲げると、登録商標「サンパック」の名称で
市販されている機種名「autoDX8R」(ガイドナンバー8
〜2)のリングストロボから電源部を除去して閃光体の
みを用意し、同じく登録商標「サンパック」の名称で市
販されている機種名「B3000S」の6段階調光フラ
ッシュレギュレータ付きストロボ(ガイドナンバー5.
5〜30、パワーレシオFull、1/2、1/4、1/
8、1/16及び1/32の6段階)から閃光体のみを
除去して6段階レギュレータを用意し、上記「autoDX8
R」の閃光体と「B3000S」の6段階調光フラッシ
ュレギュレータとをケーブル28で接続して所定の光量
幅(ガイドナンバー1.4以下)のリングストロボ手段
20を完成することができる。
【0032】このように閃光体24とレギュレータ26
との組合せで得られたリングストロボ手段20は、例え
ば、閃光体24のガイドナンバー8とレギュレータのパ
ワーレシオ1/32とを利用することによって、種々の
近接拡大撮影に好適なガイドナンバーがほぼ1.4程度
の光量を得ることができるが、他のガイドナンバーの閃
光体24と多段階減光フラッシュレギュレータを組み合
わせて他の適当な光量で均等閃光を行うことができる。
なお、市販のリングストロボの閃光体のみ及び市販のレ
ギュレータ付きストロボのレギュレータのみを購入して
これらを組み合わせることもできる。
【0033】このようにすると、フィルムカメラ用のリ
ングストロボに減光機能を付与すると、デジタルカメラ
による拡大撮影を行う際に、リングストロボ閃光体24
からの光量が過多となることがなく最適な光量でハレー
ションを起こすことなく被写体に均等に光を照射して被
写体を有効に撮影することができる。これは、たとえ
ば、被写体の小さな部分から全体までの広範囲にわたっ
て観察撮影に有効に適用することができる。
【0034】本発明のデジタルカメラセット10は、リ
ングストロボ閃光体24を脱着することなく、近接レン
ズ(拡大レンズ)54を取り付けることができる近接レ
ンズ取付手段56を備えている。
【0035】図示の形態では、この近接レンズ取付手段
56は、リングストロボ閃光体24の取付手段である内
周止め具38のリング金具46の鍔42の内周面に形成
された近接レンズ脱着用のねじ58から成っている。な
お、この止め具38は、市販のリングストロボの内周止
め具の金具本体(リング金具)をこのねじ58付きリン
グ金具46に置換して形成される。
【0036】従って、近接レンズ54は、そのねじ54
aを止め具38に設けられたねじ58に螺合してリング
ストロボ閃光体24を脱着することなく、リングストロ
ボ閃光体24の内側でその前面に同心的に取り付けるこ
とができる。このようにすると、デジタルカメラ本体1
2は、マクロポジションをとることなく、またデジタル
カメラ本体12と被写体との距離をフィルムカメラと同
ワーキングディスタンスに維持しながらストロボ撮
影することができる。
【0037】このように、近接レンズ54は、リングス
トロボ閃光体24を取り付けたままデジタルカメラ本体
12から取り外すことができるので、小さな被写体部分
から大きな被写体部分にわたって被写体をストロボ撮影
することができる。
【0038】本発明のデジタルカメラセット10は、図
1、図5、図6又は図7に示すように、デジタルカメラ
の規格倍率に相応してフィルムカメラの倍率と同倍率で
計測されて形成されたスケール60から成る規格倍率表
示手段62を備えている。図5又は図6では、被写体が
草木の一部の花びらから全体にわたっている場合を示し
ているが、これは、一例に過ぎず、後に述べるように、
他の種々の被写体の種々の大きさ、同じ大きさでも時間
を異にして撮影する場合にも適用することができる。
【0039】ズーム調節用の回転式レンズ鏡筒16Aを
有する形態のデジタルカメラでは、規格倍率表示手段6
2のスケール60は、図5(A)乃至図5(C)に示す
ように、回転式レンズ鏡筒16Aに設けられてスケール
の倍率を表示するスケール倍率表示部60Aとこの回転
式レンズ鏡筒16Aに隣接する固定レンズ鏡筒16Bに
設けられて所定の倍率を指示するスケール指示部60B
とから構成されている。このスケール60のスケール倍
率表示部60A及びスケール指示部60Bは、それぞれ
別々のシール64A、64Bに印刷等によって表示さ
れ、この表示を有するシール64A、64Bをレンズ鏡
筒16A、16Bにそれぞれ貼付してこれらのレンズ鏡
筒16A、16Bに設けられる。図示の形態では、スケ
ール倍率表示部60Aは、回転式レンズ鏡筒16Aに貼
り付けられ、またスケール支持部60Bは、固定レンズ
鏡筒16Bに貼り付けられているが、逆にスケール倍率
表示部60Aは、固定レンズ鏡筒16Bに貼り付けら
れ、またスケール支持部60Bは、回転式レンズ鏡筒1
6Aに貼り付けられてもよい。
【0040】また、回転式レンズ鏡筒を有しないでズー
ム調節を回転式以外の方法で行う形態のデジタルカメラ
では、規格倍率表示手段62のスケール60は、図6に
示すように、液晶ディスプレイの如きモニター画面18
に設けられてスケールの倍率を表示するスケール倍率表
示部60A’とこのモニター画面18に予め設けられて
倍率の変化に相応して変位する指針を有するスケール指
示部60B’とから構成されている。スケール倍率表示
部60A’は、透明シール64A’に印刷等によって表
示され、この表示を有する透明シール64A’の各目盛
がスケール指示部60’の指針の位置に相応するように
液晶モニター画面18に貼付して設けられる。
【0041】スケール指示部60B’であるモニター画
面の指針の変位は極めて小さいので、図6に示すよう
に、スケール倍率表示部60A’をこの指針の動きに合
わせて表示すると、スケール倍率表示部60A’も極め
て小さくなる。従って、図6に示すように、スケール倍
率表示部60A’の目盛は大きく表示し、この目盛の各
値とスケール指示部60B’の指針の位置とが相応する
ように対応線61を表示するのが好ましい。
【0042】スケール倍率表示部60A、60A’は、
予め被写体70の大きさが変化しても常に同じ画像寸法
となるように被写体70からの所定の距離で焦点が合う
規格倍率を計測して表示されているので、所定の被写体
70の被写すべき部分の大きに応じて所定の規格倍率に
設定して焦点が合う位置にワーキングディスタンスを定
めると、図5及び図6のモニター画面18に示されるよ
うに常に同じ画像寸法で種々の大きさの被写体部分(1
つの花びらからその花びらを有する1本の花草分及びこ
の草花を含むそのまわりの多数の草花等)が撮影され
る。
【0043】図示の形態では、スケール倍率表示部60
A、60A’は、1/11倍、1/3倍、1/2.5
倍、1/2倍、1/1.5倍、1/1.2倍、1倍(等
倍)、1.5倍及び4倍の9つのスケールを設定してそ
れぞれ所定の焦点距離(マニュアル設定)で多数の草
花、1つの草花、草花の一部、1つの花びらの画像を同
じ画像寸法で得るようにしている。これらの倍率表示
は、これに限定されないで草花の観察に必要な適宜の倍
率を設定することができる。なお、上記倍率表示で1倍
(等倍)は、フィルムカメラの幅36mmに相応し、従
って1/1.2倍−−−1/2倍−−−1/11倍は、
それぞれ幅が43mm−−−72mm−−−396mm
となって画像が順次縮小され、逆に1.5倍、4倍は、
それぞれ幅24mm、9mmとなって画像が順次拡大さ
れるので、被写体を広範囲に渡って観察するのに役立
つ。なお、近接レンズ54は、図5及び図6の倍率が1
/3から4倍までに亘って使用される。
【0044】本発明のデジタルカメラセット10は、被
写体の各部を連続撮影し、カメラ内に格納した適宜の記
録媒体に記録することができるが、画像信号出力ポート
を適宜の外部リーダ等を介してパソコンやテレビに接続
してパソコンのディスプレーやテレビ画面に表示した
り、デジタルカメラ内の記録媒体をパソコンの外部記録
媒体ドライブ等に移してパソコンのディスプレー等に表
示して患部を観察することができる。
【0045】リングストロボ閃光体24は、これに接続
された多段階調光レギュレータ26によって過剰な光量
を照射することなく、適切な光量で被写体70に光を均
等に照射することができ、従って影が生ずることがない
均一な画像を得ることができるので、被写体を良好に観
察することができる。
【0046】また、被写体の大きさに応じてスケール倍
率表示部60Aまたは60A’の所定の規格倍率を設定
した上で焦点距離を合わせることによって、図5及び図
6に示すように、種々の大きさの被写体部分をほぼ一定
の画像寸法で撮影することができる。これは、被写体が
草花である場合に、その観察撮影を行うのに有利であ
る。
【0047】被写体70は、草花以外に、他の種々の動
植物、工業製品などの適宜の対象物とすることができ、
これらの被写体では、本発明のデジタルカメラセット
は、動植物の成長観察、工芸、陶芸等の美術品の記録、
人体の手術前、手術中及び手術後の記録、工業製品の動
作観察その他の種々の観察撮影を行うのに使用すること
ができる。
【0048】他の被写体の画像が図7乃至図9に示され
ている。図7(A)及び図7(B)は、被写体70Mで
あるメダカメダカの成長過程を観察する目的で同じ距離
と同じ倍率(例えばx4)で撮影して得られた画像であ
る。これらの画像からメダカがどの程度成長したかを観
察することができる。また、図8(A)及び図8(B)
は、被写体70Uである梅の花一輪を日数を経て同じ位
置から同じ倍率(例えば1/1.2)で撮影して得られ
た画像である。この画像から梅の花一輪が開花していく
様子が観察される。更に、図9(A)及び図9(B)
は、被写体70U’が梅の木である場合に、花一輪との
まわりの枝木と花一輪全体とを同じ位置から異なる倍率
(例えばx1とx1.5)で撮影して得られた画像であ
る。この画像から梅の花一輪を距離を異にして観察する
ことができる。
【0049】被写体を接写するために、近接レンズ54
は、リングストロボ閃光体24を取り外すことなく、こ
のリングストロボ閃光体24に直接取り付けることがで
きる。従って、カメラをマクロポジションで撮影するこ
となく、すべてのズーム域によって適切なワーキングデ
ィスタンスで撮影を行うことができ、被写体の所定の
像を容易に得ることができる。
【0050】本発明の他の実施の形態によるデジタルカ
メラセット110が図10以下に示されており、この実
施の形態のカメラセット110は、リングストロボ手段
20に代えて、デジタルカメラ本体12の前面で発光す
る複数のストロボ閃光体を含むストロボ手段120が用
いられていることを除いて図1乃至図4のデジタルカメ
ラセット10と実質的に同じである。なお、図1乃至図
4のデジタルカメラ10と同じ部分には同じ符号が付さ
れている。
【0051】このストロボ手段120は、デジタルカメ
ラ本体12の前部にホルダー取付部122によって取り
付けられるリング状ストロボホルダー180と、このリ
ング状ストロボホルダー180に複数のストロボ保持手
段182によって対称的にそれぞれ着脱自在に保持され
た複数のストロボ閃光体124、124’と、デジタル
カメラ本体12に取り付けられた多段階調光フラッシュ
レギュレータ126とから成り、多段階調光フラッシュ
レギュレータ126は、ストロボ閃光体124、12
4’にケーブル128、128’を介して接続されてい
る。
【0052】ストロボホルダー180は、図4のリング
ストロボ閃光体24に代えてこのリングストロボ閃光体
24と同様の取付部122によってデジタルカメラ本体
12の前面に取り付けることができ、この取付部122
は、図15に示されている。取付部122は、ストロボ
取付手段22と全く同じであるので、その詳細な説明は
省略するが、ストロボホルダー180の内鍔状の取付部
は符号136で示され、またこの取付部136の内周
面、前方肩部及び後端面は、それぞれ符号136a、1
36b及び136cで示されている。取付手段122の
他の部品には、取付手段22と同じ符号38乃至46が
付されている。
【0053】また、ホルダー取付手段122の止め具3
8には同様にして近接レンズ54の取付手段56が設け
られ、この取付手段56も図4の取付手段56と全く同
じであるので、その説明は省略する。なお、デジタルカ
メラ本体12がズーム内蔵の形態であると、ズームの最
小位置でこのリング状ストロボホルダー180によって
ケラレが発生する傾向があるので、これを有効に防止す
るために、リング状ストロボホルダー180は、このよ
うなケラレが発生しない程度の口径、例えば、62mm
以上の口径とするのが好ましい。
【0054】ストロボ保持手段182は、図11及び図
12に示すように、リング状ホルダー180から横方向
に対称的に延びる取付桿186、186’に垂直首振り
機構188、188’及び水平首振り機構190、19
0’を介して取り付けられたシュー192、192’か
ら成り、ストロボ閃光体124、124’は、その取付
脚124a、124’aをこれらのシュー192、19
2’に着脱自在に弾発的に係入して保持されている。
【0055】従って、ストロボ閃光体124、124’
は、図10に示すように、正面を向いた状態から相互に
内側又は外側に向いたり、少なくとも一方が内側又は外
側に向いたり、一方又は双方が上方又は下方に向いたり
してその向きを自由に変えることができ、これは、被写
体に照射される光の向きを調節して画面の背景と画像で
ある被写体70との間の光量のバランスを調節しつつ撮
影するのを許す。なお、ストロボ手段120が図1及び
図2の実施の形態と異なって2つのストロボ閃光体12
4、124’から成っていると、図1及び図2の形態に
比べて光の反射が隅に追いやられて比較的鮮明な画像を
得ることができるので好ましい。
【0056】また、ストロボ閃光体124、124’の
一方又は双方をストロボ保持手段182のシュー19
2、192’から取り外してこれらのストロボ閃光体1
24、124’を被写体に対して適宜の位置に配置して
撮影することができる。これは、例えば、ストロボ閃光
体124、124’を天井に向けたり床に向けたりする
ことによって被写体にバウンス作用を付与して画面上の
画像のまわりの陰を消したり、逆に画像のまわりに故意
に陰を付しながら撮影するのを許す。
【0057】被写体に対するストロボ閃光体124、1
24’の位置に応じて画面300にどのような陰302
が表れるかを示した状態が図19に示されている。図1
9(A)は、ストロボ閃光体124、124’がストロ
ボ保持手段182に取り付けられてこれらのストロボ閃
光体124、124’を正面に向けて撮影した場合に、
画面300Aに表れる陰302Aを示し、この図から解
るように、陰302Aは、画面の左右に縦方向に表れて
いる。また、図19(B)は、2つのストロボ閃光体1
24、124’をストロボ保持手段182から取り外し
てこれらのストロボ閃光体124、124’を上下に分
散して配置し正面に向けて撮影した場合に、画面300
Bに表れる陰302Bを示し、この図から解るように、
陰302Bは、上下の隅に表れている。
【0058】更に、図19(C)は、一方のストロボ閃
光体124をストロボ保持手段128に取り付けたまま
とし、他方のストロボ閃光体124’をストロボ保持手
段128から取り外してこのストロボ閃光体124’を
上方に配置しいずれのストロボ閃光体124、124’
とも正面に向けて撮影した場合に、画面300Cに表れ
る陰302Cを示し、この図から解るように、陰302
Cは、丁度図19(A)の一方側の陰と図19(B)の
他方側の陰とを組み合わせた陰となることを示してい
る。
【0059】ストロボ閃光体124、124’は、その
前面にフィルタアダプタ194を備え、このフィルタア
ダプタ194は、図13及び図14に示すように、スト
ロボ閃光体124、124’の本体側面に弾性的に掛け
止めされる1対の弾性脚196aを有するフレーム19
6から成り、このフレーム196は、図14から解るよ
うに2枚のフィルタ194F1、194F2がそれぞれ
差し込まれるフィルタ差込保持部196S1、196S
2を有する。
【0060】従って、ストロボ閃光体124、124’
に1つ及び/又は2つのフィルタ194F1及び/又は
194F2を組みあわせて適宜減光することができ、従
って多段階調光フラッシュレギュレータ126による調
光に更に追加的な調光を行うことができ、被写体のまわ
りの情況に適宜対応することができる。
【0061】次に、デジタルカメラ本体12がフラッシ
ュ内蔵型の形態である場合に、この内蔵フラッシュ19
8によってトリガーされてストロボ閃光体124、12
4’を起動するストロボ起動系統200が図16乃至図
18に示されている。
【0062】このストロボ起動系統200は、多段階調
光フラッシュレギュレータ126のシンクロ接点202
に受光センサ204を接続し、この受光センサ204
は、その受光部204aが内蔵フラッシュ198からの
光を感知するように、内蔵フラッシュ198の閃光面に
対向させてこれらのまわりをカバー206で覆って内蔵
フラッシュ198からの光が受光センサ204の受光部
204aから外れて漏れることがないようにしている
(図18参照)。
【0063】フラッシュ内蔵型デジタルカメラは、図1
0に示すような外部ストロボ取付用のホットシュー14
Hを備えていないので、図17に示すように、多段階フ
ラッシュレギュレータ126を保持するためのシュー
(ホットシューの如き電気的接続系統を有しない)20
8を有する取付けフレーム210をケース14に着脱自
在に取り付けることができる。フレーム210は、略コ
字形の形態であり、このフレーム210がケース14を
挟んで締め付けねじ212によってケース14に締め付
け固定することができるようになっている。
【0064】従って、多段階調光フラッシュレギュレー
タ126は、このフレーム210によってデジタルカメ
ラ本体12のケース14に機械的に取り付けることがで
き、またシャッターとの連動は、ホットシューではな
く、内蔵フラッシュからの光を受光センサ204を介し
てトリガーされて起動される。
【0065】なお、図16のストロボ起動系統は、図1
及び図2の如き1つのリングストロボ閃光体をフラッシ
ュ内蔵型デジタルカメラに取り付ける場合にも同様にし
て適用することができ、この場合もレギュレータ26
は、図17に示す如きフレームを利用して取り付けられ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、デジタ
ルカメラによる撮影を行う際に、リングストロボからの
光量が過多となることがなく適切な光量でハレーション
をおこすことなく被写体に均等に光を照射して撮影を有
効に行うことができる。
【0067】また、リングストロボやリング状ストロボ
ホルダーを取り外すことなく、その前面に近接レンズを
着脱自在に取り付けることができるので、マクロポジシ
ョンをとることなく、デジタルカメラと被写体との距離
をフィルムカメラと同等のワーキングディスタンスに維
持しながら、被写体を撮影することができ、従って被写
体の小さな部分から大きな部分までの広範囲にわたって
鮮明に撮影することができ、デジタルカメラの高い解像
度を利用して鮮明で深い被写界深度を有する画像を得る
ことができる。
【0068】更に、デジタルカメラにフィルムカメラと
同様の規格倍率スケールを付しているので、被写体の一
部である小さな部分から主要な部分である大きな部分に
わたって常に同じ画像寸法で撮影することができ、従っ
て種々の被写体の経過観察、定点観察などを有効に行う
ことができる。
【0069】また、この規格倍率スケールは、フィルム
カメラと同じ倍率のスケールを計測した上でシールに表
示してデジタルカメラ本体のズーム機能に連動して所定
の倍率が指示されるようにデジタルカメラ本体に貼付す
るだけで形成することができるので、規格倍率表示手段
を容易に構成することができる。
【0070】ストロボ手段がリング状のストロボホルダ
ーに取り付けられている複数のストロボ閃光体から成っ
ていると、被写体の陰を追放して鮮明な鮮明を得ること
できる。
【0071】デジタルカメラ本体が内蔵フラッシュを有
する場合には、多段階調光フラッシュレギュレータのシ
ンクロ接点に接続された受光センサに内蔵フラッシュか
らの光を受光するようにすることができ、従って内蔵フ
ラッシュを利用してリングストロボ閃光体又は複数のス
トロボ閃光体を作動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態によるデジタルカメ
ラセットの全貌の斜視図である。
【図2】図1のデジタルカメラセットの分解斜視図であ
る。
【図3】本発明に用いられるリングストロボ手段のフラ
ッシュ系統を示す系統図である。
【図4】本発明に用いられる近接レンズ取付手段の分解
側面図である。
【図5】本発明に用いられる規格倍率表示手段がレンズ
鏡筒に設けられた1つの例を示し、同図(A)は、その
説明図、同図(B)は、その要部の側面図、同図(C)
は、上面図である。
【図6】本発明に用いられる規格倍率表示手段が液晶等
のモニター画面に設けられた他の例の説明図である。
【図7】被写体がメダカである場合に本発明のデジタル
カメラセットで撮影されて得られた同一寸法の画像を示
し、同図(A)は稚児のメダカの画像を示し、同図
(B)は成長したメダカの画像を示す。
【図8】被写体が梅の木の一部である場合に本発明のデ
ジタルカメラセットで撮影されて得られた同一寸法の画
像を示し、同図(A)は完全に開花する前の梅の木の画
像を示し、同図(B)は1つの梅の花が開花した梅の木
の画像を示す。
【図9】被写体が梅の木の一部及び一輪の梅の花である
場合に本発明のデジタルカメラセットで撮影されて得ら
れた同一寸法の画像を示し、同図(A)は1つの梅の花
を含む木の一部の画像を示し、同図(B)は1つの梅の
拡大画像を示す。
【図10】本発明の他の実施の形態によるデジタルカメ
ラセットの全貌の斜視図である
【図11】図10のデジタルカメラセットのストロボ手
段の拡大正面図である。
【図12】図11のストロボ手段の一方のストロボ取付
手段の拡大正面図である。
【図13】図10のデジタルカメラセットの1つのスト
ロボ閃光体の側面図である。
【図14】図13のストロボ閃光体に取り付けられるフ
ィルタアダプタの拡大断面図である。
【図15】図10のストロボ手段の前面に取り付けられ
る近接レンズの取付手段の分解側面図である。
【図16】フラッシュ内蔵型デジタルカメラセットに用
いられるストロボ起動系統の概略系統図である。
【図17】図16のフラッシュ内蔵型デジタルカメラに
多段階調光フラッシュレギュレータを取り付けるための
フレームの取付構造の正面図である。
【図18】図16のストロボ起動系統の内蔵フラッシュ
と受光センサとの関係を示し、同図(A)はその正面
図、同図(B)はその縦断面図である。
【図19】図10のデジタルカメラセットの2つのスト
ロボ閃光体と被写体との位置と画像との関係を示し、同
図(A)は2つのストロボ閃光体が固定位置にある状態
とこの状態で撮影された画像、同図(B)は2つのスト
ロボ閃光体を被写体に対して上下に配置した状態とこの
状態で撮影された画像、同図(C)は一方のストロボ閃
光体を固定し、他方のストロボ閃光体を上方に配置した
状態とこの状態で撮影された画像を示す。
【符号の説明】
10 デジタルカメラセット 12 デジタルカメラ本体 14 カメラケース 14H ストロボ取付用ホットシュー 16A、16B レンズ鏡筒 18 液晶モニター画面の如きモニター画面 20 リングストロボ手段 22 リングストロボ取付部 24 リングストロボ閃光体 26 多段階調光フラッシュレギュレータ 26a 多段階減光フラッシュレギュレータ26の電源
出力部 27 調光用つまみ 28 ケーブル 30 リングストロボ閃光体24の入力側ジャック 32 リングストロボ閃光体20の首部 34 閃光体本体 34A リング状閃光面 36 リングストロボ閃光体24の内鍔状の取付部 36a リングストロボ閃光体24の取付部36の内周
面 36b リングストロボ閃光体24の取付部36の前方
肩部 36c リングストロボ閃光体24の取付部36の後端
面 38 止め具 40 リング金具46の外周面 42 リング金具46の鍔 44 リング金具46のナット締め付け用ねじ 45 閃光体24をカメラに取り付けるためのリング金
具46の取付用ねじ 46 アダプタ38のリング金具 48 アダプタ38のナット 50 多段減光フラッシュレギュレータ付きストロボか
ら取り除かれた閃光体 52 多段階調光フラッシュレギュレータ26の出力側
ジャック 54 近接レンズ(拡大レンズ) 56 近接レンズ取付手段 58 近接レンズ脱着用のねじ 60 規格倍率用のスケール 60A、60A’ スケール倍率表示部 60B、60B’ スケール指示部 61 対応線 62 規格倍率表示手段 64A シール 64A’、64B 透明シール 70 被写体 70M メダカの被写体 70U 梅の木の被写体 110 デジタルカメラセット 120 ストロボ手段 122 ホルダー取付手段 124、124’ ストロボ閃光体 124a、124’a 取付脚 126 多段階調光フラッシュレギュレータ 128、128’ ケーブル 136 内鍔状の取付部 136a 取付部の内周面 136b 取付部の前方肩部及び後端面 180 リング状ストロボホルダー 182 ストロボ保持手段 186、186’ 取付桿 188、188’垂直首振り機構 190、190’ 水平首振り機構 192、192’ シュー 194 フィルタアダプタ 194F1、194F2 フィルタ 196 フレーム 196a 弾性脚 196S1、196S2 フィルタ差込保持部 198 内蔵フラッシュ 200 ストロボ起動系統 202 シンクロ接点 204 受光センサ 204a 受光部 208 シュー 210 フレーム 212 締め付けねじ 300、300A、300B、300C 画面 302、302A、302B、302C 陰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/18 G03B 17/18 Z 17/20 17/20 19/02 19/02 H04N 5/225 H04N 5/225 Z 5/232 5/232 A 5/238 5/238 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/56 G02B 7/02 G03B 15/03 G03B 15/05 G03B 17/18 G03B 17/20 G03B 19/02 H04N 5/225 H04N 5/232 H04N 5/238

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラ本体と、前記デジタルカ
    メラ本体の前面から発光するリングストロボ手段とを備
    え、前記リングストロボ手段は、前記デジタルカメラ本
    体の前部に取り付けられるリングストロボ閃光体と、前
    記デジタルカメラ本体に取り付けられた多段階調光フラ
    ッシュレギュレータとから成り、前記多段階調光フラッ
    シュレギュレータは、前記リングストロボ閃光体にケー
    ブルを介して接続され、前記リングストロボ閃光体は、
    その止め金具に設けられた近接レンズ脱着用のねじから
    成る近接レンズ取付手段を有し、前記デジタルカメラ本
    体が内蔵フラッシュを有する場合に、前記リングストロ
    ボ手段は、前記多段階調光フラッシュレギュレータのシ
    ンクロ接点に接続された受光センサを含み、前記受光セ
    ンサーは、前記内蔵フラッシュに相対して前記内蔵フラ
    シュからの光を受光するように配置されていることを特
    徴とするデジタルカメラセット。
  2. 【請求項2】 デジタルカメラ本体と、前記デジタルカ
    メラ本体の前面から発光するストロボ手段とを備え、前
    記ストロボ手段は、前記デジタルカメラ本体の前部に取
    り付けられるリング状ストロボホルダーと、前記リング
    状ストロボホルダーから放射方向に延びる複数のアーム
    にそれぞれ保持された複数のストロボ閃光体と、前記デ
    ジタルカメラ本体に取り付けられた多段階調光フラッシ
    ュレギュレータとから成り、前記多段階調光フラッシュ
    レギュレータは、前記ストロボ閃光体にケーブルを介し
    て接続され、前記リング状ストロボホルダーは、その止
    め金具に設けられた近接レンズ脱着用のねじから成る近
    接レンズ取付手段を有し、前記デジタルカメラ本体が内
    蔵フラッシュを有する場合に、前記ストロボ手段は、多
    段階調光フラッシュレギュレータのシンクロ接点に接続
    された受光センサを含み、前記受光センサーは、前記内
    蔵フラッシュに相対して前記内蔵フラシュからの光を受
    光するように配置されていることを特徴とするデジタル
    カメラセット。
  3. 【請求項3】 デジタルカメラ本体と、前記デジタルカ
    メラ本体の前面から発光するリングストロボ手段とを備
    え、前記リングストロボ手段は、前記デジタルカメラ本
    体の前部に取り付けられるリングストロボ閃光体と、前
    記デジタルカメラ本体に取り付けられた多段階調光フラ
    ッシュレギュレータとから成り、前記多段階調光フラッ
    シュレギュレータは、前記リングストロボ閃光体にケー
    ブルを介して接続され、前記リングストロボ閃光体は、
    その止め金具に設けられた近接レンズ脱着用のねじから
    成る近接レンズ取付手段を有し、前記デジタルカメラ本
    体の規格倍率に相応してフィルムカメラの倍率と同倍率
    で計測されたスケールを有する規格倍率表示手段を備え
    たことを特徴とするデジタルカメラセット。
  4. 【請求項4】 デジタルカメラ本体と、前記デジタルカ
    メラ本体の前面から発光するストロボ手段とを備え、前
    記ストロボ手段は、前記デジタルカメラ本体の前部に取
    り付けられるリング状ストロボホルダーと、前記リング
    状ストロボホルダーから放射方向に延びる複数のアーム
    にそれぞれ保持された複数のストロボ閃光体と、前記デ
    ジタルカメラ本体に取り付けられた多段階調光フラッシ
    ュレギュレータとから成り、前記多段階調光フラッシュ
    レギュレータは、前記ストロボ閃光体にケーブルを介し
    て接続され、前記リング状ストロボホルダーは、その止
    め金具に設けられた近接レンズ脱着用のねじから成る近
    接レンズ取付手段を有し、前記デジタルカメラ本体の規
    格倍率に相応してフィルムカメラの倍率と同倍率で計測
    されたスケールを有する規格倍率表示手段を備えたこと
    を特徴とするデジタルカメラセット。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のデジタルカメラ
    セットにおいて、前記規格倍率表示手段は、前記デジタ
    ルカメラ本体の回転式レンズ鏡筒と前記回転式レンズ鏡
    筒に隣接する固定レンズ鏡筒とに跨ってその一方に設け
    られたスケール倍率表示部と他方に設けられて所定の倍
    率を指示するスケール指示部とから成っていることを特
    徴とするデジタルカメラセット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタルカメラセット
    において、前記スケール倍率表示部及びスケール指示部
    は、前記レンズ鏡筒に貼付されたシール上に表示されて
    いることを特徴とするデジタルカメラセット。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4に記載のデジタルカメラ
    セットにおいて、前記規格倍率表示手段は、前記デジタ
    ルカメラ本体のモニター画面に表示されたスケール倍率
    表示部から成り、前記スケール倍率表示部は、前記モニ
    ター画面の倍率変動指示部に相応して配置されているこ
    とを特徴とするデジタルカメラセット。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のデジタルカメラセット
    において、前記スケール倍率表示部は、前記モニター画
    面に貼付された透明シール上に表示されていることを特
    徴とするデジタルカメラセット。
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