JP3529539B2 - 車体傾斜制御装置 - Google Patents

車体傾斜制御装置

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JP3529539B2
JP3529539B2 JP07622496A JP7622496A JP3529539B2 JP 3529539 B2 JP3529539 B2 JP 3529539B2 JP 07622496 A JP07622496 A JP 07622496A JP 7622496 A JP7622496 A JP 7622496A JP 3529539 B2 JP3529539 B2 JP 3529539B2
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Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は油圧シリンダを用い
て車体を台車から支持し、車体の車高や傾斜角度を制御
する車体傾斜制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来一般に、油圧装置を利用した車体傾
斜制御装置の1車両分の構成は図4に示すようなもので
あり、前後の台車1F,1Rそれぞれに油圧装置YT
F,YTRを設置し、これらの油圧装置YTF,YTR
によって車体2は支持される。設定器DTは走行時の軌
道の曲線データ、制御定数などを設定し、車体傾斜指令
部CTは車両の走行距離、速度情報をもとにして車体の
傾斜角度や車高を演算して出力する。この車体傾斜指令
装置CTの出力する車高指令、傾斜角度指令に基づいて
油圧駆動制御部PTは、油圧装置YTF,YTRそれぞ
れを駆動して車体2を目標とする車高及び傾斜角度に制
御する油圧駆動制御部PTから構成されている。 【0003】そして1台の台車1に対する油圧装置YT
は図5に示す構成である。この油圧装置YTは、左右の
傾斜シリンダS1,S2、車体2の左側、右側それぞれ
の変位を検出する変位センサX1,X2、これらの傾斜
シリンダS1,S2に油を分配供給する比例シリンダS
3、比例シリンダS3を駆動する駆動シリンダS4、各
シリンダに対する油量を制御する電磁弁Sol11,Sol1
2,Sol21,Sol22,Sol3a,Sol3b、セフティ電
磁弁Sol、及び油圧タンクと油圧ポンプから成る油圧ユ
ニット装置Syから構成されている。そして比例シリン
ダS3と駆動シリンダS4はシリンダ軸Kで機械的に接
続されていて、駆動シリンダS4の動作によってシリン
ダ軸Kを駆動し、これによって比例シリンダS3のシリ
ンダ室SA,SBの容積比を制御するようになってい
る。このシリンダ軸Kの変位量は変位センサX3によっ
て検出する。 【0004】この油圧装置YTの動作について説明す
る。油圧装置YTは図4に示した油圧駆動制御部PTに
よって制御されるが、そのために油圧駆動制御部PTは
変位センサX1〜X3の検出信号を入力して車体傾斜指
令部CTによって与えられる各々の目標値と比較し、そ
の偏差に応じて電磁弁Sol11,Sol12,Sol21,Sol
22,Sol3a,Sol3bそれぞれに対する駆動信号を与
え、電磁弁Sol11,Sol12,Sol21,Sol22,Sol
3a,Sol3bそれぞれがこの駆動信号に応じて動作す
ることにより車体2の車高及び傾斜角度を制御する。 【0005】<<車高制御>>車体2を所望の位置に浮
上させる時には、油圧ユニット装置Syの油圧タンクか
ら油を次のような経路で供給する。まず駆動シリンダS
4を中立位置にしてこれによって制御される比例シリン
ダS3の左右両側のシリンダ室SA,SBを等容積に
し、1つの経路として油圧ユニット装置Sy→電磁弁So
l11→比例シリンダS3のシリンダ室SA→傾斜シリ
ンダS1で傾斜シリンダS1に油を供給し、他方は、油
圧ユニット装置Sy→電磁弁Sol21→比例シリンダS
3のシリンダ室SB→傾斜シリンダS2となる経路によ
って傾斜シリンダS2に油を供給し、傾斜シリンダS
1,S2を等距離だけ駆動させて車体2を浮上させる。 【0006】車体2の車高を下げる場合には、電磁弁So
l11,Sol12を共に開いて傾斜シリンダS1,S2そ
れぞれに供給されている油を油圧ユニット装置Syの油
圧タンクに戻す。 【0007】この場合の油圧駆動制御部PTの制御ブロ
ック線図は図6に示すようなもので、比較器SU1,S
U2、増幅器KC1,KC2、電磁弁を含めた油圧系の
伝達関数KS1,KS2、傾斜シリンダS1,S2の可動部の
変位量X1,Y2を検出する変位センサX1,X2の伝達関
数KX1,KX2から構成されている。車高指令値VXrは車体
傾斜指令部CTから入力される。 【0008】制御動作は、比較器SU1で指令値VXrと
フィードバック信号VXO1とを比較し、その出力偏差Δer
1の大きさに応じて増幅器KC1が次の信号を出力し、
電磁弁Sol11,Sol12を制御する。 【0009】Δer1>0のときに1を出力し、電磁弁Sol
11をオン、電磁弁Sol12をオフ、Δer1≦0のときに
0を出力し、電磁弁Sol11をオフ、電磁弁Sol12をオ
ンとする。 【0010】そして電磁弁Sol11がオンで、電磁弁Sol
12がオフの場合には油圧ユニット装置Syから油が比
例シリンダS3のシリンダ室SAを通じて傾斜シリンダ
S1に供給されて車体2の片側(図5では左の山側)を
上昇させる。 【0011】反対に電磁弁Sol11がオフで、電磁弁Sol
12がオンの場合には傾斜シリンダS1内の油を油圧ユ
ニット装置Syに戻すことによって車体の片側を下げ
る。 【0012】同様に、比較器SU2で指令値VXrとフィ
ードバック信号VXO2とを比較し、その出力偏差Δer2の
大きさに応じて増幅器KC2が次の信号を出力し、電磁弁S
ol21,Sol22を制御する。 【0013】Δer2>0のときに1を出力し、電磁弁Sol
21をオン、電磁弁Sol22をオフ、Δer2≦0のときに
0を出力し、電磁弁Sol21をオフ、電磁弁Sol22をオ
ンとし、電磁弁Sol21がオンで、電磁弁Sol22がオフ
の場合には油圧ユニット装置Syから油が比例シリンダ
S3のシリンダ室SBを通じて傾斜シリンダS2に供給
されて車体2の他側(図5では右の海側)を上昇させ
る。反対に電磁弁Sol21がオフで、電磁弁Sol22がオ
ンの場合には傾斜シリンダS2内の油を油圧ユニット装
置Syに戻すことによって車体の他側を下げる。 【0014】こうして左右両側の傾斜シリンダS1,S
2を同時に同じ指令値VXrに一致するように駆動させる
ことにより車体2を上下に水平移動させて車高の制御を
行うのである。 【0015】<<傾斜角度制御>>車体2の傾斜角度を
制御するには次のように山側の傾斜シリンダS1、海側
の傾斜シリンダS2内の油量を制御する。図5において
山側の傾斜シリンダS1を下げ、海側の傾斜シリンダS
2を上げる場合(以下、山傾斜と称する)は、油圧ユニ
ット装置Syの油圧タンクから電磁弁Sol3aを介して
駆動シリンダS4内のシリンダ室SC側に油を供給し、
シリンダ室SD側の油を電磁弁Sol3bから抜く。これ
によってシリンダ軸Kが図中B側(海側)に移動し、シ
リンダ軸Kが移動すると比例シリンダS3内のシリンダ
室SB側の油圧が上昇してその中の油が傾斜シリンダS
2に流れ込み、反対に比例シリンダS3内のシリンダ室
SAの油圧が下がって傾斜シリンダS1の油がシリンダ
室SAに還流する。この結果、山側の傾斜シリンダS1
は下がり、海側の傾斜シリンダS2は上昇して車体2は
山側に傾斜する。 【0016】逆に山側の傾斜シリンダS1を上げ、海側
の傾斜シリンダS2を下げる場合(以下、海傾斜と称す
る)は、油圧ユニット装置Syの油圧タンクから電磁弁
Sol3bを介して駆動シリンダS4内のシリンダ室SD
側に油を供給し、シリンダ室SC側の油を電磁弁Sol3
aから抜く。これによってシリンダ軸Kが図中A側(山
側)に移動し、シリンダ軸Kが移動すると比例シリンダ
S3内のシリンダ室SA側の油圧が上昇してその中の油
が傾斜シリンダS1に流れ込み、反対に比例シリンダS
3内のシリンダ室SBの油圧が下がって傾斜シリンダS
2の油がシリンダ室SBに還流し、この結果、山側の傾
斜シリンダS1は上がり、海側の傾斜シリンダS2は下
がって車体2は海側に傾斜する。 【0017】また車体2を水平に支持する場合は、電磁
弁Sol11,Sol12,Sol21,Sol22をオフ状態に
し、シリンダ軸Kを中心位置に制御する。 【0018】油圧駆動制御部PTの制御ブロック線図は
図7のようになり、本装置とは別装置などから検出した
車両速度V、円曲線部のカントC、曲線半径Rなどに基
づいて目標傾斜角φrを算出する演算回路Cr、比較器S
U3、PID回路で構成される制御補償要素H(s)、リミ
ッタKm、電磁弁Sol3a,Sol3bとシリンダを含めた油
圧系の制御伝達関数KS、シリンダ軸Kの変位量Y3を検出
する変位センサX1の伝達関数KX、変位センサX1のフ
ィードバック出力VXに基づいて車体2の傾斜角度φoを
計算する演算回路Kφから構成される。 【0019】制御動作を説明する。この制御系は基本的
には実傾斜角度φoと目標傾斜角φrとの偏差Δerに対
するPID制御によるフィードバック制御を構成し、補
償要素H(s)の出力Vsyの大きさにリミッタkmを作用さ
せて電磁弁Sol3a,Sol3bの弁の開度を制御し、開度
の大きい方の電磁弁はそこを流れる油量が増加し、傾斜
スピードが速くなり、開度の小さい方の電磁弁はそこを
流れる油量が減少し、傾斜スピードが遅くなる。 【0020】<<保護動作>>何らかの異常が発生した
場合、油圧駆動制御部PTはセフティ電磁弁Solのみを
動作させ、駆動シリンダS4内のシリンダ室SC,SD
の油圧回路を短絡させてこれらの両室間の油の流れを自
由にする。これによって比例シリンダS3内の油も自由
になり、車体2が自然振子状態になって走行時の安全を
確保する。 【0021】<<油圧応答不良検出>>油圧系統の応答
不良が発生した場合の安全対策が必要であり、従来、油
圧駆動制御部PTの1台の台車1に対する傾斜シリンダ
S1,S2の応答不良検出の制御系は図9のブロック線
図に示す構成である。この制御系は比較器SU4,SU
5、絶対値回路ABS1,ABS2、設定値DXと絶対値
回路の出力との比較回路KH1,KH2、これらの比較
回路KH1,KH2の出力のアンド回路ANDから構成
される。 【0022】制御動作について説明する。指令値VXrと
傾斜シリンダS1,S2の変位センサX1,X2からのフィ
ードバック信号VX01,VX02(図6参照)を比較器SU
4,SU5で比較し、その偏差Δer1,Δer2を絶対値回
路ABS1,ABS2に入力する。そしてこの絶対値回
路ABS1,ABS2の出力|Δer1|,|Δer2|を比
較回路KH1,KH2で設定値DXと比較する。ここで偏
差の絶対値出力が設定値DXよりも大きい場合にフェール
セーフ信号をアンド回路ANDに入力し、アンド回路A
NDは比較回路KH1,KH2の両方からフェールセー
フ信号を受ける時にセフティ電磁弁Solを作動させる信
号を出力し、セフティ電磁弁Solの動作によって車体2
を自然振子状態にして安全を図る。 【0023】 【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の車体傾斜制御装置では、次のような問題点があっ
た。 【0024】まず油圧制御に用いられる電磁弁は時間の
経過と共に油のリークが避けられず、傾斜シリンダS
1,S2によって車体2をある車高に浮上させて支持
し、水平に維持した状態で制御を停止していると、車体
2の自重によって自然に車高が低下してしまい、また場
合によっては、車体2の自重のアンバランスによって車
体2が傾斜する現象も現れる。このため、駆動シリンダ
S4のシリンダ軸Kは常に中心位置に維持されていると
は限らない。このような状態で車高制御と傾斜角度制御
を起動すると両制御間に干渉が発生し、車体2を指令値
どおりに制御できない場合が発生する。例えば、図10
(a)に示すようにはじめに車体2の車高が十分でない
状態で傾斜角度制御を起動すると、同図(b)に示すよ
うに車体2が傾斜シリンダS1側に接触したり、逆に傾
斜シリンダS2側に接触して損傷が発生する恐れがある
問題点があった。 【0025】また車体傾斜制御では、カーブ(曲線)を
通過する時に車両速度V、レールのカントC、曲線半径
Rをもとにしてふさわしい角度だけ車体を傾斜させ、こ
れによって左右方向に働く遠心加速度を軽減させ、乗り
心地を向上させると共に、カーブ通過速度の向上を図る
ことを目的としている。このため、図4に示した従来の
車体傾斜制御装置では、走行区間のカーブの位置、その
カントC及び曲線半径をあらかじめデータとして設定器
DTに登録し、このデータと計測した車両速度Vとに基
づいてふさわしい傾斜角度を傾斜角度指令部CTで割出
し、その傾斜角度指令値に一致するように傾斜角度制御
を油圧駆動制御部PTで行っている。 【0026】図8は走行区間のカーブの一例を示してい
る。同図(a)に示す実際のカーブで、地点XAまでは直
線区間、地点XA−地点XBの区間は入口緩和曲線区間、地
点XB−地点XCの区間は円曲線区間、地点XC−地点XDは出
口緩和曲線区間で、地点XD以降はまた直線区間である。
これに対して目標傾斜角度φrは同図(b)に示すよう
にカントを加味した傾斜角速度が制限値を超える区間に
は傾斜角速度制限を超えないように新たな入口緩和曲線
区間(地点XA'−地点XB')と出口緩和曲線(地点XC'−
地点XD')を演算する。そしてこのカーブを通過する場
合の目標傾斜角度φrの算出は次のようにして行ってい
る。 【0027】 【数1】(1)直線制御区間(距離X≦XA') φr=0[°] 【0028】(2)入口緩和曲線制御区間(距離XA'≦
X<XB') 【数2】 【0029】 【数3】(3)円曲線制御区間(距離XB'≦X<XC') φr=φc[°] 【0030】ここで、 【数4】 であり、円曲線区間の超過遠心加速度αuは、次の式で
求められるものである。 【0031】 【数5】 ここで、 V:車両速度[km/h]、 C:円曲線部のカント[mm]、 R:円曲線部の曲線半径[m]、 g:重力加速度(=9.8[m/s2])、 G:車輪ゲージ(=1500[mm])である。 【0032】(4)出口緩和曲線制御区間(距離XC'≦
X<XD') 【数6】 【0033】 【数7】(5)直線制御区間(距離XD'≦X) φr=0[°] 【0034】また円曲線部の目標傾斜角度φrと、入口
緩和曲線部、出口緩和曲線部それぞれの目標傾斜角度と
の間には次の関係が成立つ。 【0035】入口緩和曲線部の目標傾斜角度φr'とし
て、 【数8】φr'=(X/(XB'-XA'))・φr 【0036】出口緩和曲線部の目標傾斜角度φr'とし
て、 【数9】φr'=(X/(XD'−XC'))・φr 【0037】このようにして求められる目標傾斜角度φ
rは数5式で示されているように、車両速度Vの2乗に
比例しているので、低速度領域ではほとんど0となる。
そこで車体は台車に対してほぼ平行の状態に維持されて
曲線部を通過することになり、曲線部にはカントCが設
定されているためにカントの角度だけ車体が水平状態か
ら傾斜した状態で走行し、この結果、乗客に不快感を与
える問題点があった。 【0038】さらに、図9に示したように従来では、車
高制御における油圧応答不良の検出は、指令値VXrと傾
斜シリンダの変位センサからの出力VX01,VX02を比較器
SU4,SU5で比較し、その偏差Δer1,Δer2を絶対
値回路ABS1,ABS2に入力し、この絶対値回路の
出力|Δer1|,|Δer2|を比較回路KH1,KH2で
設定値DXと比較し、設定値DXよりも偏差の絶対値が大き
い場合に油圧応答不良と判断している。しかしながら、
車高制御は電磁弁Sol11〜Sol22のオン/オフ制御に
よって行うために、指令値VXrとしてステップ状にあら
かじめ決められた規定値が与えられるので、特に変位セ
ンサの出力VX01,VX02がほぼ0の時、つまり起動時には
偏差Δer1,Δer2が最大値となり、油圧応答不良の検出
ができない問題点があった。 【0039】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、車両が曲線部を低速で走行する際に曲
線部のカントによって車体が傾斜するのを防止し、乗り
心地を向上させることができる車体傾斜制御装置を提供
することにある。 【0040】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車体傾
斜制御装置は、台車の左右各々に設けられ、この台車上
の車体を支持する油圧シリンダと、前記左右の油圧シリ
ンダ各々に油を配分供給する油圧供給系統と、前記油圧
供給系統を制御し、左右の油圧シリンダ各々に均等に油
を供給させることによって前記車体の車高を調整し、前
記左右の油圧シリンダに供給する油量を異ならせること
によって車体の傾斜角度を調整する制御手段と、別装置
の検出した車両速度を入力して低速走行か否か判定し、
低速走行時に制御切替信号を前記制御手段に出力する切
替制御手段と、別装置の検出した車両速度、曲線部のカ
ント、曲線半径に基づいて目標傾斜角を算出し、前記制
御手段に出力する演算手段とを備え、前記演算手段は、
前記切替制御手段から制御切替信号を受けた時に、曲線
部のカント角を演算し、求めたカント角と逆向きの同じ
角度を目標傾斜角にして前記制御手段に出力することを
特徴とするものである。 【0041】この請求項1の発明の車体傾斜制御装置で
は、軌道の曲線部を低速で通過する時には、演算手段が
当該曲線部に設定されているカント角に対応する角度だ
け車体を反対側に傾斜させる角度を目標傾斜角として算
出して制御手段に与え、制御手段はこの目標傾斜角にて
車体の傾斜制御を行う。これによって低速で曲線部を通
過する時には車体をほぼ水平に制御し、乗り心地を良く
する。 【0042】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の車体
傾斜制御装置を図に基づいて詳説する。本発明の実施の
形態の車体傾斜制御装置の全体的な構成は従来の技術で
も説明したように図4に示す構成であり、前後の台車1
F,1Rそれぞれに油圧装置YTF,YTRを設置し、
これらの油圧装置YTF,YTRによって車体2は支持
される。設定器DTは走行時の軌道の曲線データ、制御
定数などを設定し、車体傾斜指令部CTにおいて車両の
走行距離、速度情報をもとにして車体の傾斜角度や車高
を演算して出力する。この車体傾斜指令装置CTの出力
する車高指令、傾斜角度指令に油圧駆動制御PTは基づ
いて油圧装置YTF,YTRそれぞれを駆動して車体2
を目標とする車高及び傾斜角度に制御する。 【0043】そして1台の台車1に対する油圧装置YT
は図5に示す構成であり、油圧駆動制御部PTが図6、
図7に関して従来の技術で説明した制御方式によって<
<車高制御>>と<<車体傾斜角度制御(中立制御を含
む)>>を実行する。 【0044】そしてこの油圧駆動制御部PTが実行する
傾斜角度制御は図1のフローチャートに示す手順で山
側、海側それぞれの傾斜シリンダS1,S2について変
位量制御を実行する。すなわち、車体傾斜角度制御が起
動されると、最初に変位センサX1,X2それぞれの検
出する変位量VX01,VX02それぞれが所定の車高指令値VX
rになるまで車高制御を実行する(ステップST1)。 【0045】実車高VX0が指令値VXrに一致すれば、続い
て中立制御を実行する(ステップST2,ST3)。こ
の中立制御によってシリンダ軸KがそのA−B方向の最
大ストロークVXmaxの半分の位置、つまりVXk=VXmax/2
の中立位置に一致させる制御を行う(ステップST
4)。これによってまず車体2を水平状態に制御する。 【0046】そして再び車高制御に戻り、指令値VXrに
一致させる(ステップST1)。 【0047】車体2を水平状態にして所定の車高VXrに
一致するようになれば、次に、当初の目的であった車体
傾斜制御に入り、図7のブロック線図に示した傾斜角度
制御を実行し、傾斜指令角度φrに車体2の実際の傾斜
角度が一致するように駆動シリンダS4におけるシリン
ダ軸Kの位置制御を行い、これによって比例シリンダS
3のシリンダ室SA,SBの容積比を制御し、車体傾斜
角度を制御する。 【0048】これにより、車体傾斜角度制御を起動する
際には最初に車高を所定の高さまで浮上がらせてから傾
斜制御に移行するので、起動時に直ちに傾斜角度制御に
入る場合のように、油の抜けによって車高が低下してい
るときに直接傾斜角度制御に入ることによって傾斜シリ
ンダS1,S2と傾斜した車体2とが接触して油圧系統
に損傷が発生するという事態が起きないようにできる。 【0049】次に、図2を用いて、この実施の形態の車
体傾斜制御装置による軌道の曲線部を通過する際の車体
の傾斜角度制御を車両速度Vの高低に応じて切替える制
御について説明する。本実施の形態では、図4に示した
車体傾斜制御装置における油圧駆動制御部PTが傾斜角
度制御を図2のブロック線図に示すようにして実行する
のである。 【0050】この傾斜角度制御系は車両速度V、円曲線
部のカントC、曲線半径Rなどに基づいて目標傾斜角φ
rを算出する演算回路Cr、低速走行時の傾斜制御の目標
角度φcrを与える回路Ccと、車両速度Vに対して切替
え信号Svを出力する切替制御回路Bvと、回路Bvか
らの切替信号Svを受けて通常速度時には回路Cr側
に、低速走行時には回路Cc側に切替えて目標傾斜角度
φr/φcrの切替を行うスイッチSWと、比較器SU
3、PID回路で構成される制御補償要素H(s)、リミッ
タKm、電磁弁Sol3a,Sol3bとシリンダを含めた油圧
系の制御伝達関数KS、シリンダ軸Kの変位量Y3を検出す
る変位センサX3の伝達関数KX、変位センサX3のフィ
ードバック出力VXに基づいて車体2の傾斜角度φoを計
算する演算回路Kφから構成される。 【0051】そしてこの傾斜角度制御系は、基本的には
実傾斜角度φoと目標傾斜角φr/φcrとの偏差Δerに対
するPID制御によるフィードバック制御を構成し、補
償要素H(s)の出力Vsyの大きさにリミッタkmを作用させ
て電磁弁Sol3a,Sol3bの弁の開度を制御し、開度の
大きい方の電磁弁はそこを流れる油量が増加し、開度の
小さい方の電磁弁はそこを流れる油量が減少し、シリン
ダ軸Kの両側のシリンダ室SC,SDにおいてそれらの
流量比に応じた容積比となるようにシリンダ軸Kが左右
に移動し、これに応じて比例シリンダS3のシリンダ室
SA,SBの容積比も制御され、山側、海側の傾斜シリ
ンダS1,S2の変位量が変化して所定の傾斜角度が付
くことになる。 【0052】そこで、図8に示す軌道の曲線部を走行す
る場合、次のようにして目標傾斜角度を演算し、それに
一致するように傾斜角度制御を行う。 【0053】<<低速走行時の傾斜角度制御>>演算回
路Ccは曲線部のカント角φcrを次のように求める。 【0054】 【数10】 【0055】切替制御回路Bvは低速走行時には信号S
v=0、通常速度時にはSv=1を出力し、スイッチS
Wをこの信号Svによって切替させる。そしてSv=0
の時には目標傾斜角度φcr(=φc1,φc2又はφc3;距
離Xに応じて選択)を演算回路Ccから出力させ、Sv
=1の時には目標傾斜角度φrを演算回路Crから出力
させる。 【0056】そして低速走行時であれば、前述の数5式
において速度Vを無視すると、 【数11】αu=−(C/G) となり、これを数4式に代入すると、 【数12】 となる。 【0057】したがって、目標傾斜角度φcはこの場
合、負の値となり、このφcを上記(a)〜(c)の演
算においてφc1として用いることにより、曲線部を車両
が走行する時に軌道側に設けられたカントによって車体
2が台車1と共に傾くところを逆側に傾斜させて車体2
を軌道に対してほぼ水平状態に維持することができ、乗
り心地を改善することができる。 【0058】次に、本実施の形態の車体傾斜制御装置に
おいて、油圧駆動制御部PTが実行する油圧応答不良検
出機能について説明する。この制御系は図3のブロック
線図に示す構成であり、車高指令値VXrと傾斜シリンダ
S1,S2の変位量VX01,VX02それぞれとを比較して偏
差Δer1,Δer2を求める比較器SU4,SU5、前回制
御サイクルに得られた偏差Δer1/(t-1),Δer2/(t-1)と
今回制御サイクルに得られた偏差Δer1/t,Δer2/tとの
偏差ΔE1,ΔE2それぞれを求める回路SE1,SE2、
この偏差ΔE1,ΔE2それぞれの絶対値を求める絶対値回
路ABS1,ABS2、設定値DXと絶対値回路ABS
1,ABS2それぞれの出力との比較回路KH1,KH
2、これらの比較回路KH1,KH2の出力のアンド回
路ANDから構成される。 【0059】この油圧応答不良検出制御系の動作につい
て説明する。指令値VXrと傾斜シリンダS1,S2の変
位センサX1,X2のフィードバック信号VX01,VX02
(図6参照)を比較器SU4,SU5で比較し、その偏
差Δer1,Δer2の前回制御サイクルでの値Δer1/(t-
1),Δer2/(t-1)と今回制御サイクルでの値Δer1/t,Δ
er2/tとの偏差ΔE1,ΔE2を回路SE1,SE2で求め
る。つまり、 【数13】 を求めるのである。このΔE1,ΔE2それぞれは変位量の
フィードバック量VX01,VX02それぞれの応答速度に対応
する。 【0060】続いて偏差ΔE1,ΔE2それぞれを絶対値回
路ABS1,ABS2に入力する。そして絶対値回路A
BS1,ABS2の出力|ΔE1|,|ΔE2|を比較回路
KH1,KH2で設定値DXと比較する。そして偏差の絶
対値出力|ΔE1|,|ΔE2|が共に設定値DXよりも小さ
い場合にはフェールセーフ信号をアンド回路ANDからセ
フティ電磁弁Solに出力して作動させ、セフティ電磁弁S
olの動作によって車体2を自然振子状態にして安全を図
る。 【0061】これによって車高制御の起動時にも油圧系
統の応答速度が遅ければ応答不良と判断してフェールセ
ーフ動作させることができることになる。 【0062】 【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
軌道の曲線部を低速で通過する時には、当該曲線部に設
定されているカント角に対応する角度だけ車体を反対側
に傾斜させる制御を行うので、低速で曲線部を通過する
時には車体をほぼ水平に維持することができて乗り心地
を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1つの実施の形態の傾斜角度制御装置
による傾斜角度制御手順を示すフローチャート。 【図2】上記実施の形態における曲線部走行時の傾斜角
度制御系のブロック線図。 【図3】上記実施の形態における油圧応答不良判定制御
系のブロック線図。 【図4】一般的な油圧制御による車体傾斜制御装置のシ
ステム構成を示すブロック図。 【図5】上記の車体傾斜制御装置の油圧系統図。 【図6】従来の車高制御系のブロック線図。 【図7】従来の傾斜角度制御系のブロック線図。 【図8】一般的な軌道の曲線部の区間区分例を示す説明
図。 【図9】従来の油圧応答不良検出系のブロック線図。 【図10】従来の車体傾斜角度制御系による車体の動き
を示す説明図。 【符号の説明】 1 台車、2 車体、DT 設定器、CT 車体傾斜指
令部、PT 油圧駆動制御部、S1,S2 傾斜シリン
ダ、S3 比例シリンダ、S4 駆動シリンダ、Sy
油圧ユニット装置、K シリンダ軸、Sol11,Sol1
2,Sol21,Sol22 電磁弁、Sol3a,Sol3b 電
磁弁、Sol セフティ電磁弁、X1〜X3 変位セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 和敏 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 馬田 明彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平1−231608(JP,A) 特開 昭59−209956(JP,A) 特開 平4−90962(JP,A) 特開 平4−191169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61F 5/10 B61F 5/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 台車の左右各々に設けられ、この台車上
    の車体を支持する油圧シリンダと、前記左右の油圧シリ
    ンダ各々に油を配分供給する油圧供給系統と、前記油圧
    供給系統を制御し、左右の油圧シリンダ各々に均等に油
    を供給させることによって前記車体の車高を調整し、前
    記左右の油圧シリンダに供給する油量を異ならせること
    によって車体の傾斜角度を調整する制御手段と、別装置の検出した車両速度を入力して低速走行か否か判
    定し、低速走行時に制御切替信号を前記制御手段に出力
    する切替制御手段と、 別装置の検出した車両速度、曲線部のカント、曲線半径
    に基づいて目標傾斜角を算出し、前記制御手段に出力す
    る演算手段とを備え、 前記演算手段は、前記切替制御手段から制御切替信号を
    受けた時に、曲線部のカント角を演算し、求めたカント
    角と逆向きの同じ角度を目標傾斜角にして前記制御手段
    に出力する ことを特徴とする車体傾斜制御装置。
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