JP3528515B2 - 引掛シーリング - Google Patents

引掛シーリング

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JP3528515B2
JP3528515B2 JP12606297A JP12606297A JP3528515B2 JP 3528515 B2 JP3528515 B2 JP 3528515B2 JP 12606297 A JP12606297 A JP 12606297A JP 12606297 A JP12606297 A JP 12606297A JP 3528515 B2 JP3528515 B2 JP 3528515B2
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hooking
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智 田中
泰三 川尻
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉤状に形成された
引掛栓刃を備える引掛形プラグが接続可能な引掛シーリ
ングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井面等の施工面に取り付け
られるとともに、引掛栓刃を接続する引掛刃受部を備え
る引掛シーリングが提供されている。引掛シーリングで
は引掛刃受部と外部電線とを接続するために端子部が設
けられており、端子部としては端子ねじ付きのものが採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端子ねじ付
きの端子部では、端子ねじを緩めた状態で端子ねじに外
部電線を巻き付け、端子ねじを締めつけることによって
結線作業を行なう。したがって、結線作業には端子ねじ
を締める作業が伴い、結線作業に手間と時間がかかると
いう問題がある。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、外部電線の結線作業を容易にした引
掛シーリングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、施工
面に固定される器体と、引掛形プラグに設けた鉤状の引
掛栓刃を保持する引掛刃受部と、引掛刃受部にそれぞれ
電気的に接続され仕切壁を介して互いに絶縁された形で
器体内に収納される2枚の端子板と、各端子板ごとに2
個ずつ設けられ器体に設けた電線挿入口を通して挿入さ
れる外部電線を端子板に接続するように保持するばね力
を有した鎖錠ばねとを備え、仕切壁は、両端子板間を絶
縁する分離片と、分離片に直交し各端子板ごとに設けた
各鎖錠ばねのばね受けとして機能する受け片とを連続一
体に有する十字形に形成され、各端子板ごとに設けた一
対の鎖錠ばねが分離片に沿う方向で互いに逆向きにばね
力を作用させるように配置され、外力を受けて異なる端
子板に対応して設けた鎖錠ばねを同時に撓ませて各端子
板に接続された外部電線の保持力を解除する2個の解除
釦が設けられているものである。この構成によれば、外
部電線の結線作業において外部電線を器体に挿入すれば
鎖錠ばねによって外部電線を保持することができるか
ら、ねじ締め作業などが不要であって外部電線の結線作
業が容易であり短時間で施工することが可能になる。
た、1つの端子板に2本の外部電線を接続することがで
きるから、いわゆる送り配線(一方の端子板から他の引
掛シーリングの端子板に接続する配線)を行なうことに
よって順次に配線するだけで複数個の引掛シーリングを
並列に接続することができる。また、外部電線を一旦接
続した端子板から外部電線を外さなくとも他の引掛シー
リングを接続することができ、施工作業が容易になる。
さらに、異極の鎖錠ばねおよび同極の送り配線用の鎖錠
ばねの合計4個の鎖錠ばねが十字形である仕切壁の中心
付近に隣接して配置されることになり、各鎖錠ばねによ
って保持される外部電線をまとめることが可能になる。
その結果、器体を取り付ける施工面に1個の通し孔を設
けるだけですべての外部電線を通すことが可能になり、
設置施工が容易になる。しかも、解除釦は異極の2個の
鎖錠ばねを同時に撓ませるから、電源側の2本の外部電
線あるいは送り配線用の2本の外部電線を同時に外すこ
とが可能であり、操作性がよいものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各端子板を収納する端子板収納室が仕切壁により互
いに分離され、引掛栓刃を挿入する引掛栓刃挿入口が器
体の内外を連通させる形で各端子板収納室ごとに開口
し、器体の内周面において引掛栓刃挿入口が開口する面
には各端子板収納室ごとに水抜き溝が形成され、水抜き
溝の一部はそれぞれ引掛栓刃挿入口に連続しているもの
である。この構成によれば、器体内に水が入ったとして
も水抜き溝を通して引掛栓刃挿入口から排出することが
でき、また、仕切壁により分離された各端子板収納室ご
とに水抜き孔が形成されていることによって水による端
子板間の短絡を防止することができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、施工面に螺入される固定ねじを挿通する挿通孔が器
体に貫設されているものである。この構成によれば、器
体の挿通孔を通して施工面に螺入される固定ねじを用い
ることで、器体を施工面に当接させた形で取り付けるこ
とができ、器体を施工面に容易に後付けすることができ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、器体として一面を施工面に当接させるものを用いて
いる。この構成では施工面に対する加工が不要であるか
ら、施工面に後付けするのが容易である。請求項5の発
明は、請求項3の発明において、器体として施工面に形
成した取付孔に一部が挿入されるものを用いている。こ
の構成では施工面に取付孔を形成する加工が必要ではあ
るが、器体の一部を取付孔に挿入することによって施工
面からの突出量が少なくなり、見栄えよく設置すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1ないし図7は施工面としての天井面
に器体1の上面を当接させた形で設置される引掛シーリ
ングを示している。器体1は、上面が開口した有底円筒
状のボディ11と、ボディ11の上面側からボディ11
内に挿入される円板状のカバー12とをタッピンねじで
ある組立ねじ13により結合して形成される。ボディ1
1の底壁内側面には図5のように一対のボス14が突設
され、両ボス14の上にカバー12を載置すると、ボデ
ィ11の上面よりもカバー12の上面のほうが下方に位
置するように、ボディ11とカバー12とボス14との
寸法関係が設定されている(図6参照)。ボディ11の
上面とカバー12の上面との間の空間は外部電線の収納
スペースとして用いることができる。このようにボス1
4の上にカバー12を載置した状態でカバー12を通し
て組立ねじ13をボス14に螺合させるとボディ11と
カバー12とが結合される。また、カバー12の周部の
2箇所には切欠12aが形成され、ボディ11の周部内
側面に設けた筒部11aに切欠12aが嵌合することに
よってボディ11とカバー12とが位置決めされるよう
になっている。筒部11aには器体1の上下に貫通する
挿通孔15が形成されている。挿通孔15には器体1の
下面側から固定ねじ(図示せず)が挿入され、この固定
ねじの上端部を施工面に螺入することによって、器体1
を施工面に固定することができる。
【0013】ボディ11の内部はボディ11の底壁内側
面に突設された仕切壁16により2分され、端子板収納
室17が2室形成されている。仕切壁16はボディ11
の内部を2分する分離片16bと、分離片16bに直交
する受け片16cとを連続一体に備えておりボディ11
の開口面側から見て十字形に形成されている。また、仕
切壁16の両端部にはそれぞれ支持リブ16aが形成さ
れている。支持リブ16aや受け片16cは後述する端
子板20の位置決めに用いられ、支持リブ16aは後述
する解除釦31の支持に用いられ、受け片16cは後述
する鎖錠ばね32のばね受けとして用いられる。
【0014】各端子板収納室17に対応する部位におい
てボディ11の底壁の周部には引掛栓刃が挿入される引
掛栓刃挿入口19がそれぞれ1個ずつ開口する。両引掛
栓刃挿入口19はボディ11の底壁の中心を中心とする
一つの円弧上に形成され、それぞれ弧状に形成されてい
る。各引掛栓刃挿入口19は図2におけるボディ11の
中心から見たときの左端部に他の部位よりも幅の広い幅
広部19aを備える。幅広部19aは他の部位である幅
狭部19bに対して内向きに突出する形で引掛栓刃挿入
口19の幅を広げている。先端部が鉤状(L字状)であ
る引掛栓刃を引掛栓刃挿入口19に挿入するには、引掛
栓刃を幅広部19aから引掛栓刃挿入口19に挿入した
後に図2における右回りに回転させ、引掛栓刃の先端部
を引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bの周縁に重複させ
る。引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bには端子板20
に固着した引掛刃受部22が対応しており、引掛栓刃の
先端部が幅狭部19bに導入されると、引掛栓刃の先端
部が引掛刃受部22に保持される。
【0015】端子板20は板金により連続一体に形成さ
れたものであり、ボディ11の底壁内側面に立設された
形で配置される主片20aと、主片20aの両側縁にそ
れぞれ連続する一対の端子片20b,20cとを備えて
コ字状に形成されている。さらに主片aの下縁にはボデ
ィ11の底壁内側面に沿って配置されるかしめ片20d
が突設される。主片20aと各端子片20b,20cと
を連結している角部の上縁には切欠部20eが形成され
ている。このように、切欠部20eを設けたことによっ
て端子片20b,20cには主片20aから所定距離の
位置に上縁から上向きに突出する保持片20fが形成さ
れることになる。
【0016】図5に示すように、主片20aは仕切壁1
6の各側面に設けた受け片16cの先端面に当接するよ
うに配置されることによって、仕切壁16から所定の距
離を保つ。また、主片20aはボディ11の底壁内側面
に突設された止めリブ16dにも当接する。さらに、端
子片20b,20cは仕切壁16の両端部に設けた支持
リブ16aに当接する。したがって、支持リブ16a、
位置決めリブ16b、止めリブ16dにより端子板20
がボディ11内の定位置に位置決め配置されることにな
る。
【0017】かしめ片20dには引掛刃受部22がかし
め結合される。引掛刃受部22は、上下2枚の刃受板2
2a,22bを重ね合わせたものであって、刃受板22
a,22bの一端部は引掛栓刃挿入口19に沿って配置
され、他端部がかしめ片20dの下面側に重複する形で
かしめ鋲23を用いてかしめ固定される。また、両刃受
板22a,22bの上記一端部において引掛栓刃挿入口
19の幅広部19aに臨む部位は端部側で互いに距離を
広げることにより引掛栓刃を両刃受板22a,22bの
間に導入しやすくしてある。
【0018】端子板20における端子片20b,20c
は、受け片16cに対して所定距離を隔てて対向する。
受け片16cと端子片20b,20cとの間には鎖錠ば
ね32が配設される。鎖錠ばね32は周知のように帯板
の一端部をS字状に屈曲させて接触片32aを形成し、
他端部をJ字状に屈曲させて鎖錠片32bを形成したも
のであって、接触片32aと鎖錠片32bとが端子片2
0b,20cに対向するように配置される。しかして、
鎖錠片32b側から外部電線を導入すれば、接触片32
aおよび鎖錠片32bと端子片20b,20cとの間に
外部電線を挟持することができ、このとき接触片32a
が外部電線に接触して電気的接続状態を確保し、鎖錠片
32bの先端縁が外部電線に食い込んで外部電線を抜け
ないように保持する。ところで、上述の構成から明らか
なように、同じ端子板20に対応するように設けた一対
の鎖錠ばね32は受け片16cを背にして互いに逆向き
にばね力を作用させるから、受け片16cはばね受けと
して機能することになる。カバー12には図3に示すよ
うに、外部電線を器体1に導入するための電線挿入口3
3が開口する。
【0019】ここにおいて、ボディ11には一対の端子
板20が配置され、各端子板20には一対の端子片20
b,20cが設けられているから、鎖錠ばね32は4個
設けられ、電線挿入口33も4個設けられることにな
る。ただし、同じ端子板20に設けた2個の端子片20
b,20cは電気的に接続されているから、図3におい
て上下に並ぶ電線挿入口33は等価になる。つまり、上
下に並ぶ電線挿入口33の一方の電線挿入口33を用い
て電源側からの外部電線を接続し、他方の電線挿入口3
3を用いて接続される外部電線を用いて他の引掛シーリ
ングなどへの送り配線が可能になる。たとえば、複数個
の引掛シーリングを並設する場合には、いずれかの引掛
シーリングに電源からの外部電線を接続し、隣接する各
一対の引掛シーリング間で送り配線を行なえば、複数個
の引掛シーリングを並列接続することができる。
【0020】ところで、端子片20b,20cと鎖錠ば
ね32とを用いて保持した外部電線を取り外すために、
ボディ11内には解除釦31が配置される。解除釦31
は、各支持リブ16bに連続するようにボディ11内に
設けた各一対のガイドリブ11b間で仕切壁16の長手
方向に摺動可能に配置される。解除釦31はカバー12
に設けた操作窓12bに露出する操作部31aを備える
とともに鎖錠片32bの一部に当接する一対の押圧片3
1bが形成される。すなわち、解除釦31は仕切壁16
の両側に位置する一対の押圧片31bを操作部31aに
より連続一体に連結した形状に形成され、押圧片31b
は支持リブ16bに載置され、かつ押圧片31bの先端
部は端子板20に設けた切欠部20eを通して鎖錠片3
2bに当接するのである。解除釦31はガイドリブ11
b、支持リブ16b、保持片20hによりスライド方向
が規制される。
【0021】しかして、外部電線を保持した状態で、操
作窓12bにマイナスドライバの先端部などを挿入し、
操作部31aを押すようにすれば、押圧片31bが鎖錠
ばね32の鎖錠片32bを保持片20fから引き離す向
きに撓ませるから、鎖錠片32bが外部電線から外れ、
外部電線をそのまま引き抜くことができる。ここで、解
除釦31は両端子板20に跨がる形で配置されており、
異極の2個の鎖錠ばね32の鎖錠片32bを同時に撓ま
せるから、電源側の2本の外部電線あるいは送り配線用
の2本の外部電線を同時に外すことが可能であり、操作
性がよいものである。
【0022】以上のように、端子片20b,20cと鎖
錠ばね32と解除釦31とにより端子部30が構成され
る。ここにおいて、鎖錠ばね32は外部電線を保持して
いない状態でも位置決めリブ16aと解除釦31とに保
持されているが、カバー12の内側面(下面)に形成し
た保持溝12cに鎖錠ばね32の一部を挿入することに
よって、より確実に鎖錠ばね32の位置固定が可能にな
っている。
【0023】上述のように外部電線を接続する端子部3
0が、鎖錠ばね32を用いたいわゆる速結端子構造を有
しているから、外部電線には内部導体を絶縁被覆で覆っ
たものを用いるのであって、このとき絶縁被覆からの内
部導体の突出寸法を測るために、器体1の外側面には図
4のようなゲージ部35が形成されている。ボディ11
の底壁内側面には図5および図6に示すように水抜き溝
11cが形成されている。水抜き溝11cは仕切壁16
の両側に分離され各引掛栓刃挿入口19に連続するとと
もに、ボディ11の底壁内側面において端子板20の周
囲に形成されている。このような構成によって、水抜き
溝11cに水が溜まっても端子板20を濡らしにくく、
しかも仕切壁16により2つに分離されているから、端
子板20が濡れたとしても両端子板20間が水によって
短絡するのを防止することができる。なお、カバー12
の下面は端子板20の上下方向の移動を規制する形状に
形成されている。
【0024】本実施形態における引掛シーリングは、図
7に示すように、天井面Cに器体1の上面を当接させた
形で挿通孔15を通して天井面Cに螺入する固定ねじを
用いて固定されるのであって、天井面Cに外部電線Lを
通すための通し孔Hを形成するだけで容易に施工設置す
ることができる。また、異極の端子板20が仕切壁16
を挟んで近接して配置され、かつ各端子板20に対応し
て設けた鎖錠ばね32も受け片16cを挟んで比較的近
接して配置されているから、4個の電線挿入口33は近
接しているのであって、4本の外部電線Lを1つにまと
めて1つの通し孔Hに通すことが可能になっている。す
なわち、送り配線を行なう場合でも通し孔Hが1つでよ
く、設置施工が一層容易になるものである。
【0025】(実施形態2)本実施形態は、図8ないし
図14に示すように、実施形態1の構成とはボディ11
の形状が異なっており、リング状の取付金具2を用いる
ことができるように構成されているが、他の構成は実施
形態1と同様である。すなわち、ボディ11は実施形態
1で示したボディ11の下端外周にフランジ部10を延
設した形状に形成されており、下面は面一であってフラ
ンジ部10の外周縁には上方に立ち上がる周壁10aが
形成されている。この周壁10aの高さ寸法は端子板2
0を収納している内周壁11cの高さ寸法よりも小さく
設定されている。
【0026】一方、取付金具2は、内径が内周壁11c
の外径にほぼ等しく、外径がフランジ部10の外径より
も大きく形成されており、取付金具2の外周縁には上向
きに開放されたコ字状の引掛部2aが一対形成されてい
る。本実施形態では、図14に示すように、天井面Cに
内周壁11cと周壁10aとの高さ寸法の差程度の深さ
の取付孔Dを形成し、取付金具2をフランジ部10の周
壁10aと天井面Cとの間に挟持するように器体1を取
り付ける。器体1の天井面Cへの固定には挿通孔15を
通して天井面Cに螺入する(取付孔D内で天井材に螺入
する)固定ねじを用いる。このように取付孔Dに器体1
の一部を挿入していることで天井面Cからの突出寸法が
小さくなり、しかも取付孔Dよりも直径の大きいフラン
ジ部10を有しており取付孔Dがフランジ部10で隠さ
れるから見栄えよく取り付けることができる。なお、取
付金具2の引掛部2aには照明器具を吊下するための吊
り紐などを引掛けることができる。他の構成および動作
は実施形態1と同様である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、施工面に固定される
器体と、引掛形プラグに設けた鉤状の引掛栓刃を保持す
る引掛刃受部と、引掛刃受部にそれぞれ電気的に接続さ
れ仕切壁を介して互いに絶縁された形で器体内に収納さ
れる2枚の端子板と、各端子板ごとに2個ずつ設けられ
器体に設けた電線挿入口を通して挿入される外部電線を
端子板に接続するように保持するばね力を有した鎖錠ば
ねとを備え、仕切壁は、両端子板間を絶縁する分離片
と、分離片に直交し各端子板ごとに設けた各鎖錠ばねの
ばね受けとして機能する受け片とを連続一体に有する十
字形に形成され、各端子板ごとに設けた一対の鎖錠ばね
が分離片に沿う方向で互いに逆向きにばね力を作用させ
るように配置され、外力を受けて異なる端子板に対応し
て設けた鎖錠ばねを同時に撓ませて各端子板に接続され
た外部電線の保持力を解除する2個の解除釦が設けられ
ているものであり、外部電線の結線作業において外部電
線を器体に挿入すれば鎖錠ばねによって外部電線を保持
することができるから、ねじ締め作業などが不要であっ
て外部電線の結線作業が容易であり短時間で施工するこ
とが可能になるという利点を有している。また、1つの
端子板に2本の外部電線を接続することができるから、
いわゆる送り配線(一方の端子板から他の引掛シーリン
グの端子板に接続する配線)を行なうことによって順次
に配線するだけで複数個の引掛シーリングを並列に接続
することができるという利点があり、また、外部電線を
一旦接続した端子板から外部電線を外さなくとも他の引
掛シーリングを接続することができ、施工作業が容易に
なるという利点がある。さらに、異極の鎖錠ばねおよび
同極の送り配線用の鎖錠ばねの合計4個の鎖錠ばねが十
字形である仕切壁の中心付近に隣接して配置されること
になり、各鎖錠ばねによって保持される外部電線をまと
めることが可能になるのであって、器体を取り付ける施
工面に1個の通し孔を設けるだけですべての外部電線を
通すことが可能になり、設置施工が容易になるという利
点がある。しかも、解除釦は異極の2個の鎖錠ばねを同
時に撓ませるから、電源側の2本の外部電線あるいは送
り配線用の2本の外部電線を同時に外すことが可能であ
り、操作性がよいものである。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】請求項2の発明のように、各端子板を収納
する端子板収納室が仕切壁により互いに分離され、引掛
栓刃を挿入する引掛栓刃挿入口が器体の内外を連通させ
る形で各端子板収納室ごとに開口し、器体の内周面にお
いて引掛栓刃挿入口が開口する面には各端子板収納室ご
とに水抜き溝が形成され、水抜き溝の一部はそれぞれ引
掛栓刃挿入口に連続しているものでは、器体内に水が入
ったとしても水抜き溝を通して引掛栓刃挿入口から排出
することができ、また、仕切壁により分離された各端子
板収納室ごとに水抜き孔が形成されていることによって
水による端子板間の短絡を防止することができるという
利点がある。
【0032】請求項3の発明のように、施工面に螺入さ
れる固定ねじを挿通する挿通孔が器体に貫設されている
ものでは、器体の挿通孔を通して施工面に螺入される固
定ねじを用いることで、器体を施工面に当接させた形で
取り付けることができ、器体を施工面に容易に後付けす
ることができるという利点がある。請求項4の発明のよ
うに、器体として一面を施工面に当接させるものを用い
たものでは、施工面に対する加工が不要であるから、施
工面に後付けするのが容易であるという利点を有する。
【0033】請求項5の発明のように、器体として施工
面に形成した取付孔に一部が挿入されるものを用いたも
のでは、施工面に取付孔を形成する加工が必要ではある
が、器体の一部を取付孔に挿入することによって施工面
からの突出量が少なくなり、見栄えよく設置することが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の下面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】同上のカバーを外した状態の一部切欠平面図で
ある。
【図6】同上の断面図である。
【図7】同上の使用状態を示す断面図である。
【図8】実施形態2を示す分解斜視図である。
【図9】同上の下面図である。
【図10】同上の平面図である。
【図11】同上の側面図である。
【図12】同上のカバーを外した状態の一部切欠平面図
である。
【図13】同上の断面図である。
【図14】同上の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 器体 11c 水抜き溝 16 仕切壁 16b 分離片 16c 受け片 15 挿通孔 19 引掛栓刃挿入口 20 端子板 22 引掛刃受部 31 解除釦 32 鎖錠ばね 33 電線挿入口 C 天井面 D 取付孔 H 通し孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−183062(JP,A) 特開 平1−130401(JP,A) 特開 平5−120910(JP,A) 特開 平4−253175(JP,A) 特開 昭61−99204(JP,A) 特開 平7−226254(JP,A) 実開 平4−18989(JP,U) 実開 平2−145776(JP,U) 実開 平7−30469(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/46 303 F21V 21/02 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工面に固定される器体と、引掛形プラ
    グに設けた鉤状の引掛栓刃を保持する引掛刃受部と、
    掛刃受部にそれぞれ電気的に接続され仕切壁を介して互
    いに絶縁された形で器体内に収納される2枚の端子板
    と、各端子板ごとに2個ずつ設けられ器体に設けた電線
    挿入口を通して挿入される外部電線を端子板に接続する
    ように保持するばね力を有した鎖錠ばねとを備え、仕切
    壁は、両端子板間を絶縁する分離片と、分離片に直交し
    各端子板ごとに設けた各鎖錠ばねのばね受けとして機能
    する受け片とを連続一体に有する十字形に形成され、各
    端子板ごとに設けた一対の鎖錠ばねが分離片に沿う方向
    で互いに逆向きにばね力を作用させるように配置され、
    外力を受けて異なる端子板に対応して設けた鎖錠ばねを
    同時に撓ませて各端子板に接続された外部電線の保持力
    を解除する2個の解除釦が設けられていることを特徴と
    する引掛シーリング。
  2. 【請求項2】 各端子板を収納する端子板収納室が仕切
    壁により互いに分離され、引掛栓刃を挿入する引掛栓刃
    挿入口が器体の内外を連通させる形で各端子板収納室ご
    とに開口し、器体の内周面において引掛栓刃挿入口が開
    口する面には各端子板収納室ごとに水抜き溝が形成さ
    れ、水抜き溝の一部はそれぞれ引掛栓刃挿入口に連続し
    ていることを特徴とする請求項1記載の引掛シーリン
    グ。
  3. 【請求項3】 施工面に螺入される固定ねじを挿通する
    挿通孔が器体に貫設されていることを特徴とする請求項
    記載の引掛シーリング。
  4. 【請求項4】 器体は一面を施工面に当接させることを
    特徴とする請求項3記載の引掛シーリング。
  5. 【請求項5】 器体は施工面に形成した取付孔に一部が
    挿入されることを特徴とする請求項3記載の引掛シーリ
    グ。
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