JP3523928B2 - 水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置 - Google Patents
水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置Info
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Description
ム等の水中で水中観測機器と水中固定具とを分離する水
中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置に関する
ものである。
調査するために水中観測機器20(図3参照)が使用さ
れている。
って水底に固定され水中観測を行う。水中固定具21に
は、分離装置40(図5参照)およびケーブル切断機4
5(図6参照)が固設されている。水中観測機器20と
水中固定具21とは、水中観測機器20に固設された孔
を有する締結ボルトを使用して連結されている。また水
中観測機器20は駆動電源を内蔵する超音波トランスポ
ンダ22を搭載しており、超音波トランスポンダ22は
超音波信号を受信するとケーブル15・46に電流を流
すように駆動電源に指示する。
内部に噴射口39を有する内部噴射管付きピストン37
が収納されている。内部噴射管付きピストン37には、
ガス発生器41が嵌入されている。ピストン37は容器
内壁に摺動可能に密接しており、ピストン後端部42
は、締結ボルトに連結している角棒5の孔に挿入され係
合している。ガス発生器41には、ケーブル15が接続
している。
流が流れるとガスが発生し、噴射口39から噴射して、
ガス発生器11ごと内部噴射管付きピストン37が容器
外部に押し出され、同時にピストン後端部42が角棒5
の孔から引き抜かれて係合を解除する。
に、容器内部にガス発生器48、ピストン49が並んで
収納され、容器に開けられた貫通孔にケーブル15・4
6が貫通し、ケーブル46はガス発生器48に接続して
いる。ピストン49は容器内壁に摺動可能に密接してお
り、その先端にはケーブル切断刃50が固設されてい
る。
流が流れると、ガスが発生しその圧力でピストン49が
押されて、ケーブル15・46はケーブル切断刃50に
よって切断される。
ランスポンダ22が超音波信号を受け、駆動電源が分離
装置40およびケーブル切断機45にケーブル15・4
6を通して電流を流し、角棒5が分離装置40からはず
れ、ケーブル15・46が切断され、水中観測機器20
は浮き25の浮力で水面まで浮かび上がり、回収され
る。
切断機45のガス発生器48が同時に作動すると、ガス
発生のばらつきにより、ケーブル切断機45が先に作動
し分離装置40へ電流が流れなくなり作動せず水中観測
機器20を回収できないことがあるため、ケーブル切断
機45への電流供給を10〜100ミリ秒遅らせるため
のタイマーやリレーを使用したり、電源を2系列にする
ことがあった。
離装置40とケーブル切断機45が別々であったため、
多くの部品を必要とするので製造コストが高く、多くの
ケーブルや電源容量の他、タイマーやリレーを必要と
し、広い設置スペースも必要であるため設置に手間がか
かっていた。
たもので、水中観測機器を確実に回収でき、多くの部品
を必要とせず、製造コストが安く、ケーブルや電源容量
が少なくて済み、タイマーやリレーが必要なく、広い設
置スペースを必要としない水中観測機器固定具のケーブ
ル切断機付分離装置を提供することを目的とする。
めになされた本発明の水中観測機器固定具のケーブル切
断機付分離装置10は、図3に示すように、水中観測機
器20側または水中固定具21側の固定係合部材5に、
水中固定具21側または水中観測機器20側の可動係合
部材6(図1参照)が係合して連結する水中観測機器固
定具の、可動係合部材6を移動させて係合を解除し、水
中観測機器20と水中固定具21とを分離する装置であ
って、可動係合部材6が配設されている水中観測機器2
0側または水中固定具21側に、図1に示す密閉室4と
そこをガス噴射空間とするガス発生器11とそのガス噴
射圧力を駆動源にして密閉室4内を移動するピストンと
を有し、ピストンの一端に可動係合部材6が連結し、他
端にケーブル切断刃9が固設され、ケーブル切断刃9の
移動軌跡上に水中固定具21と水中観測機器20とを繋
ぐケーブル15が位置している。
11の駆動電源が水中観測機器20側に配置され、ケー
ブル15によりガス発生器11と該駆動電源とが接続さ
れていることが好ましい。また水中観測機器20側にト
ランスポンダ22が搭載され、該駆動電源がトランスポ
ンダ22からのトリガ信号でガス発生器11に給電す
る。
11からガスが発生すると、その圧力によりピストンが
押されて、可動係合部材6と固定係合部材5の係合が解
除されてケーブル切断機付分離装置10と固定係合部材
5は分離した後、ケーブル15を切断する。すなわちケ
ーブル切断機付分離装置10は、一台でケーブル切断機
と分離装置の両方の動作を確実に行う。
1は、本発明を適用する水中観測機器固定具のケーブル
切断機付分離装置10の一実施例を示す横断面図、図2
は縦断面図である。
装置10は、筒体1に段付きピストン6が摺動可能に配
置され、それぞれの段にOリング17・18が設置され
ている。ピストン6の先端部にはケーブル切断刃9が固
設され、ピストン6の後端部は、水中観測機器20(図
3参照)に固設された締結ボルトに連結した角棒5の孔
に引き抜き可能に係合している。筒体1の先端部には、
ケーブル切断刃9の移動軌跡上に溝を設け、電流を流す
ためのケーブル15を通し、アンビル2をボルトで固定
してある。
ネジ止めされている。ケーブル15の一端はガス発生器
11に接続されている。
うに動作する。ケーブル15からガス発生器11に電流
が流れると、ガス発生器11が作動してOリング17・
18で封された密閉室4にガスが噴出する。その圧力に
より、Oリング17・18の断面積の大きい方に大きい
荷重がかかることになり、ケーブル切断刃9を固設した
ピストン6が矢印の方向へ摺動する。ピストン後端部が
角棒5の孔から抜けると同時にケーブル切断刃9がケー
ブル15を切断してアンビル2で止まり、角棒5に連結
した水中観測機器20が浮上する。
1に、ケーブル切断機付分離装置10を取り付けて使用
した状態を図3に示す。
ランスポンダ22、データ記録装置23、浮き25を搭
載し、角棒5に連結する締結ボルトが固設されている。
超音波トランスポンダ22は駆動電源を内蔵しており、
駆動電源はケーブル15の他端に接続されている。超音
波トランスポンダ22は超音波信号を受信するとケーブ
ル15に電流を流すように駆動電源に指示する。ペネト
レータ26を有する水中固定具21にはケーブル切断機
付分離装置10が固設されており、ペネトレータ26に
沿って温度センサー27が取り付けられている。温度セ
ンサー27は、ケーブル切断機付分離装置10の貫通孔
を通してデータ記録装置23に接続されている。水中観
測機器20は、角棒5の孔にピストン6の後端部が挿入
されてケーブル切断機付分離装置10に連結されてい
る。
21を海底堆積物に固定し、超音波トランスポンダ22
に船上から超音波信号を発信すると、ケーブル切断機付
分離装置10が動作して水中観測機器20と水中固定具
21が分離し、海面に水中観測機器20が浮上する。
して利用し、ケーブル切断機付分離装置10を取り付け
て使用した状態を図4に示す。
に超音波トランスポンダ22、測定器32、浮き33を
搭載し、角棒5に連結する締結ボルトが固設されてい
る。超音波トランスポンダ22は駆動電源を内蔵してお
り、駆動電源はケーブル15の他端に接続されている。
超音波トランスポンダ22は超音波信号を受信するとケ
ーブル15に電流を流すように駆動電源に指示する。重
り兼水中バッテリー31にはケーブル切断機付分離装置
10が固設されている。測定器32は、ケーブル34を
ケーブル切断機付分離装置10の貫通孔を通して重り兼
水中バッテリー31に接続されている。水中観測機器3
0は、角棒5の孔にピストン6が挿入されてケーブル切
断機付分離装置10に連結されている。
中観測機器30を海底に沈め、超音波トランスポンダ2
2に船上から超音波信号を発信すると、ケーブル切断機
付分離装置10が動作して水中観測機器30と重り兼水
中バッテリー31が分離し、海面に水中観測機器30が
浮上する。
中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置は、分離
装置とケーブル切断機が一体の装置であるため、多くの
部品を必要とせず製造コストが安く、ケーブルや電源容
量が少なくて済み、タイマーやリレーが必要なく、しか
も広い設置スペースを必要としない。また水中観測機器
を確実に回収することができる。
ル切断機付分離装置の一実施例を示す横断面図である。
ル切断機付分離装置の一実施例を示す縦断面図である。
ル切断機付分離装置を水中固定具に取り付けて使用した
状態を示す概略図である。
ル切断機付分離装置を別の水中固定具に取り付けて使用
した状態を示す概略図である。
る。
角棒、6・49はピストン、9・50はケーブル切断
刃、10はケーブル切断機付分離装置、11・41・4
8はガス発生器、15・34・46はケーブル、17・
18はOリング、20・30は水中観測機器、21は水
中固定具、22は超音波トランスポンダ、23はデータ
記録装置、25・33は浮き、26はペネトレータ、2
7は温度センサー、31は重り兼水中バッテリー、32
は測定器、37は内部噴射管付きピストン、39は噴射
口、40は分離装置、42はピストン後端部、45はケ
ーブル切断機である。
Claims (3)
- 【請求項1】 水中観測機器側または水中固定具側の固
定係合部材に、水中固定具側または水中観測機器側の可
動係合部材が係合して連結する水中観測機器固定具の、
該可動係合部材を移動させて係合を解除し、水中観測機
器と水中固定具とを分離する装置であって、該可動係合
部材が配設されている水中観測機器側または水中固定具
側に、密閉室とそこをガス噴射空間とするガス発生器
と、そのガス噴射圧力を駆動源にして密閉室内を移動す
るピストンとを有し、該ピストンの一端に該可動係合部
材が連結し、他端にケーブル切断刃が固設され、該ケー
ブル切断刃の移動軌跡上に水中固定具と水中観測機器と
を繋ぐケーブルが位置していることを特徴とする水中観
測機器固定具のケーブル切断機付分離装置。 - 【請求項2】 水中固定具側に配置された該ガス発生器
の駆動電源が水中観測機器側に配置され、前記ケーブル
により該ガス発生器と該駆動電源とが接続されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の水中観測機器固定具の
ケーブル切断機付分離装置。 - 【請求項3】 水中観測機器側にトランスポンダが搭載
され、該駆動電源が該トランスポンダからのトリガ信号
で該ガス発生器に給電することを特徴とする請求項2に
記載の水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07102895A JP3523928B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07102895A JP3523928B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271291A JPH08271291A (ja) | 1996-10-18 |
JP3523928B2 true JP3523928B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=13448670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07102895A Expired - Lifetime JP3523928B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 水中観測機器固定具のケーブル切断機付分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523928B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5800296B2 (ja) | 2011-10-06 | 2015-10-28 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 固定解放装置 |
JP5812486B2 (ja) | 2011-10-06 | 2015-11-11 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 溶断装置 |
JP7323815B2 (ja) | 2021-04-01 | 2023-08-09 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 錘切り離し装置 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP07102895A patent/JP3523928B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08271291A (ja) | 1996-10-18 |
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