JP3522701B2 - スクリュウプレス式濾過装置 - Google Patents
スクリュウプレス式濾過装置Info
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
- B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
- B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
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Description
体内に挿入されたスクリュウを回転することにより、そ
の一端側から供給された処理物を他端側に搬送しつつ濾
過するスクリュウプレス式濾過装置に関わり、特にこの
濾過体の外周に洗浄液を噴射する洗浄管が設けられたス
クリュウプレス式濾過装置に関するものである。
ス式濾過装置としては、例えば円筒状の濾過体の外周
に、この濾過体よりも一回り大きな円環状をなす洗浄管
をスクリュウの回転軸線方向に移動可能に設け、この洗
浄管の内周に設けられたノズルから洗浄液を噴射しなが
ら洗浄管を移動させることにより、濾過体の全長に亙っ
てその外周を洗浄するようにしたものが提案されてい
る。また、このように洗浄管を移動させるのではなく、
スクリュウを濾過時の回転方向とは逆方向に回転させる
ことによって濾過体の方を回転可能とし、洗浄管は固定
したまま濾過体の外周を全周に亙って洗浄するようにし
たものも提案されている。
ち前者の円環状の洗浄管をスクリュウの回転軸線方向に
移動させて洗浄を行うものにあっては、このようなスク
リュウプレス式濾過装置では一般に濾過体の上記軸線方
向の長さの方が濾過体の直径よりも大幅に長いため、濾
過体の全長に亙って洗浄管を移動させるのに時間を要し
て洗浄作業時間が長引くことになり、非効率的である。
一方、洗浄管を固定して濾過体全体を回転させるように
したものでは、上述のように軸線方向に長く延びる円筒
状の濾過体自体に回転に耐え得るだけの高い強度や剛性
が必要となるとともに、そのような濾過体を回転可能と
したりスクリュウの正逆回転に係脱可能としたりしなけ
ればならないため、装置構造が複雑となることが避けら
れない。
もので、上述のような濾過体の洗浄管を備えたスクリュ
ウプレス式濾過装置において、比較的簡単な構造で、し
かしながら効率的な濾過体の洗浄を行うことが可能なス
クリュウプレス式濾過装置を提供することを目的として
いる。
のような目的を達成するために、本発明は、筒状の濾過
体の内周にスクリュウが回転可能に挿入されて、このス
クリュウの一端側から上記濾過体との間に供給された処
理物を、該スクリュウの回転によって他端側に搬送しつ
つ、上記濾過体により濾過するスクリュウプレス式濾過
装置にあって、上記濾過体の外周に、上記スクリュウの
回転軸線を中心とする円環状の取付部材と、やはり上記
回転軸線を中心とした円環状の導水管と、上記取付部材
を上記回転軸線回りに回転自在に支持する支持手段と、
該取付部材を上記回転軸線回りに回動せしめる駆動手段
とを設けとともに、上記濾過体に向けて洗浄液を噴射す
ることにより該濾過体を洗浄する洗浄管を、上記スクリ
ュウの回転軸線方向に向けて延びるように配設し、この
洗浄管を複数本、その中央部分において上記導水管に連
結して互いの内部を連通させるとともに、上記取付部材
に取り付けて上記濾過体の周方向に回動可能としたこと
を特徴とする。従って、このように構成されたスクリュ
ウプレス式濾過装置では、濾過体を回転させたりするこ
となく洗浄管を回動させて洗浄を行うことができるた
め、装置構造が比較的簡単であり、しかも濾過体の全長
に比べて短い全周方向に洗浄管を移動させればよいの
で、洗浄時間の短縮を図ることができる。
を周方向に等間隔に配設して、これらの洗浄管を上記濾
過体の外周を周方向に等分割した範囲内で一体的に往復
回動可能とすれば、個々の洗浄管の移動距離を一層短く
してより効率的な洗浄を図ることができる。また、上記
洗浄液を、上記濾過体の周方向に偏平した平面状をなよ
うにして上記濾過体に向けて噴射させるようにすれば、
一般的な円錐状に洗浄液を噴射する場合に比べてさらに
効率的な洗浄を行うことができる。一方、上記濾過体の
胴周部に、上記スクリュウの軸線方向に延びるウェッジ
ワイヤーを周方向に多数並んで配設することにより、上
記処理物を濾過する濾過部を形成するようにすれば、こ
の濾過部に付着した付着物等を、周方向に回動する上記
洗浄管から噴射される洗浄液によってより確実に除去す
ることが可能となる。
液を供給する供給源との間に、上記回転軸線に平行な軸
線回りに互いに回動自在かつ液密に連結された複数のエ
ルボ管よりなる接続管を、その一端を上記導水管に接続
させて介装するようにすれば、供給源からの洗浄液の供
給圧が高くても、剛性の高い管体であるエルボ管よりな
る上記接続管によって、確実に洗浄液を洗浄管に供給す
ることが可能となる。
施形態を示すものである。本実施形態のスクリュウプレ
ス式濾過装置においては、架台1上に横長箱型のケーシ
ング2が載置されてその内部が濾過室3とされており、
この濾過室3内にスクリュウ4がその回転軸線Oを水平
にして配置されている。このスクリュウ4は上記軸線O
を中心としてスクリュウシャフト4Aの外周にスクリュ
ウ羽根4Bが螺旋状に形成されたものであって、スクリ
ュウシャフト4Aの両端部はケーシング2の両端外壁2
A,2Bから突出して軸受5,5に回転自在に支持され
ており、このうちスクリュウ4の一端側(図1、2にお
いて左側)では、外壁2Aに形成された孔から上記スク
リュウ羽根4Bごとスクリュウシャフト4Aが突出させ
られていて、その周りは有底円筒状のカバー2Cによっ
て覆われている。また、スクリュウ4の他端側(図1、
2において右側)の軸受5に支持されたスクリュウシャ
フト4A端部にはギア4Cが取り付けられており、架台
1の側方下部に配置されたモータ等の駆動装置6がチェ
ーン7を介してこのチェーンホイール4Cに連結される
ことにより、スクリュウ4は軸線O回りに回転可能とさ
れ、その一端側から供給された処理物を他端側に搬送す
る。
根4Bの捩れ角および外径はともに一定とされる一方、
スクリュウシャフト4Aの外径は一端側から他端側に向
かうに従い漸次拡径するようになされており、スクリュ
ウシャフト4A外周において軸線O方向に隣接するスク
リュウ羽根4B同士の間の空間が、処理物の含水率に合
わせて一端側よりも他端側の方が小さくなるようにされ
ている。なお、このようにスクリュウシャフト4Aの外
径を他端側で大きくなるように変化させる代わりに、ス
クリュウシャフト4Aの外径は一定としてスクリュウ羽
根4Bのピッチを他端側に向けて小さくすることにより
他端側の上記空間を小さくしたり、あるいはこれらを併
せて、他端側でスクリュウシャフト4Aの外径を大きく
するとともにスクリュウ羽根4Bのピッチを小さくする
ことにより、処理物の含水率に合わせて上記空間を他端
側で小さくするようにしてもよい。
の軸線O方向略中央部とスクリュウ羽根4Bが設けられ
た部分の他端部との位置に合わせて、スクリュウ4が挿
通される孔が形成された隔壁8A,8Bが設けられてお
り、これらの隔壁8A,8Bによって濾過室3内は、上
記一端側から他端側に向けて順に、ケーシング2の一端
側の外壁2Aから一端側の隔壁8Aまでの間の第1の濾
過室3Aと、この隔壁8Aから他端側の隔壁8Bまでの
間の第2の濾過室3Bとの複数の濾過室に分割されると
ともに、この第2の濾過室3Bの他端側の隔壁8Bと他
端側の外壁2Bとの間の部分はケーキ排出室3Cとされ
ている。なお、これら第1、第2の濾過室3A,3Bの
底部には、両濾過室3A,3Bで濾過された濾液をまと
めて排出する濾液排出口9Aが設けられるとともに、ケ
ーキ排出室3Cの底部にはケーキ排出口9Bが設けられ
ている。
3B内には、概略円筒状をなす濾過体10が上記軸線O
方向に配設されていて、スクリュウ4はこの濾過体10
の内周に挿入されており、処理物はスクリュウ4によっ
て一端側から他端側に搬送される間にこの濾過体10に
よって脱水されて濾過される。ここで、本実施形態で
は、第1の濾過室3Aには、スクリュウ4の上記スクリ
ュウ羽根4Bの外径よりも僅かに大きな内径を有して軸
線O方向に長い略円筒状をなす第1の濾過体10Aが、
その中心軸を上記軸線Oに一致させて配設される一方、
第2の濾過室3Bには、個々の軸線O方向の長さが第1
の濾過体10Aよりも短い概略円環状の第2の濾過体1
0Bが複数、その中心軸を上記軸線O方向に向けて該軸
線O方向に並べられるように配設されている。
も、その中心軸方向両端に設けられた円環板状の一対の
フランジ同士の間に、多数のウェッジワイヤー11…
が、それぞれ断面先細りとなる側を外周側に向け、かつ
互いに極小さな濾過間隔を開けて取り付けられることに
より、その胴周部に上記処理物を濾過する濾過部12が
形成されたものである。ただし、第1の濾過体10Aに
おいては、図5および図6に示すように上記ウェッジワ
イヤー11…はそれぞれ該濾過体10Aの中心軸方向す
なわち上記軸線O方向に延びるように配設されているの
に対し、第2の濾過体10Bではリング状のウェッジワ
イヤー11…が両フランジ同士を連結するサポートロッ
ド等を介して第2の濾過体10Bの中心軸方向に多数並
べられた構成とされ、すなわちこれら第1、第2の濾過
体10A,10Bで濾過部12に形成される濾過間隔の
方向は異なるものとされている。
第1の濾過体10Aは、濾過室3の一端側の外壁2Aに
形成されてスクリュウ4が突出する上記孔の周りから上
記隔壁8Aにかけて延びるように、これら外壁2Aと隔
壁8Aとに固定されて配設されており、またこの外壁2
Aに設けられた上記カバー2Cには、スクリュウ4と濾
過体10との間に処理物を供給する供給管13が連結さ
れている。一方、第2の濾過室3Bにおいては、軸線O
方向に隣接する上記第2の濾過体10B,10B同士の
間それぞれに、スクリュウ4が挿通される孔が中央に形
成された平板状の固定体14が、隔壁8A,8B間に渡
された複数の取付軸15…に取り付けられて軸線Oに垂
直かつ互いに平行に固定されることにより、両側の第2
の濾過体10B,10Bの上記フランジと摺動可能に密
着するように介装されていて、軸線O方向に第2の濾過
体10B…と固定体14…とが交互に並ぶように配設さ
れており、スクリュウ4はこれら第2の濾過体10B…
と固定体14の孔との内周に挿入されている。
室3B内において、上記第2の濾過体10B…および固
定体14…の外周に、これらや上記取付軸15…に干渉
しないように複数のカムシャフト16…が互いに周方向
に等間隔かつそれぞれ軸線Oに平行に渡されて、その他
端側に取り付けられたチェーンホイール16Aが上記駆
動装置6の上方に設けられたカムシャフト16駆動用の
他の駆動装置17にチェーン18によって連結されるこ
とにより回転可能に支持されており、これらのカムシャ
フト16…には、各第2の濾過体10B…の上記フラン
ジ外周に摺接可能なカム16B…が取り付けられてい
て、これらのカムシャフト16…が1つの第2の濾過体
10Bに対してそのカム16B…の位相を一致させなが
ら回転されることにより、第2の濾過体10B…は、そ
れぞれの中心軸を中心として互いに独立してスクリュウ
4の周方向にその全周に亙って回転可能に支持されると
ともに、それぞれの中心軸が上記軸線Oと平行とされた
まま該軸線Oに対して偏心して回転させられる。しか
も、カムシャフト16に設けられた上記カム16B…の
位相は、上記軸線O方向に向けて所定の位相差で順次ず
らされており、これにより上記中心軸の偏心の状態が軸
線O方向に隣接する第2の濾過体10B…同士で異なっ
たものとされる。
本実施形態では第1の濾過体10Aの内径よりも大きく
されて、該第2の濾過体10Bが偏心することによって
その内周部がスクリュウ羽根4B外周に接近する部分で
は、該スクリュウ羽根4Bに干渉しない範囲で固定体1
4の上記孔よりも内周側に突出する一方、この内周部が
スクリュウ羽根4B外周から離間する部分では、上記孔
よりも外周側に後退するようにされている。また、この
第2の濾過体10Bの上記濾過部12においては、その
ウェッジワイヤー11…間の濾過間隙の大きさが、第1
の濾過体10Aの濾過部12の濾過間隙よりも小さくさ
れている。
第2の濾過体10A,10B…が配設された第1、第2
の濾過室3A,3Bのそれぞれにおいて、これら濾過体
10A、10B…の外周に、該濾過体10A、10B…
に向けて洗浄液(洗浄水)Lを噴射することにより濾過
体10A,10B…を洗浄する洗浄管19,20が上記
スクリュウ4の回転軸線O方向に向けて延びるように配
設されており、このうち第1の濾過室3Aに配設される
洗浄管19が上記濾過体10(第1の濾過体10A)の
周方向に回動可能とされている。この洗浄管19は、本
実施形態では、ステンレス鋼などの十分な剛性を有する
金属材料により形成された円管状の直管であって、上記
軸線Oに平行となるように、かつこの平行状態を維持し
たまま回動可能に配設されており、その外周には多数の
ノズル19A…が軸線O方向に等間隔に直列に並ぶよう
に、かつ該洗浄管19の回動位置に関わらず、軸線Oに
直交する断面において常に該軸線Oに向けてそのノズル
孔が開口するように設けられている。また、本実施形態
では、このような洗浄管19が第1の濾過体10Aの外
周に複数本(本実施形態では3本)、周方向に等間隔
に、すなわち軸線Oを中心として120°ずつ周方向に
ずらされて配設されており、しかもこれらの洗浄管19
…は、第1の濾過体10Aの外周を周方向に等分割した
範囲、すなわち軸線Oを中心とした中心角120°の円
弧状の範囲内で、互いに一体的に往復回動可能とされて
いる。
濾過体10Aの周方向に一体的に回動自在とするため
に、本実施形態では、この第1の濾過体10Aの外周
に、スクリュウ4の回転軸線Oを中心とする円環状の一
対の取付部材21,21が第1の濾過体10Aの両端部
寄りにそれぞれ設けられ、これらの取付部材21,21
の外周には全周に亙って歯車の歯面21Aが形成されて
いるとともに、同じく第1の濾過体10Aの両端部寄り
の第1の濾過室3A内の下部両側には、上記外壁2Aと
隔壁8Aとから軸線Oに平行に第1の濾過室3A内に突
出させられた支持軸22Aの先端に、上記歯面21Aに
噛合する従動ギア22Bが回転自在に取り付けられた支
持手段22…がそれぞれ設けられ、さらに第1の濾過室
3A内の上部には、モータ等の駆動装置23Aに連結さ
れて回転駆動可能とされた駆動軸23Bがやはり軸線O
に平行に架け渡されていて、この駆動軸23Bには取付
部材21,21の上記歯面21Aに噛合する駆動ギア2
3Cが取り付けられ、駆動手段23が設けられている。
そして、上記洗浄管19…は、その上記ノズル21A…
を軸線Oに向けて上記取付部材21,21の内周に周方
向に等間隔に取り付けられており、上記支持手段22…
によって回転自在に支持された取付部材21,21が駆
動手段23によって120°の範囲で往復回動されるの
に伴い、軸線Oを中心にやはり120°の範囲で往復回
動可能とされる。
いて上記一対の取付部材21,21の中間に、やはり軸
線Oを中心とした円環状の導水管24が配設されてい
て、各洗浄管19…はその中央部分においてこの導水管
24に連結されて互いの内部が連通させられており、従
ってこの導水管24もまた洗浄管19…や取付部材2
1,21と一体的に軸線O回りに120°の範囲で往復
回動可能とされる。そして、この導水管24には、図1
および図4に示すようにその両端部が上記軸線Oに平行
な軸線P,Q,R回りに回動自在かつ互いに液密に連結
された、いわゆるスイベルジョイント構造を採る複数
(本実施形態では2つ)のエルボ管25A,25Bより
なる接続管25の一端(エルボ管25Aの一端)が接続
されるとともに、この接続管25の他端(エルボ管25
Bの他端)は、上記洗浄管19…に向けて洗浄液を供給
する図示されない洗浄液の供給源に連結された供給管2
6に接続されている。なお、これら導水管24、接続管
25、および供給管26もまた、本実施形態では上記洗
浄管19…と同じくステンレス鋼などの十分な剛性を有
する金属材料により形成されている。
24から軸線Oに平行に突出する連結管24Aの先端
に、概略「コ」字状をなす上記エルボ管25Aの折れ曲
がった一端が、上記軸線Pにおいて互いに同軸にこの軸
線P回りに回動自在かつ液密に接続されるとともに、こ
のエルボ管25Aの他端には、両端が互いに逆向きに折
れ曲がったL字状をなしている上記エルボ管25Bの折
れ曲がった一端が、上記軸線Qにおいて互いに同軸に該
軸線Q回りに回動自在かつ液密に接続され、さらにこの
エルボ管25Bの折れ曲がった他端が、上記供給管26
の軸線Oに平行に向けられた先端部26Aに、その上記
軸線Rにおいて同軸に、該軸線R回りに回動自在かつ液
密に接続されている。そして、このように接続されて上
記導水管24と供給管26との間に介装された接続管2
5は、図4に示すように少なくとも導水管24の往復回
動に伴う上記連結管24Aの往復回動範囲S内におい
て、両エルボ管25A,25Bが曲折しながらこの連結
管24Aの往復回動に追従可能とされている。
19…のノズル19Aから噴射される洗浄液Lが、図7
に示すように一般的なスプレーノズルから噴射されるコ
ーン(円錐)状ではなく、図6に示すように第1の濾過
体10Aの周方向に偏平した平面状をなして該第1の濾
過体10Aに噴射されるようになされており、特に洗浄
管19…がスクリュウ4の回転軸線Oに平行とされてい
るのに伴い、この偏平した洗浄液Lがなす平面Tも、略
軸線Oを含む平面方向に延びるように、あるいはこれに
対して5〜10°程度までの極小さな角度で傾斜した平
面方向に延びるようにされている。なお、このように周
方向に偏平した平面状に洗浄液Lを噴射させるには、上
記ノズル19Aの噴射孔も第1の濾過体10Aの周方向
に偏平した形状としたり、あるいは凹円錐状の一般的な
噴射孔の内周面に、上記平面Tに沿って凹溝を形成した
りすればよい。しかして、このようなノズル19Aから
噴射される洗浄液Lは、軸線O方向に関しては三角形状
に広がって、隣接するノズル19A…同士で第1の濾過
体10Aの外周面に該軸線O方向に連続するように噴射
される。一方、このような第1の濾過室3Aに配設され
る回動可能な洗浄管19…に対して、第2の濾過室3B
内に配設される上記洗浄管20は、やはりその外周面に
多数のノズルを備えた一対の洗浄管20,20が、第2
の濾過体10Bの上部両側に軸線Oに平行に上記隔壁8
A,8B間に架け渡された構成とされており、洗浄管1
9…のように回動することなく、これら隔壁8A,8B
に固定されている。
れた第1、第2の濾過室3A,3Bの次の上記ケーキ排
出室3Cにおいては、スクリュウ4のスクリュウシャフ
ト4Aがこのケーキ排出室3Cにまで延長されるととも
に、この延長された部分には、円環状のスリーブ27が
上記軸線O方向に進退可能に外嵌されている。このスリ
ーブ27は、スクリュウ4が挿通されるとともに濾過さ
れたケーキを排出するために上記隔壁8Bに形成された
孔の内径よりも大きな外径を有し、かつその円環状をな
す先端面が外周側に向かうに従いスクリュウシャフト4
Aの他端側に向かうように傾斜したテーパ面状に形成さ
れている。また、このスリーブ27の上記他端側には、
上記外壁2Bに取り付けられたエアシリンダー28のピ
ストンロッドが連結されていて、このピストンロッドが
上記軸線Oに平行に一端側に向けて出没してスリーブ2
7を進退せしめることにより、このスリーブ27と隔壁
8Bの上記孔との間隔を適当に設定して該孔からのケー
キの排出量を調整することが可能となる。
ウプレス式濾過装置においては、まず上記第1の濾過室
3Aに設けられる洗浄管19が上述のようにスクリュウ
4の回転軸線O方向に延びるように配設されて、第1の
濾過体10Aの外周を周方向に回動可能とされているの
で、従来の洗浄管を固定して濾過体を回転させるものに
比べては、濾過体にさほど高い強度や剛性を要したり、
スクリュウの正逆回転にこの濾過体の係脱可能とするよ
うな複雑な装置構造を要したりすることがなく、すなわ
ち比較的簡略な装置構成で濾過体10(第1の濾過体1
0A)の洗浄を行うことができる。また、その一方で、
従来の洗浄管をスクリュウの回転軸線方向に移動させる
ものに対しては、第1の濾過体10Aの全長に比べて短
い全周方向に洗浄管19を移動させればよいので、第1
の濾過体10Aの外周全面を洗浄するのに要する洗浄時
間の短縮を図ることができ、従って上述のような簡略な
構造ながら効率的な洗浄を図ることが可能となる。
体10Aの外周に複数(3本)の洗浄管19…が周方向
に等間隔に配設されており、これらの洗浄管19…が第
1の濾過体10A外周を等分割(3分割)した範囲内で
一体的に往復回動可能とされているので、第1の濾過体
10Aの全周を洗浄するにしても、個々の洗浄管19は
この等分割された範囲内のみを回動すればよく、従って
洗浄時間の一層の短縮を図ることができて、さらに効率
的な洗浄を促すことが可能となる。また、特にこのよう
に複数の洗浄管19…を一体的に回動可能とするのに、
本実施形態においては、第1の濾過体10Aの外周に、
スクリュウ4の軸線Oを中心とする円環状の取付部材2
1,21と、これらの取付部材21,21を軸線O回り
に回転自在に支持する支持手段22…と、取付部材2
1,21を軸線O回りに回動せしめる駆動手段23とを
設けており、この駆動手段によって回動される取付部材
21,21に洗浄管19…が取り付けられているので、
これらの洗浄管19…が周方向に等間隔とされた状態を
維持したまま、確実に軸線O回りに回動させることがで
きる。
可能とされるのに伴い、本実施形態では、これらの洗浄
管19…が円環状の導水管24に接続されるとともに、
この導水管24の上記連結管24Aと洗浄液Lの供給管
26の上記先端部26Aとの間に、スクリュウ4の上記
回転軸線Oに平行な軸線P,Q,R回りに互いに回動自
在かつ液密に連結された複数のエルボ管25A,25B
よりなる接続管25が介装されており、これらのエルボ
管25A,25Bが軸線P,Q,R回りに回動しながら
接続管25が曲折して導水管24の回動に追従し、上記
供給源からの洗浄液Lを確実に洗浄管19…に供給して
噴射することができる。しかるに、この点、例えば当該
濾過装置が比較的小型のものであって、供給源からの洗
浄液Lの供給圧もそれほど高くない場合には、このよう
な接続管25に代えてゴム管等のフレキシブルチューブ
を用いることが可能であるが、供給圧が高くなるとこの
ようなゴム管等では破裂等が生じるおそれがあるのに対
し、上述のようなエルボ管25A,25Bよりなる接続
管25を洗浄管19…と供給源との間に介装した本実施
形態の濾過装置によれば、これらのエルボ管25A,2
5Bを剛性の高い金属材料等によって形成することがで
きるので、供給圧が低い場合から高い場合においても、
安定かつ確実な洗浄液Lの供給を図ることが可能とな
る。
管19が周方向に回動可能とされているのに対し、この
洗浄管19のノズル19Aから噴射される洗浄液Lが、
この第1の濾過体10Aの周方向に偏平した平面状をな
して該第1の濾過体10Aの外周面に向けて噴射可能と
されており、すなわち、この洗浄管19と濾過体10と
が相対的に移動する方向に偏平した平面状の洗浄液Lが
噴射されるようになされている。しかるに、この点につ
いても、例えば一般的なコーン状に洗浄液を噴射した場
合には、図7に示すようにこのコーンの中心線周辺では
洗浄液の供給量および供給圧が高い反面、コーンの外周
側では供給量および供給圧とも小さくなるのに対し、本
実施形態のように偏平した平面状に洗浄液Lを噴射すれ
ば、図6に示すようにこの洗浄液Lが偏平した方向、す
なわち周方向についてはこのような洗浄液Lの供給量お
よび供給圧の低下を生じることがなく、しかも供給され
る洗浄液Lの供給量および供給圧が同じなら、上記コー
ンの中心線周辺よりも高い供給量および供給圧を得るこ
とができる。そして、このように噴射される洗浄液L
が、洗浄管19の回動に伴い第1の濾過体10Aの外周
を洗い流してゆくので、本実施形態によれば高圧・大量
の洗浄液Lによってさらに効率的な洗浄を図ることが可
能となるのである。
1の濾過体10Aはもとより上記第2の濾過体10につ
いても、その胴周部に形成される濾過部12が、多数の
ウェッジワイヤー11…を、その断面先細りとなる側を
外周側に向けて互いに極小さな濾過間隔を開けて取り付
けられたものであり、従って濾過体10内を搬送される
処理物中の固形分がこの濾過間隔から漏れ出て濾過体1
0外周に付着したとしても、隣接するウェッジワイヤー
11…間の間隔は外周側に向かうほど大きくなるので、
かかる付着物を除去し易いという利点が得られる。そし
て、上記第1の濾過体10Aにおいてその濾過部12
は、この多数のウェッジワイヤー11…がそれぞれ軸線
O方向に延びて、互いに周方向に上記濾過間隔を開けて
並ぶように配設されているのに対し、回動可能な洗浄管
19…から噴射される洗浄液Lはこの周方向に移動しな
がら該濾過部12を洗浄することとなるので、図6に示
したように洗浄液Lは外周側に大きく開いたウェッジワ
イヤー11…間に向けて真っ直ぐ噴射させられることと
なり、上述のように除去され易い付着物を直接的に弾き
飛ばすように洗浄することが可能となって、より一層効
率的かつ確実な洗浄を図ることができる。
の次の第2の濾過室3Bにおいては洗浄管20が固定さ
れたままとされているが、この第2の濾過室3Bにおい
ても、同様に洗浄管20を回動させるようにしてもよ
い。ただし、この第2の濾過室3Bにおける上記第2の
濾過体10B…は、それぞれが上述のようにその周方向
に全周に亙って回転可能に支持されていて、スクリュウ
4との間を搬送される処理物との接触などによって回転
させられるので、本実施形態のように固定された洗浄管
20,20から噴射される洗浄液Lによっても十分効率
的な洗浄を行うことができる。
スクリュウの回転軸線方向に延びる洗浄管を濾過体の外
周に周方向に回動可能に配設することにより、複雑な装
置構造や濾過体に高い強度を要したりすることなく、洗
浄時間の短縮を図って効率的かつ確実な洗浄を行うこと
ができる。また、複数のこのような洗浄管を周方向に等
間隔に配設して一体的に往復回動可能とすれば、一層の
洗浄時間を短縮することができ、洗浄液を濾過体の周方
向に偏平した平面状に噴射すれば、より効率的な洗浄を
図ることができ、この濾過体の濾過部を、上記軸線方向
に延びるウェッジワイヤーによって形成すれば、この濾
過部に付着する付着物の確実な除去を図ることができ
る。さらに、上記濾過体の外周に、上記洗浄管が取り付
けられる円環状の取付部材と、これを回転自在に支持す
る支持手段および回動駆動する駆動手段とを備えれば、
洗浄管をより確実に周方向に回動させることができ、さ
らに洗浄管と洗浄液の供給源との間に、複数のエルボ管
を互いに回転自在かつ液密に連結した接続管を介装すれ
ば、洗浄液を高圧で供給する場合でも洗浄管の回動を維
持しつつ確実に給送することが可能となる。
示す斜視図である(ただし、スクリュウ4は図示が略さ
れている。)。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状の濾過体の内周にスクリュウが回転
可能に挿入されて、このスクリュウの一端側から上記濾
過体との間に供給された処理物を、該スクリュウの回転
によって他端側に搬送しつつ、上記濾過体により濾過す
るスクリュウプレス式濾過装置であって、上記濾過体の
外周には、上記スクリュウの回転軸線を中心とする円環
状の取付部材と、やはり上記回転軸線を中心とした円環
状の導水管と、上記取付部材を上記回転軸線回りに回転
自在に支持する支持手段と、該取付部材を上記回転軸線
回りに回動せしめる駆動手段とが設けられているととも
に、上記濾過体に向けて洗浄液を噴射することにより該
濾過体を洗浄する洗浄管が、上記スクリュウの回転軸線
方向に向けて延びるように配設されており、この洗浄管
が複数本、その中央部分において上記導水管に連結され
て互いの内部が連通させられるとともに、上記取付部材
に取り付けられて上記濾過体の周方向に回動可能とされ
ていることを特徴とするスクリュウプレス式濾過装置。 - 【請求項2】 上記濾過体の外周には複数の上記洗浄管
が周方向に等間隔に配設されて、上記濾過体の外周を周
方向に等分割した範囲内で一体的に往復回動可能とされ
ていることを特徴とする請求項1に記載のスクリュウプ
レス式濾過装置。 - 【請求項3】 上記洗浄液は、上記濾過体の周方向に偏
平した平面状をなして上記濾過体に向けて噴射させられ
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のス
クリュウプレス式濾過装置。 - 【請求項4】 上記洗浄管と、該洗浄管に上記洗浄液を
供給する供給源との間には、上記回転軸線に平行な軸線
回りに互いに回動自在かつ液密に連結された複数のエル
ボ管よりなる接続管が、その一端を上記導水管に接続さ
せて介装されていることを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のスクリュウプレス式濾過装
置。
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JP2002224507A JP2002224507A (ja) | 2002-08-13 |
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CN117602793B (zh) * | 2023-12-21 | 2024-08-27 | 江苏鑫捷环保科技有限公司 | 一种固废回收利用处理系统 |
-
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- 2001-01-31 JP JP2001024899A patent/JP3522701B2/ja not_active Expired - Fee Related
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